JP6322507B2 - 漏洩検知方法 - Google Patents

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本発明は、試験体に接続管を直接接続する様式またはスニファープローブを有する様式のリークディテクタを用いた漏洩検知方法に関する。
真空処理装置の真空チャンバや密閉容器などを試験体とし、この試験体からの微細な漏れ(リーク)の有無を検知するためにリークディテクタが従来から用いられている。リークディテクタとしては、試験体に接続管を介して接続される真空ポンプと、トレーサガスを検知する質量分析管と、接続管に取り付けられてこの接続管内の圧力を測定するピラニ真空計とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、他のリークディテクタとしてスニファープローブを備えるものがある(例えば、特許文献2参照)。
例えば、試験体に接続管を直接接続する様式のリークディテクタを用いて試験体のリークテストを行う場合、真空ポンプからの接続管を試験体のテストポートに接続し、試験体内が減圧された状態でその外側からサーチガスを吹き付ける。試験体にリークが発生していると、そのリーク箇所から試験体内に引き込まれるサーチガスが真空ポンプに引き込まれ、この真空ポンプにて逆拡散したサーチガスが質量分析管へと導かれる。この質量分析管にてサーチガスをイオン化し、サーチガスのイオンのみを選別してイオンコレクタに入射させ、イオン電流として真空中に漏れるサーチガスが定量的に検知され、イオン電流に応じた指示値(漏洩値)がディスプレイ等に表示される。
ところで、サーチガスとしては、安全性や検出精度等の理由からヘリウムガスを用いることが一般であるが、近年のヘリウムガス価格の高騰により、ヘリウムに窒素や空気などのガスを混合したヘリウム混合ガスが用いられるようになってきている。このような場合、例えば、ヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を10%とすると、リークディテクタの指示値は、ヘリウム濃度が100%の場合の1/10になる。このため、従来例に係るリークディテクタを用い、サーチガスをヘリウム混合ガスとしてリークテストを行う場合には、ヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度に応じた倍数(ヘリウム濃度が10%のときには10倍)を実際に測定されたイオン電流に応じた値に掛け、これを指示値としている。
然し、所定のヘリウム濃度を持つヘリウム混合ガスを用いてリークテストを行おうとすると、バッファチャンバや攪拌機などの設備が必要となり、コストアップを招来する。このことから、リークテストに先立ってヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を測定することが考えられるが、ヘリウム濃度計などの機器を追加したのでは、コストアップは避けられない。他方で、仮にヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度が判明している場合でも、例えば、スニファープローブを備えたリークディテクタを用いてリークテストを行うと、試験体の周辺環境(つまり、大気成分中)のヘリウムも吸い込むため、周辺環境のヘリウム濃度(バックグランド値)の変動によって指示値が安定しない場合があり、誤検知につながりやすいという問題がある。
特開2011−209082号公報 特開2007−192748号公報
