JP6319676B1 - 屋内空間部用のネット、及び該屋内空間部用ネットの吊り張り方法 - Google Patents

屋内空間部用のネット、及び該屋内空間部用ネットの吊り張り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】屋内空間の側面、又は天井面へ取り付ける防球用、防護用、又は間仕切り用としてのネット体の取り付けが容易で、且つ安全に吊り張りすることができる案内支承体の設けられた屋内空間部用のネット、及び該屋内空間部用のネットの吊り張り方法を提供することを課題とする。【解決手段】屋内空間部の側面に沿って又は天井面に沿って防球用等の目的で所望の位置に架け渡すネット体と、該ネット体を側面又は天井面に沿って取り付けるための連結取付具とから構成された屋内空間部用のネットにおいて、前記連結取付具は、側面の上端側に沿って又は天井面に沿って水平方向、傾斜方向を有して取り付けられた案内支承体に沿って移動自在で、且つ前記案内支承体の全面に沿って、しかも所望の間隔を有して該案内支承体を覆うように防球・防護用ネット体が吊り張りされていることである。【選択図】図1

Description

本願発明は、主に球技用及び防護用(落下防止を含む)に使用する空間部を有する屋内空間部用の側面に沿って、又は屋内空間部の天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネット、及び屋内空間部用のネットの吊り張り方法に関する。
従来、屋内空間部の側面に沿って防球用のネット体を吊り張りする場合は、該当する側面の上方側で水平方向に沿ってネット体の取り付け用ロープ(本願発明において、ロープとはワイヤロープ、樹脂製ロープ等を含む総称して記載)を架け渡し、その後該取り付け用ロープに前記屋内空間部の側面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体を組み合わせて形成されたネット体の上端辺に沿って所望の間隔で連結した複数個の連結取付具を介して取り付け、又はネット体の上端側を前記取り付け用ロープに筒状に形成して巻き付けることで側面に沿ってネット体を直接又は他の媒介を用いて間接的に吊り張りする。
あるいは、前記取り付け用ロープに取り付けられた複数本の紐体を介してネット体の上端辺(ネット体の形を形成する周辺部に設けられた補強用ロープ部分)に連結することでネット体を側面に沿って直接又は間接的に吊り張りする。
又は、長尺状の棒状体に連結取付具を介してネット体を取り付け、前記棒状体を移動用のロープで昇降移動することで、ネット体を吊り張りする。
さらに、側面の面積が小さい場合は、前記取り付け用ロープを使用することなく直接連結取付具を側面の上端側に取り付けることで、ネット体を側面に沿って吊り張りする。
また、屋内空間部の天井面に沿って防球用、又は防護用のネット体を取り付ける場合は、天井面の梁を利用して取り付け用ロープを網目状に交差して(又は並行方向に)複数本取り付け、前記各取り付け用ロープに連結手段を介してそれぞれ天井面に沿って1枚又は複数枚のネット本体で形成されたネット体を取り付けることで、天井面に沿ってネット体を吊り張りする。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来の屋内空間部用のネットは、取り付け用ロープに沿ってネット体を取り付けるために取り付け用ロープに直接的にネット体の荷重等がかかることで取り付け用ロープの中央部分等が下方側に垂れ下がり、ネット体を水平状態に維持することができず、ネット体の吊り張り作業が煩雑であり、作業効率が悪く、且つ作業の安全性の面でも大きな欠点があった。
特に、屋内空間部の面積が大きいほど、ネット体の荷重等が大きく取り付け用ロープの本数を増やす等の新たな選択を必要とする欠点があった。
また、棒状体に連結取付具を介してネット体を取り付ける場合は、予め棒状体にネット体を取り付けた後、前記棒状体を複数本の移動用のロープで昇降移動するために棒状体に一度に多くの荷重等がかかり移動用のロープを駆動するウインチの台数を必要とし、設置コストに費用がかかる欠点があった。
