JP2014104078A - 薬剤混合装置 - Google Patents

薬剤混合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014104078A
JP2014104078A JP2012258140A JP2012258140A JP2014104078A JP 2014104078 A JP2014104078 A JP 2014104078A JP 2012258140 A JP2012258140 A JP 2012258140A JP 2012258140 A JP2012258140 A JP 2012258140A JP 2014104078 A JP2014104078 A JP 2014104078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
container
drug
needle
mixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012258140A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tojo
剛史 東條
Akinobu Okuda
晃庸 奥田
Noriko Gonjo
紀子 権丈
Akihiro Ota
章博 太田
Yuki Takenaka
結輝 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012258140A priority Critical patent/JP2014104078A/ja
Publication of JP2014104078A publication Critical patent/JP2014104078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】人が装置外部から観察して判断が難しい異常についても、その状態を的確に判断し、この判断結果に基づき、薬剤の混合作業を中断の状態から安全に復帰させる薬剤混合装置を提供する。
【解決手段】本発明の薬剤混合装置20は、容器保持部23と、シリンジ保持部26と、容器保持部23を上部または下部方向に移動させる移動機構27と、容器保持部23およびシリンジ保持部26のうちの少なくともいずれかを水平方向に振動させる振動機構28と、を備え、装置に異常が発生した後の復帰前に、移動機構27および振動機構28のうちの少なくともいずれかを振動させて、針24が薬剤容器21に穿刺されているか否かの状態を把握する、および、穿刺されている場合には針24の穿刺状態を把握することにより、穿刺状態に対応して異常からの復帰動作を行う構成からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療などの分野において、容器に充填されている注射薬などの薬剤をシリンジによって吸引または吐出して混合する薬剤混合装置に関する。
病院において、薬剤を入院患者に処方するときは、数種類の薬剤を異なった薬剤容器から取り出して混合したものを処方する場合が多い。複数の薬剤容器からそれぞれ薬剤を取り出して混合する場合、シリンジを用いることが多い。シリンジを用いて薬剤を混合する時には、安全性の観点から、シリンジに付けられた注射針を取り扱う点、特に抗がん剤を用いる場合には人が直接触れることは非常に危険である点、密閉された薬剤容器のゴム栓に注射針を貫通させた状態で薬剤が噴出しないように内部の陰圧を維持しながらシリンジ内の空気とバイアル内の薬剤の交換を行う点、などに注意して薬剤混合の作業を行わなければならない。これらを自動で対策するために、これらの作業を自動化した薬剤混合装置が提案されている。しかしながら、自動化された薬剤混合装置では、地震などの天災が発生した場合や薬剤混合装置の動作が中断した場合に、現在の状態に関わらず緊急停止することになり、安全に復帰できない場合がある。
安全に復帰するための従来の薬剤混合装置の動作のフローを、図11に示す。図11は、従来の薬剤混合装置のシリンジを用いた薬剤混合に関する動作のフローチャートである。図11に示すように、従来の薬剤混合装置においては、予め決められた動作順序を順次実行することにより、シリンジマニピュレータを用いてシリンジを駆動させた一連の薬剤の混合作業が所定の順序で実施される(例えば、特許文献1参照)。
図11に示すように、従来の薬剤混合作業は、が正常に行われているかどうかは、ステップS101で空気をシリンジ内に吸引した後、ステップS102でシリンジマニピュレータのトルクの変化が検出されたか否かを判定し、変化が検出されない場合はステップS103でオペレータに異常の内容が通知される。また、ステップS102でシリンジマニピュレータのトルクが検出された場合、空気が十分にシリンジ内に吸引されたとして、ステップS104で薬剤をシリンジ内に吸引する。その後、ステップS105でシリンジマニピュレータのトルクが正しいトルクか否かを判定し、正しいトルクでない場合はステップS103でオペレータに異常の内容が通知され、正しいトルクの場合は薬剤混合作業を終了する。このステップS103での異常の通知により、オペレータが薬剤混合装置で異常が発生したことを認識可能であり、薬剤混合装置の中の異常が発生したと思われる部分を調べ、異常の原因を取り除くことにより、薬剤の混合作業を停止の状態から復帰させることができる。これにより、薬剤混合装置は、再び薬剤の混合作業を行うことができる。
