JP6324191B2 - 経路探索システム、経路案内システム、方法、プログラム - Google Patents

経路探索システム、経路案内システム、方法、プログラム Download PDF

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本発明は、経路探索システムに関するものである。
従来より、登山の経路を決定し、その経路にしたがって経路案内をする技術が存在する。ある従来技術においては、目的地を設定することにより現在位置から目的地までの所要予定時間を予測する(特許文献1)。
特開平11−271086号公報
しかし、上記の従来技術においては、登山口から下山口の経路のみを案内する。このため、別途、出発地(例えば、自宅)から登山口の経路および下山口から到着地(例えば、自宅)までの経路の検索を行う必要があった。このため、出発地から到着地までの経路探索を一括して行う技術が望まれていた。そのほか、従来の経路探索システムにおいては、その操作の簡便化や、使い勝手の向上、処理速度の向上、低コスト化、省資源化等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、経路探索システムが提供される。この経路探索システムは、登山道の経路データを含む登山経路データと、前記登山道の経路データを含まず車道と公共交通機関との少なくとも一方の経路データを含む一般経路データと、を格納する記憶部と;経由地と、出発地と、到着地とを含む指定情報を受け取る入力部と;前記経由地に基づいて、前記経由地が属する山域を特定し、前記山域に基づいて前記登山経路データに含まれる経路データのうち検索対象とすべき範囲を選択する選択部と;前記範囲の登山経路データと、前記一般経路データとに基づいて、前記出発地から前記経由地を経由して到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定する決定部と;を備える。このような形態の経路探索システムであれば、出発地から到着地までの経路探索を一括して行うことができる。
(2)上記形態の経路探索システムにおいて、前記登山経路データは、登山口及び下山口の位置情報を含み、前記決定部は、前記経路において経由する登山口及び下山口を決定できるとしてもよい。このような形態の経路探索システムであれば、予め登山口と下山口とを設定する必要が無く、出発地から到着地までの経路探索を一括して行うことができる。
(3)上記形態の経路探索システムにおいて、前記決定部は、前記登山口から前記下山口までの経路を、基準時間内に移動するように、前記経路および前記移動スケジュールを決定してもよい。この形態の経路探索システムによれば、基準時間内に登山口から下山口まで移動可能か否かに応じて経路の変更を行うことができるため、利便性の高い経路探索を行うことができる。
(4)上記形態の経路探索システムにおいて、前記決定部は、(i)宿泊をしないと仮定した場合の、前記出発地から、前記登山口と、前記経由地と、前記下山口とを経由して前記到着地に至る仮経路を決定し、さらに、前記仮経路に基づいて、前記仮経路の仮移動スケジュールを決定し、(ii)前記仮経路と、前記仮移動スケジュールと、前記基準時間とに基づいて、宿泊地を決定し、(iii)前記出発地から、前記登山口と、前記経由地と、前記下山口と、前記宿泊地とを経由して前記到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定してもよい。この形態の経路探索システムによれば、基準時間内に登山口から下山口まで到着できない場合であっても、宿泊地を経由した経路を探索することができる。このため、利便性の高い経路探索を行うことができる。
(5)上記形態の経路探索システムにおいて、前記入力部は、さらに、前記経由地に滞在する時間の情報を受け取ることができ、前記決定部は、前記登山口から前記下山口までの経路を、前記基準時間内に移動できないと判断した場合に、前記経由地に滞在する時間を短縮した移動スケジュールを決定してもよい。この経路探索システムによれば、基準時間内に、登山口から下山口まで到着できない場合に、経由地に滞在する時間を短縮することができる。このため、利便性の高い経路探索を行うことができる。
(6)上記形態の経路探索システムにおいて、前記記憶部は、さらに、少なくとも一部の経路において経路を利用できる時期を示す時期データを格納しており、前記決定部は、日時情報に基づいて、前記時期データを参照し、利用できる経路のみから構成される経路を決定してもよい。この形態の経路探索システムによれば、日時情報に基づいて経路を探索できる。このため、例えば、冬季は通行止めである経路がある場合に、このような事情を勘案した経路を探索でき、利便性の高い経路探索を行うことができる。
(7)上記形態の経路探索システムにおいて、前記入力部は、さらに、前記登山口と前記下山口との少なくとも一方に移動するための移動手段の情報を受け取ることができ、前記移動手段が自動車の場合に、前記決定部は、前記登山口もしくは前記下山口の少なくとも一方に基づいて駐車場を決定し、前記駐車場を前記登山口の前と、前記下山口の後に経由する経路を決定してもよい。この形態の経路探索システムによれば、駐車場を考慮した経路を探索できる。このため、利便性の高い経路探索を行うことができる。
(8)本発明の他の形態によれば、経路案内システムが提供される。経路案内システムは、上記の経路探索システムを備え、現在位置を取得する取得部と;前記現在位置と、前記経路とに基づいて、経路案内を表示する表示部と、を備える。この形態の経路案内システムによれば、登山口から下山口までの経路のみでなく、出発地から到着地までの経路案内を一括して行うことができる。
