JP6322998B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6322998B2
JP6322998B2 JP2013266620A JP2013266620A JP6322998B2 JP 6322998 B2 JP6322998 B2 JP 6322998B2 JP 2013266620 A JP2013266620 A JP 2013266620A JP 2013266620 A JP2013266620 A JP 2013266620A JP 6322998 B2 JP6322998 B2 JP 6322998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording medium
recording apparatus
unit
lens sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013266620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015120320A (ja
Inventor
克己 山田
山田  克己
鈴木 勝仁
勝仁 鈴木
友浩 安福
友浩 安福
伸寿 野本
伸寿 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013266620A priority Critical patent/JP6322998B2/ja
Priority to US14/582,577 priority patent/US9199490B2/en
Publication of JP2015120320A publication Critical patent/JP2015120320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6322998B2 publication Critical patent/JP6322998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

本発明は、記録装置に関する。
複数の凸レンズを配置したレンチキュラーレンズを備えたレンズシートに印刷画像を形成し、このレンチキュラーレンズの側からレンズシートを視認すると、立体感のある画像として視認できるようにした記録装置がある。例えば、特許文献1では、レンチキュラーレンズを備えたレンズシートにインクを噴射して印刷画像を形成する専用の記録装置が開示されている。
レンズシートに印刷画像を形成する専用の記録装置は、印刷可能な被記録媒体が限定されるため、記録装置としての製造コストが高くなる。そこで、例えば、特許文献2のような、装置本体の下部に用紙カセットを備えた記録装置を用いて、レンズシートに印刷画像を形成することが考えられる。
特開2009−96100号公報 特開2013−166390号公報
しかしながら、このような記録装置には、用紙カセットが配置された装置本体の下部から上部に向かい、さらに記録部側に向かって湾曲した搬送経路が設けられている。そのため、樹脂などで形成されたレンチキュラーレンズを備えたレンズシートは柔軟に曲がらないので、レンズシートが湾曲した搬送経路で停止したり、レンズシートが破損してしまう。そのため、用紙カセットを備えた記録装置を用いて、レンズシートに印刷画像を形成することができないという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]第1の被記録媒体、第2の被記録媒体に記録する記録部と、前記第1の被記録媒体を収容する被記録媒体収容部と、湾曲経路を有し、前記被記録媒体収容部側から給送された前記第1の被記録媒体を前記記録部側に搬送する湾曲経路搬送部と、を備え、前記湾曲経路搬送部には、前記第2の被記録媒体が挿入可能な開口部が設けられ、前記開口部は、鉛直方向において、前記記録部によって記録されるときの前記第2の被記録媒体の位置に設けられ、前記開口部と前記位置との間には、直線状に搬送する直線搬送経路が設けられることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、開口部が、鉛直方向において、記録部によって記録されるときの第2の被記録媒体の位置に設けられ、開口部と前記位置との間には、直線状に搬送する直線搬送経路が設けられる。これにより、第2の被記録媒体は、湾曲経路を搬送されることなく、直線搬送経路を搬送されて記録部によって記録される。そのため、第2の被記録媒体が、湾曲経路で停止したり、損傷されることがない。従って、第1の被記録媒体または第2の被記録媒体に記録を行うことができるので記録装置の製造コストの増加を抑制できる。
