JP6317866B2 - 床構造の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、室又は廊下における床の軽量床衝撃音低減性能の向上およびクッション性確保と室又は廊下における床周辺部の沈み込み抑制とを両立した床構造の構築方法に関する。
パーティクルボードや合板等の床パネルの下に、部分的にゴムを配置すると共にこのゴムを配置しない空気層内にグラスウールやロックウール等の多孔体を配置して構成された床構造が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平7−34642号公報
従来の直張工法による床構造の場合、例えば、人が床上で転倒した場合に、床からの反発力が大きいため、転倒時の衝撃が大きい。また、室又は廊下の床パネルの周辺部の下面にゴムが配置されているとしても、点在して配置されるため、室又は廊下の床の周辺部に荷重が加わった場合、床の沈み込みが大きくなってしまう。
本発明は、室又は廊下の床の中央側においては転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れ、かつ、室又は廊下の床の周辺部の沈み込みを抑制できるとともに、軽量床衝撃音低減性能が向上し、更にスラブ面の不陸を吸収できる床構造の構築方法を提供する。
本発明に係る床構造の構築方法は、床スラブと、床スラブのスラブ面上に設けられてスラブ面の不陸を吸収する不陸吸収層と、不陸吸収層上に設けられた下地層と、下地層上に設けられた床仕上げ層とを備えた床構造であって、室又は廊下の床仕上げ層において室又は廊下の周辺部に位置される床仕上げ層の下方に設けられた不陸吸収層が、スラブ面の不陸を吸収するゴムを備えた不陸吸収層に形成され、室又は廊下の床仕上げ層において室又は廊下の周辺部以外の中央側に位置される床仕上げ層の下方に設けられた不陸吸収層が、スラブ面の不陸を吸収する無機質繊維による不陸吸収層に形成され、ゴムを備えた不陸吸収層は、スラブ面上に載置されてスラブ面の不陸を吸収する複数の凸部を備えた複数のゴムブロック体と、間隔を隔てて設けられた複数のゴムブロック体の上に跨るように設けられた板部とを備えた床構造の構築方法であって、下地層又は下地層の一部を形成する板材と、当該板材の一方の板面に並ぶように設けられたゴムを備えた不陸吸収層及び無機質繊維による不陸吸収層により形成された不陸吸収層と、を備えた複合部材を用いたので、室又は廊下の床の中央側においては無機質繊維による不陸吸収層により転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れ、かつ、室又は廊下の床の周辺部においてはゴムを備えた不陸吸収層により沈み込みを抑制できるとともに、スラブ面との接触面積が減ることにより、スラブ面の不陸を効果的に吸収できるようになるとともに、軽量床衝撃音低減性能が向上し、また、ゴムを備えた不陸吸収層のコストを低減できる床構造を容易に構築できる。
さらに、複合部材は、下地層又は下地層の一部を形成する板材の一方の板面に設けられた無機質繊維による不陸吸収層の一部を除去して、当該不陸吸収層の一部を除去した部分にゴムを備えた不陸吸収層が設けられるようにして形成されたので、現場にて上記床構造を容易に構築できるようになる。
界壁部における床構造を示す断面図。 床構造の施工手順を示す図。 床構造が適用される一戸の平面図。 床構造の適用例を示す断面図。 床構造の適用例を示す断面図。
実施形態の床構造を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態による床構造1は、床スラブ2と、床スラブ2のスラブ面21上に設けられてスラブ面21の不陸を吸収する不陸吸収層3と、不陸吸収層3上に設けられた下地層4と、下地層4上に設けられた床仕上げ層5とを備えた構成である。
不陸吸収層3は、スラブ面21の不陸を吸収するゴムを備えた不陸吸収層6と、スラブ面21の不陸を吸収する無機質繊維による不陸吸収層7とを備える。
ゴムを備えた不陸吸収層6は、板部61とゴム部62とで構成される。
