JP7462451B2 - 直貼床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の床躯体上に配設され、配線等に用いる空隙部を設けた直貼床構造に関する。
オフィス、営業所等の床では、コンクリート基礎等の床躯体(スラブ)上に直接床材を配置して床構造を構築する場合がある。また、オフィス機器を設置する場合、或いは床暖房を構築する場合等では、床下に配線、配管等の設備を設ける必要があり、そのための床構造が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の床暖房パネルの配線接続構造は、パネル体30を構成する基材合板32の内部に電熱ヒータを内蔵し、その表層材34に着脱自在の蓋板36を設け、さらに、基材合板32にヒータに連結する接続端子38を備えた配線ボックス40を形成し、この配線ボックス40から左右の側端面へ貫通穴42を設けたことで、配線接続作業が簡便に行え、パネル構成の自由度も大きくなるというものである。
また特許文献2に係る直貼り用電気床暖房用床材は、基材合板の裏面にクッション材を貼着し、直貼り部を一体にして床材を形成し、床材に配線引回しの切欠き部を有することにより、床材施工後に配線ができるので施工が楽に行えるというものである。
特許文献3に記載の直貼り式床構造は、平板状の床材と、床材の床基盤側に設けられた緩衝材を有し、この緩衝材の短手端面の少なくとも中央部に、長手端面に並行に空隙部を設けることにより、優れた衝撃吸収性能および歩行感を有するというものである。
特開平7-293915号公報 実開平3-57314号公報 特開2018-87432号公報
さて、前記文献1-3に係る構造等は、配線等の貫通穴、切欠き部等を設けているが何れも基材合板、床材自体を切除等により形成したものであり、これらの貫通孔の大きさ位置などを変更することは容易ではない。また、貫通穴、切欠き部等を形成するための加工も必要となり、そのための手間を要する等の問題がある。
また、従来の直貼床では、床スラブ上の不陸を調整(埋めたり)した上で、クッション付きフローリング材を配置する等の施工を行っているが、このような直貼床においても、配線等の施工が可能であり、また施工の容易性、期間の短縮、省力化等が図れる床構造が求められていた。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、配線、配管等が容易に行え、且つ衝撃に対する遮音性に優れ、また施工性にも優れた直貼床構造を提供することを目的とする。
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る直貼床構造は図1等に示すように、床躯体3上に床材を直貼りした直貼床構造であって、床躯体3の上部に敷設されるシート状の緩衝材4と、前記緩衝材4の上部に配置される床下地材6と、前記床下地材6の上部に敷設される仕上げ材8と、を有し、前記床下地材6を板状に形成し、当該床下地材6を配置する際、隣り合う床下地材6同士の間に隙間を空けて空隙部10を形成し、当該空隙部10を配線、配管等に利用する構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記床躯体3の壁際部20に、前記緩衝材4及び前記床下地材6に替えて、当該緩衝材4よりも硬質の際根太材22を配置し、その上部に前記仕上げ材8を配置した構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記床躯体3の壁際部20に、前記緩衝材4に替えて、当該緩衝材4よりも硬質の際根太材22を配置し、その上部に前記床下地材6及び前記仕上げ材8を配置した構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記床下地材6同士の間に、50mm~100mmの幅の前記空隙部10を設けた構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記緩衝材4の厚さを3~5mmとし、その材料としてゴム材、合成樹脂材又は不織布を用いた構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記床下地材6の厚さを15~25mmとし、その材料としてパーティクルボード、合板又は石膏ボードを用いた構成である。
本発明に係る直貼床構造は、前記仕上げ材8として、厚さ12~18mmのフローリング材を用いた構成である。
