JP6318893B2 - 吸気冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの吸気を冷却する吸気冷却装置に関する。
近年、ターボ過給される小排気量エンジンを採用することによって燃費を向上させる過給ダウンサイジング車が増えつつある。過給ダウンサイジング車では、過給気を冷却するインタークーラを水冷式にするのが好ましい。インタークーラを水冷式にした場合、インタークーラを空冷式にした場合と比較して吸気系の容量を減らすことができるので、エンジンレスポンスを向上できるからである。
従来、特許文献1には、ターボチャージャ用冷却系により供給される冷却水が水冷式インタークーラを流れる構成が記載されている。ターボチャージャ用冷却系は、エンジン用冷却系とは別個独立した水冷式の冷却系である。
ターボチャージャ用冷却系では、ウォータポンプが冷却水を循環させることによって、水冷式インタークーラに冷却水が供給されるようになっている。ウォータポンプの駆動制御は、エンジン回転数、エンジン水温、吸気温等に応じたエンジン運転状態に基づいて行われる。
特開平1−177414号公報
上記従来技術では、水冷式インタークーラで吸気が露点温度以下に冷却されると、吸気から凝縮水が発生し、凝縮水が吸気とともにエンジンに吸い込まれる。エンジンに吸い込まれる凝縮水の量が多いと、エンジン失火等、エンジンの作動に悪影響が生じてしまうともに、インタークーラの腐食が進行してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、吸気から凝縮水が発生することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
冷却用流体を吸入して吐出するポンプ(14)と、
エンジン(1)の吸気と冷却用流体とを熱交換させて吸気を冷却する熱交換コア部(151、152)を有する吸気冷却用熱交換器(15)と、
冷却用流体と外気とを熱交換させて冷却用流体を冷却するラジエータ(22)と、
吸気冷却用熱交換器(15)に供給される冷却用流体の流量(Qw)を制御する流量制御手段(30、41)とを備え、
熱交換コア部(151、152)は、冷却用流体が流れる冷却用流体流路を内部に形成しており、
熱交換コア部(151、152)は、吸気の下流側に位置する吸気下流側コア部(151)と、吸気の上流側に位置する吸気上流側コア部(152)とを有しており、
吸気下流側コア部(151)は吸気上流側コア部(152)に対して冷却用流体の上流側に位置しており、
吸気冷却用熱交換器(15)は、吸気下流側コア部(151)と吸気上流側コア部(152)との間で冷却用流体の流れ方向が反転する反転部(15a)を有しており、
流量制御手段(30、41)は、前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過する前の前記吸気の温度(Tg1)、または前記エンジン(12)の負荷(Fe)が所定範囲内の場合、前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過した前記吸気の温度(Tg2)が上昇・下降するサイクルを繰り返すように、吸気冷却用熱交換器(15)に冷却用流体を、前記吸気下流側コア部(151)の前記冷却用流体流路の容積(C1)に基づいて決定された所定体積(Aw)ずつ間欠的に複数回繰り返して供給することを特徴とする。
これによると、吸気冷却用熱交換器(15)に供給される冷却用流体の積算流量が吸気下流側コア部(151)の冷却用流体流路の容積よりも多過ぎることによって吸気下流側コア部(151)が冷え過ぎることを抑制できる。また、吸気冷却用熱交換器(15)に供給される冷却用流体の積算流量が吸気下流側コア部(151)の冷却用流体流路の容積よりも少な過ぎることによって吸気下流側コア部(151)に温度分布が生じることを抑制できる。そのため、吸気から凝縮水が発生することを抑制できる(後述する図8を参照)。
具体的には、請求項2に記載の発明のように、所定体積(Aw)を吸気下流側コア部(151)の冷却用流体流路の容積で除した比が50%以上、150%以下の値になっていれば、吸気から凝縮水が発生することを確実に抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における吸気冷却装置の全体構成図である。 第1実施形態におけるインタークーラの模式図である。 第1実施形態における吸気冷却装置の制御装置が実行する制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における吸気冷却装置の制御結果の一例を示す図である。 第1実施形態における吸気冷却装置の凝縮水発生量を説明するグラフである。 第1比較例における吸気冷却装置の凝縮水発生量を説明するグラフである。 第2比較例における吸気冷却装置の凝縮水発生量を説明するグラフである。 第1実施形態における吸気冷却装置の積算流量と凝縮水発生量との関係を示すグラフである。 第2実施形態の第1実施例におけるインタークーラの模式図である。 第2実施形態の第2実施例におけるインタークーラの模式図である。 第3実施形態におけるインタークーラの模式図である。 第4実施形態における吸気冷却装置の全体構成図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
吸気冷却装置10を図1に示す。吸気冷却装置10は、車両のエンジンルーム(図示せず)に配置されており、冷却水回路11を有している。冷却水回路11は、エンジン12の吸気を冷却するための冷却水(冷却用流体)が循環する回路である。図1の太実線矢印は、冷却水の流れを示している。エンジン12は、車両の走行用動力を発生する内燃機関である。
本実施形態では、冷却水は、エチレングリコール系の不凍液(LLC)である。エンジン12の吸入空気(吸気)は、過給機13によって過給されるようになっている。
過給機13は、タービン13aとコンプレッサ13bとを有するターボチャージャである。タービン13aは、エンジン12の排気が流れる排気通路に配置されている。コンプレッサ13bは、エンジン12の吸気が流れる吸気通路に配置されている。
図1の一点鎖線矢印は、エンジン12の吸気および排気の流れを示している。タービン13aは、エンジン12の排気によって駆動される。コンプレッサ13bは、タービン13aと連動回転するように連結されている。タービン13aがエンジン12の排気によって駆動されると、コンプレッサ13bが連動駆動されて吸気が加圧される。
