JP6316814B2 - インクジェット印刷用インク - Google Patents

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Description

本発明は、インク、およびインクセット、および特に商業印刷部門でのインクジェット印刷におけるそれらの使用に関する。
インクジェット印刷(IJP)は、ノズルを基材と接触させることなくインクの液滴を微細ノズルに通して基材上に噴出させる、ノンインパクト印刷技術である。
卓上印刷機は一般に、家庭および小規模事務所で、例えば、家族の写真、子供の宿題、および手紙など頁数の少ない文書を印刷するために用いられる。
対照的に、商業印刷部門では、より大きなインクジェット印刷機が用いられる。これらの印刷機では、電話料金の請求書、水道光熱費の請求書、新聞および書籍など、大量の文書が量産される。
商業印刷部門で用いられる印刷ヘッドは、通常幅広い単一配列で位置決めされ、シングルパス方式で基材に印刷を施すことができる。商業用刷機は長期にわたり継続的に稼働するので、インクは、とりわけ安定である必要がある。これは、たとえ1つでもノズルが詰まると膨大な数の文書に空白の筋が生じる可能性があり、印刷ヘッドを掃除する間は印刷機がオフラインになるためである。対照的に、卓上印刷機は、通常はるかに狭い印刷ヘッドを有し、複数パス方式で基材に印刷を施し、その結果、ノズルが1つ詰まってもあまり目立たない。
商業用部門におけるインクジェット印刷機は高速で印刷を施すことができ、例えば、600×600dpiの解像度を200メートル/分を超える速度で印刷することができる印刷機がある。これにより、1分あたり数頁しかもたらさない卓上印刷機では存在しない技術的要求が課される。印刷速度の上昇は、積み重ねた時に最終的なプリントが滲まないように、インクジェットインクが望ましくはより迅速に乾燥すべきであることを意味することが多い。しかしながら、乾燥時間がより迅速なインクでは、印刷機で頻繁に印刷が行われない間に、インクが乾燥しノズルの上を覆ってクラストが形成するリスクが上昇する。これらの印刷機をこれらの高速で作動させることが可能になるように、用いられるインクは、低い発泡性および優れた液滴形成も示さなければならない。
また、商業印刷部門で用いられる基材は、卓上用に用いられているものに比べ、はるかに多様である。卓上用部門では、写真および特別な場合のための短い文書を印刷する際に、高価な光沢紙および特殊コート紙が用いられる。しかしながら、商業印刷部門においては、例えば水道光熱費の請求書の大量印刷では、普通紙、新聞紙に用いられる種類の薄紙、および水性インクで効果的に印刷することが難しい可能性があるオフセット媒体など、安価な基材が必要とされる。商業印刷部門の顧客は、インクが、非常に薄い吸収性基材から吸収性がはるかに低い基材に至る多種多様な基材に適していることを期待する。新聞紙に用いられるような薄い基材では、紙の至る所でインクの“毛羽立ち”に起因してドットの鮮明度が低いという問題が生じることがある。インクが薄紙を通り抜けて浸透して反対側で見えるようになる“裏抜け”も、従来のインクに伴う問題であり得る。液滴の鮮明度が良好で縁が鋭いことは、商業印刷部門において最優先事項である。
本発明の第1の観点に従って、以下を含むインク組成物を提供する:
a)エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコールまたはジプロピレングリコールからなる群より選択される1以上のグリコールを0.2〜20部;
b)30〜50部のグリセロール;
c)0.5〜10部の2−ピロリドン;
d)0.5〜9部の着色剤;
e)30〜70部の水;
f)0〜3部の界面活性剤;
g)0〜5部の殺生物剤;
これに関し、部はすべて重量に基づく。
インク組成物は、好ましくは2.5〜11cP、より好ましくは3〜10cP、特に3.5〜9cP、さらに特に4〜8cP、とりわけ4〜7cP、さらに特に4〜6cPの粘度を有する。粘度は、32℃においてBrookfieldスピンドル18を60rpmで用いて測定する。
インク組成物は、22℃において好ましくは25〜45、より好ましくは30〜40、特に33〜37ダイン/cmの表面張力を有する。インク組成物の表面張力は、Kibron Aquapiを用いて測定することが好ましい。
インク組成物は、好ましくは6〜10、より好ましくは6.5〜9.5、特に7〜8.5のpHを有する。
本明細書では、“重量部”を、意味を変更することなく、しばしば単に“部”に省略する。
成分a)は、インク組成物中に、好ましくは1〜15部、より好ましくは2〜10重量部、特に3〜8重量部の量で存在する。
成分a)は、好ましくはジエチレングリコール、プロピレングリコール、またはそれらの混合物であり、より好ましい成分a)はジエチレングリコールである。
成分b)は、インク組成物中に、好ましくは35〜45重量部、より好ましくは36〜42重量部の量で存在する。
成分c)は、インク組成物中に、好ましくは1〜8重量部、より好ましくは2〜7重量部、特に3〜6重量部、さらに特に4〜6重量部の量で存在する。
