JP6315556B2 - 泡吐出器 - Google Patents

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本発明は、泡吐出器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示された泡吐出器が知られている。この泡吐出器は、内容液が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムを有するポンプと、ステムの上端部に配置され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備えている。ポンプは、ステムに連係する液用ピストンおよび空気用ピストンと、液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、液用シリンダからの内容液と空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備えている。
特開2001−19014号公報
しかしながら、前記従来の泡吐出器では、ポンプに、空気用シリンダ内に空気としての外気を導入する流路が備えられていて、この流路から、容器本体外にある水などの液体が空気用シリンダ内に意図せず流入するおそれがある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、容器本体の外部の液体が空気用シリンダ内に意図せず流入するのを抑制するとともに、意図せず空気用シリンダ内に流入した水や内容液などの液体を使用時に排出することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る泡吐出器は、内容液が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に配置され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記ポンプは、前記ステムに連係する液用ピストンおよび空気用ピストンと、前記液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、前記空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、前記液用シリンダからの内容液と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備える泡吐出器であって、前記空気用シリンダは、前記容器本体内に収容される有底筒状に形成され、前記空気用シリンダの底部には、前記空気用シリンダ内に空気を導入する空気導入孔と、前記空気用シリンダ内に流入した内容液を前記容器本体内に流出させ、前記空気導入孔よりも径方向の外側に位置する流出孔と、前記流出孔を開放可能に閉塞する開閉弁と、が設けられ、前記空気用ピストンには、この空気用ピストンが下降移動したときに、前記開閉弁に係合して前記流出孔を開放する係合部が設けられていることを特徴とする。
この場合、空気導入孔が、空気用シリンダの底部に設けられているので、容器本体の外部の液体を、空気導入孔に到達させ難くすることが可能になり、容器本体の外部の液体が、空気導入孔を通して空気用シリンダ内に意図せず流入するのを抑制することができる。
ところで、この泡吐出器では、空気導入孔から空気用シリンダ内に空気を導入するときに、空気とともに、容器本体内の内容液も空気用シリンダ内に流入するおそれがある。
ここで、押下ヘッドを押下してステムを下降移動させると、液用ピストンおよび空気用ピストンがステムに連係することでポンプが作動して、液用シリンダ内の内容液および空気用シリンダ内の空気がそれぞれ気液混合室に導かれる。このとき、係合部が開閉弁に係合して流出孔を開放することで、前述のように空気用シリンダ内に流入した内容液を、流出孔から容器本体内に流出させることができる。
したがって、容器本体内の内容液が空気導入孔から空気用シリンダ内に流入したとしても、この内容液を、内容液の吐出操作時に、流出孔を通して容器本体内に流出させることが可能になり、内容液が空気用シリンダ内に残留するのを抑えることができる。
前記流出孔は、前記空気用シリンダの底部において、前記空気導入孔よりも下方に位置する部分に設けられていてもよい。
この場合、流出孔が、空気用シリンダの底部において、空気導入孔よりも下方に位置する部分に設けられているので、空気導入孔を通して空気用シリンダ内に流入した内容液を、流出孔に到達させ易くすることができる。
前記係合部は、前記空気用ピストンが下降移動したときに、前記開閉弁に、周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合してもよい。
