JP2017150584A - 玉軸受 - Google Patents

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尚子 花谷
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尚子 花谷
佐藤 哲也
Tetsuya Sato
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【課題】波形保持器のポケット部とリベット頭部との干渉を防ぎ、波形保持器やリベットの破損を防止することができる玉軸受を提供することである。【解決手段】波形保持器を構成する保持器構成部材を締結するリベット3は、平面部2b間に配される中心軸部3eと、中心軸部3eの両端にて中心軸部3eよりも小径に形成されるとともに、平面部2bの中心に設けられたリベット孔部2cから平面部外方に突出される両先端軸部3cとで構成され、平面部2bは、中心軸部3eよりも小径で先端軸部3cが挿入又は圧入可能な径としたリベット孔部2cを備えるとともに、リベット孔部2cを通過して平面部上にて加締められたリベット3の両先端軸部3cと玉保持部2a外周との間にスペースを有する長尺状に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、玉軸受に関し、特に波形保持器において、リベット頭部とポケット部との干渉防止に関する。
玉軸受に用いられる波形保持器として、従来、例えば図5に示すものが提案されている。この波形保持器は、平面部10bと、平面部10bから半球状に膨出する玉保持部10aとが円周方向に交互に形成されて構成された一対の環状の保持器構成部材10を、それぞれの平面部10b同士を突き合わせるとともにリベット11で結合することにより、対向する玉保持部10a同士がそれぞれポケット部12を形成するように構成されている。 軸受の長寿命のためには玉軸受の定格荷重を向上させることが望ましく、定格荷重を向上させる手段の一つとして玉数を増やす方法がある。ここで、玉のP.C.D(Pitch Circle Diameter:ピッチ円直径)を変えずに玉数を増やそうとすると、玉13と玉13の間の間隔が狭くなり、通常使用される波形保持器の形態では、玉保持部10aの外周面とリベット頭部(ヘッド)11aとが干渉する虞がある。
その解決策として、例えば特許文献1が提案されている。この先行技術は、一端に予め頭部を備えた大径軸部と、大径軸部の他端から連続して設けられた小径軸部とで構成されたリベット(頭部付きリベット)を採用し、小径軸部を一方の保持器構成部材のリベット孔部に通して平面部の外方にて加締めることで対の保持器構成部材を締結している。すなわち、大径軸部を設けることにより対の保持器構成部材間に所定の隙間を形成することができ、これによりポケット部が大径となって大径の玉を組み込むことが可能となることで玉のP.C.Dを大きくしているものである。
特開2002−364649号公報
しかしながら、特許文献1に記載の頭部付きリベットでは、予め設けられている頭部に至るまで大径軸部がストレート形状であるため、リベットのゆるみ、座屈の問題が生じる。
また、対となる保持器構成部材のリベット孔径がそれぞれ異なるために別部品となり、製造工程数が増える・管理手間が増えるなどの問題があった。
そこで、本発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、波形保持器のポケット部とリベット頭部との干渉を防ぎ、波形保持器やリベットの破損を防止することができる玉軸受を提供することである。
この目的を達成するために、第一の本発明は、相対回転可能に配される外輪と内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配される複数個の玉と、これら玉を転動可能に収容する保持器を含み、前記保持器は、平面部と、平面部から半球状に膨出する玉保持部とが円周方向に交互に形成されて構成された一対の環状の保持器構成部材と、それぞれの平面部同士を対向させて締結するリベットとで構成され、対向する玉保持部同士がそれぞれ玉を収容するポケット部を形成する波形保持器である玉軸受であって、前記リベットは、前記平面部間に配される中心軸部と、前記中心軸部の両端にて中心軸部よりも小径に形成されるとともに、前記平面部の中心に設けられたリベット孔部から平面部外方に突出される両先端軸部とで構成され、前記平面部は、前記平面部上にて加締められたリベットの両先端軸部と玉保持部外周との間にスペースを有する長尺状に形成されていることを特徴とする玉軸受としたことである。
また、第二の本発明は、第一の発明において、前記リベットの中心軸部と先端軸部との間に、前記保持器構成部材の前記リベット孔部に圧入される締め代部を備えたことを特徴とする玉軸受としたことである。
本発明によれば、波形保持器のポケット部とリベット頭部との干渉を防ぎ、波形保持器やリベットの破損を防止することができる玉軸受を提供することである。
本発明による玉軸受の第一実施形態を一部省略して示す概略断面図である。 (a)は本発明による玉軸受の第一実施形態の波形保持器を一部省略して示す概略断面図で、(b)は第一実施形態の加締め前のリベットを示す図である。 本発明による玉軸受の第二実施形態を一部省略して示す概略断面図である。 (a)は本発明による玉軸受の第三実施形態の組立てを示す概略断面図で、(b)は第三実施形態の加締め前のリベットを示す図である。 従来の玉軸受を示す概略断面図である。
以下、本発明による玉軸受の第一実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の玉軸受の第一実施形態、図3は第二実施形態、図4は第三実施形態をそれぞれ示す。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態であって、何等これに限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
