JP6995679B2 - 泡吐出器 - Google Patents

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Description

本発明は泡吐出器に関する。
特許文献1に記載の泡吐出器では、エアピストンの空気室に対する裏側上部に設けた外気取り込み室に取り込んだ外部の空気を、エアピストンに設けた空気吸入口から空気室に吸入している。
特開2005-193972号公報
しかしながら、特許文献1に記載の泡吐出器では、外気取り込み室に取り込んだ外部の空気に、使用環境(例えば風呂場に泡吐出器を置き、シャワー水がかかる場合等)によっては外水が混入する場合があり、この外水が外部の空気とともに空気室に浸入し、空気室に一旦浸入した外水は滞留しやすく、外水の長期に渡る滞留によって菌等を発生したり、外水の長期に渡る多量の蓄積によって泡生成部に送出される空気量が減少して泡生成部での泡生成を損なうおそれがある。
本発明の課題は、泡吐出器において、空気室における外水の長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐことにある。
請求項1に係る発明は、容器本体の口部に対し着脱可能に取付けられたキャップ往復動可能に設けられる頭部と、容器本体の内部に設置されるシリンダとを有し、前記シリンダは、空気室を形成する大径部と、該大径部に連設されて液室を形成する小径部とを有し、前記容器本体の内部の内容液収容空間に挿入されるディップチューブが該小径部に接続され、前記頭部の往復動により、容積可変の前記液室から内容液が、容積可変の前記空気室から空気が、それぞれ泡生成部に送出され、この内容液と空気が泡生成部で混合発泡されて生成した泡が頭部に設けた吐出口から吐出可能にされる泡吐出器であって、前記シリンダの前記空気室の底部に排水孔が設けられ、前記容器本体の前記口部に着脱可能に取付けられる閉塞体を有し、前記閉塞体は、前記容器本体の前記口部に取付けられた状態で、前記空気室の前記底部に備えた前記排水孔を前記容器本体の前記内容液収容空間に対して仕切り、該底部と該内容液収容空間との間に排水だまりを区画する仕切り壁を備え、前記空気室は前記排水孔を介して前記排水だまりに連通され、前記仕切り壁には前記容器本体の内部に設置された前記シリンダの小径部が隙間なく挿通される開口部が形成されるようにしたものである。
本発明によれば、泡吐出器において、空気室における外水の長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐことができる。
図1は泡吐出器を示す断面図である。 図2は泡吐出器の容器本体からキャップ及び頭部並びにシリンダを取外す状態を示す断面図である。 図3は図1の要部拡大断面図である。 図4はシリンダと閉塞体の嵌合状態を断面視で示す斜視図である 図5はシリンダと閉塞体の分離状態を断面視で示す斜視図である。 図6はシリンダを示す断面図である。 図7は図6の平面図である。 図8は閉塞体を示す断面図である。 図9は図8の平面図である。
泡吐出器10は、図1に示す如く、洗剤等の内容液が収容された容器本体1の口部1Aの側に、キャップ20の取付部20Aを固定する。キャップ20の取付部20Aの内側部にはシリンダ30の大径部30Aの上端部が嵌着されて突当てられ、大径部30Aの上端部にパッキン31とともに、キャップ20の取付部20Aの内側部と容器本体1の口部1Aとの間に挟圧固定される。
シリンダ30は大径部30Aに連なる小径部30Bを有し、小径部30Bにディップチューブ32を嵌合し、このディップチューブ32を容器本体1の内部に挿入している。シリンダ30は、外部の空気が吸入される空気室Aを大径部30Aの内部に形成し、容器本体1の内容液が導入される液室Lを小径部30Bの内部に形成する。キャップ20の筒部20Bには頭部40のステム41が上下方向に往復動可能に嵌着される。泡吐出器10は、頭部40を往復動させることにより、容積可変の液室Lから内容液を、容積可変の空気室Aから空気を、それぞれステム41の内部に設けてある後述する混合部80Aで混合させるとともに、泡生成部80で発泡させ、生成した泡を頭部40に設けた吐出口42Aから吐出する。