特表2009−504199号公報
しかしながら、従来の薬剤混合装置では、異常が検出された場合、装置内部に薬剤が漏れ出ている可能性があるにも関わらず、人が装置のカバーを開放し、内部に手や体を入れた上で、異常要因を手動で取り除く必要があり、危険にさらされる可能性が高い場合がある。さらに、従来の薬剤混合装置では、シリンジマニピュレータのトルク量が正常であるか否かのみでの異常判定を行っているため、シリンジの先端に付いた注射針が折れている状態、注射針が曲がっていて薬剤容器に刺さっていない状態や、通常の穿刺位置を外れた部分に異常に刺さっている状態で薬剤の混合作業を自動継続させると、薬剤が漏れ出る恐れがある。
本発明は、これらの課題を解決するものであり、シリンジの先端に付いた針の穿刺状態を的確に判断し、薬剤の混合作業を中断の状態から安全に復帰させることが可能な薬剤混合装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の薬剤混合装置は、薬剤容器を保持する容器保持部と、針の付いたシリンジを保持するシリンジ保持部と、前記容器保持部を鉛直方向に移動させる移動機構と、前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記移動機構を鉛直方向に振動させることで前記薬剤容器を振動させた時の前記シリンジの振動の状況に基づいて、前記シリンジに付いた前記針が前記薬剤容器への穿刺状態を判定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の別の薬剤混合装置は、薬剤容器を保持する容器保持部と、針の付いたシリンジを保持するシリンジ保持部と、前記容器保持部を鉛直方向に移動させる移動機構と、前記容器保持部を水平方向に移動させる振動機構と、前記移動機構及び前記振動機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記振動機構を水平方向に振動させることで前記薬剤容器を振動させた時の前記シリンジの振動の状況に基づいて、前記シリンジに付いた前記針が前記薬剤容器への穿刺状態を判定することを特徴とする。
本発明によれば、シリンジの先端に付いた針の穿刺状態を的確に判断し、薬剤の混合作業を中断の状態から安全に復帰させることができる。
本発明の実施の形態1にかかる薬剤混合装置の要部の概略構成図 本実施の形態1にかかる薬剤混合装置の要部の概略構成図 本実施の形態1にかかる薬剤混合装置の要部の概略構成図 (a)、(b)、(c)図1に示す薬剤混合装置において水平方向に微小な変位で薬剤容器を振動させて周波数応答波形を測定した図 本実施の形態1にかかる混合エンジンを示す側面図 本実施の形態1における薬剤混合装置の停止後のフローチャート 本実施の形態1における薬剤混合装置の停止後のフローチャート (a)、(b)安全抜針動作を行う説明するための側面図 (a)、(b)薬剤容器のゴム栓とシリンジの針の位置関係の状態を示す側面図 穿刺状態を判別するのに利用するデータベースとその利用の内容の一部を示す図 従来の薬剤混合装置における薬剤混合の動作のフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる薬剤混合装置20の要部の概略構成を示す側面図である。ただし、薬剤容器21だけは、内部の薬剤22の充填の状態等をわかりやすくために断面図で示している。
図1に示すように、本実施の形態1の薬剤混合装置20の要部は、容器保持部23と、シリンジ保持部26と、移動機構27と、振動機構28と、を少なくとも備えた構成である。ここで、容器保持部23は、薬剤容器21を保持する。シリンジ保持部26は、容器保持部23の下部に配置され、針24の付いたシリンジ25を保持する。移動機構27は、容器保持部23を矢印31aに示す方向に沿って、鉛直方向に移動させる。振動機構28は、容器保持部23を矢印31bに沿った水平方向に振動させる。なお、本実施の形態1では、容器保持部23を鉛直方向または水平方向に振動させる場合について説明しているが、容器保持部23とシリンジ保持部26とが相対的に振動すれば良いため、容器保持部23の代わりにシリンジ保持部26を鉛直方向又は水平方向に振動させても良い。なお、本実施の形態1の薬剤混合装置20の各種の動作は、制御部40により制御される。
本実施の形態1の薬剤混合装置20は、移動機構27および振動機構28のうちの少なくとも一方を振動させて薬剤容器21を振動させることで、シリンジ25の針24が薬剤容器21に穿刺されているか否かの状態を把握することを可能とするものである。そして、本実施の形態1の薬剤混合装置20は、所定の状態になった場合に、針24の穿刺状態を把握することにより、穿刺状態に対応した異常からの復帰動作を行うことができる。ここで、所定の状態になった場合とは、例えば、装置に異常が発生して動作が中断した場合、ユーザが異常を感知して非常停止スイッチによって装置を停止させた場合、である。
