JP6319002B2 - X線撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、X線撮像システムに関し、詳しくは、溶接鋼管の溶接部を検査するためのX線撮像システムに関する。
溶接鋼管の溶接部を検査する方法として、溶接部を通過したX線の像を撮る方法がある。例えば、特開平9−329700号公報には、鋼管の溶接部をX線撮影するための鋼管用X線撮影装置が開示されている。
上記公報に記載の撮影装置では、鋼管の外部にX線発生器を配置し、鋼管の内部にフィルムを配置する。フィルムは、X線を受像する。フィルムは、台車に載置される。台車は鋼管内を走行可能である。
特開平9−329700号公報
近年、検査の質を向上させるため、溶接鋼管を通過したX線の像に鮮明さが求められている。しかしながら、フィルムを用いるX線撮影では、上記の要求を満たすことが難しくなってきている。
本発明の目的は、より鮮明な画像が得られるX線撮像システムを提供することである。
本発明の実施の形態によるX線撮像システムは、溶接鋼管の溶接部を検査するために用いられる。X線撮像システムは、X線源と、梁と、X線検出器と、第1接触部材とを含む。梁は、X線源の下方に配置される。梁は、溶接鋼管内に挿通可能である。X線検出器は、梁に配置される。X線検出器は、X線源から照射され、溶接部を通過したX線を検出する。第1接触部材は、梁に配置され、溶接鋼管の内面に接触可能である。
本発明の実施の形態によるX線撮像システムは、フィルムを用いる場合よりも鮮明な画像を得ることができる。
本発明の参考例によるX線撮像システムの概略構成を示す模式図である。 参考例によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通される前の状態を示す模式図である。 参考例によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通され、且つ、梁が片持ちの状態であることを示す模式図である。 参考例によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通され、且つ、梁が両持ちの状態であることを示す模式図である。 参考例によるX線撮像システムにおいて、溶接鋼管が昇降/回転機構によって支持されている状態であることを示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、接触部材が溶接鋼管の内面に接触していない状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、接触部材が溶接鋼管の内面に接触している状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通される前の状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通され、且つ、梁が片持ちの状態であることを示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、梁が溶接鋼管に挿通され、且つ、梁が両持ちの状態であることを示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、溶接鋼管が昇降/回転機構によって支持されている状態であることを示す模式図である。 本発明の実施の形態によるX線撮像システムにおいて、溶接鋼管の内面に接触部材が接触している状態を示す模式図である。
本発明の実施の形態によるX線撮像システムは、溶接鋼管の溶接部を検査するために用いられる。X線撮像システムは、X線源と、梁と、X線検出器とを含む。梁は、X線源の下方に配置される。梁は、溶接鋼管内に挿通可能である。X線検出器は、梁に配置される。X線検出器は、X線源から照射され、溶接部を通過したX線を検出する。
上記X線撮像システムにおいては、X線検出器が用いられている。そのため、フィルムを用いる場合と比べて、鮮明な画像を得ることができる。
記X線撮像システムは、第1接触部材をさらに備える。第1接触部材は、梁に配置され、溶接鋼管の内面に接触可能である。
例えば、梁が振動している状態を想定する。梁の振動は、例えば、X線検出器を梁上で移動させることで発生する。梁が振動していれば、鮮明な画像を得難くなる。
本発明においては、第1接触部材を溶接鋼管の内面に接触させることにより、梁の振動を抑えることができる。その結果、梁の振動が自然に収まるのを待たなくてもよい。