ここで、泡吐出器10にあっては、空気室Aに吸入される外部の空気に混入していた外水の該空気室Aにおける長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐため、容器本体1の側に閉塞体90を設けている。本実施形態では、容器本体1の口部1Aに閉塞体90の取付部90Aを固定し、閉塞体90の取付部90Aにキャップ20の取付部20Aを固定することとしている。
尚、本明細書において、上下とは、泡吐出器10の頭部40が後述する圧縮コイルばね53の付勢力に抗して押し込まれる往動方向に沿う方向を上下方向とし、頭部40が押し込まれる往動側を下側、頭部40が圧縮コイルばね53の付勢力により上がる復動側を上側とする。
泡吐出器10は、図1乃至図3に示す如く、頭部40の吐出口42Aに至る吐出管路42に通ずるステム41の下端中空部に中空ピストンガイド51を嵌合固定し、ピストンガイド51の下端中空部に中空液ピストン52の中空筒部52Aを嵌合固定し、液ピストン52の外周ピストン部52Bをシリンダ30の小径部30Bの内壁に摺動可能に挿入し、小径部30Bの下端側ばね受け部33及び後述するポペット60の下端バルブ62の上端面と液ピストン52との間に圧縮コイルばね53を介装している。即ち、頭部40を押しているときには、圧縮コイルばね53の下端部が小径部30Bの下端側ばね受け部33に支持されるとともに、ポペット60の下端バルブ62の上端面は圧縮コイルばね53の下端部から離れる。頭部40から手を離したときには、圧縮コイルばね53の下端部が小径部30Bの下端側ばね受け部33に支持されるとともに、ポペット60の下端バルブ62の上端面は圧縮コイルばね53の下端部に接する。泡吐出器10は、ピストンガイド51と液ピストン52の中空部を液室Lから延在する液吐出路54とし、ピストンガイド51における液吐出路54の上端部には上端側弁座51Aが設けられ、弁座51Aには液吐出路54からの圧力によって開くボール弁55が密接して載置される。
泡吐出器10は、シリンダ30の小径部30Bから液ピストン52、ピストンガイド51に沿って延在するポペット60を有し、ポペット60の上端部61をピストンガイド51及び液ピストン52の内周に摩擦嵌合し、ポペット60の下端バルブ62を小径部30Bの下端側弁座34に密接して配置し、容器本体1の内部に対して液室Lを開閉する。ポペット60の外周溝と液ピストン52の内周との間、更にはピストンガイド51の内周溝との間が前述の液吐出路54とされる。ポペット60の下端側の一部はコイルばね53の中心部に延在する。ポペット60の下端バルブ62は液ピストン52により収縮されて加圧される液室Lの液圧により下端側弁座34(小径部30Bの下端に形成された縮径領域)に押圧されて閉じ状態とされる。液室Lが最大拡張端にある図1の初期状態で、コイルばね53はポペット60が上方へ移動しない程度に下端バルブ62の上端面に接している。
泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して液室L内を上下動するピストンガイド51及び液ピストン52を有し、ポペット60の下端バルブ62がピストンガイド51及び液ピストン52の上動に連動して弁座34から離れ、かつ液ピストン52の上動により拡張される液室Lに容器本体1の内容液を吸入し、ポペット60の下端バルブ62がピストンガイド51及び液ピストン52の下動に連動して弁座34に接し、かつ液ピストン52の下動により収縮される液室Lの内容液を液吐出路54経由で弁座51Aと離れて開かれたボール弁55から後述する混合部80A、泡生成部80に吐出する。
即ち、泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して液室L内を上下動する液ピストン52を有し、頭部40が上動する吸入行程で液ピストン52の上動により拡張される液室Lに容器本体1に収容されている内容液を吸入し、頭部40が押込下動される吐出行程で液ピストン52の下動により収縮される液室Lの内容液を後述する混合部80A、泡生成部80に吐出する。
