JP7294365B2 - ライドシェア車両のルート検索装置及びルート検索方法 - Google Patents

ライドシェア車両のルート検索装置及びルート検索方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の現在地から目的地までのルートを検索する装置及び方法に関する。
特開2019-020127号公報は、車両の現在地から目的地までのルートを検索する装置を開示する。この従来の装置は、車両の外部状況を認識する複数のセンサと、現在地から目的地までのルートを検索するコントローラと、を備えている。コントローラは、センサの認識精度に基づいて、外部状況の監視が得意な又は苦手な領域があるか否かをセンサごとに判定する。外部状況の監視が苦手な領域があると判定された場合、コントローラは、その領域の監視を避けるルートを検索する。外部状況の監視が得意な領域があると判定された場合、コントローラは、その領域の監視を積極的に利用するルートを検索する。
上記公報は、外部状況の監視が苦手な領域が生じる場合の例として、車両の進行方向の先に太陽が位置する場合を挙げている。この例では、車両の前方を監視するカメラに太陽光が差し込むので、カメラによる車両の前方状況の監視が難しくなる。そこで、この例では、車両の前方に太陽が位置しないようなルートとして、左折、右折等の迂回動作を含むルートが検索される。
特開2019-020127号公報
現在地から目的地までのルートの途中において、複数のユーザをピックアップしながら輸送するライドシェアサービスを考える。このライドシェアサービスでは、目的地への到達が予定時刻を大幅に超過していないのであれば、ルートの変更が行われてもよいと考えられる。変更後のルートとしては、変更前のルートに比べて走行安全性が高いルートが例示される。変更後のルートの別の例としては、変更前のルートに比べてピックアップの確率が高いルートが挙げられる。以下、ライドシェアサービスを提供する車両を「ライドシェア車両」とも称す。
センサの認識精度は走行安全性に影響を及ぼすことから、認識精度と走行安全性の間には相関があると言える。そこで、上記公報の技術をライドシェア車両のルートの検索に適用することを考える。この場合は、走行安全性の高いルートとして上述した迂回動作を含むルートが検索される。しかしながら、この迂回動作を含むルートが採用される場合は、ピックアップの確率の高いルートが不採用となる可能性が高い。よって、ライドシェア車両の走行安全性を確保しながら、ライドシェアサービスの利用率を高めるための改良の余地がある。
本発明の1つの目的は、ライドシェア車両の走行安全性を確保しながら、ライドシェアサービスの利用率を高めることのできるルートの検索技術を提供することにある。
第1の発明は、ライドシェア車両のルート検索装置であり、次の特徴を有する。
前記ルート検索装置は、メモリと、プロセッサと、を備える。前記メモリには、前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納される。前記プロセッサは、前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行う。
前記プロセッサは、前記検索処理において、
前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算し、
前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートを計算し、
前記認識レベルと基準レベルを比較し、
前記認識レベルが前記基準レベル以下の場合は前記標準ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択する。
第2の発明は、第1の発明において更に次の特徴を有する。
前記メモリには、更に、前記ライドシェア車両の室内画像のデータが格納される。
前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記室内画像のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する。
第3の発明は、第1の発明において更に次の特徴を有する。
前記メモリには、更に、前記検索エリア内の天候状況のデータが格納される。
前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記天候状況のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する。
第4の発明は、ライドシェア車両のルート検索装置であり、次の特徴を有する。
前記ルート検索装置は、メモリと、プロセッサと、を備える。前記メモリには、前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納される。前記プロセッサは、前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行う。
前記プロセッサは、前記検索処理において、
前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算し、
前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートと、前記頻度が前記標準ルートのそれよりも低い低頻度ルートと、を計算し、
前記認識レベルと上限及び下限基準レベルを比較し、
前記認識レベルが上限基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが下限基準レベルよりも低い場合は前記低頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記上限及び下限基準レベルの間の場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する。
第5の発明は、第4の発明において更に次の特徴を有する。
前記メモリには、更に、前記ライドシェア車両の室内画像のデータが格納される。
前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記室内画像のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する。
第6の発明は、第4の発明において更に次の特徴を有する。
前記メモリには、更に、前記検索エリア内の天候状況のデータが格納される。
前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記天候状況のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する。
第7の発明は、データ処理装置を用いてライドシェア車両の現在地から目的地までのルートの検索を行うルート検索方法であり、次の特徴を有する。
