JP2005140529A - 元素分析装置および元素分析方法 - Google Patents

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昌代 加藤
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彰 桑子
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【課題】簡単に移動することができ、分析対象の微小領域の画像情報と含有元素情報を同時に得ることのできる元素分析装置を提供する。
【解決手段】パルスレーザ光を発生するパルスレーザ発振器2と、前記パルスレーザ光を受けて照射用光ファイバ10に入射させる光ファイバ入射装置15と、前記照射用光ファイバ10に接続されて前記パルスレーザ光を分析対象物13に照射し前記照射によって生成したブレイクダウンプラズマ12から放出される蛍光を検出し分光する分光検出器4と、前記分光の結果および前記画像を表示する表示装置7と、前記パルスレーザ発振器2および前記分光検出器4の動作のタイミングを調整するタイミング調整装置17とを備え、前記パルスレーザ発振器2、前記光ファイバ入射装置15、前記分光検出器4、前記表示装置7および前記タイミング調整器17は一体として移動しうる分析装置本体1を構成している構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、分析対象物にレーザ光を照射し、その際に発生するプラズマからの蛍光を測定し、分析対象物中に含まれる元素を分析する元素分析装置および元素分析方法に関する。
一般に、分析対象物中に含まれる各種元素を検出する技術は、多分野で適用されている。例えば、土壌中や排水中に含まれる元素を分析することは、環境汚染防止の点で大切であり、また火力原子力発電プラントの分野では、冷却水中に含まれる不純物元素や原動機から発生する排ガスの成分管理にこの元素分析技術が極めて重要なものとなっている。
これらの分析技術として蛍光X線分析やICP誘導プラズマ発光分析がある。これらは高感度であるが、試料のサンプリングと複雑な前処理が必要であり測定の迅速性において問題がある。また、レーザ光を用いた新しい技術としてレーザ光ブレイクダウン(Laser Induced Breakdown:LIB)分光分析法がある(下記特許文献1参照)。この方法は、パルスレーザ光(LIB用レーザ光)を測定試料に集光照射してここからの発生光をスペクトル分光分析するもので、簡便で多種の元素分析に適用できる特長を有している。
特開平11−311606号公報
従来の汎用の分析装置やレーザ光ブレイクダウン分光装置は据え置き型であり、試料の測定場所は装置設置場所に限定され、装置設置場所へサンプリングされた試料が搬送され分析されていた。しかしながら、実際には分析対象となる試料がある場所が屋外であったり、アクセスが容易でない場所であることが多く、このような試料に対するフィールド計測が可能な元素分析装置はこれまで無かった。また汎用の分析装置では、サンプリングされた試料は前処理により平均化されてしまい、空間的な情報が失われてしまうことも多い。
本発明は、このような問題点に対処してなされたもので、簡単に移動することができ、分析対象の微小領域の画像情報と含有元素情報を同時に得ることのできる元素分析装置および元素分析方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、パルスレーザ光を発生するパルスレーザ発振器と、前記パルスレーザ光を受けて照射用光ファイバに入射させる光ファイバ入射装置と、前記照射用光ファイバに接続されて前記パルスレーザ光を分析対象物に照射し前記照射によって生成したブレイクダウンプラズマから放出される蛍光を受光するとともに前記分析対象物のレーザ光照射部位の画像を採取する分析ヘッドと、前記照射用光ファイバおよび前記光ファイバ入射装置を経て伝送された前記蛍光を検出し分光する分光検出器と、前記分光の結果および前記画像を表示する表示装置と、前記パルスレーザ発振器および前記分光検出器の動作のタイミングを調整するタイミング調整装置とを備え、前記パルスレーザ発振器、前記光ファイバ入射装置、前記分光検出器、前記表示装置および前記タイミング調整器は一体として移動しうる分析装置本体を構成している構成とする。
請求項2の発明は、前記分析ヘッドは、前記蛍光の光路から前記画像採取用の光を分岐する部分透過ミラーを備えている構成とする。
