JP2013205868A - サーバ、経路探索システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

サーバ、経路探索システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバおよび経路探索システムにおいて、よりユーザの意思に沿った経路探索を行う技術を提供する。
【解決手段】経路探索システム10において、携帯電話200との間で通信を行う経路探索サーバ100は、携帯電話200から移動手段の異なる携帯電話200の位置情報および移動手段情報を含んだプローブ情報を受信し、プローブ情報に基づいて移動手段ごとの携帯電話200の分布状況を特定する分布情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ、経路探索システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来より、データ通信が可能な携帯電話や自動車に搭載されたナビゲーション装置を利用した経路案内が行われている。例えば、自動車の乗員が携帯している携帯電話において、乗員は、携帯電話を操作して目的地を入力する。携帯電話は、GPS(Grobal Positioning System/全地球測位システム)で検出された現在地と目的地との情報をサーバに送信する。サーバは、現在地を出発地点として、目的地に至るまでの経路を探索し、探索した経路情報を携帯電話に送信する。携帯電話は、送信された経路情報に基づいて、地図表示、音声案内によって乗員を目的地へ誘導する。
携帯電話では、乗員が乗車する自動車のサイズ等によっては、車道における自動車の高さ制限や重量制限の規制等によって、同じ車道であっても通れる自動車と通れない自動車とが存在する。そのため、乗員が乗車する自動車の情報を予め携帯電話に設定しておき、設定された自動車の情報と他の自動車の位置情報であるプローブ情報とに応じて経路探索を行う携帯電話を含んだ経路探索装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−2535号公報 特開2011−44017号公報 特開2010−101777号公報 特開2010−210284号公報
しかし、上記従来の技術では、プローブ情報に基づき自動車の渋滞状況を把握して、渋滞を避けるような経路を探索していたが、プローブ情報をより多様な目的に活用するという点で向上の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、プローブ情報をより多様に活用する技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]情報端末装置との間で通信を行うサーバであって、
前記情報端末装置から前記情報端末装置の位置を特定する位置情報と、前記情報端末装置の移動手段を特定可能な移動手段情報と、を含むプローブ情報を受信する情報受信部と、
複数の前記プローブ情報に基づいて、移動手段ごとの前記情報端末装置の分布状況を特定する分布情報を生成する分布情報生成部と、を備える、サーバ。
このサーバでは、サーバが移動手段ごとのプローブ情報を受信して、移動手段ごとのプローブ情報の分布情報を生成するので、プローブ情報をより多様に活用することができる。
[適用例2]適用例1に記載のサーバであって、さらに、経路案内の出発地点と目的地点とを特定する情報を受信する地点特定情報受信部と、前記出発地点から前記目的地点までの経路を探索する経路探索部と、前記経路案内の対象の前記情報端末装置である対象情報端末装置に探索された前記経路を表す経路情報を送信する経路情報送信部と、を備え、前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段とは異なる移動手段についての前記分布情報を用いて、前記経路を探索する、サーバ。
このサーバは、ユーザが情報端末装置で目的地までの経路探索を行う場合に、ユーザとは異なる移動手段の情報端末装置の分布情報を用いて目的地までの経路を決定している。よって、サーバは、ユーザと同じ移動手段の情報端末装置の分布情報のみを用いて目的地までの経路を決定するよりも、よりユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
[適用例3]適用例2に記載のサーバであって、
前記経路は、複数のノードと、一のノードと他のノードとを接続するリンクと、から構成され、
前記経路探索部は、前記経路の探索の際に、リンクの幅が第1の閾値よりも小さく、かつ、前記異なる移動手段についての前記分布情報の表す前記情報端末装置の分布密度が第2の閾値以上である前記リンクの優先度を低下させる、サーバ。
このサーバでは、リンクの幅が狭く、かつ、当該リンクにおける情報端末装置のユーザとは異なる移動手段の情報端末装置の分布密度が高い場合には、経路探索部は、探索経路に当該リンクを含ませないようにするため、よりユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
[適用例4]適用例3に記載のサーバであって、前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布情報を表す前記情報端末装置の分布密度が第3の閾値以上である前記リンクの優先度を低下させ、前記異なる移動手段についての前記分布密度に対する優先度低下量の比は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布密度に対する優先度低下量の比とは異なる、サーバ。