インク組成物中に包含される成分d)の量は、インクに必要とされる色の純度(intensity)にある程度依存する。しかしながら、成分d)は、典型的には0.6〜8重量部、より好ましくは1〜7.5重量部、特に2〜5重量部の量で存在する。成分d)は、単一の着色剤または着色剤の混合物であることができる。
好ましい着色剤は、染料、特に水溶性染料である。酸性染料および直接染料がとりわけ好ましく、例として、Colour Index Internationalに載せられている染料を挙げることができる。
成分d)が黄色着色剤を含む場合、それは、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、Acid Yellow 23、およびPro−Jet Yellow 746、およびそれらの混合物からなる群より選択することが好ましく、特にC.I.Direct Yellow 132である。
成分d)がマゼンタ着色剤を含む場合、それは、Acid Red 249;C.I.Acid Red 52などのキサンテン染料;および式(1)のモノアゾ染料、およびその塩:
Figure 0006316814
[式中:
Arは、置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよいナフチルであり;
は、置換されていてもよい窒素含有複素環式基であって、該複素環式基中の窒素原子との結合によりトリアジン環に付着している基であり;
は、Hであるか、または−OH、−COOHもしくは−SOHにより置換されていてもよいC1−4−アルキルであり;そして
tは0または1である]:
および、それらの混合物、
からなる群より選択することが好ましい。
は、置換されていてもよい5または6員の複素環式基であることが好ましい。Zは、第一級または第二級アミノ基を含まないことが、特に好ましい。さらに特に、Zは、それぞれC1−4−アルキル、カルボキシまたはスルホにより置換されていてもよいモルホリノまたはピロリジニルである。
Arにより表される基の好ましい例としては、2−カルボキシフェニル、3,5−ジカルボキシフェニル、2−スルホフェニル、3−スルホフェニル、2−カルボキシ−4−スルホフェニル、3,4−ジメチル−6−スルホフェニル、4−アミノ−2−ヒドロキシフェニル、4−カルボキシ−2−ヒドロキシフェニル、1,5−ジスルホナフト−2−イル、1−スルホナフト−2−イル、3,6,8−トリスルホナフト−2−イル、8−ヒドロキシ−2,4−ジスルホナフト−1−イル、1−アミノ−8−ヒドロキシ−3,6−ジスルホナフト−2−イル、2−アミノ−8−ヒドロキシ−6−スルホナフト−1−イル、2−アミノ−8−ヒドロキシ−6−スルホナフト−7−イル、2−アミノ−8−ヒドロキシ−3,6−スルホナフト−1−イルまたは6−スルホ−インダン−5−イルが挙げられる。Arは、それぞれ−OH、−SOH、−COOH、−NH、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシまたはニトロの1以上により置換されていてもよいフェニルまたはナフチルであることが、特に好ましい。
tが1である場合、式(1)の浮遊スルホ基は、ナフタレン環の3または4位に付着していることが好ましい。より好ましくは、tは1であり、浮遊スルホ基は3位に付着している。
とりわけ好ましい式(1)の染料は、式(2)のものおよびその塩である:
Figure 0006316814
式(1)の化合物は、米国特許公報第6635747号に記載されているように調製することができる。これに関し、式(2)の化合物は染料6であり、その調製法は実施例3に記載されている。該特許公報を本明細書中で参考として援用する。
Acid Red 249;C.I.Acid Red 52などのキサンテン染料;および式(1)のモノアゾ染料、およびその塩のうち2以上の混合物を用いることもできる。
成分d)がシアン着色剤を含む場合、それは、C.I.Direct Blue 86、C.I.Direct Blue 199、およびそれらの混合物からなる群より選択することが好ましく、特にC.I.Direct Blue 199である。
成分d)が黒色着色剤を含む場合、それは、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または式(3)もしくは(4)の化合物(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、およびそれらの混合物からなる群より選択することが好ましい。これに関し、式(3)は、以下:
T−Q−N=N−L−T
式(3)
[式中:
各Tは、独立してアゾ含有基であり;
Qは、置換されていてもよく金属化されていてもよい1,8−ジヒドロキシナフチル基であり;そして
Lは、二価の有機リンカー基である]
であり:そして、式(4)は、以下:
Figure 0006316814
[式中:
は、カルボキシであり;
は、H、カルボキシ、スルホ、ハロ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシまたはC1−4−アルキルであり;
YおよびZは、それぞれ独立して、H、カルボキシまたはスルホであり;そして
およびRは、それぞれ独立して、Hであるか、C1−4−アルキルであるか、またはカルボキシもしくはスルホ基を持つC1−4−アルキルである]
