JP6317641B2 - ジッパーガスケット及び板材の固定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物においてガラス板や外壁板のような板材を固定するためのジッパーガスケットに関するものである。
従来より、ガラス板(板材)の縁部を嵌め込む板材嵌込溝を有するゴム本体と、ジッパーとからなるジッパーガスケットが知られている(たとえば、実開平6−47570号公報)。該ジッパーガスケットは、ゴム本体のジッパー溝にジッパーを嵌め込むことで、ゴム本体におけるジッパー溝の近傍部分をガラス板の側面に押し付けて、ガラス板をコンクリート部に固定すると共に、ガラス板の縁部をシールする。
特開平10−266716号公報(要約)
最近の建築において外装に使用されるガラスは、環境や省エネの観点から複層ガラスが多用されている。ジッパーガスケットを用いたガラス板の固定方法は、従来の単層ガラスで6〜12mm程度の範囲では施工性に然程大きな問題がない。
しかし、昨今、複層ガラスの場合、ガラスの総厚さが30mmを超えるものもあり、そのため、ガスケットが大きくなり、施工性が著しく低下する。
その結果、施工賃金が増加する。
一方、ジッパーにガラス板を嵌め込み易くするために、ガラス板のコーナにR加工を施すと、ガラス板の加工費用などが増加する。そのため、トータル的なコストアップとなる。
したがって、本発明の目的は、ローコストで、かつ、施工性に優れたジッパーガスケット及び板材の固定方法を提供することである。
本発明装置は、板材1の縁部を嵌め込む板材嵌込溝71とジッパー6を嵌め込むジッパー溝72とを方形枠状のゴム本体7に形成し、該ゴム本体7の前記ジッパー溝72に前記ジッパー6を嵌め込むことで前記ゴム本体7における前記板材嵌込溝71の近傍の可動部73を板材1の側面に押し付けるようにした方形枠状の建築用ジッパーガスケットであって、
前記方形枠状の前記ゴム本体7の4つのコーナ部7Cのうち少なくとも1つのコーナ部7Cにおいて、前記可動部73が切り欠かれて、互いに隣り合う2辺の前記可動部73同士を互いに離間させる切欠部74と、前記切欠部74に装着され、前記切欠部74において前記板材1に接するコーナピース2とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、コーナ部7Cにおいてゴム本体7の可動部73同士が切欠部74により互いに離間している。そのため、コーナ付近においても可動部73が容易に拡開し、板材1のコーナにR加工が施されていなくても、板材嵌込溝71に板材1を嵌め込み易くなる。したがって、然程のコストアップを招くことなく、施工性が著しく向上する。
一方、本発明方法は、建築物に前記ゴム本体7を固定する工程と、
前記固定後、前記ゴム本体7の板材嵌込溝71に板材1を嵌め込む工程と、
前記嵌め込み後、前記ゴム本体7の切欠部74に前記コーナピース2を装着する工程と、
前記コーナピース2の装着後に、前記ジッパー6を前記ジッパー溝72に嵌め込む工程とを備える。
この場合、コーナピース2を切欠部74に装着した後に、ジッパー6をジッパー溝72に装着する。ジッパー6の端部はコーナ部で斜め45°にカットし突合わせることなく、直線でカットし、コーナピース2に突合わせることができる。そのため、施工性の更なる向上を図り得る。
本発明の一実施例に係わりジッパーガスケットの一部を示す分解斜視図である。 板材を固定した状態におけるジッパーガスケットの一部を示す斜視図である。 コーナピースの平面図、正面図および右側図面である。 コーナ部におけるゴム本体とコーナピースを分解して示す断面図である。
好ましくは、前記コーナピース2は、前記コーナ部7Cにおいて前記可動部73に相当する第1部21と、前記ジッパー6に相当する第2部22とが一体に形成されている
この場合、第1部21と第2部22が一体のコーナピース2は、コーナ部7Cの止水性能の低下を防止し得る。
更に好ましくは、前記コーナピース2には、前記第2部22から延出し前記ジッパー溝72の端部72Eに嵌め込まれる延出部23が一体に形成されている。
この場合、一対の延出部23がジッパー溝72嵌り込んでおり、そのため、コーナピース2が切欠部74に固く嵌り込んで、コーナにおけるコーナピース2の嵌合性を向上させる。
更に好ましくは、前記延出部23の横断面形状が前記ジッパー6の横断面形状と同等である。
なお、本発明における「横断面」とは、ジッパー溝72の長手方向に直交する断面をいい、たとえば図1および図2においてハッチングを施した面を意味する。
この場合、耐圧性が更に向上するだろう。
更に好ましくは、前記切欠部74およびコーナピース2は前記4つのコーナ部7Cのうち少なくとも上部の2つのコーナ7C部に設けられている。
上部の2つのコーナの加工は、施工性の向上とガラスコーナのR加工を不要にするためには好ましい。
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
図1および図2に示すように、ガラス板などの板材1は、ジッパーガスケット3を介して、たとえばコンクリートなどの建築物に固定されている。ジッパーガスケット3は、コーナピース2、ジッパー6と、ゴム本体7とで構成されている。
図1および図2において、ジッパーガスケット3はコーナおよびその近傍のみが図示されている。前記ジッパーガスケット3およびゴム本体7は4つのコーナを有する方形枠状に形成されている。
前記コーナピース2はコーナ部7Cに配置される。ジッパー6は例えば押出成型による均一な断面を有し、コーナ部間の辺に沿って直線的に配置される。
本実施例の場合、ジッパーガスケット3はY型であり、コンクリート部の取付溝(図示せず)に嵌合するアンカー部70をゴム本体7に有しており、該アンカー部70が取付溝に嵌合していることによって、ゴム本体7がコンクリート部に固定されている。前記ゴム本体7には、板材1を嵌め込む板材嵌込溝71と、ジッパー6を嵌め込むジッパー溝72とが形成されており、これらの溝71,72の間に形成された可動部73が、図4の矢印のように、倒れる(変形する)構造になっている。
すなわち、図2のように、本ジッパーガスケット3は、板材1の縁部を嵌め込む板材嵌込溝71とジッパー6を嵌め込むジッパー溝72とを方形枠状のゴム本体7に形成し、該ゴム本体7の前記ジッパー溝72に前記ジッパー6を嵌め込むことで前記ゴム本体7における前記板材嵌込溝71の近傍の可動部73を板材1の側面に押し付け、これにより、板材1を建築物に固定する。
本ジッパーガスケット3の特徴的な構造は、図1の前記方形枠状の前記ゴム本体7の4つのコーナ部7Cのうち少なくとも1つのコーナ部7Cにおいて、前記可動部73が切り欠かれて、互いに隣り合う2辺の前記可動部73同士を互いに離間させる切欠部74と、前記切欠部74に装着され、前記切欠部74において前記板材1に接するコーナピース2とを備えていることである。
前記切欠部74およびコーナピース2は前記4つのコーナ部7Cのうち少なくとも上部の2つのコーナ7C部に設けられていてもよく、あるいは、全てのコーナ部7Cに設けられていてもよい。
図3A〜図3Cのように、前記コーナピース2は第1部21および第2部22が一体に形成されている。第1部21は図1の前記コーナ部7Cにおいて前記可動部73に相当する断面形状を包含する。第2部22は前記ジッパー6(図1)に相当する断面形状を包含する。前記コーナピース2には、前記第2部22から延出し図1の前記ジッパー溝72の端部72Eに嵌め込まれる図4の延出部23が一体に形成されている。
図1に示すように、前記延出部23の横断面形状は前記ジッパー6の横断面形状と同等であってもよい。つまり、横断面において延出部23とジッパー6とは同形同大であってもよい。
なお、図2において、コーナピース2の部位には密なドットを施し、ジッパー6の部位には粗いドットを施している。
つぎに、本発明による板材1の固定方法について説明する。
まず、図示しない建築物に図1のアンカー部70を介してゴム本体7を固定する。前記固定後、前記ゴム本体7の板材嵌込溝71に板材1を嵌め込む。この際、互いに隣り合う可動部73,73は、切欠部74を介して互いに離間しており、そのため、図4の拡開方向Rに容易に拡開し、これにより、コーナRを加工していない厚い板材1でも前記嵌め込む工程が容易になる。
前記嵌め込み後、図2の前記ゴム本体7の切欠部74に前記コーナピース2を装着する。前記コーナピース2の装着後に、前記ジッパー6を前記ジッパー溝72に嵌め込む。
これにより、図1の変形可能であった可動部73がジッパー6により押さえ込まれて、板材1がジッパーガスケット3に堅固に固定される。
なお、前記各実施形態ではY型ガスケットについて説明したが、本発明はC型やH型の他のジッパーガスケットに適用することもできる。また、板材がガラス板ではなく、外壁版や液晶パネルのようなものである場合についても適用できる。
本発明のジッパーガスケットはガラス板、外壁版、液晶パネルなどの板材を固定するのに用いることができる。
1:板材(ガラス板)
2:コーナピース 21:第1部 22:第2部 23:延出部
3:ジッパーガスケット
6:ジッパー
7:ゴム本体 7C:コーナ部 70:アンカー部 71:板材嵌込溝 72:ジッパー溝 72E:端部 73:可動部 74:切欠部
R:拡開方向

