JP6317213B2 - 特定の元素の厚み計測装置及び特定の元素の厚み計測方法 - Google Patents

特定の元素の厚み計測装置及び特定の元素の厚み計測方法 Download PDF

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本発明は、例えば核燃料が一旦溶融してから再固化した燃料デブリの厚みのような、特定の元素の厚みを計測する特定の元素の厚み計測装置及び特定の元素の厚み計測方法に関する。
燃料デブリは、ウラン等の核燃料物質が一旦溶融してから再固化したものであり、再固化したデブリの厚みは様々な値をとる可能性がある。デブリの厚みによって、回収方法、保管形態が異なる可能性があるため、調査の段階からデブリの厚みを把握しておくことが望ましい。燃料溶融を起こした原子力設備内において、被計測対象が燃料デブリなのか、燃料デブリではない放射性廃棄物なのかを識別するには、放射線計測が用いられる。しかし、放射線計測では、対象表面の計測はできるが、自己遮蔽の問題があるため、厚み方向の計測は困難である。
放射線以外で被計測対象の表面にウラン等の核燃料物質が含まれるかどうかを計測する方法として、例えば、レーザ・インデュースト・ブレイクダウン・スペクトロスコピー(以下、Laser Induced Breakdown Spectroscopy:LIBSと記載する)が考えられる。LIBSは、被計測対象に対してレーザ光を照射し、照射位置(対象表面)においてレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして表面元素をプラズマ化し、発生したプラズマから生じる光を分光計測することによって被計測対象の種々の情報を得るものである。特定の元素のプラズマから特定波長のプラズマ発光があることが判っているので、計測した分光スペクトル(ピーク波長の情報)から対象表面における特定元素の有無を判断することができ、特定波長のピークの波高値から特定元素を定量計測することができる。
被計測対象の厚み方向(深さ方向)の計測(分析)を行う方法としては、例えば、被計測対象表面にレーザ光を照射し、表面から内部へ向けてプラズマ化(イオン化)した元素を採取し、採取した元素を順次定量分析装置に送り込んで分析することが考えられる。しかし、燃料デブリの調査を行う場所は、原子力設備内においても放射線の高い環境であり、分光計測部、信号処理装置等の精密な計測装置は同じ原子力設備内でも放射線が低い場所に設置せざるを得ない。したがって、レーザを照射する被計測対象と計測装置の場所が遠く離れてしまうことになる。そのため、プラズマ化(イオン化)した元素が、例えば、圧送チューブの内面に付着したりしてしまうので、計測装置まで到達しない怖れがある。
他方、例えば、特許文献1には、レーザ光を繰り返し試料に照射して試料に穴を形成し、試料から発生するプラズマ光を集光及び分光し、レーザ光の照射回数から穴の深さを算出して、略同一な成分である層の厚さを測定する技術が記載されている。
特開2008−268067号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、レーザ光を対物レンズにより試料に照射し、プラズマ光も集光レンズにより分光器に入射させている。集光レンズと分光器との間に光ファイバを設ける変形例も記載されているが、この光ファイバは、入射端の位置を可変にして集光レンズの焦点位置からずらすことにより、入射端に入射するプラズマ光の像を変化させるためのものである。したがって、特許文献1に記載された技術は、試料と分光器等の計測装置との距離が近い部品検査を想定したものであり、試料と計測装置とを遠隔に切り離すことはできない。
さらに、明記はされていないものの、特許文献1に記載された技術は、試料が気中に存在することを想定していると推察される。しかしながら、調査対象である燃料デブリは、原子力設備内において、気中だけでなく、水中に位置している可能性も大きい。水中に位置する被計測対象表面にレーザを照射すると、被計測対象だけでなく、水および水中不純物もプラズマ化してしまう。この場合、被計測対象のプラズマ光の進行が、水および水中不純物のプラズマ(気泡)の妨害を受けてしまい、うまく集光できなくなってしまうという怖れがある。また、レーザ光のエネルギーが水及び水中不純物のプラズマ化で消費されてしまうので、レーザ光の照射回数から算出している穴の深さが、実際の深さ位置と異なってしまうという怖れがある。このため、特許文献1に記載された技術では、水中に位置する燃料デブリの厚みを正確に計測することはできない。