好ましくは、第1接触部材をさらに備える態様において、梁は上面を含む。上面は、X線源に対向する。上面には、X線検出器が配置される。第1接触部材は、上面に配置される。
この場合、第1接触部材の上面からの高さを、X線検出器の上面からの高さよりも大きくすれば、梁が振動しているときに、X線検出器が溶接鋼管の内面に接触するのを回避できる。その結果、X線検出器が溶接鋼管の内面と接触することに起因する、X線検出器の破損を回避できる。
好ましくは、第1接触部材をさらに備える態様において、第2接触部材をさらに備える。第2接触部材は、梁に配置され、溶接鋼管の内面に接触可能である。第2接触部材は、溶接鋼管の軸方向で第1接触部材と異なる位置に配置される。X線検出器は、第1接触部材と第2接触部材との間に配置される。
この場合、第1接触部材と第2の接触部材の何れかを溶接鋼管の内面に接触させることができる。
好ましくは、上記X線撮像システムは、一対の支持部材をさらに備える。一対の支持部材は、梁の両端を支持する。一方の支持部材は、梁の溶接鋼管への挿通が許容される位置に移動可能である。
この場合、梁を両持ちの状態にすることができる。そのため、梁が片持ちである場合と比べて、梁に振動が発生し難くなる。
以下、図面を参照しながら、本発明の参考例及び実施の形態について説明する。図中同一又は相当部分には、同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
参考例
図1は、本発明の参考例によるX線撮像システム10の概略構成を示す模式図である。X線撮像システム10は、X線源12と、梁14と、梁16と、支持部材18と、支持部材20と、X線検出器22と、搬送装置24と、昇降/回転装置26と、制御装置28と、ベース部材30とを備える。
梁14及び梁16は、例えば、金属からなる。梁14及び梁16は、水平方向に延びる。梁14及び梁16は、上下方向に離れて配置される。図1に示す例では、梁14は、梁16と平行であるが、厳密な意味で平行である必要はない。
梁14は、溶接鋼管32に挿通される。溶接鋼管32は、例えば、UOE鋼管であってもよいし、スパイラル鋼管であってもよい。溶接鋼管32は、溶接部32Aを有する。
支持部材18及び支持部材20は、例えば、金属からなる。支持部材18及び支持部材20は、上下方向に延びる。支持部材18及び支持部材20は、梁14及び梁16の長さ方向の両端を支持する。
支持部材18の下端は、ベース部材30に固定されている。ベース部材30は、例えば、金属からなる。ベース部材30は、例えば、梁14及び梁16と平行に延びる一対の部材30A、30Aと、当該一対の部材30A、30Aを連結する連結部材30Bとを含む。連結部材30Bに対して、支持部材18の下端が固定される。
支持部材20は、上端部を中心にして、梁16に対して揺動可能に配置される。駆動装置(図示せず)により、支持部材20が揺動する。駆動装置は、例えば、電動モータ及び減速歯車列を含む。支持部材20は、梁14を支持する状態と、梁14を支持しない状態とをとり得る。支持部材20は、梁14を支持する支持片20Aを含む。支持片20Aは、例えば、梁14に対して着脱可能である。
X線源12は、X線を照射する。X線源12は、梁16に配置される。X線源12は、梁16の下方に位置する。X線源12は、梁16の下面に沿って移動可能である。つまり、X線源12は、駆動装置を含む。駆動装置は、例えば、電動モータ及び電動モータで駆動される車輪を含む。
X線検出器22は、X線源12が照射し、且つ、溶接鋼管32を通過したX線を検出する。X線検出器22は、検出したX線に基づく信号を制御装置28に出力する。X線検出器22は、梁14の上面14Aに配置される。ここで、上面14Aは、X線源12の下方に位置し、X線源12と対向する。X線検出器22は、上面14A上を移動する。つまり、X線検出器22は、駆動装置を含む。駆動装置は、例えば、電動モータ及び電動モータで駆動される車輪を含む。
X線検出器22は、例えば、パネルディテクタである。X線検出部22は、複数の画素部を含む。複数の画素部は、例えば、マトリクス状に配置される。X線検出器22は、例えば、基板と、基板上に配置された複数のスイッチング素子とを含む。画素部は、スイッチング素子を含む。スイッチング素子は、例えば、薄膜トランジスタである。X線検出器22によるX線の検出は、直接変換方式であってもよいし、間接変換方式であってもよい。
