JP6317128B2 - ワンウェイクラッチ - Google Patents

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Description

この発明は、ワンウェイクラッチに関するものであって、さらに詳細には、スプラグ型ワンウェイクラッチ、主として自動車用のトルクコンバータに使用されるスプラグ同期型ワンウェイクラッチに関するものである。
スプラグ同期型ワンウェイクラッチは、相対的な回転を行う内輪と外輪との間に使用され、内輪と外輪との互いの回転方向によって、係合子としてのスプラグが姿勢を変えて、内輪と外輪との相対的な回転を許容する状態と相対的な回転を阻止する状態とに切り替える機能をもつ。
この種のワンウェイクラッチは、一対のリング状の外側保持器と内側保持器とを有しており、これらの保持器には、各々所定のピッチで周方向に沿って一定の間隔で、スプラグ挿入用のポケット部が設けられている。このポケット部内に、ひょうたん型の断面形状をもったスプラグが配置される。
各スプラグは、一つまたは二つ以上の曲率半径で形成される外輪側カム面と内輪側カム面を有している。外輪側カム面は外輪の内周軌道面に、内輪側カム面は内輪の外周軌道面に係合する。
また、スプラグ同期型ワンウェイクラッチでは、外側保持器と内側保持器の間にリボンスプリングが配置されている。リボンスプリングにはスプラグ収容孔が設けられており、スプラグが、リボンスプリングのスプラグ収容孔に挿入されて、そのリボンスプリングの幅方向中央に保持されている。
リボンスプリングには、スプラグを保持する舌片部が設けられている。このリボンスプリングの舌片部によって、各スプラグは所定の方向に常にモーメントが付与されている。
リボンスプリングは細長の薄板形状をしており、スプラグ収容孔にスプラグを挿入した後に、両端部を合わせてリング形状とされ、それが、外側保持器と内側保持器との間に組み込まれる。
例えば、特許文献1には、帯状の部材の両端部を曲げ加工し、その両端部を重ね合わせてリング状としたリボンスプリングが記載されている。また、特許文献2には、幅方向端部に設けた波形部で、両端部同士の重ね合わせの位置決めをするリボンスプリングが記載されている。
特開昭63−259225号公報 特開2004−68832号公報
特許文献1に記載のリボンスプリングによれば、細長の薄板形状、すなわち、帯状の部材をリング状とした場合に重なる部分が、舌片部を備えたスプラグ収容孔を含んでいる。ここでは、特許文献1の第2a図や第5a図等の右端の端縁への開口部(右端の縁に開口した部分)付近と、左端の舌片部を備えたスプラグ収容孔(左端に位置する周囲が閉じられた孔部分)付近が、両端の重なり部分となっている(同、第4図、第10図参照)。
リボンスプリングは薄板の細長形状をしており、これをリング状にしても、両端部は、外径側に開いて元の細長形状に戻ろうとする。したがって、組み立て時は、内側保持器の外径側よりも、外側保持器の内径側にリボンスプリングを組み付けたほうがよい。
このとき、リボンスプリングは、前述の右端の端縁への開口部は内径側であり、左端の舌片部を備えたスプラグ収容孔は外径側に重ね合わされる。このため、スプラグ収容孔がある側の端部(図中の7”側)は、外径側に開こうとする開口部側の端部(図中の7’側)によって、外径側に押し付けられてしまう場合がある。この傾向は、特許文献1の第5a図等に示すように、リボンスプリングの端部に曲げ加工を施しても、完全には解消することができない。
このため、重なり部分のスプラグ収容孔内のスプラグが舌片部から受けるモーメントが、他のスプラグ収容孔に入るスプラグとは異なる状態となってしまう。したがって、重なり部分に位置するスプラグの内外輪との接触状態が、他のスプラグとは異なる状態となることにより、クラッチの円周方向の性能が一様ではなくなってしまう可能性がある。
また、特許文献2のリボンスプリングによれば、リボンスプリングの舌片部を重ねあわせているので、これではスプラグが舌片部から受けるモーメントが不安定となり、クラッチの円周方向の性能が一様でなくなってしまう可能性がある。また、舌片部を重ね合わせることによる部材の変形や破損も危惧される。舌片部に変形や破損があると、クラッチの円周方向の性能が一様ではなくなってしまう可能性がある。
