JP2019175389A - 相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体 - Google Patents

相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供する。【解決手段】相乗り支援システム1は、第1取得部201と、第2取得部202と、検索部203と、通知部204と、を含む。第1取得部201は、複数の利用者が利用可能で、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体(自動車3)の状態に関する第1情報を取得する。第2取得部202は、複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する。検索部203は、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体の中から、潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う。通知部204は、検索部203の検索結果を潜在利用者に対して通知する。【選択図】図1

Description

本開示は、相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体に関する。より詳細には、本開示は、複数の利用者による移動体の利用を支援する相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体に関する。
従来、車両(移動体)を運行する運送システムがあった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の運送システムは、複数の利用者が入力した複数のサービス予約情報を受け付ける予約受付配車センタを備える。予約受付配車センタは、複数のサービス予約情報に基づいて、複数の利用者に対して同一の車両が配車可能である場合は、同一の車両の最適な運行ルートを探索し、複数の利用者に車両利用場所及び到着時刻を含む予約受付情報を提供する。
特開2001−229495号公報
特許文献1の運送システムは、利用者からのサービス予約情報を受け付けると、配車可能な車両を検出して、サービス予約情報を入力した利用者に対して予約受付情報を提供していた。そのため、車両を利用するための行動をとっていない利用者には、利用可能な車両の情報を提供できず、利便性が低かった。
本開示の目的は、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供することにある。
本開示の一態様の相乗り支援システムは、第1取得部と、第2取得部と、検索部と、通知部と、を含む。前記第1取得部は、複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得する。前記第2取得部は、前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する。前記検索部は、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う。前記通知部は、前記検索部の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する。
本開示の一態様の相乗り支援方法は、複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得し、前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する。前記相乗り支援方法は、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索し、前記推奨候補の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する。
本開示の一態様のプログラムは、コンピュータシステムに、第1取得処理と、第2取得処理と、検索処理と、通知処理と、を実行させるためのプログラムである。前記第1取得処理では、複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得する。前記第2取得処理では、前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する。前記検索処理では、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する。前記通知処理では、前記検索処理の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する。
本開示の一態様の移動体は、前記相乗り支援システムと通信する通信部と、前記通信部を通じて前記相乗り支援システムに前記移動体の状態に関する前記第1情報を出力する処理部と、を備える。
本開示によれば、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム、相乗り支援方法、プログラム、及び移動体を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係る相乗り支援システムを含む全体システムのブロック図である。 図2は、同上の相乗り支援システムによるプッシュ通知処理を説明する説明図である。 図3は、同上の相乗り支援システムによるプッシュ通知処理を説明するフローチャートである。 図4は、同上の相乗り支援システムによるプッシュ通知処理を説明する説明図である。 図5は、同上の相乗り支援システムによる予約取消処理を説明するフローチャートである。 図6は、同上の相乗り支援システムによる第1時刻の算出処理を説明するフローチャートである。 図7は、同上の相乗り支援システムによる第2時刻の算出処理を説明するフローチャートである。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態の相乗り支援システム1を含む全体システムのブロック図を図1に示す。
本実施形態の相乗り支援システム1は、例えば、複数の移動体(タクシー)の配車を管理するタクシー事業者が行う相乗り(ライドシェア)のサービスに適用される。このような、相乗り(ライドシェア)のサービスでは、1台の移動体(タクシー)を複数の利用者(複数人又は複数組の利用者)が利用可能であり、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能である。また、複数の利用者は別々の場所で移動体に搭乗してもよく、複数の利用者の各々が搭乗位置も指定可能である。したがって、移動体の路線は決められておらず、移動体の予定経路は、移動体を利用する利用者の搭乗位置及び降車位置等に応じて最適な経路に変更される。尚、移動体は、タクシー事業者のような運送事業者が配車を管理する営業用の自動車に限定されず、相乗りのサービスを提供する事業者に登録したユーザの自家用車でもよい。
本実施形態の相乗り支援システム1は、潜在利用者に対して、この潜在利用者が利用可能な移動体(自動車3)が近くを走行していることを通知することで、この潜在利用者に移動体(自動車3)の相乗り利用を促している。ここにおいて、「潜在利用者」とは、相乗りサービスに使用される移動体(自動車3)を現在は利用していないが、相乗りサービスに使用される移動体(自動車3)を利用する可能性がある利用者のことである。「移動体」とは、複数の利用者が利用可能な乗り物(自動車、鉄道車両、船舶、航空機等)であり、「搭乗位置」とは、利用者が移動体に乗り込む位置である。「降車位置」とは、利用者が移動体から降りる位置である。
本実施形態の相乗り支援システム1は、第1取得部201と、第2取得部202と、検索部203と、通知部204と、を含む。
第1取得部201は、複数の利用者が利用可能で、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体(自動車3)の状態に関する第1情報を取得する。
第2取得部202は、複数の移動体(自動車3)の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する。
検索部203は、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(自動車3)の中から、潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う。
通知部204は、検索部203の検索結果を潜在利用者に対して通知する。
本実施形態の移動体(自動車3)は、相乗り支援システム1と通信する通信部31と、通信部31を通じて相乗り支援システム1に移動体(自動車3)の状態に関する第1情報を出力する処理部(30)と、を備える。
このように、本実施形態では、検索部203が、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(自動車3)の中から潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索し、通知部204が、検索部203の検索結果を潜在利用者に通知している。したがって、潜在利用者は、通知部204から通知された検索結果をもとに、推奨候補を利用するか否かを検討することができる。よって、相乗り可能な移動体(自動車3)を利用する意思がなかった潜在利用者に対して、推奨候補の利用を促すことができ、相乗り支援システム1の利便性の向上を図ることができる。
