JP6998105B2 - 押出成形セメント板の取付構造と、この取付構造に用いる押出成形セメント板用ナット - Google Patents

押出成形セメント板の取付構造と、この取付構造に用いる押出成形セメント板用ナット Download PDF

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本発明は、複数の中空部が一方向に並設された押出成形セメント板を、建物の躯体に取り付ける押出成形セメント板の取付構造と、この取付構造に用いる押出成形セメント板用ナットに関し、押出成形セメント板の取付強度を向上させて高い耐久性を得ることができる取付構造と押出成形セメント板用ナットに関する。
押出成形セメント板は軽量かつ高い強度を有していることから、建物の外壁材として広く用いられている。押出成形セメント板を用いる外壁構造では、一般に建物の躯体に下地材となるアングルを固定し、押出成形セメント板の背面に留め付けられたZクリップ等をアングルに係合させるようにして、押出成形セメント板を取り付けている。
より詳細には、押出成形セメント板の中空部内に設けられて背面側基材に当接している押出成形セメント板用ナットと、背面側基材の外面に当接している基部及び下地材を係合させる係合部を有するクリップと、で背面側基材を内外から挟み込んで取付ボルトで緊結し、クリップの係合部を下地材に係合させて押出成形セメント板を取り付けている。
従来、押出成形セメント板用ナットとしてフラット状の角ナットが広く用いられている。押出成形セメント板を建物の外壁として取り付け、外壁に負圧、即ち風下側で外壁を引っ張る圧力が作用した場合、角ナット、クリップ及び取付ボルトからなる留付部を引き抜こうとする力が働く。この力が働くと取付ボルトで緊結された、中空部内の角ナットでクリップから伝わる力を受ける。
建物が建てられる地域によっては外壁が強い風雨に曝され、建物の高層部では外壁が受ける外的環境は低層部よりも過酷となる。特に建物の最上部に設けられる目隠し壁は開放型の外壁となるため、この外壁に対する風圧は大きく、しかも外壁は内側からの風圧にも耐える必要がある。そのため、外壁の施工箇所に応じて、留付部における引き抜き耐力を上回る荷重が発生しないように、例えば押出成形セメント板の支持スパンを短く設定する必要があり、作業性等の点からコストアップとなる。
従来の角ナットはフラット形状であり、留付部に力が加わったときに押出成形セメント板に貫通形成されたボルト孔とその近傍に引き抜き荷重が集中し易い。押出成形セメント板に、ドリルでボルト孔を開けた後、その切削片が角ナットと押出成形セメント板との間に残存すると、力が均等にかからなくなるおそれがある。この原因により、引き抜き荷重が集中し易くなる可能性もあるため、緻密な作業を要する。
フラット形状の角ナットの耐久性、機能性などの性能に問題は無かったが近年、建物の高層化が進み、より高い安全性や作業性が求められるようになってきた。従来よりも引き抜き耐力を向上させた角ナットとして、例えば特許文献1には、押出成形セメント板の中空部の短手方向に沿って一対の嵩上げ部材が固定された角ナットを、当該一対の嵩上げ部材を介して中空部内に設置する構造が記載されている。
特開平9-060192号公報
嵩上げ部材を固定した角ナットを用いる上記の構造では、ボルト孔とその近傍に力が掛かりにくく、一定の引き抜き耐力を得ることはできるものの、嵩上げ部材の存在により取り付け安定性が低くなる可能性がある。その理由は、一対の嵩上げ部材は後付けのため、取り付けの際に水平性や高さに違いがあると、中空部内に当接させたときに、角ナットにねじれが起こり、局所的な力が生じるおそれがあるためである。
また、嵩上げ部材が外れたり、ずれたりすると、留付部の緩みが生じる等の不具合が起こるおそれもある。そのため精度良く製造しなくてはならず、手間がかかり、コストアップを招くことになる。
特許文献1の留付部では、下地材を係合させるクリップを嵩上げ部材の長手方向と平行に設置している。この場合、押出成形セメント板が下地材から引き離される力がかかったときの押出成形セメント板への引き抜き荷重の作用点がボルト孔に近くなり、十分な引き抜き耐力が得られにくいといった問題もある。