である。
式(3)の化合物において、Tにより表される好ましいアゾ基は、式A−N=N−[式中、各Aは、独立して、置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよいナフチルである]のものである。そのような基の例は、Arに関し先に挙げている。
式(3)において、Lは式(5)のものであることが好ましい:
−L(−G−L
式(5)
[式中:
は、単一の共有結合であるか、または置換されていてもよいフェニルもしくはナフチルであり;
は、置換されていてもよいフェニルまたはナフチルであり;
Gは、−O−、−NR−、−N=N−、−NR−CO−、−NRCONR−、−S−、−SO−、−SO−、−SONRまたはCR=CR−であり、これに関し、各Rは、独立して、HまたはC1−4−アルキルである;そして
Xは、0、1または2である]。
A、L、L、LおよびAr上の好ましい所望による置換基としては、ハロゲン(特にFおよびCl)、ニトロ、シアノ、−CF、−OR、−SR、−NR、−C(O)R、−C(O)OR、−SOまたは−SORか、または、−OH、−SOH、−COOH、−PO、C1−4−アルコキシもしくはヒドロキシ−C1−4−アルキレン−オキシにより置換されていてもよいC1−6−アルキルが挙げられ;
これに関し:
は、Hであるか、−OH、−SOHもしくは−COOHにより置換されていてもよいC1−6−アルキルであるか、または、C1−4−アルキル、−OH、−SOH、−COOH、−NHもしくは−NOにより置換されていてもよいフェニルであり;
およびRは、それぞれ独立して、H、−CO(C1−6−アルキル)または−CONHであるか、−OH、−SOHもしくは−COOHにより置換されていてもよいC1−6−アルキルであるか、または、C1−4−アルキル、−OH、−SOH、−COOH、−NHもしくは−NOにより置換されていてもよいフェニルであり;あるいは
およびRは、それらが付着している窒素と一緒になって、5員または6員環(好ましくはモルホリンまたはピペラジン)を形成する。
A、L、L、LおよびAr上の特に好ましい所望による置換基としては、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシ、−OH、−COOH、−PO、−SOH、ニトロ、−Cl、−F、−CF、アミノおよび−COOC1−4−アルキルの1以上が挙げられる。
式(3)の化合物は、以下であることが好ましい。
Figure 0006316814
式(3)の化合物は、本明細書中で参考として援用する米国特許公報第7056376号に記載されているように調製することができる。
式(4)の化合物は、少なくともスルホ基と同数のカルボキシ基を含有することが好ましい。
式(4)の化合物は、米国特許公報第5203912号に記載されているように調製することができる。
黒色着色剤は、Direct Black 168および/またはDirect Black 19を含むことが好ましい。黒色着色剤は、陰影付け(shading)の目的で少量の他の有色染料を含むこともできる。好ましい一態様において、黒色着色剤はDirect Black 168であり、他の好ましい一態様において、黒色着色剤は、Direct Black 19と、先に記載し好ましいとした式(1)のマゼンタ着色剤との混合物である。
成分e)、すなわち水は、組成物中に、好ましくは35〜55部、より好ましくは40〜50部の量で存在する。水は脱イオン化されていることが好ましい。
成分f)として用いられる界面活性剤は、イオン性であるか、より好ましくは非イオン性であることができる。アセチレンジオール界面活性剤(特に2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよびそのエチレンオキシド縮合物)、例えば、Air Productsから入手可能なSurfynol(登録商標)界面活性剤、特にSurfynol(登録商標)465が好ましい。
成分f)は、組成物中に、好ましくは0.001〜2.5部、より好ましくは0.01〜2部、特に0.05〜1部、さらに特に0.1〜0.5部の量で存在する。
成分g)には、インク中で安定な任意の殺生物剤(または殺生物剤の混合物)、例えば、Lonzaから入手可能なProxel(登録商標)GXLなどを用いることができる。成分g)は、組成物中に、好ましくは0.001〜1.5部、より好ましくは0.01〜0.5部、特に0.01〜0.3部の量で存在する。
上記成分に加え、該インクは、1以上のインク添加物を含んでいてもよい。IJPインクに適した好ましい添加剤は、pH調整剤および/または緩衝剤、抗コゲーション剤、レオロジー改質剤、腐食抑制剤およびキレート化剤および追加的な染料である。そのような添加剤すべての合計量は、10重量部以下であることが好ましい。
一態様において、インクは顔料を含まない。他の態様において、インクはアクリルバインダーを含まない。
上記のことを考慮すると、とりわけ好ましいインクは、以下を含む:
a)2〜10部のジエチレングリコール;
b)35〜45部のグリセロール;
c)2〜7部の2−ピロリジノン;
d)0.6〜8部の水溶性染料;
e)35〜55部の水;
f)0.05〜1部の非イオン性界面活性剤;