冷却水回路11には、ポンプ14、インタークーラ15およびラジエータ16が、この順番で配置されている。
ポンプ14は、冷却水を吸入して吐出する流体機械である。ポンプ14は、電動モータによって駆動される電動ポンプである。
インタークーラ15は、過給機13で圧縮されて高温になった過給吸気と冷却水とを熱交換して過給吸気を冷却する吸気冷却用熱交換器である。吸気系の容量を極力小さくするために、インタークーラ15はエンジン12に隣接配置されている。
インタークーラ15は、タンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されている。インタークーラ15は、冷却水が流れる複数本のチューブと、複数本のチューブに対して冷却水の分配および集合を行うタンクとを有している。
インタークーラ15はプレート積層型の熱交換器として構成されていてもよい。プレート積層型の熱交換器は、複数の略平板状の伝熱プレートが間隔をおいて重ね合わされていて、伝熱プレート間に熱交換流体の流路が形成されている熱交換器である。
チューブの内部には、冷却水が流れる冷却水流路(冷却用流体流路)が形成されている。隣り合うチューブ同士の間には、吸気が流れる吸気流路が形成されている。チューブの内部を流れる冷却水と、隣り合うチューブ同士の間を流れる吸気とが熱交換される。
隣り合うチューブ同士の間には、冷却水と吸気との間での熱交換を促進させるフィンが配置されている。複数本のチューブおよびフィンは、冷却水と吸気とを熱交換させる熱交換コア部を構成している。
ラジエータ16は、冷却水回路11の冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却する冷却水冷却用熱交換器である。換言すれば、ラジエータ16は、冷却水の持つ熱を外気に放熱させる放熱器である。ラジエータ16は、外気送風機17によって外気が送風される。外気送風機17は電動ファンを有している。
エンジン冷却回路20は、エンジン冷却水が循環する回路である。図1の細実線矢印は、エンジン冷却水の流れを示している。エンジン冷却回路20は、冷却水回路11とは別個の独立した回路である。エンジン12の内部には、エンジン冷却水が流れる冷却水流路が形成されている。本実施形態では、エンジン冷却水は、エチレングリコール系の不凍液(LLC)である。
エンジン冷却回路20は、エンジン冷却用ポンプ21およびエンジン冷却用ラジエータ22を備えている。エンジン冷却用ポンプ21は、エンジン冷却水を吸入して吐出する流体機械である。エンジン冷却用ポンプ21は、エンジン12によって回転駆動されるエンジン駆動式ポンプである。エンジン冷却用ポンプ21は、電動モータによって駆動される電動ポンプであってもよい。
エンジン冷却用ラジエータ22は、エンジン冷却水と外気とを熱交換させてエンジン冷却水を冷却する熱交換器である。エンジン冷却用ラジエータ22は、外気送風機17によって外気が送風される。
ラジエータ16、エンジン冷却用ラジエータ22および外気送風機17は、コンデンサ25とともに車両最前部(図示せず)に配置されている。コンデンサ25は、車両用空調装置を構成する冷凍サイクルの高圧側冷媒と外気とを熱交換させて高圧側冷媒を冷却・凝縮する熱交換器である。
制御装置30は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、その出力側に接続された各種制御対象機器の作動を制御する制御手段である。図1の破線矢印は、制御装置30に対する各種信号の入出力を示している。
制御装置30の出力側には、ポンプ14や外気送風機17等が接続されている。制御装置30は、その出力側に接続された各種制御対象機器を制御する制御部(ハードウェアおよびソフトウェア)が一体に構成されたものである。各種制御対象機器を制御する各制御部は、制御装置30に対して別体で構成されていてもよい。
制御装置30の入力側には、エンジン回転数センサ31、インタークーラ入口側吸気温度センサ32、インタークーラ出口側吸気温度センサ33等のセンサ郡からの検出信号が入力される。エンジン回転数センサ31は、エンジン12の回転数を検出するエンジン回転数検出手段である。
インタークーラ入口側吸気温度センサ32は、インタークーラ15の吸気入口側における吸気温度Tg1(以下、インタークーラ入口側吸気温度と言う。)を検出するインタークーラ入口側吸気温度検出手段である。すなわち、インタークーラ入口側吸気温度センサ32は、インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度Tg1を検出する。
インタークーラ出口側吸気温度センサ33は、インタークーラ15の吸気出口側における吸気温度Tg2(以下、インタークーラ出口側吸気温度と言う。)を検出するインタークーラ出口側吸気温度検出手段である。すなわち、インタークーラ出口側吸気温度センサ33は、インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2を検出する。
インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2を制御装置30によって推定演算するようにしてもよい。例えば、インタークーラ出口側吸気圧力センサで検出された吸気の圧力に基づいて、インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2を推定演算するようにしてもよい。インタークーラ出口側吸気圧力センサは、インタークーラ15で冷却された後の吸気の圧力を検出するインタークーラ出口側吸気圧力検出手段である。
インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2は、インタークーラ15で冷却された後の吸気の圧力と相関関係があるので、この相関関係を表す制御マップを予め制御装置30に記憶しておけば、インタークーラ出口側吸気圧力センサで検出された吸気の圧力と制御マップとに基づいて、インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2を推定演算できる。
インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度Tg1を制御装置30によって推定演算するようにしてもよい。例えば、外気温度センサで検出された外気温度と、インタークーラ出口側吸気圧力センサで検出された吸気の圧力とに基づいて、インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度Tg1を推定演算するようにしてもよい。