請求項3の発明は、前記分析ヘッドは、前記蛍光の光路から前記画像採取用の光を分岐する可動型の反射ミラーを備え、前記反射ミラーを動かすことによって前記画像を採取するモードと前記レーザ光を照射して元素分析を行うモードを切り替える構成とする。
請求項4の発明は、前記分析ヘッドは、前記レーザ光の出射部に前記レーザ光を囲む永久磁石リングを備えている構成とする。
請求項5の発明は、前記蛍光を前記分析ヘッドから前記光ファイバ入射装置へ導く光ファイバが前記照射用光ファイバと別体で設けられ、前記分析ヘッドとの接続部において、前記照射用光ファイバと前記蛍光伝送用光ファイバは平行して密着され、集光レンズのf値に応じて先端の位置がずらされている構成とする。
請求項6の発明は、前記光ファイバ入射装置は、複数の四角形または六角形の小レンズまたは平行に並べられた複数のシリンドリカルレンズからなり前記パルスレーザ光を光軸の異なる複数のレーザ光線に分割するレンズアレイと、前記分割されたレーザ光線を前記照射用光ファイバの入射端面上の所定の範囲内に集光させる集光光学系とを備えている構成とする。
請求項7の発明は、前記光ファイバ入射装置に前記照射用光ファイバの入射面での前記パルスレーザ光の入射強度分布を監視するモニター装置が接続されている構成とする。
請求項8の発明は、前記光ファイバ入射装置および前記照射用光ファイバおよび前記分析ヘッドはそれぞれ複数備えられ、前記パルスレーザ発振器と前記複数の光ファイバ入射装置の間に前記パルスレーザ光を複数のビームに分割する光分配器が設けられている構成とする。
請求項9の発明は、前記パルスレーザ発振器と前記光ファイバ入射装置の間に前記パルスレーザ光のパルス幅を調整するパルス幅調整装置を備えている構成とする。
請求項10の発明は、前記パルスレーザ発振器は所定の時間間隔をもってパルスレーザ光を発生する2台が備えられ、前記2つのパルスレーザ光を同一の光路に合成する偏光ビームスプリッターを備えている構成とする。
請求項11の発明は、前記分析対象物中の分析すべき元素の共鳴吸収ラインに調整された波長可変レーザ光を前記パルスレーザ光よりも遅延して発生する波長可変レーザ発振器を備え、前記パルスレーザ光と前記波長可変レーザ光は前記光ファイバ入射装置において同一の光路に合成される構成とする。
請求項12の発明は、請求項10または11に記載の元素分析装置を用い、前記分析対象物にダブルパルスのレーザ光を照射して、または単一パルスのレーザ光と前記分析対象物中の分析すべき元素の共鳴吸収ラインに調整された波長可変レーザ光を前記単一パルスのレーザ光よりも遅延照射して前記分析対象物を構成する元素を分析する方法とする。
本発明によれば、簡単に移動することができ、分析対象の微小領域の画像情報と含有元素情報を同時に得ることのできる元素分析装置および元素分析方法を提供することができる。
以下、本発明に係る元素分析装置および方法の実施例を図面を参照して説明する。
第1の実施例を図1〜図10を用いて説明する。本実施例の元素分析装置は図1に示すように、パルスレーザ発振器2と、光分配器14と、光ファイバ入射装置15と、光ファイバ10,11と、分析ヘッド5と、分光検出器4と、データ処理装置6と、表示装置7と、タイミング調整器17から成っている。
このような構成によって、パルスレーザ発振器2から出力されたレーザ光を光分配器14で複数系統に分配し、それぞれを光ファイバ入射装置15により照射用光ファイバ10に入射する。入射されたレーザ光は照射用光ファイバ10により分析対象物である試料13へ伝送され、分析ヘッド5により試料13表面へ集光照射される。試料13の表面では試料13のブレイクダウンが起こり、ブレイクダウンプラズマ12が発生する。このときブレイクダウンプラズマ12から放出された蛍光は分析ヘッド5により再び照射用光ファイバ10へ入射され、光ファイバ入射装置15へ戻される。
光ファイバ入射装置15はレーザ光と蛍光を分離する機能を具備しており、分離された蛍光は分光器入射用光ファイバ11により分光検出器4へ導光される。分光検出器4において、分光器4aにより分光された光は検出器4bにより電気信号に変換され、データ処理装置6によって処理される。データ処理装置6はまた、分光検出データの加工と保存および画像の拡大等の加工と保存を行う。パルスレーザ発振器2におけるレーザ発振および検出器4bにおける検出のタイミングはタイミング調整器17により制御される。なお、試料13が1点である場合には、光分配器14を備えなくてよい。また、試料13は各種設備や構造物から分離された形態でもよいし、分離されていない形態でもよい。
