JP6318842B2 - 運搬装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷台を有する運搬装置に関する。
従来から、重量物を人力により運搬する際に用いられる、手押しや手引きを基本とした台車や荷車等の運搬装置が知られている。この運搬装置には、モータ等の動力源を有し、運搬に係る利用者の労力を軽減するものがある。
動力源を有する運搬装置では、例えば、利用者が運搬装置に加えた外力に基づいてモータ等の動力源を制御し、運搬動作を行うものが知られている。
従来の運搬装置では、利用者の操作に応じた動作を行うため、外力の大きさや方向等を検出し、外力に応じた動作の制御を行うことが要求される。従来の運搬装置において、外力の検出や動作の制御の精度が不十分であった場合、例えば利用者が運搬装置を動かしたつもりであっても運搬装置が動かない、利用者が運搬動作を停止させたつもりであっても運搬装置の動作が止まらない、といった状況が発生する虞がある。そのため、従来の運搬装置では、操作性を向上させようとするほど、外力の検出や動作の制御が複雑になる。
開示の技術は、上記事情に鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、簡易な構成で操作性を向上させることを目的としている。
開示の技術は、当該運搬装置に操作を加える操作部と、前記操作部に加えられる操作により動作する可動部と、動力源を有し、前記動力源から供給される動力により運搬対象物を運搬する荷台部と、前記荷台部に対する前記可動部の位置を示す情報を検出するセンサと、前記可動部と前記荷台部と位置関係に応じて前記動力源を制御する制御部と、を有する。
開示の技術では、簡易な構成で操作性を向上させることができる。
第一の実施形態の運搬装置の斜視図である。 第一の実施形態の運搬装置の上面図である。 第一の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。 第一の実施形態の制御部の機能を説明する図である。 第一の実施形態の制御部の動作を説明するフローチャートである。 モータ制御部による荷台部の位置の制御を説明する図である。 第二の実施形態の運搬装置を説明する図である。 第二の実施形態における可動部と荷台部の位置の制御を説明する図である。 第二の実施形態の運搬装置の変形例を説明する第一の図である。 第二の実施形態の運搬装置の変形例を説明する第二の図である。 第二の実施形態の運搬装置の変形例を説明する第三の図である。 第二の実施形態の運搬装置の変形例を説明する第四の図である。 第三の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。 第四の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。 第五の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。 第六の実施形態の運搬装置を説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の運搬装置の斜視図であり、図2は、第一の実施形態の運搬装置の上面図である。
本実施形態の運搬装置100は、利用者が運搬装置100を操作するためのハンドル110が設けられた可動部120と、運搬対象の荷物等が搭載される荷台部130と、を有する。本実施形態における利用者の操作とは、例えば運搬装置100を押す、引く、回転させる等の動作が含まれる。
本実施形態の荷台部130は、例えば上部が開口した箱状のものである。本実施形態の可動部120は、荷台部130を囲うように設けられた枠状のものである。
本実施形態の可動部120は、4つの車輪121(121a,121b,121c,121d)を有し、ハンドル110の操作に応じて回転する。
本実施形態の荷台部130は、底板部131に設けられた4つの車輪132(132a,132b,132c,132d)を有する。本実施形態の底板部131は、内部に基板200が設けられている。本実施形態の荷台部130において、車輪132は、基板200に搭載されたモータにより回転駆動される。
本実施形態の荷台部130には、荷台部130に対する可動部120の位置を検出するセンサ140、150が設けられている。
本実施形態のセンサ140は、荷台部130を上面から見た際の短辺と対応する面であり、且つ可動部120と対向する面に設けられている。本実施形態のセンサ150は、荷台部130を上面から見た際の長辺と対応する面であり、且つ可動部120と対向する面に設けられている。
本実施形態では、センサ140により検出される可動部120と荷台部130との距離Laと、センサ150により検出される可動部120と荷台部130との距離Lbと、を位置関係を示す位置情報とする。
