JP6317496B1 - さや管内で使用する挿し口用仮受台とその回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】後行新管P2の挿し口11用仮受台70(7a)をレールRから落とすことなく引き戻す。【解決手段】さや管P’内に台車3でもって複数の新管PをレールRを介して持ち込み搬入し、その先行新管P1に後行新管P2を継合わせつつさや管内に管路を新設する。その際、後行新管P2の挿し口11の仮受台70をロープ7fで引き戻して回収する。仮受台の両側部にレールの側面に位置するガイドとなる揺動片74を設ける。揺動片は、ボルト74aを介して揺動し、常時、図に示すように、レールRの側面に位置して移動する。ロープ7fを引き戻すと(矢印方向)、揺動片74をガイドとして、仮受台70はレールRに沿って落ちることなく移動する。新管P2の受口12の近くまで引き寄せると、揺動片74が回収台80によって上方に回転し、レールRの上縁を越えた状態となる。この状態となれば、仮受台70を適宜にレールR上で回転させるなどによって引き出し易くして、回収する。【選択図】図6

Description

この発明は、既設のさや管内に、複数の新管を持ち込み搬入し、その先行する新管に後行の新管を継合わせつつ、上水道、ガス、下水道等に用いる流体輸送用管路を構築する際、その後行の新管の挿し口用仮受台とその回収方法に関するものである。
ダクタイル鋳鉄管等の各種流体輸送用配管を地中に埋設する工法として、図8A〜図8Hに示すように、推進工法やシールド工法等によって新設された管をさや管(鞘管)P’とし、その内部に、ダクタイル鋳鉄管等の新しい管(以下、単に「新管」という。)P(P1、P2)を配設する工法が採用される場合がある。また、既に供用されている既設管をさや管P’として、その内部に口径の小さい新管Pを挿入して管路を更新する工法が採用される場合もある。
この種の工法において、さや管P’には、鋼管、コンクリート管(ヒューム管)、シールド管(トンネル)などが採用され、新管Pには、コンクリート管、ダクタイル鋳鉄管などが採用される。その地中に埋設されたさや管P’内の所定の配設場所に新管Pを運搬し、新管Pを順々に接続して管路を構築する。
その新管Pの運搬は、新管Pに走行用台車(運搬台車)3が取り付けられ、走行用台車3には車輪3aが設けられており、その車輪3aのレールR上の転動により、新管Pがさや管P’内を走行する。このため、電動作業車4による牽引や推進により新管Pはさや管P’内を走行して、所定の配設箇所へ運搬される(特許文献1参照)。
図中、5は走行用台車3と電動作業車4及び台車間を連結する連結装置、6は手動油圧ポンプであり、この油圧ポンプ6と台車3の油圧ジャッキ6aから管心出し装置が構成されており、油圧ポンプ6からの油圧ジャッキ6aへのオイルの給排によって挿し口11を左右上下に動かして、新管Pの心出しを行う。7aは新管Pの挿し口11の仮受台、7bは新管Pの受口12の管受台、fはさや管P’の内面長さ方向所要間隔にその内面全周に設けたフランジ、rは隣接するフランジf間においてさや管P’の周方向所要間隔に設けたリブである。
先行の新管(持込管)P1と後行の新管P2との接続は、先行する新管(先行管)P1の受口12に後続(後行)の(運搬された)新管P2の挿し口11を挿入して継ぎ合わせる継手構造で行われる。
例えば、図9に示す、PN形(CP方式)の継手構造であると、同図(a)、(b)に示すように、先行の新管P1の受口12に、ロックリング13、ゴム輪14、ねじジャッキ15、ディスタンスピース16が装填されている。その挿入の第1段階として、同図(a)に示すように、後行の新管P2の挿し口11をゴム輪14に当たるまで挿し込み、さらに、第2段階として、同図(b)に示すように、ディスタンスピース16に当たるまでゆっくりと挿し口11を挿し込む。このとき、その挿し(押し)込みは人力を基本とするが、電動作業車4を上手にコントロールできるのであれば、電動作業車4によっても良い。また、その挿し込み量は挿し口11の溝11aにロックリング13が落ち込まない程度とする。これは、ゴム輪14のずれ等の異常時に挿し口11を押し戻して挿し口11と受口12の接続を開放し(継手を解体し)、前記ずれ等を修正などするためである。