すなわち、本実施の形態1の薬剤混合装置20は、停止した装置の復帰前に、薬剤容器21を振動させることで、シリンジの先端に付いた針の穿刺状態を自動で確認し、不適合状態を発見することを可能とするものである。具体的には、薬剤容器21を振動させることにより、この薬剤容器21の振動に連動したシリンジ25の振動に基づいて、針の穿刺状態を確認する。針の穿刺状態を確認する詳しい方法については、図2、図3を用いて後述する。そのため、例えば、装置の構成によっては死角となって装置の外側から人が観察して発見することが難しい位置にシリンジが存在する場合でも、シリンジの針の穿刺状態を自動で確認することができる。穿刺状態に問題がある場合は、薬剤混合装置20から警告又は異常箇所や異常状態などの異常情報を発信することで、異常で停止した装置を安全な順序で正常状態に戻すことを周囲の人に促すができる。これにより、薬剤22の混合作業を中断した状態から安全に復帰させる薬剤混合装置20が実現できる。
最初に、本実施の形態1の薬剤混合装置20の要部の動作について説明する。本実施の形態1では、図1に示すように、鉛直上方に薬剤容器21が配置され、下方にシリンジ25が配置されている薬剤混合装置20の要部を例として説明する。また、本実施の形態1の薬剤混合装置20の要部は、レーザ測長部30を備えている。
シリンジ25は、先端に針24を付けて針先をほぼ鉛直上方に向けた状態でシリンジ保持部26に保持されている。シリンジ25のプランジャ25bは、プランジャ駆動部26cにより、鉛直上下に駆動される。このプランジャ25bの駆動により、シリンジ25の内部25aへの薬剤22の吸引、または、内部25aから薬剤容器21への薬剤22の吐出を行う。なお、プランジャ25bを駆動させるプランジャ駆動部26cは、シリンジベース26dに固定および移動可能な状態で保持されている。
薬剤容器21は、一例として、図1に示すバイアル瓶を用いている。薬剤容器21は、倒立した状態で容器保持部23に保持され、移動機構27に固定されている。ここで、倒立した状態とは、薬剤22を移注する経路の一部になるゴム栓29を下側にした姿勢の薬剤容器21の状態である。薬剤容器21からシリンジ25に薬剤22を移注する時には、薬剤容器21が移動機構27と共に鉛直下方に移動することで、薬剤容器21のゴム栓29が下方からシリンジ25の針24に貫通される。そして、針24の採液口24aが、薬剤容器21の薬剤22が入った領域に到達する位置で、移動機構27の駆動を止めて薬剤容器21を停止させる。この状態で、シリンジ25のプランジャ25bをプランジャ駆動部26cにより押し下げることで、薬剤容器21の内部の薬剤22を、針24を介してシリンジ25の内部25aに所定量だけ吸引する。薬剤22のシリンジ25への吸引が終了した後に、薬剤容器21は、矢印31aに沿って移動機構27により上方に移動させられる。これにより、シリンジ25の先端の針24は、薬剤容器21のゴム栓29から引き抜かれる。
レーザ測長部30は、シリンジ25のフランジ面25gの位置を測定するように構成されている。レーザ測長部30は、具体的には、フランジ面25gの固定部材に設けられてレーザ測長部30から鉛直上側に照射されたレーザ光30aの軸と傾斜角を有する反射板からの反射光の光量変化や到達時間などに基づいて、シリンジベース26dの鉛直方向および水平方向への移動の有無及びその位置が測定できるように構成されている。
ここで、針の穿刺状態の確認方法を、図2、図3を用いて説明する。図2、図3は、本発明の実施の形態1にかかる薬剤混合装置20の要部の概略構成を示す側面図である。ただし、薬剤容器21だけは、内部の薬剤22の充填の状態等をわかりやすくするために、断面図で示している。図2は、プランジャ25bの端面25fを用いた鉛直方向へのシリンジ25の移動を確認する方法であり、図3は、シリンジ25のフランジ面25gを用いた鉛直方向へのシリンジ25の移動を確認する方法である。
まず、図2について説明する。図2は、例えば薬剤混合装置20が異常停止した状態、あるいはユーザーが非常停止スイッチを押すことによって緊急停止した状態を示している。本実施の形態1では、この状態から薬剤混合装置20を正常な状態に復帰させる前に、矢印31aに示す鉛直方向上下に薬剤容器21を微小変位させる。図2に示すようにシリンジ25の針24が薬剤容器21のゴム栓29に穿刺されている場合は、薬剤容器21の上下の変位に同期して、シリンジ25と針24とが矢印31cに沿って鉛直上下に変位する。また、シリンジ25に付いた針24が薬剤容器21のゴム栓29に穿刺されていない場合は、薬剤容器21の上下の変位にシリンジ25は同期せず、シリンジ25と針24は変位しない。この上下の変位については、レーザ測長部30からのレーザ光30aをプランジャ25bの端面25fに当ててその反射光をレーザ測長部30で受けることにより、レーザ測長部30と端面25fとの距離の変位を測定して観察できる。
