JP2015205066A - Oaフロア用転倒防止装置 - Google Patents

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美嗣 上田平
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【課題】床下配線の為の空間を形成する二重床が設けられた部屋に据付けて使用する家具の為の転倒防止装置を提供する。【解決手段】床下配線の為の空間を形成する二重床が設けられた部屋に据付けて使用する家具の為の転倒防止装置であって、前記二重床は、下側の床に上側の床を構成する多数の二重床用ブロックを敷き詰められたOAフロアであり、前記転倒防止装置は、複数の前記二重床用ブロックを一体化した転倒防止用ブロック12を含み、前記下側の床に敷き詰められた二重床用ブロックの一部を前記転倒防止用ブロック12に置き換え、この転倒防止用ブロックとOA家具を接続固定することによって前記OA家具の転倒を防止する。【選択図】図5

Description

本発明は、OAフロアに設置された家具が地震の際に転倒することを防止する転倒防止装置に関する。
近年、東日本大震災などの教訓から、地震対策に対する一般の関心が高まっている。建物そのものの安全性は重要であるが、そう簡単に行えるものではない。一方で、屋内での怪我や家具や棚等の損壊を軽くする上で、転倒防止の為の対策は比較的容易で効果も高い。具体的には、例えば、特許文献1に示されているように、家具を天井に連結することで転倒を防止するといった方法がある。
事実、建物の中でけがをした人の約半数は家具の転倒、落下が原因だったといわれている。これにガラスの飛散によってけがを負った人を加えると、建物内での怪我の大半は家具やガラスで被害を受けたことになる。すなわち、家具や棚等を突っ張り棒などでしっかりと留めて、ガラスの飛散防止対策を施せば、地震による怪我の虞は非常に小さくなることになる。
一方で、OA機器やLANの普及により床下配線が、オフィスにおいて一般的に利用されている。このような床下配線は、OAフロアあるいはフリーアクセスフロアと呼ばれる二重床に、LANケーブルや電源ケーブルなどを這わせるものである。
特開平08−242955号公報
このようなOAフロアの場合、二重床の構造によってはオフィス家具などの転倒がより起こりやすいということがある。また、オフィスによっては、エレガントな外観が重要な場合も有り、天井から突っ張り棒のようなものが見えると、美観を損なうということもある。
そこで、本発明の目的は、OAフロアの二重床の構造を利用して家具などの転倒を効果的に防止でき、オフィスの外観を損なうことなく容易に取付可能なOAフロア用転倒防止装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のOAフロア用転倒防止装置は、床下配線の為の空間を形成する二重床が設けられた部屋に据付けて使用する家具の為の転倒防止装置であって、前記二重床は、下側の床に上側の床を構成する多数の二重床用ブロックを敷き詰められたOAフロアであり、前記転倒防止装置は、複数の前記二重床用ブロックを一体化した転倒防止用ブロックを含み、前記下側の床に敷き詰められた二重床用ブロックの一部を前記転倒防止用ブロックに置き換え、この転倒防止用ブロックとOA家具を接続固定することによって前記OA家具の転倒を防止する。
1つの実施形態では、前記転倒防止用ブロックの上側の床には多数の貫通孔が設けられており、この貫通孔に前記OA家具をネジ止めを行うことによって前記OA家具の転倒を防止することを特徴とする。
また、別の実施形態では、前記転倒防止用ブロックと前記OA家具との接続は、前記転倒防止用ブロックにネジ止めにより直接接続された補助部材を介して行われることを特徴とする。
本発明の転倒防止装置によれば、既存の二重床を利用して、外観を損なうことなく、容易に転倒防止対策を行うことができる。
図1は、OAフロアで利用する二重床用ブロックの例を示す斜視図である。 図2は、図1のブロックをフロアの全体に敷き詰めて形成したOAフロアを示す平面図である。 図3は、本発明の実施例1による転倒防止装置で利用される長形ブロックを示す斜視図である。 図4は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いて行われるスチールラックの転倒防止を説明する図である。 図5は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いたOAフロアへのOA家具の設置方法を説明する平面図である。 図6は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いたOAフロアへのOA家具の設置方法を説明する図であり、図5のA−A線から見た図である。。 