更に、棒状体は水平方向に維持しなければ、ネット体適切に吊り張りすることができない欠点があった。
また、取り付け用ロープへのネット体の取り付け、及び棒状体へのネット体の取り付けが、連結取付具を介して行うために、その作業が煩雑であり作業効率が悪いという欠点があった。
また、傾斜を有する側面又は天井面では、前記ネット体の荷重等により取り付け用ロープに沿ってスムーズにネット体を移動することができず、傾斜方向でのネット体の吊り張りが適切にできない欠点があった。
さらに、前記ネット体の荷重等により取り付け用ロープの摩耗等が激しく前記取り付け用ロープの取り換え等の頻繁なメンテナンス作業を必要とする欠点があるとともに、メンテナンス作業時のネット体の移動がスムーズに行えない欠点があった。
そこで、本願発明は、ネット体の荷重等にかかわらず、スムーズにネット体を移動し、且つあらゆる形状を有する側面又は天井面に沿ってネット体を適正に吊り張りすることのできる屋内空間部用のネット、及び該屋内空間部用のネットの吊り張り方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
本願発明の上記課題を解決する手段としての屋内空間部用のネットは、請求項1に記載のように、屋内空間部の側面に沿って又は天井面に沿って防球用等の目的で所望の位置に架け渡すネット体と、該ネット体を側面又は天井面に沿って直接又は間接的に吊り張りするための連結取付具とから形成された屋内空間部用のネットにおいて、前記連結取付具は、側面の上端側に沿って、又は天井面の梁に沿って水平方向、傾斜方向を有して取り付けられた長尺状の板体で形成された案内支承体に沿って移動自在に設けられ、且つ前記案内支承体の全面に渡って、しかも前記案内支承体の前方側と所望の間隔を有して該案内支承体を覆うように防球・防護用ネットが設けられていることを特徴とする。
また、本願発明の上記課題を解決する手段としての屋内空間部用のネットの吊り張り方法は、請求項2に記載のように、屋内空間部の側面又は天井面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体を組み合わせてネット体を形成し、該ネット体の上端辺に沿って又は天井面の所望の位置に沿ってネット体に所望の間隔で連結取付具を取り付けた後、前記連結取付具を介して直接又は間接的に前記ネット体を取り付けることで側面又は天井面に沿ってネット体を吊り張りする屋内空間部用のネットの吊り張り方法において、前記連結取付具を、予め側面等の上端側又は天井面に沿って取り付けられた長尺状の板体で形成された案内支承体に沿って移動自在に取り付けるとともに、前記ネット体の一方の固定端側を前記案内支承体に固定した後、前記ネット体の他方の移動端側を前記案内支承体に沿って移動し、前記ネット体の移動端を案内支承体の端部側で連結することで前記案内支承体に沿って広げた状態でネット体を吊り張りするとともに、前記案内支体の前方側と所望の間隔を有し且つ該案内支承体に沿って全面に渡って別体の防球・防護用ネットを吊り張りすることを特徴とする。
発明の作用効果
本願発明の屋内空間部用のネット、及び該屋内空間部用のネットの吊り張り方法の作用効果について説明する。
本願発明の請求項1に記載の屋内空間部用のネットは、屋内空間部の側面の所望の位置に沿って取り付けられた長尺状の板体で形成された案内支承体、又は屋内空間部の天井面の梁に沿って、又は梁と交差する方向に取り付けられた1本又は複数本の案内支承体に沿って各連結取付具を移動自在に取り付ける。
次に、前記連結取付具を介してネット体の上端辺を所望の間隔で取り付け、又はネット体の全体面(所望の間隔で面)に沿って所望の間隔で取り付け、前記ネット体を前記案内支承体に沿って他方側に移動した後、該ネット体の移動端を前記案内支承体の他方の端部側で連結する。
これにより、前記ネット体は、案内支承体に沿って屋内空間部の側面又は天井面に沿って適切に吊り張りすることができる。
この際、前記ネット体の荷重等は、案内支承体によって全体に分散されているために、ネット体を案内支承体に沿ってスムーズに移動し、側面又は天井面に吊り張りすることができる。
しかも、ネット体は案内支承体の他端側で確実に連結した状態で吊り張りすることができる。