続いて、図3について説明する。図3は、薬剤容器21及びシリンジ25を水平方向に移動させて、レーザ測長部30からのレーザ光30aをシリンジ25のフランジ面25gに当てている。例えば、異常停止した薬剤混合装置20を正常な状態に復帰させる前に、矢印31aに示すように鉛直方向に薬剤容器21を微小変位させたときのレーザ測長部30とフランジ面25gとの距離をレーザ光30aの反射で測ることにより、薬剤容器21の上下の変位に同期してシリンジ25が変位するか否かが測定できる。
次に、図4を用い、具体的な穿刺状態の判定方法について説明する。
図4(a)、(b)、(c)は、図1に示す矢印31bに示す水平方向に微小な変位で容器保持部23を振動させた場合において、薬剤容器21の振動に連動して、穿刺状態の針24を介して振動したシリンジ25およびシリンジベース26dの各種値の変位を示す図である。振幅が図4(a)に示す実線になるように矢印31bに沿った水平方向に微小な変位で容器保持部23を振動させると、針24がゴム栓29に穿刺された状態に応じて、位相遅れが生じた振動がシリンジ25へ伝達され、図4(a)に示す破線の振幅が検出される。この微小な変位は、容器保持部23を駆動する移動機構27に、例えば、水平方向に振動させる振動子(図示せず)や水平方向に容器保持部23を移動させるパルスモータ(図示せず)を用いて生じさせる。また、振動の検出は、例えば、シリンジ保持部26にエンコーダ(図示せず)を配置して検出する。
図4(b)は、針24、ゴム栓29、シリンジベース26dを含む伝達系の周波数応答波形をボード線図の形で表した図である。薬剤容器21に針24が穿刺されている場合、薬剤容器21に微小な変位を与えると、シリンジ25は、針24を介してこれに同期して変位する。この場合、図4(b)の実線に示すように、ゲインは、所定の周波数帯域(実験では1Hz以上かつ3Hz以下)でピーク値を有し、位相差は、この周波数帯域でゼロを挟んで変化する。一方、針24が十分にゴム栓29に穿刺されていない場合、薬剤容器21に微小な変位を与えると、図4(b)の破線に示す周波数応答波形となる。また、薬剤容器21および容器保持部23とシリンジ25およびシリンジベース26dとで共振が生じた場合、薬剤容器21および容器保持部23の振動(図4(c)の実線)の位相とシリンジ25およびシリンジベース26dの振動(図4(c)の破線)の位相とが、180°ずれる。なお、薬剤容器21に対して、水平方向または鉛直方向に0.1mm以上かつ15mm以下の範囲の振幅の振動を与えると共に、周波数を0.1Hz以上かつ10Hz以下の範囲で掃引しながら加振したところ、図4(b)と同様に、ゲインにピーク値が生じた。また、振幅が1mm以上かつ5mm以下、周波数が0.5Hz以上かつ5Hz以下の範囲で加振した場合に、ゲインに生じるピーク値は、さらに顕著な大きさのピークとして観察された。このように、周波数応答波形は、シリンジ25に付いた針24の弾性と薬剤容器21のゴム栓29の弾性の両方の特性が現れたものとなる。なお、発明者らが種々の実験を行ったところ、針24が薬剤容器21に穿刺されていなければ図4に示す周波数応答は見られず、異常な穿刺状態であれば正常な周波数の範囲(例えば、0.5Hzから5Hzの間)から外れた範囲にゲインのピークや位相差の反転が現れることが分かった。
以上説明したように、本実施の形態1の薬剤混合装置20は、鉛直方向又は水平方向のうちの少なくともいずれかの方向に薬剤容器21を振動させることで、この振動の周波数応答の応答波形により針24の穿刺状態を把握することを可能とするものである。この構成により、針24の穿刺状態に応じて薬剤22の混合作業を中断の状態から安全に復帰させる薬剤混合装置20が実現できる。
なお、移動機構27又は振動機構28の少なくとも一方を、振幅を0.1mm以上かつ15mm以下の範囲で選択すると共に、周波数を0.1Hz以上かつ10Hz以下の範囲で掃引しながら加振して測定することが望ましい。このような条件で測定することにより、正常時の周波数応答波形との比較が容易となり、針24の穿刺深さやゴム栓29への穿刺位置のずれ等を含めた詳細の穿刺状態をさらに正確に把握できる。なお、この場合の振幅は、固定値を用いて一定の値で振動させてもよく、大きさを徐々に変えて振動させてもよい。周波数は、例えば1Hzから10Hzまで徐々に増加させて掃引してもよく、1Hz、2Hz、5Hz、10Hzと段階的に離散的な値で振動させてもよい。
なお、薬剤容器21に対する水平方向への振動を加える際に、シリンジ保持部26を用いて図1の矢印31dで示す方向にシリンジ25の位置規正を一定範囲内で緩めることで、さらに正確に針24の穿刺状態を把握することができる。この場合、シリンジ25の水平方向への変位量がさらに大きく現れて検出が容易となるため、針24の穿刺状態をさらに詳細に把握できる。