直接変換方式の場合、X線検出器22は、例えば、X線変換膜と、容量とをさらに備える。X線変換膜は、非結晶セレン(a−Se)からなり、照射されたX線を電荷に変換する。容量は、スイッチング素子に接続され、電荷を蓄積する。容量に蓄積された電荷は、スイッチング素子を動作させることにより、読み出される。読み出された電荷に基づいて、画像信号が生成される。画像信号に基づいて、画像が生成される。
間接変換方式の場合、X線検出器22は、例えば、シンチレータと、光電変換素子とをさらに備える。シンチレータは、照射されたX線をシンチレーション光に変換する。光電変換素子は、例えば、フォトダイオードである。光電変換素子は、スイッチング素子に接続される。シンチレーション光は、光電変換素子によって電荷に変換される。変換された電荷は、スイッチング素子を動作させることにより、読み出される。読み出された電荷に基づいて、画像信号が生成される。画像信号に基づいて、画像が生成される。
搬送装置24は、溶接鋼管32を搬送する。溶接鋼管32の搬送方向は、溶接鋼管32の軸方向である。搬送装置24は、例えば、複数のローラ24Aを含む。複数のローラ24Aは、溶接鋼管32の搬送方向に適当な間隔で並ぶ。複数のローラ24Aの各々は、例えば、一対の部材30A、30Aに対して、回転可能に配置される。複数のローラ24Aの各々は、例えば、駆動装置を含む。駆動装置は、例えば、電動モータ及び減速歯車列を含む。
昇降/回転装置26は、溶接鋼管32を昇降する。図1に示すように、昇降/回転装置26が溶接鋼管32を上昇させたとき、溶接鋼管32は搬送装置24から離れる。昇降/回転装置26は、溶接鋼管32を周方向に回転する。ここで、周方向とは、溶接鋼管32の中心軸線周りの方向をいう。
昇降/回転装置26は、複数の被駆動部26Aを含む。複数の被駆動部26Aは、搬送装置24による溶接鋼管32の搬送方向に適当な間隔で並ぶ。複数の被駆動部26Aの各々は、一対のローラ27、27を含む。昇降/回転装置26が溶接鋼管32を昇降/回転させているとき、溶接鋼管32の外周面は、一対のローラ27、27に接している。
制御装置28は、支持制御部28Aと、昇降/回転制御部28Bと、搬送制御部28Cと、X線制御部28Dと、検出制御部28Eとを含む。支持制御部28Aは、支持部材20による梁14の支持状態を制御する。昇降/回転制御部28Bは、昇降/回転装置26による溶接鋼管32の昇降/回転を制御する。搬送制御部28Cは、搬送装置24による溶接鋼管32の搬送を制御する。X線制御部28Dは、X線源12によるX線の照射、及び、X線源12の移動を制御する。検出制御部28Eは、X線検出器22によって検出されたX線に基づく画像の生成、及び、X線検出器22の移動を制御する。
図2A〜図2Dを参照しながら、X線撮像システム10の動作を説明する。
先ず、支持制御部28Aが支持部材20を揺動させる。これにより、図2Aに示すように、支持部材20による梁14の支持状態が解除される。つまり、図2Aに示す状態では、梁14は片持ちの状態である。
続いて、搬送制御部28Cが搬送装置24を駆動する。これにより、溶接鋼管32が搬送される。その結果、図2Bに示すように、梁14が溶接鋼管32に挿通される。
続いて、支持制御部28Aが支持部材20を揺動させる。これにより、図2Cに示すように、支持部材20による梁14の支持状態が実現される。つまり、図2Cに示す状態では、梁14は両持ちの状態である。
続いて、X線制御部28DがX線源12を移動させる。これにより、溶接鋼管32の軸方向において、X線源12の位置を調整できる。
続いて、検出制御部28EがX線検出器22を移動させる。これにより、溶接鋼管32の軸方向において、X線検出器22の位置を調整できる。
なお、X線源12の位置調整と、X線検出器22の位置調整とは、同じタイミングで行ってもよいし、異なるタイミングで行ってもよい。つまり、X線源12の移動、及び、X線検出器22の移動は、同期していてもよいし、同期していなくてもよい。
続いて、昇降/回転制御部28Bが昇降/回転装置26を駆動する。これにより、溶接鋼管32が上昇する。その結果、図2Dに示すように、溶接鋼管32は、搬送装置24の上方において、昇降/回転装置26によって支持される。
続いて、昇降/回転制御部28Bが昇降/回転装置26を駆動する。これにより、溶接鋼管32が周方向に回転する。その結果、溶接鋼管32の周方向において、X線源12及びX線検出器22の位置を調整できる。このようにして、X線源12及びX線検出器22の位置を調整することで、溶接鋼管32においてX線を照射する部分(溶接部32A)が、X線源12とX線検出器22との間に位置する。
続いて、X線制御部28DがX線源12によるX線の照射を制御する。これにより、X線源12がX線を照射する。