この場合、空気用ピストンが下降移動したときに、係合部が開閉弁に周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合するので、係合部が、周方向に沿った一部分に偏って開閉弁に係合する場合に比べて、空気用ピストンの姿勢を安定させることが可能になり、空気用ピストンをスムーズに下降移動させることができる。
本発明によれば、容器本体の外部の液体が空気用シリンダ内に意図せず流入するのを抑制するとともに、意図せず空気用シリンダ内に流入した水や内容液などの液体を使用時に排出することができる。
本発明の一実施形態に係る泡吐出器を示す縦断面図である。 図1に示す泡吐出器の縦断面図であって、押下ヘッドを押下してステムを下降端位置まで下降移動させた状態を示す図である。 図2に示す泡吐出器の要部の拡大縦断面図である。 本発明の一変形例に係る泡吐出器の要部を示す縦断面図であって、押下ヘッドを押下してステムを下降端位置まで下降移動させた状態を示す図である。
以下、図1から図3を参照し、本発明の一実施形態に係る泡吐出器10を説明する。泡吐出器10は、内容液を泡状にして吐出する。内容液としては、例えば皮膚洗浄液(ハンドソープ、ボディソープ)等が挙げられる。
図1に示すように、泡吐出器10は、内容液が収容される容器本体1の口部1aに装着される装着キャップ11と、口部1aに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステム12を有するポンプ13と、ステム12に装着され、ノズル孔14が形成された押下ヘッド15と、装着キャップ11に着脱自在に装着され、押下ヘッド15の押下を規制する規制部材19と、を備えている。
ここで、装着キャップ11は上下に開口する筒状に形成され、押下ヘッド15は有頂筒状に形成されている。装着キャップ11、ステム12および押下ヘッド15の各中心軸線は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿う押下ヘッド15側を上側といい、その反対側を下側という。この泡吐出器10を、上下方向から見た平面視において、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
装着キャップ11は、ポンプ13を容器本体1に装着させる。装着キャップ11は、容器本体1の口部1a上に配置された環状の天壁部16と、天壁部16の内周縁部に立設された案内筒部17と、天壁部16の外周縁部から下方に向けて延び、口部1aに装着される装着周壁部18と、を備えている。なお、口部1aと装着周壁部18は、例えば螺合やアンダーカットなどで嵌合されている。
規制部材19は、前記平面視においてC字状に形成され、案内筒部17に着脱自在に嵌合されている。
ステム12は、装着キャップ11内に挿通されている。ステム12は、下ステム20と、上ステム21と、を備えている。
下ステム20の上端部は、案内筒部17内に配置されている。下ステム20の上端部の内周面には、径方向の内側に向けて突出する環状の弁座22が設けられている。弁座22には、球状の液吐出弁23が着座および離反可能に設けられている。液吐出弁23の上昇移動量は、下ステム20の上端部内に設けられた押さえ部材24により制限されている。
上ステム21の下側部分は、下ステム20の上端部に外側から嵌合されていて、上ステム21は、装着キャップ11の案内筒部17内に上下動自在に挿入されている。上ステム21の下側部分は、内径が小さく上側に位置する小内径部と、内径が大きく下側に位置する大内径部と、を備えていて、これらのうちの小内径部が、下ステム20の上端部に嵌合されている。なお前記大内径部は、この上ステム21の下端部を構成している。
上ステム21において上側部分と下側部分との間に位置する中間部分には、縮径部21aが形成されている。縮径部21a内には、押さえ部材24の上端部が配置されている。
上ステム21の下側部分における前記小内径部の内周面には、上下方向に延在する縦溝21bが複数形成されている。縦溝21bの上端部は、径方向の内側に開口して縮径部21aの内側に連通し、縦溝21bの下端部は、下方に開口して上ステム21の下端部内(大内径部内)に連通している。
ところで前記ポンプ13は、ステム12に連係する液用ピストン25と、液用ピストン25が内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダ26と、ステム12に連係する空気用ピストン27と、空気用ピストン27が内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダ28と、液用シリンダ26からの内容液と空気用シリンダ28からの空気とを混合する気液混合室29と、気液混合室29とノズル孔14との間に配設され、気液混合室29からの気液混合体を発泡する発泡部材30と、を更に備えている。