このサーバでは、移動手段が同じである情報端末装置の分布密度に基づくリンクの優先度低下量の比と、移動手段が異なる情報端末装置の分布密度に基づくリンクの優先度低下量の比と、が異なるので、経路探索部は、プローブ情報を含んだ様々な情報によってユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
[適用例5]適用例2に記載のサーバであって、前記経路は、複数のノードと、一のノードと他のノードとを接続するリンクと、から構成され、前記経路探索部は、前記経路の探索の際に、前記異なる移動手段についての前記分布情報の表す前記情報端末装置の分布密度が第4の閾値以上である前記リンクの優先度を上昇させる、サーバ。
このサーバでは、情報端末装置のユーザとは異なる移動手段の情報端末装置の分布密度が高い場合には、経路探索部は、探索経路に当該リンクを含ませるようにするので、ユーザの目的に応じた経路を探索して決定することができる。
[適用例6]適用例5に記載のサーバであって、前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布情報を表す前記情報端末装置の分布密度が第5の閾値以上である前記リンクの優先度を上昇させ、前記異なる移動手段についての前記分布密度に対する優先度上昇量の比は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布密度に対する優先度上昇量の比とは異なる、サーバ。
このサーバでは、ユーザの移動手段が同じである情報端末装置の分布密度に基づくリンクの優先度上昇量の比と、移動手段が異なる情報端末処理装置の分布密度に基づくリンクの優先度上昇量の比と、が異なるので、経路探索部は、プローブ情報を含んだ様々な情報によってユーザの意思の目的に応じた経路を探索して決定することができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれかに記載のサーバであって、さらに、
前記移動手段ごとの前記分布状況を情報処理装置に表示させるために前記分布情報を前記情報処理装置に送信する分布情報送信部を備える、サーバ。
このサーバでは、複数の移動手段の異なる情報端末装置の分布状況を視覚で確認できるため、分布状況を認識しやすく、また、当該分布状況を種々の情報処理に利用しやすい。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、情報端末装置、情報処理装置および方法、情報送信装置および方法、携帯端末装置と経路探索サーバとを備える経路探索システム、これらの装置、方法、システムを実現するためのコンピュータプログラム等の形態で実現することができる。また、これらのコンピュータプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体(例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、メモリカード、ハードディスク等)に記録されていてもよい。
本発明の第1実施例における経路探索システム10の構成を示す説明図である。 ノードおよびリンクと移動手段との関係の一例を示す説明図である。 経路探索サーバ100が携帯電話200からプローブ情報を収集する処理の流れを示すフローチャートである。 経路探索の処理の流れを示すフローチャートである。 経路探索データ108における移動手段ごとの携帯電話200の分布状況の一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.経路探索システムの構成:
A−2.プローブ情報収集処理:
A−3.経路探索処理:
B.変形例:
A.第1実施例:
A−1.経路探索システムの構成:
図1は、本発明の第1実施例における経路探索システム10の構成を示す説明図である。第1実施例の経路探索システム10は、経路探索サーバ100と、携帯電話200と、を含む。
携帯電話200は、GPSユニット201と、表示パネル202と、音声出力部203と、通信部205と、コマンド入力部206と、加速度センサ207と、主制御部210と、を有している。
GPSユニット201は、GPS(Grobal Positioning System/全地球測位システム)の衛星からの電波を受信するためのアンテナを含むユニットである。GPSのアンテナが受信する電波に基づいて、GPSユニット201は、携帯電話200の現在位置を測定することができる。表示パネル202は、画像を表示することができる液晶ディスプレイである。通信部205は、インターネットINTを介して経路探索サーバ100と通信を行い、情報を送受信することができる。コマンド入力部206は、テンキー206aとカーソルキー206bとを含む。ユーザは、テンキー206aとカーソルキー206bとを介して携帯電話200に情報を入力する。加速度センサ207は、携帯電話200の加速度を検出する。
主制御部210は、携帯電話200の各部を制御するための制御ユニットである。主制御部210は、それらの制御に使用されるCPU、RAM、ROMを備えている。たとえば、主制御部210は、CPUでアプリケーションソフトウェアを実行することによって携帯電話200の各部を制御し、現在地から目的地までの経路を表す経路情報を入手して、経路案内(ルートガイド)を行うことができる。主制御部210は、GPSユニット201が生成した携帯電話200の現在位置情報を時間ごとに測定することで携帯電話200の移動速度を算出することができる。また、主制御部210は、加速度センサ207から得られた携帯電話200の加速度によって、携帯電話200を携帯するユーザの移動手段(例えば、自動車、自転車、徒歩)を判別することができる。なお、各種情報を経路探索サーバ100に送信する各携帯電話200等を「プローブ」とも呼び、携帯電話200の現在位置情報および移動速度と、加速度センサ207が検出した携帯電話200の加速度およびユーザの移動手段と、を合わせて「プローブ情報」とも呼ぶ。