本発明は、上述の点に鑑み、例えば燃料デブリの厚みのような、気中と水中の両方に位置する可能性のある特定の元素の厚みを、遠隔から正確に計測する厚み計測装置及び厚み計測方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の特定の元素の厚み計測装置は、
被計測対象の表面を穿孔しながら被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化するために、繰り返しレーザ光を発射するレーザ光源と、
アシストガス供給部と、
レーザ光源が発射したレーザ光を被計測対象の表面に伝送する第1の光ファイバ、被計測対象で発生したプラズマ光を集光する集光光学系、集光光学系によって集光されたプラズマ光を伝送する第2の光ファイバ、及び、アシストガス供給部からアシストガスを供給するためのガスチューブが取り付けられ、被計測対象と接する面に、ガスチューブを経由してアシストガスが供給される空間を形成した計測ヘッドと、
第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを示す信号を出力する分光計測部と、
分光計測部の出力信号から特定の元素の深さ方向の濃度分布を求めて特定の元素の厚みを計測する信号処理部と
を備える。
そして、第1の本発明の特定の元素の厚み計測装置は、さらに、アシストガス供給部は、アシストガスとして酸素ガスと窒素ガスとを交互に供給する。
また、第2の本発明の特定の元素の厚み計測装置は、さらに、信号処理部は、被計測対象の複数の位置の表面についての特定の元素の厚みの計測結果に基づき、複数の位置のうち、特定の元素の厚みが大きい1つの位置または特定の元素の厚みが大きい2つ以上の位置の中間の位置を、被計測対象のうち、さらに詳細なデブリ調査、または、デブリ回収を行う位置として決定する。
また、本発明の特定の元素の厚み計測方法は、
被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化するためのレーザ光を発射するレーザ光源と、
アシストガス供給部と、
レーザ光源が発射したレーザ光を被計測対象の表面に伝送する第1の光ファイバ、被計測対象で発生したプラズマ光を集光する集光光学系、集光光学系によって集光されたプラズマ光を伝送する第2の光ファイバ、及び、アシストガス供給部からアシストガスを供給するためのガスチューブが取り付けられ、被計測対象と接する面に、ガスチューブを経由してアシストガスが供給される空間を形成した計測ヘッドと、
第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光が入射する分光計測部と、
分光計測部の出力信号が入力する信号処理部と
を用いた特定の元素の厚み計測方法において、
アシストガス供給部が計測ヘッドに形成された空間へアシストガスを供給し、レーザ光源が繰り返しレーザ光を発射することにより被計測対象の表面を穿孔しながら元素をプラズマ化する第1のステップと、
分光計測部が、第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを示す信号を出力する第2のステップと、
信号処理部が、分光計測部の出力信号から特定の元素の深さ方向の濃度分布を求めて特定の元素の厚みを計測する第3のステップと、
信号処理部が、被計測対象の複数の位置の表面についての特定の元素の厚みの計測結果に基づき、複数の位置のうち、特定の元素の厚みが大きい1つの位置または特定の元素の厚みが大きい2つ以上の位置の中間の位置を、被計測対象のうち、さらに詳細なデブリ調査、または、デブリ回収を行う位置として決定する第4のステップを有する。
本発明によれば、レーザ光源が発射したレーザ光を第1の光ファイバで被計測対象の表面に伝送し、被計測対象で発生したプラズマ光を第2の光ファイバで分光計測部に伝送するので、被計測対象と分光計測部、信号処理部とを遠隔に切り離すことができる。また、被計測対象と接する面に形成した空間にアシストガスを供給することにより被計測対象の表面のレーザ照射領域から水を排斥して、被計測対象の表面を穿孔することができる。これにより、例えば燃料デブリの厚みのような、気中と水中の両方に位置する可能性のある特定の元素の厚みを、遠隔から正確に計測することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の全体構成例を示す図である。 