空気用シリンダ28は容器本体1内に収容される有底筒状に形成され、液用シリンダ26は筒状に形成されている。これらの両シリンダは、軸線Oと同軸に配設されている。空気用シリンダ28の上端部には、径方向の外側に突出するフランジが設けられ、前記フランジは、パッキンを介して口部1a上に配置されている。空気用シリンダ28の底部28aは、容器本体1内の内容液の液面よりも上側に位置し、液用シリンダ26は、空気用シリンダ28の底部から下方に向けて延びている。液用シリンダ26および空気用シリンダ28は一体に形成されている。液用シリンダ26は、空気用シリンダ28よりも小径に形成されている。
空気用シリンダ28の周壁部には、空気孔28bが設けられている。空気孔28bは、容器本体1内に開口していて、容器本体1内に外気を導入する。
空気用シリンダ28の底部28aは、環状の第1窪み部51および第2窪み部52と、環状の内連結部53、中連結部54および外連結部55と、を備えている。これらの第1窪み部51、第2窪み部52、内連結部53、中連結部54および外連結部55は、いずれも軸線Oと同軸に配置されている。
第1窪み部51は、第2窪み部52より径方向の内側に位置していて、第1窪み部51の外周縁と第2窪み部52の内周縁とは、前記中連結部54により連結されている。内連結部53は、第1窪み部51の内周縁と液用シリンダ26の上端開口縁とを連結し、この底部28aの内周縁部を構成している。外連結部55は、第2窪み部52の外周縁と空気用シリンダ28の周壁部の下端縁とを連結していて、この底部28aの外周縁部を構成している。
第1窪み部51および第2窪み部52は、周方向の全周にわたって下方に向けて窪んでいる。第2窪み部52の底面は、第1窪み部51の底面よりも下側に位置していて、この底部28aにおいて最も下側に位置している。内連結部53、中連結部54および外連結部55は、表裏面が上下方向を向く環板状に形成されていて、上側から下側に向けて内連結部53、中連結部54および外連結部55の順に配置されている。外連結部55は、径方向の外側から内側に向けて漸次下側に向けて延びていて、空気用シリンダ28の周壁部の下端縁から第2窪み部52に向けて傾斜している。
空気用シリンダ28の底部28aには、空気導入孔56と、流出孔57と、空気弁58と、開閉弁59と、が設けられている。
空気導入孔56は、空気用シリンダ28内に空気を導入する。空気導入孔56は、容器本体1内に開口していて、容器本体1内の空気を空気用シリンダ28内に吸引する。空気導入孔56は、第1窪み部51の底面に形成されている。空気導入孔56は、第1窪み部51の底面に、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
流出孔57は、容器本体1内に開口していて、空気用シリンダ28内に流入した内容液を容器本体1内に流出させる。流出孔57は、空気用シリンダ28の底部28aにおいて、空気導入孔56よりも下方に位置する部分に設けられていて、図示の例では、第2窪み部52の底面に形成されている。流出孔57は、第2窪み部52の底面に、周方向に間隔をあけて複数配置されている。
空気弁58は、空気導入孔56を開閉可能に閉塞していて、容器本体1内から空気用シリンダ28内への空気の流入を許容し、空気用シリンダ28内から容器本体1内への空気の流出を規制する逆止弁とされている。空気弁58は、空気用シリンダ28内の負圧が作用したときに空気導入孔56を開放する。空気弁58は、弁筒部60と、弁体部61と、を備えている。
弁筒部60は、第1窪み部51内に嵌合されている。弁筒部60は、第1窪み部51において径方向の外側を向く内周面に径方向の外側から嵌合されていて、弁筒部60の内周面が第1窪み部51の内周面に当接し、弁筒部60の外周面が、第1窪み部51において径方向の内側を向く外周面から離間している。
弁体部61は、弾性変形可能とされ、弁筒部60から径方向に突出する環状に形成されている。弁体部61は、弁筒部60の外周面から径方向の外側に向けて突出していて、弁体部61の外周縁部は、中連結部54の内周縁部上に離反可能に着座している。なお図示の例では、弁体部61の外周縁部が、後述するフランジ部63を介して中連結部54上に着座しているが、フランジ部63を介さずに直接、中連結部54上に着座してもよい。
開閉弁59は、流出孔57を開放可能に閉塞していて、空気用シリンダ28内から容器本体1内への内容液の流出を許容し、容器本体1内から空気用シリンダ28内への内容液の流入を規制する逆止弁とされている。開閉弁59は、基筒部62と、フランジ部63と、弁本体64と、を備えている。
基筒部62は、第2窪み部52内に嵌合されている。基筒部62は、第2窪み部52の内周面に径方向の外側から嵌合されていて、基筒部62の内周面が第2窪み部52の内周面に当接し、基筒部62の外周面が、第2窪み部52の外周面から離間している。フランジ部63は、基筒部62の上端部から径方向の内側に向けて突出する環状に形成され、中連結部54を上側から覆っている。フランジ部63の内周縁部は、中連結部54上に位置している。フランジ部63の下面は、中連結部54の上面に当接している。