本発明に係る直貼床構造によれば、床躯体の上部に緩衝材、床下地材、及び仕上げ材の順に配置し、隣り合う床下地材同士の間に隙間を空けて空隙部を形成し、これを配線、配管等に利用する構成としたから、空隙部により配線・配管作業が容易に行え、また空隙部の形態を自由に設計できて配線、配管等のレイアウトが自在に行え、さらに床衝撃音の特に軽量衝撃音の軽減性能に優れ、また作業が容易かつ迅速に行えて施工性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る直貼床構造によれば、床躯体の壁際部に硬質の際根太材を配置し、その上部に仕上げ材を配置した構成とし、また壁際部に硬質の際根太材を配置し、その上部に床下地材及び仕上げ材を配置した構成としたから、壁際部及びその周辺の床が硬く形成され、壁際部において高い耐荷重性能及び強度が確保できるという効果がある。
本発明に係る直貼床構造によれば、床下地材同士の間に、50mm~100mmの幅の空隙部を設けた構成としたから、配線、配管等が容易に行えて作業性に優れるという効果がある。
また、本発明に係る直貼床構造によれば、緩衝材として、厚さ3~5mmのゴム材、合成樹脂材又は不織布を用いた構成としたから、床の衝撃音特に軽量衝撃音の軽減に優れるという効果がある。
実施の形態に係る直貼床構造を示す説明図であり、(a)は緩衝材及び床下地材の上に仕上げ材の一部を配置した状態を示す平面図、(b)はA-A線の断面を示す図である。 各種の際構造を示す図であり、床躯体上に、(a)は際根太材、床下地材及び仕上げ材を配置した構造、(b)は緩衝材よりも硬質の硬緩衝材、際根太材及び仕上げ材を配置した構造、(c)は際根太材のみを配置した構造を示す。 従来例に係り、直貼りに用いる床暖房パネルの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態に係る直貼床構造を示したものである。この直貼床構造は、事務所、営業所等のオフィス、イベント会場、スポーツ施設及び公共の施設等で主に施工される。そして、この直貼床構造は、前記施設において、床上に設置される事務機器等の設備に係る配線、或いはガス管、水道管等の配管の施工が行える環境、また床の衝撃音に対する緩衝性が改善される環境等を提供する。また、直貼りにより床の施工性を改善する。
この直貼床構造2では、コンクリートスラブ、或いは各階の床スラブ等の床躯体3の上に、床材を直貼りする。前記床材として、床躯体3上に敷設される緩衝材4、この緩衝材4の上に配置される床下地材6、及び仕上げ材8等を有する。
緩衝材4は板状であり、その板厚は2mm~10mmの範囲、好ましくは3~5mmのものが適度な緩衝効果が得られる。緩衝材4の材質は、ゴム材又は合成樹脂材等のシート状の弾性材等が用いられる。また、緩衝材4として厚手の不織布等を用いることもできる。
床下地材6は板状であり、その板厚は一定であることが好ましい。床下地材6の材料としては、パーティクルボード、合板等の木質板材、又は石膏ボード等が用いられる。このため、床下地材6は緩衝材4よりも硬質である。
また、床下地材6の形状は、正方形で一辺が500mm~1000mm、例えば900mmのものを用いる。床下地材6の形状として、他に長方形、多角形(三角形、六角形等)の使用も可能である。長方形の床下地材6では、例えば610mm×1820mm、910mm×1820mm等のものを用いる。前記形状の床下地材6は、配置箇所の面積等、必要により切断して用いてもよい。
床下地材6の板厚は、例えば10mm~30mm、好ましくは15mm~25mmの範囲のものを用いる。この板厚は、複数の床下地材6を重ねる等により、板厚をさらに厚く(例えば30mm~50mm)することも可能である。
床下地材6を配置する際には、隣接する床下地材6同士の間には空隙部10として筋状(トンネル状)の隙間を設け、配線路等のスペースを確保する。勿論、空隙部10が不要な箇所では床下地材6同士を隙間なく配置し、敢えて隙間を設ける必要はない。
床下地材6同士の間の空隙部10として、例えば隣接する床下地材6同士の隙間の幅(w)が50mm~100mmの隙間を設けるが、床下地材6同士の隙間は前記幅に限られるものではない。空隙部10の幅を大きくする場合には、その上部に敷設される仕上げ材8の強度(板厚等)を高めるとよい。また空隙部10の高さ(h)(床下地材6の板厚に相当)は、配線などの作業性等から18mm以上が好ましい。このように、空隙部10の断面の大きさは、前記幅(w)×前記高さ(h)となり、また比較的自由に空隙部10の大きさを設定することができる。