前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、を備える。前記メモリには、前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納される。前記プロセッサは、前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行う。
前記検索処理は、
前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算する処理と、
前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートを計算する処理と、
前記認識レベルと基準レベルを比較する処理と、
前記認識レベルが前記基準レベル以下の場合は前記標準ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択する処理と、
を含む。
第8の発明は、データ処理装置を用いてライドシェア車両の現在地から目的地までのルートの検索を行うルート検索方法であり、次の特徴を有する。
前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、を備える。前記メモリには、前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納される。前記プロセッサは、前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行う。
前記検索処理は、
前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算する処理と、
前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートと、前記頻度が前記標準ルートのそれよりも低い低頻度ルートと、を計算する処理と、
前記認識レベルと上限及び下限基準レベルを比較する処理と、
前記認識レベルが上限基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが下限基準レベルよりも低い場合は前記低頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記上限及び下限基準レベルの間の場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する処理と、
を含む。
第1又は7の発明によれば、検索処理において、標準ルート及び高頻度ルートが計算される。そして、認識レベルが基準レベルよりも高い場合は、高頻度ルートが最終ルートとして選択される。高頻度ルートが最終ルートとして選択されれば、高頻度ルートの途中において多くのユーザをピックアップしながら輸送することが可能となる。また、認識レベルが基準レベルよりも高いため、走行安全性も確保される。従って、走行安全性を確保しながら、ライドシェアサービスの利用率を高めることが可能となる。
高頻度ルートが最終ルートとして選択される場合は、標準ルートが最終ルートとして選択される場合に比べて、最終ルートの走行中にライドシェア車両の前方に飛び出す歩行者に遭遇する確率が高まる。このような歩行者に遭遇した場合は、ライドシェア車両が急減速等の緊急回避動作を行う可能性がある。緊急回避動作が行われる状況は、乗客の安全性の観点から望ましくない。この点、第2又は5の発明によれば、ライドシェア車両の室内画像のデータに基づいて、ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かが判定される。そして、所定条件が満たされないと判定された場合は、標準ルートが最終ルートとして選択される。従って、ライドシェア車両VHの乗客の安全性に配慮したライドシェアサービスを提供することが可能となる。
第3又は6の発明によれば、検索エリア内の天候状況のデータに基づいて、ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かが判定される。そして、所定条件が満たされないと判定された場合は、標準ルートが最終ルートとして選択される。従って、第2又は5の発明による効果と同じ効果を得ることが可能となる。
第4又は8の発明によれば、検索処理において、標準ルート、高頻度ルート及び低頻度ルートが計算される。そして、認識レベルが上限基準レベルよりも高い場合は、高頻度ルートが最終ルートとして選択される。従って、第1又は7の発明による効果と同じ効果を得ることが可能となる。加えて、第4又は8の発明によれば、認識レベルが下限基準レベルよりも低い場合は、低頻度ルートが最終ルートとして選択される。従って、最低限の走行安全性を確保しながら、低頻度ルートの途中においてユーザを極力ピックアップすることなく目的地に到達することも可能となる。
ライドシェアサービスを説明する図である。 ライドシェアサービスを説明する図である。 最終ルートの選択手法の第1の例を説明する図である。 最終ルートの選択手法の第1の例を説明する図である。 認識レベルに基づいた判定の一例を示す図である。 最終ルートの選択手法の第2の例を説明する図である。 最終ルートの選択手法の第2の例を説明する図である。 最終ルートの選択手法の第2の例を説明する図である。 第1実施形態に係るルート検索装置の構成例を示す図である。 第1実施形態において、データ処理装置のメモリに格納される各種データの一例を説明する図である。 データ処理装置(プロセッサ)が行う検索処理の第1の例を示すフローチャートである。 データ処理装置(プロセッサ)が行う検索処理の第2の例を示すフローチャートである。 第2実施形態おいて、データ処理装置のメモリに格納される各種データの一例を説明する図である。 データ処理装置(プロセッサ)が行う検索処理の第3の例を示すフローチャートである。 データ処理装置(プロセッサ)が行う検索処理の第4の例を示すフローチャートである。 第3実施形態において、データ処理装置のメモリに格納される各種データの一例を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るルート検索装置について説明する。なお、実施形態に係るルート検索方法は、実施形態に係るルート検索装置において行われるコンピュータ処理により実現される。また、各図において、同一又は相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化し又は省略する。
第1実施形態
先ず、図1~12を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
1.第1実施形態の概要
1-1.ライドシェアサービス
第1実施形態に係るルート検索装置は、ライドシェア車両のルートを検索するための装置である。ライドシェアサービスは、ライドシェア車両の現在地から目的地に向かうルートの途中において、複数のユーザをピックアップしながら輸送するサービスである。図1及び2は、ライドシェアサービスを説明する図である。図1及び2には、ライドシェア車両VHが描かれている。ライドシェア車両VHは、例えば、ドライバレス運転が可能な自動運転車両である。ライドシェア車両VHは手動運転車両でもよい。