そこで本発明は従来技術の問題点に鑑み、取り付け安定性が高く、かつコストアップを招かず、それと共に留付部の高い引き抜き耐力を得ることで押出成形セメント板の耐久性を向上させることができる押出成形セメント板の取付構造と、この取付構造に用いる押出成形セメント板用ナットを提供することを目的とする。
本発明の押出成形セメント板の取付構造は、断面矩形状に形成された複数の中空部が一方向に並設された押出成形セメント板の背面側基材を内外から挟み込むと共に、建物の躯体に接続された下地材に係合する留付手段によって、当該押出成形セメント板を当該躯体に取り付ける押出成形セメント板の取付構造において、前記留付手段は、前記中空部内に設けられて前記背面側基材に当接している押出成形セメント板用ナットと、前記背面側基材の外面に当接している基部及び、この基部から下地材側に向けて中空部長手方向に沿って延設され前記下地材に係合させる係合用隙間を構成する係合部からなるクリップと、前記背面側基材に形成されたボルト孔に貫通して当該背面側基材を前記押出成形セメント板用ナットと前記クリップで挟み込むようにして緊結する取付ボルトと、を備え、前記押出成形セメント板用ナットは、螺合孔とその近傍を前記背面側基材から離間させた状態で前記ボルト孔の中心から前記長手方向両側に所定距離をおいて当該背面側基材に当接する第1及び第2当接部を有し、当該螺合孔の中心から当該第1当接部までの距離が、当該第2当接部までの距離よりも大きく、 前記第1当接部が前記クリップの基部の前記長手方向における下地材側端部又はその外側に対応する位置で前記背面側基材に当接し、かつ前記第2当接部が前記クリップの基部の前記長手方向における下地材反対側端部又はその外側に対応する位置で前記背面側基材に当接している取付構造である。
本発明の押出成形セメント板の取付構造では、押出成形セメント板用ナットは、その螺合孔とその近傍を背面側基材から離間させる第1及び第2当接部を有しており、別体の嵩上げ部材を介して押出成形セメント板の中空部内に当接させるものではないため、取り付け安定性が高くなる。押出成形セメント板用ナットが有する第1及び第2当接部は、外れたり、ずれたりすることはなく、留付部の緩みが生じる等の不具合を引き起こすことはない。そのため押出成形セメント板用ナットを製造し易く、手間がかからないため、コストアップを招かない。
押出成形セメント板用ナットの第1及び第2当接部は、背面側基材のボルト孔の中心から、中空部の長手方向両側に所定距離をおいて背面側基材に当接し、クリップは、背面側基材の外面に当接している基部及び、この基部から下地材側に向けて中空部長手方向に沿って延設された係合部からなる。即ち本発明の構造では従来のように、下地材に係合させるクリップを、嵩上げ部材の長手方向と平行する方向に向けて設置するのではなく、クリップの係合部が一端側に存在する長手方向の前後に、所定距離をおいて、押出成形セメント板用ナットの第1及び第2当接部が位置している。
そのため、下地材から引き離される力がかかったときの押出成形セメント板への引き抜き荷重を、中空部の長手方向に平行した部分で受けるのはなく、長手方向に直交した各当接部で受けることになる。この場合、押出成形セメント板への引き抜き荷重の作用点が、ボルト孔から、下地材側へ向けて遠くなり、それと共に下地材に対して押出成形セメント板を引き離す外力が生じたときにクリップに生じる力点に近づき、留付部の引き抜き耐力を向上させることができる。
前記第1当接部が、前記下地材に対して前記押出成形セメント板を引き離す外力が作用したときに前記クリップの係合部に生じる力点の、ボルト孔側で前記背面側基材に当接していることが好ましい。この場合、留付部の高い引き抜き耐力を効果的に得ることができる。
前記第1及び第2当接部は、押出成形セメント板の背面側基材に線状で当接している他、面状又は点状で当接していてもよい。
前記押出成形セメント板用ナットにおける、前記螺合孔の中心から前記第1当接部までの距離、前記第2当接部までの距離よりも大き。螺合孔の中心から第1当接部までの距離が、第2当接部までの距離よりも大きい押出成形セメント板用ナットを適用することで、押出成形セメント板の設計の自由度を上げることができる。