図2Aは光ファイバの構成例を示す断面図であり、図2Bは本発明の第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の計測ヘッドの構成例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置において穿孔部の深さが変化したときの発光強度パターンの時間的変化を示す図である。 図4A,図4Bはそれぞれ本発明の第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置による燃料デブリの深さ方向分布の計測結果の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の計測ヘッドの構成例を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の全体構成例及び調査対象となる原子力設備の概略構成を示す図である。 格納容器内の隔壁を示す斜視図である。 図8Aは本発明の第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の移動体の側面を示す図であり、図8Bは図8AのA−A断面を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の走査装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置による燃料デブリの厚みの計測結果の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では、特定の元素の厚みとして、核燃料が一旦溶融してから再固化した燃料デブリの厚みを計測する例について説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の全体構成例を示す図である。水槽1の中に水2を貯留して、被計測対象となる燃料デブリ3と燃料デブリ4を保管している。第1の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置は、計測装置本体30と、計測ヘッド10と、第1の光ファイバ21及び第2の光ファイバ22が一体化した光ファイバ23と、アシストガス供給チューブ24とで構成されている。計測ヘッド10は、水中の被計測対象表面に接触させて使用するものであり、光ファイバ23及びアシストガス供給チューブ24によって計測装置本体30と接続されている。
計測装置本体30には、レーザ光源31と、分光計測部32と、アシストガス供給部33と、信号処理部34と、表示部35と、記憶部36とが設けられている。レーザ光源31は、例えば高エネルギーのパルスレーザ光を繰り返して発射するQスイッチ型のレーザ光源である。レーザ光源31は、高エネルギーのパルスレーザ光を繰り返し発射して、被計測対象の表面を穿孔しながら被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化する。また、レーザ光源31は、Qスイッチがオンになる都度、Qスイッチがオンになったことを示す信号を分光計測部32及び信号処理部34に送る。レーザ光源31が発射したレーザ光は、第1の光ファイバ21によって計測ヘッド10に伝送される。
アシストガス供給部33は、アシストガスとして例えば窒素ガスを供給する。このアシストガスは、アシストガス供給チューブ24によって計測ヘッド10に供給される。
図2は、計測ヘッド10及び光ファイバ23の構成例を示す断面図である。このうち、図2Aは、光ファイバ23の構成例を示している。光ファイバ23は、断面が二重円構造をしていて、外周側に断面積の大きい第1の光ファイバ21、内周側に断面積の小さい第2の光ファイバ22が配置されている。すなわち、第1の光ファイバ21と第2の光ファイバ22は同軸である。
図2Bは、計測ヘッド10の構成例を示している。計測ヘッド10には、光ファイバ23及びアシストガス供給チューブ24が取り付けられる。また計測ヘッド10の内部に、集光光学系25が設けられている。集光光学系25は凸レンズで構成されており、この凸レンズの外周側がレーザ光の集光用、内周側がプラズマ光の集光用となっている。第1の光ファイバ21によって伝送され、集光光学系25の外周側で集光されたレーザ光7は、被計測対象5の表面に照射され、照射が繰り返されることにより表面を穿孔しながら穿孔部6の孔底の元素をプラズマ化する。このプラズマから発生したプラズマ光8は、集光光学系25の内周側で集光され、第2の光ファイバ22によって伝送されて図1の計測装置本体30内の分光計測部32に入射する。