図1に示される例において、ライドシェア車両VHは、現在地CPから目的地DSまでのルートR1を走行する。図2に示される例では、ライドシェア車両VHがルートR2を走行する。現在地CP及び目的地DSは、例えば、ライドシェア車両VHの停留所である。これらの停留所の位置は、事前に設定されている。ライドシェア車両VHには、ライドシェアサービスのユーザU1が乗車している。ユーザU1は、例えば、現在地CPでライドシェア車両VHに乗り込み、目的地DSでライドシェア車両VHから降りる。
ライドシェアサービスでは、停留所以外の位置でのライドシェア車両VHへの乗降が可能である。この場合、現在地CPは、例えば、ユーザU1がライドシェア車両VHに乗り込んだ位置である。目的地DSは、例えば、ユーザU1がライドシェア車両VHから降りることを希望する位置である。尚、目的地DSの情報は、ライドシェア車両VHへの乗車の前後に、ユーザU1の携帯端末(例えば、スマートフォン)からライドシェア車両VHに提供される。
ライドシェアサービスでは、1台のライドシェア車両VHを複数のユーザが利用することが可能である。目的地DSの情報は、例えば、ライドシェア車両VHの車体に表示される。別の例では、この情報が、ライドシェア車両VHが走行するルートの情報と共に、ユーザU2~U5の携帯端末に提供される。ライドシェア車両VHの利用を希望するユーザは、ライドシェア車両VHの近くで意思表示を行う(例えば、挙手をする)。この意思表示が認識された場合、ライドシェア車両VHは、減速して一時停止する。
図1に示される例において、ライドシェア車両VHが停止した場合、ユーザU2はライドシェア車両VHに乗り込む。ユーザU2は、目的地DSでライドシェア車両VHから降りる。図2に示される例において、ライドシェア車両VHが停止した場合、ユーザU3~U5はライドシェア車両VHにそれぞれ乗り込む。ユーザU3~U5は、目的地DSでライドシェア車両VHから降りる。
このように、ライドシェアサービスでは、目的地DSが共通する複数のユーザ(すなわち、図1に示される例ではユーザU1及びU2。図2に示す例ではユーザU1、U3~U5)が、1台のライドシェア車両VHを同時に利用する。
このようなライドシェアサービスでは、ライドシェア車両VHの効率的な運行が重要となる。ライドシェア車両VHの効率的な運行のため、ライドシェアサービスでは、現在地CPから目的地DSまでのルートの候補(以下、「候補ルート」とも称す。)が少なくとも2つ検索される。図1に示したルートR1及び図2に示したルートR2は、これらの候補ルートの一例である。
ルートR1とルートR2を比較すると、ルートR2よりもルートR1の方が短い。そのため、ルートR1が最終ルート(ライドシェア車両VHが実際に走行するルートをいう。以下同じ。)として選択された場合には、現在地CPから目的地DSまでの所要時間が少なく、ユーザU1及びU2を短時間で目的地DSに輸送することができる。
ルートR1とルートR2を比較すると、ルートR1の走行中にはユーザU2と遭遇するのに対し、ルートR2の走行中にはユーザU3~U5と遭遇する。そのため、ルートR2が最終ルートとして選択された場合には、ユーザU1及びU3~U5を目的地DSに輸送することができる。つまり、この場合には、より多くのユーザを目的地DSに輸送することができる。
1-2.最終ルートの選択
最終ルートの選択は、ライドシェア車両VHが現在地CPを出発するタイミングよりも前に行われる。ここで問題となるのは、最終ルートが選択されるタイミングでは、ユーザU2~U5がライドシェアサービスの利用を希望するかどうかの情報を、ライドシェア車両VHが判断できないことである。そこで、ライドシェアサービスでは、以下に説明する手法に従って、候補ルートのうちから最終ルートが選択される。
1-2-1.最終ルートの選択手法の第1の例
図3及び4は、最終ルートの選択手法の第1の例を説明する図である。この第1の例では、検索エリアSAが用いられる。検索エリアSAは、現在地CP及び目的地DSまでのルートの検索の対象となるエリアである。検索エリアSAは、現在地CP及び目的地DSの周辺の地図データに基づいて設定される。検索エリアSAは、例えば、現在地CP及び目的地DSの位置データ(例えば、緯度X及び経度Yのデータ)を含んだ矩形状のエリアである。ただし、検索エリアSAの形状はこれに限定されない。
第1の例では、また、検索エリアSAにおける人出数CRWのデータが用いられる。人出数CRWのデータは、単位ゾーンZN及び時間帯の組み合わせごとに設定されている。単位ゾーンZNは、例えば、ライドシェアサービスを提供する予定のエリアを所定面積刻み(例えば、50~100m刻み)で分割することにより形成される。個々の単位ゾーンZNは、代表地点の位置データ(X,Y)により特定される。時間帯は、例えば、所定時間刻み(例えば、10~30分刻み)で設定される。人出数CRWのデータを用いることで、検索エリアSAの設定時刻を含む時間帯において、個々の単位ゾーンZNを通過する歩行者数が予測される。
人出数CRWのデータは、例えば、ライドシェアサービスを提供するエリアにおける歩行者の過去の位置データ(X,Y)に基づいて生成される。歩行者の位置データ(X,Y)は、経度X及び緯度Yで特定される位置に当該歩行者が存在していたことを示すデータである。よって、複数の歩行者の過去の位置データ(X,Y)を単位ゾーンZN及び時間帯ごとに集計すると、人出数CRWのデータが得られる。人出数CRWのデータは、平日及び休日と組み合わせて集計されてもよい。この場合は、人出数CRWのデータを用いることで、検索エリアSAの設定日及び設定時刻に応じて、個々の単位ゾーンZNを通過する歩行者数を予測することが可能となる。
図3及び4に示す人型アイコンは人出数CRWを模式的に示したものである。単位ゾーンZNに描かれる人型アイコンの数が多いということは、この単位ゾーンZNを通過すると予測される歩行者数が多いことを意味している。単位ゾーンZNごとの人出数CRWのデータを検索エリアSA全体として見た場合、この人出数CRWのデータは、検索エリアSAにおける歩行者数の分布データを構成する。
第1の例では、まず、標準ルートRstが計算される。標準ルートRstは、現在地CPから目的地DSまでの所要時間が最も短い候補ルートである。所要時間の計算は、例えば、検索エリアSA内に存在する道路の位置データ(X,Y)と、ライドシェア車両VHの平均速度と、に基づいて行われる。所要時間の計算に、候補ルート上に設けられる信号機の数、候補ルート上で行われる右折及び左折の回数、候補ルートを構成する道路の道幅(最小道幅、最大道幅)などが考慮されてもよい。尚、図4に示される標準ルートRstは、図1に示したルートR1である。