本発明の押出成形セメント板用ナットは、断面矩形状に形成された複数の中空部が一方向に並設された押出成形セメント板を、建物の躯体に接続された下地材に留め付けるための、押出成形セメント板の取付構造に用いられ、当該中空部内に設けられて当該押出成形セメント板の背面側基材に当接する押出成形セメント板用ナットであって、当該押出成形セメント板用ナットの螺合孔とその近傍を前記背面側基材から離間させた状態で当該背面側基材に形成されたボルト孔の中心から中空部長手方向両側に所定距離をおいて当該背面側基材に当接する第1及び第2当接部を有し、当該螺合孔の中心から当該第1当接部までの距離が、当該第2当接部までの距離よりも大きく、前記押出成形セメント板の取付構造が、上記のいずれかに記載の押出成形セメント板の取付構造であることを特徴とするものである。
本発明の押出成形セメント板用ナットは、その螺合孔とその近傍を背面側基材から離間させる第1及び第2当接部を有しており、別体の嵩上げ部材を介して押出成形セメント板の中空部内に当接させるものではないため、取り付け安定性が高くなる。押出成形セメント板用ナットが有する第1及び第2当接部は、外れたり、ずれたりすることはなく、留付部の緩みが生じる等の不具合を引き起こすことはない。そのため押出成形セメント板用ナットを製造し易く、手間がかからないため、コストアップを招かない。
押出成形セメント板用ナットの第1及び第2当接部は、背面側基材のボルト孔の中心から、中空部の長手方向両側に所定距離をおいて背面側基材に当接し、クリップは、背面側基材の外面に当接している基部及び、この基部から下地材側に向けて中空部長手方向に沿って延設された係合部からなる。即ち本発明の構造では従来のように、下地材に係合させるクリップを、嵩上げ部材の長手方向と平行する方向に向けて設置するのではなく、クリップの係合部が一端側に存在する長手方向の前後に、所定距離をおいて、押出成形セメント板用ナットの第1及び第2当接部が位置している。
そのため、下地材から引き離される力がかかったときの押出成形セメント板への引き抜き荷重を、中空部の長手方向に平行した部分で受けるのはなく、長手方向に直交した各当接部で受けることになる。この場合、押出成形セメント板への引き抜き荷重の作用点が、ボルト孔から、下地材側へ向けて遠くなり、それと共に下地材に対して押出成形セメント板を引き離す外力が生じたときにクリップに生じる力点に近づき、留付部の引き抜き耐力を向上させることができる。
当該押出成形セメント板用ナットにおける、前記押出成形セメント板の取付構造を構成する前記第1及び第2当接部が、前記背面側基材に向けて折り曲げられた屈曲部の外端部からなるものとすれば、押出成形セメント板用ナットを簡易に制作でき、かつ高い信頼性も得ることができる。
本発明によれば、押出成形セメント板用ナットは、その螺合孔とその近傍を背面側基材から離間させる第1及び第2当接部を有しているため、取り付け安定性が高くなる。第1及び第2当接部を有する押出成形セメント板用ナットは製造し易く、手間がかからないため、コストアップを招かない。
下地材から引き離される力がかかったときの押出成形セメント板への引き抜き荷重を、長手方向に平行した部分で受けるのはなく、長手方向に直交した各当接部で受けることになるため、押出成形セメント板への引き抜き荷重の作用点が、ボルト孔から下地材側へ向けて遠くなり、留付部の高い引き抜き耐力が得られ、押出成形セメント板の留付耐久性を格段に向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る押出成形セメント板の取付構造を示す断面図である。 押出成形セメント板の取付構造に使用する押出成形セメント板用ナットの斜視図である。 (a)は押出成形セメント板用ナットの側面図であり、(b)は平面図である。 押出成形セメント板の取付構造における荷重の掛かり方の説明図である。 従来の、押出成形セメント板の取付構造における荷重の掛かり方の説明図である。 押出成形セメント板の取付構造を縦張りの取付構造に適用した垂直方向の断面図である。 図6のA-A線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る押出成形セメント板の取付構造を示す断面図である。 (a)は図8の取付構造に使用している押出成形セメント板用ナットの側面図であり、(b)は平面図である。 押出成形セメント板用ナットの変形例である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る押出成形セメント板の取付構造1を示す断面図である。この押出成形セメント板の取付構造1に使用される押出成形セメント板2は、セメント、骨材、繊維、混和材、水等を混練した混合物を押出成形機で押し出し、所定寸法に切断して製造されたものである。押出成形セメント板2には、断面矩形状に形成された複数の中空部3が押出方向である長手方向に互いに平行して構成されている。複数の中空部3が構成されていることで、押出成形セメント板2の表面側基材2aと背面側基材2bを繋ぐ複数の隔壁2cが形成されている。