[適用例2]前記開口部の鉛直方向の下側には、水平方向に延在し、前記第2の被記録媒体を載置する載置台が備えられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2の被記録媒体を安定した姿勢で記録部側に搬送できる。
[適用例3]前記載置台は、延在する方向が鉛直方向に変えられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、載置台を使用しないときは、記録装置が占める空間領域を小さくできる。
[適用例4]前記載置台は、前記第2の被記録媒体の搬送方向と交わる方向において、前記第2の被記録媒体の凹凸部と嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2の被記録媒体の搬送方向と交わる方向において、第2の被記録媒体の位置を定めることができる。
[適用例5]前記直線搬送経路を搬送されるときの前記第2の被記録媒体の曲率は、前記湾曲経路搬送部を搬送されるときの前記第1の被記録媒体の曲率より小さいことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2の被記録媒体が損傷することを抑制できる。
[適用例6]前記載置台には、前記第2の被記録媒体の搬送方向と交わる方向の端部の位置を規制するとともに、前記第2の被記録媒体の搬送方向をガイドするガイド部が備えられることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第1の被記録媒体に形成される画像品質の低下を抑制できる。
[適用例7]前記第2の被記録媒体は、トレイに載置されて搬送されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、トレイに載置された状態で搬送することによって第2の被記録媒体の位置が変動することを抑制できる。
[適用例8]前記第1の被記録媒体、前記第2の被記録媒体の搬送方向における端部を検出する端部検出部を備え、前記トレイの搬送方向における端部は、前記端部検出部によって検出されることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、トレイの搬送方向における端部を検出する端部検出部を別に設けなくてもよいので、製造コストの増加を抑制できる。
[適用例9]前記湾曲経路搬送部は、被記録面が反転された姿勢の前記第1の被記録媒体を搬送することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、湾曲経路搬送部を用いて、第1の被記録媒体の被記録面を反転させることができる。
[適用例10]前記第2の被記録媒体は、視差変化による立体視可能な画像を形成する構成を備えることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、記録装置によって、視差変化による立体視可能な画像を第2の被記録媒体に形成することができる。
記録装置の外観斜視図。 記録装置の外観斜視図。 用紙反転ユニットが抜き取られた状態での記録装置の斜視図。 記録装置の概略構成を示す断面図。 (a)は、載置台を備えた記録装置の外観斜視図、(b)は、載置台の一部を示す図、(c)は、シートガイドとレンズシートの断面図。 用紙反転ユニットの開口部からレンズシートを挿入する状態を示す断面図。 (a)は、レンズシートをレンチキュラーレンズ側から見た図、(b)は、レンズシートの概略構成を示す断面図。 用紙の搬送経路が交差する部分を、記録部の副走査方向における下流側に設けた記録装置の概略構成を示す図。 レンズシートを搭載したトレイを示す斜視図。
以下、記録装置の一実施形態について、図面に従って説明する。図1(a)は、本実施形態における記録装置1の正面側から見た外観斜視図である。図1(b)は、本実施形態における記録装置1の背面側から見た外観斜視図である。記録装置1は、複数の筐体によって囲まれた略直方体形状を呈する筐体5内に、インクを噴射して画像を記録する記録部13を備える。記録部13は、インクを噴射する液体噴射ヘッド3を備え、キャリッジモーター(不図示)の駆動に伴って、ガイド部材4に沿って主走査方向Xに往復移動するキャリッジ2を含んで構成される。
筐体5の正面側には、記録部13を操作するための操作パネル6が配置され、鉛直方向Zにおける操作パネル6の上面側には、画像読取部11が配設されている。使用者は、筐体5の上部に設けられたカバー10を回動させ、読み取り対象となる原稿などを原稿台(不図示)に載置し、画像を読み取らせることができる。
操作パネル6はメニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)や操作部(例えば操作ボタン)などを備えている。操作パネル6は、その上方側に設けられたヒンジなどの回転機構によって下方側が前方に持ち上げられて開く構成とされ、筐体5に開閉可能に取り付けられている。