本発明は、以上の点に鑑み、特段の設備や機器を追加することなく、リークディテクタとヘリウム混合ガスとを用いて試験体のリークテストを精度よく行うことができる漏洩検知方法を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、試験体に接続管を介して接続される真空ポンプと、トレーサガスを検知する質量分析管と、接続管に取り付けられてこの接続管内の圧力を測定するピラニ真空計とを備えたリークディテクタを用い、試験体内からのトレーサガスを質量分析管に導入して漏洩検知を行う第1の形態に係る漏洩検知方法は、トレーサガスをヘリウム混合ガスとし、少なくとも0%〜80%の範囲内のヘリウム濃度に応じて出力値が直線的に変化する所定圧力下でヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を変化させたときのピラニ真空計の出力値を取得する工程と、接続管を試験体に接続せずに、ピラニ真空計の指示圧力が上記所定圧力となるように接続管のコンダクタンスを調整した状態で真空ポンプを作動し、上記ヘリウム混合ガスを接続管に導入し、そのときのピラニ真空計の出力値からヘリウム濃度を測定する工程と、接続管を試験体に接続して真空ポンプを作動し、試験体内からのヘリウム混合ガスを質量分析管に導入し、そのときの測定値をQd(Pa・m/sec)、測定済みのヘリウム濃度をCt(%)とし、Qd/(Ct/100)で算出されるものを漏洩値として得る工程とを含むことを特徴とする。
以上によれば、格納容器内にフィラメントを有するピラニ真空計において、格納容器内が所定圧力の場合、ヘリウム濃度に応じて、通電加熱されているフィラメントから奪われる熱量が略直線的に変化することに着目し、このフィラメントの温度変化を電気抵抗値の変化として捉え、ヘリウム濃度に応じてピラニ真空計の出力値を予め取得しておく。そして、試験体のリークテストを行う場合には、先ず、接続管のコンダクタンスを調整し、ピラニ真空計の格納容器を上記所定圧力にした状態でヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を測定し、この測定したヘリウム濃度を基準として試験体から漏洩量を得る。このように本発明では、通常、リークディテクタに備えられているピラニ真空計によりヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を事前に測定する構成を採用したため、特段の設備や機器を追加することなく、リークディテクタとヘリウム混合ガスとを用いて試験体のリークテストを精度よく行うことができる。
また、上記課題を解決するために、スニファープローブと、スニファープローブに接続管を介して接続される真空ポンプと、トレーサガスを検知する質量分析管と、接続管に取り付けられてこの接続管内の圧力を測定するピラニ真空計とを備えたリークディテクタを用い、スニファープローブで吸引したトレーサガスを質量分析管に導入して漏洩検知を行う第2の形態に係る漏洩検知方法は、トレーサガスをヘリウム混合ガスとし、少なくとも0%〜80%の範囲内のヘリウム濃度に応じて出力値が直線的に変化する所定圧力下でヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を変化させたときのピラニ真空計の出力値を予め取得する工程と、ピラニ真空計の指示圧力が上記所定圧力となるように接続管のコンダクタンスを調整した状態で真空ポンプを作動してスニファープローブにより吸引し、そのときのピラニ真空計の出力値から試験体周辺のヘリウム濃度を測定する工程と、試験体から漏洩したヘリウム混合ガスをスニファープローブにより吸引して質量分析管に導入し、そのときの測定濃度をCm(%)、測定済みのヘリウム濃度をCb(%)とし、Cm−Cbで算出されるものを漏洩値として得る工程とを含むことを特徴とする。
以上によれば、リークディテクタに備えられているピラニ真空計により試験体周辺での大気成分中のヘリウム濃度を測定する構成を採用したため、特段の設備や機器を追加することなく、かつ、周辺環境(バックグランド値)の変動に対応して試験体のリークテストを精度よく行うことができる。
本発明の実施形態の漏洩検知方法を実施することができるリークディテクタの構成を説明する模式図。 本発明の実施形態の漏洩検知方法を実施することができるリークディテクタの構成を説明する模式図。 所定圧力におけるヘリウム濃度に対するピラニ真空計の出力電圧の変化を示すグラフ。