押出成形セメント板の取付構造1は、押出成形セメント板2の背面側基材2bを内外から挟み込むと共に、建物の躯体に接続された下地材4に係合する留付手段5によって、押出成形セメント板2を下地材4に留め付ける取付構造である。留付手段5は、中空部3内に設けられて背面側基材2bに当接している押出成形セメント板用ナット6と、背面側基材2bの外面に当接し下地材4と係合しているクリップ7と、クリップ7に形成された貫通孔7aに貫通し、押出成形セメント板用ナット6と螺合している取付ボルト8とで構成されている。
クリップ7は、背面側基材2bの外面に当接している基部10及び、この基部10から中空部長手方向に沿って下地材側に向けて延設され下地材4に係合させる係合用隙間11を構成する係合部12とで構成されている。取付ボルト8は、背面側基材2bの背面側からスプリングワッシャ13及びワッシャ14を組み付けた状態で、基部10の貫通孔7a及び背面側基材2bのボルト孔15を貫通し、中空部3内で押出成形セメント板用ナット6の螺合孔6aに螺合している。押出成形セメント板2の背面側基材2bを挟み込むようにして、取付ボルト8により押出成形セメント板用ナット6とクリップ7が緊結されている。
例えば次のようにして押出成形セメント板2が取り付けられる。押出成形セメント板2の中空部3内に押出成形セメント板用ナット6を配置し、クリップ7及び背面側基材2bに取付ボルト8を貫通させ、クリップ7と押出成形セメント板用ナット6で背面側基材2bを挟み込み、取付ボルト8を締めてクリップ7を仮固定する。躯体側に固定された下地材4に、仮固定したクリップ7を係合させて取付ボルト8を更に締め付け、下地材4と背面側基材2bを挟持することで、下地材4に押出成形セメント板2を留め付ける。
図2は押出成形セメント板用ナット6の斜視図である。図3(a)は押出成形セメント板用ナット6の側面図であり、(b)は平面図である。押出成形セメント板用ナット6は、平面視直方形状の所要厚みを有する金属板をプレス加工で屈曲させて製作したものであり、通常のフラット状の押出成形セメント板用ナットと同様の使用方法で用いることができる。
押出成形セメント板用ナット6は、螺合孔6aとその近傍を背面側基材2bから離間させた状態で、背面側基材2bのボルト孔15の中心から長手方向両側に所定距離をおいて背面側基材2bに当接する第1及び第2当接部17、18を有している。これら第1及び第2当接部17、18は、背面側基材2bに向けて折り曲げられた屈曲部19の外端部からなる。これにより、押出成形セメント板用ナット6を簡易に制作でき、かつ高い信頼性も得ることができる。
取付ボルト8が締め付けられることによって、押出成形セメント板用ナット6の第1及び第2当接部17、18のみが、背面側基材2bに線状に当接し、背面側基材2bを押圧し、クリップ7が背面側基材2bに留め付けられる。押出成形セメント板用ナット6は、第1及び第2当接部17、18である、両側の短片の角のみで背面側基材2bに線接触している。
第1当接部17がクリップ7の基部10の長手方向における下地材側端部10aの外側に対応する位置で背面側基材2bに当接し、かつ第2当接部18が基部10の長手方向における下地材反対側端部10bの外側に対応する位置で背面側基材2bに当接している。第1当接部17がクリップ7の基部10の長手方向における下地材側端部10aに対応する位置で背面側基材2bに当接していてもよく、第2当接部18が基部10の長手方向における下地材反対側端部10bに対応する位置で背面側基材2bに当接していてもよい。
