JP6323135B2 - 建設車両用空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、1本のコアフィラメントとM本(M=4〜6)のシースフィラメントとからなるN本(N=3〜5)のストランドを撚り合わせたN×(1+M)構造を有するスチールコードベルト保護層の補強コードとして用いた建設車両用空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、スチールコードのストランド内へのゴム浸透性を改善して耐久性の向上を可能にした建設車両用空気入りタイヤに関する。
ゴム補強用のスチールコードとして、複数本のフィラメントを互いに撚り合わせてストランドを構成し、複数本のストランドを互いに撚り合わせた複撚り構造を有するスチールコードが広く普及している(例えば、特許文献1〜4参照)。
例えば、建設車両用空気入りタイヤにおいては、トレッド部におけるカーカス層の外周側にベルト層を配置し、そのベルト層の外周側にベルト層の保護を目的としたベルト保護層を配置することが行われているが、そのようなベルト保護層の補強コードとしても4×(1+5)×0.25HEに代表される複撚り構造のスチールコードが使用されている。
しかしながら、複撚り構造のスチールコードは、複数本のストランドが互いに撚り合わされているため、ストランド内へのゴム浸透性が悪いという欠点がある。そのため、ゴム製品に埋設された複撚り構造のスチールコードの内部に水分が滲み込むと、その水分がスチールコードの長手方向に沿って伝播し、その結果、広い範囲で錆が成長してゴム製品の耐久性を低下させることになる。
このような不都合に鑑みて、複撚り構造のスチールコードにおけるストランド内へのゴム浸透性を改善することが求められている。特に、建設車両用空気入りタイヤは、鉱山のような荒れた地表上において高負荷条件で使用され、トレッド部に外傷を受け易いので、外傷部分からの水分伝播を防止するために、ベルト保護層に使用されるスチールコードには良好なゴム浸透性が求められている。
特開平8−284080号公報 特開2010−90509号公報 特許第3759292号公報 特許第4582672号公報
本発明の目的は、スチールコードのストランド内へのゴム浸透性を改善して耐久性の向上を可能にした建設車両用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の建設車両用空気入りタイヤは、トレッド部におけるカーカス層の外周側にベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にベルト保護層を配置した建設車両用空気入りタイヤにおいて、前記ベルト保護層を構成する補強コードとして、4%以上の破断伸びを有すると共に、1本のコアフィラメントとM本(M=4〜6)のシースフィラメントとからなるN本(N=)のストランドを撚り合わせたN×(1+M)構造を有するスチールコードを用い、前記コアフィラメントが偏平形状を有すると共にその軸廻りに捩られており、前記コアフィラメントの長径Daと短径Dbとが1<Da/Db≦3の関係を満たし、前記コアフィラメントの長径Daと前記シースフィラメントの直径Dsとが1≦Da/Dsの関係を満たすことを特徴とするものである。
本発明では、N×(1+M)構造のスチールコードを構成するにあたって、各ストランドのコアフィラメントを偏平形状とし、そのコアフィラメントに対して捩じりを付与すると共に、コアフィラメントの長径Daと短径Dbとが1<Da/Db≦3の関係を満たし、コアフィラメントの長径Daとシースフィラメントの直径Dsとが1≦Da/Dsの関係を満たすことにより、ストランド内へのゴム浸透性を改善し、そのスチールコードを用いたゴム製品の耐久性を向上することができる。
本発明において、コアフィラメントの長径Daとシースフィラメントの直径Dsとは1.05≦Da/Ds≦1.20関係を満たすことが好ましい。これにより、ストランド内へのゴム浸透性を改善し、そのスチールコードを用いたゴム製品の耐久性を向上することができる。
また、建設車両用空気入りラジアルタイヤのベルト保護層を構成するスチールコードとして、上述のスチールコードを使用した場合、ストランド内へのゴム浸透性を改善し、タイヤ耐久性を向上することができる。