本実施形態の荷台部130は、モータを制御する制御部を有し、センサ140、150から検出された信号から算出された荷台部130と可動部120との位置関係に基づき、可動部120と荷台部130との距離が所定範囲内となる基準位置範囲に入るように、荷台部130の動きを制御する。
本実施形態のセンサ140、150は、例えば、可動部120に対して照射されるレーザ光等を発光する発光部と、レーザ光が可動部120に反射することで得られる反射光を受光する受光部とを有するものであっても良い。
本実施形態では、センサ140により検出される可動部120と荷台部130との距離Laと、センサ150により検出される可動部120と荷台部130との距離Lbのそれぞれが、距離La、Lbに対して予め設定された所定範囲内の値となるように、荷台部130の動きを制御する。すなわち本実施形態では、荷台部130の外周面と、可動部120の内周面との間の距離が所定範囲内となるように、荷台部130の動きを制御する。
本実施形態では、以上のように荷台部130を制御することで、利用者がハンドル110を握って可動部120を動かしたとき、荷台部130が可動部120の内側で、可動部120との距離が所定範囲内となるように可動部120の動きにつられて動く。よって、本実施形態の運搬装置100では、利用者は、荷物が載せられていない軽い枠状の可動部120を操作するだけで、可動部120の動きに荷台部130の動きを追従させ、荷台部130に載せられた荷物を運搬でき、操作性を向上させることができる。
さらに、本実施形態の運搬装置100では、可動部120と荷台部130との位置関係に基づき荷台部130の動きを制御するため、荷台部130に加えられる外力を検出する必要がなく、簡易な構成とすることができる。
図3は、第一の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。本実施形態の基板200には、制御部210、電源221、222、駆動部231、232を有する。本実施形態の基板200は、例えば荷台部130の底板部131に内蔵されていても良い。
本実施形態の基板200において、制御部210は、センサ140、150の出力に基づき、可動部120と荷台部130との距離La、Lbを算出し、算出した距離に応じて駆動部231、232を制御する。制御部210の詳細は後述する。
本実施形態の電源221、222は、基板200に搭載された部品に電源を供給する。基板200に搭載された部品とは、例えば制御部210や駆動部231、232である。本実施形態の電源221、222は、例えば充放電可能な二次電池等であっても良い。また、本実施形態の電源221、222は、例えば発電装置であっても良い。
駆動部231は、モータ等であり、車輪132aを回転させる。また、駆動部232は、モータ等であり、車輪132bを回転させる。本実施形態では、矢印Yの示す方向を運搬装置100の進行方向とした場合、駆動部231、232は、後輪となる車輪132a、132bを回転駆動させる。
本実施形態では、電源221、222と、駆動部231、232と、が荷台部130を動作させる動力を供給する動力源となる。
図4は、第一の実施形態の制御部の機能を説明する図である。本実施形態の制御部210は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリ装置とを有する制御回路等であり、CPUがメモリ装置内のプログラムを実行することで、以下の各部の機能を実現する。
本実施形態の制御部210は、位置情報取得部211、位置情報算出部212、距離判定部213、モータ制御部214、電源管理部215を有する。
本実施形態の位置情報取得部211は、センサ140、150の出力を、可動部120と荷台部130の位置関係を示す位置情報として取得する。位置情報算出部212は、センサ140、150の出力から、可動部120と荷台部130との距離La、Lbを算出する。本実施形態では、ここで算出された距離La、Lbが、可動部120と荷台部130との位置関係を示す位置情報である。具体的には、本実施形態の距離判定部213は、センサ140、150がレーザ光を照射してから反射光を受光するまでの時間から、可動部120と荷台部130との距離La、Lbを算出しても良い。
距離判定部213は、位置情報算出部212により算出された距離La、Lbが、予め設定された所定範囲内に入るか否かを判定する。また、判定部213は、判定結果に応じて、モータ制御部214に対して車輪132a、132bの回転速度の制御を行わせる。
尚、本実施形態の距離La、Lbのそれぞれに対して設定された所定範囲は、例えば駆動部231、232で有るモータが、停止した状態から定常状態となるまでにかかる時間等に応じて適宜設定される。
モータ制御部214は、可動部120の動きが検出されると、判定部213の判定結果に応じて、車輪132a、132bを回転させるように、駆動部231、232を制御する。
電源管理部215は、電源部221、222を管理する。具体的には電源管理部215は、電源部221、222の温度や残容量等を監視する。