記録部13の下方には、用紙P1を積層状態で載置する用紙カセット12が備えられる。操作パネル6の下方には、前面蓋部7が下部を支点として回動可能に備えられ、用紙カセット12は、前面蓋部7が前面側に回動して開いた状態で、筐体5に対して挿抜可能に備えられる。用紙カセット12に載置された用紙P1は、記録部13に送られて記録され、副走査方向Yにおける下流側(以降は、下流側という)に排出される。
図2(a)、(b)は、記録装置1の背面側上部に設けられた開閉蓋9が回動し開いた状態を示す。使用者は、開閉蓋9を回動させ、差込口8から手差しで一枚ずつ用紙P2を挿入する。差込口8から挿入された用紙P2は、記録部13に送られて、記録され下流側に排出される。
図1(b)、図2(b)の用紙反転ユニット40の背面側の背面壁部48には、主走査方向Xに延びる開口部42が設けられる。開口部42は、後述するレンズシートLS(図7(a)、(b)参照)が使用者によって挿入されるための挿入口となる。
図3は、用紙反転ユニット40が筐体5に設けられた装着部20から後方へ抜き取られた状態で、背面側から見た記録装置1の斜視図である。図1(a)の記録装置1の背面側の用紙カセット12の上方には、用紙の反転機構を備えた図3の用紙反転ユニット40が、装着部20に対して着脱可能に備えられる。
用紙反転ユニット40は、図1(a)の用紙カセット12に載置された用紙P1が、記録部13に向かって搬送されるときや、図2(a)の差込口8から挿入された用紙P2が記録部13に向かって搬送されるときの、搬送経路を有する。
また、用紙反転ユニット40の搬送経路は、記録部13へ供給される用紙P1,P2の両面に記録を行うために、用紙P1,P2の表裏の面を反転つまり被記録面を反転させる際の搬送経路となる。
図1(b)の用紙反転ユニット40には、使用者が指先を挿入して把持動作することで主走査方向Xにスライド移動する一対の操作部41が設けられる。使用者がこの操作部41を互いに近づくようにスライド移動させることで筐体5との係止状態が解除され、筐体5から用紙反転ユニット40を後方へ抜き取ることができる。
図4は、用紙反転ユニット40を装着部20に装着した状態で、主走査方向Xから見た記録装置1の概略構成を示す断面図である。記録部13の上方には、カバー10を上部に備えた画像読取部11が配置される。装着部20の下方には、回動軸24を支点として揺動する揺動部材23に支持される給送ローラー22が備えられる。
用紙反転ユニット40の筐体は、背面壁部48、上部壁部49を含んで構成される。用紙反転ユニット40は、中間搬送駆動ローラー50、中間搬送駆動ローラー50の駆動回転により従動回転する従動ローラー51,52,53、回動軸44を支点として揺動する揺動部材45、回動軸46を支点として揺動する揺動部材47、回動軸55を支点として揺動する揺動部材54、を含んで構成される。また、用紙反転ユニット40は、開閉蓋9、差込口8を構成する部材を含む。
用紙カセット12に載置された用紙P1は、給送ローラー22の駆動回転により、分離斜面25を通り、揺動部材54と実線に示す回動位置にある揺動部材45との間に形成された空間領域である搬送路S1に給送される。矢印方向に駆動回転する中間搬送駆動ローラー50と、従動ローラー52,53によって挟持された用紙P1は、実線に示す回動位置にある揺動部材47と中間搬送駆動ローラー50との間の空間領域である搬送路S2を通り、上部壁部49と、壁部21との間に形成された空間領域である搬送路S3に搬送され、壁部21の上部に形成された搬送面21aに沿って下流側に搬送される。
搬送面21aに沿って搬送される用紙P1は、駆動回転する搬送駆動ローラー26と、搬送駆動ローラー26の駆動回転により従動回転する従動ローラー27とに挟持され、液体噴射ヘッド3と対向する位置を支持部材28に支持されて下流側に搬送される。
主走査方向Xに往復移動する液体噴射ヘッド3によって、搬送される用紙P1にインクが噴射されて画像が記録される。用紙P1は、排出駆動ローラー29と、排出駆動ローラー29の駆動回転によって従動回転する従動ローラー30とに挟持され、搬送路形成部材31の上面に沿って下流側に搬送され、前面蓋部7が回動して形成された開口部から排出される。
破線に示すように開閉蓋9が背面側に回動された状態で、図2(a)の用紙P2が差込口8から挿入されると、破線に示すように揺動部材47の先端部が下方に回動し、差込口8の中間搬送駆動ローラー50側が開放される。
用紙P2は、駆動回転する中間搬送駆動ローラー50と従動ローラー53とに挟持されて搬送路S3に搬送される。そして、用紙P2は、搬送駆動ローラー26と従動ローラー27とによって搬送されながら、記録部13において画像が記録され、前面蓋部7が回動して形成された開口部から排出される。