第1の例では、続いて、高頻度ルートRhfが計算される。高頻度ルートRhfは、現在地CPから目的地DSまでの間に歩行者と遭遇する頻度(以下、「遭遇頻度」とも称す。)が標準ルートRstのそれよりも高い候補ルートである。遭遇頻度は、検索エリアSAにおける歩行者数の分布データに基づいて計算される。例えば、検索エリアSAにおいて、候補ルートが通過する単位ゾーンZNの人出数CRWを足し合わせる。そうすると、候補ルートごとに、人出数CRWの総数が計算される。総数が多いほど、遭遇頻度が高いと言える。尚、図4に示される高頻度ルートRhfは、図2に示したルートR2である。
高頻度ルートRhfは、2本以上の候補ルートを含んでいてもよい。ただし、高頻度ルートRhfは、所要時間が許容時間以下の候補ルートに限定される。許容時間は、標準ルートRstの所要時間を基準として設定される。許容時間は、例えば、標準ルートRstの所要時間の110~130%である。目的地DSへ到着する予定時刻が設定されている場合は、この予定時刻を更に考慮して許容時間が設定されてもよい。
第1の例では、外界センサの認識レベルLEVに基づいた判定が行われる。外界センサは、ライドシェア車両VHの外部状況を認識するためのセンサである。外界センサとしては、カメラ、ミリ波レーダ及びライダーが例示される。認識レベルLEVは、外界センサの仕様を正規化した値に基づいて計算される。カメラの仕様としては、画角及び解像度が例示される。ミリ波レーダの仕様としては、距離、速度及び角度の分解能が例示される。ライダーの仕様としては、計測可能距離と、水平及び垂直方向の視野角と、水平及び垂直方向の分解能と、が例示される。
認識レベルLEVは、例えば、カメラの仕様を正規化した値SCMと、ミリ波レーダの仕様を正規化した値SRDと、ライダーの仕様を正規化した値SLDと、に基づいて表される下記式(1)により計算される。
LEV=ΣSCM+ΣSRD+ΣSLD ・・・(1)
値SCM、SRD及びSLDは、外界センサの性能が高くなるほど高い値を示すように設計される。
認識レベルLEVに基づいた判定では、式(1)に基づいて計算された認識レベルLEVと、基準レベルとの比較が行われる。図5は、認識レベルLEVに基づいた判定の一例を示す図である。閾値TH1は、ライドシェア車両VHの外部状況を認識するために外界センサが全体として満たす必要のある認識レベルを示している。認識レベルLEVに基づいた判定は、認識レベルLEVが閾値TH1よりも高い場合に行われる。基準レベルは、閾値TH2(>TH1)に相当する。
認識レベルLEVが閾値TH2以下の場合、認識レベルLEVは通常レベルRLであると判定される。この場合、標準ルートRstが最終ルートとして選択される。一方、認識レベルLEVが閾値TH2よりも高い場合、認識レベルLEVは高レベルHLであると判定される。この場合、高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択される。
認識レベルLEVはライドシェア車両VHの走行安全性に影響を及ぼすことから、認識レベルLEVと走行安全性の間には相関があると言える。この点、認識レベルLEVが高レベルHLであるということは、認識レベルLEVが通常レベルRLである場合に比べて、走行安全性を確保し易い仕様をライドシェア車両VHが有していると言える。故に、認識レベルLEVが高レベルHLであると判定された場合は、走行安全性を確保しながら、高頻度ルートRhfの途中において多くのユーザをピックアップしながら輸送することが可能となる。
1-2-2.最終ルートの選択手法の第2の例
図6~8は、最終ルートの選択手法の第2の例を説明する図である。図6に示されるライドシェア車両VH、現在地CP、目的地DS及びユーザU1~U5については、図1及び2で説明したとおりである。
図6に示されるルートR3は、現在地CPから目的地DSまでの候補ルートである。ルートR3と、図1に示されたルートR1とを比較すると、ルートR1の走行中にはユーザU2と遭遇するのに対し、ルートR3の走行中にはどの歩行者にも遭遇しない。そのため、ルートR3が最終ルートとして選択された場合には、最終ルートの途中で歩行者に遭遇することなくユーザU1を目的地DSに輸送することができる。
第1の例同様、第2の例でも、標準ルートRst及び高頻度ルートRhfが計算される。図7に示される標準ルートRstは、図1に示したルートR1と同じである。また、図7示される高頻度ルートRhfは、図2に示したルートR2と同じである。
第2の例では、少なくとも標準ルートRstが計算された後、低頻度ルートRlfが計算される。低頻度ルートRlfは、その遭遇頻度が標準ルートRstにおける遭遇頻度よりも低い候補ルートである。低頻度ルートRlfは、2本以上の候補ルートを含んでいてもよい。ただし、高頻度ルートRhf同様、低頻度ルートRlfは、所要時間が許容時間以下の候補ルートに限定される。
第1の例同様、第2の例でも、外界センサの認識レベルLEVに基づいた判定が行われる。図8は、認識レベルLEVに基づいた判定の別の例を示す図である。図8に示される例では、式(1)に基づいて計算された認識レベルLEVと、2種類の基準レベルとの比較が行われる。2種類の基準レベルは、具体的には、上限及び下限基準レベルである。上限基準レベルは、閾値TH2に相当する。下限基準レベルは、閾値TH3(TH1<TH3<TH2)である。
図8に示される例では、認識レベルLEVが閾値TH2よりも高い場合、認識レベルLEVは高レベルHLであると判定される。この場合、高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択される。ここまでは、図5に示した例と同じである。
図8に示される例では、認識レベルLEVが閾値TH2~TH3の場合、認識レベルLEVは通常レベルRLであると判定される。この場合、標準ルートRstが最終ルートとして選択される。一方、認識レベルLEVが閾値TH3よりも低い場合、認識レベルLEVは低レベルLLであると判定される。この場合、低頻度ルートRlfが最終ルートとして選択される。
既述したように、レベルLEVと走行安全性の間には相関がある。この点、認識レベルLEVが低レベルHLであるということは、認識レベルLEVが通常レベルRLである場合に比べて、走行安全性を確保し難い仕様をライドシェア車両VHが有していると言える。故に、認識レベルLEVが低レベルHLであると判定された場合は、最低限の走行安全性を確保しながら、低頻度ルートRlfの途中においてユーザを極力ピックアップすることなく目的地DSに到達することが可能となる。
2.ルート検索装置
2-1.装置全体の構成例
以下、第1実施形態に係るルート検索装置の構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係るルート検索装置の構成例を示す図である。図9に示されるルート検索装置1は、例えば、ライドシェア車両VHに搭載される。別の例では、ライドシェア車両VHと通信が可能な遠隔施設に、ルート検索装置1が設けられる。尚、後者の場合、遠隔施設との間でデータを送受信するための装置が、ルート検索装置1に追加される。