泡吐出器10は、ピストンガイド51の外周にエアピストン70の中空筒部70Aを遊挿し、エアピストン70のピストン部70Bの外周リング部70Cをシリンダ30の大径部30Aの内壁に摺動自在に挿入する。本実施例では、頭部40のステム41の下端段差状内周孔にエアピストン70の筒部70Aの上端部を挿入し、頭部40を図1の初期状態から僅かに下動させたときに、ステム41の内周孔の段差面がエアピストン70の筒部70Aの上端面に突き当たる一定の時間差の後、頭部40(ピストンガイド51、液ピストン52も一体)の下動によりエアピストン70も下動させる。従って、エアピストン70はピストンガイド51の外周に沿って僅かに上下相対移動可能にし、それらの間に後述する開閉弁74を形成可能にする。
泡吐出器10は、エアピストン70の空気室Aに対する裏側に外気取り込み室71を設け、頭部40のステム41とキャップ20の筒部20Bの間の微小環状間隙を外気取り込み室71への外気取り込み路71Aとしている。泡吐出器10は、外気取り込み室71と空気室Aを連通する空気の吸入口72Aをエアピストン70のピストン部70Bに設け、空気の吸入口72Aを開閉して外気取り込み室71から空気室Aへの空気の吸入を許容する吸入チェック弁72をエアピストン70のピストン部70Bにおいて空気室Aに臨む側に設ける。
泡吐出器10は、ピストンガイド51の外周溝とエアピストン70の筒部70Aの内周との間から、更にピストンガイド51の外周とステム41の内周溝との間に連続する上下に続く空気排出路73を設け、ピストンガイド51の中間フランジ部51Bとエアピストン70の筒部70Aの下端との間に空気排出口を開閉する開閉弁74を形成する(図3)。開閉弁74は、頭部40の下動時に頭部40とともに下動するピストンガイド51の中間フランジ部51Bをエアピストン70の筒部70Aの下端から離隔させてそれらの間の開閉弁74を開き(図3)、頭部40の上動時に該頭部40とともに上動するピストンガイド51の中間フランジ部51Bをエアピストン70の筒部70Aの下端に下から衝合させてそれらの下端間の開閉弁74を閉じる。
尚、頭部40は、筒状カバー75を吊下げ、カバー75によりステム41及びキャップ20の筒部20Bの上領域を囲み、カバー75の下端部によりキャップ20の筒部20Bまわりに微小間隙を形成する。カバー75は外気取り込み路71Aへの外水の浸入を困難にする。
即ち、泡吐出器10は、頭部40の上下の往復動に連動して空気室A内を上下動するエアピストン70を有し、頭部40が上動する吸入行程でエアピストン70の上動により拡張される空気室Aに外部の空気を吸入し、頭部40が押込下動される吐出行程でエアピストン70の下動により収縮される空気室Aの空気を後述する混合部80A、泡生成部80に排出する。
泡吐出器10は、頭部40の吐出管路42に混合部80A、泡生成部80を備える。混合部80Aは、液吐出路54と空気排出路73の会合領域(ボール弁55の直上部)に設けられ、液室Lから吐出された内容液と空気室Aから排出された空気とを混合する。泡生成部80は、混合部80Aから頭部40の吐出口42Aに至る吐出管路42に設けられ、混合部80Aで混合された内容液と空気とを発泡させ、生成した泡を吐出口42Aから吐出する。
泡吐出器10は、シリンダ30の空気室Aに吸入される外部の空気に混入していた外水の該空気室Aにおける長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐため、閉塞体90を備える。閉塞体90は、容器本体1における口部1Aの外周ねじ部1Bに螺着される内周ねじ部90Bを取付部90Aの下端内周部に備え、この内周ねじ部90Bを容器本体1の外周ねじ部1Bに螺着されて該容器本体1の口部1Aに着脱可能に固定される。
尚、閉塞体90は、取付部90Aの上端外周部に外周ねじ部90Cを備える。キャップ20は、取付部20Aが備える内周ねじ部20Cを閉塞体90の外周ねじ部90Cに螺着され、この閉塞体90を介して容器本体1の口部1Aに着脱可能に取付けられる。