(2)詳細
(2.1)構成
本実施形態の相乗り支援システム1は、図1に示すように、複数の自動車3の相乗り利用を管理する管理サーバ2を有する。
相乗り支援システム1を含む全体システムは、相乗り支援システム1が備える管理サーバ2と、複数(複数人又は複数組)の利用者の相乗りが可能な複数の自動車3と、利用者が携帯する携帯端末4と、を含む。
(2.1.1)自動車の構成
自動車3は、例えば、管理サーバ2によって運行が管理される自動運転車両である。
自動車3は、処理部30と、通信部31と、車両情報検知部32と、人数検知部33と、運転制御部34と、を含む。
通信部31は、例えば電波を媒体とした無線通信を行う通信機能を有し、移動体通信網を含む通信網5を介して管理サーバ2と通信する。
車両情報検知部32は、自動車3の状態に関する車両情報を検知する。車両情報検知部32は、例えば、自動車3の各部を制御するECU(Electronic Control Unit)から、自動車3の速度、移動方向、目的地、予定経路等の情報を取得(検知)する。また、車両情報検知部32は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを利用して、自動車3の現在位置の位置情報を取得する。
人数検知部33は、自動車3に乗っている相乗り客(利用者)の人数を検知する。例えば、人数検知部33は、自動車3の座席に設けられた着座センサを含み、着座センサの検出結果に基づいて座席に着座している相乗り客の人数を検知する。尚、人数検知部33は、自動車3の車室を撮影する画像センサを含み、画像センサの映像から自動車3に乗っている相乗り客の人数を検知してもよい。
運転制御部34は、例えば自動車3の各部を制御するECUを含む。運転制御部34は、例えば処理部30から入力される制御命令と、自動車3に設けられた各種のセンサの検出結果とに基づいて自動車3の運転状態を制御する。センサは自動車3の周囲の状況を検知しており、この種のセンサには、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダ等がある。
処理部30は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部30は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部30として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部30は、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に定期的(例えば数分ごと)に送信させる。尚、処理部30は、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に不定期に送信してもよい。処理部30は、管理サーバ2からの要求に応じて、車両情報検知部32及び人数検知部33の検知結果を通信部31を介して管理サーバ2に送信してもよい。また、処理部30は、通信部31を介して管理サーバ2から運転指示情報を受信すると、運転制御部34に制御信号を出力して、自動車3を目的地まで自動的に運転させる。つまり、処理部30は、通信部31を介して管理サーバ2から受信した運転指示情報に基づいて、自動車3を制御する。ここで、管理サーバ2からの運転指示情報には、目的地と目的地への到着時間、目的地までの1又は複数の経由地(1又は複数の利用者の搭乗位置及び降車位置等)と経由地への到着時間、等の情報を含む。
尚、自動車3は自動運転車両に限定されない。自動車3は、運転者が管理サーバ2からの運転指示情報に従って運転する車両でもよい。
(2.1.2)携帯端末の構成
携帯端末4は、相乗り支援システム1を利用する利用者(例えば、潜在利用者、自動車3への搭乗を予約した搭乗予定者等)によって携帯されるスマートフォン等である。
携帯端末4は、処理部40と、通信部41と、位置取得部42と、表示部43と、操作部44と、を含む。
処理部40は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部40は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部40として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部41は、例えば電波を媒体とした無線通信を行う通信機能を有し、移動体通信網を含む通信網5を介して管理サーバ2と通信する。
位置取得部42は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを利用して、携帯端末4の現在位置、すなわち携帯端末4を携帯する利用者の現在位置の位置情報を取得する。
表示部43は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成される。表示部43は、例えば、管理サーバ2から送信された通知情報を文字、図、記号等で表示する。
操作部44は、例えば、表示部43に設けられたタッチパネル、携帯端末4の本体に設けられた操作ボタン等を含み、利用者の操作内容を受け付ける。
尚、携帯端末4はスマートフォンに限定されない。携帯端末4は、通信機能を有するタブレット型の携帯情報端末等でもよい。
(2.1.3)管理サーバの構成
管理サーバ2は、処理部20と、通信部21と、記憶部22と、を備える。
処理部20は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部20は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが所定のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが処理部20として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
本実施形態の処理部20は、第1取得部201、第2取得部202、検索部203、及び通知部204の機能を備える。
第1取得部201は、通信部21を介して自動車3から、自動車3の状態に関する第1情報を取得する。また、第1取得部201は、記憶部22から第1情報として自動車3の予定経路に関する予定経路情報を含む運転指示情報を取得する。第1情報は、自動車3の状態に関する情報である。第1情報は、例えば、自動車3の現在位置の情報、速度情報、目的地の情報、予定経路に関する予定経路情報、利用人数に関する利用人数情報のうち少なくとも1つの情報を含む。利用人数情報は、自動車3を利用している利用人数に関する情報であり、利用人数は、自動車3に既に乗っている利用者の数と、自動車3にこれからに乗る利用者の数の合計である。
第2取得部202は、通信部21を介して携帯端末4から、携帯端末4を携帯する利用者(例えば、潜在利用者及び搭乗予定者等)の行動状態に関する第2情報を取得する。第2情報は、利用者の行動状態に関する情報である。第2情報は、利用者の行動状態に関する情報として、例えば、利用者の現在位置に関する位置情報と、利用者の現在の動作に関する動作情報との少なくとも1つを含む。位置情報とは、利用者の現在位置の座標、利用者が現在いる場所又は建物の名称等の情報である。動作情報とは利用者の現在の動作(移動中、停止中、職務中等)を表す情報である。動作情報は、利用者の現在の移動速度、移動方向等の情報を含んでもよい。また、第2取得部202は、位置情報と動作情報とに基づいて、利用者のこれからの行動を予測した予測結果に関する行動予測情報を取得(推測)してもよい。行動予測情報は、利用者の現在までの一定期間における位置、移動速度等に基づいて、これからの行動を予測した予測結果に関する情報であり、例えば、利用者の移動経路の情報、利用者の目的地に関する目的地情報等の情報を含む。すなわち、第2情報は、利用者の行動状態に関する情報として、例えば、利用者の現在位置に関する位置情報と、利用者の現在の動作に関する動作情報と、利用者の行動予測情報との少なくとも1つを含んでいればよい。また、行動予測情報は、利用者の過去の位置情報、動作情報もさらに利用してこれからの行動を予測した、予測結果に関する情報であってもよい。
検索部203は、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて、複数の自動車3の中から、潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う。
通知部204は、検索部203の検索結果を潜在利用者に通知する。具体的には、通知部204は、検索部203の検索結果を、通信部21を介して潜在利用者が携帯する携帯端末4に送信させる。尚、通知部204は、検索部203の検索結果以外の通知内容を利用者(潜在利用者、搭乗予定者)に通知してもよい。
また、本実施形態の処理部20は、時間予測部205、配車処理部206、取消判断部207、設定部208、搭乗位置提案部209、搭乗先提案部210の機能を更に備える。尚、処理部20が、時間予測部205、配車処理部206、取消判断部207、設定部208、搭乗位置提案部209、搭乗先提案部210の機能を備えることは必須ではなく、適宜省略が可能である。