この構成によれば、分析部の画像情報と含有元素情報を同時に採取することができる。またそれにより、局在化した偏析物質などを選択的に分析することができ、従来の化学分析では平均化されて失われてしまう微小領域の空間的な組成情報なども得ることができる。
本実施例の元素分析装置は、図2に示すように、光分配器14を構成するミラー9、ファイバ入射装置15などの光学系を縦型定盤8にコンパクトにまとめ、パルスレーザ発振器2、パルスレーザ発振器電源3、分光検出器4、データ処理装置6、表示装置7をキャスター付きのひとつの筐体に収納することにより可動型の分析装置本体1としている。また、このように構成された分析装置本体1と、試料13に設置された分析ヘッド5は光ファイバ10で結ばれている。このような構成により、分析対象の試料13がゴミ焼却場の煙突からの排煙内の重金属分析や地下深くの土壌中微量元素分析などアクセス困難場所にある場合などでも分析ヘッド5が設置可能であれば、分析装置本体1は別の場所に置いて分析を行うことができる。
本実施例の元素分析装置における分析ヘッド5は図3(a)に示すようになっている。分析ヘッド5においては、照射用光ファイバ10により伝送されたレーザ光Lは、球面あるいは非球面レンズの組み合わせであるレーザ集光レンズ19aおよび19bにより試料13の表面へパルスレーザ光Lのように集光照射される。レンズ19aおよび19bの焦点距離が適切であれば、レーザ光Lは試料13の表面上で十分小さく集光され、高エネルギー密度になることによりブレイクダウンが起こり、プラズマ12が発生する。このときプラズマ12から放出された蛍光Fはレンズ19a、19bによりFのように集光され、再び照射用光ファイバ10へ入射され、分析装置本体1へ戻される。
このような分析ヘッド5において、レーザ集光スポット径は通常1mm以下程度と極めて小さく、試料13の表面がこれより大きな粒子などの要素から構成されるような不均一な構造をしている場合、照射部位によっては測定結果が大きく異なることがありうる。従って、照射部位の画像情報と成分元素情報を同時に得ることは非常に有益である。本実施例では、レーザ照射部位の側部にCCDカメラ21およびカメラ用フォーカスレンズ20を設置し、カメラ21のケーブル22をケーブルカバー24で光ファイバ10と束ねて分析装置本体1と結ぶ。
この構成により、測定者は分析装置本体1を操作しながら、図3(b)に示すように、表示装置7上に分析部の拡大画像26および成分元素情報を同時に得ることができる。なお、カメラ21および集光レンズ19a、19b等がアブレーションにより生じる埃などで汚れないように、これらはガラス窓23付きの箱の中に設けられている。
本実施例の元素分析装置における分析ヘッドの第2の例を図に示す。すなわち、レーザ集光レンズ19a、19bの間にレーザ光および蛍光波長は十分透過し可視光を反射するミラー27を設置する。この構成により、集光レンズ19bがカメラ用フォーカスレンズの一部を兼ねることができ、分析ヘッド5をコンパクト化することができる。またレーザ照射領域と画像情報を取り込む領域が一致し、試料13の分析対象部分を正面から撮影することができ、歪みのない画像を得ることができる。
本実施例における分析ヘッドの第3の例を図5(a),(b)に示す。(a)は画像情報測定モードの状態を示し、(b)は元素分析モードの状態を示す。この実施例の分析ヘッド5は、集光レンズ19a、19bの間に、折りたたみ収納可能な切り替えミラー28を備えている。切り替えミラー28は光ファイバ10側の面にレーザ光用の全反射コーティングを、試料13側の面に可視光全反射コーティングを施してある。
このような構成により、(a)の画像情報測定モードでは、切り替えミラー28はレーザ光LをLのように光ダンパ29側へ反射し、レーザ光を外部へ放出しないため、安全に測定を行うことができる。また、このモードにおいてレーザ光を外部に放出せずに分析対象部位の狙いを定め、(b)の元素分析モードに切り替えたときに試料13上のターゲット領域をブレイクダウンすることで、分析したい微小部位を確実に測定することができる。
本実施例における分析ヘッドの第4の例を図6に示す。通常、ブレイクダウンプラズマ12からの原子発光は励起状態から基底状態などの下位状態への遷移により生成されるがプラズマの拡散過程で一旦この遷移が起きたあとは発光を生じない。そこで、図6のように分析ヘッド5において、レーザ光の出射部に永久磁石のリング48をレーザ光と同心位置に設置し、ブレイクダウンプラズマ12の周囲に磁場を発生させる。すると、ブレイクダウンプラズマ12の拡散過程において、イオン・電子の軌道が磁場によって曲げられ拡散が抑制されることにより、プラズマ12中の電子とイオンの衝突頻度が多くなり励起の頻度が増加する。このため、同一の照射レーザ強度であっても生成蛍光の光度が増加し、元素の検出感度を増大させることができる。