また、前記他端側の連結を解除することで、ネット体を案内支承体に沿って逆方向に移動することで、屋内空間部を開放しネット体のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
次に、前記案内支承体の全面に沿って所望の間隔を有して覆うように別体の防球・防護用ネット体を吊り張りする。
前記防球・防護用ネット体の取り付けは、該防球・防護用ネット体の上端側を前記案内支承体の取り付け位置より上方の側面の上部側又は天井面に沿って前記案内支承体の全面に沿って吊り張りする。
これにより、屋内空間部の使用時に飛来する各種スポーツの球を防球・防護用ネット体で受け止め、直接案内支承体に当接することなく防護し、該案内支承体の変形、破損等を防ぐことができる。
このように、請求項1に記載の屋内空間部用のネットは、案内支承体とネット体とが別々に構成されているために、屋内空間部の側面又は天井面の形状に応じて最適な形状の案内支承体及びネット体を選択して、自在にネット体を吊り張りすることができる。
また、案内支承体の他端側でネット体を連結するために、適切にネット体を広げた状態で屋内空間部に吊り張りすることができる。
さらに、防球・防護用ネット体で直接各種スポーツの球が案内支承体に当接することなく、安全に屋内空間部用のネットを使用することができる。
次に、請求項2に記載の屋内空間部用のネットの吊り張り方法は、屋内空間部の側面又は天井面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体を組み合わせてネット体を形成する。
そして、側面の所望の位置、又は天井面の梁に沿って水平方向、又は傾斜方向を有して長尺状の板体で形成された案内支承体を取り付け、該案内支承体に沿って複数個の移動自在な連結取付具を取り付ける。
その後、前記連結取付具を介してネット体の上端辺、又はネット体の全面に沿って所望の間隔を有して平行状態に取り付ける。
前記取り付けられたネット体は、一方は前記案内支承体の端部に固定された固定端をなし、他方は案内支承体に沿って移動する移動端を有する。
前記ネット体の移動端は、前記案内支承体に沿って移動した後、前記案内支承体の他端側で連結することでネット体を広げた状態で取り付けできる。
これにより、前記ネット体は、側面又は天井面に沿って広げた状態で適切に吊り張りすることができる。
この際、ネット体の荷重等が案内支承体で分散されているために、前記案内支承体に沿ってスムーズにネット体を移動することができる。
また、メンテナンス作業時においても、案内支承体の他端側の連結を解除することで、ネット体の移動端側を案内支承体の他方側に移動し、連結取付具より容易に取り外すことが可能である。
さらに、案内支承体を用いてネット体を移動するために、ネット体の移動は水平方向に限定されるものでなく、傾斜を有する天井面においても自在にネット体を移動することができる。
また、案内支承体とネット体とが別体であり、予め案内支承体のみを側面の上端側又は天井面に取り付けるために、その取り付け作業が容易に行え、安全に取り付け作業を行うことができる。
その後、前記案内支承体の全面に沿って所望の間隔を有して別体の防球・防護用ネット体を、該案内支承体の上方側の側面の上端側、又は天井面に沿って吊り張りする。
これにより、案内支承体を屋内空間部を使用する各種のスポーツの球の当接を防止し、屋内空間部用のネットを連続して使用することができる。
このように、請求項2に記載の屋内空間部用のネットの吊り張り方法は、その取り付け作業が容易であり、且つ安全に取り付けすることができるという顕著な効果を有する。
また、別体の防球・防護用ネット体で案内支承体を保護しているために、頻繁にメンテナンス作業を行うことなく、使用することができる利点がある。
本願発明の屋内空間部のネット及び該屋内空間部のネットの吊り張り方法について図面に沿って説明する。
