JP6319222B2 - 薬品搾取方法及び薬品搾取システム - Google Patents

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Description

本開示は、薬品搾取方法及び薬品搾取システムに関する。
従来、密封されている容器に収容されている薬品をシリンジによって搾取するように構成されている薬品搾取システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-117295号公報
しかし、上述の従来の薬品搾取システムでは、容器に収容されている薬品を全量搾取する際に、容器中の薬品の残量を更に低減することが希求されている。そこで、本開示は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、容器に収容されている薬品を全量搾取する際に、容器中の薬品の残量を更に低減することを可能とする薬品搾取方法及び薬品搾取システムを提供することを目的とする。
本開示の第1の特徴は、密封されている容器に収容されている薬品をシリンジによって搾取する薬品搾取方法であって、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジのプランジャーを駆動するように構成されているシリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記シリンジの針の先端を前記容器の栓に穿刺して前記薬品内に到達させる工程Aと、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記シリンジのプランジャーを引いて前記薬品を搾取する工程Bと、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記薬品の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引きながら前記シリンジと前記容器との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる工程Cとを有することを要旨とする。
本開示の第2の特徴は、密封されている容器に収容されている薬品をシリンジによって搾取するように構成されている薬品搾取システムであって、前記シリンジ及び前記容器の少なくとも一方を把持可能なハンドが先端に設けられているアームを有するロボットと、前記シリンジのプランジャーを駆動するように構成されているシリンジ駆動装置と、前記ロボット及び前記シリンジ駆動装置を制御するように構成されているコントローラと、を有し、前記コントローラは、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記シリンジの針の先端を前記容器の栓に穿刺して前記薬品内に到達させる第1制御部と、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引いて前記薬品を搾取する第2制御部と、前記薬品の搾取量が所定量に到達したことを検出する第1検出部と、前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記第1検出部により前記薬品の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーが引かれ続けられている状態において、前記シリンジと前記容器との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる第3制御部と、を有することを要旨とする。
本開示によれば、容器に収容されている薬品を全量搾取する際に、容器中の薬品の残量を更に低減することを可能とする薬品搾取方法及び薬品搾取システムを提供することができる。
実施形態に係る薬品搾取システムに全体概略構成の一例を説明するための図である。 実施形態に係るロボットの構成の一例を示す図である。 実施形態に係るシリンジ駆動装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係るコントローラの構成の一例を示す図である。 実施形態に係るコントローラの機能的構成の一例を示す図である。 実施形態に係る薬品搾取システムにおいて容器に収容されている薬品をシリンジのプランジャーによって搾取する動作の一例を示す図である。 実施形態に係る薬品搾取方法の一例を示す図である。
以下、図1〜図7を参照して、一実施形態について説明する。
<薬品搾取システム>
まず、図1〜図7を参照して、本実施形態に係る薬品搾取システム1の全体概略構成の一例について説明する。なお、以下では、薬品搾取システム1等の構造の説明の便宜上、「上」「下」「左」「右」「前」「後」等の方向を図1〜図7等の各図に注記する方向に定め、適宜使用する。但し、該方向は、薬品搾取システム1等の設置態様によって変動するものであり、各構成の位置関係を限定するものではない。
本実施形態に係る薬品搾取システム1は、密封されている容器(例えば、バイアル)6に収容されている薬品10をシリンジ5によって搾取するように構成されている。ここで、薬品10は、液体状の薬剤であってもよいし粉末状の薬剤であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る薬品搾取システム1は、ロボット2と、シリンジ駆動装置3と、コントローラ4とを具備している。なお、図1に示すように、本実施形態に係る薬品搾取システム1において、上述の搾取が行われていない状態では、シリンジ5及び容器6は、トレイ7上に置かれているものとする。
ロボット2は、図1及び図2に示すように、シリンジ5及び容器6の少なくとも一方を把持可能なハンド2Bが先端に設けられているアーム2Aを有する。例えば、ロボット2は、アーム2Aとして2本の多関節アームを有する双腕型のロボットである。
