JP6320164B2 - 像ブレ補正装置及びその制御方法、光学機器、撮像装置 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、演算負荷や回路規模を低減しつつ、高精度に像ブレ補正を行える像ブレ補正装置及びその制御方法の提供にある。
図1から図5を参照して、本発明の第1実施形態に係る撮像装置について説明する。なお、被写体側を前面側と定義して各部の位置関係を説明する。
図2は本実施形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの概略断面図を示す。撮像装置は、交換可能な撮影レンズ1と、カメラボディ2を備える。撮影レンズ1は、光軸10上の複数のレンズ群や絞り等を備える。撮影光学系11を構成するレンズ群は、ズームレンズやフォーカスレンズ、像ブレ補正用レンズ(例えばシフトレンズ)等を含む。レンズシステム制御部(以下、レンズ制御部という)12は撮影レンズ1内の各部を制御する。レンズ駆動部13は、レンズ制御部12からの制御信号にしたがって可動光学部材を駆動する。角速度を検出するジャイロセンサ14は、カメラに加えられる振れを検出し、振れ検出信号をレンズ制御部12に出力するブレ検出センサである。
レンズ駆動部13はフォーカスレンズ駆動部13a及びブレ補正駆動部13bを含む。フォーカスレンズ駆動部13aは、撮影光学系11に含まれるフォーカスレンズ11aを光軸に対して平行な方向に移動させて焦点調節を行う。ブレ補正駆動部13bはシフトレンズ11bを光軸10に対して略直交する方向に移動させて像ブレ補正を行う。シフトレンズ及びブレ補正駆動部13aにより像ブレ補正手段が構成される。レンズ制御部12にはジャイロセンサ14の検出信号が入力される。レンズ制御部12は電気接点32を介してカメラボディ2内のカメラ制御部21と通信し、レンズ駆動部13の駆動制御を行う。つまり、レンズ制御部12はカメラ制御部21と相互に通信して制御に必要な情報を取得し、レンズ駆動部13への駆動命令を出力する。また、レンズ駆動部13はジャイロセンサ14からの信号を処理し、像ブレ補正量の算出等を行う。レンズ制御部12を構成するCPU(中央演算処理装置)はサンプリング手段、第1及び第2の帯域分離手段、第1及び第2の信号予測手段、像ブレ量算出手段としての機能を有する。
ジャイロセンサ14はその検出信号を、BPF(バンドパスフィルタ)61に出力する。BPF61がフィルタ処理した信号は2つに分岐して、一方の信号がHPF(ハイパスフィルタ)62に入力され、他方の信号がLPF(ローパスフィルタ)63に入力される。HPF62は第1の帯域分離手段であり、高域周波数成分を抽出してA/D変換部64aに出力する。LPF63は第2の帯域分離手段であり、低域周波数成分を抽出してA/D変換部64bに出力する。A/D変換部64a,64bはサンプリング手段を構成し、サンプリング周波数がそれぞれ異なる。
次に第1実施形態の変形例を説明する。なお、変形例において第1実施形態の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることにより、それらの詳細な説明を省略する。このような説明の省略については後述する実施形態でも同じとする。
次に、図6(B)を参照して、別の変形例を説明する。本変形例では、A/D変換部64bのサンプリングレートが可変値(X[Hz]と記す)であり、以下のようにレンズ制御部12の命令に従って変化する。特に、ブレ信号に低い周波数帯域が含まれる場合、サンプリングレートを所定値よりも下げる制御により、ブレ信号の予測性能の低下を抑えることができる。図6(B)は低周波帯域側のサンプリングレートを制御する場合の回路ブロック図である。図1との相違点は、以下の通りである。
・A/D変換部64cと、周波数解析部69が設けられていること。
・レンズ制御部12からの命令にしたがって、低周波帯域側のA/D変換部64bのサンプリングレートが制御されること。
次に本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態では3つ以上の帯域分離手段を設けた構成例を示す。図7は撮像装置におけるブレ量算出部の構成例を示す回路ブロック図である。図7(A)を参照して、図1にて説明した第1実施形態の構成との相違点を説明する。
次に、図7(B)を参照して、第2実施形態の変形例を説明する。図7(A)と同様の部分については説明を省略して、主に相違点を説明する。
本変形例では、HPF、BPF、LPFという各フィルタを用いて信号の帯域を3つに分離するのではなく、図7(B)に示すように、帯域分離のLPFを2段階にして信号を通過させる構成である。図7(B)に示す例では、BPF61の後段において、第2の帯域分離手段としてLPF74を配置する。さらに第3の帯域分離手段として、LPF74の通過後の信号を通過させるLPF75が配置されている。つまり、BPF61を通過した信号は2つに分岐し、その1つはHPF71に入力され、もう1つはLPF74に入力される。LPF74を通過した信号はA/D変換部64bに出力されるが、LPF74からさらにLPF75を通過した信号はA/D変換部64cに出力される。HPF71とLPF74の各カットオフ周波数は50Hzに設定され、LPF75のカットオフ周波数は4Hzに設定されている。図7(B)の構成でも、図7(A)の構成の場合と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
13b ブレ補正駆動部
14 ジャイロセンサ
21 カメラシステム制御部
50 信号予測処理部
51 線形予測部
52 適応部
62 ハイパスフィルタ
63 ローパスフィルタ
64 A/D変換部
65 アップサンプリング部
66 加算部
Claims (14)
- 像ブレ補正手段により画像のブレを補正する像ブレ補正装置であって、
装置のブレを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出信号をサンプリングレートにしたがってデジタル信号に変換するサンプリング手段と、
前記検出信号に対して異なる周波数帯域の成分をそれぞれ分離する複数の帯域分離手段と、