(9)上記形態の経路案内システムにおいて、さらに、前記現在位置が前記登山道にある場合であって、所定の指示が入力された場合に、前記現在位置から最も近い下山口に到着できる経路に前記経路を変更する変更部、を備えてもよい。この形態の経路案内システムによれば、例えば、緊急事態が発生した場合に、速やかに下山口に到着する経路を案内できる。このため、利便性の高い経路案内を行うことができる。
本発明は、経路探索システム以外の種々の態様で実現することが可能である。例えば、経路探索装置や、経路探索方法、その方法を実現するためのコンピュータプログラムや、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態である経路案内システムのハードウェア構成を示す図。 実施形態の経路探索処理の流れを示すフローチャート。 指定情報の入力画面W1の一例を示す図。 登山経路の一例を示す図。 表示パネル202に表示される移動スケジュール画像W2の一例を示す図。 経路案内処理の流れを示すフローチャート。 表示パネル202に経路が表示された画像W3の一例を示す図。 表示パネル202に緊急時の経路が表示された画像W4の一例を示す図。
A.実施形態:
A1.全体構成:
図1は、本発明の実施形態である経路探索システムのハードウェア構成を示す図である。実施形態の経路探索システムは、地図サーバ150と、経路探索サーバ100と、携帯電話200と、を含む。
携帯電話200は、GPSユニット201と、表示パネル202と、音声出力部203と、振動機構204と、通信部205と、コマンド入力部206と、時計部209と、主制御部210と、通話制御部220とを有している。
GPSユニット201は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)の衛星からの電波を受信するためのアンテナを含むユニットである。GPSのアンテナが受信する電波に基づいて、GPSユニット201は、携帯電話200の現在位置を表す現在位置情報を生成することができる。
表示パネル202は、画像を表示することができる液晶ディスプレイである。音声出力部203は、スピーカを含む装置であって、経路案内などのユーザへのメッセージやメロディなどを音声で出力できる装置である。振動機構204は、所定のパターンの振動でユーザの注意を促すことができる装置である。本明細書においては、画像、音声、振動を出力する装置202〜204を、まとめて「出力部」と呼ぶことがある。
通信部205は、インターネットINTを介して経路探索サーバ100や、地図サーバ150と通信を行い、情報を送受信することができる。コマンド入力部206は、テンキー206aとカーソルキー206bとを含む。ユーザは、テンキー206aとカーソルキー206bを介して携帯電話200に情報を入力する。時計部209は、主制御部210からの要求に応じて、現在時刻を表す現在時刻情報を出力する。通話制御部220は、通話のための着信呼出、音声/電気信号の変換などを行う回路である。
主制御部210は、携帯電話200の各部を制御するための制御ユニットである。主制御部210は、それらの制御に使用されるCPU、RAM、ROMを備えている。たとえば、主制御部210は、CPUでアプリケーションソフトウェア212を実行することによって携帯電話200の各部を制御し、出発場所から到着場所までの経路を表す経路データを入手して、その経路を表示パネル202に表示することができる。
経路探索サーバ100は、通信部102と、制御部104と、記憶部106とを有している。通信部102は、インターネットINTを介して地図サーバ150、および携帯電話200と通信を行うことができる。記憶部106は、経路探索のための経路ネットワークデータを格納している。
経路ネットワークデータは、異なる種類の経路データを含む。具体的には、経路ネットワークデータは、一般経路データ107と、登山経路データ108とを含むデータを格納している。一般経路データ107は、車経路データと、公共交通機関の経路データと、歩行経路データを含む。車経路データは、車が通行可能な経路(車道)に関する経路データである。公共交通機関の経路データは、公共交通機関(例えば、電車やバス)が通行可能な経路(例えば、線路やバスの経路)に関する経路データである。歩行経路データは、歩行者が通行可能な経路(例えば、歩行者道)に関する経路データである。登山経路データ108は、登山道の経路データを含む。また、登山経路データは、登山口及び下山口の位置情報を含む。記憶部106は、さらに、地図サーバ150、および携帯電話200から受け取ったデータ、およびそれらに基づいて生成されたデータを格納する。
経路ネットワークデータは、ノード情報と、アーク情報(リンク情報)、属性情報とを含む。ノード情報は、カーブの開始点や終了点、POI(Point of interest)などの地点を表すデータである。「POI」とは、一般的な登山者が興味をいだく特定の場所をいい、例えば、山頂や、景勝地や、休憩所や、交差点や、分岐点をいう。
アーク情報は、ノードとノードの間の経路であるアークを表すデータであり、例えば、車道や、線路や、歩行者道や登山道などの経路を表すデータである。各アークには固有のIDが割り当てられている。各アーク情報は、(i)それぞれのアークに含まれる多数の地点の緯度および経度のデータや、(ii)各アークを通過するのに要する時間のデータであって、アークの一端から他端まで移動するのに要する時間のデータと、その逆の方向(他端から一端まで)に移動するのに要する時間のデータや、(iii)各アークを通過するのに必要な費用(例えば、電車代やバス代)のデータを含んでいる。