[第一実施形態]
本発明による実施形態の玉軸受は、外輪と内輪と、外輪と内輪との間に配される複数個の玉と、これらの玉を転動可能に収容する保持器と、対向する玉保持部同士がそれぞれ玉を収容するポケット部2dを形成している。
図1は、保持器が組み立てられた状態を図示している。保持器は、波形保持器で、平面部2bと、平面部2bから半球状に膨出する玉保持部2aとが円周方向に交互に形成されて構成された一対の環状の保持器構成部材2と、それぞれの平面部2b同士を対向させて締結するリベット3とで構成されている。平面部2bから半球状に膨出する玉保持部2aの湾曲形状は玉の球面に対応している。
平面部2bは、平面部2b上にて加締められたリベット3のリベット頭部3aと玉保持部2aの外周との間にスペースを有する長尺状に形成されている。これにより、波形保持器の玉保持部2aの外周(ポケット部2dの外周面)と加締め後のリベット頭部3aが干渉しないようにすることができる。
また、平面部2bには、平面部2bの中央にリベット3を加締めるリベット孔部2cが形成されている。
リベット3は、図2(a)、(b)に示すように、平面部2b間に配される中心軸部3eと、中心軸部3eの両端にて中心軸部3eよりも小径に形成されるとともに、平面部2bの中心に設けられたリベット孔部2cから平面部2b外方に突出される両先端軸部3cとで構成されている。
従来の保持器挿入前のリベットは、片側に頭部を持ち、反頭部側の先端は波形保持器のリベット穴径よりも小さい径であったが、本実施形態のリベット3は両先端軸3cの径を小さくすることにより、保持器挿入前のリベット3には頭部を持たない構造としている。これにより、従来よりも加締め後のリベット3の両頭部3aの径を小さくすることができ、かつ保持器の平面部2bが広いために、保持器のポケット部2dと加締め後のリベット頭部3aとの干渉を防止することが可能となる。
リベット3は、上記としたとおり、リベット孔部2cと両先端軸部3cと同一径とし、保持器に圧入されるリベット3の両先端軸部3cの径を中心軸部3eの径よりも、小さく形成されている。図2(b)には、中心軸部3eが形成され、所定の段差を持って両先端軸部3cが形成され、その両先端軸部3cの先端部3bは、リベット孔部2cにガイドするために先細りの台形状に形成されていることが図示されている。
これにより、対となる波形保持器のリベット穴径が同じであるため、コストや工数を削減することができる。
図2(a)、(b)により、波型保持器の組立を説明する。
保持器構成部材2の平面部2bには、リベット3の両先端軸部3cを圧入させるためのリベット孔部2cが形成されている。保持器を組み立てる場合は、保持器構成部材2、2を図2(a)のように対向させ、リベット3をリベット孔部2cのいずれかの外側から挿入する。この際、先端部3b及び両先端軸部3cはリベット孔部2cを抜けるものの、中心軸部3eはリベット孔部2cを抜けることはできない。
先端部3b及び両先端軸部3cがリベット孔部2cを圧入するので、その先端部3b及び両先端軸部3cを加締めて保持器構成部材2、2が一体化され保持器が組み立てられる。
[第二実施形態]
第二実施形態は、第一実施形態の加締め後のリベット頭部3aを台形から半円の形状としたものである。保持器構成部材2には、湾曲状の玉保持部2aが形成されるとともに、平面部2bが形成され、玉保持部2aと玉保持部2aと、また、平面部2bと平面部2bとが対向配置されている。また、組立て前のリベット3の形状と組立て方法は第一実施形態の説明と同様である。
本実施形態では、先端部3b及び両先端軸部3cをリベット孔部2cに圧入させ、その先端部3bを加締める際に、リベット頭部3aを台形から半円の形状にして保持器構成部材2、2が一体化され波形保持器が組み立てられる。
[第三実施形態]
第三実施形態は、第一実施形態のリベット3において、リベット3の中心軸部3eと先端軸部3cとの間に、保持器構成部材2のリベット孔部2cに圧入される締め代3fを備えたものである(図4(b)参照)。保持器構成部材2のいずれか一方に、締め代3fを形成したリベット3を圧入して固定しておけばよい(図4(a)参照)。
これにより、リベット3を圧入した保持器を事前に準備しておくことが出来るため、軸受生産効率(保持器加締め作業)を上げる際に採用することができる。
2 保持器構成部材
3 リベット
12 ポケット部
13 玉

Claims (2)

  1. 相対回転可能に配される外輪と内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配される複数個の玉と、これら玉を転動可能に収容する保持器を含み、前記保持器は、平面部と、平面部から半球状に膨出する玉保持部とが円周方向に交互に形成されて構成された一対の環状の保持器構成部材と、それぞれの平面部同士を対向させて締結するリベットとで構成され、対向する玉保持部同士がそれぞれ玉を収容するポケット部を形成する波形保持器である玉軸受であって、
    前記リベットは、前記平面部間に配される中心軸部と、
    前記中心軸部の両端にて中心軸部よりも小径に形成されるとともに、前記平面部の中心に設けられたリベット孔部から平面部外方に突出される両先端軸部とで構成され、
    前記平面部は、前記中心軸部よりも小径で前記先端軸部が挿入又は圧入可能な径としたリベット孔部を備えるとともに、前記リベット孔部を通過して平面部上にて加締められたリベットの両先端軸部と玉保持部外周との間にスペースを有する長尺状に形成されていることを特徴とする玉軸受としたことである。
  2. 前記リベットの中心軸部と先端軸部との間に、前記保持器構成部材の前記リベット孔に圧入される締め代部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の玉軸受。
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