次に、用紙反転ユニット40によって、用紙P1,P2が反転されて、用紙P1,P2の表面と裏面との両面に記録を行う動作について説明する。用紙カセット12から搬送路S1,S2を通り搬送された用紙P1、差込口8から挿入された用紙P2は、中間搬送駆動ローラー50と従動ローラー53によって下流側に搬送される。この時点では、用紙P1,P2は、表面が上方すなわち液体噴射ヘッド3側に向いた状態で、搬送駆動ローラー26と従動ローラー27とによって搬送され、記録部13において用紙P1,P2の表面に画像が記録される。
そして、表面に画像が記録された用紙P1,P2は、搬送駆動ローラー26の逆回転により、副走査方向Yにおける上流側(以降は、上流側という)に搬送され、矢印方向に駆動回転する中間搬送駆動ローラー50と、従動ローラー51とによって、従動ローラー51と揺動部材45との間の空間領域である搬送路S4に搬送される。
破線に示すように、揺動部材45は先端部が背面側に回動し、用紙P1,P2は搬送路S1に搬送される。そして、用紙P1,P2は、中間搬送駆動ローラー50と従動ローラー52,53とによって搬送路S2,S3を通り搬送される。この時点における用紙P1,P2は、裏面が上方を向いた姿勢で搬送面21aに沿って下流側に搬送され、搬送駆動ローラー26と従動ローラー27とによって搬送され、記録部13において用紙P1,P2の裏面に画像が記録される。
液体噴射ヘッド3の上流側には、用紙P1,P2の副走査方向Yの端部を検出する、例えば光学式の端部検出部32が備えられる。
ここで、レンズシートLSについて説明する。図7(a)は、レンズシートLSをレンチキュラーレンズLS1側から見た図である。レンチキュラーレンズLS1は、方向Hを長手方向とする複数のシリンドリカル凸レンズL(以降は、レンズLという)が、一定のピッチKで幅方向Wに並列配置された構成となっている。
図7(b)は、方向Hから見たレンズシートLSの概略構成を示す断面図である。レンズシートLSは、表面に位置するレンチキュラーレンズLS1と、このレンチキュラーレンズLS1の裏面と接するインク吸収層LS2と、レンズシートLSの裏面に位置するインク透過層LS3とを具備している。レンチキュラーレンズLS1においては、それぞれのレンズLを進行する光の焦点が、レンチキュラーレンズLS1の裏面に位置するように、レンズLの曲率が形成される。
インク透過層LS3は、不図示のノズルから噴射されたインク滴が最初に付着する部分であり、付着したインクが透過していく部分である。このインク透過層LS3は、たとえば酸化チタン、シリカゲル、PMMA(メタクリル樹脂)等の微粒子、硫酸バリウム、ガラスファイバー、プラスチックファイバー等を材質として形成されている。また、インク吸収層LS2は、インク透過層LS3を透過したインクを吸収し固着させる部位である。このインク吸収層LS2は、たとえばPVA(ポリビニルアルコール)等の親水性ポリマー樹脂、カチオン化合物、シリカ等の微粒子等を材質として形成されている。また、レンチキュラーレンズLS1は、PET、PETG、APET、PP、PS、PVC、アクリル、UV樹脂等を材質として形成されている。
なお、インク吸収層LS2は透明であると共に、インク透過層LS3は、白色である。しかしながら、インク吸収層LS2が白色であっても良く、またインク透過層LS3が透明であっても良く、さらにインク透過層LS3とインク吸収層LS2の両方が透明であっても良い。また、本実施例では、インク透過層LS3が存在することにより、印刷後であっても、レンズシートLSを直ぐに触ることが可能となっている。しかしながら、レンズシートLSは、インク透過層LS3を具備しない構成を採用しても良い。
また、図7(a)に示すように、本実施例におけるレンズシートLSは矩形状の外観を有し、レンズシートLSの幅方向Wの両端部(方向Hに延びる縁部)が、レンズLの長手方向と平行となっている。
図5(a)は、筐体5の背面側に載置台56を備えた記録装置1の外観斜視図である。記録装置1の背面側に、載置台56が着脱可能に備えられる。記録装置1の背面側には、載置台56を回動可能に支持する係合部(不図示)が設けられる。図5(a)に示すように、載置台56は、水平方向に載置面が延びるようにして備えられる。使用者は、レンズシートLSを載置台56に載置し、開口部42からレンズシートLSを挿入する。
使用者は、載置台56の先端部(図面右側)を矢印方向に回動させて、一点鎖線に示すように、載置台56の載置面を鉛直方向にした状態にすることができる。このような構成により、レンズシートLSを開口部42から挿入して記録する必要のないときは、載置台56を鉛直方向にした状態にし、記録装置1の占める背面側の空間領域を小さくすることができる。
載置台56の上部における主走査方向Xにおける両側には、レンズシートLSの主走査方向Xにおける両端部の位置を規制するエッジガイド57a,57bが、主走査方向Xにスライド可能に備えられる。エッジガイド57a,57bは、載置台56から上方に立設するとともに、副走査方向Yに延在する形状である。