この第1実施例の元素分析装置における分析ヘッド5の入口部の構成を、図7を用いて説明する。図7(a)は本実施例の分析ヘッド5の構成を示す。図7(b)にはこれら束ねた光ファイバを拡大した図を示す。
すなわち、分析ヘッド5と光ファイバ入射装置15をつなぐ光ファイバは、それぞれ別なファイバであるレーザ光照射用光ファイバ10と蛍光伝送用光ファイバ49aを先端で平行して密着させ束ねた構造とする。
ブレイクダウンプラズマ12が原子発光を生じるのはブレイクダウン発生後の数μs〜10μsの時間帯であり、この間プラズマは試料13の表面から約1000m/sの速度で拡散しながら移動する。この時、プラズマ密度の高い場所は試料表面から数mm分析ヘッド5側へ移動しているため、蛍光を最も多く集光可能な位置は試料13の表面のレーザ光照射位置よりもやや分析ヘッド5側にシフトした位置にある。従ってレンズ19a、19bは、レーザ光Lは試料13表面に焦点を持ち、試料13より数mm分析ヘッド側の位置を光源とする蛍光Fについては、Fのように蛍光伝送用光ファイババンドル49上に焦点をもつ構成とする。更に、レーザ光照射用光ファイバ10と蛍光伝送用光ファイババンドル49の先端のずれの距離dは調整可能とし、レンズで19a、19bのf値で調整しきれない分を微調整できるようにしておく。この分析ヘッドの入口部の構成によれば、ブレイクダウンプラズマから発生する蛍光を効率よく受光することができる。
この第1実施例の元素分析装置における光ファイバ入射装置15は図8に示すようになっている。すなわち、光分配器14から伝送されるパルスレーザ光Lを拡大する凹レンズ33と、拡大されたレーザ光を平行光にする凸レンズ34と、レーザ光を分割するレンズアレイ35と、レンズアレイ35により分割されたパルスレーザ光Lを集光する集光レンズ36と、パルスレーザ光を透過し蛍光を反射するダイクロイックミラー37と、蛍光集光レンズ38により構成されている。
このように構成された光ファイバ入射装置15において、照射用光ファイバ10の入射端を集光レンズ36の焦点位置においた場合、集光されたパルスレーザ光Lは光ファイバ10の入射端面上で結像関係にあり、レンズアレイ35により分割されたパルスレーザ光Lが入射端面上で一つに重畳される。
通常、空間的にエネルギー密度分布のあるパルスレーザ光Lは、単純に凸レンズで光ファイバに集光入射した場合、エネルギー密度が局所的に強い場所で、光ファイバを損傷してしまう。本実施例による光ファイバ入射装置15では、分割されたパルスレーザ光L、Lを光ファイバ10の入射端面上で一つに重畳することにより、入射端面上でエネルギー密度分布が均一化され、端面全体ではより強いエネルギーを入射することが可能になる。なお、光ファイバ10により伝送され、戻された分析対象表面のブレイクダウンプラズマからの蛍光Fは、ダイクロイックミラー37により反射され、レンズ38により蛍光Fのように集光され、分光器入射用光ファイバ11に入射される。
レンズアレイ35の構成は図9に示すようになっている。(a)は複数のシリンドリカルレンズ35aを同一方向に組み合わせて成る2組のレンズアレイを、それぞれシリンドリカルレンズ35aが互いに直交するように配置した構成である。(b)は四角形の小レンズ35bで、(c)は六角形の小レンズ35cで構成した例である。これらのレンズアレイは通常の円形レンズに隙間なく配置することが可能であり、端面による透過ロスを低減することができる。
本実施例の元素分析装置における光ファイバ入射装置の第2の例を図10に示す。この例は、図8に示した光ファイバ入射装置に光ファイバ10の入射端面を観察するカメラおよびモニターを追加したものである。すなわち、レンズアレイ35と集光レンズ36の間に、調整ミラー44a、44bを設置する。調整ミラー44bの背後には、結像レンズ45およびCCDカメラ46を設置し、わずかに透過してくる漏れ光をモニター47で観察できるようにする。光ファイバによる高エネルギーレーザ光の伝送には、光ファイバの中心にレーザ光の強度中心を合致させて入射させることが重要であるが、図10のように構成し、この状況をモニターしてレーザ入射することにより高強度のレーザ光伝送を行うことができる。なお、調整ミラー44bをダイクロイックミラーとして、CCDカメラ46が元素分析用の蛍光検出機能を兼ねるようにしてもよい。