また、シリンジ駆動装置3は、図3に示すように、シリンジ5及び容器6を把持するように構成されており、シリンジ5のプランジャー5Bを駆動するように構成されている。ここで、シリンジ駆動装置3は、把持している状態のシリンジ5及び容器6の上下関係を反転することができるように構成されている。
本実施形態に係る薬品搾取システム1において、シリンジ5は、針5A及びプランジャー5Bを具備しており、薬品10の搾取のために用いられるように構成されている。本実施形態に係る薬品搾取システム1において、シリンジ5は、径や長さの異なる複数種類が用意されており、搾取する薬品10の種類や搾取量等に応じて使い分けられるように構成されてもよい。本実施形態では、説明の便宜上、図1に示すように、1種類のシリンジ5を使用する場合を一例として説明するが、2種類以上のシリンジ5を使用するように構成されていてもよい。
なお、シリンジ駆動装置3は、シリンジ5及び容器6のどちらか一方のみを把持することができるように構成されていてもよい。かかる場合、シリンジ駆動装置3は、ロボット2と協働して、シリンジ5のプランジャー5Bを駆動するように構成されている。
コントローラ4は、図1に示すように、ロボット2及びシリンジ駆動装置3を制御するように構成されている。例えば、コントローラ4は、図4に示すように、プロセッサ41と、メモリ42と、入出力部(I/O)43と、ストレージ44と、これらを相互に接続するバス45とを具備している。プロセッサ41は、メモリ42及びストレージ44の少なくとも一方と協働してプログラムを実行し、その実行結果に応じて入出力部43を介したデータの入出力を行う。この結果、コントローラ4の様々な機能が実現される。図5に、これらの機能を仮想的なブロック(以下、機能ブロック)として表したものを示す。
図5に示すように、コントローラ4は、機能ブロックとして、第1制御部4Aと、第2制御部4Bと、第1検出部4Cと、第3制御部4Dと、第4制御部4Eと、第2検出部4Fと、速度決定部4Gとを具備している。
第1制御部4Aは、シリンジ5及び容器6が把持されている状態で、ロボット2及びシリンジ駆動装置3の少なくとも一方を制御することによって、シリンジ5の針の先端5Aを容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させるように構成されている(図6(a)〜(b)参照)。
例えば、第1制御部4Aは、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、ロボット2のアーム2Aを制御してシリンジ5を動かして容器6に近づけて、シリンジ5の針の先端5Aを容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させるように構成されていてもよい。かかる場合、第1制御部4Aは、ロボット2のアーム2Aを制御して容器6を動かしてシリンジ5に近づけるように構成されていてもよい。
また、第1制御部4Aは、ハンド2Bによって容器6が把持されており、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3を制御してシリンジ5を動かして容器6に近づけて、シリンジ5の針の先端5Aを容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させるように構成されていてもよい。かかる場合、第1制御部4Aは、同時にロボット2のアーム2Aを制御して容器6を動かしてシリンジ5に近づけるように構成されていてもよい。
また、第1制御部4Aは、ハンド2Bによってシリンジ5が把持されており、シリンジ駆動装置3によって容器6が把持されている状態で、ロボット2のアーム2Aを制御してシリンジ5を動かして容器6に近づけて、シリンジ5の針の先端5Aを容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させるように構成されていてもよい。かかる場合、第1制御部4Aは、同時にシリンジ駆動装置3を制御して容器6を動かしてシリンジ5に近づけるように構成されていてもよい。
さらに、第1制御部4Aは、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3を制御してシリンジ5を動かして容器6に近づけて、シリンジ5の針の先端5Aを容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させるように構成されていてもよい。
第2制御部4Bは、シリンジ5及び容器6が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3及びロボット2の少なくとも一方を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取するように構成されている(図6(b)参照)。
例えば、第2制御部4Bは、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、ロボット2を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取するように構成されていてもよい。
また、第2制御部4Bは、ハンド2Bによって容器6が把持されており、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取するように構成されていてもよい。
また、第2制御部4Bは、ハンド2Bによってシリンジ5が把持されており、シリンジ駆動装置3によって容器6が把持されている状態で、ロボット2を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取するように構成されていてもよい。