図9に示されるように、ルート検索装置1は、GNSS(Global Navigation Satellite System)センサ11と、外界センサ12と、地図DB(データベース)13と、歩行者DB14と、データ処理装置15と、を備えている。尚、外界センサ12は、ルート検索装置1の必須構成ではない。また、地図DB13及び歩行者DB14は、ライドシェア車両VHと通信が可能な遠隔施設に設けられていてもよい。この場合は、地図DB13及び歩行者DB14の代わりに、遠隔施設との間でデータを送受信するための装置が、ルート検索装置1に追加される。
GNSSセンサ11は、3個以上の人工衛星からの信号を受信する装置である。GNSSセンサ11は、ライドシェア車両VHの位置及び姿勢データPOSを取得する装置でもある。GNSSセンサ11は、人工衛星から受信した信号に基づいて、ライドシェア車両VHの位置及び姿勢(方位)を算出する。GNSSセンサ11は、位置及び姿勢データPOSをデータ処理装置15に送信する。
外界センサ12は、ライドシェア車両VHの周辺の状況を検出する機器である。外界センサ12としては、カメラ、ミリ波レーダ及びライダーが例示される。カメラは、ライドシェア車両VHの外部の状況を撮像する。ミリ波レーダは、ミリ波を利用してライドシェア車両VHの周辺の物標を検出する。ライダーは、光を利用してライドシェア車両VHの周辺の物標を検出する。物標には、静的物標と動的物標が含まれる。静的物標としては、ガードレール、建物が例示される。動的物標としては、歩行者、自転車、オートバイ及びライドシェア車両VH以外の車両が含まれる。
地図DB13は、地図データを記憶するデータベースである。地図データとしては、道路の位置データ、道路形状のデータ(例えば、カーブ、直線の種別)、交差点及び構造物の位置データが例示される。道路の位置データ及び道路形状のデータは「道路データROD」と総称される。地図データには、交通規制データも含まれている。地図DB13は、ライドシェア車両VHに搭載された所定の記憶装置(例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ)内に形成されている。地図DB13は、遠隔施設のコンピュータ内に形成されていてもよい。
歩行者DB14は、人出数CRWのデータを記憶するデータベースである。人出数CRWのデータは、単位ゾーンZN及び時間帯の組み合わせごとに設定されている。既述したように、単位ゾーンZNは、例えば、ライドシェアサービスを提供する予定のエリアを所定面積刻みで分割することにより形成される。時間帯は、例えば、所定時間刻みで設定される。人出数CRWのデータは、平日及び休日と組み合わせて設定されていてもよい。
データ処理装置15は、少なくとも1つのプロセッサ16と、少なくとも1つのメモリ17と、を有するマイクロコンピュータから構成される。プロセッサ16は、CPU(Central Processing Unit)を含んでいる。プロセッサ16は、現在地CPから目的地DSまでのルートの検索処理を行う。検索処理の具体例については後述される。メモリ17は、DDRメモリなどの揮発性のメモリである。メモリ17は、プロセッサ16が使用するプログラムの展開及び各種データの一時保存を行う。
2-2.各種データの構成例
図10は、メモリ17に格納される各種データの一例を説明する図である。図10に示される例では、位置及び姿勢データPOSと、目的地データDSTと、道路データRODと、人出数CRWのデータと、認識レベルLEVのデータと、がメモリ17に格納されている。
位置及び姿勢データPOSは、GNSSセンサ11から受信したデータである。目的地データDSTは、目的地DSのデータである。道路データRODは、地図DB13から受信したデータである。道路データRODは、現在地CP及び目的地DSの位置データに基づいて特定される検索エリアSAの道路のデータである。人出数CRWのデータは、検索エリアSAの設定時刻を含む時間帯の歩行者数のデータであり、検索エリアSAに含まれる個々の単位ゾーンZNにおける歩行者数のデータでもある。認識レベルLEVのデータは、ライドシェア車両VHに固有のデータである。認識レベルLEVは、外界センサ11の仕様に基づいて事前に計算されている。
2-3.データ処理装置(プロセッサ)による第1の処理例
図11は、データ処理装置15(プロセッサ16)が行う検索処理の第1の例を示すフローチャートである。図11に示されるルーチンは、所定のタイミングにおいて実行される。所定のタイミングとしては、ライドシェア車両VHが出発地(例えば、車庫、停留所など)から出発するタイミングが例示される。所定のタイミングとしては、ライドシェア車両VHにユーザが乗り込んだ後のタイミングも例示される。
図11に示されるルーチンでは、まず、検索エリアSAの設定が行われる(ステップS11)。検索エリアSAの設定は、例えば、次のように行われる。まず、メモリ17から位置及び姿勢データPOSが読み出され、現在地CPの位置データが特定される。また、ライドシェア車両VHの目的地DSの位置データが取得される。続いて、現在地CP及び目的地DSの位置データを用いた地図DBの参照により、これらの位置データを含んだ一定のエリアが抽出される。これにより、検索エリアSAが設定される。
ステップS11の処理に続いて、道路データROD及び人出数CRWのデータの抽出が行われる(ステップS12)。道路データの抽出は、ステップS11で設定された検索エリアSAの位置データに基づいて行われる。抽出される道路データは、検索エリアSA内に存在する道路のデータである。人出数CRWのデータの抽出は、ステップS11で設定された検索エリアSAの位置データと、この検索エリアSAの設定時刻のデータと、に基づいて行われる。抽出される人出数CRWのデータは、設定時刻を含む時間帯において、検索エリアSAに含まれる個々の単位ゾーンZNのデータである。
ステップS12の処理に続いて、標準ルートRstが計算される(ステップS13)。既述したように、標準ルートRstは、現在地CPから目的地DSまでの所要時間が最も短い候補ルートである。ステップS13の処理において、所要時間の計算は、ステップS12において抽出された道路の位置データと、ライドシェア車両VHの平均速度と、に基づいて行われる。平均速度は、例えば、ライドシェア車両VHの走行速度の履歴に基づいて計算される。
ステップS13の処理に続いて、高頻度ルートRhfが計算される(ステップS14)。既述したように、高頻度ルートRhfは、その遭遇頻度が標準ルートRstにおける遭遇頻度よりも高い候補ルートである。ステップS14の処理において、遭遇頻度の計算は、ステップS12の処理において抽出された人出数CRWのうち、候補ルートが通過する単位ゾーンZNのものを足し合わせることにより行われる。遭遇頻度が計算されたら、標準ルートRstの遭遇頻度よりも高い遭遇頻度を有する候補ルートが抽出される。