床下地材6が矩形状(正方形、長方形)の場合には、空隙部10の経路の形状は直線状或いは直角(直交)状、或いはこれらを組合せた形状となる。また、床下地材6が六角形の場合には、空隙部10の経路は120度の角度に屈曲した形状となる。床下地材6の形状は前記形状に限られるものではなく、多種多様な形状とすることも可能であり、この場合、空隙部10の経路は幅が一定とは限らず、また要所には幅(面積)の広いスペース部を設けることも可能である。
また、複雑な配線等を行う場合には、多くの配線路としての空隙部10が必要となり、この場合には、比較的小さい形状の床下地材6を多く使用する。配線路が少ない場合には、比較的形状の大きい床下地材6の使用が可能となる。
緩衝材4と床下地材6とを組み合わせ、これら緩衝材4及び床下地材6の各板厚を調整すること等により、衝撃音性能を自由にかつ簡単に調整することが可能であり、床衝撃音の軽減が図れる。
仕上げ材8としては、フローリング材等を用いる。フローリング材には、合成或いは無垢のものがあり、合成のフローリング材は複数の天然木を接着材で貼り合わせたもので(合板)、表面材として広葉樹等の単板、合成樹脂材等のシート材が貼られている。
フローリング材の板厚は例えば12mm~18mmのものを用いるが、これ以外の板厚であっても必要な床表面の強度が得られるものであれば使用可能である。フローリング材は、板厚が厚いほうがより遮音性が高くなる。
また、フローリング材は、通常(一般的)のフローリング材を使用することができる。他に、クッション機能(クッション材を裏面に配置)付きのフローリング材であってもよい。フローリング材は、仕上げ材8の上に直貼り形式で敷設が可能である。
なお、配線等の場合、床上の事務機器等との配線或いは配管のため、仕上げ材8の一部に配線(配管)用孔部を設けておいてもよい。また、配線等の分岐等の箇所については、その上の所定範囲の仕上げ材8を着脱可能(蓋状)に形成し、これを床点検口として便宜を図ることもできる。
床躯体3上の直貼床構造として、緩衝材4、床下地材6及び仕上げ材8の三層構造を採用することにより、衝撃音に対する遮音性能を発揮できる。この場合、特に軽量衝撃音の低減性能(ΔLL)に優れ、良好な遮音性能が得られる。そして、緩衝材4、床下地材6の厚みを調整すること等により、軽量衝撃音の性能を自由かつ簡単に調整可能である。
また施工に関しても、床躯体3上に、緩衝材4、床下地材6、及び仕上げ材8を順に配置して仕上げるという簡単な床構造であるため、施工が容易で高度なスキルも要せず迅速に作業が行なえ施工期間が短縮される。
次に、この直貼床構造の施工及び配置形態等について説明する。
床躯体3は、建物の部屋等の基礎面(スラブ)を形成するもので、床躯体3の表面は平坦にしておくことが望ましい。なお、床躯体3の表面に多少の凸凹があっても、緩衝材4で凸凹を吸収可能(緩衝材4の表面は平坦)な程度であれば問題はなく、また表面の全体が傾斜している場合等についても、特に差し障りはない。そして、床躯体3の上部に、縦横に配線路としての空隙部10が形成された直貼床を形成する。
先ず、床躯体3の表面に緩衝材4を敷設する。例えば、床躯体3に接着剤を塗布し、緩衝材4を貼り付ける。次に、緩衝材4の上部に床下地材6を配置する。
この床下地材6の配置形態により、配線、配管等を行うための配線(配管)路としての空隙部10が確保できる。空隙部10は、例えば碁盤の目のように縦と横に直交する状態に形成しても良く、また配線等に必要な箇所のみ空隙部10を形成するようにしてもよい。
床下地材6の形状については、特に規定されるものではないが、矩形状、或いは正三角形等の比較的成形が容易な形状とするのが、作業性等の点で有利である。
通常、前記空隙部10の全てを配線路等として使用することはないが、この場合、そのまま空隙部10を残しておいても良い。あるいは、配線路等として使用しない空隙部10の箇所については、床下地材6同士を密着させて配置してもよい。
ここでは、床下地材6として矩形状(正方形)のものを用いる。床下地材6は、例えば接着材等を用いて緩衝材4の上部に配置固定する。床下地材6の配置位置は、予め緩衝材4の表面に墨打ち等により目印を入れておくとよい。墨打ち等では、空隙部10の形状が明確になり配線等の経路の確認が行える。