そこで、この発明は、全てのスプラグが受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、ワンウェイクラッチのスプラグを付勢するために使用されるリボンスプリングにおいて、長手状の部材で形成され、その長手方向に沿って複数のスプラグ収容孔と前記スプラグを付勢する舌片部とを備え、前記長手方向一端側に最も一端寄りに配置される前記スプラグ収容孔である一端スプラグ収容孔を、前記長手方向他端側にその他端の端縁に臨み前記一端スプラグ収容孔又はそれに隣接するスプラグ収容孔の一部に重ねられる他端開口部を備え、長手方向一端が内径側に長手方向他端が外径側になるよう丸め込むことによりリング状に形成されることを特徴とするリボンスプリングを採用した。
リボンスプリングを保持器に組み込むためにリング状に丸める際、他端開口部が外径側になるように丸めたので、リボンスプリングの一端側、すなわち、一端スプラグ収容孔側が外径側には押し付けられず、全体として真円に近い状態を維持できる。これにより、この部分のスプラグは、他の部分のスプラグと同じ程度にリボンスプリングの舌片部からモーメントを受けることができる。したがって、全てのスプラグが受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
また、他の手段として、ワンウェイクラッチのスプラグを付勢するために使用されるリボンスプリングにおいて、長手状の部材で形成され、その長手方向に沿って複数のスプラグ収容孔と前記スプラグを付勢する舌片部とを備え、前記長手方向一端側に最も一端寄りに配置される前記スプラグ収容孔である一端スプラグ収容孔を、前記長手方向他端側にその他端の端縁に臨み前記一端スプラグ収容孔又はそれに隣接するスプラグ収容孔の一部に重ねられる他端開口部を備え、前記各スプラグ収容孔に設けられる前記舌片部は、そのスプラグ収容孔の一端寄りに配置される柱部からそのスプラグ収容孔内に突出して設けられていることを特徴とするリボンスプリングを採用した。
すなわち、リング状の状態にする前の長手状のリボンスプリングを、いま、各スプラグ収容孔のポケットにおいて、舌片部が右側にあるように配置したとする。そうすると、左端に他端開口部が、右端に一端スプラグ収容孔が位置した状態である。舌片部は、右側から左側へと突出する。このリボンスプリングを保持器に組み込むためにリング状に丸める際、一端寄りのスプラグ収容孔の舌片部は、それに重ねあわされる他端側の部材に対して根本側を背に向けた状態である。すなわち、舌片部の突出方向が、リボンスプリングの長手方向他端が向く方向と同方向であり、両者の端部同士が向かい合わない。このため、長手方向一端と他端との重ね合わせの際に、長手方向他端が舌片部に引っ掛かることで変形したり破損したりすることを防止できる。したがって、舌片部を健全に維持することができ、その結果、全てのスプラグが受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
なお、前述の他端開口部を一端側よりも外径側に丸める構成と、この舌片部をスプラグ収容孔の一端寄りの柱部から突出させる構成とは、それぞれ単独でもスプラグが受けるモーメントを安定させる効果があるが、両者を併用すれば、その効果はさらに顕著である。
これらの各構成において、全ての前記スプラグ収容孔はそれぞれ前記舌片部を備え、前記他端開口部は前記舌片部を備えない構成であることが望ましい。
すなわち、他端開口部を舌片部のない形状としたことにより、スプラグ一個に対して、それぞれスプラグ収容孔に設けられる舌片部が一つずつ対応することとなり、他端開口部に舌片部を設けた場合と比較して、各スプラグに与えるモーメントがより一様に近くなる。
また、さらに他の手段として、ワンウェイクラッチのスプラグを付勢するために使用されるリボンスプリングにおいて、長手状の部材で形成され、その長手方向に沿って複数のスプラグ収容孔と前記スプラグを付勢する舌片部とを備え、前記長手方向一端側に最も一端寄りに配置される前記スプラグ収容孔である一端スプラグ収容孔を、前記長手方向他端側にその他端の端縁に臨み前記一端スプラグ収容孔又はそれに隣接するスプラグ収容孔の一部に重ねられる他端開口部を備え、前記各スプラグ収容孔に設けられる前記舌片部は、前記スプラグ収容孔の他端寄りに配置される柱部からそのスプラグ収容孔内に突出して設けられ、前記一端スプラグ収容孔は、最も他端寄りに配置される前記スプラグ収容孔である他端スプラグ収容孔に重ねられることを特徴とするリボンスプリングを採用することができる。