外気温度センサは、外気の温度を検出する外気温度検出手段である。インタークーラ出口側吸気圧力センサで検出された吸気の圧力は、過給機13のコンプレッサ13bで圧縮された後の吸気の圧力とほぼ等しい。
インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度は、過給機13のコンプレッサ13bで圧縮された後の吸気の温度とほぼ等しい。外気の温度は、過給機13のコンプレッサ13bで圧縮される前の吸気の温度とほぼ等しい。
インタークーラ15で冷却された後の吸気の圧力が高いほど、インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度Tg1と外気の温度との差が大きくなる。過給機13のコンプレッサ13bで圧縮された吸気の圧力が高いほど、過給機13のコンプレッサ13bで圧縮された後の吸気の温度と、過給機13のコンプレッサ13bで圧縮される前の吸気の温度との差が大きくなるからである。
したがって、インタークーラ15で冷却される前の吸気の温度Tg1は、インタークーラ15で冷却された後の吸気の圧力および外気の温度と相関関係があるので、この相関関係を表す制御マップを予め制御装置30に記憶しておけば、インタークーラ出口側吸気圧力センサで検出された吸気の圧力と制御マップとに基づいて、インタークーラ15で冷却された後の吸気の温度Tg2を推定演算できる。
図2は、インタークーラ15の熱交換コア部151、152を模式的に示している。図2の白抜き矢印は、吸気の流れを示している。図2の実線矢印は、冷却水の流れを示している。
熱交換コア部151、152は、吸気下流側コア部151と吸気上流側コア部152とを有している。吸気下流側コア部151は、熱交換コア部のうち吸気流れ下流側の部位である。吸気上流側コア部152は、熱交換コア部のうち吸気流れ上流側の部位である。すなわち、吸気上流側コア部152は、吸気下流側コア部151に対して吸気流れ上流側に位置している。
吸気上流側コア部152は、吸気下流側コア部151に対して冷却水流れ下流側に位置している。すなわち、吸気下流側コア部151は、インタークーラ15の冷却水入口153に近い側に配置されており、吸気上流側コア部152は、インタークーラ15の冷却水出口154に近い側に配置されている。
吸気下流側コア部151と吸気上流側コア部152との間には、冷却水の流れ方向が反転する反転部15aが設けられている。すなわち、吸気下流側コア部151と吸気上流側コア部152とで冷却水の流れ方向が互いに反対向きになるように、冷却水の流れが反転部15aでターンする。
図示を省略しているが、反転部15aは、実際にはインタークーラ15のタンク内に設けられている。反転部15aが設けられるタンクでは、吸気下流側コア部151のチューブ群から冷却水を集合させるとともに、集合させた冷却水を吸気上流側コア部152のチューブに分配する。
吸気下流側コア部151および吸気上流側コア部152は、それぞれのチューブの容積(冷却水が流れる流路の容積)が互いにほぼ同じになっている。
次に、上記構成における作動を説明する。制御装置30は、車両のイグニッションスイッチがオン(投入)されてエンジン12が稼動している場合、図3のフローチャートに示す制御処理を実行する。
まずステップS100では、エンジン12の負荷の度合いを判定する。例えば、制御装置30は、エンジン回転数や空気吸入量等の運転状態に関する情報に基づいてエンジン負荷値Feを算出し、エンジン負荷値Feを第1閾値F1および第2閾値F2と比較することによって、エンジン12の負荷の度合いを判定する。第1閾値F1および第2閾値F2は、制御装置30に予め記憶された所定の設定値である。第2閾値F2は第1閾値F1よりも小さい値である。
エンジン負荷値Feが第1閾値F1以上である場合、エンジン12の負荷が高いと判定する。エンジン負荷値Feが第2閾値F2未満である場合、エンジン12の負荷が低いと判定する。エンジン負荷値Feが第2閾値F2以上かつ第1閾値F1未満である場合、エンジン12の負荷が中程度であると判定する。
エンジン12の負荷を、インタークーラ入口側吸気温度Tg1に基づいて判定してもよい。すなわち、インタークーラ入口側吸気温度Tg1が高い場合、エンジン12の負荷が高いと判定し、インタークーラ入口側吸気温度Tg1が低い場合、エンジン12の負荷が低いと判定し、インタークーラ入口側吸気温度Tg1が中程度の場合、エンジン12の負荷が中程度であると判定してもよい。
ステップS100でエンジン12の負荷が高い(F≧F1)と判定した場合、ステップS110へ進み、ポンプ14をオン(稼動)する。これにより、冷却水回路11に冷却水が循環するので、エンジン12の負荷が高い場合にインタークーラ15で吸気を冷却できる。
このときインタークーラ15で凝縮水が発生するが、エンジン12の負荷が高い場合は吸気の流量が非常に多くなるので、凝縮水による悪影響は少なくなる。すなわち、凝縮水によるエンジン失火は起こりにくい。また、吸気の流量が非常に多くなることによってインタークーラ15に凝縮水が残留しにくくなるので、インタークーラ15の腐食が進行しにくい。
そして、続くステップS120でフラグの値を0に設定した後、ステップS100に戻る。フラグは、積算流量Qwの値を計算する必要があるか否かを表す変数である。積算流量Qwは、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間にインタークーラ15に供給される冷却水の総体積である。
ステップS100でエンジン12の負荷が低い(F<F2)と判定した場合、ステップS130へ進み、ポンプ14をオフ(停止)する。これにより、冷却水回路11に冷却水が循環しないので、エンジン12の負荷が低い場合にインタークーラ15で吸気の温度が低くなり過ぎることを抑制できる。
そして、続くステップS140でフラグの値を0に設定した後、ステップS100に戻る。
ステップS100でエンジン12の負荷が中程度である(F2≦F<F1)と判定した場合、ステップS150へ進み、インタークーラ出口側吸気温度Tg2が第3閾値Taよりも大きいか否かを判定する。第3閾値Taは、制御装置30に予め記憶された所定の設定値である。
ステップS150でインタークーラ出口側吸気温度Tg2が第3閾値Taよりも大きいと判定された場合、ステップS160へ進み、ポンプ14をオン(稼動)する。これにより、冷却水回路11に冷却水が循環するので、エンジン12の負荷が中程度であり且つインタークーラ出口側吸気温度Tg2が高い場合にインタークーラ15で吸気を冷却できる。