また、計測ヘッド10には、被計測対象5と接する面に、アシストガス供給チューブ24を経由してアシストガスが供給される空間26が形成されている。計測ヘッド10の被計測対象5と接する面のうち空間26の周囲の部分には、例えば環状のシール材29が取り付けられている。さらに、計測ヘッド10には、空間26内で余剰となったアシストガスを計測ヘッド10の外部に排出するための排出ライン27,27及び逆止弁28,28が取り付けられている。この排出ライン27,27及び逆止弁28,28は、光ファイバ23を軸として対称に配置されている。この空間26にアシストガスを供給することにより、空間26から水が排斥される。そのため、アシストガス雰囲気中で、穿孔部6の孔底の元素のプラズマ化とプラズマ光の集光が行われる。
図1の分光計測部32は、第2の光ファイバ22によって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを計測して、計測結果を示す信号を信号処理部34に出力する。
信号処理部34は、分光計測部32の出力信号から燃料デブリの深さ方向の濃度分布を求めて燃料デブリの厚みを計測する。信号処理部34による燃料デブリの厚みの計測結果は、表示部35に表示されるとともに、記憶部36に記憶される。信号処理部34、表示部35及び記憶部36は、例えば1台の汎用コンピュータを用いて構成されている。
図3は、図1のレーザ光源31のQスイッチのタイミング71をトリガとして、図2の穿孔部6の深さが変化したときの、図1の分光計測部32の出力信号が示す発光強度パターンの時間的変化を示す図である。第1の実施の形態では、Qスイッチオン→レーザ光発射→第1の光ファイバ21で伝送→被計測対象5に照射→穿孔部6の孔底の元素がプラズマ化→プラズマ光を第2の光ファイバ22で伝送→分光計測部32で分光計測、の順でLIBS計測が行われる。このうち、穿孔部6が深くなると、レーザ光が第1の光ファイバ21の出口を出てから、プラズマ光が第2の光ファイバ22の入り口に到達するまでの光伝搬時間が長くなる。その結果、穿孔部6が深くなるにつれて、図3に示すように、発光強度パターンは発光強度パターン72、73、74のように時間的にシフト(遅延)していく。
図1の信号処理部34は、図3に示したような発光強度パターンの時間的変化に基づき、穿孔部6の深さを求めて、燃料デブリの厚みを計測する。第1の実施の形態では、上述したように、水中に位置する燃料デブリの計測であっても、水を排斥してアシストガス中雰囲気でLIBSを行うので、レーザ光のエネルギーが水のプラズマ化に消費されて穿孔速度が低下することはない。しかし、万が一、その他の条件変化で穿孔速度が変化したとしても、信号処理部34は、発光強度パターンの時間的変化に基づき、穿孔部6の深さを正確に求めて、燃料デブリの厚みを計測することができる。
図4は、第1の実施の形態における図1の燃料デブリ3及び4のウラン濃度深さ方向分布の計測結果の例を示す図である。このうち、図4Aは、燃料デブリ3のウラン濃度の深さ分布の計測結果75を示している。計測結果75では、表面付近ではウラン濃度は高いが、特定の深さより深くなると、ウラン濃度が低下している。塊全体は厚くても、その中の燃料デブリ層は表面だけに存在し、ウラン濃度が低下するまでの深さ77から、燃料デブリの厚みを評価できる。図4Bは、燃料デブリ4のウラン濃度の深さ分布の計測結果76を示している。計測結果76では、レーザ光で穿孔した深さ範囲内ではウラン濃度はほぼ一定であり、塊の芯まで燃料デブリであると評価できる。
以上に説明したように、第1の実施の形態によれば、レーザ光源31が発射したレーザ光を第1の光ファイバ21で被計測対象5の表面に伝送し、被計測対象5で発生したプラズマ光を第2の光ファイバ22で分光計測部32に伝送する。したがって、被計測対象5と分光計測部32、信号処理部34等の計測装置本体30とを遠隔に切り離すことができる。また、被計測対象5と接する面に形成した空間26にアシストガスを供給することにより被計測対象5の表面のレーザ照射領域から水を排斥して、被計測対象5の表面を穿孔することができる。さらに、信号処理部34は、分光計測部32の出力信号が示す発光強度パターンの時間的変化に基づいて燃料デブリの深さ方向の情報を求めるので、万が一何らかの条件変化で穿孔速度が変化したとしても、燃料デブリの深さ方向の情報を正確に求めることができる。これにより、気中と水中の両方に位置する可能性のある燃料デブリの厚みを、遠隔から正確に計測することができる。