次に本発明の第2の実施例を図11,12を用いて説明する。この実施例の元素分析装置は、図11に示すように、パルスレーザ発振器2からのパルスレーザ光を、部分反射ミラー30a、30bと全反射ミラー31から構成される光分配器14により複数系統に分割し、複数の照射用光ファイバ10に入射して、分析ヘッド5a,5b,5cによって同時に複数の試料13a,13b,13cに照射する構成とする。このような構成とすることによって、離れた場所の複数の試料を同時に一台の元素分析装置で測定することができ、分析時間を短縮することができる。
本実施例の別の作用を図12を用いて説明する。分析対象の表面に一部不純物の偏析がみられるなどの欠陥部の成分分析を例にとると、従来のサンプリング検査では成分の異なる欠陥部位aとbがあった場合に、両者を混在した分析結果となり、構造情報が失われてしまう場合がある。また、あるいは両者を区別し詳細な分析結果を出すためには、複雑な前処理が必要になり、多くの時間と作業を必要とする。本実施例の元素分析装置では、図12(a)に示すように分析ヘッド5aと5bをそれぞれ欠陥部位a、bに照準を合わせ、分析ヘッド5cを標準の試料に照準を合わせて測定を行い、その結果を図12(b)のように比較し標準試料と異なる波長成分を直接抽出することにより、欠陥部の元素成分をその場で迅速に推定することができる。
次に本発明の第3の実施例を説明する。この実施例の元素分析装置は図13(a)に示すように、パルスレーザ発振器2と光ファイバ入射装置15の間にパルス幅調整装置39を備えている。このような構成によって、パルスレーザ発振器2から出力されたパルスレーザ光は、パルス幅調整装置39において、部分反射ミラー40により2つのビームラインに分割され、一方は全反射ミラー41a、41bにより適切な距離を引き回され、他方のレーザ光より遅延させられる。遅延されたレーザ光は1/2波長板42により偏光調整され、偏光ビームスプリッター43により、一方のレーザ光と合成される。このようにして、図13(b)に示すようにレーザ光のパルス幅を広げることができるので、ピーク出力密度を例えば1/2以下とすることができ、光ファイバ10の損傷リスクを低減することができる。
一般に通常の高エネルギーパルスレーザ伝送用の光ファイバの耐出力は数MW/mm2である。一方、一般にブレイクダウン生成には、レーザ光強度としてパルス幅数ns〜数10nsで少なくとも10mJ/mm2以上必要である。一般的なブレイクダウン生成用レーザはQスイッチ付きのNd:YAGレーザでそのパルス幅は通常10ns以下であり、出力密度に概算すると例えば5nsパルス場合10mJ÷5ns=2MW程度となり、ファイバの耐出力に近い条件となる。ここでパルス幅を2倍以上に広げることにより、出力密度は1/2以下となり、光ファイバの損傷リスクが低減する。従って、光ファイバ伝送に有利なレーザ条件とするにはパルス幅を数倍に可能なパルスストレッチャーの設置が効果的である。
次に本発明の第4の実施例を説明する。この実施例の元素分析装置は、図14に示すように、2台のパルスレーザ発振器2a、2bを備え、それぞれの出力側に1/2波長板51a、51bを設置し、それぞれのレーザ光の偏光面を調整できるようにしてある。偏光面を調整された2つのレーザ光は偏光ビームスプリッター53により合成され、一つのラインとされる。2台のレーザ発振器は2a、2bはタイミング調整器17により発振間隔を適切に定める。
一般にレーザブレイクダウンプロセスにおいては、数μs〜数10μsの間隔をあけてレーザパルスを照射することにより、蒸発と励起の効率が向上し高感度になる。本実施例によれば、100mJ/mm2以上のパルスレーザ伝送ができず照射可能なエネルギー密度に限界がある光ファイバ伝送においても、ダブルパルスの効果により元素分析の高感度化を達成することができる。
次に本発明の第5の実施例を説明する。この実施例の元素分析装置は、図15に示すように、パルスレーザ発振器2とは別に、波長可変レーザ発振器54を備えている。また光ファイバ入射装置15は、図8に示した構成の他に、ダイクロイックミラー57をを備えている。
このような構成によって、波長可変レーザ発振器54から発振されたレーザ光はレンズ56によりビーム広がりを適度に調整され、光ファイバ入射装置15に入射される。光ファイバ入射装置15において、ダイクロイックミラー57により、パルスレーザ発振器2からのレーザ光と合成され、レンズ36により照射用光ファイバ10に入射される。波長可変レーザ発振器54からのレーザ光は検出対象元素の共鳴吸収波長に設定され、パルスレーザ発振器2からのレーザ光に対し適度な遅れを持って照射される。パルスレーザ発振器2と波長可変レーザ発振器54の発振タイミングはタイミング調整器17により最適化される。