図7は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いたOAフロアへのOA家具の別の設置方法を説明する図である。 図8は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いたOAフロアへのOA家具の更に別の設置方法を説明する図である。 図9は、本発明の転倒防止装置と共に使用する補助部材としてのクランププレートを示す斜視図である。 図10は、図9のクランププレートを利用してOA家具の脚部を固定する方法を説明する図である。 図11は、本発明の実施形態による転倒防止装置を用いて転倒防止処置を行うオフィス家具の具体例としての携帯端末用ブースを示す斜視図である。 図12は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いて転倒防止処置を行うオフィス家具の配置を説明する平面図である。 図13は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いてOAフロアへのOA家具を設置した状態を示す図であり、図12のA−A線から見た図である。。 図14は、図11の携帯端末用ブースの脚に設けられているアジャスタフットを示す図である。 図15は、本発明の実施例1による転倒防止装置を用いて転倒防止処置を行うオフィス家具の別の配置を説明する平面図である。 図16は、本発明の実施例2による転倒防止装置の支持ビームを示す斜視図である。 図17は、本発明の実施例2による転倒防止装置のビームアクセス部材を示す斜視図である。 図18は、本発明の実施例2による転倒防止装置を用いて転倒防止処置を行うオフィス家具の配置を説明する平面図である。 図19は、本発明の実施例2による転倒防止装置と、図11の携帯端末用ブースの脚に設けられているアジャスタフットとの連結を説明する部分拡大図である。 図20は、本発明の実施例2による転倒防止装置によって転倒防止処置の施された携帯端末用ブースおよびスチールラックを説明する図である。 図21は、本発明の実施例2による転倒防止装置を図11の携帯端末用ブースに連結する別の例を説明する図である。 図22は、本発明の実施例2による転倒防止装置のビームアクセス部材の別の例を示す斜視図である。 図23は、本発明の実施例2による転倒防止装置によって転倒防止処置の施された携帯端末用ブースおよびスチールラックの別の例を説明する図である。 図24は、本発明の実施例2による転倒防止装置に適した二重床用ブロックの別の例を示す斜視図である。 図25は、図9に示したクランププレートを、本発明の実施形態による転倒防止装置に利用する例を説明する図である。 図26は、本発明の実施例2による転倒防止装置のビームアクセス部材の別の使用例を示す図である。 図27は、本発明の実施例2による転倒防止装置のビームアクセス部材の別の例を示す図である。 図28は、図11の携帯端末用ブースを、OAフロアの上側の床に固定する場合の例を例を説明する図である。 図29は、図28に示した携帯端末用ブースの固定方法で利用する支持ボードの組み合わせ方法を説明する図である。 図30は、図28に示した携帯端末用ブースの固定方法で利用する支持ボードの組み合わせ方法の別の例を説明する図である。 図31は、図28に示した支持ボードを延長して複数のOA家具に対して転倒防止処置を行った例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態による転倒防止装置を説明する。この転倒防止装置は、OAフロアの二重床を利用して、オフィス家具等が地震の際に転倒するのを防止するものである。
オフィスの床を二重床にする方法としては、大きく分けて2つある。1つは、本来の床の上に支柱を立てその上に板状のパネルを乗せる方法であり、もう一つは支柱とパネルが一体となったようなブロックを敷き詰める方法である。本発明はいずれの方法にも適用可能であるが、ここではブロックを用いる場合を例として説明する。
図1に、このようなOAフロア用のブロックの例を示す斜視図である。ブロック10は、四隅に位置する支柱10cと共に強化樹脂で成形され、本来の床の上に置くことで間に高さ10cm〜30cm程度の配線用の空間を確保することができる。また、ブロック10の4つの辺の中央には切り欠き10nが設けられている。
図2に示したように、このブロック10をフロアの全体に敷き詰めると、隣接するブロックの切り欠き10nが合わさり下への貫通孔となる。この貫通孔が配線の取り出し口10bとなって、床全体に配置される。このような構造では、必要に応じて一部のブロック10を外して配線の変更を容易に行うことが出来る。
本発明の実施例1による転倒防止装置は、図3に示したような長形ブロック(転倒防止用ブロック)12を用いる。この長形ブロック12は、図1のブロック10が7個一列に並べ、一体的に剛性をもって連結成型されたものと同等である。実際には、この長形ブロック12の長さ(対応するブロック10の個数)は、部屋の大きさや利用状況に応じて適宜決定する。例えば、小さい部屋では6個分より短くしたり、より大きい部屋では8個分以上の長さとする。また、長形ブロック12には多数のネジ孔10hが貫通している。