さらに、第2制御部4Bは、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取するように構成されていてもよい。
第1検出部4Cは、薬品10の搾取量が所定量に到達したことを検出するように構成されている。例えば、第1検出部4Cは、容器6からシリンジ5への薬品10の移送量(容量)や、シリンジ5内の薬品10の重量や、容器6内の薬品10の重量や、シリンジ駆動装置3によってプランジャー5Bが引かれた長さ(プランジャー5Bの移動距離)等に基づいて、薬品10の搾取量が所定量に到達したことを検出するように構成されていてもよい。
ここで、第1検出部4Cは、例えば、光学センサ等を用いて上述の薬品10の移送量を測定してもよいし、ロボット2やシリンジ駆動装置3に設けられている重量計を用いて上述の薬品の重量を計量してもよい。すなわち、第1検出部4Cは、間接的或いは直接的な任意の手段を用いて、薬品10の搾取量が所定量に到達したことを検出することができる。
第3制御部4Dは、シリンジ5及び容器6が把持されている状態で、第1検出部4Cにより薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、ロボット2及びシリンジ駆動装置3の少なくとも一方を制御することによって、プランジャー5Bが引かれ続けられている状態において、シリンジ5と容器6との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させるように構成されている(図6(c)参照)。
例えば、第3制御部4Dは、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、第1検出部4Cにより薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、プランジャー5Bが引かれ続けられている状態において、ロボット2のアーム2Aを制御して、シリンジ5を容器6から隔離する方向に移動させてもよいし、容器6をシリンジ5から隔離する方向に移動させてもよいし、シリンジ5及び容器6の両方を相互に隔離する方向に移動させてもよい。
また、第3制御部4Dは、ハンド2Bによって容器6が把持されており、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5が把持されている状態で、第1検出部4Cにより薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、プランジャー5Bが引かれ続けられている状態において、ロボット2のアーム2Aを制御して容器6をシリンジ5から隔離する方向に移動させてもよいし、シリンジ駆動装置3を制御してシリンジ5を容器6から隔離する方向に移動させてもよいし、ロボット2のアーム2A及びシリンジ駆動装置3を制御してシリンジ5及び容器6の両方を相互に隔離する方向に移動させてもよい。
また、第3制御部4Dは、ハンド2Bによってシリンジ5が把持されており、シリンジ駆動装置3によって容器6が把持されている状態で、第1検出部4Cにより薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、プランジャー5Bが引かれ続けられている状態において、シリンジ駆動装置3を制御して容器6をシリンジ5から隔離する方向に移動させてもよいし、ロボット2のアーム2Aを制御してシリンジ5を容器6から隔離する方向に移動させてもよいし、ロボット2のアーム2A及びシリンジ駆動装置3を制御してシリンジ5及び容器6の両方を相互に隔離する方向に移動させてもよい。
さらに、第3制御部4Dは、シリンジ駆動装置3によってシリンジ5及び容器6の両方が把持されている状態で、第1検出部4Cにより薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、プランジャー5Bが引かれ続けられている状態において、シリンジ駆動装置3を制御して、シリンジ5を容器6から隔離する方向に移動させてもよいし、容器6をシリンジ5から隔離する方向に移動させてもよいし、シリンジ5及び容器6の両方を相互に隔離する方向に移動させてもよい。
上述の構成によれば、容器6からシリンジ5に薬品10を移している間に、シリンジ5の針5Aの先端が容器6内から容器6の栓6A内に移動するため、薬品10の全てをシリンジ5に移すことができる。また、上述の構成によれば、シリンジ5の針5Aの先端を薬品10内に到達させるだけでよいので、シリンジ5の針5Aを容器6の栓に穿刺する際のシリンジ5の針5Aの先端位置の調整を容易にすることができる。
また、コントローラ4は、機能ブロックとして、第2検出部4Fと、第4制御部4Eとを更に具備していてもよい。
第2検出部4Fは、第3制御部4Dによりシリンジ5と容器6との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させている際に、シリンジ5の針5Aの先端が容器6の栓6Aの厚み中に入ったことを検出するように構成されている。
例えば、第2検出部4Fは、カメラ等を用いて撮影することによってシリンジ5の針5Aの先端が容器6の栓6Aの厚み中に入ったことを検出するように構成されていてもよいし、予め記憶している閾値と実際のプランジャー5Bの移動距離とを比較することによってシリンジ5の針5Aの先端が容器6の栓6Aの厚み中に入ったことを検出するように構成されていてもよい。なお、第2検出部4Fは、これらの方法に限定されることなく任意の方法でシリンジ5の針5Aの先端が容器6の栓6Aの厚み中に入ったことを検出するように構成されている。
また、第4制御部4Eは、第2検出部4Fによりシリンジ5の針5Aの先端が容器6の栓6Aの厚み中に入ったことが検出された場合、シリンジ駆動装置3を制御することによって、シリンジ4のプランジャー4Bを引く動作を停止するように構成されている(図6(d)参照)。