例えば壁の表面だけが燃料で汚染された構造材と燃料デブリとを識別することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と構成が同一の部分については、重複した説明を省略する。第2の実施の形態では、計測ヘッド10内の集光光学系25を光軸方向に移動可能にした点が、第1の実施の形態とは異なっている。その他の構成は、第1の実施の形態と同一である。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る計測ヘッド10の構成例を示す断面図である。計測ヘッド10には、集光光学系25を光軸方向に移動させるための、ステッピングモータ等を用いたレンズ移動機構40が設けられている。また、計測ヘッド10には制御用ケーブル41が取り付けられており、図示は省略するが、計測装置本体30内の信号処理部34(図1)から、この制御用ケーブル41を介してレンズ移動機構40に制御信号が送られる。
信号処理部34は、図3に示したような発光強度パターンの時間的変化から求めた穿孔部6の深さに基づき、穿孔部6が深くなっていくのにつれて、レンズ移動機構40を制御して集光光学系25を被計測対象5寄りに移動させていく。これにより、穿孔部6が深くなっても、集光光学系25から穿孔部6の孔底までの距離が一定に保たれるので、穿孔部6の孔底が集光光学系25の合焦位置から遠ざかることによる穿孔速度の低下が防止される。
この第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明したのと同じ効果が得られることに加えて、穿孔部6が深くなっても穿孔速度が低下しないので、短時間で燃料デブリの厚みを計測できるという効果が得られる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態や第2の実施の形態と構成が同一の部分については、重複した説明を省略する。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置の全体構成例及び調査対象となる原子力設備の概略構成を示す図である。原子炉建屋50の中に格納容器51が収容されており、格納容器51の底部52に水2が溜まっている。また、格納容器51の底部52の上にコンクリート製の隔壁53が設置されており、隔壁53の一部には空隙54が設けられている。この隔壁53を斜視図で示すと、図7の通りである。
第3の実施の形態に係る燃料デブリの厚み計測装置は、計測装置本体30と、計測ヘッド10を搭載した移動体60と、光ファイバ23と、アシストガス供給チューブ24と、走査装置62とで構成されている。
計測装置本体30及び走査装置62は、原子炉建屋50の1階に設置されている。
移動体60は、格納容器51の底部52に配置されており、ケーブル61によって、格納容器51の貫通孔55を経由して走査装置62と接続されている。
移動体60に搭載された計測ヘッド10は、光ファイバ23及びアシストガス供給チューブ24によって、格納容器51の貫通孔55を経由して計測装置本体30と接続されている。計測ヘッド10は、第1の実施の形態で図2に示した構成のものである。ただし、計測ヘッド10は、第2の実施の形態で図5に示した構成のものであってもよく、その場合には、計測ヘッド10をさらに図5に示した制御用ケーブル41によって計測装置本体30と接続すればよい。
図8は、移動体60の構成例を示す図であり、図8Aは側面図、図8Bは図8AのA−A断面図である。移動体60は、図6の格納容器51の底部52を移動するためのクローラ63と、クローラ63の起動輪を回転駆動するモータ64を備えている。
また、移動体60は、移動体60の前後左右方向を撮影するカメラ65a〜65dと、移動体60の前後左右方向に存在している壁面と移動体60との距離を検知する超音波センサ66a〜66dを備えている。
また、移動体60の下部に計測ヘッド10が搭載されており、移動体60は、計測ヘッド10を格納容器51の底部52に接触しない高さと接触する高さとの間で上下方向に移動させるための計測ヘッド移動機構67を備えている。
モータ64、カメラ65a〜65d、超音波センサ66a〜66d、計測ヘッド移動機構67は、それぞれケーブル61内の信号線と接続されているが、図8ではそれらの信号線の図示は省略している。カメラ65a〜65dで撮影された映像と、超音波センサ66a〜66dの検知結果は、ケーブル61を介して図6の走査装置62に送られる。モータ64、カメラ65a〜65dには、それぞれケーブル61を介して走査装置62から駆動信号が供給される。