g)0.01〜0.5部の殺生物剤;
これに関し、部はすべて重量に基づく。このインクにおいて、粘度は3〜10cPであり、表面張力は25〜45ダイン/cmであり、pHは6〜10であることが好ましい。
上記のことを考慮すると、とりわけ好ましいインクは、以下を含む:
a)3〜8部のジエチレングリコール;
b)36〜42部のグリセロール;
c)4〜6部の2−ピロリジノン;
d)1.5〜7部の水溶性染料;
e)40〜50部の水;
f)0.1〜0.5部の非イオン性界面活性剤;
g)0.01〜0.3部の殺生物剤;
これに関し、部はすべて重量に基づく。このインクにおいて、粘度は4〜7cPであり、表面張力は30〜40ダイン/cmであり、pHは7〜9.5であることが好ましい。
a)〜g)の部数は合計100になることが好ましい。これは、追加的構成成分は存在する可能性がないと言うことを意図したものではなく、特定成分の互いに対する相対量を定義しているに過ぎない。しかしながら、好ましい一態様において、追加的成分は存在しない。
本発明のインクは、好ましくは3部未満、より好ましくは2部未満、特に1部未満のエチレングリコールモノブチルエーテルを含み、さらに特に、エチレングリコールモノブチルエーテルを含まない。
インク組成物は、好ましくは10ミクロン未満、より好ましくは5ミクロン未満、特に1ミクロン未満の平均孔径を有するフィルターに通して濾過されている。
本発明の第2の観点に従って、黄色インク、マゼンタインク、シアンインクおよび1または2種の黒色インクを含むインクセットであって、各インクが独立して先に記載したとおりである、前記インクセットを提供する。
インクセットの黄色インク、マゼンタインク、シアンインクおよび黒色インクに用いられる着色剤は、本発明の第1の観点に関し先に記載し好ましいとしたとおりであることが好ましい。
本発明の第2の観点に従ったインクセットは、以下を含むことが好ましい:
(i)C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、Acid Yellow 23、Pro−Jet Yellow 746、またはそれらの2以上を含む混合物、特にC.I.Direct Yellow 132を含む、黄色インク;
(ii)C.I.Acid Red 249、C.I.Acid Red 52、先に定義した式(1)のモノアゾ染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む、マゼンタインク。マゼンタインクは、C.I.Acid Red 249および/または式(1)のモノアゾ染料を含むことが、とりわけ好ましい;
(iii)C.I.Direct Blue 86またはC.I.Direct Blue 199、特にC.I.Direct Blue 199またはその混合物を含む、シアンインク;ならびに
(iv)1または2種の黒色インク(1以上)、これに関し、該インクは、1より多くのインクである場合は独立して、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または式(3)もしくは(4)の染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物、特に、式(2)および(5)の染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)の混合物、またはその混合物を含む。好ましい一態様において、黒色インクはC.I.Direct Black 19を含む。第2の好ましい態様において、黒色インクは、C.I.Direct Black 168およびC.I.Acid Red 249を含む。2種の黒色インクが存在する場合、それらは、異なる着色剤か、異なる着色剤混合物を含むことが好ましい。
本発明の第2の観点に従ったより好ましいインクセットは、以下を含む:
(i)C.I.Direct Yellow 132を含む黄色インク;
(ii)C.I.Acid Red 249、C.I.Acid Red 52、先に定義した式(2)のモノアゾ染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む、マゼンタインク。マゼンタインクは、C.I.Acid Red 249および/または式(2)のモノアゾ染料を含むことが、とりわけ好ましい;
(iii)C.I.Direct Blue 199を含むシアンインク;ならびに
(iv)1または2種の黒色インク(1以上)、これに関し、該インクは、1より多くのインクである場合は独立して、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、またはそれらの混合物を含む。好ましい一態様において、黒色インクはC.I.Direct Black 19を含む。第2の好ましい態様において、黒色インクは、C.I.Direct Black 168およびC.I.Acid Red 249を含む。2種の黒色インクが存在する場合、それらは、異なる着色剤か、異なる着色剤混合物を含むことが好ましい。
インクセットのインクは、それぞれ独立して、本発明の第1の観点に関し先に記載し好ましいとしたとおりである。