すなわち、リボンスプリングを保持器に組み込むためにリング状に丸める際、最も他端寄りに配置される他端スプラグ収容孔は、最も一端寄りに配置される一端スプラグ収容孔と重ねられる。このとき、一端スプラグ収容孔には舌片部がないため、一端と他端との重なり部分を長く確保しても、舌片部同士が重なってスプラグに過大なモーメントを付勢することはない。したがって、各スプラグに与えるモーメントをより一様に近づけることができる。
この構成の場合、一端スプラグ収容孔に舌片部がないので、他端開口部を一端側よりも内径側に丸めても、各スプラグ間でのモーメントの不均一は生じにくい。したがって、リボンスプリングを、長手方向一端が内径側に長手方向他端が外径側になるよう丸め込むことによりリング状に形成してもよい。
このとき、前記一端スプラグ収容孔を除く全てのスプラグ収容孔は、前記舌片部を備える構成とすることが望ましい。したがって、スプラグ収容孔の数は、スプラグの数よりも一つ多い数となる。
これらの各構成において、前記リボンスプリングの長手方向両端は、リング状に丸め込む前に、それぞれその丸め込む方向と同じ方向に曲げ加工が成されている構成を採用することができる。端部に曲げ加工が施されていれば、リング状にしたリボンスプリングを全体として真円に近い状態を維持しやすい。
その曲げ加工の開始点は、前記長手方向一端側は、その一端から2つ目の前記舌片部を有する前記スプラグ収容孔を挟む柱部と柱部との間、前記長手方向他端側は、前記他端スプラグ収容孔を挟む柱部と柱部との間の部分である構成を採用することができる。
これらの各構成からなるリボンスプリングを用いワンウェイクラッチを構成することができる。
すなわち、内周軌道面を有する外輪と、外輪内に配されて外周軌道面を有する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置され前記外周軌道面と前記内周軌道面との間でトルクを伝達するスプラグと、前記スプラグを周方向に沿って等間隔に配する保持器と、前記スプラグを付勢するために前記内輪と前記外輪との間に配置される前述のいずれかの構成からなるリボンスプリングとを備えたスプラグ型ワンウェイクラッチである。
ここで、スプラグ同期型ワンウェイクラッチでは、保持器が外輪寄りに配置される外側保持器と内輪寄りに配置される内側保持器とからなり、外側保持器と内側保持器の間にリボンスプリングが配置される。
そこで、外側保持器は、スプラグ用のポケット部を挟む柱部の中央部(クラッチの軸心方向に対する中央部)の外接円が、外輪内径よりも少し大きな径となるような突起部を径方向外側に向かって形成したものを採用することができる。この構成によれば、外側保持器は、外輪内径に軽圧入されることとなり、スプラグを安定して保持できるようになる。また、外側保持器、内側保持器は安価に製作できるため、細長い板形状を丸めて溶接で結合することで円筒形状とする溶接保持器とすることができる。
この発明は、リボンスプリングを保持器に組み込むために丸める際、他端開口部を外径側に丸めるようにしたので、リボンスプリングの一端スプラグ収容孔側が外径側には押し付けられず、全体として真円に近い状態を維持できる。これにより、この部分のスプラグは、他の部分のスプラグと同じ程度にリボンスプリングの舌片部からモーメントを受けることができる。したがって、全てのスプラグが受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
また、リボンスプリングを保持器に組み込むためにリング状に丸める際、一端寄りのスプラグ収容孔の舌片部の突出方向を、リボンスプリングの長手方向他端が向く側と同方向としたので、重ね合わせの際に、長手方向他端が舌片部に引っ掛かることで変形したり破損したりすることを防止できる。したがって、舌片部を健全に維持することができ、その結果、全てのスプラグが受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