このとき、ポンプ14は、吐出流量(単位時間当たりに吐出する冷却水の体積)が略一定となるように駆動制御される。
続くステップS170では、フラグの値が0であるか1であるかを判定する。フラグの値が0であると判定した場合、ステップS180へ進み、フラグの値を1に設定する。続くステップS180では、積算流量Qwの値を0にリセットした後、ステップS120に戻る。
ステップS170でフラグの値が1であると判定した場合、ステップS200へ進み、積算流量Qwを計算する。具体的には、現在までの積算流量Qwに、今回供給された冷却水の体積Qw1を足し合わせた値を新たな積算流量Qwとする(Qw=Qw+Qw1)。
例えば、今回供給された冷却水の体積Qw1は、ポンプ14の吐出流量に吐出時間を掛け合わせて算出される(Qw1=吐出流量×吐出時間)。ポンプ14の吐出流量とは、ポンプ14が単位時間当たりに吐出する冷却水の体積のことである。吐出時間とは、前回積算流量Qwを計算してから経過した時間のことである。
続くステップS210では、ステップS170で計算した積算流量Qwが第4閾値Awよりも大きいか否かを判定する。第4閾値Awは、制御装置30に予め記憶された所定の設定値である。第4閾値Awは、インタークーラ15のうち吸気下流側コア部151の内部容積C1と等しい値である。吸気下流側コア部151の内部容積C1とは、吸気下流側コア部151を構成するチューブ群の容積(冷却水を流れる流路の容積)のことである。
計算した積算流量Qwが第4閾値Awよりも大きいと判定した場合、ステップS220、S230へ進み、フラグの値を0にするとともにポンプ14をオフ(停止)した後、ステップS100に戻る。これにより、積算流量Qwが第4閾値Awよりも大きくなった場合、インタークーラ15への冷却水の流通を遮断できる。
一方、計算した積算流量Qwが第4閾値Aw以下であると判定した場合、ステップS100へ戻る。これにより、積算流量Qwが第4閾値Aw以下である場合、インタークーラ15への冷却水の流通を継続できる。
したがって、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間にインタークーラ15を流れる冷却水の流量(積算流量Qw)を、インタークーラ15の吸気下流側コア部151における内部容積C1とほぼ等しくすることができる。
ステップS150でインタークーラ出口側吸気温度Tg2が第3閾値Ta以下であると判定された場合、ステップS240へ進み、フラグの値が0であるか1であるかを判定する。
ステップS240でフラグの値が1であると判定した場合、ステップS200へ進み、積算流量Qwを計算する。ステップS240でフラグの値が0であると判定した場合、ステップS100に戻る。この場合、インタークーラ15への冷却水の流通を遮断した状態が継続される。
図4は、エンジン12の負荷が中程度である場合の制御結果の一例を示している。すなわち、インタークーラ出口側吸気温度Tg2が上昇するとインタークーラ15に冷却水が流通するので、インタークーラ15で吸気が冷却されてインタークーラ出口側吸気温度Tg2が低下する。
インタークーラ15に供給された冷却水が所定体積Awに達するとインタークーラ15への冷却水の流通を遮断する。これにより、インタークーラ出口側吸気温度Tg2が上昇する。
このように、インタークーラ出口側吸気温度Tg2が上昇・下降するサイクルを繰り返すことによって、インタークーラ出口側吸気温度Tg2を狙い吸気温に極力近づける。
1サイクルにおけるインタークーラ出口側吸気温度Tg2の変化を図5の実線に示す。インタークーラ出口側吸気温度Tg2は、温度分布を平均化した温度である。これに対して、図5の破線は、インタークーラ15のうち冷却水流れ上流側の端部付近における局部的なインタークーラ出口側吸気温度(以下、冷却水上流側端部吸気温度と言う。)である。
ポンプ14をオン(稼動)してインタークーラ15に冷却水を供給すると、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)はインタークーラ出口側吸気温度Tg2(平均温度)よりも低くなる。
冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度を下回ると吸気から凝縮水が発生する(図5のハッチング領域の時間)。
本実施形態では、ステップS210において積算流量Qwが第4閾値Awよりも大きいと判定した場合、ポンプ14をオフ(停止)するので、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間にインタークーラ15に供給される冷却水の総体積(積算流量Qw)は、インタークーラ15の吸気下流側コア部151における内部容積C1とほぼ等しくなる。これにより、インタークーラ出口側吸気温度Tg2を狙い吸気温に極力近づけつつ、凝縮水の発生を抑制できる。以下、その理由を説明する。
図6に示す第1比較例では、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間の積算流量Qwが吸気下流側コア部151の内部容積C1よりも多くなっている。この第1比較例では、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)すると、吸気下流側コア部151が冷却水で満たされるのみならず吸気上流側コア部152の一部にも冷却水が流入する。
そのため、吸気下流側コア部151のみならず吸気上流側コア部152も冷やされるので、インタークーラ15が冷えすぎてしまう。その結果、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度を下回る時間が長くなるので、凝縮水が多く発生してしまう。
図7に示す第2比較例では、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間の積算流量Qwが吸気下流側コア部151の内部容積C1よりも少なくなっている。この第2比較例では、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)すると、吸気下流側コア部151が冷却水で満たされないので、インタークーラ15の出口側における吸気の温度分布が大きくなる。
すなわち、吸気下流側コア部151のうち冷却水流れ上流側の端部付近では冷却水温度が低いので吸気温度が低くなるが、吸気下流側コア部151のうち冷却水流れ下流側の端部付近では冷却水温度が高くなるので吸気温度も高くなる。