本発明の第3の観点に従って、本発明の第1の観点に従ったインクまたは本発明の第2の観点に従ったインクセットを、インクジェット印刷機により基材に施用することを含む、基材上に像を印刷するための方法を提供する。
基材は、紙、プラスチックフィルムまたは生地材料であることが好ましい。紙は、普通紙または加工紙であることができ、酸性、アルカリ性または中性の性質を有することができる。
本発明の第4の観点に従って、本発明の第3の観点に従った方法により印刷された材料を提供する。
材料は、紙、プラスチックフィルムまたは生地材料であることが好ましい。紙は、普通紙または加工紙であることができ、酸性、アルカリ性または中性の性質を有することができる。
本発明の第5の観点に従って、1以上のインク容器を含むインクジェット印刷機であって、該インク容器がそれぞれ、チャンバーと本発明の第1の観点に従ったインクまたは本発明の第2の観点に従ったインクセットとを含み、前記インクが1以上のチャンバー内に存在する、前記インクジェット印刷機を提供する。
本発明のインクは、商業用印刷機、特に圧電式インクジェット印刷機にとりわけ有用である。それらは、ノズルを詰まらせる傾向が低く、多種多様な基材に適している。液滴の良好な鮮明度を、低い裏抜け率と一緒に実現することができる。これは、該インクが、軽い、および/または薄い基材と一緒に用いるのに適していることを意味する。
本発明を以下の実施例によりさらに例示する。これに関し、すべての部および百分率は、特記しない限り重量に基づく。
実施例1〜4
インク1〜4を、表1に明記した成分を表示部数で混合することにより調製した。着色剤の列には、包含されている括弧内の着色剤(1以上)の部数と、1より多くの着色剤が包含されている場合はその重量比が記載されている。
表1−黄色インクおよびシアンインク
実施例1−黄色インク
実施例2−シアンインク
Figure 0006316814
脚注:
Surfynol(登録商標)465は、Air Productsからの界面活性剤である。
DY 132は、C.I.Direct Yellow 132である。
DB 199は、C.I.Direct Blue 199である。
表2−マゼンタインク
実施例3−マゼンタインク1
実施例4−マゼンタインク2
Figure 0006316814
AR 249は、C.I.Acid Red 249である。
表3−黒色インク
実施例5−黒色インク1
実施例6−黒色インク2
Figure 0006316814
DB 19は、C.I.Direct Black 19である。
DB 168は、C.I.Direct Black 168である。
表4
実施例7−インクセット1
実施例8−インクセット2
Figure 0006316814
インクジェット印刷特性
インク例1、2、4および6を、インクジェット印刷機により以下の印刷用紙上に印刷した:相対的光学濃度(ROD)およびCIE L色空間パラメーターを100%の色の濃さで測定した。
Canon(登録商標) GF500
UPM Brite 65C
Xerox(登録商標) 4200
100%の色の濃さで測定されるこれらのプリントの相対的光学濃度(ROD)およびCIE L色空間パラメーターを測定した。
表5
Canon GF 500上での印刷特性
Figure 0006316814
表6
UPN Brite 65C上での印刷特性
Figure 0006316814
表7
Xerox 4200上での印刷特性
Figure 0006316814
性能特性
不使用期間後にインクが商業用印刷機のノズルの上を覆ってクラストを形成しノズルを詰まらせる可能性を査定するために、エージングしたインクが静置後に再溶解する能力を、以下のように査定した。
評価するインクを開放空気中で40℃に加温し、この温度で24時間維持することができる。残っている残留物(0.2g)を、水(2cm)が入っている容量10cmのバイアルに量り入れるものとする。その後、バイアルを毎分120サイクルの頻度で振とうし、残留物が再溶解するのにかかる時間を記録することができる。再溶解にかかる時間が長いほど、クラストを形成しノズルを詰まらせる可能性が高いことを示す。
本発明は以下の態様を含む。
[1] 以下を含む、インク組成物:
a)エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコールまたはジプロピレングリコールからなる群より選択される1以上のグリコールを0.2〜20部;
b)30〜50部のグリセロール;
c)0.5〜10部の2−ピロリドン;
d)0.5〜9部の着色剤;
e)30〜70部の水;
f)0〜3部の界面活性剤;
g)0〜5部の殺生物剤;
これに関し、部はすべて重量に基づく。
[2] インクが4〜8cPの粘度を有する、[1]に記載のインク組成物。
[3] 成分a)が2〜10重量部の量で存在する、[1]または[2]のいずれかに記載のインク組成物。