経路探索サーバ100は、通信部102と、制御部104と、記憶部106と、を有している。通信部102は、インターネットINTを介して複数の携帯電話200と通信を行うことができる。
記憶部106は、経路探索のための経路ネットワークデータ(経路探索データ)108と、地図データベース110と、基本コストデータ107、を格納している。記憶部106は、さらに、携帯電話200から受け取ったプローブ情報、およびそれらに基づいて生成されたデータを格納する。
地図データベース110は、携帯電話200に送信するための画像データとしての地図画像データを格納している。制御部104は、携帯電話200から受け取ったデータに基づいて携帯電話200が要求する一部の領域の地図を表す地図画像データを特定し、通信部102を介して携帯電話200に送信する。
経路探索データ108は、ノード情報と、交差点の属性情報と、リンク情報と、を含む。ノード情報は、道路の交差点や、カーブの開始点および終了点を表すデータである。ノード情報は、移動手段ごとに別々に設定されている。交差点の属性情報は、ユーザがその交差点に進入するときに、そのユーザの携帯電話200の表示パネル202に表示すべき情報、たとえば、交差点で交わる各道路がどこに向かっているかを示す情報である。
リンク情報は、ノードとノードとの間の道路であるリンクに関する情報である。各リンクには移動手段ごとに別々に設定されている。また、道路の区間のリンクには、その道路の名称(国道1号線、外濠公園遊歩道など)や道路の幅の情報が対応づけられている。また、リンクには、その区間の距離の情報のほか、移動手段ごと、例えば、自動車、自動車および徒歩で移動する場合のそれぞれの平均速度の情報も割り当てられている。各リンク情報は、それぞれのリンクに含まれる多数の地点の緯度および経度のデータを含んでいる。すなわち、ルートを設定することができる道路は、それらの地点の点列として表すことができる。
図2は、ノードおよびリンクと移動手段との関係の一例を示す説明図である。図2には、各移動手段と、移動手段別に割り当てられたノードIDおよび割り当てられたリンクIDと、の対応関係の一例を示している。図2に示すように、1つのリンクが必ずしも、各移動手段において1つのリンクIDに対応しているとは限られない。例えば、自動車および自転車では1つのリンクIDであっても、歩行者では複数のリンクIDが割り当てられる場合がある。また、歩行者専用道路や高速道路のように、移動手段によってはリンクIDが割り当てられない場合もある。
基本コストデータ107は、リンクの一方のノードからもう他方のノードまでの移動時間および距離に応じた値である基本コストが記憶されている。基本コストは、移動手段ごとに設定されており、各リンクの属性の1つとして、そのリンクの交通混雑や天候等の実情が平均的な場合における平均的な移動時間として記憶されている。
経路探索サーバ100の制御部104は、記憶部106を参照しつつ、携帯電話200から受信したプローブ情報に基づいて、現在地から目的地に至る経路を表す経路情報を生成する。生成された経路情報は、経路探索を行ったユーザの携帯電話200に送信され、携帯電話200において経路案内に使用される。
また、経路探索サーバ100における制御部104は、コスト調整部105を含んでいる。コスト調整部105は、ユーザが経路探索を行う場合に、ユーザが経路探索を行う目的に応じて、各リンクのコストの調整を行う。例えば、自動車におけるあるリンクのコストは、他の移動手段である歩行者の数に応じて調整される場合がある。制御部104は、コスト調整部105が算出した調整コストを基本コストデータ107に格納された基本コストに加えて、基本コストと調整コストとのリンクコストに基づいて経路情報を生成する。
A−2.プローブ情報収集処理:
図3は、経路探索サーバ100が携帯電話200からプローブ情報を収集する処理の流れを示すフローチャートである。プローブ情報収集処理は、携帯電話200が生成するプローブ情報を経路探索サーバ100によって収集する処理である。なお、プローブは携帯電話200に限られず、自動車に搭載されたカーナビゲーション装置や携帯電話200以外の携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistant))等も含まれる。
はじめに、携帯電話200の主制御部210は、予め設定されたタイミングで、GPSユニット201を用いて携帯電話200の現在位置を測定する(ステップS110)。現在位置を測定するタイミングは任意に設定可能であり、例えば1秒に1回とすることができる。次に、主制御部210は、加速度センサ207を用いて、携帯電話200の移動手段(例えば、自動車、自転車、徒歩)を判別する(ステップS130)。
プローブの移動手段を判別すると、主制御部210は、測定された現在位置および移動手段情報に基づきプローブ情報を作成し、インターネットINTを介してプローブ情報を経路探索サーバ100に送信する(ステップS150)。その後、主制御部210は、次のタイミングにおける現在位置の測定(ステップS110)以降の処理を同様に繰り返し実行する。なお、現在位置の測定(ステップS110)と移動手段の判別(ステップS130)の実行順序は、逆であってもよい。また、現在位置の測定と移動手段の判別の実行頻度は、互いに同じ頻度である必要はない。