図5は、本実施の形態1にかかる薬剤混合装置20の要部を複数備える混合エンジン32を示す側面図である。図5に示すように、混合エンジン32は、円筒形の外壁32aに囲まれた薬剤混合エリア32bの中に円筒形状の保持部33を有している。この円筒形状の保持部33は、円筒形状の中心軸32cに沿って上下方向に分割されたシリンジ保持部26と容器保持部23とから構成される。シリンジ保持部26および容器保持部23は、複数のホルダー34a、34bを有し、それぞれ独立に支持部35の中心軸32cの周りに回動自在に回転して、選択されたシリンジ25と選択された薬剤容器21とを上下方向に整列させる構成である。この構成により、複数の薬剤22を混合する場合でも、効率よく安全に薬剤22を混合できる。
図5に示す混合エンジン32において、シリンジ保持部26は、複数のホルダー34bに複数のシリンジ25を保持している。シリンジ25は、例えば、吸引できる薬剤22の容量により、2.5ml、20ml、50mlなどの容量が異なり、形状が異なるものがある。本実施の形態1の薬剤混合装置20は、シリンジ25の異なる形状に対応して専用の治具を準備しており、シリンジ25の外筒及びプランジャ25bを確実に保持することができる。これらの形状の異なるシリンジ25を複数のホルダー34bに取り付けて、必要な混合作業を行ってもよいし、例えば、同じ容量かつ形状の複数のシリンジ25を複数のホルダー34bに取り付けて混合作業を行ってもよい。移動機構27は、図5に示すように薬剤容器21を保持する容器保持部23を支持しており、この移動機構27を微小に変位させて振動を加える。また、移動機構27を支持する円筒形状の保持部33を上部だけ中心軸32cに沿って、円周θ方向に右回りまたは左回りに回転させることにより、振動を薬剤容器21に加えてもよい。同様に、シリンジ保持部26を支持する円筒形状の保持部33を、下部だけ中心軸32cに沿って円周θ方向に右回りまたは左回りに回転させることにより、振動をシリンジ25に加えてもよい。また、図5に示すようにシリンジ保持部26の一部に振動機構28を配置して、振動をシリンジ25に加えてもよい。
次に、本実施の形態1において、装置に異常が発生して動作が停止した後の動作について説明する。図6、図7は、装置の動作が停止した後の復帰前のフローチャートを示す。
図6に示すように、装置の動作が中断した後、まず、動作の履歴を確認する(ステップS01)。
次に、装置が薬剤22の吸引または吐出動作中の中断の状態であるか否かを判定する(ステップS02)。
装置が薬剤22の吸引または吐出動作中の中断の状態の場合(ステップS02の「Yes」)には、針24の穿刺状態の確認をするステップS03に移行する。装置が薬剤22の吸引または吐出の動作中の中断ではない場合(ステップS02の「No」)には、7Aに移行し、図7に示すフローチャートに移行する。
装置が薬剤22の吸引または吐出動作中の中断の状態の場合、薬剤混合装置20の移動機構27および振動機構28のうちの少なくともいずれかを振動させて、針24を介してシリンジ25の穿刺状態を確認する(ステップS03)。具体的な穿刺状態の確認方法は、前述の通りである。
ステップS03で図4(b)の実線に示すような周波数応答波形が観測された場合(ステップS03の「穿刺状態」)には、針24が薬剤容器21に穿刺された状態(正常な状態)であると判定して、安全抜針動作を行う(ステップS04)。図8(a)、(b)は、安全抜針動作を説明するための側面図である。ステップS03で穿刺状態と判定された場合、図8(a)に示すように、シリンジ25の針24が薬剤容器21のゴム栓29に穿刺されているため、本実施の形態1では、シリンジ25の内部に吸引した薬剤22を外部に漏らさずに、安全に針24を薬剤容器21のゴム栓29から引き抜いている。
具体的には、薬剤容器21をシリンジ25から引き離すと同時にプランジャ25bを押下げてシリンジ25から引いている。この動作により、図8(b)に示すように、シリンジ25の内部25hが、外部の大気圧より圧力が低い陰圧となり、シリンジ25の内部25hの薬剤22が外部に漏れ出ることがなく安全に針24を薬剤容器21から引き抜くことができる。
続いて、レーザ測長部30により、シリンジ25の位置を確認し、所定の範囲の位置にあることが確認できれば、再把持を行い(ステップS05)、計量器(図示せず)によりシリンジ25全体の再計量を行う(ステップS06)。再計量したシリンジ25の重量が正常な範囲内にあれば、シリンジ25を元のシリンジ保持部26に戻し、元の動作に復帰する(ステップS07)。
また、ステップS03で図4(b)の実線に示すような周波数応答波形が観測されないと共に、薬剤容器21を振動させてもシリンジ25が連動して振動しない場合(ステップS03の「非穿刺状態」)には、針24が薬剤容器21のゴム栓29に穿刺されていない状態と判定して、非穿刺状態であることの警報が発信され(ステップS08)、本来は吸引又は吐出中なので穿刺状態であるはずが非穿刺状態であるため、何らかの異常があったと判定されて、針24、シリンジ25、薬剤容器21および薬剤22を廃棄する廃棄動作を行う(ステップS09)。その後、新しいシリンジ25が準備されてシリンジ保持部26に把持され(ステップS10)、この状態からの継続した動作が行われて、元の動作に復帰する(ステップS07)。