さらに、リボンスプリングを保持器に組み込むためにリング状に丸める際、最も他端寄りに配置される他端スプラグ収容孔が、最も一端寄りに配置される一端スプラグ収容孔と重ねられるようにし、一端スプラグ収容孔の舌片部を省略したので、舌片部同士が重なってスプラグに過大なモーメントを付勢することがない。したがって、各スプラグに与えるモーメントをより一様に近づけ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
この発明の一実施形態を示し、(a)はワンウェイクラッチの全体正面図、(b)はその要部拡大図 (a)はリング状に丸める前のリボンスプリングの平面図、(b)はその正面図、(c)はリング状に丸める際における両端接合部付近の斜視図 同実施形態のワンウェイクラッチの全体斜視図 この発明の他の実施形態を示すワンウェイクラッチの要部拡大図 図4の実施形態に用いられるリボンスプリングを示し、(a)はリング状に丸める前のリボンスプリングの平面図、(b)はその正面図、(c)はリング状に丸める際における両端接合部付近の斜視図 この発明のさらに他の実施形態を示すワンウェイクラッチの要部拡大図 図6の実施形態に用いられるリボンスプリングを示し、(a)はリング状に丸める前のリボンスプリングの平面図、(b)はその正面図、(c)はリング状に丸める際における両端接合部付近の斜視図 外側保持器を示し、(a)は正面図、(b)は平面図 外側保持器の斜視図 内側保持器を示し、(a)は正面図、(b)は平面図 内側保持器の斜視図
以下、この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態のスプラグ型ワンウェイクラッチ1(以下、単に「クラッチ1」と称する)は、図1に示すように、内周軌道面を有する外輪2と、外輪2内に配されて外周軌道面を有する内輪3と、外輪2と内輪3との間に配置され外周軌道面と内周軌道面との間でトルクを伝達するスプラグ4とを備えたものである。
さらに、クラッチ1は、スプラグ4を周方向に沿って等間隔に配する保持器5と、スプラグ4を外周軌道面と内周軌道面とに係合する方向へ付勢するために、内輪3と外輪2との間に配置される弾性部材であるリボンスプリング10とを備える。
この実施形態のクラッチ1は、保持器5として、外輪2寄りに配置される外側保持器5aと、内輪3寄りに配置される内側保持器5bとを備え、外側保持器5aと内側保持器5bの間にリボンスプリング10が配置されるスプラグ同期型ワンウェイクラッチとしている。自動車等の自動変速機におけるトルクコンバータをその用途とするが、トルクコンバータや自動変速機以外にも種々の用途に使用できる。
外側保持器5aは、図8及び図9に示すように、樹脂や金属等によって環状に形成される。板を丸め溶接することで環状を形成すると安価に製作できる。クラッチ1の軸心方向に沿って並列する対の環状端部5fと、両環状端部5f,5f間を、軸心周りの周方向に沿って一定の間隔で結ぶ柱部5dを備える。
周方向に隣接する柱部5d,5d間の空間は内径側から外径側へと貫通し、スプラグ4を収容するポケット部5cとなっている。柱部5dの中央部、すなわち、柱部5dにおけるクラッチ1の軸心方向に対する中央部には、その最大径部の外接円が、外輪2の内径よりも少し大きな径となるように、突起部5eが径方向外側に向かって形成されている。
内側保持器5bは、図10及び図11に示すように、同じく樹脂や金属等によって環状に形成される。板を丸め溶接することで環状を形成すると安価に製作できる。クラッチ1の軸心方向に沿って並列する対の環状端部5f’と、両環状端部5f’,5f’間を、軸心周りの周方向に沿って一定の間隔で結ぶ柱部5d’を備える。
周方向に隣接する柱部5d’,5d’間の空間は内径側から外径側へと貫通し、スプラグ4を収容するポケット部5c’となっている。
リボンスプリング10は、図1や図3に示すように、外側保持器5aの内径側に沿うように配置される。そのリボンスプリング10は、保持器5と類似のハシゴ形状をなすものであり、図2に示すように、クラッチ1の軸心方向に沿って並列する対の環状部14と、両環状部14,14間を、軸心周りの周方向に沿って一定の間隔で結ぶ柱部13を備える。
また、周方向に隣接する柱部13,13間の空間は内径側から外径側へと貫通し、保持器5のポケット部5c,5c’に嵌め入れたスプラグ4を収容可能なスプラグ収容孔11となっている。
また、各スプラグ収容孔11には、そのスプラグ収容孔11の他端寄りに配置される柱部13からそのスプラグ収容孔11内に突出する舌片部12が設けられる。舌片部12は、柱部13からスプラグ収容孔11内へ向かって突出し、スプラグ4の側面に当接してそのスプラグ4を外輪2及び内輪3への係合方向に付勢する。