載置台56の上部には、図5(b)のシートガイド561が設けられる。シートガイド561は、エッジガイド57a,57bによってレンズシートLSの両端部が規制される主走査方向Xにおける最大の範囲内に設けられる。また、シートガイド561は、載置台56の上部における副走査方向Yにおいては、エッジガイド57a,57bが設けられた範囲を除いて、載置台56における前面側の端部から背面側の端部まで設けられる。
図5(b)は、載置台56の破線Rで示した円内の部分を拡大した図である。載置台56は、支持部材560と、支持部材560の上部に貼付されたシートガイド561とによって構成される。
図5(c)は、シートガイド561と、シートガイド561の上部に載置されたレンズシートLSを、副走査方向Yから見た断面図である。シートガイド561は、基板563にレンチキュラーレンズLS1と同一部材である凸部562が貼付されて構成される。
凸部562は、レンズシートLSのレンチキュラーレンズLS1と同一形状に形成され、図7(b)のレンチキュラーレンズLS1の配設ピッチKと同一ピッチに形成される。
尚、基板563を樹脂成形により作成する場合には、成形金型に予め凸部562に対応する型面を形成して、凸部562を基板563と一体に成形するようにしても良い。また、フッ素樹脂等の低摩擦の樹脂材によって基板563を形成することにより、レンズシートLSと凸部562との摩擦が小さくなり、レンズシートLSの搬送を滑らかに行うことができる。また、基板563を金属板により形成してもよい。この場合には、金属板を切削加工することにより凸部562を形成することができる。
図6は、用紙反転ユニット40の開口部42からレンズシートLSを挿入する状態を示す断面図である。用紙P1,P2に画像を記録するときは、揺動部材54は、破線に示す回動位置にあり、図1(b)、図2(b)に示すように、開口部42を内側から覆う状態となる。
使用者は、レンズシートLSに画像を形成しようとするときは、操作パネル6の操作ボタンにより、揺動部材54、揺動部材45を図6に示す回動位置(揺動部材54は実線で示す回動位置)にそれぞれ設定する。これにより、開口部42は開いた状態となり、揺動部材45と揺動部材54との間、および揺動部材45と中間搬送駆動ローラー50との間が開放される。
そして、開口部42から挿入されたレンズシートLSは、中間搬送駆動ローラー50と従動ローラー51とによって挟持され、壁部21の上部に形成された搬送面21aに沿って下流側に搬送される。
搬送されるレンズシートLSの下流側および上流側の端部は、端部検出部32によって検出される。さらに、レンズシートLSは、液体噴射ヘッド3が対向する支持部材28の上部の位置に搬送され、記録部13によって画像が記録され、前面蓋部7が前面側に回動して形成された開口部から排出される。
図9は、レンズシートLSを搭載したトレイ80を示す図である。レンズシートLSが搭載されたトレイ80を、図6の載置台56に沿って挿入し、中間搬送駆動ローラー50と従動ローラー51とによってトレイ80を記録部13側に搬送させ、レンズシートLSに画像を形成するようにしてもよい。
トレイ80は、鉛直方向Zから見た外形形状が矩形状を有し、上端面より窪んだ矩形状の凹部81を有する。凹部81には、レンズシートLSが収容される。凹部81には、レンズシートLSの端部を主走査方向Xにおいて押圧する押圧部材82と、レンズシートLSの端部を副走査方向Yにおいて押圧する押圧部材83とが備えられる。これにより、レンズシートLSの位置がトレイ80に対して固定される。
図3に示すように、用紙反転ユニット40が装着部20から取り外された状態では、記録部13の上流側が開放された状態となる。これにより、記録装置1は、筐体5の前面側から挿入されたレンズシートLSに対しても記録を行うことが可能である。使用者は、図1(a)の操作パネル6、前面蓋部7を前面側にそれぞれ回動し、記録装置1の前面側が開口した状態で、レンズシートLSを挿入する。
記録装置1は、図6の排出駆動ローラー29、従動ローラー30、搬送駆動ローラー26、従動ローラー27を用いて、レンズシートLSを上流側に搬送する。そして、下流側に搬送しながら、記録部13によってレンズシートLSに記録を行う。レンズシートLSを上流側に搬送するときに、記録部13によってレンズシートLSに記録を行うようにしてもよい。
用紙P1,P2は、第1の被記録媒体である。第1の被記録媒体は、紙材などの柔軟な部材で構成されたものであり、第1の被記録媒体が湾曲した搬送経路を通ることにより、湾曲した搬送経路で停止したり、損傷を受けることがない。
レンズシートLSは、第2の被記録媒体である。第2の被記録媒体は、樹脂や金属などの部材を含んで構成されたものである。また、厚い紙材で構成されたものも第2の被記録媒体に含まれる。