ステップS14の処理において、標準ルートRstの遭遇頻度よりも高い遭遇頻度を有する候補ルートが抽出されたら、当該候補ルートの所要時間が計算される。そして、この所要時間が許容時間を超える候補ルートが破棄され、所要時間が許容時間以下の候補ルートが抽出される。抽出された候補ルートのうち、遭遇頻度の最も高いものが高頻度ルートThfとして選出される。
ステップS14の処理に続いて、認識レベルLEVが基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS15)。基準レベルは、図5で説明した閾値TH2である。ステップS15の処理では、メモリ17から認識レベルLEVが読み出され、この認識レベルLEVが閾値TH2を上回るか否かが判定される。
ステップS15の判定結果が肯定的な場合、高頻度ルートRhfが最終ルートに選択される(ステップS16)。一方、ステップS15の判定結果が否定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS17)。
2-4.データ処理装置(プロセッサ)による第2の処理例
図12は、データ処理装置15(プロセッサ16)が行う検索処理の第2の例を示すフローチャートである。図12に示されるルーチンは、図11に示したステップS14の処理に続いて実行される。
図12に示されるルーチンでは、低頻度ルートRlfが計算される(ステップS21)。既述したように、低頻度ルートRlfは、その遭遇頻度が標準ルートRstにおける遭遇頻度よりも低い候補ルートである。ステップS21の処理において、低頻度ルートRlfは、ステップS14で説明した手法と同様の手法により選出される。
具体的には、まず、ステップS12の処理において抽出された人出数CRWに基づいて、遭遇頻度の計算が行われる。遭遇頻度が計算されたら、標準ルートRstの遭遇頻度よりも低い遭遇頻度を有する候補ルートが抽出される。候補ルートが抽出されたら、当該候補ルートの所要時間が計算される。そして、この所要時間が許容時間を超える候補ルートが破棄され、所要時間が許容時間以下の候補ルートが抽出される。抽出された候補ルートのうち、遭遇頻度の最も低いものが低頻度ルートTlfとして選出される。
ステップS21の処理に続いて、認識レベルLEVが上限基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS22)。上限基準レベルは、図8で説明した閾値TH2である。ステップS22の処理では、メモリ17から認識レベルLEVが読み出され、この認識レベルLEVが閾値TH2を上回るか否かが判定される。
ステップS22の判定結果が肯定的な場合、高頻度ルートRhfが最終ルートに選択される(ステップS23)。一方、ステップS22の判定結果が否定的な場合、認識レベルLEVが下限基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS24)。下限基準レベルは、図8で説明した閾値TH3である。
ステップS24の判定結果が肯定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS25)。一方、ステップS24の判定結果が否定的な場合、低頻度ルートlfが最終ルートに選択される(ステップS26)。
3.効果
第1実施形態によれば、候補ルートとして少なくとも標準ルートRst及び高頻度ルートRhfが計算される。そして、認識レベルLEVが基準レベル又は上限基準レベルよりも高い場合は、高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択される。高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択されれば、高頻度ルートRhfの途中において多くのユーザをピックアップしながら輸送することが可能となる。また、認識レベルLEVが基準レベル又は上限基準レベルよりも高いため、走行安全性も確保される。以上のことから、走行安全性を確保しながら、ライドシェアサービスの利用率を高めることが可能となる。
標準ルートRst、高頻度ルートRhf及び低頻度ルートRlfが候補ルートとして計算された場合は、次の効果が期待される。すなわち、この場合は、認識レベルLEVが下限基準レベルよりも低いときに、低頻度ルートRlfが最終ルートとして選択される。そのため、最低限の走行安全性を確保しながら、低頻度ルートRlfの途中においてユーザを極力ピックアップすることなく目的地DSに到達することも可能となる。
第2実施形態
次に、図13~15を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態の説明と重複する説明については適宜省略される。
1.ルート検索装置
1-1.装置全体の構成例
第2実施形態に係るルート検索装置の構成例は、図9で説明した構成例に、ライドシェア車両VHの室内の状況を撮像する室内カメラが追加されたものである。
1-2.各種データの構成例
図13は、メモリ17に格納される各種データの一例を説明する図である。図13に示される例では、位置及び姿勢データPOSと、目的地データDSTと、道路データRODと、人出数CRWのデータと、認識レベルLEVのデータと、画像データIMGと、がメモリ17に格納されている。画像データIMG以外のデータについては、図10で説明したとおりである。画像データIMGは、ライドシェア車両VHの室内の動画データである。画像データIMGは、静止画像であってもよい。
1-3.データ処理装置(プロセッサ)による第3の処理例
図14は、データ処理装置15(プロセッサ16)が行う検索処理の第3の例を示すフローチャートである。図14に示されるルーチンは、図11に示したステップS14の処理に続いて実行される。
図14に示されるルーチンでは、まず、認識レベルLEVが基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS31)。ステップS31の処理の内容は、図11に示したステップS15の処理のそれと同じである。ステップS31の判定結果が否定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS32)。ここまでは、図11で説明した第1の例と同じである。
第3の例では、ステップS31の判定結果が肯定的な場合、所定条件が満たされるか否かが判定される(ステップS33)。所定条件は、ライドシェア車両VHの乗客の安全性に関する下記の条件を含んでいる。
第1乗客条件:座席に座らず立っている乗客が室内に存在しない
第2乗客条件:お年寄り又は子供が室内に存在しない
所定条件が満たされるか否かの判定は、メモリ17から読み出された画像データIMGに基づいて行われる。画像データIMGに基づいた乗客の着席状態又は乗客の年齢を推定する手法は、公知の手法が適用される。
第1及び第2乗客条件が満たされる場合、所定条件が満たされると判定される。ステップS33の判定結果が肯定的な場合、高頻度ルートRhfが最終ルートに選択される(ステップS34)。一方、ステップS33の判定結果が否定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS32)。