時間予測部205は、第1取得部201が取得した第1情報等に基づいて、搭乗予定者の搭乗位置に自動車3が到着するまでの第1時間を予測する。また、時間予測部205は、第2取得部202が取得した第2情報等に基づいて、搭乗予定者が搭乗位置に到着するまでの第2時間を予測する。
配車処理部206は、利用者が携帯する携帯端末4から通信部21を介して受け付けた予約情報等に基づいて、利用者の搭乗位置まで自動車3を配車する運転指示情報を通信部21を介して自動車3に送信する。
取消判断部207は、時間予測部205が予測した第1時間と第2時間との時間差等に基づいて、搭乗予定者の搭乗予約を取り消す取消処理を行うか否かを判断する。例えば、第1時間と第2時間との時間差が閾値を超える場合、つまり、自動車3及び搭乗予定者のうち搭乗位置に先着した方の待ち時間が閾値を超えると予測される場合、取消判断部207は、搭乗予定者の搭乗予約を取り消す取消処理を行う。
設定部208は、取消判断部207が搭乗予約を取り消すか否かを判断するための閾値を設定する。設定部208は、自動車3が搭乗位置に先着する場合の閾値と、搭乗予定者が搭乗位置に先着する場合の閾値とが異なるように、閾値の設定を行う。搭乗予定者が搭乗する自動車3を他の利用者が利用する場合、搭乗位置での自動車3の待ち時間が長くなると他の利用者を待たせることになる。したがって、設定部208は、自動車3が搭乗位置に先着する場合の閾値を、搭乗予定者が搭乗位置に先着する場合の閾値よりも短い時間に設定する。設定部208は、例えば、管理サーバ2の使用者(例えば相乗りのサービスの運営者)からの設定入力を受け付け、設定入力に基づいて閾値を設定する。
搭乗位置提案部209は、取消判断部207が搭乗予約を取り消す取消処理を行う場合に、搭乗予定者に代替の搭乗位置を提案する処理を行う。搭乗位置提案部209は、代替の搭乗位置を示す情報を、通信部21を介して、搭乗予定者が携帯する携帯端末4に送信させる。
搭乗先提案部210は、取消判断部207が搭乗予約を取り消す取消処理を行う場合に、搭乗予定者が利用可能な代替の自動車3を提案する処理を行う。搭乗先提案部210は、代替の自動車3及び搭乗位置に関する情報を、通信部21を介して、搭乗予定者が携帯する携帯端末4に送信させる。
通信部21は、例えば、Ethernet(登録商標)の規格に準拠した通信モジュールを備え、通信網5を介して自動車3及び携帯端末4と通信する。
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、ソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)、等の外部記憶装置を含む。記憶部22には、相乗り支援システム1の利用者が携帯する携帯端末4の連絡先の情報(例えば、電話番号、メールアドレス、IPアドレス等)が登録されている。記憶部22には、相乗り支援システム1によって運行が管理される複数の自動車3の連絡先の情報(例えば、自動車3が備える通信部31を特定するためのIPアドレス等の情報)が登録されている。また、記憶部22は、複数の自動車3から取得した第1情報、複数の自動車3にそれぞれ指示した運転指示情報、携帯端末4から取得した第2情報、相乗り支援システム1が相乗りのサービスを提供する地域の地図情報、等を記憶する。
(2.2)動作
本実施形態の相乗り支援システム1の動作について説明する。以下では、相乗り支援システム1が潜在利用者に対して利用可能な自動車3を提案するプッシュ通知処理、及び自動車3への搭乗を予約した搭乗予定者の搭乗予約を取り消す予約取消処理について説明する。
(2.2.1)プッシュ通知処理
相乗り支援システム1によるプッシュ通知処理について図2〜図4を参照して説明する。
ここでは、図2に示すように、相乗り支援システム1の管理サーバ2に登録している潜在利用者6が、帰宅時に勤め先の建物100を出て最寄り駅200に向かって歩いている場合に、管理サーバ2が潜在利用者6に対して行うプッシュ通知処理について説明する。
図3は、相乗り支援システム1が行うプッシュ通知処理のフローチャートである。
管理サーバ2の第1取得部201は、通信部21を介して、管理対象の複数の自動車3と定期的(例えば数分ごと)に通信を行い、複数の自動車3から第1情報を取得する(S1)。第1情報は、自動車3の状態に関する情報であり、自動車3の現在の位置、速度、移動方向、目的地、予定経路、利用人数等の情報を含む。
管理サーバ2の第2取得部202は、通信部21を介して、自動車3を現在利用していない潜在利用者6の携帯端末4と定期的(例えば数分ごと)に通信を行い、潜在利用者6の携帯端末4から第2情報に取得する(S2)。第2情報は、潜在利用者6の行動状態に関する情報である。第2情報は、潜在利用者6の現在の位置情報、潜在利用者6の動作に関する動作情報、潜在利用者6が移動中の場合は移動状況に関する情報、等を含む。
処理部20は、第1情報及び第2情報を取得すると、プッシュ通知を行うか否かの要否判断を行う(S3)。例えば、処理部20は、所定の開始条件が成立しているか否かを判断することで、プッシュ通知の要否を判断する。処理部20は、所定の開始条件が成立している場合、プッシュ通知を行うと判断し(S3:要)、ステップS4以降の処理を行う。処理部20は、開始条件が成立していない場合、プッシュ通知を行わないと判断し(S3:否)、ステップS1の処理に戻る。
ここにおいて、開始条件は、例えば潜在利用者6(つまり潜在利用者6が携帯する携帯端末4)の現在位置に基づく条件であり、検索部203は、潜在利用者6の現在位置に基づく開始条件が成立すると、検索処理を開始する。例えば、開始条件は、潜在利用者6の現在位置が変化している、つまり潜在利用者6が移動しているという条件である。開始条件は、潜在利用者6ごとに設定されており、例えば、潜在利用者6が一定期間に所定回数以上の頻度(例えば1週間に数回以上の頻度)で訪れる場所に向かって移動しているという条件である。図2の例では、処理部20が、携帯端末4の現在位置の情報に基づいて、潜在利用者6が最寄り駅200に向かって移動していると判断すると、開始条件が成立したと判断してプッシュ通知を行うと判断する。また、開始条件は、潜在利用者6が所定の位置から移動したという条件でもよく、例えば勤め先の建物100の外に出たという条件でもよい。このように、検索部203は、潜在利用者6の現在位置に基づく開始条件が成立すると検索処理を開始するので、潜在利用者6が移動体3を利用する可能性が高いタイミング(有効なタイミング)で検索処理を行い、潜在利用者6に推奨候補を通知することができる。
ステップS3において処理部20がプッシュ通知を行うと判断した場合、検索部203は、複数の自動車3から潜在利用者6に利用を推奨する1次候補車を検索する処理を行う(S4)。検索部203は、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて検索処理を行う。本実施形態では、第1情報が、例えば、第1取得部201が取得した複数の自動車3の予定経路に関する予定経路情報を含む。また、第2情報は、潜在利用者6の現在位置に関する位置情報を含む。更に言えば、第2情報は、潜在利用者6の現在位置に関する位置情報等から推測された、潜在利用者6の行動予測情報(例えば、潜在利用者6の移動経路に関する移動経路情報)を含む。
このように、本実施形態の検索部203は、第1取得部201が取得した自動車3の予定経路情報と、第2取得部202が取得した潜在利用者6の行動予測情報とに基づいて、複数の自動車3から推奨候補を検索する検索処理を行う。ここで、行動予測情報は、例えば潜在利用者6が現在位置から目的地(図2の例では駅200)に移動するまでの移動経路R10に関する情報である。検索部203は、潜在利用者6の移動経路R10と自動車3の予定経路とが近接し、潜在利用者6の目的地(図2の例では駅200)の方面に移動する予定の自動車3を1次候補車として検索する。ここにおいて、「移動経路R10と予定経路が近接」するとは、移動経路R10の一部を自動車3が通過する場合と、移動経路R10から一定の距離内の道路を自動車3が通過する場合とを含む。後者の場合、潜在利用者6を搭乗させる搭乗位置を通るように、自動車3の予定経路R1又はR2を変更してもよいが、予定経路R1又はR2の変更によって、自動車3に既に乗っている利用者(既利用者)が目的地に到着するまでの時間が長くなる場合もある。そのため、検索部203は、予定経路R1又はR2の変更による到着時間の遅れが所定の許容時間(例えば5分程度)以下となる範囲で1次候補車を検索するのが好ましい。つまり、検索部203は、複数の自動車3をそれぞれ潜在利用者が利用した場合に、複数の利用者を利用している既利用者の利用条件が変更される変更内容に基づいて、複数の自動車3の中から推奨候補を検索する。したがって、検索部203は、既利用者の利用条件が変更される変更内容を考慮して、複数の自動車3の中から推奨候補を検索することができる。
検索部203が検索処理を行った結果、1次候補車を1台も検索できなかった場合(S5:No)、処理部20はプッシュ通知を行わず、処理を終了する。
検索部203が検索処理を行った結果、1次候補車を1台以上検索できた場合(S5:Yes)、検索部203は、1次候補車が複数あるか否かを判断する(S6)。
ここで、1次候補車が1台の場合(S6:No)、検索部203は1台だけ検出された1次候補車を推奨候補とし、通知部204が通知処理を行う(S11)。尚、通知部204による通知処理については後述する。