属性情報は、ノードあるいはアークに関連づけられており、その属性を示す情報である。属性情報は、ノードやアークに関する様々なデータを含む。ノードに関連付けられる属性情報は、例えば、ノードの属する山域の情報や、ノードの名称(例えば、駅名や山頂名)や、ノードの種類(例えば、休憩所であること)や、その他の情報(例えば、標高)を含んでいる。
アークに関連づけられる属性情報は、例えば、アークの名称(例えば、車道の名称や橋の名称)や、アークの種類(例えば、高速道路や有料道路や自転車専用道路)や、アークの特徴(例えば、景色のきれいさや難易度)を含んでいる。1つのノードあるいはアークに関連づけられる属性情報は、1つである場合もあり、複数である場合もある。
経路探索サーバ100の制御部104は、記憶部106に格納されている経路ネットワークデータを参照しつつ、出発場所や到着場所その他の探索条件の情報に基づいて、ルートを探索する。そして、制御部104は、出発場所から到着場所に至る経路を表す経路データを生成し、携帯電話200に送信する。経路データは、ノード情報、アーク情報、その他各種の情報を含む。
地図サーバ150は、通信部152と、制御部154と、地図データベース156とを有している。通信部152は、インターネットINTを介して経路探索サーバ100や携帯電話200と通信を行うことができる。
地図データベース156は、携帯電話200において表示パネル202に地図画像を表示するために携帯電話200に送信される地図画像データを格納している。地図画像データは、経路を表すベクトルデータを含んでいる。制御部154は、携帯電話200から受け取ったデータに基づいて携帯電話200が要求する領域の地図画像であって、予め定められた大きさの地図画像を表す地図画像データを特定し、通信部152を介して携帯電話200に送信する。
A2.経路探索:
図2は、実施形態の経路探索処理の流れを示すフローチャートである。ステップS100では、携帯電話200の主制御部210は、コマンド入力部206を介して、ユーザから、検索条件の情報(以下、「指定情報」ともよぶ)を受け取る。
図3は、指定情報の入力画面W1の一例を示す図である。入力画面W1は、入力欄C10〜C70と、キャンセルボタンB10と、検索開始ボタンB20と、を備える。
入力欄C10は、ユーザにより第1目的地が入力される欄である。本実施形態において、ユーザによる目的地の入力により、入力欄C10に候補名が表示されるため、ユーザは、その候補名の中から意図した目的地を選択できる。このような態様は、以下に説明する入力欄C16、C20、C30においても同じである。入力欄C12は、ユーザにより第1目的地への到着日時が入力される欄である。入力欄C14は、ユーザにより第1目的地での滞在時間が入力される欄である。
入力欄C16は、ユーザにより第2目的地が入力される欄である。入力欄C18は、ユーザにより第2目的地への到着日時が入力される欄である。入力欄C19は、ユーザにより第2目的地での滞在時間が入力される欄である。目的地への到着日時は、入力欄C12もしくは入力欄C18の一方に入力される。目的地の滞在時間は入力されていなくてもよい。また、本実施形態において、目的地が入力できる数は二つとしているが、1つ以上であればよい。
入力欄C20は、ユーザにより出発場所が入力される欄である。ユーザは、入力欄C20へ、駅の名称や、住所などを入力することができる。入力欄C25は、出発場所を現在位置に指定する場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。入力欄C25が選択された場合、主制御部210は、携帯電話200のGPSユニット201により生成された現在位置情報を、出発場所と指定する。入力欄C27は、ユーザにより出発日時が入力される欄である。
入力欄C30は、ユーザにより到着場所が入力される欄である。ユーザは、入力欄C30へ、駅の名称や、住所などを入力することができる。入力欄C35は、到着場所を現在位置に指定する場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。入力欄C35が選択された場合、主制御部210は、携帯電話200のGPSユニット201により生成された現在位置情報を、到着場所と指定する。入力欄C37は、ユーザにより到着日時が入力される欄である。
入力欄C40は、登山時が山中行動可能時間帯でなくてもよいという場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。入力欄C40がチェックされない場合、登山時は、山中行動可能時間帯となるように経路が決定される。なお、山中行動可能時間帯とは、山中で安全に行動できるとされている時間をいう。本実施形態において、山中行動可能時間帯は、5時から15時とする。
入力欄C50は、経路の途中で宿泊してもよいという場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。また、入力欄C60は、テント場で宿泊してもよいという場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。入力欄C70は、車を利用する場合にチェックを入れるためのチェックボックスである。なお、入力欄C40からC70は、選択がされていなくもよい。