以下、図面を参照して、サーチガスをヘリウム混合ガス、リークディテクタを試験体に接続管を直接接続する様式のものとし、このリークディテクタを用いて試験体のリークテストを行うものを例に本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2を参照して、LDは、本発明の実施形態の漏洩検知方法の実施に利用されるリークディテクタである。リークディテクタLDは、筐体1を有し、この筐体1内に磁場偏向型の質量分析管2を有する。質量分析管2は、特に図示して説明しないが、フィラメントとグリッドを有して内部のガス成分をイオン化するイオンソースと、ヘリウムイオンを捕集するイオンコレクタと、イオンソースにて生成された正イオンのうちヘリウムイオンのみをイオンコレクタへと導くマグネットとを備える。そして、イオンコレクタに付設された電流計Aにて、このイオンコレクタを流れるイオン電流が検出され、イオン電流に応じた値がリーク量となる。
質量分析管2には主管路3が接続され、この主管路3には、高真空排気手段たる複合分子ポンプ4と、その背圧側でフォアバルブ5aを介在させて接続された補助真空排気手段たるロータリーポンプ6とが設けられている。複合分子ポンプ4としては、ポンプケーシングにターボ分子ポンプとドラッグポンプとを内蔵したもので構成でき、その排気速度が10〜100L/s程度のものである。また、補助真空排気手段としては、上記限定されるものではなく、メンブレンポンプ等であってもよい。
筐体1の上面には、試験体に通じる後述の配管7aの一端が接続される規格品のフランジを備えた接続ポート11が設けられている。接続ポート11には、筐体1内に設けた排気管7bが接続され、これら配管7a及び排気管7bが本実施形態の接続管を構成する。排気管7bは2箇所で分岐され、分岐した第1及び第2の気体導入管路7c、7dが、第1及び第2の各開閉弁8a、8bを介して、複合分子ポンプ3の圧縮比の異なる位置にそれぞれ接続されている。また、排気管7bには、ピラニ真空計9と開閉弁5bとを介してロータリーポンプ6に接続されている。ピラニ真空計9はフォアバルブ5a並びに各開閉弁5b、8a、8bの開閉を制御するために利用されるが、格納容器内にフィラメントを有する公知の構造を持つものが利用されるため、ここでは、詳細な説明を省略する。また、特に図示して説明しないが、排気管7bには、リークディテクタLDの起動時に校正を行うための標準リークやベントバルブが接続されている。
これらの各部品の作動等の制御は、コンピュータやシーケンサ等を備えたコントローラCuによって統括制御される。この場合、コントローラCuには、イオン電流からリーク値を算出するための算出表やリークテスト時のリークディテクタLDの制御プログラム(作動シーケンス)等が予め記憶されたROM等の記憶手段Moが付設されている。また、リーク値や質量分析管2内の圧力を表示できるようにディスプレイDsが設けられている。そして、上記構成のリークディテクタLDの接続ポート11に配管7aの一端が接続され、その他端が試験体TPのポートに接続され、リークテスト(漏洩検知)が行われる(図2参照)。
ここで、リークテスト時に用いるサーチガスとしては、安全性や検出精度等の理由からヘリウムガスを用いることが一般であるが、近年のヘリウムガス価格の高騰により、ヘリウムに窒素や空気などのガスを混合したヘリウム混合ガスが用いられるようになってきている。このような場合、特段の設備や機器を追加することなく、確実にヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を検出し、これを基にリークテストを行うことができるようにする必要がある。本実施形態では、ピラニ真空計9にてフィラメントを収納する格納容器が所定圧力の場合、ヘリウム濃度に応じて、通電加熱されているフィラメントから奪われる熱量が略直線的に変化することに着目し、このフィラメントの温度変化を電気抵抗値(即ち、ピラニ真空計9の出力回路からの出力電圧(V))の変化として捉え、ヘリウム濃度に応じてピラニ真空計9の出力値を予め取得しておくこととした。