Claims (6)

  1. 板材1の縁部を嵌め込む板材嵌込溝71とジッパー6を嵌め込むジッパー溝72とを方形枠状のゴム本体7に形成し、該ゴム本体7の前記ジッパー溝72に前記ジッパー6を嵌め込むことで前記ゴム本体7における前記板材嵌込溝71の近傍の可動部73を板材1の側面に押し付けるようにした方形枠状のジッパーガスケットであって、
    前記方形枠状の前記ゴム本体7の4つのコーナ部7Cのうち少なくとも1つのコーナ部7Cにおいて、前記可動部73が切り欠かれて、互いに隣り合う2辺の前記可動部73同士を互いに離間させる切欠部74と、前記切欠部74に装着され、前記切欠部74において前記板材1に接するコーナピース2とを備えていることを特徴とするジッパーガスケット。
  2. 請求項1において、前記コーナピース2は、前記コーナ部7Cにおいて前記可動部73に相当する第1部21と、前記ジッパー6に相当する第2部22とが一体に形成されていることを特徴とするジッパーガスケット。
  3. 請求項2において、前記コーナピース2には、前記第2部22から延出し前記ジッパー溝72の端部72Eに嵌め込まれる延出部23が一体に形成されていることを特徴とするジッパーガスケット。
  4. 請求項3において、前記延出部23の横断面形状が前記ジッパー6の横断面形状と同等であることを特徴とするジッパーガスケット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記切欠部74およびコーナピース2は前記4つのコーナ部7Cのうち少なくとも上部の2つのコーナ7C部に設けられていることを特徴とするジッパーガスケット。
  6. 請求項1〜5のジッパーガスケットを用いた板材の固定方法であって、
    建築物に前記ゴム本体7を固定する工程と、
    前記固定後、前記ゴム本体7の板材嵌込溝71に板材1を嵌め込む工程と、
    前記嵌め込み後、前記ゴム本体7の切欠部74に前記コーナピース2を装着する工程と、
    前記コーナピース2の装着後に、前記ジッパー6を前記ジッパー溝72に嵌め込む工程とを備えた板材の固定方法。



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