図2のステップS100において、携帯電話200の主制御部210は、検索開始ボタンB20が押下されることにより、ユーザの入力した指定情報を、通信部205を通じて経路探索サーバ100に送信する。ここでは、指定情報の内容は以下の内容とする。(i)図3の入力欄C10からC14において、第1目的地を「A山山頂」、第1目的地への到着日時を「10月10日12時」、第1目的地での滞在時間を「30分」と入力され、(ii)入力欄C16において、第2目的地を「E展望台」と入力され、(iii)入力欄C20および入力欄C30において、出発場所および到着場所を「Z駅」と入力されたものとする。
図4は、登山経路の一例を示す図である。C口、F口およびG口は、登山口もしくは下山口である。C口はC駅と直結しており、F口はF駅と直結しており、G口はG駅と直結している。1号路は、C口―E展望台間の経路をいう。2号路は、C口―B寺―E展望台間の経路をいう。3号路は、E展望台―A山山頂間の経路をいう。4号路は、C口―D滝―A山山頂間の経路をいう。5号路は、F口―D滝間の経路をいう。6号路は、A山山頂―G口間の経路をいう。なお、Z駅は、H駅を経由してC駅およびF駅とつながっており、Z駅周辺にユーザの自宅があるとする。
図2のステップS110において、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200から受け取った指定情報に基づいて、目的地が属する山域を特定し、山域に基づいて登山経路データに含まれる経路データのうち、検索対象とすべき範囲を選択する。本実施形態において、目的地は「A山山頂」および「E展望台」である。「A山山頂」および「E展望台」は、A山山域に属するとする。このため、制御部104は、目的地が属する山域として、A山山域を特定する。その後、制御部104は、登山経路データに含まれる経路データのうち、A山山域に属する経路であって、検索対象とすべき範囲である1号路から6号路(図4参照)を選択する。1号路から6号路は、A山山域に属する経路であるため、検索対象とすべき範囲として選択される。なお、ステップS110の処理を行う制御部104の機能部を、選択部112として、図1に示す。
ステップS120において、制御部104は、検索対象とされた範囲の登山経路データ108と、一般経路データ107とに基づいて、出発場所(Z駅)から目的地(A山山頂、E展望台)を経由して到着場所(Z駅)に至る経路を決定し、さらに、その経路に基づいて移動スケジュールを決定する。経路は、想定されるすべての経路について検索される。例えば、その山域に複数の登山口もしくは複数の下山口がある場合、制御部104は、全ての登山口および下山口を考慮して経路を決定する。つまり、制御部104は、(i)出発場所(Z駅)から登山口までの経路、および、(ii)下山口から到着場所(Z駅)までの経路については、一般経路データ107に基づいて経路を検索し、(iii)登山口から目的地(A山山頂、E展望台)を経由して下山口に至る経路は、登山経路データ108に基づいて検索する。本実施形態において、制御部104は、出発場所(Z駅)からの出発時間から到着場所(Z駅)への到着時間までの所要時間が最も短い候補経路を、経路として決定する。このように経路を決定することにより、行きや帰りの公共交通機関の運行状況も考慮した経路とすることができる。このため、例えば、公共交通機関の最終発車時刻に間に合わないような経路を選択されず、また、乗るべき公共交通機関の特定も容易となる。
経路の決定後、制御部104は、経路に基づいて、経路の移動スケジュールを決定する。なお、ステップS120の処理を行う制御部104の機能部を、決定部114として、図1に示す。本実施形態において制御部104が決定した経路は、図4における5号路、4号路、3号路、1号路をその順に通過する経路とする。なお、A山山頂とE展望台を経由する経路として、1号路、3号路、6号路をその順に通過する経路(C口からG口に向かう経路)が一般的な経路(例えば、登山経路としては最も距離の短い経路)であったとしても、出発場所からの出発時間から到着場所への到着時間までの所要時間が最も短い経路という観点から、上記経路が決定される。このようにすることにより、登山経路を検索しつつ、登山口までの経路および下山口からの経路の移動も考慮に入れた利便性の高い経路案内を行うことができる。この結果、従来行なわれていたように、登山道の経路を決めつつ、時刻表などを考慮しながら登山口までの経路および下山口からの経路を決定する煩わしさを軽減できる。
なお、本実施形態において、記憶部106は、少なくとも一部の経路において経路を利用できる時期を示す時期データを格納している。このため、経路を決定する際、制御部104は、入力画面W1に入力された日時情報に基づいて、時期データを参照し、利用できる経路のみから構成される経路を決定できる。制御部104により、決定した経路の中に通行ができない経路が含まれていると判断された場合、制御部104は、通行できない経路を含まない経路に再決定する。このようにすることにより、例えば、冬季は通行できない登山道があった場合に冬季においてその登山道を含まない経路を決定できる。このため、利便性の高い経路案内を行うことができる。
また、入力画面W1により入力欄C70にチェックがされている場合(自動車を利用する場合)、つまり、登山口と下山口との少なくとも一方に移動するための移動手段の情報を受け取った場合、制御部104は、出発場所と登山口との間、および、下山口と到着場所との間に、同一の駐車場を経由する経路を決定できる。具体的には、制御部104は、記憶部106に格納されている一般経路データ107に基づいて、登山口または下山口に最も近い駐車場を経由地に決定する。また、制御部104は、出発場所から駐車場までの経路および駐車場から到着場所までの経路について、車両の通行可能な経路を決定する。このようにすることにより、駐車場を考慮した経路を探索できる。このため、利便性の高い経路探索を行うことができる。