本発明の実施形態からなる建設車両用の空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 本発明で使用されるN×(1+M)構造を有するスチールコードの一例を示す断面図である。 従来のN×(1+M)構造を有するスチールコードの一例を示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる建設車両用の空気入りタイヤを示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間にはタイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含むカーカス層4が装架され、そのカーカス層4の端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。
トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層6a,6b,6c,6dが埋設されている。これらベルト層6a〜6dはタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層6a〜6dにおいて、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば15°〜40°の範囲に設定され、そのコード打ち込み密度は例えば10本/50mm〜25本/50mmの範囲に設定されている。ベルト層6a〜6dの補強コードとしては、スチールコードが使用されている。
更に、ベルト層6a〜6dの外周側には複数層のベルト保護層7a,7bが埋設されている。ベルト層6a〜6dがトレッド部1の補強を担持しているのに対して、ベルト保護層7a,7bはベルト層6a〜6dを保護する目的で配設されている。これらベルト保護層7a,7bはタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト保護層7a,7bにおいて、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば20°〜40°の範囲に設定され、そのコード打ち込み密度は例えば10本/50mm〜30本/50mmの範囲に設定されている。そして、ベルト保護層7a,7bの補強コードとしては、以下のようなN×(1+M)構造を有するスチールコードが使用されている。
図2は本発明で使用されるN×(1+M)構造を有するスチールコードの一例を示すものである。図2に示すように、スチールコード10は、1本のコアフィラメント11cとM本(M=4〜6)のシースフィラメント11sとからなるN本(N=3〜5)のストランド11を撚り合わせたN×(1+M)構造を有している。本実施形態において、スチールコード10は4本のストランド11を有し、各ストランド11が1本のコアフィラメント11cと5本のシースフィラメント11sとから構成されている。つまり、4×(1+5)構造である。その他の例として、例えば、3×(1+4)構造、3×(1+5)構造、4×(1+4)構造、5×(1+4)構造、5×(1+5)構造を挙げることができる。
また、スチールコード10は4%以上の破断伸びを有している。このような破断伸びをスチールコード10に付与することにより、ベルト保護層7a,7bがベルト層6a〜6dに対する保護機能を十分に発揮することができる。
上記スチールコード10において、各ストランド11のコアフィラメント11cは偏平形状を有すると共にその軸廻りに捩られている。コアフィラメント11cの断面形状は、長径Daと短径Dbとを有する偏平形状であれば特に限定されるものではないが、例えば、図示のような楕円形状を採用することができる。そして、コアフィラメント11cの長径Daと短径Dbとは1<Da/Db≦3の関係を満たし、コアフィラメント11cの長径Daとシースフィラメント11sの直径Dsとは1≦Da/Dsの関係を満たしている。
上述した空気入りタイヤでは、ベルト保護層7a,7bの補強コードとして、1本のコアフィラメント11cとM本(M=4〜6)のシースフィラメント11sとからなるN本(N=3〜5)のストランド11を撚り合わせたN×(1+M)構造のスチールコード10を用いるにあたって、各ストランド11のコアフィラメント11cを偏平形状とし、そのコアフィラメント11cに対して捩じりを付与すると共に、コアフィラメント11cの長径Daと短径Dbとが1<Da/Db≦3の関係を満たし、コアフィラメント11cの長径Daとシースフィラメント11sの直径Dsとが1≦Da/Dsの関係を満たすことにより、ストランド11内へのゴム浸透性を改善することができる。
より具体的には、図2に示すように、偏平形状を有すると共に捩じりが付与されたコアフィラメント11cと円形断面形状を有するシースフィラメント11sとの間には十分な空間が形成され、ストランド11内にゴムが浸透し易くなっている。これに対して、図3に示すような従来のスチールコード20では、円形断面形状を有するコアフィラメント21cと円形断面形状を有するシースフィラメント21sとの間に十分な空間が形成されないので、ストランド21内にゴムが浸透し難くなっている。