経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200から送信されたプローブ情報を通信部102を介して受信し(ステップS210)、受信したプローブ情報を経路探索サーバ100の記憶部106に記憶する(ステップS230)。
A−3.経路探索処理:
図4は、経路探索の処理の流れを示すフローチャートである。本実施例における経路探索では、携帯電話200のユーザが携帯電話200を操作して目的地までの経路探索の指示を行うと、経路探索サーバ100は、プローブ情報に基づいて算出したリンクコストから目的地まで探索した最適な経路情報をユーザの携帯電話200に送信する。
はじめに、携帯電話200では、携帯電話200のコマンド入力部206が受け付けたユーザの操作によって、主制御部210が経路探索の指示を受け付ける(ステップS310)。なお、経路探索の指示の受付は、コマンド入力部206からの入力操作に限らず、携帯電話200に音声入力によって経路探索の指示を受け付ける態様としてもよい。
次に、携帯電話200の主制御部210は、通信部205を介してユーザから経路探索の指示を経路探索サーバ100に送信する(ステップS320)。例えば、ユーザは、自動車の乗員であり、目的地までできるだけ時間をかけずに到着したいと考えているものとする。
次に、経路探索サーバ100は、携帯電話200からの経路探索の指示を通信部102を介して受信し、記憶部106に受信した携帯電話200の現在地および目的地を記憶する。(ステップS430)。なお、通信部102および記憶部106は、本発明における地点特定情報受信部に相当する。
次に、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200の現在地から目的地まで各リンクについてリンクコストを算出する(ステップS440)。制御部104は、記憶部106の基本コストデータ107に記憶されている基本コストに調整コストを加える。コスト調整部105は、記憶部106に記憶されているプローブ情報に基づいて調整コストを算出する。
図5は、経路探索データ108における移動手段ごとの携帯電話200の分布状況の一例を示す説明図である。制御部104は、記憶部106に記憶されたプローブ情報に基づいて、携帯電話200の分布状況を特定する分布情報を生成する。図5には、ノードAないしノードGと、各ノード間を接続するリンクと、移動手段ごとの携帯電話200(自動車(星印)、自転車(三角印)、歩行者(丸印))の分布状況と、を示している。なお、移動手段は、本実施例のものに限られず、鉄道等を含むこともできる。
図5に示すように、例えば、自動車の乗員であるユーザの現在地はノードAであり、ユーザの目的地はノードGであるものとする。コスト調整部105は、ユーザと同じ移動手段である自動車および異なる移動手段(自転車、歩行者)の携帯電話200の分布状況等に基づいて調整コストを算出する。
例えば、コスト調整部105は、リンクの幅、すなわち車道の幅と、ノード間におけるリンクの長さに対するプローブの数の割合であるプローブの分布密度と、の関係で調整コストを算出する。コスト調整部105は、各リンクに存在する移動手段ごとの携帯電話200の数を基本コストデータ107に記憶されているリンクの長さで除して、各リンクにおける移動手段ごとの携帯電話200の分布密度を算出する。
例えば、コスト調整部105は、ユーザが自動車の乗員である場合に、リンクである車道の幅が狭く(例えば、4メートル未満)、かつ、自動車とは異なる移動手段である歩行者の分布密度が高い(例えば、2人/メートル以上)場合には、自動車は当該車道を走行しにくいと考えられるため、コスト調整部105は、当該車道の調整コストを大きくする。なお、車道の幅である4メートルは、本発明における第1の閾値に相当し、歩行者の分布密度である「2人/メートル」は、本発明における第2の閾値に相当する。
図5に示す携帯電話200の分布状況では、リンクdeおよびリンクegにおける歩行者の分布密度が2.5人/メートルと高い。また、経路探索データ108に記憶されているリンク情報により、リンクdeにおける車道の幅が4メートル未満であり、一方、リンクegにおける車道の幅が5.5メートル(4メートル以上)である。そのため、コスト調整部105は、リンクdeにおける調整コストをリンクegにおける調整コストよりも大きくする。
また、コスト調整部105は、ユーザの移動手段と同じである自動車の分布密度に応じて調整コストを算出する。例えば、図5に示す携帯電話200の分布状況では、リンクdeにおける自動車の分布密度は、0.3台/メートルと高い。そのため、予め設定されている第3の閾値(0.2台/メートル)以上であるため、コスト調整部105は、リンクdeにおける調整コストを他のリンクにおける調整コストよりも大きくする。歩行者の分布密度に対する歩行者の分布密度に基づく調整コストの増加量との比と、自動車の分布密度に対する自動車の分布密度に基づく調整コストの増加量との比と、は異なっている。なお、調整コストの増加量の比は、本発明の請求項4における「優先度低下量の比」に該当する。また、歩行者および自動車における調整コストの増加量の比は、同じであってもよい。なお、第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値は、本実施例の数値に限られず、種々変形可能であり、0もとりえる。