ステップS130において、制御部104は、決定した経路および移動スケジュールについて通信部102を介して携帯電話200に送信され、携帯電話200の主制御部210は、決定した経路および移動スケジュールを表示パネル202に表示する。
図5は、表示パネル202に表示される移動スケジュール画像W2の一例を示す図である。移動スケジュールは、経路および記憶部106に格納されている各アーク間を通過するのに要する時間に基づいて、制御部104により決定される。
なお、経路および移動スケジュールが決定した場合、制御部104は、登山口への到着時間から下山口への到着時間までの時間帯(以下、「山中行動時間」ともよぶ)が、山中行動可能時間帯であるか否かを判断する。本実施形態において、山中行動可能時間帯は、5時から15時である。なお、入力画面W1において入力欄C40がチェックされている場合、制御部104は、山中行動時間が、山中行動可能時間帯であるか否かの判断は行わない。
山中行動時間が山中行動可能時間帯である場合、制御部104は、決定した経路および移動スケジュールを携帯電話200に送信する。このようにすることにより、出発場所から到着場所までの経路探索を一括して行うことができる。
一方、制御部104により、山中行動時間が山中行動可能時間帯ではないと判断した場合、制御部104は、下記の探索方法により経路および移動スケジュールの再決定を行う。つまり、再決定を行なう前の経路および移動スケジュールを、仮経路および仮移動スケジュールとした上で、新たな経路および移動スケジュールを決定する。探索方法としては、以下の順で探索を行う。具体的には、(i)第1目的地(A山山頂)での滞在時間を短縮した経路の探索、(ii)第1目的地(A山山頂)への到着時間を変更した経路の探索、(iii)宿泊地を経由した経路の探索である。
上記(i)、(ii)を優先して探索することにより、制御部104は、経路の変更を伴わず、移動スケジュールの再決定のみを行う。また、上記(i)、(ii)、(iii)をこの順に優先して検索することにより、探索時間が短縮でき、迅速にユーザに通知することができる。なお、本実施形態においては、上記順番で探索を行なうが、本発明はこれに限られない。
(i)第1目的地(A山山頂)での滞在時間を短縮した経路の探索:
制御部104は、第1目的地(A山山頂)での滞在時間を短縮した経路の探索を行う。本実施形態において、制御部104は、第1目的地(A山山頂)での滞在時間を5分の1短縮させた移動スケジュールの調整を行う。移動スケジュールの調整により、山中行動時間が、山中行動可能時間帯となった場合、制御部104は、調整後の移動スケジュールを、移動スケジュールとして決定する。
(ii)第1目的地(A山山頂)への到着時間を変更した経路の探索:
制御部104は、第1目的地(A山山頂)への到着時間を変更した経路の探索を行う。具体的には、移動スケジュールに基づいて、登山口への到着時間が山中行動可能時間帯を外れていると制御部104が判断した場合、制御部104は、登山口への到着時間が山中可能時間帯となるように移動スケジュールを再調整する。つまり、制御部104は、登山口への到着時間が山中行動可能時間帯の開始時刻となるように移動スケジュールを再調整する。一方、移動スケジュールに基づいて、下山口への到着時間が山中行動可能時間帯を外れていると制御部104が判断した場合、制御部104は、下山口への到着時間が山中可能時間帯となるように移動スケジュールを再調整する。つまり、制御部104は、下山口への到着時間が山中可能時間帯の終了時刻となるように移動スケジュールを再調整する。移動スケジュールの調整により、山中行動時間が、山中行動可能時間帯となった場合、制御部104は、調整後の移動スケジュールを、移動スケジュールとして決定する。
(iii)宿泊地を経由した経路の探索:
制御部104は、宿泊地を経由した経路および移動スケジュールへの決定を行う。具体的には、制御部104は、山中行動時間が終わる時間に最も近い宿泊場所を検索し、その宿泊場所を経由地とする。なお、宿泊場所に宿泊するとした移動スケジュールの宿泊地からの出発時刻は、翌日の山中行動可能時間帯の開始時刻とする。この経路探索は、入力画面W1における入力欄C50(宿泊してもよい場合にチェックする欄(図3参照))にチェックがなされている場合にのみ行う。入力欄C60(テント場で宿泊してもよい場合にチェックする欄(図3))にチェックがなされている場合、宿泊地の候補としてキャンプ場も含まれる。
このようにしてステップS120で決定された経路および移動スケジュールが、ステップS130において表示パネル202に表示される。
A3.経路案内:
図6は、経路案内処理の流れを示すフローチャートである。表示パネル202により登山経路案内指示を受けた場合(図5における「登山ナビ開始ボタンB30」がユーザにより押下された場合)、ステップS200において、主制御部210はGPSユニット201より現在位置を取得し、ステップS210において、携帯電話200の主制御部210は、登山経路を表示し、経路案内を開始する。
図7は、表示パネル202に経路が表示された画像W3の一例を示す図である。画像W3には、決定された経路と、現在位置K1と、緊急ボタンB50と、ナビ終了ボタンB60とが表示されている。緊急ボタンB50は、緊急事態が発生した際に、ユーザにより押下されるボタンである。ナビ終了ボタンB60は、経路案内を終了する際に、ユーザにより押下されるボタンである。