図4は押出成形セメント板の取付構造1における荷重の掛かり方の説明図であり、図5は従来の、押出成形セメント板の取付構造100における荷重の掛かり方の説明図である。図5では、図4と共通する部材に同じ符号を付して説明する。下地材4に対して押出成形セメント板2を引き離す外力が生じたとき、この外力は、クリップ7の係合部12に力点P1を生じさせる。これらの図の上方向の矢印は、下地材4に対して押出成形セメント板2を引き離す外力が生じたときにクリップ7の係合部12に生じる力点P1を示している。クリップ7に力点P1が生じることによって、クリップ7の基部10の下地材反対側端部10bが支点Sとなり取付ボルト8に引き抜きの力が発生する。
図4及び図5の下向きの矢印は背面側基材2bへの作用点P2、P3である。図4のように、背面側基材2bに線状に2箇所で当接する本実施形態の押出成形セメント板用ナット6を使用する場合、力点P1によって、基部10の下地材反対側端部10bの支点Sから離れた、第1当接部17の位置に作用点P2がくる。作用点P2となる第1当接部17は、力点P1のボルト孔15側で背面側基材2bに当接している。
図5に示すように、従来のフラット状の押出成形セメント板用ナット101を使用した場合、押出成形セメント板用ナット101は背面側基材2bに面状に当接することから、荷重が面で受けられる。その際、支点Sで背面側基材2bにかかる力はゼロとなり、力点P1に向かって序々に増大していく。同図のように、背面側基材2bにかかる力の強さの分布は三角形となり、作用点P3はこの三角形の重心位置となる。このように、本実施形態に係る図4に示す作用点P2は、従来の作用点P3よりもボルト孔15からより遠いところになる。
本実施形態の押出成形セメント板用ナット6を使用すれば、押出成形セメント板2への引き抜き荷重の作用点P2が、ボルト孔15から下地材側へ向けて従来よりも遠くなり、それと共に、従来よりも力点P1に近づくようになる。
図4及び図5では、支点Sから、押出成形セメント板用ナット6、101の端部までの距離が50mmの例を示している。図4に示す本発明の実施形態では、支点Sから、押出成形セメント板用ナット6の第1当接部17の位置である作用点P2までの距離は50mmである。図5に示す従来の例では、支点Sから作用点P3までの距離は33.3mmである。
従って、力点P1によって作用点P2、P3に発生する力の大きさはテコの原理より、本実施形態の図4の場合、P2=(50+35)/50=1.70P1となり、従来の図5の場合、P3=(33.3+51.2)/33.3=2.54P1となる。つまり、本実施形態の作用点P2の力の大きさは、従来の作用点P3の力の大きさの、1.70/2.54=0.669倍となり、従来よりも約33%減少する。本実施形態の押出成形セメント板用ナット6を使用することで、押出成形セメント板2に常時発生する応力を低減することができる。
実施例として、図4及び図5の下地材4に紙面上向きの荷重を加える引抜試験による破壊荷重を測定した。本実施形態の押出成形セメント板用ナット6を用いた引抜試験では、破壊荷重は平均7.36kNであり、従来の押出成形セメント板用ナット101を用いた引抜試験では、破壊荷重は平均5.18kNであった。本実施形態の押出成形セメント板用ナット6では、平均値の比較で従来の1.42倍の破壊荷重を示した。
図6は上記実施形態の押出成形セメント板の取付構造1を縦張りの取付構造に適用した垂直方向の断面図であり、図7は図6のA-A線断面図である。目地を境に上側の押出成形セメント板2を留め付ける第1留付部25と、下側の押出成形セメント板2を留め付ける第2留付部26が設けられている。建物の躯体27の埋め込みアンカー42にブラケット28が一定間隔で固定され、このブラケット28に水平方向に連続する断面L型の第1アングル29が固定されている。躯体27と、下側の押出成形セメント板2との間には、ロックウール30等が充填されている。第1アングル29の水平面に、水平方向に並ぶ断面L型の複数の第2アングル31が一定間隔で固定されている。
第1留付部25では、複数の第2アングル31の垂直面に、下地材として水平方向に連続する断面L型の下地アングル32が固定されている。上側の押出成形セメント板2の背面側基材2bと、下地アングル32と、でパッキン33やガスケット34を挟んだ状態で、下地アングル32にクリップ7の係合部12が係合している。
上側の押出成形セメント板2の中空部3には、押出成形セメント板用ナット6が、第1及び第2当接部17、18を上下に位置させた状態で設けられている。従って各当接部17、18の長手方向は中空部3の長手方向と直交している。なおクリップ7は、図7に示すように2つの取付ボルト8を螺合させる2つの螺合孔6aが形成されたタイプのものである。