1-4.データ処理装置(プロセッサ)による第4の処理例
図15は、データ処理装置15(プロセッサ16)が行う検索処理の第4の例を示すフローチャートである。図15に示されるルーチンは、図12に示したステップS21の処理に続いて実行される。
図15に示されるルーチンでは、まず、認識レベルLEVが上限基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS41)。ステップS41の処理の内容は、図12に示したステップS22の処理のそれと同じである。ステップS41の判定結果が否定的な場合、認識レベルLEVが下限基準レベルを上回るか否かが判定される(ステップS42)。そして、ステップS42の判定結果が肯定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS43)。一方、ステップS42の判定結果が否定的な場合、低頻度ルートRlfが最終ルートに選択される(ステップS44)。ここまでは、図12で説明した第2の例と同じである。
第4の例では、ステップS41の判定結果が肯定的な場合、所定条件が満たされるか否かが判定される(ステップS45)。この所定条件は、上述した第1及び第2乗客条件を含んでいる。ステップS45の判定結果が肯定的な場合、高頻度ルートRhfが最終ルートに選択される(ステップS46)。一方、ステップS44の判定結果が否定的な場合、標準ルートRstが最終ルートに選択される(ステップS43)。
2.効果
第2実施形態によれば、認識レベルLEVが基準レベル又は上限基準レベルよりも高い場合に、所定条件が満たされるか否かが判定される。そして、所定条件が満たされないと判定された場合、標準ルートRstが最終ルートとして選択される。
既述したように、高頻度ルートRhfは、その遭遇頻度が標準ルートRstにおける遭遇頻度よりも高い候補ルートである。そのため、高頻度ルートRhfの走行中は、標準ルートRstの走行中に比べ、ライドシェア車両VHの前方に飛び出す歩行者に遭遇する確率が高まる。このような歩行者に遭遇した場合、ライドシェア車両VHが急減速等の緊急回避動作を行う可能性がある。このような緊急回避動作が行われる状況は、立ち乗りしている乗客の転倒や、お年寄り又は子供の座席からの転落に繋がるため望ましい状況ではない。
この点、第2実施形態によれば、高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択されることに伴うデメリットを考慮することが可能となる。従って、ライドシェア車両VHの乗客の安全性に配慮したライドシェアサービスを提供することが可能となる。
第3実施形態
次に、図16を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1又は第2実施形態の説明と重複する説明については適宜省略される。
1.ルート検索装置
1-1.装置全体の構成例
第3実施形態に係るルート検索装置の構成例は、図9で説明した構成例に、ライドシェア車両VHの周囲のインフラとの間でV2I通信(路車間通信)を行う通信装置が追加されたものである。
1-2.各種データの構成例
図16は、メモリ17に格納される各種データの一例を説明する図である。図16に示される例では、位置及び姿勢データPOSと、目的地データDSTと、道路データRODと、人出数CRWのデータと、認識レベルLEVのデータと、天候データWETと、がメモリ17に格納されている。天候データWET以外のデータについては、図10で説明したとおりである。天候データWETは、検索エリアSAにおける天候状況(晴れ、曇、雨及び雪)のデータである。天候データWETは、人出数CRWのデータ同様、単位ゾーンZN及び時間帯の組み合わせごとに設定されている。
1-3.データ処理装置(プロセッサ)による第5の処理例
データ処理装置15(プロセッサ16)が行う検索処理の第5の例について、図14及び15を参照しながら説明する。第5の例で行われる検索処理は、所定条件の内容において、図14及び15で説明した第3及び4の例と異なる。第5の例の所定条件は、ライドシェア車両VHの乗客の安全性に関する下記の条件を含んでいる。
天候条件:候補ルートが通過する単位ゾーンZNの天候が雨又は雪である
所定条件が満たされるか否かの判定は、メモリ17から読み出された天候データWETに基づいて行われる。
天候条件が満たされる場合、所定条件が満たされると判定される。第5の例では、天候条件の判定が、図14のステップS33の処理、又は図15のステップS45の処理において行われる。
2.効果
第3実施形態によれば、認識レベルLEVが基準レベル又は上限基準レベルよりも高い場合、所定条件が満たされるか否かが判定される。この所定条件の判定は、認識レベルLEVが下限基準レベルよりも低い場合にも行われる。そして、所定条件が満たされないと判定された場合、標準ルートRstが最終ルートとして選択される。
第2実施形態において説明したように、高頻度ルートRhfの走行中は、標準ルートRstの走行中に比べ、ライドシェア車両VHの前方に飛び出す歩行者に遭遇する確率が高まる。加えて、雨又は雪といった悪天候下では、外界センサ12によるライドシェア車両VHの周辺の状況の検出の精度が低下する。そのため、緊急回避動作が行われる確率が高まる。
この点、第3実施形態によれば、悪天候下で高頻度ルートRhfが最終ルートとして選択されることに伴うデメリットを考慮することが可能となる。従って、第2実施形態による効果と同じ効果を得ることができる。
1 ルート検索装置
11 GNSSセンサ
12 外界センサ
13 地図データベース
14 歩行者データベース
15 データ処理装置
16 プロセッサ
17 メモリ
CP 現在地
DS 目的地
VH ライドシェア車両
Rst 標準ルート
Rhf 高頻度ルート
Rlf 低頻度ルート
SA 検索エリア
U1~U5 ユーザ
ZN 単位ゾーン
CRW 人出数
IMG 室内画像
LEV 認識レベル
POS 位置及び姿勢データ
ROD 道路データ
WET 天候状況

Claims (8)

  1. ライドシェア車両のルート検索装置であって、
    前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納されたメモリと、
    前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行うプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、
    前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算し、
    前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートを計算し、
    前記認識レベルと基準レベルを比較し、