一方、1次候補車が複数ある場合(S6:Yes)、検索部203は1次候補車の絞り込みを行う(S7)。図2のように1次候補車として2台の自動車3が検索された場合、検索部203は、2台の自動車3から、推奨候補とする自動車3を絞り込む処理を行う。ここにおいて、1次候補車として検索された2台の自動車3を区別して説明する場合、2台の自動車3の各々を自動車3A、自動車3Bと表記する。検索部203は、自動車3A,3Bへの運転指示情報から求めた予定経路R1,R2と、第2情報(現在位置、移動速度、移動方向等)から推測した時間ごとの潜在利用者6の位置とに基づいて、自動車3A,3Bと潜在利用者6とが最接近したときの距離を求める。検索部203は、自動車3A,3Bと潜在利用者6とが最接近したときの距離が所定の第1判定距離以下の自動車3を選択することで、1次候補車の絞り込みを行う。また、検索部203は、潜在利用者6の現在位置と、自動車3A,3Bと潜在利用者6とが最接近する最接近位置(図2の位置P11,P12)との間の距離に基づいて、1次候補車の絞り込みを行う。つまり、検索部203は、潜在利用者6の現在位置と最接近位置との間の距離が所定の第2判定距離以下の自動車3を選択することで、1次候補車の絞り込みを行う。図2の例では、自動車3A,3Bと潜在利用者6とが最接近したときの距離は両方とも第1判定距離以下である。しかしながら、自動車3Aでは潜在利用者6の現在位置と最接近位置との間の距離が第2判定距離以下であるが、自動車3Bでは潜在利用者6の現在位置と最接近位置との間の距離が第2判定距離より長いため、検索部203は自動車3Aのみを2次候補車とする。
ステップS7の絞り混み処理の結果、2次候補車が1台であれば(S8:No)、検索部203は2次候補車(図2の例では自動車3A)を推奨候補とし、通知部204が通知処理を行う(S11)。尚、通知部204による通知処理については後述する。
一方、ステップS7の絞り混み処理の結果、2次候補車が複数台であれば(S8:Yes)、検索部203は複数台の2次候補車から推奨候補を選択する処理を行う。例えば、検索部203は、複数台の2次候補車の利用人数と空席数との少なくとも一方に基づいて推奨候補を決定する。
以下では、図4に示すように、駅200までの予定経路R1,R3が同じである2台の自動車3A,3Cが2次候補車として検索された場合に、検索部203が推奨候補を決定する場合の動作を説明する。
検索部203は、第1取得部201が自動車3A,3Cから取得した第1情報をもとに、自動車3A,3Cの乗車状況に関する乗車情報を取得する(S9)。ここで、乗車情報には、自動車3A,3Cをそれぞれ利用する利用人数に関する利用人数情報と、自動車3A,3Cの空席の数に関する空席情報とが含まれる。そして、検索部203は、自動車3A,3Cの乗車情報に基づいて、自動車3A,3Cのうち利用人数が少ない方を推奨候補として選択する(S10)。すなわち、検索部203は、複数の移動体3のそれぞれを利用している利用人数に関する利用人数情報を含む第2情報に基づいて推奨候補を検索する。例えば、図3の例では、自動車3Aの利用人数が2人、自動車3Cの利用人数が1人であるので、検索部203は利用人数が少ない自動車3Cを推奨候補として選択する。利用人数が少ない方が経由地(降車位置)が少なく、目的地に到着するまでの到着時間が短いと考えられるので、目的地までより早く到着できる2次候補車を推奨候補として選択できる。尚、検索部203は、自動車3A,3Cの乗車情報に基づいて、自動車3A,3Cのうち空席が多い方を推奨候補として選択してもよい。検索部203は、空席がより多い2次候補車を推奨候補として選択するので、快適に乗車できる2次候補車を推奨候補として選択できる。また、検索部203は、複数台の2次候補車の利用人数と空席数との両方に基づいて推奨候補を決定してもよい。例えば、検索部203は、複数台の2次候補車の中から利用人数が最小の2次候補車を選択し、利用人数が最小の2次候補車が複数存在する場合は空席数が最大の2次候補車を選択する。
尚、検索部203は、潜在利用者6が目的地に到着するまでの所要時間に基づいて、複数の移動体3の中から推奨候補を検索してもよい。例えば、検索部203は、複数の2次候補車から推奨候補を決定する際に、複数の2次候補車のそれぞれについて目的地に到着するまでの所要時間を推測する。ここで、所要時間は、潜在利用者6が現在位置から搭乗位置に移動するまでの時間、搭乗位置で自動車3に乗車するまでの待ち時間、搭乗位置から目的地まで移動するのにかかる時間とを合計した時間となる。検索部203は、潜在利用者6が目的地に到着するまでの所要時間に基づいて、推奨候補を決定しているので、最適な推奨候補を決定できる。尚、検索部203は、潜在利用者6が目的地に到着するまでの所要時間と、他の条件(例えば、搭乗位置までの距離、利用料金等)との組み合わせで推奨候補を決定してもよい。
上記の実施形態において、第2取得部202が第2情報として潜在利用者6の目的地に関する目的地情報を取得し、検索部203が、潜在利用者6の目的地に関する目的地情報に基づいて推奨候補を検索してもよい。ここで、第2取得部202は、例えば、潜在利用者6が携帯端末4に入力した目的地に関する目的地情報を携帯端末4から取得する。尚、第2取得部202は、携帯端末4から取得した携帯端末4の現在位置及び移動方向と、過去の履歴情報とに基づいて潜在利用者6の目的地を推測することで、目的地情報を取得してもよい。検索部203は、潜在利用者6の目的地に関する目的地情報に基づいて、潜在利用者6の目的地に向かって移動する自動車3を検索できる。
上述のようにして推奨候補が決定されると、通知部204が潜在利用者6に対して推奨候補を通知する通知処理を行う(S11)。以下、通知処理の詳細を説明する。通知部204は、推奨候補の利用を推奨する通知メッセージを作成し、この通知メッセージを通信部21から潜在利用者6の携帯端末4に送信する。通知メッセージには、推奨候補の自動車3に搭乗する搭乗位置(例えば図2、図4の位置P11)、搭乗予定時刻、目的地(駅200)への到着時刻、搭乗予定時刻、利用料金等の情報が含まれる。ここで、利用料金は、搭乗位置P11から目的地までの距離、自動車3に搭乗する時間帯、相乗りの人数、等に応じて設定される。また、通知メッセージには、推奨候補の自動車3の車種、自動車3の属性(禁煙車か否か等の情報)、相乗りの人数、等の情報が含まれてもよい。
ここで、潜在利用者6が携帯する携帯端末4の通信部41が管理サーバ2からの通知メッセージを受信すると、処理部40は、通知メッセージに基づいて、推奨候補の利用を推奨する通知内容を表示部43に表示させる。尚、処理部40は、推奨候補の利用を推奨する通知内容をスピーカから音声などで通知してもよい。
この通知内容に接した潜在利用者6が、推奨候補の自動車3を利用しようと考えた場合、操作部44を用いて推奨候補の自動車3への搭乗を予約する操作を行う。このとき、携帯端末4の処理部40は、操作部44の操作に応じた予約申請情報を、通信部41から通信網5を介して管理サーバ2へ送信させる。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して携帯端末4に推奨候補の利用を推奨する通知メッセージを送信させた後に、この携帯端末4から通信部21を介して予約申請情報を受信すると、推奨候補の自動車3への搭乗予約を受け付ける。以下では、自動車3への搭乗を予約した潜在利用者6を「搭乗予定者」とも言う。つまり、利用者は、自動車3を利用する以前は潜在利用者6であり、自動車3への搭乗を予約すると搭乗予定者6となる。
管理サーバ2の配車処理部206は、搭乗予定者6を搭乗位置P11から目的地の駅200まで搭乗させるための運転指示情報を作成し、通信部21を介して推奨候補の自動車3へ送信させる。ここにおいて、運転指示情報には、搭乗予定者6の搭乗位置P11と搭乗予定時刻、搭乗予定者6が降車する降車位置(駅200)と降車予定時刻(駅200への到着時刻)の情報等が含まれていればよい。推奨候補の自動車3の処理部30は、管理サーバ2から受信した運転指示情報に従って運転制御部34を制御して、自動車3を搭乗位置P11まで移動させる。自動車3の処理部30は、搭乗位置P11で停車して携帯端末4を携帯する搭乗予定者6を乗せると、自動車3を次の目的地(搭乗予定者6の降車位置、自動車3に既に乗っていた利用者の降車位置、又は他の利用者を乗せる搭乗位置)に向かって移動させる。その後、自動車3の処理部30は、搭乗予定者6の降車位置(駅200)に到着すると、降車位置で停車して搭乗予定者6を降車させ、次の目的地に向かって自動車3を移動させる。
これにより、元々相乗りのサービスを利用する意思がなかった潜在利用者6は、相乗りサービスの自動車3を利用することができ、自ら相乗りできる自動車3を探す手間が必要ないので、利便性の向上を図ることが可能な相乗り支援システム1を提供できる。また、相乗り支援システム1の運営者は、元々相乗りのサービスを利用する意思がなかった潜在利用者6に自動車3を利用してもらうことができ、効率的な輸送と、自動車3の稼働率の向上を図ることができる。また、自動車3に既に乗っていた利用者には、潜在利用者6が同乗することで、自身の支払う料金が低下するという利点がある。