下地アングル32と押出成形セメント板2の下端との間にパッキン35及び水切り材36が設けられている。下地アングル32と、下側の押出成形セメント板2の上端との間にロックウール37等が充填されている。上下の押出成形セメント板間の目地には、バックアップ部材38やその外側のシーリング部材39が設けられている。さらに、押出成形セメント板2の背面側基材2bと下地アングル32の間にはガスケット40が設置されている。クリップ7、背面側基材2bを貫通した取付ボルト8が押出成形セメント板用ナット6に螺合し、クリップ7が下地アングル32に係合した状態で締め付けられている。
ブラケット28に固定された第1アングル29は、第2留付部26のクリップ7の下地材となっている。下側の押出成形セメント板2の中空部3には、押出成形セメント板用ナット6が、第1及び第2当接部17、18を上下に位置させた状態で設けられている。従って各当接部17、18の長手方向は中空部3の長手方向と直交している。クリップ7及び下側の背面側基材2bを貫通した取付ボルト8が押出成形セメント板用ナット6に螺合し、クリップ7が第1アングル29に、スライドストッパー41を挟み込み係合した状態で締め付けられている。尚、スライドストッパー41は、第一アングル29に溶接で固定されて押出成形セメント板2の横ずれを防止するためのものである。このような縦張り構造によって、上下の押出成形セメント板2、2が建物の躯体27に留め付けられている。
本実施形態の押出成形セメント板の取付構造1では、押出成形セメント板用ナット6は、その螺合孔6aとその近傍を背面側基材2bから離間させる第1及び第2当接部17、18を有しており、別体の嵩上げ部材を介して押出成形セメント板の中空部内に当接させるものではないため、取り付け安定性が高くなる。
押出成形セメント板用ナット6が有する第1及び第2当接部17、18は、外れたり、ずれたりすることはなく、留付部の緩みが生じる等の不具合を引き起こすことはない。そのため、押出成形セメント板用ナット6を製造し易く、手間がかからないため、コストアップを招かない。
押出成形セメント板用ナット6の第1及び第2当接部17、18は、背面側基材2bのボルト孔15の中心から、中空部3の長手方向両側に所定距離をおいて背面側基材2bに当接し、クリップ7は、背面側基材2bの外面に当接している基部10及び、この基部10から下地材側に向けて中空部長手方向に沿って延設された係合部12からなる。
即ち本発明の構造では従来のように、下地材に係合させるクリップを嵩上げ部材の長手方向と平行する方向に向けて設置するのではなく、クリップ7の係合部12が一端側に存在する長手方向の前後に、所定距離をおいて、押出成形セメント板用ナット6の第1及び第2当接部17、18が位置している。下地材4に対して押出成形セメント板2を引き離す外力が生じたときの押出成形セメント板2への引き抜き荷重を、長手方向に平行した部分で受けるのはなく、長手方向に直交した各当接部17、18で受けることになる。
この場合、押出成形セメント板2への引き抜き荷重の作用点P2が、ボルト孔15から、下地材側へ向けて遠くなり、それと共に下地材4に対して押出成形セメント板2を引き離す外力が生じたときにクリップ7に生じる力点P1に近づき、留付部の引き抜き耐力を向上させることができる。背面側基材2bにおけるクリップ7と押出成形セメント板用ナット6に挟まれた部分に常時発生する応力を小さく抑えることができる。
これにより、長期間にわたる押出成形セメント板2の使用において、安定した留め付けが実現でき、留付耐久性を格段に向上させることができる。ひいては押出成形セメント板2のクラック等の不具合に起因する機能性低下が抑制され、押出成形セメント板2で構成された外壁に対する極めて高い信頼性を得ることができる。
第1当接部17が、クリップ7の係合部12に生じる力点P1の、ボルト孔側で背面側基材2bに当接しているため、留付部の高い引き抜き耐力を効果的に得ることができる。
例えば本出願人が先に出願した特願2014-261164に記載の構造では、矩形状の金属板の両辺を同方向に曲げて製作した押出成形セメント板用ナットを用いている。中空部の長手方向に沿って、押出成形セメント板用ナットの両側の当接部を背面側基材に線状に当接させている。中空部の隔壁の近傍で押出成形セメント板用ナットを当接させることで、留付部にかかる力の作用点を隔壁の近傍に近づけ、耐力を向上させている。