即ち、接続ポート11に配管7aを接続せず、開閉弁5b以外の開閉弁8a,8b及びフォアバルブ5aを閉じた状態でロータリーポンプ6を作動させてピラニ真空計9の格納容器内のヘリウム濃度とピラニ真空計9の出力回路からの出力電圧(V)の変化を測定すると、図3に示すように、格納容器内の圧力830Paのとき、ヘリウム濃度が0%〜100%の範囲において出力電圧(V)が略直線的に増加する。なお、これ以上の圧力(例えば、1000Pa)では、ヘリウム濃度がにおいて出力電圧(V)が略直線的に増加するが、ある程度(例えば、80%)の濃度になると、出力電圧(V)が殆ど変化しないが、おおよその濃度が判っているような場合には、この圧力を基準とすることもできる。以下に、上記リークディテクタLDを用いた本発明の漏洩検知方法を具体的に説明する。
先ず、上記のようにして格納容器内の圧力、即ち、ピラニ真空計9の指示値が830Paのとき、ヘリウム濃度が0%〜100%の範囲において出力電圧(V)の変化を取得し、コントローラCuの記憶手段Moに記憶させておく。試験体TPのリークテストを行うのに先立って、接続ポート11に微細な透孔Ohが開設されたオリフィス部材Omを装着して排気管7bのコンダクタンスを調整し、開閉弁5b以外の開閉弁8a,8b及びフォアバルブ5aを閉じた状態でロータリーポンプ6作動させる。このとき、オリフィス部材Omを装着したため、ピラニ真空計9の指示値が830Paとなる。そして、接続ポート11に、リークテストに使用するヘリウム混合ガスを吹き付けて排気管7b内に導入する。これにより、ピラニ真空計9の出力回路からの出力電圧が変化し、これに応じてヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度(%)が測定される。
次に、接続ポート11からオリフィス部材Omを取り外し、図2に示すように、配管7aの一端を接続ポート11に接続し、その他端を試験体TPに接続し、試験体TPから漏洩検知が行われる。即ち、フォアバルブ5aが開弁して複合分子ポンプ3及びロータリーポンプ6を作動する。このとき、その他の弁は閉弁状態であり、所定圧力に達すると先ず校正が行われ、その後、リークディテクタLDがスタンバイ状態となる。そして、試験体TPの外側からスプレーガン等によってヘリウム混合ガスを吹き付けながら、開閉弁8a,8bを適宜開弁しながらリークテストが開示される。
試験体TPにリークが存すると、そのリーク箇所からヘリウム混合ガスが吸い込まれ、この吸い込まれたヘリウム混合ガスが排気管7bを介して複合分子ポンプ3またはロータリーポンプ6に引き込まれ、これら複合分子ポンプ3またはロータリーポンプ6にて逆拡散したヘリウム混合ガスが質量分析管2へと導かれる。この質量分析管2にてヘリウムをイオン化し、ヘリウムイオンのみを選別してイオンコレクタに入射させ、電流計Aにてイオン電流が測定される。イオン電流が測定されると、コントローラは、そのときの測定値をQd(Pa・m/sec)、予め測定して記憶手段Moに記載されているヘリウム濃度をCt(%)とし、Qd/(Ct/100)で算出されるものを指示値(漏洩値)とし、これをディスプレイDsに表示する。
以上によれば、通常、リークディテクタLDに備えられているピラニ真空計9により、リークテストに先立ってヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度が事前に測定され、このヘリウム濃度を基に漏洩量(値)が得られるようになるため、特段の設備や機器を追加することなく、リークディテクタLDとヘリウム混合ガスとを用いて試験体TPのリークテストを精度よく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、複合分子ポンプ3及びロータリーポンプ6を内蔵したリークディテクタLDを例に説明したが、リークディテクタLDの構成はこれに限定されるものではなく、大気圧から真空引き可能な真空ポンプとピラニ真空計とを備えたものであれば、本発明の漏洩検知方法の実施に利用できる。
また、上記実施形態では、試験体に接続管を直接接続する様式のリークディテクタLDを用いるものを例に説明したが、スニファープローブを有する様式のリークディテクタを用いる場合には、リークテストのヘリウム濃度の測定に加えて、試験体TPのヘリウム濃度(バックグランド値)を考慮して漏洩量を測定することもできる。なお、スニファープローブを有する様式のリークディテクタ自体は公知のものであるため、その構造の詳細な説明は省略する。