この実施例によれば、ブレイクダウンによりプラズマ化された対象原子の発光が弱く、プラズマのバックグラウンド発光に埋もれてしまい検出が困難な場合、共鳴吸収ラインに調整された波長可変レーザ光により再励起させることが可能になり、検出感度を増大することができる。
本発明の第1の実施例の元素分析装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置の構成を示す斜視図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置の要部を示し、(a)は分析ヘッドの第1の例の構成を示す図、(b)は表示装置に表示される画像を示す図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における分析ヘッドの第2の例の構成を示す図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における分析ヘッドの第3の例を示し、(a)は画像情報採取モード、(b)は蛍光受光モードを示す図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における分析ヘッドの第4の例の構成を示す図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における分析ヘッドの第5の例を示し、(a)は全体構成図、(b)は(a)の要部拡大図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における光ファイバ入射装置の第1の例の構成を示す図。 図8の光ファイバ入射装置におけるレンズアレイの構成例を示す図。 本発明の第1の実施例の元素分析装置における光ファイバ入射装置の第2の例の構成を示す図。 本発明の第2の実施例の元素分析装置の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例の元素分析装置の作用を示し、(a)はレーザ照射部位による画像例、(b)は前記レーザ照射部位の蛍光スペクトルを示す図。 本発明の第3の実施例の元素分析装置を示し、(a)は構成図、(b)は作用を示す波形図。 本発明の第4の実施例の元素分析装置の構成を示す図。 本発明の第5の実施例の元素分析装置の構成を示す図。
符号の説明
1…分析装置本体、2,2a,2b…パルスレーザ発振器、3…パルスレーザ発振器電源、4…分光検出器、4a…分光器、4b…検出器、5,5a,5b,5c…分析ヘッド、6…データ処理装置、7…表示装置、8…縦型定盤、9…ミラー、10…照射用光ファイバ、11…分光器入射用光ファイバ、12…ブレイクダウンプラズマ、13,13a,13b,13c…試料、14…光分配器、15…光ファイバ入射装置、17…タイミング調整器、19a,19b…レーザ集光レンズ、20…カメラ用フォーカスレンズ、21…CCDカメラ、22…ケーブル、23…ガラス窓、24…ケーブルカバー、26,26a,26b,26c…分析部拡大画像、27…可視光反射ミラー、28…切り替えミラー、29…光ダンパ、30a,30b…レーザ部分透過ミラー、31…レーザ全反射ミラー、32…レーザ照射位置を示す印、33…凹レンズ、34…凸レンズ、35…レンズアレイ、35a…シリンドリカルレンズ、35b…四角形小レンズ、35c…六角形小レンズ、36…集光レンズ、37…ダイクロイックミラー、38…蛍光集光レンズ、39…パルス幅調整装置、40…部分反射ミラー、41a,41b…全反射ミラー、42…1/2波長板、43…偏光ビームスプリッター、44a,44b…調整ミラー、45…結像レンズ、46…CCDカメラ、47…モニター、48…永久磁石リング、49…蛍光伝送ファイババンドル、49a…蛍光伝送ファイバ、51a,51b…1/2波長板、52a,52b…全反射ミラー、53…偏光ビームスプリッター、54…波長可変レーザ発振器、55a,55b,55c…全反射ミラー、56…ビーム広がり調整レンズ、57…ダイクロイックミラー、d…レーザ伝送ファイバ先端と蛍光伝送ファイバ先端の距離、L,L,L,L,L,L…パルスレーザ光、F,F,F,F…蛍光。

Claims (12)