尚、推奨候補の自動車3は、既に自動車3に乗っている利用者に対して、潜在利用者6を乗せる同意をとってもよい。例えば、処理部30は、自動車3の車内に設けられた液晶ディスプレイ等の表示装置に、潜在利用者6を同乗させてもよいか否かを尋ねる質問内容を表示させる。そして、処理部30は、この質問内容に対して同意の回答がある場合、又は不同意の回答がない場合は、潜在利用者6の同乗に同意する旨の回答を管理サーバ2に送信し、潜在利用者6を同乗させる。
また、ステップS11で通知された通知内容を見た潜在利用者6が、推奨候補の自動車3を利用しない場合、潜在利用者6は特に操作を行う必要はない。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して携帯端末4に推奨候補の利用を推奨する通知メッセージを送信させた後に、この携帯端末4からの予約申請情報を一定時間内に受信できなければ、推奨候補を利用する意思がないと判断して処理を終了する。
(2.2.2)予約取消処理
搭乗管理システム1が、利用者から自動車3Aへの搭乗予約を受け付けた後に、利用者(搭乗予定者6)から受け付けた搭乗予約を取り消す予約取消処理について図4〜図7に基づいて説明する。尚、利用者からの搭乗予約には、利用者自身が自発的に行った搭乗予約と、プッシュ通知を受けた潜在利用者6が行った搭乗予約とがある。
管理サーバ2の処理部20が搭乗予定者6から搭乗予約を受け付けると、時間予測部205は、所定の時間間隔(例えば1分〜数分程度の時間間隔)で、第1時刻T1を算出する処理(S21)と、第2時刻T2を算出する処理(S22)とを行う。第1時刻T1は、搭乗予定者6が乗る予定の自動車3Aが搭乗位置P11に到着する予定の時刻であり、第2時刻T2は、搭乗予定者6が搭乗位置P11に到着する予定の時刻である。
ここで、時間予測部205が第1時刻T1を算出する処理を図6に基づいて説明する。管理サーバ2の第1取得部201は、通信部21を介して搭乗予定者6が搭乗する予定の自動車3Aから、自動車3Aの状態に関する第1情報を所定の時間間隔で取得する(S31)。第1情報は、少なくとも自動車3Aの現在位置P1(図4参照)の位置情報と、速度の情報を含む。時間予測部205は、記憶部22から、搭乗予定者6が搭乗する予定の自動車3Aの運転指示情報を取得する(S32)。運転指示情報は、自動車3Aの予定経路の情報を含む。時間予測部205は、自動車3Aの予定経路の情報、及び自動車3Aの現在位置P1の位置情報等に基づいて搭乗位置P11までの移動距離を求める。また、時間予測部205は、この移動距離と自動車3Aの速度の情報とをもとに搭乗位置P11に到着するまでの第1時刻T1を算出する(S33)。尚、時間予測部205は、管理サーバ2が例えばVICS(登録商標;Vehicle Information and Communication System)等から取得した交通事故、道路工事、渋滞などの交通情報を加味して、第1時刻T1を算出してもよい。
次に、時間予測部205が第2時刻T2を算出する処理を図7に基づいて説明する。管理サーバ2の第2取得部202は、通信部21を介して搭乗予定者6が携帯する携帯端末4から、搭乗予定者6の行動状態に関する第2情報を所定の時間間隔で取得する(S41)。第2情報は、少なくとも、搭乗予定者6の現在位置P2(図4参照)の情報を含む。本実施形態では、第2情報が、搭乗予定者6の移動速度の情報を含む。時間予測部205は、記憶部22から読み込んだ地図情報に基づいて、現在位置P2から搭乗位置P11までの搭乗予定者6の経路を示す経路情報を求める(S42)。そして、時間予測部205は、搭乗予定者6の経路情報から移動距離を求め、搭乗予定者6の移動距離と移動速度とに基づいて、搭乗予定者6が搭乗位置P11に到着するまでの第2時刻T2を算出する(S43)。
時間予測部205が第1時刻T1及び第2時刻T2を算出すると、取消判断部207が、第1時刻T1と第2時刻T2との時間差に基づいて、搭乗予定者6の搭乗予約を取り消す取消処理を行うか否かを判断する(S23,S24)。
まず、取消判断部207は、第1時刻T1から第2時刻T2を引いた時間差(T1−T2)と第1閾値Th1との長短を比較する(S23)。第1時刻T1から第2時刻T2を引いた時間差が正の値になるのは、搭乗予定者6が自動車3Aよりも先に搭乗位置P11に到着する場合であり、第1時刻T1から第2時刻T2を引いた時間差は、搭乗予定者6の待ち時間に相当する。
取消判断部207は、第1時刻T1から第2時刻T2を引いた時間差(T1−T2)が第1閾値Th1よりも長い場合、つまり搭乗予定者6の待ち時間が第1閾値Th1よりも長い場合(S23:Yes)、ステップS25に移行して搭乗予約の取消処理を行う。
取消判断部207は、第1時刻T1から第2時刻T2を引いた時間差(T1−T2)が第1閾値Th1以下であれば、つまり搭乗予定者6の待ち時間が第1閾値Th1以下であれば(S23:No)、ステップS24の判定処理に移行する。
ステップS24では、取消判断部207は、第2時刻T2から第1時刻T1を引いた時間差(T2−T1)と第2閾値Th2との長短を比較する。第2時刻T2から第1時刻T1を引いた時間差が正の値になるのは、自動車3Aが搭乗予定者6よりも先に搭乗位置P11に到着する場合であり、第2時刻T2から第1時刻T1を引いた時間差は、自動車3Aの待ち時間に相当する。
取消判断部207は、第2時刻T2から第1時刻T1を引いた時間差(T2−T1)が第2閾値Th2以下であれば、つまり自動車3Aの待ち時間が第2閾値Th2以下であれば(S24:No)、搭乗予約の取消処理は行わずに処理を終了する。
取消判断部207は、第2時刻T2から第1時刻T1を引いた時間差(T2−T1)が第2閾値Th2よりも長い場合、つまり自動車3Aの待ち時間が第2閾値Th2よりも長い場合、ステップS25に移行して搭乗予約の取消処理を行う。
ここにおいて、待ち時間の閾値である第1閾値Th1及び第2閾値Th2は設定部208によって設定される。自動車3Aには複数の利用者が相乗りするため、自動車3Aに乗っている利用者の待ち時間が短くなるように、設定部208は、第2閾値Th2を第1閾値Th1よりも短い時間に設定する。一例では、搭乗予定者6の待ち時間に対する第1閾値Th1は30分であり、自動車3Aの待ち時間に対する第2閾値Th2は10分である。
時間差(T1−T2)が第1閾値Th1以下であるか(S23:Yes)、又は、時間差(T2−T1)が第2閾値Th2以下であると(S24:Yes)、取消判断部207は、搭乗予定者6の搭乗予約の取消処理を行うと判断する(S25)。取消判断部207が搭乗予約の取消処理を行うと判断すると、配車処理部206は、搭乗予定者6の搭乗及び降車をなくした自動車3Aの予定経路を示す運転指示情報を作成する。
そして、管理サーバ2の通知部204が、通信部21から搭乗予定者6の携帯する携帯端末4に、搭乗予約を取り消す旨の取消通知情報を送信させ、通信部21から自動車3Aに変更後の運転指示情報を送信する(S26)。
搭乗予定者6が携帯する携帯端末4の通信部41が管理サーバ2からの取消通知情報を受信すると、携帯端末4の処理部40は、取消通知情報に基づいて、搭乗予約を取り消す旨の通知内容を表示部43に表示させる。この通知内容を見た搭乗予定者6は、自動車3Aへの搭乗予約が取り消されたことを把握できる。また、自動車3Aの通信部31が管理サーバ2から運転指示情報を受信すると、処理部30が、変更後の予定経路に従って自動車3Aを運転するように運転制御部34を制御する。
このように、搭乗予定者6又は自動車3Aの搭乗位置P11への到着が遅れる場合、管理サーバ2が搭乗予定者6の搭乗予約を自動的に取り消している。したがって、搭乗予定者6自身が搭乗予約を取り消す手間が省け、搭乗管理システム1の利便性が向上する。また、搭乗予定者6又は自動車3Aの到着遅れが予測される場合、管理サーバ2が搭乗予定者6の搭乗予約を事前に取り消しているので、搭乗予定者6又は自動車3Aに乗っている利用者が搭乗位置P11で閾値以上の時間待たされる事態を回避できる。したがって、利便性の向上を図った搭乗管理システム1を実現できる、という利点がある。
ここで、管理サーバ2の通知部204は、搭乗予約の取消理由(例えば、自動車3の遅れ、又は搭乗予定者6の遅れ)を取消通知情報に含めて携帯端末4に送信してもよい。携帯端末4の処理部40が、取消通知情報に含まれる取消理由に基づいて、表示部43に取消理由を表示させることで、搭乗予定者6は搭乗予約が取り消された理由を把握できる。
本実施形態の搭乗管理システム1において、取消判断部207が取消処理を行うと判断した場合に、搭乗位置提案部209が搭乗位置の変更を搭乗予定者6に提案する提案処理を行ってもよい。
搭乗位置提案部209は、第1取得部201が取得した自動車3Aの現在位置P1の情報と、第2取得部202が取得した搭乗予定者6の現在位置P2の情報(現在位置情報)とに基づいて、代替の搭乗位置を選定する。例えば、搭乗予定者6の到着が遅れると予測された場合、搭乗予定者6の搭乗位置を、変更前の搭乗位置P11に比べて搭乗予定者6の現在位置P2に近い位置に変更することで、搭乗予定者6が変更後の搭乗位置に到着するまでの第2時刻T2を短縮できる。搭乗位置提案部209は、第1時刻T1と第2時刻T2との時間差(T2−T1)が第2閾値Th2以下となるように、代替の搭乗位置を求める。そして、搭乗位置提案部209は、通知部204から通信部21を介して搭乗予定者6の携帯端末4に代替の搭乗位置を提案する提案情報を通知させる。このとき、搭乗予定者6が携帯する携帯端末4では、通信部41が管理サーバ2から送信された代替の搭乗位置の情報を受信し、処理部40が表示部43に代替の搭乗位置の情報を表示させる。搭乗予定者6が操作部44を用いて搭乗位置の変更を認める操作を行うと、処理部40は、通信部41を介して管理サーバ2に搭乗位置の変更を認める応答信号を送信させる。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して搭乗予定者6の携帯端末4から搭乗位置の変更を認める応答信号を受信すると、配車処理部206に搭乗位置を変更する運転指示情報を作成させ、この運転指示情報を通信部21から自動車3Aに送信させる。このように、搭乗管理システム1は、搭乗位置での待ち時間が閾値を超える場合に、搭乗予定者6の搭乗位置を変更することで、搭乗位置での待ち時間を短縮して効率的な輸送を実現できる。