板部61は、例えば板面が長尺な長方形状に形成された所定厚さの長尺な長方形状の構造用合板により構成される(図2(b)参照)。
ゴム部62は、板部61の相対向する板面のうちの一方の板面(下面)に、当該板面の長手方向に沿った所定のピッチ(中心間間隔)Hを隔てて取付けられた複数のゴムブロック体63;63…により構成される(図2(b)参照)。このように、ゴム部62は、板部61の一方の板面(下面)に、所定のピッチHを隔てて複数のゴムブロック体63;63が取付けられて構成されているため、ゴム部62のコストを低減できるとともに、室又は廊下の床の周辺部の沈み込みを抑制できるようになる。
ゴムブロック体63は、例えば板面が四角形状に形成された所定厚さの直方体形状で、一方の板面(上面)が平面に形成され、スラブ面21と接触する他方の板面(下面)が凹凸面に形成された構成である。例えば、ゴムブロック体63の他方の板面の凸部64は、スラブ面21上に点状接触状態に載置されるように先端部が球面又は点状に形成された山形の突起部により構成されている。また、ゴムブロック体63の他方の板面の凹部65は、他方の板面(上面)に近づく方向に窪んで底部が球面凹形状に形成された窪み部により構成される。
即ち、ゴムブロック体63は、スラブ面21と接触する他方の板面(下面)に先端部が球面又は点状に形成された複数の凸部64;64…を備えており、スラブ面21上に点状接触状態に載置されるようになって、スラブ面21との接触面積が減ることにより、スラブ面21の不陸を効果的に吸収できるようになる(不陸吸収性アップ)とともに、軽量床衝撃音低減性能が向上するように構成されている。
尚、ゴムブロック体63は、ゴムブロック体63の上方に位置される床仕上げ層5の沈み込みを防止できるように比較的硬度の高いゴムを用いる。
板部61の一方の板面(下面)に複数のゴムブロック体63;63…の一方の板面(上面)を接着剤等の取付手段で取付けることで、複数のゴムブロック体63;63…と板部61とが積層されて構成された不陸吸収体60が形成される(図2(b)参照)。
無機質繊維による不陸吸収層7は、例えばグラスウール又はロックウール等の無機質繊維を板状に成形した無機質繊維板により形成される。
不陸吸収体60の複数のゴムブロック体63;63…の凸部64の先端側を接着剤等で床スラブ2のスラブ面21に取付けることで、不陸吸収体60が床スラブ2のスラブ面21に固定される。
そして、不陸吸収層7が不陸吸収体60と並ぶように床スラブ2のスラブ面21に設置されることにより、床スラブ2のスラブ面21上に不陸吸収層6と不陸吸収層7とが並ぶように設置された不陸吸収層3が構成される。
以上のようにして、室又は廊下の床の中央側においては下地層4及び床仕上げ層5が無機質繊維による不陸吸収層7により支持され、かつ、室又は廊下の床の周辺部においては下地層4及び床仕上げ層5が板部61とゴム部62とで構成された不陸吸収層6により支持された床構造1を構築することにより、室又は廊下の床の中央側においては無機質繊維による不陸吸収層7により転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れ、かつ、室又は廊下の床の周辺部においては板部61とゴム部62とで構成された比較的剛性の大きい不陸吸収層6により床の沈み込みを抑制できるとともに、スラブ面21の不陸を吸収できる床構造1となる。
尚、この場合、板部61とゴム部62とで構成された不陸吸収層6の厚さと無機質繊維による不陸吸収層7の厚さとが同じ厚さに形成されるようにすれば、室又は廊下の周辺部の床の沈み込みをより抑制できるようになる。
下地層4は、例えば、パーティクルボード41とアスファルトマット42とガラス繊維不織布入り石膏板43とが積層されて構成される。アスファルトマット42は、例えば、アスファルトに熱可塑性エラストマーを均一に混和させてなるマトリクスに充填材を分散させて形成されたものである。尚、ガラス繊維不織布入り石膏板43の代わりに針葉樹合板を用いても良い。
床仕上げ層5は、例えば、フローリング等の床仕上げ材が下地層4上に設けられて構成される。
床仕上げ材は、釘、接着剤などの取付手段によって下地層4に固定される。