また、ステップS03で図4(b)の実線に示す周波数応答波形以外の異常な周波数応答波形が観測された場合(ステップS03の「異常状態」)には、何らかの異常な状態があったと判定して、その異常な状態を出力し(ステップS11)、異常終了する。
また、ステップS02で薬剤22の吸引または吐出の動作の中断ではないと判定された場合(ステップS02の「No」)には、7Aに移行し、図7に示すフローチャートに移行する。図7は、装置が停止した場合に、穿刺状態でない場合のフローチャートを示している。
そして、薬剤22の吸引または吐出の動作の中断ではないと判定された場合も、まず、針24が穿刺されているか否かの判定を行う(ステップS12)。具体的な穿刺状態の確認方法は、前述の通りである。
ステップS12で穿刺状態であると判定された場合(ステップS12の「穿刺状態」)には、停止時には吸引または吐出の動作中でないにも関わらず穿刺状態であるため、何らかの動作異常が発生していることが考えられ、ユーザに状態の確認を促す(ステップS13)。そして、ユーザが状態を確認した後、安全な状態に復帰させるためにシリンジ25や薬剤容器21等の廃棄動作を行う(ステップS14)。そして、新たにシリンジ25や薬剤容器21などを準備して把持し(ステップS15)、動作復帰が行われる(ステップS16)。
また、ステップS12で図4(b)の実線に示すような周波数応答波形が観測されないと共に、薬剤容器21を振動させてもシリンジ25が連動して振動しない場合(ステップS12の「非穿刺状態」)には、吸引または吐出の動作中でなければ正常な状態とし、中断状態から動作を継続してよいかどうかの動作継続確認(ステップS17)を行い、継続してよい場合には、動作復帰が行われる(ステップS16)。
また、ステップS12で図4(b)の実線に示す周波数応答波形以外の異常な周波数応答波形が観測された場合(ステップS12の「異常状態」)には、何らかの異常な状態があったと判定して、異常の信号を出力して異常状態を連絡し(ステップS18)、異常終了する。
なお、非穿刺状態の例として、図9(a)にシリンジ25に付いた針24が曲がっている状態を示し、異常状態の例として、図9(b)にシリンジ25に付いた針24が曲がっている状態を示す。図9(a)、(b)は、薬剤容器21のゴム栓29とシリンジ25の針24の位置関係の状態を示す側面図である。
図9(a)は、針24が曲がってゴム栓29に穿刺されていない例であり、図9(b)は、針24が曲がってゴム栓29内で薬剤容器21に引っ掛かっている例である。これらいずれの場合でも、シリンジ25の位置とゴム栓29の位置との履歴においては、針24はゴム栓29に穿刺されている。しかしながら、薬剤混合装置20の移動機構27および振動機構28のうちの少なくともいずれかを振動させて、周波数応答波形を確認すると、図9(a)では、周波数応答波形が出ない状態(非穿刺状態)が確認され、図9(b)では、周波数応答波形が図4(b)の破線に示す応答波形の状態(異常状態)として観測された。したがって、薬剤混合装置20の移動機構27および振動機構28のうちの少なくともいずれかを振動させることで、非穿刺状態または異常状態を確認することが可能であり、薬剤容器21を振動させることによって穿刺状態を確認することの有効性が確かめられた。なお、薬剤容器21とシリンジ25との位置関係は、前述のように、レーザ測長部30や移動機構27のデータにより確認している。
図10は、穿刺状態を判別するのに利用するデータベース36とその利用の内容の一部を示す図である。データベース36は、使用している針24、ゴム栓29を含む薬剤容器21の種類、材料や特性、および穿刺していない残りの針長さに対応する周波数応答波形データなどを記憶している。また、データベース36は、薬剤混合装置20が動作を行うと動作状態に対応する応答データを取得する。これらのデータを利用して、薬剤混合装置20は、図10に示すように、測定された特性データとデータベース36に記憶されたデータとの差が、閾値未満であれば針24が正常に薬剤容器21に穿刺されていると判定する。
なお、本実施の形態1において、薬剤容器21を上部にシリンジ25を下部に配置した構成で説明したが、薬剤容器21とシリンジ25との上下の位置関係が逆であってもよい。
本発明の薬剤混合装置によれば、薬剤の混合作業を中断の状態から安全に復帰することをサポートすることができるので、病院や薬局などで利用するのに有用である。
20 薬剤混合装置
21 薬剤容器
22 薬剤
23 容器保持部
24 針
24a 採液口
25 シリンジ
25a 内部
25b プランジャ
25f 端面
25g フランジ面
25h 内部
26 シリンジ保持部
26c プランジャ駆動部
26d シリンジベース
27 移動機構
28 振動機構
29 ゴム栓
30 レーザ測長部
30a レーザ光
31a、31b、31c、31d、31e 矢印
32 混合エンジン
32a 外壁
32b 薬剤混合エリア
32c 中心軸
33 保持部
34a、34b ホルダー
35 支持部
36 データベース
40 制御部

Claims (12)

  1. 薬剤容器を保持する容器保持部と、