経路は、以下の方法により表示される。経路探索サーバ100の制御部104は、経路データを、通信部102を介して携帯電話200に送信する。携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202への表示範囲に応じた地図画像データを地図サーバ150へ通信部205を介して要求し、地図サーバ150の制御部154は、主制御部210の要求に応じた地図画像データを、地図データベース156から選択した後、通信部152を介して携帯電話200に送信する。携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202を制御して、表示パネル202に経路周辺の地図などの画像を表示する。
ステップS220において、主制御部210は、緊急ボタンB50が押下されたかどうか判断する。緊急ボタンB50が押下されたと主制御部210が判断した場合(ステップS220:Yes)、経路探索サーバ100の制御部104が、現在位置から最短距離の下山口への経路探索を行う。なお、ステップS220の処理を行う制御部104の機能部を、変更部116として、図1に示す。
具体的には、主制御部210は、通信部205を介して経路探索サーバ100へ緊急事態である旨および現在位置を送信する。経路探索サーバ100の制御部104は、記憶部106に格納されている経路データに基づいて、携帯電話200から受信した現在位置に最も近い下山口を決定し、現在位置から決定した下山口への経路を決定する。制御部104は、経路データを、通信部102を介して携帯電話200に送信する。携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202への表示範囲に応じた地図画像データを地図サーバ150へ通信部205を介して要求し、地図サーバ150の制御部154は、主制御部210の要求に応じた地図画像データを、地図データベース156から選択した後、通信部152を介して携帯電話200に送信する。携帯電話200の主制御部210は、表示パネル202を制御して、表示パネル202に出力経路周辺の地図などの画像を表示し、処理はステップS200に戻る。
図8は、表示パネル202に緊急時の経路が表示された画像W4の一例を示す図である。図8には、現在位置から最も近い下山口であるF口への経路が示されている。このようにすることにより、緊急事態が発生した場合に速やかに下山口に到着する経路を案内できる。
緊急ボタンB50が押下されていないと主制御部210が判断した場合(ステップS220:No)、図6のステップS230において、主制御部210は、登山経路の案内を終了するか否かを判断する。現在位置が下山口を含む所定範囲内となった場合や、ユーザによりナビ終了ボタンB60の押下があった場合に、主制御部210は、経路案内終了と判断する(ステップS240:Yes)。
主制御部210により経路の案内を終了しないと判断した場合(ステップS240:No)、処理はステップS200に戻る。
なお、本実施形態における「目的地」が、課題を解決するための手段における「経由地」に相当する。「出発場所」が「出発地」に相当し、「到着場所」が「到着地」に相当する。「GPSユニット201」が、「取得部」に相当し、「表示パネル202」が、「表示部」に相当し、「コマンド入力部206」が、「入力部」に相当し、「山中行動可能時間帯」が、「基準時間内」に相当する。「ステップS100」が、「工程(b)」に相当し、「ステップS110」が、「工程(c)」に相当し、「ステップS120」が「工程(d)」に相当する。また、「山中行動可能時間帯」が、「基準時間内」に相当する。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
本実施形態において、経路の決定は、出発場所から出発した時間から到着場所まで到着した時間までの所要時間が最短となる経路としたが、本発明は、これに限られない。例えば、決定される経路は、(i)経路の合計の距離が最短の経路としてもよく、(ii)登山経路を歩行する時間が最短となる経路としてもよく、(iii)登山経路を歩行する距離が最短となる経路としてもよく、(iv)目的地での滞在時間が最長となる経路としてもよい。また、決定される経路は、(v)特定の移動手段(例えば、車や、自転車や、二輪自動車)を用いる経路としてもよく、(vi)費用(例えば、電車代や、駐車場代)の安い経路としてもよく、(vii)移動が簡便な経路(例えば、公共交通機関の乗り換え回数が少ない経路)としてもよく、(viii)登山経路の特徴(景色や難易度)に基づいた経路としてもよい。また、決定される経路は、(ix)過去に経路案内に用いた経路を制御部104により記憶部106に記憶させ、決定される経路は、最も多く経路案内された経路としてもよい。経路の決定の優先順位を決める方法としては、予め定めておいてもよく、ユーザに選択させてもよい。ユーザに選択させる方法としては、例えば、検索条件に優先事項を決める項目を設け、ユーザに選択させる方法がある。
B2.変形例2:
本実施形態において、山中行動可能時間帯は、5時から15時としたが、本発明は、これに限られない。山中行動可能時間帯は、その山の特性や気候や規則に応じて個別に決定されてもよく、季節に応じて変更されてもよい。例えば、山中行動可能時間帯は、日の出時刻および日の入時間に基づいて決定されてもよく、その山の天候に基づいて決定されてもよい。このようにすることにより、より安全な移動スケジュールを決定できる。また、山中行動可能時間帯は、荷物の重量や、年齢、登山経験などのユーザの特性に応じて設定されてもよい。このようにすることにより、ユーザに応じた移動スケジュールを決定できる。また、入力画面W1に入力欄を設けることにより、山中行動時間帯を、ユーザが直接入力できるようにしてもよい。
B3.変形例3:
本実施形態において、地図を用いた経路案内は登山中のみとしている。しかし、本発明はこれに限られない。例えば、移動手段として自動車を使用する場合、出発場所から到着場所までの経路について地図を用いて案内してもよい。また、本実施形態の出発場所および到着場所は、駅としているが、本発明はこれに限られない。出発場所および到着場所の少なくとも一方を、自宅や通勤場所などの特定の場所とした場合、特定場所からの経路や特定場所までの経路について地図を用いて案内してもよい。
B4.変形例4:
本実施形態において、候補経路として同じ道を通らない道が検索されている。しかし、本発明はこれに限られない。つまり、候補経路として同じ道を通らない道についても検索されてもよく、候補経路として同じ道を通らない道を候補経路として検索するか否かをユーザによって設定できるようにしてもよい。ただし、同じ道を通らないという態様に制限してもよい。
B5.変形例5:
本実施形態において、所要時間の計算は、記憶部106に格納されている各アーク間を通過するのに要する時間に基づいて決定される。しかし、本発明はこの態様に限られない。例えば、(i)入力欄C60にチェックがされた場合(テント場で宿泊してもよいという場合)には、テント用品をユーザが持参するため、所要時間を長めに設定してもよく、(ii)ユーザの過去の歩行速度を記憶部106に記憶しておき、過去の歩行速度に基づいて所要時間を計算してもよい。また、(iii)宿泊数から食料や水などの重さを算出した上で所要時間を長めに設定してもよく、(iv)経路内に水場がある場合は、持ち運ぶ水の量を少なくできるため、所要時間を短めに設定してもよい。つまり、指定情報や候補経路などに応じて、所要時間を設定してもよい。このようにすることにより、ユーザに応じた移動スケジュールを決定できる。
B6:変形例6:
本実施形態において、緊急事態が発生した場合の下山口は、経路における登山口であるF口である(図7参照)。しかし、本発明はこれに限られない。例えば、E展望台で緊急ボタンB50が押下された場合、緊急事態が発生した場合の下山口は、C口となる(図4参照)。また、決定した経路における登山口や下山口ではない下山口が、緊急事態が発生した場合の下山口となってもよい。
B7:変形例7:
本実施形態において、入力欄C60として「テントで宿泊してもよい」との欄をもうけたが、本発明は、これに限られない。入力欄として、「テント指定」との欄を設けてもよい。このようにすることにより、テント場のみを宿泊地と選ぶように移動スケジュールを決定できる。
B8:変形例8:
本実施形態において、登山ナビ開始ボタンB30がユーザにより押下されることにより、登山経路が表示され、経路案内が表示される。しかし、本発明はこれに限られない。例えば、移動スケジュール画像W2において経路表示ボタンを設けることにより、登山経路を表示させてもよい。また、登山経路を表示させる際に、登山経路中の各地点における避難経路(各地点から最短距離の下山口への経路)を表示させてもよい。つまり、本発明は、経路探索システムと経路案内システムとを含む。このようにすることにより、リアルタイムに経路案内ができるのみならず、登山経路を予め検索した際に、その経路およびその経路における避難経路を、予めユーザが確認することができる。
100…経路探索サーバ
102…通信部
104…制御部
106…記憶部
107…一般経路データ
108…登山経路データ
112…選択部
114…決定部
116…変更部
150…地図サーバ
152…通信部
154…制御部
156…地図データベース
200…携帯電話
201…GPSユニット
202…表示パネル
203…音声出力部
204…振動機構
205…通信部
206…コマンド入力部
206a…テンキー
206b…カーソルキー
209…時計部
210…主制御部
212…アプリケーションソフトウェア
220…通話制御部
W1…入力画面
K1…現在位置
W2…画像
W3…画像
W4…画像
C10…入力欄
B10…キャンセルボタン
C20…入力欄
B20…検索開始ボタン
C30…入力欄
C12…入力欄
C40…入力欄
C50…入力欄
C14…入力欄
B50…緊急ボタン
C60…入力欄
B60…ナビ終了ボタン
C70…入力欄
C16…入力欄
C25…入力欄
C35…入力欄
C27…入力欄
C18…入力欄
C19…入力欄
C37…入力欄
INT…インターネット

Claims (9)

  1. 経路探索システムであって、
    登山道の経路データを含む登山経路データと、前記登山道の経路データを含まず車道と公共交通機関との少なくとも一方の経路データを含む一般経路データと、を格納する記憶部と、
    経由地と、出発地と、到着地とを含む指定情報を受け取る入力部と、
    前記経由地に基づいて、前記経由地が属する山域を特定し、前記山域に基づいて前記登山経路データに含まれる経路データのうち検索対象とすべき範囲を選択する選択部と、
    前記範囲の登山経路データと、前記一般経路データとに基づいて、前記出発地から前記経由地を経由して到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定する決定部と、