押出成形セメント板の表面形状によっては、その形状を保持するために中空部の幅を狭くする場合がある。中空部の幅が狭い押出成形セメント板に、上記の押出成形セメント板用ナットを適用した場合、ナット両端の当接部分が背面側基材のボルト孔に近づくことになり、所望の耐力が得られない可能性がある。押出成形セメント板ナットの幅が狭くなり、耐力の低下の原因ともなる。
押出成形セメント板の施工可能寸法である支持スパンは、押出成形セメント板の強度、剛性及び留付耐力の3つの要素で決定される。押出成形セメント板の負圧に対しては、3要素のうちの留付耐力が大きく影響し、留付耐力の大きさで使用限界が決められ、押出成形セメント板の採用の可否を左右する。
風圧力が大きく負圧も発生する高層建築に、中空部の幅の狭い押出成形セメント板を用いる際には、隔壁の近傍で押出成形セメント板用ナットを当接させる上記のタイプのものでは対応しにくい。中空部の幅の狭い押出成形セメント板でも、本実施形態の押出成形セメント板用ナット6を使用した取付構造1を適用することで、安定した留め付けが実現でき、留付耐久性を格段に向上させることができる。
図8は本発明の第2実施形態に係る押出成形セメント板の取付構造50を示す断面図である。図9(a)は図8の取付構造50に使用している押出成形セメント板用ナット51の側面図であり、(b)は平面図である。本実施形態の異なる点は、押出成形セメント板用ナット51が第1実施形態のものよりも長手方向に長くなって、螺合孔51aが長手方向中央から一方側へずれている点である。なお第1実施形態と共通する部材には同じ符号を付して説明する。
図8に示すように、背面側基材2bのボルト孔15の中心から、押出成形セメント板用ナット51の第1当接部17までの距離aが、第2当接部18までの距離bよりも大きくなっている。即ち押出成形セメント板用ナット51は、螺合孔51aの中心から第1当接部17までの距離aが第2当接部18までの距離bよりも大きいものであり、このような押出成形セメント板用ナット51を適用可能とすることで、押出成形セメント板2の設計の自由度を上げることができる。
クリップ7の貫通孔7aの中心から力点P1までの距離をAとし、クリップテール7bまでの距離をBとした場合、押出成形セメント板用ナット51の螺合孔51aの中心から第1当接部17までの距離aの範囲をB~A、第2当接部18までの距離bの範囲をB以上とする。
これらの寸法を採用することにより、引抜耐力の観点から最も有効な押出成形セメント板用ナット51を製作することができる。但し、押出成形セメント板用ナット51の螺合孔51aから第1当接部17までの距離aを大きくする際には、取付ボルト8を締め付けたときや、取付ボルト8から伝わる力で押出成形セメント板用ナット51が変形しないように、厚みを増大させる必要がある。
例えば従来のフラット状の押出成形セメント板用ナットの大きさを幅30mm×長さ60mmとして、コストを同等にし、かつ耐力を向上させる本発明の押出成形セメント板用ナットを製作すれば、その好ましい大きさは幅35mm×長さ60mm程度である。一方、耐力を重視した本発明の押出成形セメント板用ナットの場合は、幅35~45mm×長さ60×100mmが好ましい大きさとなる。
本発明は上記実施形態に限定するものではない。開示した実施形態は、本発明に係る押出成形セメント板の取付構造及び押出成形セメント板用ナットの例示であり制限的なものではない。本発明の押出成形セメント板の取付構造の適用対象となる縦張り取付構造及び横張り取付構造は限定されない。本発明にかかる押出成形セメント板の取付構造及び押出成形セメント板用ナットは、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において変更可能である。
押出成形セメント板用ナットの変形例として、例えば図10に示すものが挙げられる。同図に示す押出成形セメント板用ナット52は、矩形状の角ナットの四隅を同方向に屈曲させて製作されたものである。この押出成形セメント板用ナット52では、一方の短辺部の2つの突部が第1当接部53、53となり、他方の短辺部の2つの突部が第2当接部54、54となる。この押出成形セメント板用ナット52の長辺52aを中空部の長手方向に沿わせた状態で、押出成形セメント板用ナット52を中空部内から背面側基材に当接させる。このような押出成形セメント板用ナット52を、押出成形セメント板の施工仕様に応じて採用することも可能である。