図1は本願発明の屋内空間部用のネットを示す概略説明正面図であり、図2は図1の案内支承体を示す概略断面側面図であり、図3は屋内空間部用のネットの他実施例を示す概略説明正面図であり、図4はネット体の一方の固定端を示す概略説明正面図であり、図5はストッパー体の他実施例を示す概略説明一部正面図であり、図6は案内支承体の固定具の高さ調整を示す概略説明正面図であり、図7は案内支承体の他実施例を示す概略説明正面図であり、図8は案内支承体の移動方法を示す概略説明正面図であり、図9及び図10は天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットを示す概略説明平面図であり、図11は天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットを示す概略説明正面図であり、図12は本願発明の屋内空間部用のネットの側面への吊り張り方法のフローチャートであり、図13は天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットの天井面への吊り張り方法のフローチャートである。
本願発明の屋内空間部用のネット1は、屋内空間部の側面又は天井面の形状に応じて形成されたネット体2と、該ネット体2の上端辺に沿って所望の間隔を有して複数個取り付けられた、又はネット体2の全面に沿って所望の間隔を有して(川の字状、十字状、両端辺のみ)に所望の間隔を有して取り付けられた連結取付具3と、該連結取付具3を移動すべく側面の上端側(又は屋内空間部の側面側の天井部分)に沿って又は天井面の梁に沿って所望の長さを有して1本又は複数本で形成された長尺状の案内支承体4と、前記案内支承体4の一端側に取り付けられ、ネット体2の一端側を固定する固定手段と、前記案内支承体4の他端側に取り付けられネット体2の移動を固定するストッパー体5とから構成されている。
前記ネット体2は、側面又は天井面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体2Aを連結して形成し、その外周に沿ってネット体2の形状を維持するために補強用ロープ2Bが設けられている。
前記連結取付具3は、前記案内支承体4に沿って移動すべくローラを軸支した移動部3Aと、該移動部3Aに連設され、前記ネット体2の上端辺の補強用ロープ2Bに係止する係止部3Bとから構成され、該補強用ロープ2Bに所望の間隔を有して複数個が係止されている。
尚、前記連結取付具3をネット体2の全面に取り付ける場合は、ネット体2に縫い込むように取り付けた取り付け用ロープ3Cを介して連結取付具3をネット体2に取り付けることで、天井面の梁に対応する位置に取り付けできる。
前記移動部3Aの形状は特に限定されるものでなく、案内支承体4の形状に応じて、案内支承体4が断面視円形状であれば、筒状に形成する等移動自在であればその形状は特に限定されるものでない。
前記ネット体2は連結取付具3を介して案内支承体4に沿っての移動で側面又は天井面に沿って吊り張りする。この際、前記ネット体2の一方の側面を固定手段としての固定紐6で移動を阻止することで固定端2Fを形成し、前記ネット体2の他方の側面は前記案内支承体4に沿って移動する移動端2Eを形成する。
前記ネット体2の移動端2Eの移動は、移動端2Eの上部に連結された引っ張り用ロープ9を側面(天井面)に取り付けられた滑車9Aを介して手動又は電動で(ウインチの駆動等)引っ張ることで、前記ネット体2を案内支承体4に沿ってスムーズに移動することができる。
尚、ネット体2の移動は引っ張り用ロープ9に限定されるものでなく、例えば、前記案内支承体4に沿ってエンドレス状に移動用ロープ(図示せず)を架け渡し、該移動用ロープに前記移動端2E側の連結取付具3を連結することで、ネット体2を案内支承体4に沿って移動できる。この構成を利用すると大面積のネット体2の場合に特にスムーズにネット体2を移動することができる。
前記案内支承体4は、前記移動部3Aを案内する長尺状の板体4Aと、該板体4Aを側面又は天井面の梁に沿って固定する固定部4Bとから構成されている。
尚、前記案内支承体4の構成は上記構成に限定されるものでなく、板体4Aのみで形成し、別体の固定具(図示せず)を用いて側面又は天井面に取り付けることも可能である。
即ち、前記案内支承体4に複数本の移動用のロープ22を連結し、該移動用のロープを天井面に取り付けた滑車23を介して上方に移動することで、該移動用のロープ22を前記固定部4Bの代わりに使用することも可能である。