以下、この転倒防止装置を用いてオフィス家具等の転倒防止処置を行う方法を説明する。ここでは転倒防止処置を行うオフィス家具等として、図4に示したスチールラック50を用いて説明する。このスチールラック50には、アンカー孔53が設けられており、ここに雄ネジを挿入してネジ止めすることができる。
まず、スチールラック50のオフィス内の設置位置を決定する。例えば、図5に示した例では、図面で右上隅の壁側に設置するものと決定する。そして、フロアに敷き詰められているブロック10の一部を長形ブロック12で置換する。ここでは、スチールラック50のアンカー孔53の下方に位置し、スチールラック50の正面方向へ長形ブロック12が延長するようにする。
そして、図6に示したように、スチールラック50のアンカー孔53と長形ブロック12のネジ孔12hを、雄ネジ44でネジ止め固定する。適当なアンカー孔53が利用できない場合や、アンカー孔53とネジ孔10hが上手く整合しない場合などは、直接オフィス家具(スチールラック50)へ取り付けるのではなく、補助部材を利用しても良い。例えば、図7に示したように、補助板55をスチールラック50の脚部に横方向に通して補助板55と長形ブロック12のネジ孔10hをネジ止めするようにしても良い。また、図7では、スチールラック50の外側でネジ止めしているが、図8に示したようにスチールラック50の内側でネジ止めしても良い。
このような補助板55と同じような使い方として、図9に示したようなクランププレート57を用いれば、クランププレート57のアンカー孔57hを、長形ブロック12のネジ孔12hにネジ止めすることによって、図10に示したようにして家具の先の太い足60などを固定することが出来る。
一本の長形ブロック12の離れた位置に複数のオフィス家具等を取り付けると、一方の重量が他方の転倒防止効果を高めるので、全体としての耐震性が向上する。例えば、図5に示した例の2本の長形ブロック12の他方の端(図で下側)に、更に図11に示した携帯端末用ブース(Bodyphon(登録商標))40を、図12や図13に示したように取り付けるといったことが効果的である。。
携帯端末用ブース40は、反響音などの邪魔されること無く快適に携帯端末を利用する為の空間を提供するものである。携帯端末用ブース40の4本の脚の下端にはアジャスタフット41(図14参照)が設けられており、このアジャスタフット41には夫々2つのアンカー孔43が設けられている。このアンカー孔43に雄ネジ44を挿入し、長形ブロック12のネジ孔10hにネジ止めして固定する。
図4に示したスチールラック50のようなある程度の幅のあるオフィス家具の場合、中央に一本の長形ブロック12のみを取り付けても、一定の転倒防止効果が期待できる。例えば、部屋の中央にスチールラックを置くことは安全性の観点から通常は行わない。しかし、図15に示したように、スチールラック50の幅方向と直角に延びた長形ブロック12に、スチールラック50を固定することで前後方向への転倒が防止できる。また、左右方向にはスチールラック50地震の幅によって、転倒しにくくなっている。このような設置により、個性的で効果的なオフィスレイアウトが実現する。
実施例2では、フロアに敷き詰められているブロック10はそのまま利用する。そして、実施例2による転倒防止装置を構成する部材として、図16に示したような支持ビーム20と、図17に示したビームアクセス部材30と、締結具としての雄ネジ44(図19等参照)がある。ここで示した支持ビーム20やビームアクセス部材30の形状は一例であり、実際の応用に応じて適宜最適な形状を用いることが出来る。特に、ビームアクセス部材は、支持するオフィス家具によって適宜合ったものを使用する。
支持ビーム20は、1m〜3m程度のL字断面のスチールロッドである。支持ビーム20のL字断面の1つの辺(垂直の辺)には、長さ方向に例えば5cm間隔に開けられた部材固定用のアクセス孔21が設けられている。また、他方の辺(水平の辺)には、やはり長さ方向に例えば50cm間隔に開けられたビーム固定用のアンカー孔23が設けられている。一方、ビームアクセス部材30は、支持ビーム20のアクセス孔21にネジ止めする為の孔31が設けられた下部33と、オフィス家具へネジ止めの為の孔35を提供する上部37とからなっている。
以下、この転倒防止装置を用いてオフィス家具等の転倒防止処置を行う方法を説明する。ここでは転倒防止処置を行うオフィス家具等として、図11に示した携帯端末用ブース40と、図4に示したスチールラック50を用いて説明する。携帯端末用ブース40は、反響音などの邪魔されること無く快適に携帯端末を利用する為の空間を提供するものである。