続いて、検出制御部28EがX線検出器22によって検出されたX線に基づく画像の生成を制御する。具体的には、先ず、X線が照射されたタイミングで、X線検出器22によるX線の検出を開始する。X線検出器22は、検出したX線に基づく信号(検出信号)を、検出制御部28Eに出力する。検出制御部28Eは、検出信号に基づいて、画像信号を生成する。検出制御部28Eは、画像信号に基づいて、画像を生成する。画像は、例えば、表示装置(図示せず)に表示される。
X線撮像システム10においては、X線検出器22が出力する信号に基づいて、画像が生成される。そのため、従来のフィルムを用いる場合と比べて、鮮明な画像を得ることができる。
X線撮像システム10においては、梁14が両持ちの状態で、X線検出器22が移動する。そのため、梁14が片持ちの状態でX線検出器22が移動する場合と比べて、梁14に振動が発生し難くなる。
梁14に振動が発生しても、当該振動が収まるまで、或いは、得られる画像に影響を及ぼさない程度に当該振動が収まるまで待つことにより、鮮明な画像を得ることができる。
[応用例]
例えば、X線検出器22として、フレキシブルタイプのパネルディテクタを採用してもよい。フレキシブルタイプのパネルディテクタは、例えば、スイッチング素子が配置される基板をフレキシブル基板とすることで実現できる。
フレキシブルタイプのパネルディテクタは、溶接鋼管32の内面に接触させた状態でX線を検出することができる。したがって、梁14に振動が発生しても、ディテクタそのものを溶接鋼管32の内面に押し当てることで、梁14の振動を抑えることができる。
本発明の実施の形態]
図3を参照しながら、本発明の実施の形態によるX線撮像システム50について説明する。X線撮像システム50は、参考例と比べて、2つの接触部材52をさらに備える。
2つの接触部材52は、梁14の上面14Aに配置される。2つの接触部材52は、梁14の長さ方向に離れている。2つの接触部材52は、梁14の長さ方向に移動可能である。
図4A及び図4Bを参照しながら、接触部材52について説明する。接触部材52は、ベース部材52Aと、車輪52Bと、アクチュエータ52Cと、リンク機構52Dと、被駆動部材52Eと、接触部52Fとを含む。
ベース部材52Aは、アクチュエータ52Cを支持する。ベース部材52Aには、車輪52Bが回転可能に配置される。ベース部材52Aには、駆動装置が配置される。駆動装置は、例えば、車輪52Bを駆動する電動モータを含む。
被駆動部材52Eは、リンク機構52Dを介して、ベース部材52Aに取り付けられている。リンク機構52Dには、アクチュエータ52Cの出力部材が取り付けられている。アクチュエータ52Cが動作することにより、リンク機構52Dが動作する。リンク機構52Dが動作することにより、被駆動部材52Eが昇降する。つまり、アクチュエータ52Cの出力は、リンク機構52Dを介して、被駆動部材52Eに伝達される。
被駆動部材52Eの上面には、接触部52Fが配置される。接触部52Fは、弾性材料からなる。図4Aに示すように、リンク機構52Dが動作していない状態では、接触部52Fは溶接鋼管32の内面から離れている。一方、図4Bに示すように、リンク機構52Dが動作している状態では、接触部52Fは溶接鋼管32の内面に接触している。接触部52Fが溶接鋼管32の内面に接触していることにより、梁14の溶接鋼管32に対する相対変位が規制される。つまり、梁14の振動が抑制される。
X線撮像システム50において、制御装置28は、接触制御部28Fをさらに含む。接触制御部28Fは、接触部材52の移動、及び、アクチュエータ52Cの動作を制御する。
図5A〜図5Eを参照しながら、X線撮像システム50の動作を説明する。
先ず、支持制御部28Aが支持部材20を揺動させる。これにより、図5Aに示すように、支持部材20による梁14の支持状態が解除される。このとき、リンク機構52Dは動作していない。そのため、被駆動部材52Eは、ベース部材52Aに対して最も接近した位置にある。
続いて、搬送制御部28Cが搬送装置24を駆動する。これにより、溶接鋼管32が搬送される。その結果、図5Bに示すように、梁14が溶接鋼管32に挿通される。
続いて、支持制御部28Aが支持部材20を揺動させる。これにより、図5Cに示すように、支持部材20による梁14の支持状態が実現される。
続いて、X線制御部28DがX線源12を移動させる。これにより、溶接鋼管32の軸方向において、X線源12の位置を調整できる。
続いて、検出制御部28EがX線検出器22を移動させる。これにより、溶接鋼管32の軸方向において、X線検出器22の位置を調整できる。