リボンスプリング10は、図2(a)(b)に示すような薄い金属板をプレス加工により打ち抜き製作された長手状の部材を用い、これを、図2(c)に示すように、長手方向一端10aと長手方向他端10bとを重ねて丸め込むことによりリング状に形成される。なお、製造行程上及び強度上問題なければ、金属板以外の素材からなる長手状の部材を用いたリボンスプリングも採用可能である。
円環状の環状部14には、リング状にした状態で内径側へ凹む波形部14aが形成されており、この部分の剛性が高められている。また、舌片部12にも、環状部14の波形部14aと同様の波形部12aが形成されている。
図1及び図2に示す実施形態では、リング状にする前の長手状のリボンスプリング10の長手方向一端10a側(図2(a)(b)の左側)に、最も一端10a寄りに配置されるスプラグ収容孔11である一端スプラグ収容孔11aを配置している。一端スプラグ収容孔11aの形状及び大きさは、他のスプラグ収容孔11と同じである。
長手方向他端10b側(図2(a)(b)の右側)には、その他端10bの端縁に臨み、リング状に形成した際に一端スプラグ収容孔11aの一端寄りの部分に重ねられる他端開口部15を配置している。他端開口部15は、リボンスプリング10の他端10bの端縁に開放されており、その形状は、最も他端側の柱部13から対の突出部材15aが他端側へ向かって突出して、対の突出部材15間が一端10a側へ窪む凹部となっている。
このリボンスプリング10をリング状に丸める際、図2(c)に示すように、リボンスプリング10の両端同士は、長手方向一端10aが内径側に、長手方向他端10bが外径側になるように重ねられる。
このように、リボンスプリング10の他端開口部15が、一端スプラグ収容孔11a側よりも外径側に位置するように丸めたので、図1(b)に示すように、リボンスプリング10の一端スプラグ収容孔11a側は、外径側には押し付けられず、全体として真円に近い状態を維持できる。これにより、一端スプラグ収容孔11aに収容されるスプラグ4は、他のスプラグ4と同じ程度にリボンスプリング10の舌片部12からモーメントを受けることができる。したがって、全てのスプラグ4が受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
なお、この実施形態では、各スプラグ収容孔11に設けられる舌片部12は、そのスプラグ収容孔11の他端10b寄りに配置される柱部13から、そのスプラグ収容孔11内に向かって中ほどまで突出して設けられている。このため、長手方向一端10aと長手方向他端10bとの重ね合わせ部(図2(c)の符号wで示す範囲参照)には、舌片部12が介在しないようになっている。このため、重ね合わせの際に舌片部12を変形させたり、損傷させたりする危惧が少ない。
他の実施形態を図4及び図5に示す。図4及び図5に示す実施形態は、クラッチ1の主たる構成に関しては前述の実施形態と同様であるので、その差異点であるリボンスプリング10を中心に説明する(後述のさらに他の実施形態も同様)。
この実施形態のリボンスプリング10は、図5に示すように、リング状にする前の長手状のリボンスプリング10の長手方向一端10a側(図5(a)(b)の右側)に、最も一端寄りに配置されるスプラグ収容孔11である一端スプラグ収容孔11aを配置している。一端スプラグ収容孔11aの形状及び大きさは、他のスプラグ収容孔11と同じである。
長手方向他端10b側(図5(a)(b)の左側)には、その他端10bの端縁に臨み、リング状に形成した際に一端スプラグ収容孔11aの一端10a寄りの部分に重ねられる他端開口部15を備える。他端開口部15は、リボンスプリング10の他端10bの端縁に開放されており、その形状は、最も他端側の柱部13から対の突出部材15aが他端側へ向かって突出して、対の突出部材15a間が一端10a側へ窪む凹部となっている。
このリボンスプリング10をリング状に丸める際、図5(c)に示すように、リボンスプリング10の両端同士は、長手方向一端10aが内径側に、長手方向他端10bが外径側になるように重ねられる。