まず、携帯端末用ブース40とスチールラック50のオフィス内の設置位置を決定する。例えば、図18に示した例では、部屋の壁側の左隅に携帯端末用ブース40を設置し、右隅にスチールラック50を設置するものと決定する。携帯端末用ブース40およびスチールラック50には、以下の通り、夫々に転倒防止装置との接続のための手段が設けられている。
すなわち、携帯端末用ブース40の4本の脚の下端にはアジャスタフット41(図14参照)が設けられており、このアジャスタフット41には夫々2つのアンカー孔43が設けられている。このアンカー孔43に雄ネジを挿入し、ビームアクセス部材30のアクセス孔21にネジ止めすることができる。また、スチールラック50にも、アンカー孔53が設けられており、ここに雄ネジを挿入し、ビームアクセス部材30のアクセス孔21にネジ止めすることができる。
転倒防止装置での係止位置が決まると、携帯端末用ブース40とスチールラック50の利用すべきアンカー孔43、53を横切るようにして、支持ビーム20を二重床の内部、すなわちブロック10下の本来の床に置く。そして、夫々の係止位置で、ビームアクセス部材30を支持ビーム20に取り付ける。そして、ブロック10を定位置に置いて配線取り出し口10bが、ビームアクセス部材30と整合していることを確かめる。配線取り出し口10bとビームアクセス部材30が整合していれば、ブロック10を外し、アンカー孔23を利用して支持ビーム20を床にネジ止め固定する。
すべての係止位置で、ビームアクセス部材30を支持ビーム20に取り付けが完了しブロック10を敷き詰めたら、携帯端末用ブース40とスチールラック50を所定の位置に設置する。そして、図19に示したように、携帯端末用ブース40のアンカー孔43と、ビームアクセス部材30を雄ネジ43sによってネジ止めする。図19に示したように、ブロック10の上にカーペット17が敷かれることもある。同様に、スチールラック50のアンカー孔53と、ビームアクセス部材30もネジ止めする。これにより、図20に示したように、携帯端末用ブース40とスチールラック50を、二重床の内部の転倒防止装置を介して本来の床Bの上に固定することができ、地震の際にも転倒することが防止される。なお、図20では、二重床の上の床の構造(カーペットやブロックの構造)は詳細を省略している。
なお、この例では携帯端末用ブース40とスチールラック50共に、この例では壁際の2箇所(図4および図11で後ろ側の2箇所)のアンカー孔でのみ固定されている。しかしながら、1つのオフィス家具を単独でこの転倒防止装置へ連結しても効果的である。例えば、携帯端末用ブース40を壁から離れた位置に設置する場合には、下からの支持力を高めることが望ましい。そのために、より長い支持ビームを用いたり、複数の支持ビームを取り付けたりするとよい。
図21の例では、4本の支持ビーム20sを♯型に組んで、4箇所(図で内部が塗り潰された配線取出口10b)で携帯端末用ブース40に連結している。この場合、図で横方向に並んだ2本の支持ビーム20sは携帯端末用ブース40に連結されていないが、横方向の転倒を防止する効果がある。ここで支持ビーム20sは組み合わせを可能とするために、図22のように支持ビームの垂直辺の一部が除去されている。
なお、上記の通り、支持ビーム20は床にネジ止め固定することが望ましいが、床へのダメージが躊躇われるケースもある。また、床がコンクリートであれば、アンカーボルトを用いることになるが、支持ビーム20の位置を変えたりして、コンクリートへの穴あけを多用すると、コンクリート自体に強度的な問題が生じる可能性も有りえる。
従って、図23に示したように、支持ビーム20を床に載置するのみとしても良い。支持ビーム20に一定の重量があれば、中程度の地震であれば十分な効果が期待できる。また、家具同士が連結して互いに支え合うという効果もある。本来の床への支持ビーム20の固定は、適宜必要に応じて選択的に行うと効果的である。なお、図23でも、二重床の上の床の構造(カーペットやブロックの構造)は詳細を省略している。
以上、本発明の実施例の基本的な説明を行った。上記の方法では、携帯端末用ブース40とスチールラック50の設置位置が、フロアに敷き詰められたブロック10の配線取り出し口10bの位置と整合している必要がある。これは、空間にゆとりが有れば良いが、そうでない場合は不便が生じる。このような不便さについては、当業者であれば、様々な方法で容易に回避できるであろう。以下に、幾つかの方法を説明する。
上記実施形態では、ブロック10の配線取り出し口10bを利用しているが、実際には雄ネジが通る程度の大きさの孔がブロック10に空いていれば良く、図24に示したようにネジ用の孔10hを幾つか設けておけば自由度を高めることが出来る。市販のブロックでも利用可能な孔が空いているものもある。