    前記認識レベルが前記基準レベル以下の場合は前記標準ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  2. 請求項1に記載のルート検索装置であって、
    前記メモリには、更に、前記ライドシェア車両の室内画像のデータが格納され、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
    前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記室内画像のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  3. 請求項1に記載のルート検索装置であって、
    前記メモリには、更に、前記検索エリア内の天候状況のデータが格納され、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
    前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合、前記天候状況のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  4. ライドシェア車両のルート検索装置であって、
    前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納されたメモリと、
    前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行うプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、
    前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算し、
    前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートと、前記頻度が前記標準ルートのそれよりも低い低頻度ルートと、を計算し、
    前記認識レベルと上限及び下限基準レベルを比較し、
    前記認識レベルが上限基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが下限基準レベルよりも低い場合は前記低頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記上限及び下限基準レベルの間の場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  5. 請求項4に記載のルート検索装置であって、
    前記メモリには、更に、前記ライドシェア車両の室内画像のデータが格納され、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
    前記認識レベルが前記上限基準レベルよりも高い場合、前記室内画像のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  6. 請求項4に記載のルート検索装置であって、
    前記メモリには、更に、前記検索エリア内の天候状況のデータが格納され、
    前記プロセッサは、前記検索処理において、更に、
    前記認識レベルが前記上限基準レベルよりも高い場合、前記天候状況のデータに基づいて、前記ライドシェア車両の乗客の安全性に関する所定条件が満たされるか否かを判定し、
    前記所定条件が満たされると判定された場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記所定条件が満たされないと判定された場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する
    ことを特徴とするライドシェア車両のルート検索装置。
  7. データ処理装置を用いてライドシェア車両の現在地から目的地までのルートの検索を行うルート検索方法であって、
    前記データ処理装置が、
    前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納されたメモリと、
    前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行うプロセッサと、
    を備え、
    前記検索処理が、
    前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算する処理と、
    前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートを計算する処理と、
    前記認識レベルと基準レベルを比較する処理と、
    前記認識レベルが前記基準レベル以下の場合は前記標準ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを前記最終ルートとして選択する処理と、
    を含むことを特徴とするライドシェア車両のルート検索方法。
  8. データ処理装置を用いてライドシェア車両の現在地から目的地までのルートの検索を行うルート検索方法であって、
    前記データ処理装置が、
    前記ライドシェア車両の位置データと、前記ライドシェア車両の現在地及び目的地を含む検索エリア内に存在する道路データと、前記検索エリア内に存在する歩行者数の分布データと、前記ライドシェア車両の外界センサによる前記ライドシェア車両の外部状況の認識レベルのデータと、が格納されたメモリと、
    前記位置データ、前記道路データ、分布データ及び前記認識レベルのデータに基づいて、前記現在地から前記目的地までのルートの検索処理を行うプロセッサと、
    を備え、
    前記検索処理が、
    前記位置データ及び前記道路データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの所要時間が最も短い標準ルートを計算する処理と、
    前記位置データ、前記道路データ及び前記分布データに基づいて、前記現在地から前記目的地までの間に歩行者と遭遇する頻度が前記標準ルートのそれよりも高い高頻度ルートと、前記頻度が前記標準ルートのそれよりも低い低頻度ルートと、を計算する処理と、
    前記認識レベルと上限及び下限基準レベルを比較する処理と、
    前記認識レベルが上限基準レベルよりも高い場合は前記高頻度ルートを最終ルートとして選択し、前記認識レベルが下限基準レベルよりも低い場合は前記低頻度ルートを前記最終ルートとして選択し、前記認識レベルが前記上限及び下限基準レベルの間の場合は前記標準ルートを前記最終ルートとして選択する処理と、
    を含むことを特徴とするライドシェア車両のルート検索方法。
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