次に、図5を参照して本実施形態の制御部210の動作を説明する。図5は、第一の実施形態の制御部の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の運搬装置100において、制御部210は、可動部120と荷台部130との位置関係を示す位置情報の取得を開始する(ステップS501)。本実施形態の位置情報とは、例えば可動部120と荷台部130との間の距離La、Lbである。よって制御部210は、位置情報取得部211によりセンサ140、150の出力を検出し、位置情報算出部212により距離La、Lbの算出を開始する。本実施形態の位置情報取得部211と位置情報算出部212は、位置情報の取得を開始すると、所定間隔毎に位置情報として距離La、Lbを取得する。
続いて制御部210は、運搬装置100が動き始めたか否かを検出する(ステップS502)。具体的には、制御部210は、ステップS501で算出した距離La、Lbが変化した場合、すなわち可動部120が利用者等により動かされたときを、運搬装置100の動き始めとして検出する。
続いて制御部210は、運搬装置100の動きを検出すると、モータ制御部214により駆動部231、232を駆動させる(ステップS503)。続いて距離判定部213は、位置情報として取得された距離La、Lbの両方が、それぞれについて設定された所定範囲内の値であるか否かを判定する(ステップS504)。
ステップS504において、距離La、Lbの両方が所定範囲内である場合、制御部210は、後述するステップS506へ進む。ステップS504において距離La、Lbが所定範囲内にない場合、制御部210は、モータ制御部214により、距離La、Lbとそれぞれについて設定された所定範囲との差分を算出する(ステップS505)。尚、本実施形態では、距離La、Lbの何れか一方が所定範囲外であった場合も、ステップS505へ進む。
続いてモータ制御部214は、算出された差分に基づき、駆動部231、232を制御して車輪132a、132bの回転速度を変化させ、ステップS504へ戻る。
ステップS504において、距離La、Lbが所定範囲内である場合、制御部210は運搬装置100の動きが停止したか否かを検出する(ステップS506)。具体的には、制御部210は、可動部120と荷台部130との距離La、Lbの両方が所定時間以上変化しない場合に、運搬装置100が停止したものとし、停止を検出する。
ステップS506において、停止が検出されない場合、制御部210は、ステップS504へ戻る。ステップS506において停止が検出された場合、モータ制御部214は、駆動部231、232による車輪132a、132bの回転を停止させる(ステップS507)。そして制御部210は、位置情報取得部211による位置情報の取得を停止し(ステップS508)、処理を終了する。
尚、図5では、制御部210は、運搬装置100の動作の停止を検出したら、駆動部231、232による車輪132a、132bの回転を停止させるものとしたが、これに限定されない。制御部210は、運搬装置100の動作の停止を検出した際に、可動部120と荷台部130との距離が所定範囲内か否かを判定し、所定範囲内でなかった場合には、この距離La、Lbの両方がそれぞれについて設定された所定範囲内となるように荷台部130を移動させてから駆動部231、232を停止させても良い。
このようにすれば、運搬装置100が停止する際に、常に荷台部130を可動部120との距離が所定範囲内となる基準位置範囲に戻すことができる。
以下に、図6を参照して、本実施形態のモータ制御部214による制御についてさらに説明する。
図6は、モータ制御部による荷台部の位置の制御を説明する図である。図6(A)は、荷台部130の位置を説明する第一の図であり、図6(B)は、荷台部130の位置を説明する第二の図であり、図6(C)は、荷台部130の位置を説明する第三の図である。図6(A)、(B)、(C)では、矢印で示す方向を進行方向とする。
図6(A)は、利用者が可動部120を動かした直後の可動部120と荷台部130との位置関係の一例を示している。
運搬装置100では、利用者がハンドル110を押して可動部120を動かすと、最初は可動部120のみが進行方向に向かって動く。すると、少なくとも可動部120と荷台部130との間の距離Laは短くなる。制御部210は、距離Laが所定範囲外になると、距離Laと、距離Laに対して設定された所定範囲の上限値又は下限値との差分を算出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bの回転を回転させる。
また、制御部210は、距離Lbが所定範囲外となった場合は距離Lbに対しても同様の処理を行う。
図6(B)は、利用者が停止した直後の可動部120と荷台部130との位置関係の一例を示している。