[4] 成分a)がジエチレングリコールである、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[5] 成分b)が35〜45重量部の量で存在する、[1]〜[4]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[6] 成分c)が2〜7重量部の量で存在する、[1]〜[5]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[7] 成分d)が1〜7.5重量部の量で存在する、[1]〜[6]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[8] 成分d)が、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、Acid Yellow 23、およびPro−Jet Yellow 746、およびそれらの混合物からなる群より選択される黄色着色剤を含む、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[9] 成分d)が、Acid Red 249;キサンテン染料;および式(1)のモノアゾ染料、およびその塩
Figure 0006316814
[式中:
Arは、置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよいナフチルであり;
は、置換されていてもよい窒素含有複素環式基であって、該複素環式基中の窒素原子との結合によりトリアジン環に付着している基であり;
は、Hであるか、または−OH、−COOHもしくは−SOHにより置換されていてもよいC1−4−アルキルであり;そして
tは0または1である]:
および、それらの混合物、
からなる群より選択されるマゼンタ着色剤を含む、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[10] 成分d)が、C.I.Direct Blue 86、C.I.Direct Blue 199、およびそれらの混合物からなる群より選択されるシアン着色剤を含む、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のインク組成物。
[11] 成分d)が、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または式(3)もしくは(4)の化合物(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、およびそれらの混合物からなる群より選択される黒色着色剤を含む、[1]〜[7]のいずれか一項に記載のインク組成物、これに関し、式(3)は、以下:
T−Q−N=N−L−T
式(3)
[式中:
各Tは、独立してアゾ含有基であり;
Qは、置換されていてもよく金属化されていてもよい1,8−ジヒドロキシナフチル基であり;そして
Lは、二価の有機リンカー基である]
であり:そして、式(4)は、以下:
Figure 0006316814
[式中:
は、カルボキシであり;
は、H、カルボキシ、スルホ、ハロ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシまたはC1−4−アルキルであり;
YおよびZは、それぞれ独立して、H、カルボキシまたはスルホであり;そして
およびRは、それぞれ独立して、Hであるか、C1−4−アルキルであるか、またはカルボキシもしくはスルホ基を持つC1−4−アルキルである]
である。
[12] 黄色インク、マゼンタインク、シアンインクおよび1または2種の黒色インクを含むインクセットであって、各インクが、独立して、[1]〜[11]のいずれか一項に記載したとおりである、前記インクセット。
[13] 以下を含む、[12]に記載のインクセット:
(i)C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、C.I.Acid Yellow 23、Pro−Jet Yellow 746、またはそれらの2以上を含む混合物を含む、黄色インク;
(ii)C.I.Acid Red 249、C.I.Acid Red 52、[9]で定義した式(1)のモノアゾ染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む、マゼンタインク;
(iii)C.I.Direct Blue 86またはC.I.Direct Blue 199、またはその混合物を含む、シアンインク;ならびに
(iv)1または2種の黒色インク(1以上)、これに関し、該インクは、1より多くのインクである場合は独立して、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または[11]に記載した式(3)もしくは(4)の染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む。
[14] [1]〜[11]のいずれか一項に記載のインクまたは[12]もしくは[13]のいずれかに記載のインクセットを、インクジェット印刷機により基材に施用することを含む、基材上に像を印刷するための方法。
[15] [14]に記載の方法により印刷された材料。

Claims (8)

  1. 以下を含む、シングルパス方式の産業用インクジェット印刷機で使用するためのインク組成物:
    a)ジエチレングリコール3〜8部;
    b)30〜50部のグリセロール;