このとき、各スプラグ収容孔11に設けられる舌片部12は、そのスプラグ収容孔11よりも一端寄りに配置される柱部13からそのスプラグ収容孔11内に突出して設けられているので、長手方向一端10a側の舌片部12が、それに重ねられる長手方向他端10b側の部材に当たって、変形したり損傷したりする危険性が少なくなっている。
この点について説明すると、図5(a)(b)に示すリボンスプリング10を保持器に組み込むためにリング状に丸めると、図5(c)に示すように、長手方向一端10a寄りのスプラグ収容孔11の舌片部12は、図中左下手前側から右上奥側へと突出している。また、それに重ねあわされる長手方向他端10b側の部材も、図中左下手前側から右上奥側へと突出している。他端開口部15の幅方向両端に位置する突出部材15aの突出方向も、同じくその方向である。すなわち、舌片部12の突出方向が、リボンスプリング10の長手方向他端10bが向く側と同方向である。
このため、リボンスプリング10の長手方向一端10aと長手方向他端10bとの重ね合わせの際に、長手方向他端10bが舌片部12に引っ掛かることで変形したり破損したりすることを防止できる。舌片部12の先端が、長手方向他端10bの突出部材15aの先端等に向かい合わないからである。したがって、舌片部12を健全に維持することができ、その結果、全てのスプラグ4が受けるモーメントを安定させ、クラッチの円周方向の性能を一様にすることができる。
また、リボンスプリング10の他端開口部15が、一端スプラグ収容孔11a側よりも外径側に位置するように丸めたので、図4に示すように、リボンスプリング10の一端スプラグ収容孔11側は、外径側には押し付けられず、全体として真円に近い状態を維持できる点も同様である。
さらに、リボンスプリング10をリング状に丸める際、長手方向一端10a側の波形部12a,14aと、長手方向他端10b側の波形部12a,14aとが重ねられるので(図5(c)参照)、組み付け時にリング状の形状が維持しやすいほか、その剛性も高められている。
なお、この実施形態では、スプラグ収容孔11の数はスプラグ4の数と同数であり、全ての前記スプラグ収容孔11は、それぞれ舌片部12を一つずつ備えている。また、他端開口部15には舌片部12は備えられていない。
すなわち、他端開口部15を舌片部12のない形状としたことにより、スプラグ4が一個に対して、それぞれスプラグ収容孔11に設けられる舌片部12が一つずつ対応することとなり、他端開口部15に舌片部12を設けた場合と比較して、各スプラグ4に与えるモーメントをより一様に近づけることができる。
さらに他の実施形態を図6及び図7に示す。この実施形態のリボンスプリング10は、図7に示すように、リング状にする前の長手状のリボンスプリング10の長手方向一端10a側(図7(a)(b)の左側)に、最も一端寄りに配置されるスプラグ収容孔11である一端スプラグ収容孔11aを配置している。その一端スプラグ収容孔11aの他端側に隣接して、2番目のスプラグ収容孔11bが配置されている。一端スプラグ収容孔11a、2番目のスプラグ収容孔11bの形状及び大きさは、他のスプラグ収容孔11と同じである。ただし、一端スプラグ収容孔11aへの舌片部12の設置は省略されている。
長手方向他端10b側(図7(a)(b)の右側)には、その他端10bの端縁に臨み、リング状に形成した際に2番目のスプラグ収容孔11bの一端寄りの部分に重ねられる他端開口部15を備える。他端開口部15は、リボンスプリング10の他端10bの端縁に開放されているので、その形状は、最も他端側の柱部13から対の突出部材15aが他端側へ向かって突出したものとなっている点は同様である。
このリボンスプリング10をリング状に丸める際、図7(c)に示すように、リボンスプリング10の両端同士は、長手方向一端10aが外径側に、長手方向他端10bが内径側になるように重ねられる。この点は、前述の各実施形態と異なっているが、ここで、内外逆転させて、前述の各実施形態と同様に、長手方向一端10aが内径側に、長手方向他端10bが外径側になるようにリボンスプリング10の両端同士を重ねることも可能である。