かかる構成によれば、シリンジ4のプランジャー4Bを引いたところで薬品10を搾取することができなくなるタイミングで、シリンジ4のプランジャー4Bを引く動作を停止することができる。
さらに、コントローラ4は、機能ブロックとして、速度決定部4Gを更に具備していてもよい。ここで、速度決定部4Gは、容器6に収容されている薬品10の種類(例えば、薬品10の粘性等)に応じて、シリンジ4のプランジャー4Bを引く速度を決定するように構成されている。かかる場合、第2制御部4Bは、シリンジ駆動装置3を制御することによって、速度決定部4Gにより決定された速度でシリンジ4のプランジャー4Bを引くように構成されていてもよい。
なお、速度決定部4Gは、容器6に収容されている薬品10の種類(例えば、薬品10の粘性等)に応じて、シリンジ5と容器6との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる速度を決定するように構成されていてもよい。かかる場合、第3制御部4Dは、ロボット2及びシリンジ駆動装置3の少なくとも一方を制御することによって、速度決定部4Gによって決定された速度で、シリンジ5と容器6との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させるように構成されている。
上述の構成によれば、薬品10の粘性等に基づく薬品10の容器6からシリンジ5への移動速度を考慮することができるので、より確実に薬品10の全てをシリンジ5に移すことができる。
さらに、コントローラ4は、機能ブロックとして、判定部4Hを更に具備してもよい。ここで、判定部4Hは、容器6に収容されている薬品10の全てを搾取すべきか、或いは、容器6に収容されている薬品10のうちの所定量のみを搾取すべきかについて判定するように構成されている。
例えば、薬品10が、粉末状の薬剤である場合、判定部4Hは、容器6に投入された輸液量及びユーザ等によって入力された搾取量に基づいて、上述の判定を行うように構成されていてもよい。また、薬品10が、液体状の薬剤である場合、判定部4Hは、電子カルテ等から取得した薬品情報及びユーザ等によって入力された搾取量に基づいて、上述の判定を行うように構成されていてもよい。
また、第2制御部4Bは、容器6に収容されている薬品10のうちの所定量のみを搾取すべきであると判定部4Hによって判定された場合、シリンジ駆動装置3及びロボット2の少なくとも一方を制御することによって、所定量よりも多くの薬品10を搾取した後に、プランジャー5Bを押すことで所定量を超えた量の薬品10を容器6に戻すように構成されている。かかる場合、第1検出部4Cや第3制御部4Dや第4制御部4Eや第2検出部4Fや速度決定部4Gは、本実施形態に係る動作を行わないように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、容器6に収容されている薬品10の全てをシリンジ5に移す必要が無い場合であっても対応することができる。
本実施形態に係る薬品搾取システム1が、複数の容器6、例えば、3つの容器61〜63(図示せず)に収容されている薬品10をシリンジ5によって搾取する場合において、2つの容器61、62に収容されている薬品10については全量搾取し、1つの容器63に収容されている薬品10については所定量のみ搾取する場合、第2制御部4Bは、容器63に収容されている薬品10を搾取する場合に、シリンジ駆動装置3を制御することによって、容器63から所定量よりも多くの薬品10を搾取した後に、プランジャー5Bを押すことで所定量を超えた量の薬品10を容器63に戻すように構成されていてもよい。
<薬品搾取方法>
次に、図7を参照して、コントローラ4によって実行されるロボット2及びシリンジ駆動装置3による薬品搾取方法の一例について説明する。本実施形態に係る薬品搾取方法は、密封されている容器6に収容されている薬品10をシリンジ5によって搾取する方法である。
図7に示すように、ステップS101において、コントローラ4は、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の少なくとも一方が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3及びロボット2の少なくとも一方を制御することによって、シリンジ5の針5Aの先端を容器6の栓6Aに穿刺して薬品10内に到達させる(図6(a)〜(b)参照)。
ステップS102において、コントローラ4は、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の少なくとも一方が把持されている状態で、シリンジ駆動装置3を制御することによって、プランジャー5Bを引いて薬品10を搾取する(図6(b)参照)。
ステップS103において、コントローラ4は、ハンド2Bによってシリンジ5及び容器6の少なくとも一方が把持されている状態で、薬品10の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、シリンジ駆動装置3及びロボット2の少なくとも一方を制御することによって、プランジャー5Bを引きながらシリンジ5と容器6との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる。
本実施形態に係る薬品搾取システム1及び薬品搾取方法によれば、容器6に収容されている薬品10を全量搾取する際に、容器6中の薬品10の残量を更に低減することができる。
1…薬品搾取システム
2…ロボット
2A…アーム
2B…ハンド
3…シリンジ駆動装置
4…コントローラ
4A…第1制御部
4B…第2制御部
4C…第1検出部
4D…第3制御部
4E…第4制御部
4F…第2検出部
4G…速度決定部
4H…判定部
5…シリンジ
5A…針
5B…プランジャー