尚、ゴムブロック体63を形成するゴムは、例えば、ショアA硬度が40度から70度程度の硬度のゴムを用いたことにより、室又は廊下の床の周辺部の沈み込みを抑制できる剛性とスラブ面の不陸を吸収できる柔軟性とを有するとともに、軽量床衝撃音低減性能が向上する床構造を構築できる。
また、板部61は、例えば板面の長辺寸法Lが1800mm程度、板面の短辺寸法Wが50mm程度、厚さ寸法Dが12mm程度の長尺な長方形の構造用合板により構成することが好ましい。板部61の板面の短辺寸法Wは、例えば、40mm〜100mm程度が好ましい。
また、ゴムブロック体63は、例えば正方形の板面の一辺の寸法(幅寸法)が50mm、厚さ寸法が13mmの直方体形状に形成される。ゴムブロック体63の幅寸法は例えば40mm角〜60mm角とすることが好ましい。
また、板部61の一方の板面(下面)に長手方向に沿って間隔を隔てて隣り合うゴムブロック体63の中心とゴムブロック体63の中心との間の距離であるピッチHは例えば300mm〜500mmとすることが好ましい。
また、不陸吸収層7は例えばグラスウール又はロックウール等の無機質繊維を例えば25mmの厚さ寸法となるように板状に成形した無機質繊維板により形成される。
不陸吸収層3と下地層4と床仕上げ層5とが積層された積層体の全体の厚さは例えば50mm〜100mm程度、好ましく60mm程度以下にすることが望ましい。
例えば、不陸吸収層3の厚さ寸法を25mm、パーティクルボード41の厚さ寸法を9.5mm、アスファルトマット42の厚さ寸法を4mm、ガラス繊維不織布入り石膏板43の厚さ寸法を9.5mm、床仕上げ層5の厚さ寸法を12mmとする。
また、図1に示す界壁部においては、例えば、アスファルトマット42の端面及びパーティクルボード41の端面と界壁22との間の間隔aを10mm、板部61とゴム部62とで構成された不陸吸収層6の端面と界壁22との間の間隔bを50mm〜100mm、ガラス繊維不織布入り石膏板43の端面及び床仕上げ層5の端面と界壁22との間の間隔は界壁22に設けられた巾木23で隠れる程度の2〜3mmとする。
上述のように、板部61とゴム部62とで構成された不陸吸収層6の端面と界壁22との間の間隔bを50mm〜100mmとしたことで、床仕上げ層5の仕上げ床面の平滑性を向上させることができる。
尚、上述した寸法はあくまで一例である。
即ち、ゴムを備えた不陸吸収層6は、室又は廊下の床仕上げ層5において室又は廊下の周辺部に位置される床仕上げ層5の下方に設けられる。廊下の床仕上げ層5において室又は廊下の周辺部は、荷重が集中するか、又は、荷重が集中する可能性が高い部分である。
不陸吸収層6は、例えば、図1に示すように、箪笥等の家具等の重量物が設置されて荷重が集中する可能性が高い床仕上げ層5の下方に位置する界壁22の近傍において、界壁22に沿って設けられるため、ゴム部62と板部61との剛性により、室の周辺部の床の沈み込みを抑制できるとともに、軽量床衝撃音低減性能を向上させ、更にスラブ面21の不陸を吸収できる床構造1となる。
また、無機質繊維により形成された不陸吸収層7は、室又は廊下の床仕上げ層5において室又は廊下の周辺部以外の中央側に位置される床仕上げ層5の下方に設けられる。よって、不陸吸収層7上の床上で人が転倒した場合、不陸吸収層7が沈み込みやすくなり、転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れるとともに、スラブ面21の不陸を吸収できる床構造1となる。
上述した床構造1の構築例を図1及び図2を参照しながら説明する。尚、図1及び図2は図3に示すマンションの一戸の平面図におけるC部である界壁部の床構造を示す。
例えば、図2(a)に示すように、不陸吸収層7とパーティクルボード41とアスファルトマット42とが積層されて一体となった積層板材70Aを用いる。
図2(b)に示すように、不陸吸収体60の複数のゴムブロック体63;63…の突起部(凸部64)の先端部に例えばウレタン系接着剤を塗布し、ウレタン系接着剤を塗布された複数のゴムブロック体63;63…の凸部64を、界壁22近傍の床スラブ2のスラブ面21に押し付けて、不陸吸収体60が界壁22に沿って位置されるように不陸吸収体60を床スラブ2のスラブ面21に固定する。