弁本体64は、弾性変形可能とされ、基筒部62から径方向に突出する環状に形成されている。弁本体64は、基筒部62の外周面から径方向の外側に向けて突出していて、弁本体64の外周縁部は、第2窪み部52の外周面上に離反可能に着座している。弁本体64は、径方向の内側に向けて弾性変形させられていて、この弁本体64の弾性復元力に基づいて第2窪み部52の外周面に圧接している。
なお本実施形態では、空気用ピストン27が下降移動することで空気用シリンダ28の内圧が上昇した場合であっても、弁本体64が第2窪み部52の外周面に着座した状態に維持されるように、例えば弁本体64の剛性や弾性復元力などが予め調整されている。
空気用ピストン27は、空気用シリンダ28内に気密状態で上下摺動自在に嵌合された外摺動筒31と、この外摺動筒31の内側に配置され、内部にステム12が上下摺動自在に挿入された内摺動筒(挿通筒部)32と、外摺動筒31の内周面と内摺動筒32の外周面とを連結する連結板33と、を備えている。
内摺動筒32内には、ステム12が上下動自在に挿通されていて、本実施形態では、内摺動筒32内には、下ステム20が挿入されている。内摺動筒32は、下ステム20における上下方向の中央部に外装されていて、内摺動筒32の内周面と下ステム20の外周面との間には、内摺動筒32の上下方向の全長にわたって延びる連通路S2が設けられている。
内摺動筒32の上端部は、上ステム21の下端部内に上下摺動自在に嵌合されている。内摺動筒32の上端縁と上ステム21の前記小内径部の下端縁との間には、上下方向の隙間である連通隙間S1が設けられている。この連通隙間S1には、上ステム21の前記縦溝21bの下端部、および連通路S2の上端部が各別に開口している。
内摺動筒32の外周面には、凸リブ部32aが設けられている。凸リブ部32aは、周方向に間隔をあけて複数設けられている。凸リブ部32aは、上下方向に延びる縦リブ状に形成されている。凸リブ部32aの下端部は、連結板33に連結され、凸リブ部32aの上端部は、上ステム21の下端部に上下方向に間隔をあけて対向している。
連結板33は、互いに同軸に配置された環状の上板部33aおよび下板部33bと、これらの上板部33aと下板部33bとを連結する段部33cと、を備えている。上板部33aおよび下板部33bは、表裏面が上下方向を向く環板状に形成されている。上板部33aは、下板部33bに対して径方向の内側に位置して内摺動筒32に連結されている。下板部33bは、上板部33aに対して径方向の外側に位置して外摺動筒31に連結されている。
段部33cは、上下方向に延びる筒状に形成されている。段部33cには、径方向に突出する補強リブ33dが設けられている。補強リブ33dは、上下方向に延びる縦凸リブ状に形成され、周方向に間隔をあけて複数設けられている。補強リブ33dは、段部33cの上下方向の全長にわたって設けられている。補強リブ33dは、段部33cから径方向の内側に向けて突出していて、補強リブ33dの上端部は、上板部33aに連結されている。
ここで本実施形態では、空気用ピストン27には、この空気用ピストン27が下降移動したときに、開閉弁59に係合して流出孔57を開放する係合部65が設けられている。係合部65は、空気用ピストン27から下側に向けて延びている。係合部65は、連結板33の下板部33bから下側に向けて延びていて、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。係合部65は、上側から下側に向かうに従い漸次、径方向に薄肉になっている。係合部65の下端部は、外摺動筒31の下端部と上下方向に同等の位置に配置されている。
気液混合室29は、下ステム20と上ステム21と押さえ部材24との間に設けられている。気液混合室29は、ポンプ13に備えられた空気通路36を通して、空気用シリンダ28内と連通可能とされている。空気通路36は、空気用シリンダ28内の空気を気液混合室29に導く。図示の例では、空気通路36は、縦溝21bと、連通隙間S1と、連通路S2と、を備えている。
ここで本実施形態では、下ステム20のうち、空気用シリンダ28内に位置する部分には、径方向の外側に向けて突出する環状の当接部37が設けられている。当接部37の上面部分は、空気用ピストン27の内摺動筒32の下端縁に当接し、空気用シリンダ28内における空気通路36の開口部を塞いでいて、当接部37は、空気用シリンダ28の内部と気液混合室29との連通を遮断している。
液用ピストン25は、下側から上側に向けて漸次、縮径する多段筒状に形成されていて、この液用ピストン25からは、前記ステム12が上方に向けて延びている。液用ピストン25は、ステム12内に液密状態で嵌合された上側筒部25aと、ステム12の下端開口縁から下方に突出し、液用シリンダ26内に上下摺動自在に嵌合された下側筒部25bと、を備えている。