運搬装置100では、利用者が矢印の方向に進む速度が遅くなると、可動部120が進む速度が遅くなる。このため荷台部130は、可動部120の内側でハンドル110から離れていく。したがって可動部120と荷台部130との距離Laは長くなる。距離Laが距離Laに対して設定された所定範囲外になると、制御部210は、距離Laと、距離Laに対して設定された所定範囲の上限値又は下限値との差分を算出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bの回転速度を変化させる。図6(B)の場合、モータ制御部214は、車輪132a、132bの回転速度が遅くなるようにしても良い。
図6(C)は、利用者が運搬装置100を押しながら左方向に曲がる場合を示している。図6(C)に示すセンサ140は、可動部120からの反射光に基づき、可動部120の進行方向の角度を検出する機能を有しているものとした。
運搬装置100では、利用者が矢印の方向に曲がろうとすると、荷台部130の進行方向は、可動部120の内側で、可動部120の進行方向(運搬装置100の進行方向)と異なる方向になり、可動部120と荷台部130との距離Laが長くなる。距離Laが所定範囲外になると、制御部210は、距離Laと、距離Laに対して設定された所定範囲の上限値又は下限値との差分を算出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bの回転速度を変化させる。また、図6(C)の例では、可動部120の進行方向と荷台部130の進行方向のとの角度を検出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bの回転速度を変化させる。
図6(C)では、制御部210は、可動部120の進行方向と荷台部130の進行方向のとの角度から、可動部120が左へ曲がろうとしていることを検出する。そして制御部210は、モータ制御部214により右側の車輪132bの回転速度を車輪132aの回転速度よりも速くするように制御し、荷台部130の進行方向を可動部120の進行方向に追従させる。
以上のように、本実施形態の運搬装置100では、利用者が操作する可動部120との距離が所定範囲内となるように、可動部120の内側で可動部120の動きに追従する荷台部130を設けた。したがって、本実施形態では、運搬装置100に加えられる外力を検知せずに、利用者の操作に応じて、動力源(駆動部231、232)を用いて荷物を運搬することができる。また、本実施形態では、利用者は、荷台部130と別に設けられた可動部120を操作するだけで、荷台部130を可動部120に追従させて動作させることができる。したがって、本実施形態では、利用者は、違和感なく簡単に運搬装置100を操作することができ、運搬装置100の操作性を向上させることができる。
さらに本実施形態では、運搬装置100を操作する際の労力を低減できる。このため、本実施形態の運搬装置100は、荷物の運搬を行うと共に、例えば高齢者の歩行を支援する歩行支援装置としての機能も担うことができる。
また、本実施形態では、位置情報を取得するセンサ140、150を荷台部130の短辺に対応する面と、長辺に対応する面のそれぞれに一カ所ずつ設ける構成としたが、これに限定されない。本実施形態のセンサ140、150は、例えば荷台部130の短辺に対応する面と、長辺に対応する面のそれぞれに複数に設けられていても良い。この場合、複数のセンサ140、150のうちの1つを位置情報の取得に用い、その他のセンサ140を予備としても良い。また、複数のセンサ140、150を有する場合、複数のセンサ140、150のそれぞれの出力から距離La、Lbを取得し、全ての距離La、Lbが所定範囲内となるように、モータ制御部214を制御しても良い。本実施形態において、複数のセンサ140、150を用いて荷台部130の位置を制御すれば、高い精度で荷台部130を基準位置範囲内に留めることができる。
また、本実施形態のセンサ140は、例えば発光素子と受光素子を有する構成としたが、これに限定されない。本実施形態のセンサ140、150は、可動部120と荷台部130との距離を求めることが可能であれば良い。したがって、本実施形態のセンサ140は、例えばカメラ等の撮像装置であっても良い。
センサ140、150の代わりに撮像装置を用いた場合、撮像装置は、荷台部130において、可動部120と荷台部130とを俯瞰できる位置に設定されることが好ましい。具体的には、例えば荷台部130の縁に、撮像装置を取り付ける取り付け部を設け、取り付け部を介して撮像装置を設けても良い。
この場合、位置情報取得部211は、撮像装置により撮影された画像における可動部120の位置と、荷台部130の位置とに基づき、可動部120と荷台部130との距離を算出すれば良い。
また、本実施形態の運搬装置100は、例えばハンドル110に表示装置(図示せず)を設け、電源管理部215により検出された電源221、222の残容量から運搬装置100が動作可能な時間を算出し、表示させても良い。