    針の付いたシリンジを保持するシリンジ保持部と、
    前記容器保持部を鉛直方向に移動させる移動機構と、
    前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記移動機構を鉛直方向に振動させることで前記薬剤容器を振動させた時の前記シリンジの振動の状況に基づいて、前記シリンジに付いた前記針が前記薬剤容器への穿刺状態を判定する、
    薬剤混合装置。
  2. 薬剤容器を保持する容器保持部と、
    針の付いたシリンジを保持するシリンジ保持部と、
    前記容器保持部を鉛直方向に移動させる移動機構と、
    前記容器保持部を水平方向に移動させる振動機構と、
    前記移動機構及び前記振動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記振動機構を水平方向に振動させることで前記薬剤容器を振動させた時の前記シリンジの振動の状況に基づいて、前記シリンジに付いた前記針の前記薬剤容器への穿刺状態を判定する、
    薬剤混合装置。
  3. 前記制御部は、装置の停止後の復帰時に、前記シリンジに付いた前記針の前記薬剤容器への穿刺状態を判定する、
    請求項1または2に記載の薬剤混合装置。
  4. 前記制御部は、装置の停止後の復帰時に、前記シリンジに付いた前記針の前記薬剤容器への穿刺状態を判定し、前記穿刺状態に対応した復帰動作を行う、
    請求項3に記載の薬剤混合装置。
  5. 前記制御部は、前記シリンジの振動の周波数応答の応答波形により前記針の穿刺状態を判定する、
    請求項1から4いずれか1項に記載の薬剤混合装置。
  6. 前記周波数応答の応答波形は、振幅を0.1mm以上かつ15mm以下の範囲で選択し、周波数を0.1Hz以上かつ10Hz以下の範囲で掃引しながら加振して測定する、
    請求項5に記載の薬剤混合装置。
  7. 前記制御部は、前記容器保持部を水平方向に振動させる前に、前記シリンジ保持部による前記シリンジの水平方向の位置規正を緩める、
    請求項2に記載の薬剤混合装置。
  8. 前記制御部は、前記シリンジに付いた前記針が前記薬剤容器に穿刺されていない非穿刺状態であると判定された場合に、前記シリンジを廃棄する、
    請求項1から7いずれか1項に記載の薬剤混合装置。
  9. 前記制御部は、前記薬剤容器からの吸引または吐出中に装置が停止したと共に、前記針が前記薬剤容器に穿刺された状態であると判定した場合に、前記シリンジのプランジャを押し下げながら前記移動機構により前記容器保持部を上部方向に移動させて、前記針を前記薬剤容器から引き抜く、
    請求項3に記載の薬剤混合装置。
  10. 前記制御部は、前記針を前記薬剤容器から引き抜いた後に、前記シリンジの重量を計量し、予め測定していた前記シリンジの重量および吸引を予定していた薬剤の重量と比較することにより、復帰動作に移行するか否かを判断する、
    請求項9に記載の薬剤混合装置。
  11. 前記制御部は、前記薬剤容器からの吸引または吐出中以外で装置が停止したと共に、前記針が前記薬剤容器に穿刺されていない状態であると判定した場合に、装置の停止時の動作を継続して行う、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の薬剤混合装置。
  12. 前記制御部は、前記薬剤容器からの吸引または吐出中以外で装置が停止したと共に、前記針が前記薬剤容器に穿刺された状態であると判定した場合に、装置異常と判断して異常対応処置を行う、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の薬剤混合装置。
JP2012258140A 2012-11-27 2012-11-27 薬剤混合装置 Pending JP2014104078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258140A JP2014104078A (ja) 2012-11-27 2012-11-27 薬剤混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012258140A JP2014104078A (ja) 2012-11-27 2012-11-27 薬剤混合装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014104078A true JP2014104078A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51026082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012258140A Pending JP2014104078A (ja) 2012-11-27 2012-11-27 薬剤混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014104078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104887506A (zh) * 2014-03-05 2015-09-09 株式会社安川电机 机器人系统、液体移送控制装置、方法及药剂制造方法