用紙反転ユニット40は、湾曲経路搬送部を構成する。図4の用紙反転ユニット40には、中間搬送駆動ローラー50の外周側に、搬送路S1,S2,S4によって湾曲した搬送経路が設けられる。
以上、本実施形態で説明した記録装置1は、第1の被記録媒体としての用紙P1,P2、第2の被記録媒体としてのレンズシートLSに記録する記録部13と、用紙P1を収容する被記録媒体収容部としての用紙カセット12と、湾曲経路を有し、用紙カセット12側から給送された用紙P1を記録部13側に搬送する湾曲経路搬送部としての用紙反転ユニット40と、を備える。
そして、用紙反転ユニット40には、レンズシートLSが挿入可能な開口部42が設けられ、開口部42は、鉛直方向Zにおいて、記録部13によって記録されるときのレンズシートLSの位置に設けられ、開口部42と記録されるときのレンズシートLSの位置との間には、直線状に搬送する直線搬送経路が設けられる。
この構成によれば、レンズシートLSは、湾曲経路を搬送されることなく、直線搬送経路を搬送されて記録部13によって記録される。そのため、レンズシートLSが、湾曲経路で停止したり、損傷されることがない。従って、記録装置1は、レンズシートLSに記録を行う専用の記録装置としてではなく、用紙P1,P2、レンズシートLSに記録を行う共用の記録装置1として構成することができるので記録装置1の製造コストの増加を抑制できる。
また、開口部42の下側には、水平方向に延在し、レンズシートLSを載置する載置台56が備えられる。これにより、レンズシートLSを安定した姿勢で記録部13側に搬送できる。
載置台56は、延在する方向が鉛直方向に変えられる。この構成によれば、載置台56を使用しないときは、記録装置1の背面側が占める空間領域を小さくできる。
また、図5(a)の載置台56は、図5(b)の複数の凸部562が形成されたシートガイド561を備え、複数の凸部562は、レンズシートLSの搬送方向(副走査方向Y)と交わる方向(主走査方向X)において、レンズシートLSの複数のレンズLによって形成された凹凸部と嵌合する嵌合部を構成する。
この構成によれば、レンズシートLSの搬送方向と交わる方向において、レンズシートLSの位置を定めることができる。
また、開口部42から液体噴射ヘッド3が対向する支持部材28の上部の位置まで形成された直線搬送経路を搬送されるときのレンズシートLSの曲率は、用紙反転ユニット40を搬送されるときの用紙P1,P2の曲率より小さい。これによれば、レンズシートLSが損傷することを抑制できる。
また、載置台56には、レンズシートLSの搬送方向と交わる方向(主走査方向X)の端部の位置を規制するとともに、レンズシートLSの搬送方向をガイドするガイド部としてのエッジガイド57a,57bが備えられる。レンズシートLSが搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されて記録されると、レンズLごとの視差変化に応じた位置にインクを噴射できない。そのため、レンズシートLSに描かれた画像を立体視できない。
エッジガイド57a,57bによって、レンズシートLSが搬送方向に対して傾斜することを抑制するので、レンズシートLSに描かれた画像を立体視することが可能となり、レンズシートLSに形成される画像品質の低下を抑制できる。
また、レンズシートLSは、トレイ80に載置されて搬送される。これにより、レンズシートLSの位置が変動することを抑制できる。
また、用紙P1,P2、レンズシートLSの搬送方向における端部を検出する端部検出部32を備え、トレイ80の搬送方向における下流側および上流側の端部は、端部検出部32によって検出される。
これによれば、トレイ80の搬送方向における端部を検出する端部検出部を別に設けなくてもよいので、製造コストの増加を抑制できる。
また、用紙反転ユニット40は、被記録面が反転された姿勢の用紙P1,P2を搬送する。これによれば、用紙反転ユニット40を用いて、用紙P1,P2の被記録面を反転させることができる。
また、図7のレンズシートLSは、視差変化による立体視可能な画像を形成する構成を備える。この構成によれば、記録装置1によって、視差変化による立体視可能な画像をレンズシートLSに形成することができる。
本実施形態の図4の記録装置1は、記録部13の上流側に、用紙P1,P2の搬送経路が交差する部分(搬送路S3)が設けられたが、本発明は、用紙の搬送経路が交差する部分を、記録部の下流側に設けた記録装置にも適用する。
図8は、主走査方向から見た図で、用紙の搬送経路が交差する部分を、記録部の下流側に設けた記録装置120の概略構成を示す図である。記録装置120には、内側壁部102と外側壁部101との間に湾曲経路が構成された用紙反転部100が備えられる。また、主走査方向に往復移動するキャリッジ112に備えられた液体噴射ヘッド113を含んで構成される記録部の下流側に、用紙の搬送経路が交差する部分C(破線の円内)が設けられる。用紙の搬送経路が交差する部分Cには、軸118を支点として揺動する揺動部材117が設けられる。