また、本実施形態の運搬装置100は、例えば可動部120のハンドル110が設けられた面と対応する面にセンサ(図示せず)を設け、例えば図1における運搬装置100の進行方向にある障害物を検出しても良い。その場合、運搬装置100は、障害物の存在を報知する手段を有し、障害物の検出を利用者に報知しても良い。
また、本実施形態の運搬装置100は、例えば可動部120の内側の面又は荷台部130の外側の面に、緩衝材を設けても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、可動部を支持部材により荷台部と連結させて支持し、可動部に車輪を設けない点のみ、も第一の実施形態と相違する。よって、第二の実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図7は、第二の実施形態の運搬装置を説明する図である。図7(A)は、運搬装置100Aの上面図であり、図17(B)は支持部材を説明する図である。
本実施形態の運搬装置100Aは、支持部材71a、71b、71c、71dにより、荷台部130に連結されて支持される可動部120を有する。
本実施形態の支持部材71a、71b、71c、71dは、例えば伸縮可能な材質で形成されており、ハンドル110の操作により可動部120Aが操作されると、操作に応じて支持部材71a、71b、71c、71dが伸縮する。
本実施形態の支持部材71a、71cは、例えば可動部120Aの長手方向の中央部と、荷台部130の長手方向の中央部とを連結する。また、本実施形態の支持部材71b、71dは、例えば可動部120Aの短手方向の中央部と、荷台部130の短手方向の中央部とを連結している。
本実施形態の支持部材71aは、図7(B)に示すように、可動部120Aと荷台部130とに固定される固定部72aと、伸縮部材73aとを有する。本実施形態では、可動部120Aが利用者に操作されて、可動部120と荷台部130との距離が変化すると、この変化に応じて伸縮部材73aが伸縮する。
また本実施形態の支持部材71aは、支持部材71aを荷台部130に固定する固定部72aに、可動部120Aと荷台部130との距離と角度を検出するセンサ160が設けられていても良い。本実施形態では、可動部120Aと荷台部130との距離と角度が、可動部120Aと荷台部130との位置関係を示す位置情報となる。
尚、図7(B)では、一例として支持部材71aのみについて説明するが、その他の支持部材71b、71c、71dも支持部材71aと同様の構成を有する。
以下に、本実施形態の運搬装置100Aの動作について説明する。
図8は、第二の実施形態における可動部と荷台部の位置の制御を説明する図である。図8(A)は、荷台部130の位置を説明する第一の図であり、図8(B)は、荷台部130の位置を説明する第二の図である。図8(A)、(B)では、矢印で示す方向を進行方向とする。
図8(A)は、利用者が可動部120Aを動かした直後の可動部120Aと荷台部130との位置関係の一例を示している。
運搬装置100Aでは、利用者がハンドル110を押して可動部120を動かすと、可動部120Aと荷台部130との間の距離Laは短くなる。よって、図8(A)の例では、支持部材71a、71bは縮み、支持部材71b、71dが伸びる。
本実施形態の制御部210は、第一の実施形態と同様に、距離Laが距離Laに対して設定された所定範囲外になると、制御部210は、距離Laと、距離Laに対して設定された所定範囲の上限値又は下限値との差分を算出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bを回転させる。
また、制御部210は、距離Lbが所定範囲外となった場合は距離Lbに対しても同様の処理を行う。
図8(B)は、利用者が停止した直後の可動部120と荷台部130との位置関係の一例を示している。
運搬装置100Aでは、利用者が矢印の方向に進む速度が遅くなると、荷台部130が可動部120Aの内側でハンドル110から離れる。よって図8(B)の例では、支持部材71a、71bは伸び、支持部材71b、71dが縮む。
本実施形態の制御部210は、第一の実施形態と同様に、距離Laが距離Laに対して設定された所定範囲外になると、制御部210は、距離Laと、距離Laに対して設定された所定範囲の上限値又は下限値との差分を算出し、モータ制御部214により、この差分に応じて車輪132a、132bを回転させる。
以上のように、本実施形態では、伸縮可能な支持部材71a、71b、71c、71dにより荷台部130に可動部120Aを支持させるため、可動部120Aに車輪を設ける必要がなく、より簡易な構成とすることができる。
以下に、第二の実施形態の運搬装置の変形例を示す。図9は、第二の実施形態の運搬装置の変形例を説明する第一の図である。