このとき、泡吐出器10は、図3、図4、図5、図6、図7に示す如く、シリンダ30の下部に、空気室Aを形成している大径部30Aの底部30Cに連通する排水孔35を備える。閉塞体90の取付部90Aが容器本体1の口部1Aに着脱可能に取付けられ、キャップ20及び頭部40並びにシリンダ30が閉塞体90の取付部90Aを介して容器本体1の口部1Aに取付けられた状態で、容器本体1の内部に設置されたシリンダ30の下側に閉塞体90が配置されるものになり、シリンダ30の排水孔35が閉塞体90によって閉塞可能にされる。閉塞体90がシリンダ30の下部から離脱されるとき、シリンダ30内の空気室Aが閉塞孔35を介して外部に開放されるものになる。
尚、シリンダ30の底部30Cは、小径部30Bに連なる中央部が大径部30Aの外周部の側に対して上向きに凸の円錐状をなすように立上り、該底部30Cの外周部の周方向の一部に排水孔35を備える。具体的には、底部30Cの外周部の周方向に沿って順に例えば60度、120度、60度、120度をなす各角度範囲のそれぞれに、円弧孔状排水孔35、常閉部36、円弧孔状排水孔35、常閉部36を備える。また、シリンダ30における底部30Cの各常閉部36に対応する裏面側には、各排水孔35と周方向で連続する円弧溝状凹部37が形成されている。
そして、閉塞体90は、具体的には、図3、図4、図5、図8、図9に示す如くの仕切り栓91からなるものとされている。仕切り栓91は、円環状の外周壁92を有し、その外周壁92の内周側下部と内周側上部のそれぞれに、内周ねじ部90Bを備える円環状の内周ねじ壁93と、外周ねじ部90Cを備える円環状の外周ねじ壁94を連設して備える。また、仕切り栓91は、内周ねじ壁93の内周側に円環状の内周壁95を連設して備え、この内周壁95の下端部に下向きに凸をなす円錐状の仕切り壁96を連設して備える。従って、泡吐出器10にあっては、頭部40及びシリンダ30がキャップ20に嵌着され、該キャップ20が容器本体1の口部1Aに取付けられた仕切り栓91に着脱可能に取付けられるものになる。
閉塞体90を構成する仕切り栓91の仕切り壁96は、容器本体1の内部に設置されたシリンダ30の下側に配置された状態で、シリンダ30の下部に備えた排水孔35を容器本体1の内容液収容空間2に対して仕切り、シリンダ30の下部との間に排水だまり97を区画する。そして、仕切り栓91の仕切り壁96には、容器本体1の内部に設置されたシリンダ30の小径部30Bが隙間なく挿通される開口部96Aが形成される。
仕切り栓91における仕切り壁96の外周部には、シリンダ30の底部30Cに備えた排水孔35、及びシリンダ30における底部30Cの裏面側に形成されている円弧溝状凹部37に嵌合する円環状凸部98が突設されている。このとき、仕切り栓91の円環状凸部98は排水孔35及び円弧溝状凹部37の各外周側に嵌合し、排水孔35の開口領域を内周側において閉じることがなく、結果として、シリンダ30の空気室Aを排水孔35経由で排水だまり97に連通可能にしており、仕切り栓91の仕切り壁96が当該排水孔35を外部に対して間接的に閉塞可能にする。
仕切り栓91における仕切り壁96の外周側に位置する内周壁95の周方向複数か所には、液流通用窓部99が形成される。
泡吐出器10は以下の如くに使用される。
(動作1)
(1)図1の初期状態から頭部40を押すと最初に頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、ポペット60が下へ下がる。
(2)ポペット60の下端バルブ62がシリンダ30の小径部30Bの下端側に設けられた弁座34に当たり、液室Lを閉じる。
(3)エアピストン70はこの時点では動かないため(頭部40とエアピストン70の上端の隙間が狭くなる)、エアピストン70の筒部70Aの下端とピストンガイド51の中間フランジ部51Bの間に開閉弁74による隙間ができ、この隙間が空気室Aの排出口となる。
(動作2)
(1)頭部40を更に押すと、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、エアピストン70が下へ下がる。