6、61、62、63…容器
6A…栓
7…トレイ

Claims (8)

  1. 密封されている容器に収容されている薬品をシリンジによって搾取する薬品搾取方法であって、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジのプランジャーを駆動するように構成されているシリンジ駆動装置及びロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記シリンジの針の先端を前記容器の栓に穿刺して前記薬品内に到達させる工程Aと、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引いて前記薬品を搾取する工程Bと、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記薬品の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引きながら前記シリンジと前記容器との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる工程Cと
    前記相対的な位置関係を隔離する方向に移動させている際に、前記針の先端が前記栓の厚みの中に入った場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引く動作を停止する工程Dと、を有することを特徴とする、薬品搾取方法。
  2. 前記薬品の種類に応じて、前記工程Bにおける前記プランジャーを引く速度を決定する工程を有し、
    前記工程Bにおいて、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、決定された前記速度で前記プランジャーを引くことを特徴とする、請求項に記載の薬品搾取方法。
  3. 前記薬品の種類に応じて、前記工程Cにおける前記移動の速度を決定する工程を有し、
    前記工程Cにおいて、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、決定された前記移動の速度で前記位置関係を隔離する方向に移動させることを特徴とする、請求項に記載の薬品搾取方法。
  4. 前記容器に収容されている薬品のうちの所定量のみを搾取する場合、前記所定量よりも多くの薬品を搾取した後に、前記プランジャーを押すことで前記所定量を超えた量の薬品を前記容器に戻す工程を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の薬品搾取方法。
  5. 密封されている容器に収容されている薬品をシリンジによって搾取するように構成されている薬品搾取システムであって、
    前記シリンジ及び前記容器の少なくとも一方を把持可能なハンドが先端に設けられているアームを有するロボットと、
    前記シリンジのプランジャーを駆動するように構成されているシリンジ駆動装置と、
    前記ロボット及び前記シリンジ駆動装置を制御するように構成されているコントローラと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記シリンジの針の先端を前記容器の栓に穿刺して前記薬品内に到達させる第1制御部と、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引いて前記薬品を搾取する第2制御部と、
    前記薬品の搾取量が所定量に到達したことを検出する第1検出部と、
    前記シリンジ及び前記容器が把持されている状態で、前記第1検出部により前記薬品の搾取量が所定量に到達したことが検出された場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーが引かれ続けられている状態において、前記シリンジと前記容器との相対的な位置関係を隔離する方向に移動させる第3制御部と、
    前記第3制御部により前記相対的な位置関係を隔離する方向に移動させている際に、前記針の先端が前記栓の厚み中に入ったことを検出する第2検出部と、
    前記第2検出部により前記針の先端が前記栓の厚み中に入ったことが検出された場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記プランジャーを引く動作を停止する第4制御部と、
    を有することを特徴とする、薬品搾取システム。
  6. 前記コントローラは、前記薬品の種類に応じて、前記プランジャーを引く速度を決定するように構成されている速度決定部を更に有し、
    前記第2制御部は、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記速度決定部により決定された前記速度で前記プランジャーを引くことを特徴とする、請求項に記載の薬品搾取システム。
  7. 前記速度決定部は、前記薬品の種類に応じて、前記移動の速度を決定するように構成されており、
    前記第3制御部は、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記速度決定部によって決定された前記移動の速度で移動させることを特徴とする、請求項に記載の薬品搾取システム。
  8. 前記第2制御部は、前記容器に収容されている薬品のうちの所定量のみを搾取する場合、前記シリンジ駆動装置及び前記ロボットの少なくとも一方を制御することによって、前記所定量よりも多くの薬品を搾取した後に、前記プランジャーを押すことで前記所定量を超えた量の薬品を前記容器に戻すことを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の薬品搾取システム。
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