JP2017035358A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社安川電機 薬品搾取方法及び薬品搾取システム
CN113518608A (zh) * 2019-03-05 2021-10-19 金镕玄 药物混合装置及其制造方法、包括该装置的药物混合设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104887506A (zh) * 2014-03-05 2015-09-09 株式会社安川电机 机器人系统、液体移送控制装置、方法及药剂制造方法
US9840343B2 (en) 2014-03-05 2017-12-12 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot system, liquid transfer controller, liquid transfer control method, and medicine manufacturing method
JP2017035358A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社安川電機 薬品搾取方法及び薬品搾取システム
CN113518608A (zh) * 2019-03-05 2021-10-19 金镕玄 药物混合装置及其制造方法、包括该装置的药物混合设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102072025B1 (ko) 혼합 주사 장치
CA2756095C (en) Automated pharmacy admixture system
US20110100501A1 (en) Medication mixing device and medication mixing method
JP2014104078A (ja) 薬剤混合装置
TW201900139A (zh) 用於裝填藥物容器的方法、裝置及系統
WO2011045906A1 (ja) 薬液調製支援システムおよび薬液調製支援方法
CN106687797B (zh) 相位调制的驻波混合装置和方法
CN112074704B (zh) 用于装填药物容器的方法、装置、及系统
WO2015129227A1 (ja) 注入装置及び後端検出装置
KR20230106150A (ko) 약물 투약 시스템 및 방법
JP2014039570A (ja) 液体移送方法
JP5444509B2 (ja) 薬液移注方法及び薬液移注装置
US20190077022A1 (en) Preparation assisting system and preparation method using robot
WO2013061537A1 (ja) 薬液移注方法及び薬液移注装置
CN107019638A (zh) 一种溶液自动抽吸控制装置及方法
JP6316618B2 (ja) 注入装置及びアダプタ検出装置
JP2015167643A (ja) 流体移送装置、流体移送制御方法、流体移送制御装置、流体移送システム及び薬剤製造方法
RU2760614C2 (ru) Устройство для вакуумного закупоривания медицинского контейнера
JP6319224B2 (ja) 薬液調製方法及び薬液調製システム
EP1578379A2 (en) Automated syringe prepatation and automated transfer of medication thereto and safety features associated therewith
JP6477190B2 (ja) 樹脂製薬液容器の開栓方法及び開栓装置
US20230009715A1 (en) Filling device for filling containers in a single-use isolator
US11826308B2 (en) Filling device for the dosed filling of a liquid or fine powdery product from a product storage container into product dose receiving containers provided in a disposable isolator so as to be protected against contamination
JP2022170026A (ja) 部材装着装置、制御プログラム
JP2007163264A (ja) シリンジのガスケット位置補正装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312