図9は、図6の走査装置62のハードウェア構成例を示すブロック図である。走査装置62は、バス90にそれぞれ接続された制御部91、記憶部92、表示部93、移動体インタフェース94、計測装置本体インタフェース95、計測ヘッド駆動回路96及びモータ駆動回路97を備えている。
記憶部92には、図6の格納容器51の底部52の寸法及び形状や隔壁53の位置等を示す図面情報が記憶されている。
表示部93には、図8のカメラ65a〜65dで撮影された映像が表示される。
移動体インタフェース94は、図6のケーブル61を介して移動体60との間で信号を入出力するためのインタフェースである。
計測装置本体インタフェース95は、図6の計測装置本体30内の信号処理部34(図1)との間で信号を入出力するためのインタフェースである。
計測ヘッド駆動回路96、モータ駆動回路97は、それぞれ図8の計測ヘッド移動機構67、モータ64に供給する駆動信号を出力する回路である。
制御部91は、記憶部92内の図面情報に基づき、モータ駆動回路97を制御して、格納容器51の底部52のうちの予め決定された複数の計測位置に移動体60を順次移動させる。その際、制御部91は、図8の超音波センサ66a〜66dの検知結果に基づき、移動体60の現在位置を算出して、移動体60が計測位置に到着したか否かを判別する。
また、制御部91は、移動体60の移動中は計測ヘッド10が格納容器51の底部52に接触せず、移動体60が計測位置に到着すると計測ヘッド10が格納容器51の底部52に接触するように、計測ヘッド駆動回路96を制御する。
また、制御部91は、移動体60が個々の計測位置に到着した都度に、到着した計測位置を示す信号を計測装置本体30内の信号処理部34に送る。
計測装置本体30では、走査装置62から上述のような到着した計測位置を示す信号が送られる都度に、第1の実施の形態で説明したような方法で、計測ヘッド10と協働して燃料デブリの厚みを計測する。そして、計測が完了すると、計測装置本体30内の信号処理部34は、計測が完了したことを示す信号を走査装置62に送る。走査装置62内の制御部91は、計測が完了したことを示す信号が送られると、移動体60を次の計測位置に移動させる。このようにして、格納容器51の底部52の複数の位置の表面での燃料デブリの厚みの計測が、効率よく行われる。
また、計測装置本体30内の信号処理部34は、複数の計測位置での燃料デブリの厚みの計測結果を、それぞれの計測位置と関連付けて、表示部35(図1)に表示させるとともに記憶部36(図1)に記憶させる。
図10は、格納容器51の底部52の複数の計測位置での燃料デブリの厚みの計測を完了した後の、計測装置本体30の表示部35での計測結果の表示画面の例を示す図である。この表示画面では、格納容器51の底部52が図形81として示され、図6の隔壁53が図形82として示されている。また、図形81内に、縦横に交差する複数の一点鎖線が表示されており、これらの一点鎖線の各交点が計測位置を表している。
各計測位置の計測結果は、計測位置である一点鎖線の交点の真下に縦長の枠83aa〜83ddとして表されている。各枠83aa〜83ddは、枠全体の高さがレーザ光で穿孔した深さを表し、黒地の部分の高さが燃料デブリの厚みを表している。図形82の内側の枠83bb、83bc、83ccで枠全体が黒地になっているので、隔壁53の内側の計測位置の燃料デブリの厚みが最も大きいという計測結果が得られたことが表されている。
複数の計測位置での燃料デブリの厚みの計測結果が、この図10の例のように表示されることにより、コアボーリング等のさらに詳細なデブリ調査の計画や、デブリ回収計画の、合理的な立案に役立てることができる。
以上に説明したように、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態や第2の実施の形態で説明したのと同じ効果が得られることに加えて、格納容器51の底部52の複数の位置の表面での燃料デブリの厚みの計測を効率よく行えるという効果が得られる。また、その計測結果を、さらに詳細なデブリ調査の計画や、デブリ回収計画の、合理的な立案に役立てることができるという効果が得られる。
〔変形例〕
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述の各実施の形態では、計測装置本体30内のアシストガス供給部33(図1)が、アシストガスとして窒素ガスを供給する例を説明した。しかし、別の例として、穿孔速度を速くするために、アシストガス供給部33が、アシストガスとして酸素ガスを供給してもよい。ただし、酸素ガスを供給しながら穿孔する場合には、プラズマ光の分光計測を行いにくくなる恐れがある。そこで、この場合には、アシストガス供給部33が酸素ガスと窒素ガスとを交互に供給し、酸素ガスを供給しながらの穿孔と、窒素ガスを供給しながらのプラズマ光の分光計測とを繰り返すことによって、燃料デブリの厚みの計測を行えばよい。