(2)空気室A内の空気は空気排出路73を通り、液室L内の液は液吐出路54を通り、混合部80Aで混合され泡となる。発泡した内容液は、泡生成部80で細かな泡となり、頭部40の吐出口42から吐出される。
(動作3)
(1)頭部40を押すのをやめて頭部40から手を離すと、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、ポペット60がコイルばね53のばね力で上がる。
(2)ポペット60の下端がシリンダ30の小径部30Bの弁座34から離れ隙間ができ、液室Lを開く。
(3)エアピストン70はこの時点では動かないため(頭部40とエアピストン70の上端の隙間が広くなる)、エアピストン70の筒部70Aの下端とピストンガイド51の中間フランジ部51Bの間の開閉弁74による隙間が閉じ、空気排出口が閉じられる。
(動作4)
(1)頭部40が更に上昇すると、頭部40と一体となって、ピストンガイド51、ピストン52、エアピストン70が上昇する。
(2)空気室A内は負圧となるため、吸入チェック弁72が開き、空気吸入口72Aを通り空気室A内へ空気が吸入される。また、液室L内も負圧となるため、容器本体1内の内容液がディップチューブ32を通って液室Lへ導入される。
(3)図1の初期状態に戻る。
泡吐出器10にあっては、以上の動作の繰り返しにより、容器本体1内の内容液が使い切られる度に、キャップ20及び頭部40並びにシリンダ30が容器本体1から取外され、容器本体1に新たな内容液が詰め替えられて再使用に供される。
しかるに、本実施形態によれば以下の作用効果を奏する。
(a)泡吐出器10において、シリンダ30の下部に空気室Aの底部に連通する排水孔35を備えるとともに、シリンダ30の上記排水孔35を閉塞する閉塞体90が設けられる。従って、泡吐出器10における内容液の詰替え時にキャップ20及び頭部40並びにシリンダ30が容器本体1から取外されるときには、シリンダ30の下部に備えられていて空気室Aの底部に連通する排水孔35を閉塞していた閉塞体90が該シリンダ30の下部から離脱し、排水孔35を外部に対して開放するものになる。これにより、エアピストン70の空気室Aに対する裏側上部に設けた外気取り込み室71から空気室Aに吸入された外部の空気に混入していた外水が、外部の空気とともに空気室Aに浸入して一時滞留していたとしても、空気室Aに浸入した上述の外水は、閉塞体90の離脱とともに空気室Aの側から解放されて外方に放出される。即ち、空気室Aに浸入した外水は、泡吐出器10への内容液の詰替えの度に容易に除去され、該空気室Aにおける外水の長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐことができる。よって、空気室Aにおいて、外水の長期に渡る滞留による菌等の発生のおそれや、外水の長期に渡る多量の蓄積によって泡生成部80に送出される空気量の減少による泡生成部80での泡生成を損なうおそれを回避できる。
(b)閉塞体90が容器本体1の内部に設置されたシリンダ30の下側に配置される。これにより、泡吐出器10への内容液の詰替え時に、キャップ20及び頭部40並びにシリンダ30が容器本体1から取外されるに伴い、閉塞体90はシリンダ30の下部から直ちに離脱するものになる。
(c)閉塞体90が、シリンダ30の下部に備えた排水孔35を容器本体1の内容液収容空間2に対して仕切り、シリンダ30の下部との間に排水だまりを区画する仕切り壁96を備えた仕切り栓91からなり、仕切り栓91の仕切り壁96には、容器本体1の内部に設置されたシリンダ30の小径部30Bが隙間なく挿通される開口部96Aが形成される。従って、外部の空気に混入して空気室Aに浸入した外水は、シリンダ30の下部に備えた排水孔35から排水され、仕切り栓91の仕切り壁96が区画する排水だまりに一時貯留される。
このとき、空気室A及び排水だまりは、仕切り栓91の仕切り壁96により、容器本体1の内容液収容空間2に対して遮断されていて、エアピストン70による空気室Aの負圧動作及び加圧動作を損なうおそれがない。