図9に示す運搬装置100Bは、第一の実施形態のセンサ140、150を有するものとした。したがって運搬装置100Bにおける支持部材71A、71B、71C、71Dは、センサ160を有していなくても良い。
また、図9の例では、支持部材71A、71Bは、荷台部130においてセンサ140が設けられた面と、可動部120Aとを連結するように設けられている。また、支持部材71C、71Dは、荷台部130においてセンサ140が設けられた面と対向する面と、可動部120Aとを連結するように設けられている。
図10は、第二の実施形態の運搬装置の変形例を示す第二の図である。図10に示す運搬装置100Cは、可動部120Bを有する。可動部120Bは、ハンドル110が設けられた面と対向する面を形成する部材がなく、コの字状の形状とした。すなわち、図10における可動部120Bは、荷台部130の3辺を囲う形状とした。
図10の例では、支持部材71Cは、荷台部130においてセンサ150が設けられた面と、可動部120Bとを連結するように設けられている。また、支持部材71Dは、荷台部130においてセンサ150が設けられた面と対向する面と、可動部120Bとを連結するように設けられている。
図11は、第二の実施形態の運搬装置の変形例を示す第三の図である。図11に示す運搬装置100Dは、可動部120Cを有する。可動部120Cは、ハンドル110が設けられる板状の形状とした。可動部120Cは、支持部材71A、71Bにより、荷台部130においてセンサ140Aが設けられた面と連結されている。尚、本実施形態のセンサ140Aは、可動部120Cと荷台部130との間の距離と角度の両方を検出可能なセンサとした。
図12は、第二の実施形態の運搬装置の変形例を示す第四の図である。図12に示す運搬装置100Eは、センサ140を設け、2つのセンサ140により距離と角度とを算出するものとした。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、荷台部の進行方向を指定する方向指示部を設けた点のみ第一の実施形態と相違する。よって、第三の実施形態の説明では、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図13は、第三の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。本実施形態の基板200Aは、第一の実施形態の基板200の有する各部に加え、方向指示部234、235を有する。
本実施形態では、制御部210は、センサ140、150の出力から、可動部120と荷台部130との距離La、Lbとを算出する。そして、制御部210は、距離La、Lbがそれぞれに対して設定された所定範囲内となるように、荷台部130の進行方向を決定し、方向指示部234、235へ進行方向の指示を行う。
具体的には、制御部210は、距離Lbが所定範囲内になるように、進行方向を決定する。例えば距離Lbが長くなれば、荷台部130において、センサ150が設けられた面と対応する面側へ進むように、方向指示部234、235へ指示を送っても良い。また、制御部210は、距離Lbが所定範囲内になるように、進行方向を決定する。例えば距離Lbが短くなれば、荷台部130において、センサ150が設けられた面側へ進むように、方向指示部234、235へ指示を送っても良い。
方向指示部234、234は、制御部210からの指示に応じて、車輪121c、121dが進行方向に向かうように動かす。
したがって、本実施形態によれば、荷台部130の進行方向を駆動部231、232で制御する必要がなく、モータの制御を簡略化できる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して第四の実施形態について説明する。第四の実施形態は、駆動部を1つとし、ギアを設けた点が第三の実施形態と相違する。よって、第四の実施形態の説明では、第三の実施形態と同様の機能構成を有するものには第三の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図14は、第四の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。本実施形態の基板200Bは、駆動部231、232の代わりに、駆動部236とギア237を有する。
本実施形態では、駆動部236は、モータ制御部214からの指示に応じてギア237を回転させ、ギア237の回転を車輪132a、132bへ伝達させる。
以上の構成から、本実施形態では、駆動部を1つとすることができ、消費電力を低減できる。
(第五の実施形態)
以下に図面を参照して第五の実施形態について説明する。第五の実施形態は、荷台部130の有する車輪を3輪とした点が第四の実施形態と相違する。よって、第五の実施形態の説明では、第四の実施形態と同様の機能構成を有するものには第四の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図15は、第五の実施形態における荷台部が有する基板を説明する図である。本実施形態の荷台部130は、車輪132a、132bの代わりに、車輪132eを有し、基板200Cは、第四の実施形態のギア237を省く構成とした。