前記上側筒部25aと、液用シリンダ26の下端部の内面と、の間には、液用ピストン25を上方付勢状態で下方移動可能に支持するコイルスプリング38が配設されている。
液用ピストン25および液用シリンダ26の内部には、上下方向に延在する棒状の弁部材39が設けられている。弁部材39の上端部は、液用ピストン25の上側筒部25aの上端開口部に着座および離反可能な上部弁体39aとされ、弁部材39の下端部は、液用シリンダ26内の下端開口部に着座および離反可能な下部弁体39bとされている。
発泡部材30は、ステム12内に設けられ、図示の例では、上ステム21の上側部分内に嵌合されている。発泡部材30は、筒体の開口端縁上に網体が配設されてなる発泡エレメント30aが、上下方向に複数、図示の例では2つ連設されて構成されている。なお、発泡エレメント30aは1つであってもよい。
押下ヘッド15は、ヘッド本体41と、外装筒部42と、を備えている。ヘッド本体41と外装筒部42とは、別体に形成されるとともに互いに組み付けられている。ヘッド本体41は、頂壁部43と、装着筒部44と、嵌合筒部45と、ノズル筒部47と、を備えている。頂壁部43は、ステム12の上側に配置されている。
装着筒部44は、頂壁部43から下側に向けて延びステム12に装着されている。装着筒部44は、軸線Oと同軸に配置され、上ステム21の上端部に外側から嵌合している。装着筒部44の下端部は、案内筒部17内に挿入されていて、装着筒部44は、案内筒部17内を上下動自在とされている。
嵌合筒部45は、頂壁部43から下側に向けて突出し、軸線Oと同軸に配置されている。嵌合筒部45は、装着筒部44の上端部を径方向の外側から囲繞している。
ノズル筒部47は、装着筒部44から径方向の外側に向けて延び、嵌合筒部45よりも径方向の外側に突出している。ノズル筒部47内は、装着筒部44の上端部内を通してステム12内に連通していて、ノズル筒部47の突端部内には、前記ノズル孔14が設けられている。
外装筒部42は、頂壁部43の下方に設けられ、外装筒部42の上端部は、嵌合筒部45内に嵌合されている。外装筒部42の上端部には、ノズル筒部47が収容される収容孔42aが形成されている。収容孔42aは、上方に向けて開口する切欠き状に形成されている。ノズル筒部47の外周面と収容孔42aの内周面との間には、外装筒部42の内部と外部とを連通する隙間が設けられている。外装筒部42は、装着筒部44および案内筒部17を径方向の外側から囲繞していて、外装筒部42内は、案内筒部17内を通して空気用シリンダ28内に連通可能となっている。
次に、前記泡吐出器10の作用について説明する。
前記泡吐出器10において、内容液を吐出するときには、規制部材19を取り外し、押下ヘッド15を押し下げる。すると案内筒部17が、装着筒部44と外装筒部42との間の隙間に進入し、ステム12および液用ピストン25が、コイルスプリング38を上下方向に圧縮変形させながら下方に移動する。
このとき図2に示すように、内摺動筒32の下端と、ステム12における当接部37の上面部分と、の間に、周方向の全周にわたって延びる環状の導入隙間S3が形成され、導入隙間S3および空気通路36を通して空気用シリンダ28内と気液混合室29内とが連通する。
さらにこのとき、液用ピストン25の下方への移動に伴い、液用ピストン25の上端部が、弁部材39の上部弁体39aから下方に離反し、液用シリンダ26内とステム12内とが連通し、弁部材39の下部弁体39bも下方に移動させられ、この下部弁体39bが液用シリンダ26内の下端開口部に着座して閉塞する。
そして、上ステム21の下端縁が前記凸リブ部32aの上端部に当接することで、空気用ピストン27も下方に移動させられる。このとき、空気用シリンダ28内において空気用ピストン27の上方に位置する上室に、装着筒部44と案内筒部17との間などを通して外気が吸入されながら、空気用シリンダ28内において空気用ピストン27の下方に位置する下室内の空気が圧縮させられる。これにより、この下室内の空気が、前記導入隙間S3から空気通路36内に流入して気液混合室29に移送される。
さらにこのとき、弁部材39の下部弁体39bが、液用シリンダ26の下端開口部を閉塞した状態で、液用ピストン25が下方移動することで、液用シリンダ26内の内容液が上昇してステム12内に到達する。そして液用シリンダ26内の液圧を、ステム12内の液吐出弁23に作用させ、この液吐出弁23を弁座22から上方に離反させることにより、液用シリンダ26内の内容液を気液混合室29内に流入させる。
このようにして、気液混合室29内で内容液および空気を合流させ、発泡部材30を通過させて内容液を発泡させた後に、装着筒部44の上端部内およびノズル筒部47内を通過させノズル孔14から泡体を吐出させる。