そのため、インタークーラ出口側吸気温度Tg2(平均温度)が低下するのに時間がかかるため、インタークーラ出口側吸気温度Tg2を狙い吸気温に極力近づけるためにはインタークーラ15に冷却水を供給する時間を長くする必要がある。そのため、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度を下回る時間が長くなるので、凝縮水が多く発生してしまう。
それに対して、本実施形態では、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間の積算流量Qwが、インタークーラ15の吸気下流側コア部151における内部容積C1とほぼ等しくなるので、吸気下流側コア部151が冷却水で満たされつつ、吸気上流側コア部152への冷却水の流入が抑制される。
そのため、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度を下回る時間が短くなるので、インタークーラ出口側吸気温度Tg2(平均温度)を狙い吸気温に極力近づけつつ、凝縮水の発生を抑制できる。
その結果、エンジン失火等、エンジンの作動に悪影響が生じることを抑制できるとともに、インタークーラ15の腐食の進行を抑制できる。
図8に示すように、積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が50〜150%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を良好に抑制できる。積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が75〜125%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を一層良好に抑制できる。積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が95〜105%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を顕著に抑制できる。
すなわち、積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が100%に近いほど、1サイクルでの凝縮水発生量を抑制できる。
このとき、ポンプ14の吐出流量(単位時間当たりに吐出する冷却水の体積)を極力多くするのが好ましい。ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間の時間を短くできるので、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度以下になる時間を一層短くでき、ひいては凝縮水の発生を一層抑制できるからである。
本実施形態では、ポンプ14の1秒当たりの吐出流量(ポンプ14が1秒間に吐出する冷却水の体積)は、第4閾値Awとほぼ等しくなっている。そのため、ポンプ14を1回オン−オフ(稼動−停止)する間の時間が約1秒となる。ポンプ14の1秒当たりの吐出流量は、ポンプ14の仕様等に応じて適宜変更可能である。
本実施形態では、制御装置30は、インタークーラ15に供給される冷却水の流量Qwを制御する流量制御手段を構成している。制御装置30は、インタークーラ15に冷却水を所定体積Awずつ間欠的に供給する。所定体積Awは、吸気下流側コア部151の冷却水流路の容積C1に基づいて決定された値である。
これによると、インタークーラ15に供給される冷却水が吸気下流側コア部151の冷却水流路の容積C1よりも多過ぎることによって吸気下流側コア部151が冷え過ぎることを抑制できる。また、インタークーラ15に供給される冷却水が吸気下流側コア部151の冷却水流路の容積C1よりも少な過ぎることによって吸気下流側コア部151に温度分布が生じることを抑制できる。そのため、吸気から凝縮水が発生することを抑制できる。
具体的には、図8に示すように、所定体積Awを吸気下流側コア部151の冷却水流路の容積C1で除した比が50%以上、150%以下の値になっていれば、吸気から凝縮水が発生することを確実に抑制できる。
本実施形態では、制御装置30は、インタークーラ15を通過する前の吸気の温度Tg1、またはエンジン12の負荷Feが所定範囲内の場合、インタークーラ15に冷却水を所定体積Awずつ間欠的に供給する。
制御装置30は、インタークーラ15を通過する前の吸気の温度Tg1、またはエンジン12の負荷Feが所定範囲を上回っている場合、インタークーラ15に冷却水を連続的に供給する。
制御装置30は、インタークーラ15を通過する前の吸気の温度Tg1、またはエンジン12の負荷Feが所定範囲を下回っている場合、インタークーラ15に冷却水を供給しない。
これによると、エンジン12の負荷Feが中程度である場合、インタークーラ15に冷却水を所定体積Awずつ間欠的に供給するので、凝縮水の発生を抑制できる。
エンジン12の負荷Feが高い場合、インタークーラ15に冷却水を連続的に供給するので、吸気を十分に冷却できる。このとき、凝縮水が連続的に発生しうるが、エンジン12の負荷Feが高い場合は吸気量が多くなるので、凝縮水が連続的に発生してもエンジン失火やインタークーラ15の腐食等の問題は生じにくい。
エンジン12の負荷Feが小さい場合、インタークーラ15に冷却水を供給しないので、インタークーラ15で吸気が冷却されない。そのため、吸気の温度が低くなり過ぎることを抑制できる。インタークーラ15で吸気が冷却されないので、凝縮水の発生が抑制される。
本実施形態では、制御装置30は、インタークーラ15を通過した吸気の温度Tg2が閾値Taを上回るとインタークーラ15に対する冷却水の供給を開始し、インタークーラ15に供給された冷却水の積算流量Qwが所定体積Awに達するとインタークーラ15に対する冷却水の供給を停止することによって、インタークーラ15に冷却水を所定体積Awずつ間欠的に供給する。
これにより、インタークーラ15への冷却水の供給を適切に制御できるので、凝縮水の発生を適切に抑制できる。
本実施形態では、制御装置30は、ポンプ14の起動および停止を制御することによって、インタークーラ15に供給される冷却水の流量を制御する。これにより、インタークーラ15に供給される冷却水の流量を適切に制御できる。
ポンプ14が1秒当たりに吐出する冷却水の体積流量が所定体積Awと等しくなっていれば、短時間でインタークーラ15に冷却水を供給できるので、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度以下になる時間を一層短くでき、ひいては凝縮水の発生を一層抑制できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、インタークーラ15の熱交換コア部151、152で冷却水の流れが1回ターンするが、本実施形態では、図9、図10に示すように、インタークーラ15の熱交換コア部151、152で冷却水の流れが2回以上ターンする。