したがって、このPN形の継手構造にあっては、図8Aに示すように、台車3によって、後行の新管P2が所定の配設場所に運搬されると、その新管P2の挿し口11を、上記管心出し装置の油圧ジャッキ6aにオイルを供給して先行の新管P1の受口12に対して心出しを行う。このとき、挿し口11は仮受台7aから浮いている(挿し口11と仮受台7aには隙間がある)。その状態で、挿し口11を先行の新管Pの受口12のゴム輪14に当たるまで預け入れる(図8B)。
その後、油圧ジャッキ6aへのオイルを排出して挿し口11を両レールR間に亘る長尺の仮受台7aに載置する(置く)。つづいて、図8Cから同図Dに示すように、新管P2の受口12を持ち上げて台車3を引き出す。
その新管P2の受口12の持ち上げは、例えば、図10に示すように、まず、さや管P’の内面上部の左右対称位置のリブrにシャコ万力等のクランプ8aを固定すると共に、新管Pの下部の左右対称位置に同様なクランプ8bを固定する。その両クランプ8a、8bの間をレバーブロック(登録商標)等の伸縮具8cを介設したナイロンスリング等の線状体8dで連結し、伸縮具8cの作動によってさや管P’に対し新管Pを上昇させて、その持ち上げを行う。
その新管P2の持ち上げ状態において、台車3等を引き抜く。その後、後行の新管P2の受口12の下面に両レールR間に亘る長尺の管受台7bを設け、その新管P2の受口12を下降させて前記管受台7bで支持するとともに、新管P2の挿し口11を仮受台7aに支持させる(図8D、図9(a))。
その管受台7bで支持された新管P2の預け入れ状態において、さや管P’内から反力をとって、油圧ジャッキ(図示せず)により、受口12端面を押したり、先行の新管P1内から反力をとって、レバーブロックと線状体によって後行の新管P2をその受口12から引いて先行の新管P1の挿し口11内に引き込んだり、人手で押したりして、図8E、図9(b)に示す、後行の新管P2をその挿し口11がディスタンスピース16に当たるまでゆっくりと挿し込む。この状態においては、上記のように、後行の新管P2の挿し口11の支持は、先行の新管P1のゴム輪14で行われる場合と、仮受台7aで行われる場合とがある。
挿し口11が仮受台7aに載っている(支持されている)場合(図8E、図9(b))、上記伸縮具8c等の持ち上げ機によって後行の新管P2の受口12を仮受台7aが動かせる程度に持ち上げ(図8F、図9(c))、その仮受台7aの回収を行う。その回収途中、仮受台7aが新管P2の管体に干渉して動かなくなれば(引き戻せなくなれば)、新管P2の受口12をさらに少し持ち上げて隙間をつくって仮受台7aを移動可能とする。このとき、受口12を持ち上げ過ぎると、ロックリング13が溝11aに落ち込むため、そのようにならないように持ち上げ量はできるだけ少しとする。
後行の新管P2の支持が先行の新管P1のゴム輪14で行われ、その挿し口11が仮受台7aに載っていない場合は、新管P2の受口12を持ち上げることなく、仮受台7aを回収できるが、その途中で管体に干渉すれば、上記のように受口12を少し持ち上げる。
つぎに、図8G、図9(d)に示すように、後行の新管P2の受口12を下降させて管受台7bに載置する。その状態で、ディスタンスピース16を取り外した後、ねじジャッキ15によりゴム輪14を押して所要の弾力に設定する。その後、図8H、図9(e)に示すように、上記と同様に、さや管P’内から反力をとって、油圧ジャッキにより、後行の新管P2の受口12の端面を押したり等により、挿し口11をさらに挿し込んで、挿し口11の先端と受口12内面奥の段部が所要の間隙sとして継ぎ合わせる(接続する)とともに、ロックリング13を溝11aに嵌めて、先行の新管P1と後行の新管P2の接続を完了する。
特開2016−223599号公報
上記の流体輸送用管路の構築において、上記後行の新管P2の挿し口11の仮受台7aは、新管P1、P2の接続が完了すれば、撤去しても支障がないことから回収が行われる。その回収は、従来、図11に示すように、仮受台7aは角筒7cと、その角筒7cに引き出し自在な調整筒7dと、その調整筒7dの出没量を固定するテープ7eとからなり、その角筒7c及び調整筒7d内にロープ7fを通し、そのロープ7fを引き戻して行っている。