液体噴射ヘッド113の上流側には、ローラー103,104のうちの一方を駆動ローラーとし他方を従動ローラーとするローラー対105が備えられる。液体噴射ヘッド113の下流側には、ローラー106,107のうちの一方を駆動ローラーとし他方を従動ローラーとするローラー対108、ローラー109,110のうちの一方を駆動ローラーとし他方を従動ローラーとするローラー対111が備えられる。
実線矢印A1,A2に示すように、用紙が、用紙反転部100を通り、ローラー対105,108によって、搬送面を構成する部材114に沿って下流側(図面右側)に搬送される。搬送される用紙は、液体噴射ヘッド113と対向する位置において一方の被記録面に画像が形成される。
実線矢印A3に示すように、用紙は、揺動部材117が実線に示した回動位置にあって搬送経路が開放された状態にあるので、ローラー対111によって、搬送面を構成する部材115に沿って下流側に搬送される。
そして、用紙は、ローラー対111の逆回転によって、上流側(図面左側)に搬送される。このとき、揺動部材117が破線に示した位置に回動し、部材114側の搬送経路が閉じ、部材116側の搬送経路が開放されることにより、破線矢印B1に示すように、用紙は、搬送面を構成する部材116に沿って搬送される。そして、用紙は、再び用紙反転部100の湾曲経路を通り、液体噴射ヘッド113と対向する位置を通り、他方の被記録面に画像が形成される。
1,120…記録装置、12…用紙カセット、13…記録部、20…装着部、32…端部検出部、40…用紙反転ユニット、42…開口部、56…載置台、57a,57b…エッジガイド、80…トレイ、562…凸部、LS…レンズシート、P1,P2…用紙、S1,S2,S3,S4…搬送路、X…主走査方向、Y…副走査方向、Z…鉛直方向。

Claims (8)

  1. 第1の被記録媒体第2の被記録媒体に記録する記録部と、
    前記第1の被記録媒体を収容する被記録媒体収容部と、
    湾曲反転経路を有し、前記被記録媒体収容部側から給送された前記第1の被記録媒体を前記記録部側に搬送する湾曲経路搬送部と、
    揺動によって切替わる、第1面と第2面とを有する揺動部材と、を備え、
    前記湾曲経路搬送部、鉛直方向において、前記記録部によって記録されるときの前記第2の被記録媒体の位置に、前記第2の被記録媒体が挿入可能な開口部が設けられ、
    前記開口部と前記位置との間には、直線状に搬送する直線搬送経路が設けられ
    前記揺動部材は、
    前記第1の被記録媒体に両面記録をする際、前記第1面が前記湾曲反転経路の一部を成すように揺動し、
    前記第2の被記録媒体に記録をする際、前記第2面が前記直線搬送経路の一部を成すように揺動することを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記開口部の鉛直方向の下側には、水平方向に延在し、前記第2の被記録媒体を載置する載置台が備えられることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記載置台は、延在する方向が鉛直方向に変えられることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録装置であって、
    前記載置台は、前記第2の被記録媒体の搬送方向と交わる方向において、前記第2の被記録媒体の凹凸部と嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記直線搬送経路を搬送されるときの前記第2の被記録媒体の曲率は、前記湾曲経路搬送部を搬送されるときの前記第1の被記録媒体の曲率より小さいことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記載置台には、前記第2の被記録媒体の搬送方向と交わる方向の端部の位置を規制するとともに、前記第2の被記録媒体の搬送方向をガイドするガイド部が備えられることを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記第2の被記録媒体は、トレイに載置されて搬送されることを特徴とする記録装置。
  8. 請求項7に記載の記録装置であって、
    前記第1の被記録媒体、前記第2の被記録媒体の搬送方向における端部を検出する端部検出部を備え、
    前記トレイの搬送方向における端部は、前記端部検出部によって検出されることを特徴とする記録装置。
JP2013266620A 2013-12-25 2013-12-25 記録装置 Active JP6322998B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013266620A JP6322998B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 記録装置