押出成形セメント板の取付構造に用いるクリップ、取付ボルト、必要に応じて設けられる他の部材は本発明の効果を損なわない限りにおいてどのような形態のものであってもよい。
1 押出成形セメント板の取付構造
2 押出成形セメント板
2b 表面側基材
3 中空部
4 下地材
5 留付手段
6 押出成形セメント板用ナット
6a 螺合孔
7 クリップ
7a 貫通孔
8 取付ボルト
10 基部
11 係合用隙間
12 係合部
15 ボルト孔
17 第1当接部
18 第2当接部
19 屈曲部
25 第1留付部
26 第2留付部
27 躯体
28 ブラケット
29 第1アングル
31 第2アングル
32 下地アングル
50 押出成形セメント板の取付構造
51、52 押出成形セメント板用ナット
53 第1当接部
54 第2当接部
P1 力点
S 支点
P2、P3 作用点


Claims (5)

  1. 断面矩形状に形成された複数の中空部が一方向に並設された押出成形セメント板の背面側基材を内外から挟み込むと共に、建物の躯体に接続された下地材に係合する留付手段によって、当該押出成形セメント板を当該躯体に取り付ける押出成形セメント板の取付構造において、
    前記留付手段は、
    前記中空部内に設けられて前記背面側基材に当接している押出成形セメント板用ナットと、
    前記背面側基材の外面に当接している基部及び、この基部から下地材側に向けて中空部長手方向に沿って延設され前記下地材に係合させる係合用隙間を構成する係合部からなるクリップと、
    前記背面側基材に形成されたボルト孔に貫通して当該背面側基材を前記押出成形セメント板用ナットと前記クリップで挟み込むようにして緊結する取付ボルトと、を備え、
    前記押出成形セメント板用ナットは、螺合孔とその近傍を前記背面側基材から離間させた状態で前記ボルト孔の中心から前記長手方向両側に所定距離をおいて当該背面側基材に当接する第1及び第2当接部を有し、当該螺合孔の中心から当該第1当接部までの距離が、当該第2当接部までの距離よりも大きく、
    前記第1当接部が前記クリップの基部の前記長手方向における下地材側端部又はその外側に対応する位置で前記背面側基材に当接し、かつ前記第2当接部が前記クリップの基部の前記長手方向における下地材反対側端部又はその外側に対応する位置で前記背面側基材に当接している押出成形セメント板の取付構造。
  2. 前記第1当接部が、前記下地材に対して前記押出成形セメント板を引き離す外力が作用したときに前記クリップの係合部に生じる力点の、ボルト孔側で前記背面側基材に当接している請求項1に記載の押出成形セメント板の取付構造。
  3. 前記第1及び第2当接部が、前記背面側基材に線状、面状又は点状で当接している請求項1又は2に記載の押出成形セメント板の取付構造。
  4. 断面矩形状に形成された複数の中空部が一方向に並設された押出成形セメント板を、建物の躯体に接続された下地材に留め付けるための、押出成形セメント板の取付構造に用いられ、当該中空部内に設けられて当該押出成形セメント板の背面側基材に当接する押出成形セメント板用ナットであって、
    当該押出成形セメント板用ナットの螺合孔とその近傍を前記背面側基材から離間させた状態で当該背面側基材に形成されたボルト孔の中心から中空部長手方向両側に所定距離をおいて当該背面側基材に当接する第1及び第2当接部を有し、当該螺合孔の中心から当該第1当接部までの距離が、当該第2当接部までの距離よりも大きく、
    前記押出成形セメント板の取付構造が、請求項1~3のいずれかに記載の押出成形セメント板の取付構造である押出成形セメント板用ナット。
  5. 当該押出成形セメント板用ナットにおける、前記押出成形セメント板の取付構造を構成する前記第1及び第2当接部が、前記背面側基材に向けて折り曲げられた屈曲部の外端部からなる請求項4に記載の押出成形セメント板用ナット。
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