また、積層板材70Aの不陸吸収層7側において不陸吸収体60が位置される部分の不陸吸収層7をカットし、カットされた無機質繊維71が除去されてパーティクルボード41の板面(下面)が露出する不陸吸収体収容凹部72を備えた積層板材70Bを用い、図2(c)に示すように、積層板材70Bの不陸吸収体収容凹部72の底面となるパーティクルボード41の板面(下面)と不陸吸収体60の合板部11の板面(上面)とを接触させることによって、下地層4の一部を形成する板材としてのパーティクルボード41及びアスファルトマット42と、パーティクルボード41の板面(下面)に並ぶように設けられた不陸吸収層6及び不陸吸収層7により形成された不陸吸収層3と、を備えた複合部材70が形成される。
そして、スラブ面21上に敷設された複合板材70の上面に捨て貼り材としてのガラス繊維不織布入り石膏板43を敷設した後、ガラス繊維不織布入り石膏板43を複合板材70のパーティクルボード41にビス等の固定手段で固定する。尚、不陸吸収体60に対応するガラス繊維不織布入り石膏板43の部位は、ビス等の固定手段で不陸吸収体60の板部61に確実に固定する。
さらに、床仕上げ材を、釘、接着剤などの取付手段によって下地層4に固定する。
以上により、複合部材70を用いた床構造1が構築される。
尚、上記では、図1に基づいて、界壁部近傍の床構造1を例にして説明したが、実施形態1の床構造1は、例えば、図3のA部である玄関框部−廊下部、図3のB部である和室−LDK部、図3のD部である間仕切壁部、図3のE部である水廻り−廊下部の床構造にも適用可能である。
図4(a)は玄関框部−廊下部の床構造の断面を示す。即ち、玄関框部80と隣接する廊下部の床構造として実施形態1の床構造1を採用できる。つまり、玄関框部80と隣接する廊下部における玄関框部80の近傍(廊下の周辺部)の床仕上げ層5には人の出入等で荷重が集中する可能性が高い。従って、玄関框部80の近傍の床仕上げ層5の下方に不陸吸収層6を設けた床構造1を構築する。
図4(b)は和室−LDK部の床構造の断面を示す。即ち、畳82が敷き詰められた和室とLDK部との境界部分(室の周辺部)である床仕上げ層としての敷居81には、戸及び壁の荷重が集中するとともに、人の出入等で荷重が集中する可能性が高い。従って、敷居81の下方に不陸吸収層6を設けた床構造1を構築する。
図4(c)は間仕切壁部を支える床構造の断面を示す。即ち、室又は廊下の周辺部に位置される間仕切壁部83下の床仕上げ層5には間仕切壁部83の荷重が集中する。従って、間仕切壁部83の下方に不陸吸収層6を設けた床構造1を構築する。
図5(a)は水廻り部−廊下部の床構造のタイプ1の断面を示す。即ち、水廻り部(浴室、洗面所、便所、脱衣所等が設けられた区画)は、配管等を設置しなければならない関係上、床下空間を広くとる必要があることから、水廻り部の床構造は二重床構造92とすることが多い。この場合、水廻り部と廊下部との境界部分には土台97を設け、この土台97の上に、廊下部の床構造1の床仕上げ層5の端縁と二重床構造92の床仕上げ層95の端縁とを載置し、これら端縁を隠すように見切り材96を設けた構成とすることで、床構造1の床仕上げ層5と二重床構造92の床仕上げ層95とが個別に動けるように構成される。この場合も、水廻り部と廊下部との境界部分の近傍(廊下の周辺部)の床仕上げ層5には人の出入等で荷重が集中する可能性が高い。従って、境界部分である土台97の近傍の床仕上げ層5の下方に不陸吸収層6を設けた床構造1を構築する。尚、図5(a)において、90は引き戸、91は戸袋、93は二重床構造92の支持脚、94は二重床構造92の下地層である。
図5(b)は水廻り部−廊下部の床構造のタイプ2の断面を示す。尚、図5(b)において図5(a)と同一又は相当部分については、図5(a)と同一符号を付し、その説明を省略する。
このタイプ2では、水廻り部の二重床構造92と廊下部の床構造1との境界部分(廊下の周辺部)の床仕上げ層5には人の出入等で荷重が集中する可能性が高い。そこで、水廻り部の二重床構造92と廊下部の床構造1との境界部分の下方に不陸吸収層6を設けた床構造1を構築する。