この場合、先ず1本の移動用のロープ22の両端側をそれぞれ前記案内支承体4の両端側に連結するとともに、天井側に固定した滑車23、23を介して移動自在にした後、該移動用のロープ22に移動自在に取り付けた移動用滑車24を介して別体の移動用のロープ25で移動することで、天井面の形状に応じて案内支承体4を水平方向、又は傾斜方向等自在に位置させることができる。
前記ストッパー体5は、案内支承体4の一方の端部に具設された具設部5Aと、該具設部5Aに連結され、床面側に固定することで床面に垂直に設けられることでネット体2を移動端2Eの側面を連結する紐状体5Bとから構成されている。
前記ストッパー体5の構成は前記に限定されるものでなく、例えば前記具設部5Aに取り付けられ、先頭の連結取付具3の移動部3Aを拘持する拘持部(図示せず)とから構成することも可能である。
また、前記ストッパー体5は必須の構成ではなく、例えばネット体2を案内支承体4に沿って移動後、引っ張り用ロープ9を固定することでネット体2の移動端2E側を固定することも可能である。
また、ネット体2の移動端2Eに複数本の紐体5Cを所望の間隔を有して取り付け、該紐体5Cで紐状体5Bに締結することも可能である。
尚、前記ネット体2の移動端2Eの反対側は案内支承体4の端部で固定されて固定端2Fを形成する。
前記案内支承体4の全面に沿って、且つ所望の間隔を有して防護用ネット体(又は防球用ネット体)11が設けられている。
前記防護用ネット体11は、前記案内支承体4の横方向全面に渡って、且つ上下方向で該案内支承体4の全面側を覆うように吊り張りし、下端側はフリー状態とすることで、球技用の球が飛来してきても確実防護用ネット体11でその衝撃を干渉し、案内支承体4を安全に維持でき、常にスムーズにネット体2を移動することができる。
尚、前記防護用ネット体11の取り付けは、上記実施例に限定されるものでなく、案内支承体4の固定部4Bに間接的に防護用ネット体11の上端辺を取り付けることも可能であり、又は天井側に沿って架け渡した紐状体(図示せず)を介して防護用ネット体11を取り付けることも可能である。
また、防護用ネット体11は、通常ネット本体2Aを組み合わせて前記ネット体2より端形状(上下方向の長さ)形成するが、ネット本体2Aに限定されるものでなく、シート体(図示せず)で形成することも可能である。
さらに、野球・ソフトボールの球技の場合は、球の勢いが強いので、複数枚の防護用ネット体11を前後方向に所望の間隔を有して吊り張りすることも可能である。
本願発明の屋内空間部用のネット1は上記のように構成され、次に屋内空間部用のネット1を用いて屋内空間部の側面、及び天井面に防球用、防護用として吊り張りする場合について説明する。
先ず、屋内空間部の該当する側面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体2Aを、組み合わせ、上下・左右両外周縁に補強用ロープ2Bを取り付ける(該補強用ロープ2Bの取り付けは、ネット本体2Aの端部辺を筒状に形成し、該筒部に補強用ロープ2Bを挿通、又は紐体を用いてネット本体2Bの端部辺へ編み込むことで補強用ロープ2Bを取り付ける)ことでネット体2を形成する。
そして、前記ネット体2の上端辺に所望の間隔を有して連結取付具3を複数個取り付ける。該連結取付具3の取り付けは、該連結取付具3を形成する固定部4Bを前記ネット体2の補強用ロープ2Bに取り付けることで、強固に取り付けすることができる。
次に、前記ネット体2を吊り張りする側面の距離間に応じた長さを有する案内支承体4を形成し、該案内支承体4の固定部4Bを介して前記側面の上端側の位置に床面に平行に案内支承体4を取り付ける。
即ち、移動用のロープ22を複数個所で案内支承体4に連結し、天井側の固定滑車23を介して上方側に移動した後、前記案内支承体4の固定部4Bを天井面、又は側面上方側に固定する。
この際、前記移動用のロープ22の案内支承体4への連結方法により、前記案内支承体4を水平方向、又は傾斜方向等自在に設定することができる。更に、傾斜角度の微調整を自在に設定できる。
次に、前記案内支承体4の取り付け方向に沿って、且つ該案内支承体4の前方側で所望の間隔を有して防護用ネット体11を取り付ける。