ここで、各スプラグ収容孔11に設けられる舌片部12は、そのスプラグ収容孔11の他端10b寄りに配置される柱部13から、そのスプラグ収容孔11内に突出して設けられているので、長手方向一端10a側のスプラグ収容孔11に設けられる舌片部12が、それに重ねられる長手方向他端10b側の部材によって、変形したり損傷したりすることがない。長手方向一端10aと長手方向他端10bとの重ね合わせ部のうち、他端10b側の突出部材15aが宛がわれる範囲(図7(c)の符号w’で示す範囲参照)には、舌片部12が介在しないようになっているからである。舌片部12を損傷させやすい突出部材15aの位置(軸周り方位)が、舌片部12の位置(軸周り方位)に重ならないようにしたことで、そのような効果を発揮することができる。
また、リボンスプリング10をリング状に丸める際、最も他端10b寄りに配置される他端スプラグ収容孔11zは、最も一端10a寄りに配置される一端スプラグ収容孔11aと重ねられる。このとき、一端スプラグ収容孔11aには舌片部12がないため、舌片部12同士が重なってスプラグ4に過大なモーメントを付勢することはない。したがって、各スプラグ4に与えるモーメントをより一様に近づけることができる。
この実施形態において、スプラグ収容孔11の数はスプラグ4の数よりも1つ多く設定されており、他端開口部15には舌片部12を備えていない。このため、一端スプラグ収容孔11aを除く全てのスプラグ収容孔11に舌片部12を備えることが、各スプラグ4に与えるモーメントをより一様に近づける上で望ましい。
また、この実施形態では、一端スプラグ収容孔11aに舌片部12がないので、他端開口部15が存在する長手方向他端10b側を、長手方向一端10a側よりも内径側に丸めても、各スプラグ4間でのモーメントの不均一は生じにくい。したがって、図6に示すように、リボンスプリング10を、長手方向一端10aが外径側に長手方向他端10bが内径側になるよう丸め込むことによりリング状に形成している。
ところで、前述した各実施形態では、リボンスプリング10の長手方向両端10a,10bは、リング状に丸め込む前に、それぞれその丸め込む方向と同じ方向に曲げ加工が成されている。端部に曲げ加工が施されていれば、リング状にしたリボンスプリング10を全体として真円に近い状態を維持しやすい。
その曲げ加工の開始点は、図2(b)、図5(b)、図7(b)にそれぞれ符号aで示すように、リボンスプリング10の長手方向一端10a側は、その一端10aから2つ目の舌片部12を有するスプラグ収容孔11を挟む柱部13と柱部13との間、長手方向他端10b側は、他端スプラグ収容孔11zを挟む柱部13と柱部13との間の部分としている。この符号aの箇所に折れ点を形成し、その折れ点より外側の先端寄りの部分を、長手方向中ほどのフラットな区間に対して傾斜させている。この傾斜した部分は、実施形態のように直線状としてもよいが、前記丸め込む方向と同方向に湾曲させてもよい。
なお、図7(b)では、リボンスプリング10の長手方向一端10a側において、一端スプラグ収容孔11aは舌片部12を備えていないので、曲げ加工の開始点は、符号aで示すように、その一端10aから2つ目の舌片部12を有するスプラグ収容孔11、すなわち、3つ目のスプラグ収容孔11を挟む柱部13と柱部13との間としている。長手方向他端10b側の曲げ加工の開始点を、他端スプラグ収容孔11zを挟む柱部13と柱部13との間の部分としている点は同様である。
これらの各構成からなるリボンスプリング10を用いてクラッチ1を構成する場合、そのリボンスプリング10は、外輪2寄りに配置される外側保持器5aと内輪3寄りに配置される内側保持器5bの間に配置される。
この実施形態では、外側保持器5aは、スプラグ4用のポケット部5cをクラッチ1の周方向に沿って一定の間隔で区切る柱部5dの最大外径部、すなわち、クラッチ1の軸心方向に対する中央部に形成された突起部5eの外接円の半径r1(図8(b)参照)が、外輪2の内径(図1(a)参照)よりも少し大きな径となるように設定されている。
これにより、外側保持器5aは、外輪2の内径に対して圧入されてしっかりと固定されることとなり、スプラグ4を安定して保持できるようになる。
この実施形態のクラッチ1は、保持器5として、外輪2寄りに配置される外側保持器5aと、内輪3寄りに配置される内側保持器5bとを備え、外側保持器5aと内側保持器5bの間にリボンスプリング10が配置されるスプラグ同期型ワンウェイクラッチとしているが、リボンスプリング10を用いたものであれば、他の形式からなるスプラグ型ワンウェイクラッチにもこの発明を採用できる。例えば、保持器5が外側保持器5aと内側保持器5bとに分かれていない単体の保持器5を用いたスプラグ型ワンウェイクラッチであってもよい。