上述したスチールコード10をベルト保護層7a,7bの補強コードとして用いているので、建設車両用空気入りタイヤが鉱山のような荒れた地表上において高負荷条件で使用され、トレッド部1に外傷を受けた場合であっても、その外傷部分からの水分伝播を抑制することができる。これにより、ベルト保護層7a,7bの腐食を抑制し、タイヤ耐久性を向上することができる。
各ストランド11において、1本のコアフィラメント11cの周囲にM本(M=4〜6)のシースフィラメント11sが撚り合わされているが、シースフィラメント11sの本数が上記範囲から外れると、シースフィラメント11sを所定の位置に配置することが難しくなり、安定した撚り構造を得ることが困難になると共に、ゴム浸透性の改善効果が不十分になる。
更に、スチールコード10において、N本(N=3〜5)のストランド11が互いに撚り合わされているが、ストランド11の本数が上記範囲から外れると、これらストランド11を所定の位置に配置することが難しくなり、安定した撚り構造を得ることが困難になると共に、ゴム浸透性の改善効果が不十分になる。
コアフィラメントの長径Daと短径Dbとは1<Da/Db≦3の関係を満たすことが必要である。コアフィラメント11cをDa/Dbが1よりも大きい偏平形状とし、そのコアフィラメント11cに対して捩じりを付与することにより、コアフィラメント11cとシースフィラメント11sとの間に螺旋状に延長する連続空間が形成されてストランド11内へのゴム浸透性が良好になる。しかしながら、Da/Dbが3よりも大きいと上記のような連続空間は増加するもののコアフィラメント11cの強度が不十分になる。特に、コアフィラメントの長径Daと短径Dbとは1.5≦Da/Db≦2.3の関係を満たすことが好ましい。
また、コアフィラメント11cの長径Daとシースフィラメント11sの直径Dsとは1≦Da/Dsの関係を満たすことが必要である。Da/Dsが1よりも小さいとストランド11内へのゴム浸透性の改善効果が不十分になる。特に、コアフィラメント11cの長径Daとシースフィラメント11sの直径Dsとは1.05≦Da/Ds≦1.20の関係を満たすことが好ましい。このようにコアフィラメント11cの長径Daをシースフィラメント11sの直径Dsよりも大きくした場合、ストランド11内へのゴム浸透性が更に改善される。
コアフィラメント11cの長径Daは0.15mm〜0.45mmの範囲に設定し、シースフィラメント11sの直径Dsは0.15mm〜0.35mmの範囲に設定すると良い。これにより、建設車両用空気入りタイヤのベルト保護層7a,7bの補強コードとして好適なスチールコード10を構成することがきる。
また、コアフィラメント11cの長手方向の捩じりピッチは8.0mm〜20.0mmの範囲に設定することが好ましい。コアフィラメント11cの長手方向の捩じりピッチが8.0mmよりも小さいとストランド11内へのゴム浸透性の改善効果が低下し、逆に20.0mmよりも大きいとコアフィラメント11cとシースフィラメント11sとの間に空間が形成され難くなる。
上述した実施形態では、所定の複撚り構造を有するスチールコード10を建設車両用空気入りタイヤのベルト保護層7a,7bに使用した場合について説明したが、本発明では上記のようなスチールコード10を各種のゴム製品の補強材として使用することが可能である。
タイヤサイズ2700R49で、トレッド部におけるカーカス層の外周側に4層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側に2層のベルト保護層を配置した空気入りタイヤにおいて、ベルト保護層の補強コードだけを異ならせた従来例、比較例1〜2及び実施例1〜4のタイヤを製作した。
即ち、従来例、比較例1〜2及び実施例1〜4において、ベルト保護層の補強コードとして、1本のコアフィラメントと5本のシースフィラメントとからなる4本のストランドを撚り合わせた4×(1+5)構造を有するスチールコードを使用し、コアフィラメントの長径Daと短径Dbとの比Da/Db、コアフィラメントの長径Daとシースフィラメントの直径Dsとの比Da/Ds、コアフィラメントの捩じりの有無を表1のように設定した。コアフィラメントの捩じりピッチは10.0mmとした。