    を備え
    前記登山経路データは、登山口及び下山口の位置情報を含み、
    前記決定部は、
    前記経路において経由する登山口及び下山口を決定でき
    前記登山口から前記下山口まで経路を、基準時間内に移動できるように、前記経路および前記移動スケジュールを決定できる、経路探索システム。
  2. 請求項に記載の経路探索システムであって、
    前記決定部は、
    (i)宿泊をしないと仮定した場合の、前記出発地から、前記登山口と、前記経由地と、前記下山口とを経由して前記到着地に至る仮経路を決定し、さらに、前記仮経路に基づいて、前記仮経路の仮移動スケジュールを決定し、
    (ii)前記仮経路と、前記仮移動スケジュールと、前記基準時間とに基づいて、宿泊地を決定し、
    (iii)前記出発地から、前記登山口と、前記経由地と、前記下山口と、前記宿泊地とを経由して前記到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定することができる、経路探索システム。
  3. 請求項または請求項2に記載の経路探索システムであって、
    前記入力部は、さらに、前記経由地に滞在する時間の情報を受け取ることができ、
    前記決定部は、前記登山口から前記下山口までの経路を、前記基準時間内に移動できないと判断した場合に、前記経由地に滞在する時間を短縮した移動スケジュールを決定できる、経路探索システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の経路探索システムであって、
    前記記憶部は、さらに、少なくとも一部の経路において経路を利用できる時期を示す時期データを格納しており、
    前記決定部は、日時情報に基づいて、前記時期データを参照し、利用できる経路のみから構成される経路を決定できる、経路探索システム。
  5. 請求項から請求項3のいずれか1項に記載の経路探索システムであって、
    前記入力部は、さらに、前記登山口と前記下山口との少なくとも一方に移動するための移動手段の情報を受け取ることができ、
    前記移動手段が自動車の場合に、前記決定部は、前記登山口もしくは前記下山口の少なくとも一方に基づいて駐車場を決定し、前記駐車場を前記登山口の前と、前記下山口の後に経由する経路を決定できる、経路探索システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の経路探索システムを備える、経路案内システムであって、
    現在位置を取得する取得部と、
    前記現在位置と、前記経路とに基づいて、経路案内を表示する表示部と、
    を備える、経路案内システム。
  7. 請求項6に記載の経路案内システムであって、さらに、
    前記現在位置が前記登山道にある場合であって、所定の指示が入力された場合に、前記現在位置から最も近い下山口に到着できる経路に前記経路を変更する変更部、を備える、経路案内システム。
  8. 経路探索方法であって
    (a)登山道の経路データを含む登山経路データと、前記登山道の経路データを含まず車道と公共交通機関との少なくとも一方の経路データを含む一般経路データと、を格納する工程と、
    (b)経由地と、出発地と、到着地とを含む指定情報を受け取る工程と、
    (c)前記経由地に基づいて前記経由地が属する山域を特定し、前記山域に基づいて登山経路データに含まれる経路データのうち検索対象とすべき範囲を選択する工程と、
    (d)前記範囲の登山経路データと、前記一般経路データとに基づいて、前記出発地から前記経由地を経由して到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定する工程と、
    を備え
    前記登山経路データは、登山口及び下山口の位置情報を含み、
    前記工程(d)は、
    前記経路において経由する登山口及び下山口を決定する工程と、
    前記登山口から前記下山口まで経路を、基準時間内に移動できるように、前記経路および前記移動スケジュールを決定する工程と、を含む経路探索方法。
  9. 経路探索を行うためのコンピュータプログラムであって、
    (a)登山道の経路データを含む登山経路データと、前記登山道の経路データを含まず車道と公共交通機関との少なくとも一方の経路データを含む一般経路データと、を格納する機能と、
    (b)経由地と、出発地と、到着地とを含む指定情報を受け取る機能と、
    (c)前記経由地に基づいて前記経由地が属する山域を特定し、前記山域に基づいて登山経路データに含まれる経路データのうち検索対象とすべき範囲を決定する機能と、
    (d)前記範囲の登山経路データと、前記一般経路データとに基づいて、前記出発地から、前記経由地を経由して到着地に至る経路を決定し、さらに、前記経路に基づいて、前記経路の移動スケジュールを決定する機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムであり、
    前記登山経路データは、登山口及び下山口の位置情報を含み、
    前記経路の移動スケジュールを決定する機能は、
    前記経路において経由する登山口及び下山口を決定する機能と、
    前記登山口から前記下山口まで経路を、基準時間内に移動できるように、前記経路および前記移動スケジュールを決定する機能と、を含むコンピュータプログラム。
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