図9に示す第1実施例では、冷却水の流れが2回ターンする。すなわち、インタークーラ15の吸気下流側コア部151と吸気上流側コア部152の第1コア部152aとの間の反転部15aで冷却水の流れがターンする。さらに、吸気上流側コア部152の第1コア部152aと第2コア部152bとの間の反転部15bで冷却水の流れがターンする。
第1コア部152aは、吸気上流側コア部152のうち冷却水流れ上流側の部位である。第2コア部152bは、吸気上流側コア部152のうち冷却水流れ下流側の部位である。第1コア部152aは、第2コア部152bに対して、吸気流れの下流側に配置されている。
吸気下流側コア部151、第1コア部152aおよび第2コア部152bは、内部容積が互いにほぼ同じになっている。
図10に示す第2実施例では、冷却水の流れが3回ターンする。すなわち、インタークーラ15の吸気下流側コア部151と吸気上流側コア部152の第1コア部152aとの間の反転部15aで冷却水の流れがターンする。さらに、吸気上流側コア部152の第1コア部152aと第2コア部152bとの間の反転部15bで冷却水の流れがターンし、吸気上流側コア部152の第2コア部152bと第3コア部152cとの間の反転部15cでも冷却水の流れがターンする。
第1コア部152aは、吸気上流側コア部152のうち冷却水流れ上流側の部位である。第3コア部152cは、吸気上流側コア部152のうち冷却水流れ下流側の部位である。第2コア部152bは、吸気上流側コア部152のうち第1コア部152aよりも冷却水流れ下流側かつ第3コア部152cよりも冷却水流れ上流側の部位である。
第1コア部152aは、第2コア部152bに対して、吸気流れの下流側に配置されている。第2コア部152aは、第3コア部152bに対して、吸気流れの下流側に配置されている。
吸気下流側コア部151、第1コア部152a、第2コア部152bおよび第3コア部152cは、内部容積が互いにほぼ同じになっている。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が50〜150%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を良好に抑制できる。積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が75〜125%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を一層良好に抑制できる。積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が95〜105%である場合、1サイクルでの凝縮水発生量を顕著に抑制できる。
すなわち、積算流量Qwを吸気下流側コア部151の内部容積C1で除した比が100%に近いほど、1サイクルでの凝縮水発生量を抑制できる。
本実施形態では、上記第1実施形態と比較して、吸気下流側コア部151の冷却水流路の容積割合を小さくできるので、所定体積Awの値を小さくできる。そのため、インタークーラ15に供給する冷却水の流量を少なくできるので、ポンプ14の動力を低減できる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、インタークーラ15の吸気下流側コア部151の内部容積C1が吸気上流側コア部152の内部容積と同じになっているが、本実施形態では、図11に示すように、吸気下流側コア部151の内部容積C1が吸気上流側コア部152の内部容積よりも小さくなっている。
これにより、吸気下流側コア部151の内部容積C1を小さくできるので、所定体積Awを小さくできる。そのため、インタークーラ15に供給する冷却水の流量を少なくできるので、ポンプ14の動力を低減できる。
(第4実施形態)
本実施形態では、図12に示すように、上記実施形態に対してエンジン冷却回路10の構成を変更している。
エンジン冷却回路10は、ポンプ14、第1ラジエータ22a、循環流路開閉弁40、第2ラジエータ22b、インタークーラ15および吸気冷却用流路開閉弁41を備えている。
本実施形態のポンプ14は、エンジン12の動力によって駆動される機械式ポンプである。したがって、エンジン12が稼動している場合、ポンプ14は常時、冷却水を吸入して吐出する。
ポンプ14、エンジン12、第1ラジエータ22a、循環流路開閉弁40は、冷却水が循環する循環流路42にこの順番に配置されている。
第1ラジエータ22aおよび第2ラジエータ22bは、エンジン12から流出した冷却水と外気とを熱交換させて冷却水を冷却する熱交換器である。換言すれば、第1ラジエータ22aは、冷却水の持つ熱を外気に放熱させる放熱器である。
循環流路開閉弁40は、冷却水の温度に応じて循環流路42を開閉するサーモスタットである。サーモスタットは、温度によって体積変化するサーモワックス(感温部材)によって弁体を変位させて冷却水流路を開閉する機械的機構で構成される冷却水温度応動弁である。
循環流路開閉弁40は、冷却水温度Tw(冷却用流体温度)が第1所定温度Tw1以下である場合に閉弁し、冷却水温度Twが第1所定温度Tw1以上である場合に開弁する。本実施形態では、第1所定温度Tw1は80℃に設定されている。
第2ラジエータ22b、インタークーラ15および吸気冷却用流路開閉弁41は、吸気冷却用流路43に配置されている。吸気冷却用流路43は、循環流路42から分岐して循環流路42に合流する流路である。
循環流路42から吸気冷却用流路43が分岐する分岐部44は、第1ラジエータ22aと循環流路開閉弁40との間に設けられている。循環流路42に吸気冷却用流路43が合流する合流部45は、循環流路開閉弁40とポンプ14との間に設けられている。
図12の例では、第2ラジエータ22bは第1ラジエータ22aと一体化されているが、第2ラジエータ22bは第1ラジエータ22aと別体に構成されていてもよい。
インタークーラ15の冷却水入口側は、第2ラジエータ22bの冷却水出口側に接続されている。インタークーラ15の冷却水出口側は、ポンプ14の冷却水吸入側に接続されている。
吸気冷却用流路開閉弁41は、吸気冷却用流路43の冷却水流れを断続する断続手段である。吸気冷却用流路開閉弁41は、制御装置30によって開閉制御される電子制御弁である。