コスト調整部105は、現在地から目的地までにユーザが通る可能性のある全てのリンクに対して調整コストを算出する。制御部104は、基本コストデータ107に記憶してある基本コストに調整コストを加えて、現在地から目的地までの各リンクにおけるリンクコストを算出する。
次に、経路探索サーバ100の制御部104は、算出したリンクコストに基づきダイクストラ法によって現在地から目的地までの経路を探索して決定する(ステップS450)。制御部104は、目的地までの経路として、現在地のノードAからリンクabを通ってノードB、リンクbcを通ってノードC、リンクceを通ってノードE、リンクegを通って目的地のノードGまでの経路が目的地までの最短時間で到着する経路であると決定する。制御部104は、リンクdeにおけるリンクコストが高いため、ノードAからノードDおよびノードEを経由したノードGまでの経路には決定しなかった。なお、制御部104は、本発明における経路探索部に相当する。
次に、経路探索サーバ100の制御部104は、通信部102を介して、ユーザの携帯電話200に探索した経路情報を送信して(ステップS460)、携帯電話200は、通信部205を介して経路探索サーバ100が探索した経路情報を受信する(ステップS370)。なお、通信部102および制御部104は、本発明における経路情報送信部に相当する。
次に、携帯電話200は、表示パネル202における表示および音声出力部203による音声によってユーザに探索した経路を通知する(ステップS380)。
以上説明したように、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100は、携帯電話200との間で通信を行う。経路探索サーバ100における制御部104は、携帯電話200から携帯電話200の位置情報と携帯電話200の移動手段とを含むプローブ情報を受信する。制御部104は、複数の携帯電話200のプローブ情報に基づいて、移動手段ごとの携帯電話200の分布状況を特定する分布情報を生成する。そのため、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100が移動手段ごとのプローブ情報を受信して、移動手段ごとのプローブ情報の分布情報を生成するので、プローブ情報をより多様に活用することができる。
また、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100における制御部104は、経路案内の現在値と目的地を受信し、ユーザとは異なる移動手段の携帯電話200の分布情報を用いて現在地から目的地までの経路を探索し、携帯電話200に探索した経路の経路情報を送信する。そのため、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100は、携帯電話200のユーザが目的地までの経路探索を行う場合に、ユーザとは異なる移動手段のプローブの分布情報を用いて目的地までの経路を決定している。よって、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100は、ユーザと同じ移動手段のプローブの分布情報のみを用いて目的地までの経路を決定するよりも、よりユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
また、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100の経路探索データ108は、ノード情報と、ノードとノードとの間の道路であるリンク情報と、を含んでいる。制御部104は、目的地までの経路を探索する際に、リンクの幅が第1の閾値よりも小さく、かつ、ユーザの携帯電話200とは異なる移動手段の携帯電話200の分布密度が第2の閾値以上であるリンクのリンクコストを上昇させてリンクの優先度を低下させる。そのため、本実施例の経路探索システム10では、リンクの幅が狭く、かつ、当該リンクにおける携帯電話200のユーザとは異なる移動手段の分布密度が高い場合には、制御部104は、探索経路に当該リンクを含ませないようにするため、よりユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
また、本実施例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200のユーザと同じ移動手段である自動車の分布密度が第3の閾値以上であるリンクコストを上昇させ、移動手段の異なる歩行者の分布密度に対する歩行者に基づくリンクコスト上昇分の比は、自動車の分布密度に対する自動車に基づくリンクコスト上昇分の比と異なる。そのため、本実施例の経路探索システム10では、移動手段が同じである分布密度に基づくリンクコストの上昇量と、移動手段が異なる分布密度に基づくリンクコストの上昇量と、が異なるので、制御部104は、プローブ情報を含んだ様々な情報によってユーザの意思に沿った経路を探索して決定することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
この変形例における経路探索では、上記実施例に対して、図4に示す経路探索受付(ステップS310)とリンクコスト算出(ステップS440)とが異なる。この変形例では、例えば、携帯電話200のユーザは、歩行者への宣伝広告を目的としたラッピングカーの乗員であり、現在地から目的地までの間により多くの歩行者にラッピングカーを見せたいと考えているものとする。