そして、スニファープローブを備えたリークディテクタによりリークテストを行う場合には、先ず、ピラニ真空計の指示値が830Paのとき、ヘリウム濃度が0%〜100%の範囲において出力電圧(V)の変化を取得し、コントローラの記憶手段に記憶させておき、上記同様、スニファープローブからロータリーポンプに通じる接続管にオリフィス部材を介設し、この状態でスニファープローブに、リークテストに使用するヘリウム混合ガスを吹き付けて接続管内に導入してヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度(%)を測定する。そして、スニファープローブを試験体TPの周辺に移動して試験体TP周辺の大気を吸い込み、接続管内に導入してヘリウム濃度(%)を測定する。リークテストに際しては、試験体から漏洩したヘリウム混合ガスをスニファープローブにより吸引して質量分析管に導入し、そのときの測定濃度をCm(%)、予め測定した、試験体周辺のヘリウム濃度をCb(%)とし、Cm−Cbで算出されるものを漏洩値とし、これをディスプレイDsに表示する。
以上によれば、リークディテクタに備えられているピラニ真空計により試験体周辺での大気成分中のヘリウム濃度を測定する構成を採用したため、特段の設備や機器を追加することなく、かつ、周辺環境(バックグランド値)の変動に対応して試験体のリークテストを精度よく行うことができる。
LD…リークディテクタ、2…質量分析管、3…複合分子ポンプ(真空ポンプ)、6…ロータリーポンプ(真空ポンプ)、9…ピラニ真空計、7a…配管(接続管)、7b…排気管(接続管)、Om…オリフィス部材、Tp…試験体。

Claims (2)

  1. 試験体に接続管を介して接続される真空ポンプと、トレーサガスを検知する質量分析管と、接続管に取り付けられてこの接続管内の圧力を測定するピラニ真空計とを備えたリークディテクタを用い、試験体内からのトレーサガスを質量分析管に導入して漏洩検知を行う漏洩検知方法において、
    トレーサガスをヘリウム混合ガスとし、少なくとも0%〜80%の範囲内のヘリウム濃度に応じて出力値が直線的に変化する所定圧力下でヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を変化させたときのピラニ真空計の出力値を取得する工程と、
    接続管を試験体に接続せずに、ピラニ真空計の指示圧力が上記所定圧力となるように接続管のコンダクタンスを調整した状態で真空ポンプを作動し、上記ヘリウム混合ガスを接続管に導入し、そのときのピラニ真空計の出力値からヘリウム濃度を測定する工程と、
    接続管を試験体に接続して真空ポンプを作動し、試験体内からのヘリウム混合ガスを質量分析管に導入し、そのときの測定値をQd(Pa・m/sec)、測定済みのヘリウム濃度をCt(%)とし、Qd/(Ct/100)で算出されるものを漏洩値として得る工程とを含むことを特徴とする漏洩検知方法。
  2. スニファープローブと、スニファープローブに接続管を介して接続される真空ポンプと、トレーサガスを検知する質量分析管と、接続管に取り付けられてこの接続管内の圧力を測定するピラニ真空計とを備えたリークディテクタを用い、スニファープローブで吸引したトレーサガスを質量分析管に導入して漏洩検知を行う漏洩検知方法において、
    トレーサガスをヘリウム混合ガスとし、少なくとも0%〜80%の範囲内のヘリウム濃度に応じて出力値が直線的に変化する所定圧力下でヘリウム混合ガス中のヘリウム濃度を変化させたときのピラニ真空計の出力値を取得する工程と、
    ピラニ真空計の指示圧力が上記所定圧力となるように接続管のコンダクタンスを調整した状態で真空ポンプを作動してスニファープローブにより吸引し、そのときのピラニ真空計の出力値から試験体周辺のヘリウム濃度を測定する工程と、
    試験体から漏洩したヘリウム混合ガスをスニファープローブにより吸引して質量分析管に導入し、そのときの測定濃度をCm(%)、測定済みのヘリウム濃度をCb(%)とし、Cm−Cbで算出されるものを漏洩値として得る工程とを含むことを特徴とする漏洩検知方法。
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