  1. パルスレーザ光を発生するパルスレーザ発振器と、前記パルスレーザ光を受けて照射用光ファイバに入射させる光ファイバ入射装置と、前記照射用光ファイバに接続されて前記パルスレーザ光を分析対象物に照射し前記照射によって生成したブレイクダウンプラズマから放出される蛍光を受光するとともに前記分析対象物のレーザ光照射部位の画像を採取する分析ヘッドと、前記照射用光ファイバおよび前記光ファイバ入射装置を経て伝送された前記蛍光を検出し分光する分光検出器と、前記分光の結果および前記画像を表示する表示装置と、前記パルスレーザ発振器および前記分光検出器の動作のタイミングを調整するタイミング調整装置とを備え、前記パルスレーザ発振器、前記光ファイバ入射装置、前記分光検出器、前記表示装置および前記タイミング調整器は一体として移動しうる分析装置本体を構成していることを特徴とする元素分析装置。
  2. 前記分析ヘッドは、前記蛍光の光路から前記画像採取用の光を分岐する部分透過ミラーを備えていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  3. 前記分析ヘッドは、前記蛍光の光路から前記画像採取用の光を分岐する可動型の反射ミラーを備え、前記反射ミラーを動かすことによって前記画像を採取するモードと前記レーザ光を照射して元素分析を行うモードを切り替えることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  4. 前記分析ヘッドは、前記レーザ光の出射部に前記レーザ光を囲む永久磁石リングを備えていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  5. 前記蛍光を前記分析ヘッドから前記光ファイバ入射装置へ導く光ファイバが前記照射用光ファイバと別体で設けられ、前記分析ヘッドとの接続部において、前記照射用光ファイバと前記蛍光伝送用光ファイバは平行して密着され、集光レンズのf値に応じて先端の位置がずらされていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  6. 前記光ファイバ入射装置は、複数の四角形または六角形の小レンズまたは平行に並べられた複数のシリンドリカルレンズからなり前記パルスレーザ光を光軸の異なる複数のレーザ光線に分割するレンズアレイと、前記分割されたレーザ光線を前記照射用光ファイバの入射端面上の所定の範囲内に集光させる集光光学系とを備えていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  7. 前記光ファイバ入射装置に前記照射用光ファイバの入射面での前記パルスレーザ光の入射強度分布を監視するモニター装置が接続されていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  8. 前記光ファイバ入射装置および前記照射用光ファイバおよび前記分析ヘッドはそれぞれ複数備えられ、前記パルスレーザ発振器と前記複数の光ファイバ入射装置の間に前記パルスレーザ光を複数のビームに分割する光分配器が設けられていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  9. 前記パルスレーザ発振器と前記光ファイバ入射装置の間に前記パルスレーザ光のパルス幅を調整するパルス幅調整装置を備えていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  10. 前記パルスレーザ発振器は所定の時間間隔をもってパルスレーザ光を発生する2台が備えられ、前記2つのパルスレーザ光を同一の光路に合成する偏光ビームスプリッターを備えていることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  11. 前記分析対象物中の分析すべき元素の共鳴吸収ラインに調整された波長可変レーザ光を前記パルスレーザ光よりも遅延して発生する波長可変レーザ発振器を備え、前記パルスレーザ光と前記波長可変レーザ光は前記光ファイバ入射装置において同一の光路に合成されることを特徴とする請求項1記載の元素分析装置。
  12. 請求項10または11に記載の元素分析装置を用い、前記分析対象物にダブルパルスのレーザ光を照射して、または単一パルスのレーザ光と前記分析対象物中の分析すべき元素の共鳴吸収ラインに調整された波長可変レーザ光を前記単一パルスのレーザ光よりも遅延照射して前記分析対象物を構成する元素を分析することを特徴とする元素分析方法。

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