また、上述した建設車両用空気入りタイヤにおいて、内側のベルト保護層の幅を590mmとし、外側のベルト保護層の幅を500mmとし、両ベルト保護層のタイヤ周方向に対するコード角度をそれぞれ30°とし、両ベルト保護層のコード打ち込み密度をそれぞれ15本/50mmとした。また、全てのタイヤのベルト保護層において、スチールコードをS撚りとし、ストランドをS撚りとし、スチールコードの撚りピッチを9mmとし、ストランドの撚りピッチを6mmとした。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、ゴム浸透率、錆成長距離及びタイヤ耐久性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
ゴム浸透率:
試験タイヤのベルト保護層からスチールコードを取り出し、コード外側に付着したゴムをカッターナイフで除去し、そのスチールコードから1本のストランドを除去し、ストランドで囲まれたコード内のゴム浸透率(%)を画像データに基づいて測定した。更に、ストランドから1本のフィラメントを除去し、フィラメントで囲まれたストランド内のゴム浸透率(%)を画像データに基づいて測定した。このような測定をタイヤ周上の8箇所で行い、これら8箇所で測定されたゴム浸透率の平均値をコード内及びストランド内のゴム浸透率とした。
錆成長距離:
試験タイヤのトレッド部の1箇所にドリルでベルト保護層に到達する穴を形成し、その試験タイヤを建設車両に装着して300時間の実車走行を行った後、トレッドゴムを剥がしてベルト保護層を露出させ、ドリル穴からの錆成長距離を測定した。評価結果は従来例を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど錆成長距離が短いことを意味する。
タイヤ耐久性:
試験タイヤのトレッド部の1箇所にドリルでベルト保護層に到達する穴を形成し、その試験タイヤを建設車両に装着して300時間の実車走行を行った後、試験タイヤをリムサイズ19.50のOR試験リムに装着し、ドラム外周面に高さ200mmのクリートを備えたドラム試験機を用いて、内圧700kPa、速度10km/h、初期荷重183kNの条件にて走行試験を開始し、10時間毎に荷重を52kNずつ増加させ、タイヤが故障するまでの走行距離を測定した。このような走行距離の測定は各試験タイヤについて10本ずつ行い、その平均値を求めた。評価結果は従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどタイヤ耐久性が優れていることを意味する。
Figure 0006323135
表1から明らかなように、実施例1〜4では、ベルト保護層を構成するスチールコードのストランド内のゴム浸透率が高いため、それに呼応して錆成長距離が短くなっていた。その結果、実施例1〜4のタイヤは、従来例との対比において、耐久性が優れたものであった。
これに対して、比較例1のタイヤにおいては、コアフィラメントの長径Daとシースフィラメントの直径Dsとの比Da/Dsが小さ過ぎるため、ベルト保護層を構成するスチールコードのストランド内のゴム浸透率が低く、錆成長距離が長く、耐久性に劣るものであった。また、比較例2のタイヤでは、偏平形状を有するコアフィラメントに捩じりを与えていないため、ベルト保護層を構成するスチールコードのストランド内のゴム浸透率が低く、錆成長距離が長く、耐久性に劣るものであった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6a〜6d ベルト層
7a,7b ベルト保護層
10 スチールコード
11 ストランド
11c コアフィラメント
11s シースフィラメント

Claims (2)

  1. トレッド部におけるカーカス層の外周側にベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にベルト保護層を配置した建設車両用空気入りタイヤにおいて、前記ベルト保護層を構成する補強コードとして、4%以上の破断伸びを有すると共に、1本のコアフィラメントとM本(M=4〜6)のシースフィラメントとからなるN本(N=)のストランドを撚り合わせたN×(1+M)構造を有するスチールコードを用い、前記コアフィラメントが偏平形状を有すると共にその軸廻りに捩られており、前記コアフィラメントの長径Daと短径Dbとが1<Da/Db≦3の関係を満たし、前記コアフィラメントの長径Daと前記シースフィラメントの直径Dsとが1≦Da/Dsの関係を満たすことを特徴とする建設車両用空気入りタイヤ。
  2. 前記コアフィラメントの長径Daと前記シースフィラメントの直径Dsとが1.05≦Da/Ds≦1.20の関係を満たすことを特徴とする請求項に記載の建設車両用空気入りタイヤ。
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