前記複数の帯域分離手段により帯域分離され、かつ前記サンプリング手段により変換されたデジタル信号を取得して、前記帯域分離手段のフィルタ係数を更新する適応アルゴリズムにより線形予測を前記帯域分離手段ごとに行う複数の信号予測手段と、
前記検出信号または前記複数の信号予測手段の出力信号からブレ量を算出して前記像ブレ補正手段の制御により像ブレを補正する制御手段と、を備え、
前記複数の信号予測手段は、前記複数の帯域分離手段をそれぞれ通過した異なるサンプリングレートのデジタル信号を取得して前記線形予測を行うことを特徴とする像ブレ補正装置。 - 前記複数の信号予測手段がそれぞれ備える線形予測フィルタの次数が同じであることを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
- 前記検出信号に対して第1の周波数帯域の成分を通過させる第1の帯域分離手段と、前記第1の周波数帯域よりも低い第2の周波数帯域の成分を通過させる第2の帯域分離手段を備え、
前記第2の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートは、前記第1の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートよりも低く設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の像ブレ補正装置。 - 前記サンプリング手段は、前記第1の帯域分離手段を通過する信号を第1のサンプリングレートでデジタル信号に変換する第1の変換手段と、前記第2の帯域分離手段を通過する信号を第2のサンプリングレートでデジタル信号に変換する第2の変換手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
- 前記サンプリング手段は、前記第1の帯域分離手段を通過する前の信号を第1のサンプリングレートでデジタル信号に変換する第1の変換手段と、当該変換手段から出力されて前記第2の帯域分離手段を通過したデジタル信号のサンプリングレートを第2のサンプリングレートに変換する第2の変換手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
- 前記第2のサンプリングレートは、前記第1のサンプリングレートの2分の1以下に設定されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の像ブレ補正装置。
- 前記第2の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートを制御するサンプリングレート制御手段を有することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。
- 前記検出信号に含まれる周波数成分を解析する周波数解析手段をさらに有し、
前記サンプリングレート制御手段は、前記周波数解析手段の出力信号を取得して、設定された周波数帯域におけるブレ成分が閾値を超えた場合に前記第2の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートを変更する制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の像ブレ補正装置。 - 前記第1の帯域分離手段を通過する信号を取得して前記線形予測を行う第1の信号予測手段と、
前記第2の帯域分離手段を通過する信号を取得して前記線形予測を行う第2の信号予測手段と、
前記第2の信号予測手段の出力信号のサンプリングレートを前記第1のサンプリングレートに変換する第3の変換手段と、
前記第1の信号予測手段の出力信号と前記第3の変換手段により前記第1のサンプリングレートに変換された信号とを加算する加算手段を備えることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置を備えることを特徴とする光学機器。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の像ブレ補正装置と、
撮影光学系を通過した光束を受光する撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7または請求項8に記載の像ブレ補正装置と、
撮影光学系を通過した光束を受光する撮像素子と、
前記撮像素子での露光量を検出する露光量検出手段と、
前記露光量検出手段が検出する信号を取得して撮影時の露光時間を決定する露光時間制御手段と、を有し、
前記サンプリングレート制御手段は、前記第2の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートを、前記露光時間から決定したサンプリングレートに設定することを特徴とする撮像装置。 - 前記サンプリングレート制御手段は、前記第2の帯域分離手段を通過する信号のサンプリングレートを、前記露光時間が長くなるに従って低くする制御を行うことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
- 像ブレ補正手段により画像のブレを補正する像ブレ補正装置にて実行される制御方法であって、
検出手段が装置のブレを検出する検出ステップと、
サンプリング手段が前記検出手段の検出信号をサンプリングレートにしたがってデジタル信号に変換する変換ステップと、
複数の帯域分離手段が前記検出信号に対して異なる周波数帯域の成分をそれぞれ分離する帯域分離ステップと、
複数の信号予測手段が、前記複数の帯域分離手段により帯域分離され、かつ前記サンプリング手段により変換されたデジタル信号を取得して、前記帯域分離手段のフィルタ係数を更新する適応アルゴリズムにより線形予測を前記帯域分離手段ごとに行う予測ステップと、
制御手段が、前記検出信号または前記複数の信号予測手段の出力信号からブレ量を算出して前記像ブレ補正手段の制御により像ブレを補正する補正ステップと、を有し、
前記予測ステップにて前記複数の信号予測手段は、前記複数の帯域分離手段をそれぞれ通過した異なるサンプリングレートのデジタル信号を取得して前記線形予測を行うことを特徴とする像ブレ補正装置の制御方法。
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