ここで、搭乗位置の変更によって自動車3Aの予定経路が遠回りになる可能性もあるので、管理サーバ2は、自動車3Aに対して、予定経路の変更を認めるか否かを問い合わせる通知情報を送信してもよい。自動車3Aの通信部31が管理サーバ2からの通知情報を受信すると、処理部30は、自動車3Aの車内に設けられた液晶ディスプレイ等の表示装置に、予定経路を変更してもよいか否かを尋ねる質問内容を表示させる。そして、処理部30は、この質問内容に対して自動車3Aに乗っている利用者から同意の回答がある場合、又は不同意の回答がない場合は、予定経路の変更に同意する旨の回答を管理サーバ2に送信し、変更後の搭乗位置で搭乗予定者6を搭乗させる。
また、本実施形態の搭乗管理システム1において、取消判断部207が取消処理を行うと判断した場合に、搭乗先提案部210が代替の自動車3(第2移動体)への搭乗を提案する提案処理を行ってもよい。
例えば、図4の例で、搭乗予定者6が自動車3Aへの搭乗を予約している場合について説明する。ここで、搭乗予定者6が搭乗を予約している移動体3Aを第1移動体とも言う。
取消判断部207が、搭乗位置での自動車3Aの待ち時間が第2閾値Th2を超えると判断して搭乗予約の取消処理を行うと判断した場合、搭乗先提案部210は、検索部203により代替の自動車3を検索させる。検索部203は、第1取得部201が取得した第1情報と、第2取得部202が取得した第2情報とに基づいて、自動車3A以外の複数の自動車3の中から、代替の自動車(第2移動体)として自動車3Cを検索する。また、検索部203は、代替の自動車3Cに搭乗予定者6が搭乗する新たな搭乗位置も求める。検索部203によって代替の自動車3Cと自動車3Cへの搭乗位置とが検索されると、搭乗先提案部210は、通知部204から通信部21を介して搭乗予定者6の携帯端末4に代替の自動車3Cと新たな搭乗位置とを通知する通知情報を送信させる。
このとき、搭乗予定者6が携帯する携帯端末4では、通信部41が管理サーバ2から送信された通知情報を受信し、処理部40が表示部43に代替の自動車3Cと新たな搭乗位置の情報を表示させる。搭乗予定者6が操作部44を用いて代替の自動車3Cを予約する操作を行うと、処理部40は、通信部41を介して管理サーバ2に予約申請情報を送信させる。管理サーバ2の処理部20は、通信部21を介して搭乗予定者6の携帯端末4から予約申請情報を受信すると、配車処理部206に自動車3Cの予定経路を変更する運転指示情報を作成させ、この運転指示情報を通信部21から自動車3に送信させる。このように、搭乗管理システム1は、搭乗位置での待ち時間が閾値を超える場合に、代替の自動車3Cと新たな搭乗位置を搭乗予定者6に提案することで、効率的な輸送を実現できる。
ここで、代替の自動車3Cの予定経路が遠回りになる可能性もあるので、管理サーバ2は、自動車3Cに対して、予定経路の変更を認めるか否かを問い合わせる通知情報を送信してもよい。自動車3Cの通信部31が管理サーバ2からの通知情報を受信すると、処理部30は、自動車3Cの車内に設けられた液晶ディスプレイ等の表示装置に、予定経路を変更してもよいか否かを尋ねる質問内容を表示させる。そして、処理部30は、この質問内容に対して自動車3Cに乗っている利用者から同意の回答がある場合、又は不同意の回答がない場合は、予定経路の変更に同意する旨の回答を管理サーバ2に送信し、搭乗予定者6を運転指示情報で指示された搭乗位置で搭乗させる。
尚、搭乗先提案部210が、検索部203により代替の自動車3を検索させた結果、代替の自動車3が見つからなかった場合、通信部21を介して搭乗予定者6の携帯端末4に代替の自動車3が見つからなかった旨の通知信号を送信させてもよい。これにより、搭乗予定者6は、携帯端末4に通知された通知信号に基づいて、代わりの自動車3が見つからなかったことを把握できる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、相乗り支援システム1と同様の機能は、相乗り支援方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した非一時的な記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る相乗り支援方法では、相乗り客が利用可能で、相乗り客が降車位置を指定可能な複数の移動体(自動車3)から複数の移動体(自動車3)の状態に関する第1情報を取得する。相乗り支援方法では、複数の移動体(自動車3)の潜在利用者(6)の行動状態に関する第2情報を取得する。相乗り支援方法では、第1情報と第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索し、推奨候補の検索結果を潜在利用者6に対して通知する。
一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、コンピュータシステムに、第1取得処理と、第2取得処理と、検索処理と、通知処理とを実行させるためのプログラムである。第1取得処理では、相乗り客が利用可能で、相乗り客が降車位置を指定可能な複数の移動体(自動車3)から複数の移動体(自動車3)の状態に関する第1情報を取得する。第2取得処理では、複数の移動体(自動車3)の潜在利用者6の行動状態に関する第2情報を取得する。検索処理では、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(自動車3)の中から、潜在利用者6に利用を推奨する推奨候補を検索する。通知処理では、検索処理の検索結果を潜在利用者6に対して通知する。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における相乗り支援システム1又は相乗り支援方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における相乗り支援システム1又は相乗り支援方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよいし、コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムで読み取り可能な非一時的な記録媒体は、メモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等である。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、相乗り支援システム1は1つの管理サーバ2で実現されているが、相乗り支援システム1の第1取得部201、第2取得部202、検索部203、通知部204の機能が2つ以上のシステムに分散して設けられてもよい。また、第1取得部201、第2取得部202、検索部203、通知部204の各々の機能が、複数のシステムに分散して設けられていてもよい。また、相乗り支援システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
上記の実施形態では、管理サーバ2の検索部203が、潜在利用者6の現在位置に基づく開始条件が成立すると推奨候補を検索する検索処理を開始しているが、開始条件は、潜在利用者6の現在位置に基づく条件に限定されない。検索部203が検索処理を開始する開始条件は、潜在利用者6の過去の行動履歴に基づく条件でもよく、検索部203は、潜在利用者6の過去の行動履歴に基づく開始条件が成立すると、検索処理を開始してもよい。
潜在利用者6の過去の行動履歴とは、例えば、潜在利用者6が過去に相乗りサービスの自動車3を利用した日時と場所との少なくとも一方に関する情報を含む。例えば、現在時刻が、潜在利用者6が相乗りサービスの自動車3を過去に利用したことがある時間帯(例えば、帰宅時に利用したときの時間帯等)になると、処理部20は開始条件が成立したと判断し、検索部203が推奨候補の検索処理を開始してもよい。また、潜在利用者6の現在位置と、潜在利用者6が相乗りサービスの自動車3に以前に搭乗した搭乗位置との距離が所定の開始判定距離以下になれば、処理部20は開始条件が成立したと判断し、検索部203が推奨候補の検索処理を開始してもよい。検索部203は、潜在利用者6の過去の行動履歴に基づく開始条件が成立すると検索処理を開始するので、潜在利用者6が移動体3を利用する可能性が高いタイミング(有効なタイミング)で検索処理を行って、潜在利用者6に推奨候補を通知することができる。また、潜在利用者6の現在位置に基づく開始条件が成立すると検索部203が検索処理を行う場合に比べて、管理サーバ2の処理部20が複数の潜在利用者6の現在位置を把握しなくて済むため、処理部20の処理の負担を軽減できるという利点もある。