検出制御部28EがX線検出器22を移動させるときに、接触制御部28Fが接触部材52を移動させる。これにより、溶接鋼管32の軸方向において、接触部材52の位置を調整できる。
なお、X線源12の位置調整と、X線検出器22及び接触部材52の位置調整とは、同じタイミングで行ってもよいし、異なるタイミングで行ってもよい。
続いて、昇降/回転制御部28Bが昇降/回転装置26を駆動する。これにより、溶接鋼管32が上昇する。その結果、図5Dに示すように、溶接鋼管32は、搬送装置24の上方において、昇降/回転装置26によって支持される。
続いて、昇降/回転制御部28Bが昇降/回転装置26を駆動する。これにより、溶接鋼管32が周方向に回転する。その結果、溶接鋼管32の周方向において、X線源12及びX線検出器22の位置を調整できる。このようにして、X線源12及びX線検出器22の位置を調整することにより、溶接鋼管32においてX線を照射する部分が、X線源12とX線検出器22との間に位置する。
続いて、接触制御部28Eがアクチュエータ52Cを駆動させる。これにより、リンク機構52Dが動作する。その結果、被駆動部材52Eが上昇する。被駆動部材52が上昇することにより、接触部52Fが溶接鋼管32の内面に接触する。これにより、梁14の溶接鋼管32に対する相対変位、つまり、梁14の振動が抑制される。
続いて、X線制御部28DがX線源12によるX線の照射を制御する。これにより、X線源12がX線を照射する。
続いて、検出制御部28EがX線検出器22によって検出されたX線に基づく画像の生成を制御する。具体的には、先ず、X線が照射されたタイミングで、X線検出器22によるX線の検出を開始する。X線検出器22は、検出したX線に基づく信号(検出信号)を、検出制御部28Eに出力する。検出制御部28Eは、検出信号に基づいて、画像信号を生成する。検出制御部28Eは、画像信号に基づいて、画像を生成する。画像は、例えば、表示装置(図示せず)に表示される。
X線撮像システム50においては、X線検出器22が用いられているので、参考例と同様な効果を得ることができる。
X線撮像システム50においては、接触部材52が梁14の上面14Aに配置されている。そのため、梁14の振動により、X線検出器22が溶接鋼管32の内面に接触するのを回避できる。その結果、X線検出器22の損傷を防ぐことができる。
X線撮像システム50においては、2つの接触部材52の間にX線検出器22が位置する。そのため、X線検出器22を溶接鋼管32の端部付近に移動させた場合であっても、何れかの接触部材52によって梁14の振動を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態について、詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、上述の実施の形態によって、何等、限定されない。
10:X線撮像システム、12:X線源、14:梁、14A:上面、18:支持部材、20:支持部材、22:X線検出器、32:溶接鋼管、32A:溶接部、52:接触部材

Claims (4)

  1. 溶接鋼管の溶接部を検査するためのX線撮像システムであって、
    X線源と、
    前記X線源の下方であって、且つ、前記溶接鋼管内に挿通可能に配置される梁と、
    前記梁に配置され、前記X線源から照射され、且つ、前記溶接部を通過したX線を検出するX線検出器と
    前記梁に配置され、前記溶接鋼管の内面に接触可能な第1接触部材と、
    を含む、X線撮像システム。
  2. 請求項に記載のX線撮像システムであって、
    前記梁は、
    前記X線源に対向し、前記X線検出器が配置される上面を含み、
    前記第1接触部材が前記上面に配置される、X線撮像システム。
  3. 請求項又はに記載のX線撮像システムであって、さらに、
    前記梁において前記溶接鋼管の軸方向で前記第1接触部材と異なる位置に配置され、前記溶接鋼管の内面に接触可能な第2接触部材を備え、
    前記X線検出器は、前記第1接触部材と前記第2接触部材との間に配置される、X線撮像システム。
  4. 請求項1〜の何れか1項に記載のX線撮像システムであって、さらに、
    前記梁の両端を支持する一対の支持部材を備え、
    前記一対の支持部材の一方は、前記梁を前記溶接鋼管に挿通することを許容する位置に移動可能である、X線撮像システム。
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