図1の例では、吸気冷却用流路開閉弁41は、第2ラジエータ22bの冷却水流れ下流側に配置されているが、第2ラジエータ22bの冷却水流れ上流側に配置されていてもよい。
制御装置30は、冷却水温度Twが第2所定温度Tw2以下である場合に吸気冷却用流路開閉弁41を閉弁させ、冷却水温度Twが第2所定温度Tw2以上である場合に吸気冷却用流路開閉弁41を開弁させる。本実施形態では、第2所定温度Tw2は40℃以上60℃以下に設定されている。
バイパス流路46は、冷却水が第1ラジエータ22a、第2ラジエータ22bおよびインタークーラ15を迂回して流れる流路であり、循環流路42からバイパス流路分岐部47で分岐して、循環流路42に循環流路開閉弁40を介して合流する。バイパス流路分岐部47は、エンジン12と第1ラジエータ22aとの間に設けられている。
バイパス流路46は、循環流路開閉弁40の冷却水出口側かつポンプ14の冷却水吸入側と冷却水において循環流路42に合流するようになっていてもよい。
冷却水がバイパス流路46を経由して循環する場合の流路抵抗は、冷却水が他の流路42、43を経由して循環する場合の流路抵抗よりも非常に大きくなっている。これにより、循環流路開閉弁40および吸気冷却用流路開閉弁41のうち少なくとも一方が開弁している場合、バイパス流路46に冷却水がほとんど流れないようにしている。
次に、上記構成における作動を説明する。エンジン12が停止している状態(以下、エンジン停止状態と言う。)では、エンジン12が駆動力を発生しないので、ポンプ14が停止して冷却水が循環しない。
また、エンジン停止状態では、エンジン12が熱を発生しないので、冷却水温度Twは外気温度Tatmと同じになっている。すなわち、エンジン停止状態では、冷却水温度Twが第2所定温度Tw2(本実施形態では40℃以上60℃)以下であるので、吸気冷却用流路開閉弁41および循環流路開閉弁40が閉弁している。
エンジン12が始動すると、エンジン12が駆動力および熱を発生するので、ポンプ14が作動して冷却水を吸入・吐出するとともに、冷却水温度Twが徐々に上昇する。
冷却水温度Twが第2所定温度Tw2以下になっている状態(以下、第1暖機状態と言う。)では、冷却水温度Twが第2所定温度Tw2以下であるので、吸気冷却用流路開閉弁41および循環流路開閉弁40が閉弁している。そのため、ポンプ14から吐出された冷却水はエンジン12およびバイパス流路46を流通してポンプ14に吸入される。
したがって、第1ラジエータ22a、第2ラジエータ22bおよびインタークーラ15に冷却水が流通しないので、第1ラジエータ22aおよび第2ラジエータ22bで冷却水が持つ熱が放熱されず、冷却水温度Twが速やかに上昇する。冷却水温度Twが速やかに上昇すると、燃費が速やかに改善される。
第1暖機状態では、インタークーラ15に冷却水が流通しないのでインタークーラ15で過給気が冷却されないが、エンジン12が始動した直後であるため吸気配管や過給機も冷えているのでインタークーラ15で過給気を冷却する必要が少ない。また、インタークーラ15の熱容量が大きいため、インタークーラ15に冷却水を流通させなくても特に支障はない。
冷却水温度Twが第2所定温度Tw2(本実施形態では40〜60℃)以上になっている状態(以下、第2暖機状態と言う。)では、吸気冷却用流路開閉弁41が開弁し、循環流路開閉弁40が閉弁している。そのため、ポンプ14から吐出された冷却水は、第1ラジエータ22a、第2ラジエータ22bおよびインタークーラ15を流通してポンプ14に吸入される。
このように、第2暖機状態では、第1ラジエータ22aおよび第2ラジエータ22bで冷却された冷却水がインタークーラ15を流通するのでインタークーラ15で過給気が冷却される。
第2暖機状態では、第1ラジエータ22aおよび第2ラジエータ22bで冷却水が持つ熱が放熱されるので、第1暖機状態と比較して冷却水温度Twの上昇が緩やかになるが、冷却水温度Twが40〜60℃に上昇した場合、燃費は暖機終了後とほぼ同等まで改善されるので、燃費への影響は軽微である。
冷却水温度Twが第1所定温度Tw1(本実施形態では80℃)以上になっている状態(以下、暖機終了状態と言う。)では、吸気冷却用流路開閉弁41および循環流路開閉弁40が開弁している。そのため、ポンプ14から吐出された冷却水は、第1ラジエータ22aを流通した後、分岐部20にて、第2ラジエータ22bおよびインタークーラ15を迂回する高温側流れFHと、第2ラジエータ22bおよびインタークーラ15を流通する低温側流れFLとに分岐し、合流部21にて高温側流れFHと低温側流れFLとが合流してポンプ14に吸入される。
これにより、第1ラジエータ22aで冷却水が冷却され、第1ラジエータ22aで冷却された冷却水の一部が第2ラジエータ22bでさらに冷却され、第2ラジエータ22bで冷却された冷却水がインタークーラ15で過給気を冷却する。
さらに、暖機終了状態では、制御装置30は、エンジン12の負荷が中程度であると判定した場合、吸気冷却用流路開閉弁41を開閉することによって、インタークーラ15に冷却水を間欠的に供給する。
具体的には、インタークーラ出口側吸気温度Tg2が上述の第3閾値Taよりも大きいと判定された場合、吸気冷却用流路開閉弁41を開弁させることによって、インタークーラ15に冷却水を流通させる。
そして、積算流量Qwが上述の第4閾値Awよりも大きいと判定した場合、吸気冷却用流路開閉弁41を閉弁させることによって、インタークーラ15への冷却水の流通を遮断する。
すなわち、制御装置30は、吸気冷却用流路開閉弁41を1回開閉する間の積算流量(インタークーラ15に供給される冷却水の総体積)が、インタークーラ15の吸気下流側コア部151の内部容積C1とほぼ等しくなるように吸気冷却用流路開閉弁41を開閉制御する。
これにより、上記実施形態と同様に、冷却水上流側端部吸気温度(局部温度)が露点温度以下になる時間を短くできるので、凝縮水の発生を抑制できる。そのため、エンジン失火等、エンジンの作動に悪影響が生じることを抑制できるとともに、インタークーラ15の腐食の進行を抑制できる。
本実施形態では、制御装置30および流路開閉弁41は、インタークーラ15に供給される冷却水の流量を制御する流量制御手段を構成している。すなわち、制御装置30および流路開閉弁41は、冷却水の流路を開閉することによって、インタークーラ15に供給される冷却水の流量を制御する。
これによると、ポンプ14がエンジン12の動力によって駆動される機械式ポンプであるためにポンプ14のオン−オフを任意に制御できない場合であっても、インタークーラ15に供給される冷却水の流量を適切に制御できる。
(他の実施形態)