    c)2〜7部の2−ピロリドン;
    d)1〜7.5部の水溶性染料
    e)30〜70部の水;
    f)0.01〜2部のアセチレンジオール界面活性剤;
    g)0〜5部の殺生物剤;
    これに関し、部はすべて重量に基づく。
  2. インクが4〜8cPの粘度を有する、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 成分b)が35〜45重量部の量で存在する、請求項1〜のいずれか一項に記載のインク組成物。
  4. 成分d)が、C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、Acid Yellow 23、およびPro−Jet Yellow 746、およびそれらの混合物からなる群より選択される黄色着色剤を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のインク組成物。
  5. 成分d)が、Acid Red 249;キサンテン染料;および式(1)のモノアゾ染料、およびその塩
    Figure 0006316814
    [式中:
    Arは、置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよいナフチルであり;
    は、置換されていてもよい窒素含有複素環式基であって、該複素環式基中の窒素原子との結合によりトリアジン環に付着している基であり;
    は、Hであるか、または−OH、−COOHもしくは−SOHにより置換されていてもよいC1−4−アルキルであり;そして
    tは0または1である]:
    および、それらの混合物、
    からなる群より選択されるマゼンタ着色剤を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のインク組成物。
  6. 成分d)が、C.I.Direct Blue 86、C.I.Direct Blue 199、およびそれらの混合物からなる群より選択されるシアン着色剤を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のインク組成物。
  7. 成分d)が、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または式(3)もしくは(4)の化合物(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、およびそれらの混合物からなる群より選択される黒色着色剤を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のインク組成物、これに関し、式(3)は、以下:
    T−Q−N=N−L−T
    式(3)
    [式中:
    各Tは、独立してアゾ含有基であり;
    Qは、置換されていてもよく金属化されていてもよい1,8−ジヒドロキシナフチル基であり;そして
    Lは、二価の有機リンカー基である]
    であり:そして、式(4)は、以下:
    Figure 0006316814
    [式中:
    は、カルボキシであり;
    は、H、カルボキシ、スルホ、ハロ、ヒドロキシ、C1−4−アルコキシまたはC1−4−アルキルであり;
    YおよびZは、それぞれ独立して、H、カルボキシまたはスルホであり;そして
    およびRは、それぞれ独立して、Hであるか、C1−4−アルキルであるか、またはカルボキシもしくはスルホ基を持つC1−4−アルキルである]
    である。
  8. 以下に記載の黄色インク、マゼンタインク、シアンインクおよび1または2種の黒色インクを含むインクセットであって、各インクが、独立して、請求項1〜7のいずれか一項に記載したとおりである、インクセット
    (i)C.I.Direct Yellow 86、C.I.Direct Yellow 132、C.I.Direct Yellow 142、C.I.Acid Yellow 23、Pro−Jet Yellow 746、またはそれらの2以上を含む混合物を含む、黄色インク;
    (ii)C.I.Acid Red 249、C.I.Acid Red 52、請求項で定義した式(1)のモノアゾ染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む、マゼンタインク;
    (iii)C.I.Direct Blue 86またはC.I.Direct Blue 199、またはその混合物を含む、シアンインク;ならびに
    (iv)1または2種の黒色インク(1以上)、これに関し、該インクは、1より多くのインクである場合は独立して、C.I.Direct Black 19、C.I.Direct Black 168、Mobay Black SP、Bayscript Black SP、Steiner Black SP、または請求項に記載した式(3)もしくは(4)の染料(遊離酸の形にあるか塩の形にあるかにかかわらない)、またはそれらの混合物を含む。
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