上記の実施形態において、第2取得部202が第2情報として潜在利用者6の目的地に関する目的地情報を取得し、検索部203が、潜在利用者6の目的地に関する目的地情報に基づいて推奨候補を検索してもよい。ここで、第2取得部202は、例えば、潜在利用者6が携帯端末4に入力した目的地に関する目的地情報を携帯端末4から取得する。尚、第2取得部202は、携帯端末4から取得した携帯端末4の現在位置及び移動方向と、過去の履歴情報とに基づいて潜在利用者6の目的地を推測することで、目的地情報を取得してもよい。検索部203は、潜在利用者6の目的地に関する目的地情報に基づいて、潜在利用者6の目的地に向かって移動する自動車3を検索できる。
上記の実施形態では、取消判断部207は、第1時刻と第2時刻との時間差に基づいて取消処理を行うか否かを判断している。そのため、搭乗予定者6と自動車3とが同じように遅れ、第1時刻と第2時刻との時間差が閾値以下であれば、取消判断部207は搭乗予約を取り消さず、搭乗予定者6が自動車3に乗り降りすることで自動車3がさらに遅れる可能性がある。そこで、取消判断部207が、搭乗予定者6が自動車3に搭乗する予約時刻を更に考慮して取消処理を行うか否かを判断してもよい。例えば、取消判断部207が、自動車3が搭乗位置に到着する第1時刻と予約時刻との差が第3閾値より長くなると予測される場合、搭乗予約の取消処理を行うと判断してもよく、自動車3の遅れを少なくできる。尚、取消判断部207が、搭乗予定者6が搭乗位置に到着する第2時刻と予約時刻との差が第3閾値より長くなると予測される場合は、搭乗予約の取消処理を行うと判断してもよく、自動車3の遅れを少なくできる。
上記の実施形態の搭乗管理システム1において、取消判断部207が搭乗予約の取消処理を行う場合に、自動車3が搭乗位置に先着する場合と、搭乗予定者6が搭乗位置に先着する場合とで、取消処理の態様を異ならせてもよい。
例えば、自動車3が搭乗位置に先着する場合、自動車3を利用する他の利用者を待たせることになるので、取消判断部207は搭乗予約を強制的に取り消す取消処理を行う。
一方、搭乗予定者6が搭乗位置に先着する場合、搭乗予定者6が待ち時間を許容できるのであれば、必ずしも搭乗予約を取り消す必要はない。そのため、取消判断部207は、通信部21を介して携帯端末4に搭乗予約を取り消すか否かを問い合わせる通知情報を送信させる。携帯端末4の通信部41が管理サーバ2からの通知情報を受信すると、処理部40は、搭乗予約を取り消すか否かを問い合わせる通知情報を表示部43に表示する。ここで、搭乗予定者6が携帯端末4の操作部44を用いて搭乗予約の取り消し操作を行うと、処理部40は通信部41を介して管理サーバ2に搭乗予約を取り消す操作信号を送信するので、管理サーバ2の処理部20は搭乗予約を取り消す処理を行う。一方、搭乗予定者6が携帯端末4の操作部44を用いて搭乗予約を継続する操作を行うと、処理部40は通信部41を介して管理サーバ2に搭乗予約を継続する操作信号を送信するので、管理サーバ2の処理部20は搭乗予約を取り消す処理を行わない。これにより、搭乗予定者6が搭乗位置に先着する場合、管理サーバ2は、搭乗予定者6の意向を問い合わせた結果に応じて、搭乗予約を取り消すか否かを決定することができる。
したがって、搭乗管理システム1では、自動車3が搭乗位置に先着する場合と、搭乗予定者6が搭乗位置に先着する場合とで、それぞれの場合に適した態様で取消処理を行うことができる。
上記の実施形態の搭乗管理システム1において、取消判断部207は時間差以外の所定の判断条件を更に考慮して、取消処理を行うか否かを判断してもよい。
ここにおいて、所定の判断条件とは、例えば、搭乗予定者6の行動予測に基づく判断条件である。取消判断部207は、搭乗予定者6の行動予測の結果が、搭乗位置に向かって移動中であるという判断条件を満たしていない場合、搭乗予定者6の搭乗予約を取り消す取消処理を行う。第2取得部202は、搭乗予定者6の携帯端末4から取得した位置情報等に基づいて搭乗予定者6の行動予測を行っており、取消判断部207は第2取得部202による行動予測の結果を考慮して、取消処理を行う。例えば、第2取得部202により、搭乗予定者6が同じ場所(例えば店舗又は飲食店等)に留まっているとの予測結果が得られた場合、取消判断部207は、搭乗予定者6が搭乗位置に向かって移動していないと判断し、取消処理を行うと判断する。また、第2取得部202により、搭乗予定者6が搭乗位置とは反対方向に移動していたり、別の目的地に向かって移動しているとの予測結果が得られた場合、取消判断部207は、搭乗予定者6が搭乗位置に向かって移動していないと判断してもよい。このように、取消判断部207は、時間差以外の所定の判断条件を更に考慮して、取消処理を行うか否かを判断しているので、搭乗予定者6が搭乗位置に遅れることを事前に判断して搭乗予約を取り消すことができ、利便性の向上を図ることができる。尚、時間差以外の所定の判断条件は、搭乗予定者6の行動予測に基づく判断条件に限定されず、適宜変更が可能である。
上記の実施形態では、移動体が自動車3であったが、移動体は自動車3に限定されず、例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の自動車以外の乗り物でもよい。
上記の実施形態において、時間、距離等の2値の比較において、「より長い」としているところは「以上」であってもよい。つまり、2値の比較において、2値が等しい場合を含むか否かは、基準値等の設定次第で任意に変更できるので、「より長い」か「以上」かに技術上の差異はない。同様に、「以下」としているところは「より短い」であってもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る相乗り支援システム(1)は、第1取得部(201)と、第2取得部(202)と、検索部(203)と、通知部(204)と、を含む。第1取得部(201)は、複数の利用者が利用可能で、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体(3)から複数の移動体(3)の状態に関する第1情報を取得する。第2取得部(202)は、複数の移動体(3)の潜在利用者(6)の行動状態に関する第2情報を取得する。検索部(203)は、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(3)の中から、潜在利用者(6)に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う。通知部(204)は、検索部(203)の検索結果を潜在利用者(6)に対して通知する。
この態様によれば、潜在利用者(6)は、通知部(204)から通知された検索結果をもとに、推奨候補を利用するか否かを検討することができる。よって、相乗り可能な移動体(3)を利用する意思がなかった潜在利用者(6)は、自ら相乗り可能な移動体(3)を探す手間をかけることなく、推奨候補の利用を検討することができ、相乗り支援システム(1)の利便性の向上を図ることができる。
第2の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1の態様において、第1情報が、複数の移動体(3)のそれぞれを利用している利用人数に関する利用人数情報を含む。
この態様によれば、検索部(203)は、移動体(3)の利用人数を考慮して推奨候補を検索できる。例えば、検索部(203)が、利用人数が最少の移動体(3)を検索すれば、利用者を搭乗させる回数及び利用者を降車させる回数が少ない移動体(3)を推奨候補として検索でき、目的地までの所要時間が短い移動体(3)を検索できる。
第3の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1又は第2の態様において、第1情報が、複数の移動体(3)のそれぞれの予定経路に関する予定経路情報を含む。
この態様によれば、検索部(203)は、移動体(3)の予定経路を考慮して推奨候補を検索できる。
第4の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第3のいずれかの態様において、第2情報が、潜在利用者(6)の現在位置に関する位置情報を含む。
この態様によれば、検索部(203)は、潜在利用者(6)の現在位置を考慮して推奨候補を検索できる。
第5の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第4のいずれかの態様において、第2情報が、潜在利用者(6)の行動を予測した予測結果に関する行動予測情報を含む。
この態様によれば、検索部(203)は、潜在利用者(6)の行動を予測した予測結果を考慮して推奨候補を検索できる。
第6の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第5のいずれかの態様において、第2情報が、潜在利用者(6)の目的地に関する目的地情報を含む。
この態様によれば、検索部(203)は、潜在利用者(6)の目的地を考慮して推奨候補を検索できる。
第7の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第6のいずれかの態様において、検索部(203)は、潜在利用者(6)の現在位置に基づく開始条件が成立すると、検索処理を開始する。