上記実施形態を適宜組み合わせ可能である。上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、積算流量Qwが第4閾値(所定体積)Awよりも大きくなった場合、インタークーラ15への冷却水の流通を遮断するが、インタークーラ15への冷却水の流通を開始してから所定時間後(例えば1秒後)にインタークーラ15への冷却水の流通を遮断するようにしてもよい。
この場合、ポンプ14の吐出流量(単位時間当たりに吐出する冷却水の体積)と所定時間との積が所定体積Awとなるようにすればよい。
(2)上記実施形態では、冷却用流体はエチレングリコール系の不凍液(LLC)であるが、冷却用流体は種々の流体であってもよい。
(3)上記実施形態では、車両の走行用動力を発生するエンジン12の吸気を冷却する吸気冷却装置について説明したが、これに限定されるものではなく、種々のエンジン(内燃機関)の吸気を冷却する吸気冷却装置に広く適用可能である。
(4)上記実施形態において、インタークーラ15はタンクアンドチューブ型の熱交換器として構成されているが、インタークーラ15はプレート積層型の熱交換器として構成されていてもよい。
プレート積層型の熱交換器は、複数の略平板状の伝熱プレートが間隔をおいて重ね合わされていて、伝熱プレート間に熱交換流体の流路が形成されている熱交換器である。
エンジン
14 ポンプ
15 インタークーラ(吸気冷却用熱交換器)
22 ラジエータ
30 制御装置(流量制御手段)
151 吸気下流側コア部(熱交換コア部)
152 吸気上流側コア部(熱交換コア部)

Claims (8)

  1. 冷却用流体を吸入して吐出するポンプ(14)と、
    エンジン(1)の吸気と前記冷却用流体とを熱交換させて前記吸気を冷却する熱交換コア部(151、152)を有する吸気冷却用熱交換器(15)と、
    前記冷却用流体と外気とを熱交換させて前記冷却用流体を冷却するラジエータ(22)と、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)に供給される前記冷却用流体の流量(Qw)を制御する流量制御手段(30、41)とを備え、
    前記熱交換コア部(151、152)は、前記冷却用流体が流れる冷却用流体流路を内部に形成しており、
    前記熱交換コア部(151、152)は、前記吸気の下流側に位置する吸気下流側コア部(151)と、前記吸気の上流側に位置する吸気上流側コア部(152)とを有しており、
    前記吸気下流側コア部(151)は前記吸気上流側コア部(152)に対して前記冷却用流体の上流側に位置しており、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)は、前記吸気下流側コア部(151)と前記吸気上流側コア部(152)との間で前記冷却用流体の流れ方向が反転する反転部(15a)を有しており、
    前記流量制御手段(30、41)は、前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過する前の前記吸気の温度(Tg1)、または前記エンジン(12)の負荷(Fe)が所定範囲内の場合、前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過した前記吸気の温度(Tg2)が上昇・下降するサイクルを繰り返すように、前記吸気冷却用熱交換器(15)に前記冷却用流体を、前記吸気下流側コア部(151)の前記冷却用流体流路の容積(C1)に基づいて決定された所定体積(Aw)ずつ間欠的に複数回繰り返して供給することを特徴とする吸気冷却装置。
  2. 前記所定体積(Aw)を前記吸気下流側コア部(151)の前記冷却用流体流路の容積(C1)で除した比が50%以上、150%以下の値になっていることを特徴とする請求項1に記載の吸気冷却装置。
  3. 前記流量制御手段(30、41)は、
    記吸気冷却用熱交換器(15)を通過する前の前記吸気の温度(Tg1)、または前記エンジン(1)の負荷(Fe)が前記所定範囲を上回っている場合、前記吸気冷却用熱交換器(15)に前記冷却用流体を連続的に供給し、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過する前の前記吸気の温度(Tg1)、または前記エンジン(1)の負荷(Fe)が前記所定範囲を下回っている場合、前記吸気冷却用熱交換器(15)に前記冷却用流体を供給しないことを特徴とする請求項1または2に記載の吸気冷却装置。
  4. 前記流量制御手段(30、41)は、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)を通過した前記吸気の温度(Tg2)が閾値(Ta)を上回ると前記吸気冷却用熱交換器(15)に対する前記冷却用流体の供給を開始し、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)に供給された前記冷却用流体の積算流量(Qw)が前記所定体積(Aw)に達すると前記吸気冷却用熱交換器(15)に対する前記冷却用流体の供給を停止することによって、
    前記吸気冷却用熱交換器(15)に前記冷却用流体を前記所定体積(Aw)ずつ間欠的に供給することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  5. 前記吸気下流側コア部(151)の前記冷却用流体流路の容積は、前記吸気上流側コア部(152)の前記冷却用流体流路の容積よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の吸気冷却装置。
  6. 前記流量制御手段(30)は、前記ポンプ(14)の起動および停止を制御することによって、前記吸気冷却用熱交換器(15)に供給される前記冷却用流体の流量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の吸気冷却装置。
  7. 前記ポンプ(14)が1秒当たりに吐出する前記冷却用流体の体積流量は、前記所定体積(Aw)と等しくなっていることを特徴とする請求項6に記載の吸気冷却装置。
  8. 前記流量制御手段(30、41)は、前記冷却用流体の流路を開閉することによって、前記吸気冷却用熱交換器(15)に供給される前記冷却用流体の流量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の吸気冷却装置。
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