床下地材6の配置では、各床下地材6同士の間に、所定幅(w)(例えば50~100mm)の空隙部10を形成し、配線路を確保する。そして、床躯体3上の緩衝材4の表面には縦方向(列方向)に同幅(w)の間隔(隙間)をおいて、各床下地材6を配置する。さらに、横方向(行方向)にも同幅(w)の間隔(隙間)をおいて各床下地材6を配置する。
空隙部10の高さ(h)は、床下地材6の板厚(例えば15mm~25mm)により定まる。
また、床下地材6として、そのままの形状では必要な配線路等が形成できない場合には、床下地材6を所望する形状に切断して配線路を形成することもできる。この場合、隣り合う床下地材6についても、対応する形状に切断して空隙部10を形成するとよい。
他に、配線路の形状が複雑な場合には、例えば比較的小さな形状(正方形、長方形等)の床下地材6を用いるのが効果的である。形状の小さい床下地材6を用いた場合、比較的自由な配置形態が確保でき無駄な隙間を少なくできる。また、配線路等の形状が単純な場合には、比較的大きな形状の床下地材6を用いる方が、床下地材6の配置が簡単で効果的である。
さらに、前記床下地材6の上部に仕上げ材8を配置敷設する。この場合、例えば床下地材6と仕上げ材8との間に接着材を塗布し、仕上げ材8を床下地材6に接着固定する。
これにより、直貼床構造2として、床躯体3の上に緩衝材4、床下地材6及び仕上げ材8を重ねた三層からなる床構造が形成される。
直貼床構造として、床下地材6間の空隙部10は、水平方向に貫通した状態、或いは貫通していない状態等、配線、配管の経路に応じた形態の採用が可能である。そして、必要な大きさの空隙部10が確保できるため、配線、配管作業等も容易に行える。
空隙部10を利用した配線、配管等の工事は、床下地材6を配置した後、或いは床下地材6の上部に仕上げ材8を敷設した後に行うことができる。
また、配線等が集約される箇所(空隙部10同士の交差点等)については、該当する箇所(所定面積)の仕上げ材8の一部に床点検口(開閉可能)を設けておくと、配線等の作業が容易に行える。また、必要に応じて、仕上げ材8の該当箇所(空隙部10の上部)に孔部を設け、配線及び作業用に用いる。
前記実施の形態に係る直貼床構造2の床面は、緩衝材4により弾性支持されていることから、スポーツなどで運動者による床衝撃等に対して好適な床弾力性能を発揮し、緩衝作用にも優れたスポーツフロアとなる。また、床面に対する衝撃、及び衝撃音等(特に軽量衝撃音)を軽減し遮音することができる。
さらに、建物の部屋内の床躯体3の場合、この床躯体3の周囲の壁際部20に際処理を施してもよい。際根太材22は、壁際部20に沿って壁面とは平行な方向に配置する。
この際処理では、際根太材22を用い、この際根太材22を配置した箇所には前記緩衝材4を配置しない床構造を構築する。この場合、際根太材22としては緩衝材4よりも硬い材料を用いる。ここでは、際根太材22として木質の角材を用いる。また際根太材22として、床下地材6又は仕上げ材8より硬めの材料を用いてもよい。
前記際根太材22を用いた壁際部20の構造として、ここでは床躯体3の上に順に、際根太材22及び仕上げ材8を配置した床構造を採用する。際根太材22の材料としては、木材、木質材等、緩衝材4よりも硬質の材料を用いる。これにより、壁際部20において耐荷重性のある硬い際構造が得られる。
この床構造の場合、際根太材22の上部に仕上げ材8を載置した形態であるため、際処理が簡単であり施工も容易である。また、壁際部20の幅の大小を調整することで、耐荷重性の高い範囲、また緩衝性の範囲の各広さが調整可能である。
また、際根太材22と床下地材6との間に隙間を形成することも可能であり、この場合には隙間を空隙部10として配線等に利用可能である。
他に、際根太材22を用いた壁際部20の際構造として、図2に示すように、(a)床躯体3の上に順に、際根太材22、床下地材6及び仕上げ材8を配置した構造、(b)前記緩衝材4よりも硬質の緩衝材5、際根太材22及び仕上げ材8を配置した構造、或いは(c)際根太材22のみを配置した際構造がある。これらは、何れの際構造を採用しても、緩衝材4を下部に配置した床と比べて硬い床構造が得られる。
このような際根太材22を用いた際処理を行うことにより、壁際部20と中央寄りの(緩衝材4を配置)床構造との間の緩衝効果に差異を持たせたることができる。これにより、壁際部20において耐荷重性等が得られ、また重量物等の設置が可能となる。