なお図2および図3に示すように、押下ヘッド15を押し下げた結果、例えば当接部37が内連結部53に当接してステム12の下降移動が規制されること等により、ステム12が下降端位置まで下降移動したときには、係合部65が、開閉弁59に係合して流出孔57を開放する。このとき係合部65は、開閉弁59に、周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合する。図示の例では、複数の係合部65の各下端が、開閉弁59の弁本体64の上面において周方向に間隔をあけた複数箇所を押下する。これにより、弁本体64が径方向の内側に向けて弾性変形させられて、空気用シリンダ28の下室内が、流出孔57を通して容器本体1内に連通する。
その後、押下ヘッド15の押し下げを解除すると、コイルスプリング38の弾性復元力により液用ピストン25が上方に押し上げられる。これにより、液用ピストン25の上側筒部25aの上端開口部が上部弁体39aに当接して、液用シリンダ26内とステム12内との連通が遮断されるとともに、下部弁体39bが、液用シリンダ26内の下端開口部から離反し、容器本体1内と液用シリンダ26内とが連通して、容器本体1内の内容液が液用シリンダ26内に流入する。なおこのとき、容器本体1内が負圧になり、前記上室に吸入された外気が、空気孔28bから容器本体1内に導入される。
また、このように上昇する液用ピストン25とともに、ステム12および押下ヘッド15が一体的に上昇し、ステム12の当接部37が、空気用ピストン27の内摺動筒32の下端縁に当接することで、空気通路36を通した前記下室と気液混合室29との連通が遮断される。この状態で、ステム12および空気用ピストン27が一体的に上昇すると、係合部65と開閉弁59との係合が解除され、開閉弁59が復元変形することで再び流出孔57が閉塞される。その結果、前記下室の内圧が低下して、空気弁58が開いて空気導入孔56が開放され、前記下室内に容器本体1内の空気が吸入される。
以上説明したように、本実施形態に係る泡吐出器10によれば、空気導入孔56が、空気用シリンダ28の底部28aに設けられているので、容器本体1の外部の液体を、空気導入孔56に到達させ難くすることが可能になり、容器本体1の外部の液体が、空気導入孔56を通して空気用シリンダ28内に意図せず流入するのを抑制することができる。
ところで、この泡吐出器10では、空気導入孔56から空気用シリンダ28内に空気を導入するときに、空気とともに、容器本体1内の内容液も空気用シリンダ28内に流入するおそれがある。泡吐出器10により吐出する内容液は、単に容器本体1を移動させるだけでも泡立つことがあり、このとき、泡が内容液の液面上に形成されると、内容液が空気導入孔56から意図せず流入し易くなる。
ここで、押下ヘッド15を押下してステム12を下降移動させると、液用ピストン25および空気用ピストン27がステム12に連係することでポンプ13が作動して、液用シリンダ26内の内容液および空気用シリンダ28内の空気がそれぞれ気液混合室29に導かれる。このとき図2および図3に示すように、係合部65が開閉弁59に係合して流出孔57を開放することで、前述のように空気用シリンダ28内に流入した内容液を、流出孔57から容器本体1内に流出させることができる。
したがって、容器本体1内の内容液が、空気導入孔56から空気用シリンダ28内に流入したとしても、この内容液を、内容液の吐出操作時に、流出孔57を通して容器本体1内に流出させることが可能になり、内容液が空気用シリンダ28内に残留するのを抑えることができる。
また流出孔57が、空気用シリンダ28の底部28aにおいて、空気導入孔56よりも下方に位置する部分に設けられているので、空気導入孔56を通して空気用シリンダ28内に流入した内容液を、流出孔57に到達させ易くすることができる。
また、空気用ピストン27が下降移動したときに、係合部65が開閉弁59に周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合するので、係合部65が、周方向に沿った一部分に偏って開閉弁59に係合する場合に比べて、空気用ピストン27の姿勢を安定させることが可能になり、空気用ピストン27をスムーズに下降移動させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、規制部材19がなくてもよい。
また前記実施形態では、押下ヘッド15が、別体に形成されたヘッド本体41と外装筒部42とを備えているが、本発明はこれに限られない。例えば、押下ヘッドの全体が、一体に形成されていてもよい。
また前記実施形態では、空気用ピストン27に補強リブ33dが設けられているが、補強リブ33dはなくてもよい。
さらに前記実施形態では、連結板33が、上板部33aおよび下板部33bと、段部33cと、を備えているが、本発明はこれに限られない。例えば、連結板が、表裏面が上下方向を向くとともに段差を有さない環板状に形成されていてもよい。