1 クラッチ(スプラグ型ワンウェイクラッチ)
2 外輪
3 内輪
4 スプラグ
5 保持器
5a 外側保持器
5b 内側保持器
10 リボンスプリング
10a 長手方向一端
10b 長手方向他端
11 スプラグ収容孔
11a 一端スプラグ収容孔
11z 他端スプラグ収容孔
12 舌片部
13 柱部
15 他端開口部

Claims (6)

  1. ワンウェイクラッチ(1)のスプラグ(4)を付勢するために使用されるリボンスプリング(10)において、長手状の部材で形成され、その長手方向に沿って複数のスプラグ収容孔(11)と前記スプラグ(4)を付勢する舌片部(12)とを備え、前記長手方向一端(10a)側に最も一端(10a)寄りに配置される前記スプラグ収容孔(11)である一端スプラグ収容孔(11a)を、前記長手方向他端(10b)側にその他端(10b)の端縁に臨んでその端縁に対して長手方向に開口し前記一端スプラグ収容孔(11a)一部に重ねられる他端開口部(15)を備え、前記各スプラグ収容孔(11)に設けられる前記舌片部(12)は、そのスプラグ収容孔(11)の一端(10a)寄りに配置される柱部(13)からそのスプラグ収容孔(11)内に突出して設けられ、前記他端開口部(15)は前記舌片部(12)を備えておらず、前記長手方向一端(10a)が内径側に前記長手方向他端(10b)が外径側になるように重ねて丸め込むことによりリング状に形成されていることを特徴とするリボンスプリング。
  2. 全ての前記スプラグ収容孔(11)はそれぞれ前記舌片部(12)を備えことを特徴とする請求項に記載のリボンスプリング。
  3. ワンウェイクラッチ(1)のスプラグ(4)を付勢するために使用されるリボンスプリング(10)において、長手状の部材で形成され、その長手方向に沿って複数のスプラグ収容孔(11)と前記スプラグ(4)を付勢する舌片部(12)とを備え、前記長手方向一端(10a)側に最も一端(10a)寄りに配置される前記スプラグ収容孔(11)である一端スプラグ収容孔(11a)を、前記長手方向他端(10b)にその他端(10b)の端縁に臨んでその端縁に対して長手方向に開口し前記一端スプラグ収容孔(11a)又はそれに隣接するスプラグ収容孔(11)の一部に重ねられる他端開口部(15)を備え、前記各スプラグ収容孔(11)に設けられる前記舌片部(12)は、前記スプラグ収容孔(11)の他端(10b)寄りに配置される柱部(13)からそのスプラグ収容孔(11)内に突出して設けられ、前記他端開口部(15)は前記舌片部(12)を備えておらず、前記一端スプラグ収容孔(11a)最も他端(10b)寄りに配置される前記スプラグ収容孔(11)である他端スプラグ収容孔(11z)に重ねて丸め込むことによりリング状に形成され、
    前記一端スプラグ収容孔(11a)を除く全てのスプラグ収容孔(11)は、前記舌片部(12)を備えることを特徴とするリボンスプリング。
  4. 前記リボンスプリング(10)の長手方向両端は、リング状に丸め込む前に、それぞれその丸め込む方向と同じ方向に曲げ加工が成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載のリボンスプリング。
  5. 前記曲げ加工の開始点は、前記長手方向一端(10a)側は、その一端(10a)から2つ目の前記舌片部(12)を有する前記スプラグ収容孔(11)を挟む柱部(13)と柱部(13)との間、前記長手方向他端(10b)側は、最も他端(10b)寄りに配置される前記スプラグ収容孔(11)である他端スプラグ収容孔(11z)を挟む柱部(13)と柱部(13)との間の部分であることを特徴とする請求項に記載のリボンスプリング。
  6. 内周軌道面を有する外輪(2)と、外輪(2)内に配されて外周軌道面を有する内輪(3)と、前記外輪(2)と前記内輪(3)との間に配置され前記外周軌道面と前記内周軌道面との間でトルクを伝達するスプラグ(4)と、前記スプラグ(4)を周方向に沿って等間隔に配する保持器(5)と、前記スプラグ(4)を付勢するために前記内輪(3)と前記外輪(2)との間に配置される請求項1からのいずれか一つに記載のリボンスプリングとを備えたスプラグ型ワンウェイクラッチ。
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