また、上述の各実施の形態では、図2Aに示したように、光ファイバ23の外周側を、レーザ光を伝送する断面積の大きい第1の光ファイバ21とし、光ファイバ23の内周側を、プラズマ光を伝送する断面積の小さい第2の光ファイバ22とする例を説明した。しかし、別の例として、光ファイバ23の外周側を、プラズマ光を伝送する断面積の小さい光ファイバとし、光ファイバ23の内周側を、レーザ光を伝送する断面積の大きい光ファイバとしてもよい。
また、上述の第3の実施の形態では、図6及び図8に示したように、計測ヘッド10を、格納容器51の底部52を移動する移動体60に搭載する例を説明した。しかし、別の例として、計測ヘッド10を、格納容器51の壁面を移動する移動体に搭載して、格納容器51の壁面の燃料デブリの厚みを計測してもよい。また、その移動体に、計測位置に到着した際に壁面に吸着するための吸盤を設ける場合には、計測ヘッド10を、吸盤の非吸着時には壁面に接触せず吸盤の吸着時には壁面に接触するような位置に搭載してもよい。それにより、図8に示したような計測ヘッド移動機構67を省略することができる。
また、上述の第3の実施の形態では、格納容器51の底部52の複数の位置の表面で燃料デブリの厚みの計測を行う例を説明した。しかし、さらに、その計測結果に基づき、計測装置本体30内の信号処理部34(図1)が、格納容器51の底部52のうちボーリングを行う位置を決定する処理を行うようにしてもよい。この処理におけるボーリング位置の決定基準としては、例えば次の(a)、(b)または(c)のような基準を採用すればよい。
(a)最も燃料デブリの厚みが大きい位置を、ボーリング位置として決定する。
(b)最も燃料デブリの厚みが大きい位置と、2番目に燃料デブリの厚みが大きい位置との中間の位置を、ボーリング位置として決定する。
(c)最も燃料デブリの厚みが大きい位置が2つ以上存在する場合は、それらの重心の位置を、ボーリング位置として決定する。例えば図10のような計測結果が得られた場合には、計測結果が枠83bb、83bc、83ccとして表された3つの位置を頂点とする三角形の重心の位置を、ボーリング位置として決定する。
また、上述の各実施の形態では、図1に示したように、レーザ光源31を、分光計測部32、信号処理部34等とともに計測装置本体30内に設ける例を説明した。しかし、別の例として、レーザ光源31を、水中ビークルに搭載して、図1の水槽1の中や図6の格納容器51の底部52に配置してもよい、そうした場合にも、分光計測部32、信号処理部34はやはり被計測対象から遠隔に切り離すことができる。
また、上述の各実施の形態では、燃料デブリの厚みを計測する例を説明した、しかし、これに限らず、本発明は、気中と水中の両方に位置する可能性のある燃料デブリ以外の特定の元素の厚みを遠隔から計測するために適用してもよい。
2…水、 3…燃料デブリ、 4…燃料デブリ、 5…被計測対象、 6…穿孔部、 7…レーザ光、 8…プラズマ光、 10…計測ヘッド、 21…第1の光ファイバ、 22…第2の光ファイバ、 23…光ファイバ、 24…アシストガス供給チューブ、 25…集光光学系、 26…空間、 27…排出ライン、 28…逆止弁、 29…シール材、 30…計測装置本体、 31…レーザ光源、 32…分光計測部、 33…アシストガス供給部、 34…信号処理部、 40…レンズ移動機構、 60…移動体、 62…走査装置

Claims (6)

  1. 被計測対象の表面を穿孔しながら前記被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化するために、繰り返しレーザ光を発射するレーザ光源と、
    アシストガス供給部と、
    前記レーザ光源が発射したレーザ光を前記被計測対象の表面に伝送する第1の光ファイバ、前記被計測対象で発生したプラズマ光を集光する集光光学系、前記集光光学系によって集光されたプラズマ光を伝送する第2の光ファイバ、及び、前記アシストガス供給部からアシストガスを供給するためのガスチューブが取り付けられ、前記被計測対象と接する面に、前記ガスチューブを経由して前記アシストガスが供給される空間を形成した計測ヘッドと、
    前記第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを示す信号を出力する分光計測部と、