したがって、本実施形態では、さらに構成を簡略化できる。
(第六の実施形態)
以下に図面を参照して第六の実施形態について説明する。第一乃至第五の実施形態の運搬装置では、荷台部130を箱状とし、可動部120を荷台部を囲う枠状のものとしたが、荷台部と可動部の形状は、これに限定されない。第六の実施形態では、荷台部を板状とし、可動部を板にハンドルを設けた形状とした。第六の実施形態の説明において、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図16は、第六の実施形態の運搬装置を説明する図である。本実施形態の運搬装置100Fは、可動部120Dと、荷台部130Aとを有する。
本実施形態の可動部120Dは、板部128と、車輪121a〜121dと、ハンドル110とを有する。本実施形態の荷台部130Aは、基板200が内蔵された底板部131と、車輪132a〜132dと、センサ140とを有する。
本実施形態の運搬装置100Fでは、可動部120Dは、荷台部130Aにおいてセンサ140が設けられた面と対向する位置で利用者に操作される。
本実施形態の運搬装置100Fでは、利用者による可動部120Dの操作に応じて、荷台部130Aが可動部120との距離Laが所定範囲内となるように、駆動部231、232を制御する。
また、本実施形態では、可動部120Dと荷台部130Aとはそれぞれ長方形の板状のものとしたが、これに限定されない。可動部120Dは、例えば高齢の利用者等の歩行を支援するための補助となる形状であれば良く、その形状は板状に限定されない。荷台部130Aは、運搬対象となる物を載せることができれば良く、その形状は板状に限定されない。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A〜100F 運搬装置
110 ハンドル
120、120A〜120D 可動部
130、130A 荷台部
140、150 センサ
200 基板
210 制御部
221、222 電源
231、232、236 駆動部
234、235 方向指示部
特開昭63−215459号公報 特許第3564927号公報

Claims (7)

  1. 当該運搬装置に操作を加える操作部と、
    前記操作部に加えられる操作により動作する可動部と、
    動力源を有し、前記動力源から供給される動力により運搬対象物を運搬する荷台部と、
    前記荷台部に対する前記可動部の位置を示す情報を検出するセンサと、
    前記可動部と前記荷台部と位置関係に応じて前記動力源を制御する制御部と、を有する運搬装置。
  2. 前記センサは、
    前記荷台部と前記可動部との距離を検出し、
    前記制御部は、
    前記可動部と前記荷台部との距離が、所定の範囲内の値となるように前記動力源を制御する請求項1記載の運搬装置。
  3. 前記荷台部には、車輪が設けられ、
    前記動力源は、
    前記車輪を回転させるモータと、前記モータを駆動させる駆動部とを含む請求項1又は2記載の運搬装置。
  4. 前記荷台部の形状は、上面が開口した箱状であり
    前記可動部は、前記荷台部を囲う枠状で、且つ車輪を有し、
    前記制御部は、
    前記荷台部の外周面と、前記可動部の内周面との間の距離が所定の範囲内の値となるように、前記動力源を制御する請求項2又は3記載の運搬装置。
  5. 前記センサは、
    前記荷台部の外周面のうち、前記荷台部の短辺に対応する外周面に設けられた第一のセンサと、前記荷台部の長辺に対応する外周面に設けられた第二のセンサと、を有し、
    前記所定の範囲は、前記第一のセンサにより検出される第一の距離に対する範囲と、前記第二のセンサにより検出される第二の距離に対する範囲とを含む請求項1ないし4の何れか一項に記載の運搬装置。
  6. 前記荷台部の形状は、上面が開口した箱状もしくは板状であり、
    前記可動部は、前記荷台部の全てもしくは一部を囲う形状で、且つ前記荷台部に当該可動部を支持する支持部材を有し、
    前記制御部は、
    前記荷台部の外周面と、前記可動部の内周面との間の距離が所定の範囲内の値となるように、前記動力源を制御する請求項2又は3記載の運搬装置。
  7. 前記制御部は、
    前記可動部と前記荷台部との距離が、前記所定の範囲における上限値又は下限値を超えたとき、
    前記荷台部の有する車輪を回転させる駆動部に、前記荷台部の車輪の回転速度を変更させる請求項3ないし6の何れか一項に記載の運搬装置。
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