その回収のタイミングは、先行の新管P1の受口12内のゴム輪14の面圧を高める前であれば、新管P2の受口12の持ち上げが容易であるため、上記図8F、図9(c)に示す、後行の新管P2の挿し口11がディスタンスピース16に当たった状態で行っている。
このとき、新管P2が管長:4mや6mの定尺の直管の場合は問題とならないが、管長:2m程度の押切管や管長:1.5m程度の曲管といった管長が短い新管Pの場合、その受口12を持ち上げすぎると、ロックリング13が挿し口溝11aに落ち込む場合がある。そのロックリング13が落ち込めば、両新管P1、P2の挿し口11と受口12の継手を解体できない恐れがあり、その場合、上記ゴム輪14のずれ等の修正ができないこととなる。
このため、その落ち込みが生じないように、仮受台7aの回収時の新管P2の受口12の持ち上げ量を必要最小限に制限する必要がある。
一方、図11に示す仮受台7aの回収方法は、ロープ7fを後行の新管受口12側に引き戻して行う。このとき、その引き戻し方向が仮受台7aの角筒7cの長さ方向中心の直交方向であれば、角筒7cはレールR上を横振れすることなく移動する。しかし、その直交方向に引き戻すことは非常に困難であり、勢い、前記直交方向から斜めになり、レールRから角筒7cが落ちる場合がある。特に、上記短い甲切管や曲管といった管長が短い新管Pの場合、レールRも曲がっていたりするため、その曲がりに沿ってロープ7fを引き戻すことは困難であり、前記のレールRから角筒7cが落ちる場合が多い。
レールRから角筒7c(仮受台7a)が落ちると、レールRの近傍には、レールRの枕木やさや管(セグメント)P’の軸方向(長さ方向)の接続用フランジf等、さや管P’内の凹凸に仮受台7aが引っかかり、その回収が不可能になる恐れがある。
特に、上記のように、仮受台7aの回収時、新管P2の受口12の持ち上げ量を必要最小限に制限する必要があるため、仮受台7aの移動スペースが狭く、仮受台7aが上記落下等によって少し傾くだけでも、仮受台7aの移動ができなくなる(回収できなくなる)場合がある。
この発明は、以上の実状の下、仮受台7aをレールRから落とすことなく引き戻せるようにすることを課題とする。
以上の課題を達成するため、この発明は、仮受台にレールRに対する案内材(ガイド)を設け、その案内材によって仮受台をレールに沿って移動し得るようにしたのである。
このように、仮受台がレールに沿って案内されて移動すれば、落下の恐れも無くなり、円滑に回収し得る。
この発明に係るさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法の具体的構成としては、さや管内に、走行用台車でもって複数の新管をレールを介して持ち込み搬入し、その先行する新管に後行の新管を継合わせつつさや管内に前記複数の新管による管路を新設する際、その後行の新管の挿し口の仮受台をロープで引き戻して回収する方法において、前記仮受台の両側部にレールの側面に位置するガイドを設けた構成を採用することができる。
上記ガイドとしては、仮受台のレール上の移動時、その仮受台がレールから落下しないように案内する形状であれば何れでも良いが、例えば、仮受台を貫通してレールの側面に位置するピン等の棒状材とすることができる。その棒状材は、少なくとも一方を仮受台に抜き差し自在とすれば、その一方の棒状材を引き抜くことによって仮受台をレール上で回転させることができて、仮受台の新管下方からの引き出し回収が容易になる。
また、ガイドは、仮受台に下方にぶら下がってレールの長さ方向に揺動自在となっているものとすれば、仮受台をレール上に上記回転させる場合、そのガイドを揺動させて前記回転に邪魔にならないようにすることができて、仮受台の新管下方からの引き出し回収が容易になる。その揺動自在なものは、棒状材や板片が考えられ、取付位置は、仮受台の両側端面や仮受台の新管の持ち込み方向における前面又は後面とすることができる。
さらに、後行の新管の受口の近傍に回収台を設け、その回収台によって上記揺動するガイドを上方に揺動させるようにすれば、仮受台をレール上で上記回転させる場合、前記揺動によってガイドが前記回転に邪魔にならないようにできるため、仮受台の新管下方からの引き出し回収が容易になる。