    前記分光計測部の出力信号から特定の元素の深さ方向の濃度分布を求めて前記特定の元素の厚みを計測する信号処理部と
    備え、
    前記アシストガス供給部は、前記アシストガスとして酸素ガスと窒素ガスとを交互に供給する
    特定の元素の厚み計測装置。
  2. 被計測対象の表面を穿孔しながら前記被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化するために、繰り返しレーザ光を発射するレーザ光源と、
    アシストガス供給部と、
    前記レーザ光源が発射したレーザ光を前記被計測対象の表面に伝送する第1の光ファイバ、前記被計測対象で発生したプラズマ光を集光する集光光学系、前記集光光学系によって集光されたプラズマ光を伝送する第2の光ファイバ、及び、前記アシストガス供給部からアシストガスを供給するためのガスチューブが取り付けられ、前記被計測対象と接する面に、前記ガスチューブを経由して前記アシストガスが供給される空間を形成した計測ヘッドと、
    前記第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを示す信号を出力する分光計測部と、
    前記分光計測部の出力信号から特定の元素の深さ方向の濃度分布を求めて前記特定の元素の厚みを計測する信号処理部と
    備え、
    前記信号処理部は、前記被計測対象の複数の位置の表面についての前記特定の元素の厚みの計測結果に基づき、前記複数の位置のうち、前記特定の元素の厚みが大きい1つの位置または前記特定の元素の厚みが大きい2つ以上の位置の中間の位置を、前記被計測対象のうち、さらに詳細なデブリ調査、または、デブリ回収を行う位置として決定する
    特定の元素の厚み計測装置。
  3. 前記信号処理部は、前記分光計測部の出力信号が示す前記発光強度パターンの時間的変化に基づき、穿孔の深さを求める
    請求項1又は2に記載の特定の元素の厚み計測装置。
  4. 前記計測ヘッドは、前記集光光学系を光軸方向に移動させる移動機構をさらに有する
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の特定の元素の厚み計測装置。
  5. 前記計測ヘッドを搭載した移動体を備えた
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の特定の元素の厚み計測装置。
  6. 被計測対象にレーザ・インデュースト・ブレイクダウンを起こして元素をプラズマ化するためのレーザ光を発射するレーザ光源と、
    アシストガス供給部と、
    前記レーザ光源が発射したレーザ光を前記被計測対象の表面に伝送する第1の光ファイバ、前記被計測対象で発生したプラズマ光を集光する集光光学系、前記集光光学系によって集光されたプラズマ光を伝送する第2の光ファイバ、及び、前記アシストガス供給部からアシストガスを供給するためのガスチューブが取り付けられ、前記被計測対象と接する面に、前記ガスチューブを経由して前記アシストガスが供給される空間を形成した計測ヘッドと、
    前記第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光が入射する分光計測部と、
    前記分光計測部の出力信号が入力する信号処理部と
    を用いた特定の元素の厚み計測方法において、
    前記アシストガス供給部が前記計測ヘッドに形成された前記空間へ前記アシストガスを供給し、前記レーザ光源が繰り返しレーザ光を発射することにより前記被計測対象の表面を穿孔しながら元素をプラズマ化する第1のステップと、
    前記分光計測部が、前記第2の光ファイバによって伝送されたプラズマ光を分光し、分光スペクトルの発光強度パターンを示す信号を出力する第2のステップと、
    前記信号処理部が、前記分光計測部の出力信号から特定の元素の深さ方向の濃度分布を求めて前記特定の元素の厚みを計測する第3のステップと、
    前記信号処理部が、前記被計測対象の複数の位置の表面についての前記特定の元素の厚みの計測結果に基づき、前記複数の位置のうち、前記特定の元素の厚みが大きい1つの位置または前記特定の元素の厚みが大きい2つ以上の位置の中間の位置を、前記被計測対象のうち、さらに詳細なデブリ調査、または、デブリ回収を行う位置として決定する第4のステップを有する
    特定の元素の厚み計測方法。
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