また、壁際部20に近い空隙部10の入口が、際根太材22で塞がれて配線等に不都合な場合には、際根太材22に空隙部10と同程度の開口部を設け、配線等に支障のないようにしておく。この場合、際根太材22を空隙部10と同程度の幅に切断切除し、空隙部10の入口を確保するようにしても良い。
したがって、前記実施の形態に係る直貼床構造によれば、隣り合う下地板材間に空隙部が設けてあるので、床下における配線・配管の施工が可能となり、また作業が容易に行え、また空隙部の形態を自由に設計でき、配線・配管のレイアウトが自在に設定できる。さらにこの直貼床構造は、床衝撃音の特に軽量衝撃音の軽減性能に優れ、弾力性能が十分に発揮され、また際構造の採用により耐荷重性能が得られ、また作業が容易かつ迅速に行えて施工性に優れ、構造が簡単で生産性及び経済性にも優れるという効果がある。
3 床躯体
4 緩衝材
6 床下地材
8 仕上げ材
10 空隙部
20 壁際部
22 際根太材

Claims (7)

  1. 床躯体上に床材を直貼りした直貼床構造であって、
    床躯体の上部に敷設されるシート状の緩衝材と、
    前記緩衝材の上部に配置される床下地材と、
    前記床下地材の上部に敷設される仕上げ材と、を有し、
    前記緩衝材の厚さを3~5mmとし、
    前記床下地材を、木質板材で形成し、その厚さを15~25mmとし、
    前記床下地材を置する際、隣り合う床下地材同士の間に隙間を空けて空隙部を形成し、当該空隙部を配線、配管に利用し
    前記空隙部同士の交差点に、前記仕上げ材を着脱可能な蓋状に形成した床点検口を設け、
    前記床躯体の壁際部には、際構造として、前記床躯体の上部に前記床下地材より硬めの木質からなる際根太材を配置し、その上部に前記仕上げ材を配置することを特徴とする直貼床構造。
  2. 床躯体上に床材を直貼りした直貼床構造であって、
    床躯体の上部に敷設されるシート状の緩衝材と、
    前記緩衝材の上部に配置される床下地材と、
    前記床下地材の上部に敷設される仕上げ材と、を有し、
    前記緩衝材の厚さを3~5mmとし、
    前記床下地材を、木質板材で形成し、その厚さを15~25mmとし、
    前記床下地材を置する際、隣り合う床下地材同士の間に隙間を空けて空隙部を形成し、当該空隙部を配線、配管に利用し
    前記空隙部同士の交差点に、前記仕上げ材を着脱可能な蓋状に形成した床点検口を設け、
    前記床躯体の壁際部には、際構造として、前記床躯体の上部に前記床下地材より硬めの木質からなる際根太材を配置し、その上部に前記床下地材及びこの上部に前記仕上げ材を配置することを特徴とする直貼床構造。
  3. 床躯体上に床材を直貼りした直貼床構造であって、
    床躯体の上部に敷設されるシート状の緩衝材と、
    前記緩衝材の上部に配置される床下地材と、
    前記床下地材の上部に敷設される仕上げ材と、を有し、
    前記緩衝材の厚さを3~5mmとし、
    前記床下地材を、木質板材で形成し、その厚さを15~25mmとし、
    前記床下地材を置する際、隣り合う床下地材同士の間に隙間を空けて空隙部を形成し、当該空隙部を配線、配管に利用し、
    前記空隙部同士の交差点に、前記仕上げ材を開閉可能な蓋状に形成した床点検口を設け、
    前記床躯体の壁際部には、際構造として、前記床躯体の上部に前記緩衝材よりも硬質の緩衝材を配置し、その上部に前記床下地材より硬めの木質からなる際根太材を配置し、この上部に前記仕上げ材を配置することを特徴とする直貼床構造。
  4. 前記床下地材同士の間に、50mm~100mmの幅の前記空隙部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の直貼床構造。
  5. 前記緩衝材の材料としてゴム材、又は合成樹脂材用いたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の直貼床構造。
  6. 前記床下地材の材料としてパーティクルボード、又は合板を用いたことを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の直貼床構造。
  7. 前記仕上げ材として、厚さ12~18mmのフローリング材を用いたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の直貼床構造。



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