この発明に係るさや管内で使用する挿し口用仮受台の具体的構成としては、両側部に上記レールの側面に位置するガイドを設けた構成を採用することができる。そのガイドは、仮受台を貫通してレールの側面に当接する棒状材とすることができ、その棒状材の少なくとも一方は仮受台に抜き差し自在とすることができる。
上記ガイドは、仮受台に下方にぶら下がって揺動するもの(棒状体や板片)で形成し、そのガイドは、レールの長さ方向に揺動自在となっているものとすることができる。そのガイドは、仮受台の両側端面に設けたり、仮受台の新管の持ち込み方向における前面又は後面に設けたりすることができる。
この発明は、以上のように構成して、新管挿し口用仮受台をレールから落とすことなく引き戻せるようにしたので、落下の恐れも無くなり、円滑に回収し得る。このため、仮受台の回収時の新管の受口の持ち上げ量を必要最小限に制限する必要がある場合であっても、狭いスペースにおいて、仮受台の回収を円滑に行うことができる。
この発明に係るさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法の一実施形態を示し、(a)は概略切断側面図、(b)は同切断平面図 同実施形態の仮受台部分の作用説明図 同実施形態の棒状物の各例図 他の実施形態の仮受台部分の作用説明図 他の実施形態の仮受台部分の作用説明図 他の実施形態の仮受台部分の作用説明図 他の実施形態の仮受台部分の作用説明図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 さや管内に新管を配設する作用説明用概略図 管継手構造の一例の作用説明図 さや管内における新管の持ち上げ作用の一例の説明図 従来の仮受台の回収方法の一例図
この発明に係る一実施形態を図1〜図3に示し、この実施形態も、上記のように、図8A〜図8H、図9、図10に示すように、鋼管、コンクリート管(ヒューム管)などの地中に埋設されたさや管P’内に、ダクタイル鋳鉄管等の新管Pをさや管P’内の所定の配設場所に運搬し、新管Pを順々に接続して管路を構築する。その接続は、先行する新管P1の受口12に後続の(運搬された)新管P2の挿し口11を挿入して継ぎ合わせる継手構造で行われる。
その接続作用において、図8Fで示す、後行の新管P2の受口12を持ち上げて、両レールR間に亘る長尺の仮受台70(7a)を回収する際の態様がこの発明の特徴であり、この発明に係る仮受台70は、図2に示すように、角型鋼管71と棒状体であるピン72とからなり、従来と同様に、その角型鋼管71内にロープ7fが通されて、その端が角型鋼管71の長さ方向の中央直角方向でロープの途中に括られている。このため、角型鋼管71(仮受台70)はその両端から二等辺三角形の両斜辺をロープ7fが構成した状態で引き戻される。
ピン72は円錐台状(外周面が軸方向のテーパ面)となって角型鋼管71の両側の孔73に抜き差し自在となっている。このため、ピン72は、孔73に挿入されると、途中で止まってその先端部分がレールRの外側面に位置する。そのピン72はレールRの側面に接していても、仮受台70がレールRから落下しない程度の間隔を持っていても良い。
このため、図2に示すように、ロープfを引き戻すと(矢印方向)、ピン72をガイド(案内)として、仮受台70はレールRに沿って落ちることなく移動し(図1参照)、図8Fに示す、新管P2の受口12の近くまで円滑に引き寄せることができる。その受口12の先端近くになれば、下方から引き出して回収する。その引き出し時、少なくとも一方のピン72を引き抜けば、角型鋼管71がレールR上を動き得るため、図6(b)に鎖線で示すように、角型鋼管71をレールR間の外(新管P2の受口12の脇)に向かせる(回転させる)ことができてその引き出し作業が容易となる。
ピン72の形状としては、図3(a)に示す、上記テーパ状に限らず、同一径の棒材であっても、同図(b)に示す、突出頭部72aを設けたり、同図(c)に示す、溶接ビード等によって突起72bを設けたりして抜け止めを行うようにすることができる。