また前記実施形態では、空気導入孔56が、第1窪み部51の底面に形成されているが、本発明はこれに限られない。さらに流出孔57が、第2窪み部52の底面に形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、空気導入孔が、第2窪み部の底面に形成され、流出孔が、第1窪み部の底面に形成されていてもよい。また、空気導入孔および流出孔が、内連結部や中連結部、外連結部などに形成されていてもよい。さらに、第1窪み部や第2窪み部がなくてもよい。さらにまた、流出孔が、空気用シリンダの底部において、空気導入孔よりも下方に位置する部分に設けられていなくてもよい。
また前記実施形態では、空気用ピストン27が下降移動したときに、係合部65が、開閉弁59に、周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合するが、本発明はこれに限られない。
また前記実施形態では、空気弁58と開閉弁59とが別体に形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば図4に示すように、空気弁58と開閉弁59とが一体に形成されていてもよい。
図4に示す泡吐出器では、開閉弁59の基筒部62が、空気弁58の弁筒部60を兼ねていて、空気弁58の弁体部61が、筒体である基筒部62(弁筒部60)から径方向の内側に向けて環状に突出している。なお図示の例では、弁体部61は、基筒部62からフランジ部63を介して突出しているが、基筒部62に直結されていてもよい。
ここでこの泡吐出器では、空気用シリンダ28の底部28aに、第1窪み部51を形成するのに代えて、中連結部54が、径方向の内側に向けて、内連結部53の外周縁部の下側に至るまで延ばされていて、さらに、内連結部53の外周縁部と中連結部54の内周縁部とが、上下方向に延びる筒状部66を介して連結されている。このような底部28aにおいて、前記空気導入孔56が、中連結部54に形成されている。空気導入孔56は、周方向に間隔をあけて複数配置されて環状の孔列を形成していて、空気弁58の弁体部61の内周縁部は、中連結部54において前記孔列よりも径方向の内側に位置する部分に、周方向の全周にわたって離間可能に着座している。
この場合、空気弁58と開閉弁59とが一体に形成されているので、部品点数を削減するとともに、この泡吐出器を容易に組み立て易くすることができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 容器本体
1a 口部
10 泡吐出器
12 ステム
13 ポンプ
14 ノズル孔
15 押下ヘッド
25 液用ピストン
26 液用シリンダ
27 空気用ピストン
28 空気用シリンダ
28a 底部
29 気液混合室
56 空気導入孔
57 流出孔
59 開閉弁
65 係合部

Claims (3)

  1. 内容液が収容された容器本体の口部に上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に配置され、ノズル孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
    前記ポンプは、
    前記ステムに連係する液用ピストンおよび空気用ピストンと、
    前記液用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された液用シリンダと、
    前記空気用ピストンが内部に上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、
    前記液用シリンダからの内容液と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、を備える泡吐出器であって、
    前記空気用シリンダは、前記容器本体内に収容される有底筒状に形成され、
    前記空気用シリンダの底部には、前記空気用シリンダ内に空気を導入する空気導入孔と、前記空気用シリンダ内に流入した内容液を前記容器本体内に流出させ、前記空気導入孔よりも径方向の外側に位置する流出孔と、前記流出孔を開放可能に閉塞する開閉弁と、が設けられ、
    前記空気用ピストンには、この空気用ピストンが下降移動したときに、前記開閉弁に係合して前記流出孔を開放する係合部が設けられていることを特徴とする泡吐出器。
  2. 前記流出孔は、前記空気用シリンダの底部において、前記空気導入孔よりも下方に位置する部分に設けられていることを特徴とする請求項1記載の泡吐出器。
  3. 前記係合部は、前記空気用ピストンが下降移動したときに、前記開閉弁に、周方向に同等の間隔をあけた複数箇所で係合することを特徴とする請求項1または2に記載の泡吐出器。
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