また、外水は、排水孔35を介して空気室Aと連通している排水だまりの側に貯留されていて、空気室Aそのものに貯留されるものでないから、空気室A内の空気と再び混和し難いし、空気室Aの容積を減縮する存在にもならず、該空気室Aから泡生成部80に送出される空気量を適正に維持して泡生成部80での泡生成を損なうことがない。
尚、この一時貯留された外水は、泡吐出器10における内容液の詰替え時に、容器本体1から取外されるシリンダ30の小径部30Bが抜去されることとなる仕切り栓91の開口部96Aから外方へ放出されて除去される。
(d)仕切り栓91における仕切り壁96の外周側に、液流通用窓部99が形成される。泡吐出器10における内容液の詰替え時に、容器本体1からキャップ20及び頭部40並びにシリンダ30を取外した後、仕切り栓91をそのまま容器本体1の口部に取付けたままの状態で、詰め替え液を仕切り栓91の液流通用窓部99から容器本体1の内容液収容空間2へスムースに供給でき、泡吐出器10における詰め替え作業性を向上できる。
(e)頭部40及びシリンダ30がキャップ20に嵌着され、該キャップ20が容器本体1の口部に取付けられた仕切り栓91に着脱可能に取付けられる。泡吐出器10における内容液の詰替え時に、容器本体1の口部に取付けられたままの仕切り栓91からキャップ20を取外すとともに、頭部40及びシリンダ30を上記キャップ20とともに容器本体1から取外しでき、上述(d)による泡吐出器10における詰め替え作業性を向上できる。
本発明の泡吐出器に設けられる閉塞体は、シリンダが備える排水孔の開口領域自体を直接的に閉塞するものでも良い。
本発明によれば、泡吐出器において、空気室における外水の長期に渡る滞留及び蓄積を防ぐことができる。
1 容器本体
1A 口部
20 キャップ
30 シリンダ
30A 大径部
32 ディップチューブ
35 排水孔
40 頭部
42A 吐出口
80 泡生成部
90 閉塞体
91 仕切り栓
96 仕切り壁
96A 開口部
97 排水だまり
99 液流通用窓部
A 空気室
L 液室

Claims (4)

  1. 容器本体の口部に対し着脱可能に取付けられたキャップ往復動可能に設けられる頭部と、容器本体の内部に設置されるシリンダとを有し、
    前記シリンダは、空気室を形成する大径部と、該大径部に連設されて液室を形成する小径部とを有し、前記容器本体の内部の内容液収容空間に挿入されるディップチューブが該小径部に接続され、
    前記頭部の往復動により、容積可変の前記液室から内容液が、容積可変の前記空気室から空気が、それぞれ泡生成部に送出され、この内容液と空気が泡生成部で混合発泡されて生成した泡が頭部に設けた吐出口から吐出可能にされる泡吐出器であって、
    前記シリンダの前記空気室の底部に排水孔が設けられ、
    前記容器本体の前記口部に着脱可能に取付けられる閉塞体を有し、
    前記閉塞体は、前記容器本体の前記口部に取付けられた状態で、前記空気室の前記底部に備えた前記排水孔を前記容器本体の前記内容液収容空間に対して仕切り、該底部と該内容液収容空間との間に排水だまりを区画する仕切り壁を備え、
    前記空気室は前記排水孔を介して前記排水だまりに連通され、
    前記仕切り壁には前記容器本体の内部に設置された前記シリンダの小径部が隙間なく挿通される開口部が形成される泡吐出器。
  2. 前記仕切り壁の外周側に、液流通用窓部が形成される請求項に記載の泡吐出器。
  3. 前記頭部及び前記シリンダが前記キャップに嵌着され、該キャップが前記容器本体の前記口部に取付けられた前記閉塞体に着脱可能に取付けられる請求項又はに記載の泡吐出器。
  4. 前記キャップ及び前記頭部並びに前記シリンダが前記閉塞体を介して前記容器本体の前記口部に対し取付けられた状態で、該シリンダにおける前記大径部の下側に前記閉塞体の前記仕切り壁が配置され、前記排水孔が該仕切り壁によって外部に対して閉塞可能にされ、
    前記閉塞体が前記シリンダにおける前記大径部の下側から離脱されるとき、該シリンダ内の前記空気室が前記排水孔を介して外部に開放される請求項2又は3に記載の泡吐出器。
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