この態様によれば、現在位置に基づく開始条件が成立する位置に潜在利用者(6)が存在すると、検索部(203)が検索処理を行っているので、有効なタイミングで検索部(203)の検索結果を潜在利用者(6)に通知させることができる。
第8の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第6のいずれかの態様において、検索部(203)は、潜在利用者(6)の過去の行動履歴に基づく開始条件が成立すると、検索処理を開始する。
この態様によれば、過去の行動履歴に基づく開始条件が成立すると、検索部(203)が検索処理を行っているので、有効なタイミングで検索部(203)の検索結果を潜在利用者(6)に通知させることができる。
第9の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第8のいずれかの態様において、検索部(203)は、潜在利用者(6)が目的地に到着するまでの所要時間に基づいて、複数の移動体(3)の中から推奨候補を検索する。
この態様によれば、検索部(203)は、目的地までの所要時間を考慮して推奨候補を検索することができる。
第10の態様に係る相乗り支援システム(1)では、第1〜第9のいずれかの態様において、検索部(203)は、複数の移動体(3)のそれぞれを潜在利用者(6)が利用した場合の利用条件の変更内容に基づいて、複数の移動体(3)の中から推奨候補を検索する。利用条件の変更内容とは、複数の移動体(3)を利用する既利用者の利用条件の変更内容である。
この態様によれば、検索部(203)は、移動体(3)を利用する既利用者の引用条件の変更内容を考慮して推奨候補を検索することができる。
第11の態様に係る相乗り支援方法は、複数の利用者が利用可能で、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体(3)から複数の移動体(3)の状態に関する第1情報を取得し、複数の移動体(3)の潜在利用者(6)の行動状態に関する第2情報を取得する。相乗り支援方法は、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(3)の中から、潜在利用者(6)に利用を推奨する推奨候補を検索し、推奨候補の検索結果を潜在利用者(6)に対して通知する。
この態様によれば、潜在利用者(6)は、通知された推奨候補の検索結果をもとに、推奨候補を利用するか否かを検討することができる。よって、相乗り可能な移動体(3)を利用する意思がなかった潜在利用者(6)は、自ら相乗り可能な移動体(3)を探す手間をかけることなく、推奨候補の利用を検討することができ、利便性の向上を図ることができる。
第12の態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、第1取得処理と、第2取得処理と、検索処理と、を実行させるためのプログラムである。第1取得処理では、複数の利用者が利用可能で、複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体(3)から複数の移動体(3)の状態に関する第1情報を取得する。第2取得処理では、複数の移動体(3)の潜在利用者(6)の行動状態に関する第2情報を取得する。検索処理では、第1情報と第2情報とに基づいて、複数の移動体(3)の中から、潜在利用者(6)に利用を推奨する推奨候補を検索する。通知処理では、検索処理の検索結果を潜在利用者(6)に対して通知する。
この態様によれば、潜在利用者(6)は、通知処理で通知された検索結果をもとに、推奨候補を利用するか否かを検討することができる。よって、相乗り可能な移動体(3)を利用する意思がなかった潜在利用者(6)は、自ら相乗り可能な移動体(3)を探す手間をかけることなく、推奨候補の利用を検討することができ、利便性の向上を図ることができる。
第13の態様に係る移動体(3)は、通信部(31)と、処理部(30)と、を備える。通信部(31)は、第1〜第10のいずれかの態様に係る相乗り支援システム(1)と通信する。処理部(30)は、通信部(31)を通じて相乗り支援システム(1)に移動体(3)の状態に関する第1情報を出力する。
この態様によれば、相乗り支援システム(1)の検索部(203)が、移動体(3)から送信された第1情報に基づいて推奨候補を検索できるので、相乗り支援システム(1)の利便性の向上を図ることができる。
上記態様に限らず、上記の実施形態に係る相乗り支援システム(1)の種々の構成(変形例を含む)は、相乗り支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2〜第10の態様に係る構成については、相乗り支援システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 支援システム
3 移動体
6 潜在利用者
30 処理部
31 通信部
201 第1取得部
202 第2取得部
203 検索部
204 通知部

Claims (13)

  1. 複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得する第1取得部と、
    前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する第2取得部と、
    前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理を行う検索部と、
    前記検索部の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する通知部と、を備える、
    相乗り支援システム。
  2. 前記第1情報が、前記複数の移動体のそれぞれを利用している利用人数に関する利用人数情報を含む、
    請求項1に記載の相乗り支援システム。
  3. 前記第1情報が、前記複数の移動体のそれぞれの予定経路に関する予定経路情報を含む、
    請求項1又は2に記載の相乗り支援システム。
  4. 前記第2情報が、前記潜在利用者の現在位置に関する位置情報を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  5. 前記第2情報が、前記潜在利用者の行動を予測した予測結果に関する行動予測情報を含む、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  6. 前記第2情報が、前記潜在利用者の目的地に関する目的地情報を含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  7. 前記検索部は、前記潜在利用者の現在位置に基づく開始条件が成立すると、前記検索処理を開始する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  8. 前記検索部は、前記潜在利用者の過去の行動履歴に基づく開始条件が成立すると、前記検索処理を開始する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  9. 前記検索部は、前記潜在利用者が目的地に到着するまでの所要時間に基づいて、前記複数の移動体の中から前記推奨候補を検索する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  10. 前記検索部は、前記複数の移動体のそれぞれを前記潜在利用者が利用した場合に、前記複数の移動体を利用する既利用者の利用条件が変更される変更内容に基づいて、前記複数の移動体の中から前記推奨候補を検索する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の相乗り支援システム。
  11. 複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得し、
    前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得し、
    前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索し、
    前記推奨候補の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する、
    相乗り支援方法。
  12. コンピュータシステムに、
    複数の利用者が利用可能で、前記複数の利用者の各々が降車位置を指定可能な複数の移動体の状態に関する第1情報を取得する第1取得処理と、
    前記複数の移動体の潜在利用者の行動状態に関する第2情報を取得する第2取得処理と、
    前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記複数の移動体の中から、前記潜在利用者に利用を推奨する推奨候補を検索する検索処理と、
    前記検索処理の検索結果を前記潜在利用者に対して通知する通知処理と、を実行させるための、
    プログラム。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の相乗り支援システムと通信する通信部と、
    前記通信部を通じて前記相乗り支援システムに前記移動体の状態に関する前記第1情報を出力する処理部と、を備える、
    移動体。
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