また、ビームアクセス部材30を直接、直接オフィス家具等へ取り付けるのではなく、補助部材を利用しても良い。例えば、図23に示したように、スチールラック50のアンカー孔53は利用せずに、補助板55を横方向に通して補助板55とビームアクセス部材30をネジ止めするようにしても良い。このような補助板55と同じような使い方として、図9に示したようなクランププレート57を用いれば、クランププレート57のアンカー孔57hをビームアクセス部材30にネジ止めすることによって、図25に示したようにして家具の先の太い足60などを固定することが出来る。
ブロック10下の転倒防止装置についても、位置の設定に関して、より柔軟性のある方法が幾つか考えられる。例えば、図27に示したように、支持ビーム20に対するビームアクセス部材30の向きを適宜逆転させることで、位置の調整が可能である。また、図28に示したように、ビームアクセス部材30のアクセス孔25を、より長くすることで横方向について接続位置を調整可能としてもよい。更に、支持ビーム20は、図18に示したように斜めに置くなど、床上で自由に配置できる。
更に、簡易的ではあるがコストパフォマンスの高い方法として、OAフロアの上側の床を挟んで板材で固定するということも可能である。例えば、図28に示したように、OAフロアの上側の床10fを挟んで、携帯端末用ブース40のアジャスタフット41のアンカー孔43と支持ボード46の貫通孔46hを、雄ネジ44で接続固定するようにする。これにより、携帯端末用ブース40の転倒防止に一定の効果が期待できる。
ここで支持ボード46は、図29に示したように床10fの下で井型に組んでも良いし、図30に示したようにX型に組んでも良い。いずれの場合も、携帯端末用ブース40の4本の脚部の4箇所において、アジャスタフット41で接続するようにする。なお、支持ボードの材質は木材でもスチールでも良い。また、支持ボード46の両端にも貫通孔46hを設けて、その位置でも床10fに接続固定するようにすると、更に安定性を高めることが出来る。
また、図28乃至図30に示した例では携帯端末用ブース40のみを固定しているが、支持ボード46を必要な長さまで延長し、他のOA家具も同様にOAフロアの上側の床10fを挟んで、同じ支持ボード46へ固定するようにしても良い(図31参照)。このようにすることで相互に影響しあって、単独で固定するよりもより転倒防止効果が高くなる。
なお、最も簡単な携帯端末用ブース40の固定方法としては、両面接着部材で4つのアジャスタフット41の裏面を平坦な床に接着固定するという方法である。このような両面接着部材としては、市販の両面テープや、粘着性能と衝撃吸収性能を持つ更に高性能なゲル状マットがある。
以上、本発明を実施例により詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本願中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。本発明の装置は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本願の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
以上のように、本発明に係わる転倒防止装置は、OAフロアの既存の二重床を利用して、簡易に転倒防止対策を行えるので、広い適用範囲で効果的に利用可能である。
10 二重床用ブロック
10b 口
10c 支柱
10h 孔
10n 切り欠き
10f 上側床
12 長形ブロック
12h ネジ孔
17 カーペット
20、20s 支持ビーム
21、30 アクセス孔
23、43、53 アンカー孔
30 ビームアクセス部材
31、35 孔
40 携帯端末用ブース
41 アジャスタフット
43s、44 雄ネジ
46 支持ボード
46h 貫通孔
50 スチールラック
55 補助板
57 クランププレート
57h アンカー孔
60 オフィス家具の足

Claims (3)

  1. 床下配線の為の空間を形成する二重床が設けられた部屋に据付けて使用する家具の為の転倒防止装置であって、
    前記二重床は、下側の床に上側の床を構成する多数の二重床用ブロックを敷き詰められたOAフロアであり、
    前記転倒防止装置は、複数の前記二重床用ブロックを一体化した転倒防止用ブロックを含み、
    前記下側の床に敷き詰められた二重床用ブロックの一部を前記転倒防止用ブロックに置き換え、この転倒防止用ブロックとOA家具を接続固定することによって前記OA家具の転倒を防止することを特徴とする転倒防止装置。
  2. 前記転倒防止用ブロックの上側の床には多数の貫通孔が設けられており、この貫通孔に前記OA家具をネジ止めを行うことによって前記OA家具の転倒を防止することを特徴とする請求項1に記載のOAフロア用転倒防止装置。
  3. 補助部材
    前記転倒防止用ブロックと前記OA家具との接続は、前記転倒防止用ブロックにネジ止めにより直接接続された補助部材を介して行われることを特徴とする請求項2に記載のOAフロア用転倒防止装置。
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