尚、防護用ネット体11の取り付けは、屋内空間部の形状又は作業工程により前記案内支承体4にネット体2を取り付けた後に行うことも可能である。
次に、前記案内支承体4の板体4Aに連結取付具3の移動部3Aを移動自在に支承し、ネット体2の移動端2Eに引っ張り用ロープ9を連結する。
前記引っ張り用ロープ9は、案内支承体4の一方の端部に固定された滑車9Aを介して床面側に巻回されている。これにより、引っ張り用ロープ9を引っ張ることにより、各移動部3Aが板体4Aに沿って移動し、固定端2F側が固定された状態でネット体2の移動端2Eが対向する側面側に移動する。
その後、前記移動したネット体2はその移動端2Eを案内支承体4の他方側端部に取り付けられたストッパー体5を用いて固定することで、ネット体2を案内支承体4に固定状態で吊り張りすることができる。
前記ストッパー体5は案内支承体4の端部に具設部5Bを介して取り付けられ、該具設部5Aに取り付けられた紐状体5Bを床面側に垂直状に固定した後、ネット体2の先端側の側面を連結することで、ネット体2を側面に沿って固定する。
これにより、案内支承体4に沿ってネット体2をスムーズに移動し、側面に沿って広げた状態で適切に吊り張りすることができる。
また、メンテナンス作業時において、ストッパー体5を解除することで、容易にネット体2を固定端2F側に移動し、ネット体2を開放した状態で容易に作業を行うことができる。
さらに、防護用ネット体11で案内支承体4を常時防護しているために、各種スポーツの球が直接案内支承体4へ当接することがなく、変形等(変形、凹凸形状の発生、ズレ)しないために、ネット体2の移動をスムーズに行うことができる。
このように、側面に使用する本願発明の屋内空間部用のネット1は、ネット体2の荷重等による上端側の弛みを案内支承体4で解消し、且つ案内支承体4が変形等することがなく、スムーズなネット体2の移動を可能にするとともに、該ネット体2の移動後の固定を確実に行うことができ、適切なネット体2の吊り張りを可能とする。
尚、ネット体2の形状に応じて、案内支承体4の本数は限定されるものでなく、複数本の案内支承体4を用いてネット体2を吊り張りすることも可能である。この場合は、案内支承体4を連続して1本につなぎ合わすことも可能であり、2本を平行に用いてネット体2を吊り張りすることも可能である。
また、前記防護用ネット体11は、天井側に沿って吊り張りされているために、常時設置した状態とし、案内支承体4に沿ってネット体2のみを移動し各メンテナンス作業を行うことができる。
次に、屋内空間部用のネット1を天井面に沿って吊り張りする場合について説明する。
先ず、天井面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体2Aを組み合わせ、該ネット本体2Aの端部周縁に沿って補強用ロープ2Bを取り付けることで、ネット体2を形成する。
そして、ネット体2の外周縁に沿って補強用ロープ2Bを利用して連結取付具3を所望の間隔(天井面の梁間の距離に応じて)で取り付けるとともに、ネット体2の中央部分にも取り付け用ロープ3Cを介して連結取付具3を取り付ける。
次に、天井面の梁に応じて固定部4Bを介して複数本の案内支承体4を取り付ける。
この際、案内支承体4の取り付けは、ネット体2の移動方向を考慮し、及び梁の位置を考慮して、梁に沿って複数本取り付け、又は各梁に平行に複数本を架け渡すよう取り付ける。
次に、前記各案内支承体4に対応するそれぞれの位置より所望の間隔を有してネット体2にそれぞれ直接防護用ネット体11を取り付ける。
これにより、ネット体2には複数枚の防護用ネット体11を垂れ下げることができる。
次に、引っ張り用ロープ9を天井面に沿って巻回状に架け渡し、前記連結取付具3の移動部3Aを板体4Aに沿って支承し、移動端2E側の移動部3Aを引っ張り用ロープ9に連結する。
この際、前記ネット体2の一方の端部には、固定手段で固定された係止部3Cが形成され、前記移動部3Aを前記移動用ロープ7で移動することで、ネット体2を天井面に沿って案内支承体4の他方側まで移動し、その後該案内支承体4の他方側端部に設けられたストッパー体5でネット体2の移動端2Aを固定することで、天井面に沿ってネット体2を吊り張りすることができる。