また、孔73は、ピン72がレールRの内側面に接する位置でも良い。すなわち、少なくとも、2点でピン72がレールRの側面をガイドして、仮受台70が落ちることなくレールRに沿って移動可能であれば、孔73の位置は任意であり、角型鋼管71の長さ方向に所要数を設けて、両ピン72の間隔を選択可能とすることができる。
図4には他の実施形態を示し、この実施形態の仮受台70は、角型鋼管71へのロープ7fの取り付け態様を変えるとともに、ガイドをピン72に代えて揺動片74としたものである。そのロープ7fは角型鋼管71の両レールR、Rの間内の孔に通して引き出されている。揺動片74は、ボルト74aがその径よりも大きな孔を通って揺動片74を貫通して角型鋼管71にねじ込まれている。このため、揺動片74はボルト74aを介して角型鋼管71に対し下方に垂れ下がってレールRの長さ方向に揺動自在となっており、常時、図4に示すように、レールRの側面に位置して移動する。このとき、揺動片74はレールRの側面を摺動せずに、角型鋼管71がレールRから落下しない程度の間隙を持っていても良い。
この実施形態では、同図に示すように、ロープ7fを引き戻すと(矢印方向)、揺動片74をガイドとして、仮受台70はレールRに沿って落ちることなく移動して、図8Fに示す、新管P2の受口12の近くまで円滑に引き寄せることができる。その受口12の下方から引き出して回収する。このとき、揺動片74を上方に揺動させてレールRの上縁を越えた状態とすれば、仮受台70を適宜にレールR上で回転させて新管P2の受口12の脇に向かせることができてその引き出し作業が容易となる。
図5にはさらに他の実施形態を示し、この実施形態の仮受台70は、同様に、ガイドをピン72に代えて揺動片74としたものであるが、その揺動片74を取り付け片75を介して角型鋼管71の長手方向の側面に設けたものである。取り付け片75は溶接等によって角型鋼管71に固定する。また、揺動片74の取付位置は、ロープ7fの引き戻し方向(同図矢印方向)において、同図に示す後側面としたり、逆の前側面としたりすることができる。また、その前後側面において、揺動片74の位置は、図示のレールRの外側面としたり、内側面としたりすることができる。
この揺動片74もボルト74aを介して角型鋼管71に対し下方に垂れ下がってレールRの長さ方向に揺動自在となっている。このため、常時、図5に示すように、レールRの側面を摺動したりしてガイドする。
この実施形態も、同図に示すように、ロープ7fを引き戻すと(矢印方向)、仮受台70は揺動片74にガイドされてレールRに沿って落ちることなく移動して、図8Fに示す、新管P2の受口12の近くまで円滑に引き寄せることができる。その受口12の下方から引き出して回収する。このとき、同様に、揺動片74を上方に揺動させてレールRの上縁を越えた状態とすれば、仮受台70を適宜にレールR上で回転させるなどによって引き出し易くなる。
図6にはさらに他の実施形態を示し、この実施形態は、図4の実施形態において、後行の新管P2の受口12近傍に、レールRに沿った断面台形の回収台80を設けたものである。
このため、図6(a)に示す、ロープ7fに引き戻されて仮受台70が受口12に近づき、さらに、ロープ7fで引き戻されると、図6(b)、(c)に示すように、回収台80に揺動片74が当接し、その回収台80の傾斜面81上を摺動して上方に回転し、揺動片74がレールRの上縁を越えた状態となる。
この状態となれば、仮受台70を適宜にレールR上で回転させるなどによって引き出し易くして(同図(b)の鎖線状態)、回収する。
上記ロープ7fによる角型鋼管71の引き戻し態様は上記に限定されず、例えば、図7に示すように、2本のロープ7fを使用することもできる。
仮受台70は、図4〜図6に示すように、角筒(角型鋼管71)と、その角筒に引き出し自在な調整筒71dと、その調整筒71dの出没量を固定するテープ71eとからなるものとして、両揺動片(ガイド)74、74の間隔を調整可能としてレールRの幅に対応するようにすることができる。
上記各実施形態は、PN形の継手構造の場合であったが、他の継手構造においてもこの発明を採用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