実施形態の床構造1によれば、不陸吸収層6を構成するゴム部62と板部61との剛性により、荷重が集中しやすい室又は廊下の周辺部の床の沈み込みを抑制でき、かつ、室又は廊下の中央側における不陸吸収層7上の床上で人が転倒した場合、無機質繊維により形成された不陸吸収層7が沈み込みやすくなり、転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れるとともに、スラブ面21の不陸を吸収できる床構造1となる。特に、スラブ面21と接触する他方の板面(下面)に複数の凸部64;64…を備えた構成のゴムブロック体63によりゴム部62を構成したので、スラブ面21との接触面積が減ることにより、スラブ面21の不陸を効果的に吸収できるようになるとともに、軽量床衝撃音低減性能が向上する。
例えば、図3に示すように、室又は廊下の周辺部における床仕上げ層5下においては複合部材70を用いて、室又は廊下の周辺部における床仕上げ層5下に不陸吸収体60を設置することで不陸吸収層6を設け、また、室又は廊下の中央側における床仕上げ層5下においては不陸吸収層7とパーティクルボード41とアスファルトマット42とが積層されて一体となった積層板材70Aを用いて、室又は廊下の中央側における床仕上げ層5下に不陸吸収層7を設けるようにしたので、軽量床衝撃音低減性能を向上させ、更に室又は廊下の床の中央側においては転倒時の衝撃を緩和するクッション性に優れ、かつ、室又は廊下の床の周辺部の沈み込みを抑制できるとともに、スラブ面21の不陸を吸収できる床構造1を提供できる。
尚、下地層4又は下地層4の一部を形成する板材としての例えばパーティクルボード41とアスファルトマット42とが積層されて一体となった積層板材の一方の板面に並ぶように設けられたゴムを備えた不陸吸収層6及び無機質繊維による不陸吸収層7が設けられた複合部材70をあらかじめ工場で製作しておいて、当該複合部材70を現場に搬入し、当該複合部材70を用いて床構造1を構築すれば、床構造1を簡単に構築することができるようになる。
尚、下地層4の構成は、特に、限定されない。例えば、下地層4を一枚の合板等の板材で構成するようにしてもよい。
1 床構造、2 床スラブ、3 不陸吸収層、4 下地層、5 床仕上げ層、
6 ゴムを備えた不陸吸収層、7 無機質繊維により形成された不陸吸収層、
21 スラブ面、61 板部、63 ゴムブロック体、70 複合部材。

Claims (2)

  1. 床スラブと、床スラブのスラブ面上に設けられてスラブ面の不陸を吸収する不陸吸収層と、不陸吸収層上に設けられた下地層と、下地層上に設けられた床仕上げ層とを備え
    室又は廊下の床仕上げ層において室又は廊下の周辺部に位置される床仕上げ層の下方に設けられた不陸吸収層が、スラブ面の不陸を吸収するゴムを備えた不陸吸収層に形成され、
    室又は廊下の床仕上げ層において室又は廊下の周辺部以外の中央側に位置される床仕上げ層の下方に設けられた不陸吸収層が、スラブ面の不陸を吸収する無機質繊維による不陸吸収層に形成され、
    ゴムを備えた不陸吸収層は、スラブ面上に載置されてスラブ面の不陸を吸収する複数の凸部を備えた複数のゴムブロック体と、間隔を隔てて設けられた複数のゴムブロック体の上に跨るように設けられた板部とを備えた床構造の構築方法であって、
    下地層又は下地層の一部を形成する板材と、当該板材の一方の板面に並ぶように設けられたゴムを備えた不陸吸収層及び無機質繊維による不陸吸収層により形成された不陸吸収層と、を備えた複合部材を用いたことを特徴とする床構造の構築方法
  2. 複合部材は、下地層又は下地層の一部を形成する板材の一方の板面に設けられた無機質繊維による不陸吸収層の一部を除去して、当該不陸吸収層の一部を除去した部分にゴムを備えた不陸吸収層が設けられるようにして形成されたことを特徴とする請求項に記載の床構造の構築方法。
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