さらに、ネット体2を取り付けた案内支承体4部分に対応して防護用ネット体11が吊り張りされることとなる。
このため、天井面が円弧状である場合であっても、移動用ロープ7で案内支承体4に沿ってスムーズにネット体2を傾斜方向に沿って移動することができる。
しかも、天井方向に飛来する各種スポーツの球は、防護用ネット体11でその勢いで吸収することで案内支承体4への直接の球の当接を回避することができ、頻繁なメンテナンス作業を行うことなくない。
このように、天井面に使用する本願発明の屋内空間部用のネット1は、屋内空間部のあらゆる天井面の形状に応じて自在に対応して、ネット体2を吊り張りすることができる。
また、案内支承体4によりネット体2の荷重等を分散して吊り張りすることができるために、その移動が容易に行え、作業効率を格段に向上することができる。
さらに、メンテナンス作業時において、ストッパー体5を解除することで、容易にネット体2を一方側へ移動し、ネット体2を案内支承体4より取り外すことで、容易にスムーズに対応することができる。
しかも、各案内支承体4部分には所望の間隔を有してそれぞれ防護用ネット体11が吊り張りされているために、天井側への各種スポーツの球の勢いを適切に解消してネット体2を吊り張りすることができる。
本願発明の屋内空間部用のネットを示す概略説明正面図 図1の案内支承体を示す概略説明断面側面図 本願発明の屋内空間部用のネットの他実施例を示す概略説明正面図 ネット体の一方の固定端を示す概略説明正面図 ストッパー体の他実施例を示す概略説明正面図 案内支承体の固定具の高さ調整を示す概略説明正面図 案内支承体の他実施例を示す概略説明正面図 案内支承体の移動方法を示す概略説明正面図 天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットを示す概略説明平面図 天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットを示す概略説明平面図 天井面に沿って吊り張りする屋内空間部用のネットを示す概略説明正面図 本願発明の屋内空間部用のネットの側面への吊り張り方法のフローチャート 本願発明の屋内空間部用のネットの天井面への吊り張り方法のフローチャート
1−屋内空間部用のネット、2−ネット体、4−案内支承体、5−ストッパー体

Claims (2)

  1. 屋内空間部の側面に沿って又は天井面に沿って防球用等の目的で形成されたネット体と、該ネット体を前記側面又は天井面に沿って直接又は間接的に吊り張りするための連結取付具とから構成された屋内空間部用のネットにおいて、前記連結取付具は、側面の上端側の形状に応じて、又は天井面の梁の形状に応じて水平方向、或いは傾斜方向を有して取り付けられた長尺状の板体で形成された案内支承体に沿って移動自在に設けられ、且つ前記案内支承体の全面に沿って、しかも前記案内支承体の前方側で所望の間隔を有して該案内支承体を覆うように別体の防球・防護用のネット体が吊り張りされていることを特徴とする屋内空間部用のネット。
  2. 屋内空間部の側面又は天井面の形状に応じて1枚又は複数枚のネット本体を組み合わせてネット体を形成し、該ネット体の上端側に沿って又は天井面の所望の位置に沿ってネット体に所望の間隔で連結取付具を取り付けた後、該連結取付具を介して直接又は間接的に前記ネット体を取り付けることで側面又は天井面に沿ってネット体を吊り張りする屋内空間部用のネットの吊り張り方法において、前記連結取付具を、予め側面等の上端側に又は天井面に沿って取り付けた長尺状の板体で形成された案内支承体に沿って移動自在に取り付けるとともに、前記ネット体の一方の固定端側を前記案内支承体に固定した後、前記ネット体の他方の移動端を前記案内支承体に沿って移動し、前記ネット体の移動端を案内支承体の端部側で連結することで前記案内支承体に沿って広げた状態でネット体を吊り張りするとともに、前記案内支承体の前方側と所望の間隔を有し且つ該案内支承体に沿って全面に渡って別体の防球・防護用のネットを吊り張りすることを特徴とする屋内空間部用のネットの吊り張り方法。
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