P、P1、P2 新管
P’ さや管
R レール
f さや管のフランジ
r さや管のリブ
7a 挿し口の仮受台
7b 受口の管受台
7f 引き戻しロープ
11 挿し口
12 受口
13 ロックリング
14 ゴム輪
15 ねじジャッキ
16 ディスタンスピース
70 仮受台
71 仮受台の角型鋼管
72 ガイドとなるピン
73 ピン用孔
74 ガイド用揺動片
80 回収台

Claims (7)

  1. さや管(P’)内に、走行用台車(3)でもって複数の新管(P)をレール(R)を介して持ち込み搬入し、その先行する新管(P1)に後行の新管(P2)を継合わせつつさや管(P’)内に前記複数の新管(P)による管路を新設する際、その後行の新管(P2)の挿し口(11)の仮受台(70)を、ロープ(7f)で前記後行の新管(P2)の受口(12)に向かって引き戻してその受口(12)の下方から回収する方法であって、
    上記仮受台(70)の両側部に上記レール(R)の側面に位置するガイド(72、74)を設け、前記仮受台(70)をロープ(7f)で引き戻す際、前記ガイド(72、74)により上記レール(R)に沿って前記仮受台(70)を案内することを特徴とするさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法。
  2. 上記ガイドは、上記仮受台(70)を貫通してレール(R)の側面に位置する棒状材(72)とするとともに、その棒状材(72)の少なくとも一方を仮受台(70)に抜き差し自在とし、前記仮受台(70)を後行の新管(P2)の受口(12)下方から回収する際、前記一方の棒状材(72)を仮受台(70)から抜いて仮受台(70)をレール(R)の長さ方向に向かせた後、仮受台(70)を回収することを特徴とする請求項1に記載のさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法。
  3. 上記ガイドは、仮受台(70)に下方にぶら下がってレール(R)の長さ方向に揺動する板片(74)とし、その板片(74)を、仮受台(70)の両側端面、仮受台(70)の上記新管(P)の持ち込み方向における前面又は後面に設け、前記仮受台(70)を後行の新管(P2)の受口(12)下方から回収する際、前記揺動するガイド(74)を上方に揺動させてレール(R)を乗り越えさせて、仮受台(70)をレール(R)の長さ方向に向かせた後、仮受台(70)を回収することを特徴とする請求項1に記載のさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法。
  4. 上記後行の新管(P2)の受口(12)の近傍に回収台(80)を設け、その回収台(80)によって上記揺動するガイド(74)を上方に揺動させてレール(R)を乗り越えさせて、仮受台(70)をレール(R)の長さ方向に向かせ後、仮受台(70)を回収することを特徴とする請求項3に記載のさや管内で使用する挿し口用仮受台の回収方法。
  5. 請求項1に記載のさや管(P’)内で使用する挿し口用仮受台(70)の回収方法に使用される前記仮受台(70)であって、その両側部に上記レール(R)の側面に位置するガイド(72、74)を設けたことを特徴とするさや管内で使用する挿し口用仮受台。
  6. 上記ガイドを、仮受台(70)を貫通してレール(R)の側面に位置する棒状材(72)とし、その棒状材(72)の少なくとも一方を仮受台(70)に抜き差し自在としたことを特徴とする請求項5に記載のさや管内で使用する挿し口用仮受台。
  7. 上記ガイドを、仮受台(70)に下方にぶら下がって上記レール(R)の長さ方向に揺動する板片(74)で形成し、その板片(74)は、仮受台(70)の両側端面、仮受台(70)の上記新管(P)の持ち込み方向における前面又は後面に設けられており、前記揺動するガイド(74)は上方に揺動させてレール(R)を乗り越えさせた後、仮受台(70)をレール(R)の長さ方向に向かせた後、仮受台(70)を回収するものであることを特徴とする請求項5に記載のさや管内で使用する挿し口用仮受台。
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