携帯電話200は、コマンド入力部206からユーザの経路探索の指示を受け付ける(ステップS310)。この変形例では、ユーザは、コマンド入力部206を操作することにより、経路探索の目的地と経路探索の目的とを指示する。例えば、携帯電話200は、表示パネル202に、経路探索の目的として、「最短時間」、「最短距離」、「宣伝広告」等の選択肢を表示して、ユーザからの指示によって経路探索の目的を受け付け、目的地および険路探索の目的を経路探索サーバ100に送信する(ステップS320)。
経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200の現在地から目的地までの各リンクについてリンクコストを算出する(ステップS440)。図5に示す携帯電話200の分布状況である場合に、例えば、ユーザの現在地はノードAであり、ユーザの目的地はノードGであるものとする。
コスト調整部105は、移動手段の異なる携帯電話200の分布状況に基づいて各リンクの調整コストを算出する。基本コストデータ107に記憶されている基本コストは移動時間に基づくものであるが、コスト調整部105は、歩行者の分布密度との関係に基づいて調整コストを算出する。例えば、ユーザがラッピングカーの乗員である場合に、歩行者の分布密度が高い(例えば、2人/メートル以上)リンクでは、ラッピングカーが当該リンクを通過する時間は長くなるが、歩行者が多いため宣伝広告の効果が高い。このとき、コスト調整部105は、歩行者の分布密度の高いリンクの調整コストを他のリンクの調整コストよりも小さく設定して、ラッピングカーが歩行者の分布密度の高いリンクを優先的に走行するような調整コストを算出する。制御部104は、基本コストデータ107に記憶されている基本コストから調整コストを差し引く。なお、高い分布密度「2人/メートル」は、本発明における第4の閾値に相当する。
また、コスト調整部105は、ユーザの移動手段と同じである自動車の分布密度に応じて調整コストを算出する。例えば、図5に示す携帯電話200の分布状況では、リンクdeにおける自動車の分布密度は、0.3台/メートルであり、第5の閾値(0.2台/メートル)以上であるため、コスト調整部105は、リンクdeにおける調整コストを算出する。制御部104は、基本コストデータ107に記憶されたリンクdeにおける基本コストから調整コストを差し引く。歩行者の分布密度に対する歩行者の分布密度に基づく調整コストの減少量の比と、自動車の分布密度に対する自動車の分布密度に基づく調整コストの減少量の比と、は異なっている。なお、調整コストの減少量の比は、本発明の請求項6における「優先度上昇量の比」に相当する。また、歩行者および自動車における調整コストの減少量の比は、同じであってもよい。なお、第4および第5の閾値は、この変形例の数値に限られず、種々変形可能であり、閾値として0もとりえる。
図5に示す移動手段の異なる携帯電話200の分布状況では、リンクdeおよびリンクegにおける歩行者の分布密度が2.5人/メートルと高いため、コスト調整部105は、リンクdeおよびリンクegにおける調整コストを算出して、制御部104は、基本コストデータ107に記憶されているリンクdeおよびリンクegにおける調整コストを差し引く。
また、例えば、ノードAとノードDとを接続するリンクにおけるリンクコストでは、リンクabとリンクadとリンクbdとにおける歩行者の分布密度は小さい。そのため、これらのリンクの調整コストは、ほとんど同じであるので、基本コストデータ107に記憶されているリンクabとリンクadとの基本コストの差分によって、制御部104は、ノードAからノードDへの経路としてリンクadを設定する。よって、この変形例では、制御部104は、算出したリンクコストに基づき探索経路を現在地のノードAからリンクadを通ってノードD、リンクdeを通ってノードE、リンクegを通って目的地のノードGまでの経路として決定する(ステップS450)。
以上説明したように、この変形例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100の経路探索データ108は、ノード情報と、ノードとノードとの間の道路であるリンク情報と、を含んでいる。制御部104は、目的地までの経路を探索する際に、携帯電話200のユーザと異なる移動手段の分布密度が第4の閾値以上であるリンクのリンクコストを減少させて、異なる移動手段の分布密度が第4の閾値以上であるリンクの優先度を上昇させる。そのため、この変形例の経路探索システム10では、携帯電話200のユーザとは異なる移動手段の分布密度が高い場合には、制御部104は、探索経路に当該リンクを含ませるようにするので、ユーザの目的に応じた経路を探索して決定することができる。
また、この変形例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200のユーザと同じ移動手段である自動車の分布密度が第5の閾値以上であるリンクのリンクコストを減少させ、移動手段の異なる歩行者の分布密度に対する歩行者に基づくリンクコスト減少量の比は、自動車の分布密度に対する自動車に基づくリンクコスト減少量の比と異なる。そのため、この変形例の経路探索システム10では、移動手段が同じである分布密度に基づくリンクコストの減少量と、移動手段が異なる分布密度に基づくリンクコストの減少量と、が異なるので、制御部104は、プローブ情報を含んだ様々な情報によってユーザの意思の目的に応じた経路を探索して決定することができる。
B2.変形例2:
この変形例の経路探索システム10では、経路探索サーバ100の制御部104は、携帯電話200のプローブ情報の移動手段ごとにおける分布状況を情報処理装置に表示するために、移動手段ごとの分布状況を通信部102を介して情報処理装置に送信する。例えば、交通局が自動車、自転車、歩行者等の携帯電話200のユーザからプローブ情報を受信して、緊急時に複数の緊急車両に指示をすることで、複数の緊急車両がより短い時間で目的地に到着することができる。そのため、この変形例の経路探索システム10では、複数の移動手段の異なる携帯電話200の分布状況を視覚で確認できるため、分布状況を認識しやすく、また、当該分布状況を種々の情報処理に利用しやすい。なお、制御部104および通信部102は、本発明における分布情報送信部に相当する。
B3.変形例3:
上記実施例では、経路探索システム10は、その構成要素として、経路探索サーバ100と携帯電話200とを含むとしたが、この態様に限られず種々変形可能である。例えば、地図データベース110が別のサーバとして、経路探索サーバ100および携帯電話200とインターネットINTを介して接続していてもよい。また、ユーザが携帯する携帯電話200に、経路探索サーバ100の機能を備える態様としてもよい。
B4.変形例4:
上記実施例では、リンクにおける携帯電話200の分布密度を単位長さに対するユーザが携帯する携帯電話200としたが、この態様に限られず、種々変形可能である。例えば、リンクの長さが同じであっても、歩道の幅が異なる場合は、携帯電話200の分布密度は、単位面積あたりで算出してもよい。
また、上記実施例では、車道の幅によって、コスト調整部105が調整リンクコストを算出したが、その他のリンク情報に応じて調整コストを算出してもよい。例えば、リンク情報は、車道と歩道とがガードレールによって区分、または、車道と歩道との間にガードレール等はなく、車道と歩道とは白線によって区分されている等の情報を含んでもよい。
B5.変形例5:
上記実施例では、第1ないし第3の閾値については、具体的な数値を挙げたが、この数値に限られず、上記実施例と異なる数値であってもよいし、種々変形可能である。例えば、コスト調整部105は、歩行者の分布密度ではなく、リンクにおける歩行者の数に基づいて調整コストを算出してもよい。また、コスト調整部105は、例えば、第1の閾値以上または閾値未満だったリンクに対して、調整コストを算出せずに、制御部104は、当該リンクを必ず探索経路に含む、または、探索経路から除外するような設定としてもよい。
また、上記第2実施例では、コスト調整部105は、リンクにおける歩行者の分布密度に基づいて調整コストを算出したが、ラッピングカーの大きさ等のプローブ情報と通過するリンク情報との関係に基づいて調整コストを算出してもよいし、リンクを通過するのに要する予定時間と歩行者の分布密度との関係に基づいて調整コストを算出してもよい。例えば、車道の幅が狭い場合には、リンクにおける歩行者の分布密度が同じであっても、ラッピングカーが当該リンクを通過するのに要する時間は異なるので、コスト調整部105は、宣伝広告のラッピング内容によってリンクをどの程度の時間を要して通過すべきかに基づいて調整コストを算出してもよい。また、コスト調整部105は、ラッピングカーの広告の大きさと車道の幅との関係、すなわち、ラッピングカーと歩行者との距離に基づいて調整コストを算出してもよい。
B6.変形例6:
上記第2実施例では、ユーザが出発地点と目的地点を指示して、経路探索サーバ100は、経路探索を行ったが、目的地点を設定せずにラッピングカーに歩行者の分布密度が高いリンクを走行する探索経路の経路情報を予め設定した時間ごとに送信してもよい。また、この場合に、記憶部106は、各携帯電話200のプローブ情報の履歴を記憶しておいて、制御部104は、歩行者の分布密度と、ラッピングカーと歩行者とが同時刻に同じリンクにいた頻度と、の関係に基づいて経路探索を行ってもよい。
B7.変形例7:
上記実施例では、経路探索サーバ100は、受信した携帯電話200のプローブ情報に基づいてユーザの経路探索を行ったが、必ずしも経路探索を行わなくてもよい。例えば、経路探索サーバ100の記憶部106に記憶された自転車のプローブ情報の履歴から、自転車関連の商品販売を行うユーザは、自転車の交通量の多いリンクに、自転車関連のお店を開くことで、効率良く商売を営むことができる。また、記憶部106のプローブ情報の履歴から、飲食店を営むユーザは、正午前後に歩行者が夜間に比べて増えるリンクにおいて、飲食店を開くことで、ユーザの意図した顧客を飲食店に招くことができる。
また、観光者であるユーザは、記憶部106に記憶されたプローブ情報の履歴から、どの季節にどの観光スポットが空いているかの情報を受信することで、快適な観光旅行を楽しむことができる。また、遊園地等のアミューズメントパークにおいて、ユーザは、記憶部106のプローブ情報を受信することで、施設ごとの混雑度や、施設内に入るまでの待ち時間を推測することができ、快適にアミューズメントパークを楽しむことができる。
B8.変形例8:
上記実施例の経路探索システム10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施例では、携帯電話200は、GPSユニット201を備えるとしているが、GPSユニット201の代わりに、GPS以外の他の測位システムを利用して携帯電話200の現在位置を測定するデバイスを備えるとしてもよい。
また、上記実施例では、情報端末装置として携帯電話200を適用した例を示したが、情報端末装置の態様はこれに限られない。例えば、無線通信機能および測位機能を備えたポータブル型のナビゲーション装置や持ち運び可能なパーソナルコンピュータ、ゲーム機、PND(Personal Navigation Device)等を携帯端末装置として適用することが可能である。