US14/582,577 US9199490B2 (en) 2013-12-25 2014-12-24 Recording device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013266620A JP6322998B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015120320A JP2015120320A (ja) 2015-07-02
JP6322998B2 true JP6322998B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=53532426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013266620A Active JP6322998B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6322998B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7035242B2 (ja) 2017-03-31 2022-03-14 日鉄建材株式会社 金属管柱の自由振動試験装置及び方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3173071B2 (ja) * 1991-10-31 2001-06-04 ブラザー工業株式会社 用紙搬送装置
JP4551715B2 (ja) * 2003-11-12 2010-09-29 キヤノン株式会社 記録装置
JP4765564B2 (ja) * 2005-11-08 2011-09-07 セイコーエプソン株式会社 印刷媒体搬送用トレイ
JP5293325B2 (ja) * 2009-03-25 2013-09-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び搬送方法
JP5845790B2 (ja) * 2011-09-30 2016-01-20 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7035242B2 (ja) 2017-03-31 2022-03-14 日鉄建材株式会社 金属管柱の自由振動試験装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015120320A (ja) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6281281B2 (ja) 記録装置
US9387694B2 (en) Recording apparatus
JP5041046B2 (ja) 記録装置
JP6402975B2 (ja) 画像読取装置
JP2005187166A (ja) シート状の被搬送部材の搬送装置、その装置に使用するゴミ除去部材及び前記搬送装置及びゴミ除去部材を有する情報処理装置
US9199490B2 (en) Recording device
JP6322998B2 (ja) 記録装置
JP6295648B2 (ja) 記録装置
JP2020191526A (ja) 記録装置
JP2020164290A (ja) シート給送装置
US9409736B2 (en) Sheet conveying device and image recording apparatus
JP6326842B2 (ja) 画像読取装置
JP2014053764A (ja) 複合機
JP5910030B2 (ja) 画像記録装置
JP5614303B2 (ja) 画像記録装置
JPWO2016021171A1 (ja) 複合装置
JP7443906B2 (ja) 記録装置
US9527289B2 (en) Recording device
JP2013058980A (ja) 複合機
JP6337650B2 (ja) 画像読取装置
JP6882712B2 (ja) 記録装置
JP6048539B2 (ja) 複合機
JP2021095235A (ja) 画像記録装置
JP2021084765A (ja) 画像形成装置
JP2020072328A (ja) 読取装置及び複写装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160627

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6322998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150