また、上述した実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略、または、組み合わせが可能である。
10…経路探索システム
100…経路探索サーバ
102…通信部
104…制御部
105…コスト調整部
106…記憶部
107…基本コストデータ
108…経路探索データ
110…地図データベース
200…携帯電話
201…GPSユニット
202…表示パネル
203…音声出力部
205…通信部
206…コマンド入力部
206a…テンキー
206b…カーソルキー
207…加速度センサ
210…主制御部

Claims (10)

  1. 情報端末装置との間で通信を行うサーバであって、
    前記情報端末装置から前記情報端末装置の位置を特定する位置情報と、前記情報端末装置の移動手段を特定可能な移動手段情報と、を含むプローブ情報を受信する情報受信部と、
    複数の前記プローブ情報に基づいて、移動手段ごとの前記情報端末装置の分布状況を特定する分布情報を生成する分布情報生成部と、を備える、サーバ。
  2. 請求項1に記載のサーバであって、さらに、
    経路案内の出発地点と目的地点とを特定する情報を受信する地点特定情報受信部と、
    前記出発地点から前記目的地点までの経路を探索する経路探索部と、
    前記経路案内の対象の前記情報端末装置である対象情報端末装置に探索された前記経路を表す経路情報を送信する経路情報送信部と、を備え、
    前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段とは異なる移動手段についての前記分布情報を用いて、前記経路を探索する、サーバ。
  3. 請求項2に記載のサーバであって、
    前記経路は、複数のノードと、一のノードと他のノードとを接続するリンクと、から構成され、
    前記経路探索部は、前記経路の探索の際に、リンクの幅が第1の閾値よりも小さく、かつ、前記異なる移動手段についての前記分布情報の表す前記情報端末装置の分布密度が第2の閾値以上である前記リンクの優先度を低下させる、サーバ。
  4. 請求項3に記載のサーバであって、
    前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布情報を表す前記情報端末装置の分布密度が第3の閾値以上である前記リンクの優先度を低下させ、
    前記異なる移動手段についての前記分布密度に対する優先度低下量の比は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布密度に対する優先度低下量の比とは異なる、サーバ。
  5. 請求項2に記載のサーバであって、
    前記経路は、複数のノードと、一のノードと他のノードとを接続するリンクと、から構成され、
    前記経路探索部は、前記経路の探索の際に、前記異なる移動手段についての前記分布情報の表す前記情報端末装置の分布密度が第4の閾値以上である前記リンクの優先度を上昇させる、サーバ。
  6. 請求項5に記載のサーバであって、
    前記経路探索部は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布情報を表す前記情報端末装置の分布密度が第5の閾値以上である前記リンクの優先度を上昇させ、
    前記異なる移動手段についての前記分布密度に対する優先度上昇量の比は、前記対象情報端末装置の移動手段についての前記分布密度に対する優先度上昇量の比とは異なる、サーバ。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のサーバであって、さらに、
    前記移動手段ごとの前記分布状況を情報処理装置に表示させるために前記分布情報を前記情報処理装置に送信する分布情報送信部を備える、サーバ。
  8. 経路探索システムであって、
    情報端末装置と、
    前記情報端末装置との間で通信を行うサーバと、を備え、
    前記サーバは、
    前記情報端末装置から前記情報端末装置の位置を特定する位置情報と、前記情報端末装置の移動手段を特定可能な移動手段情報と、を含むプローブ情報を受信する情報受信部と、
    複数の前記プローブ情報に基づいて、移動手段ごとの前記情報端末装置の分布状況を特定する分布情報を生成する分布生成部と、を備える、経路探索システム。
  9. 情報端末装置との間で通信を行う情報処理方法であって、
    前記情報端末装置から前記情報端末装置の位置を特定する位置情報と、前記情報端末装置の移動手段を特定可能な移動手段情報と、を含むプローブ情報を受信する情報受信工程と、
    複数の前記プローブ情報に基づいて、移動手段ごとの前記情報端末装置の分布状況を特定する分布情報を生成する分布生成工程と、を備える、情報処理方法。
  10. 携帯情報装置との間で通信を行うコンピュータプログラムであって、
    前記情報端末装置から前記情報端末装置の位置を特定可能な位置情報と、前記情報端末装置の移動手段を特定する移動手段情報と、を含むプローブ情報を受信する情報受信機能と、
    複数の前記プローブ情報に基づいて、移動手段ごとの前記情報端末装置の分布状況を特定する分布情報を生成する分布生成機能と、を備える、コンピュータプログラム。
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