JP6314787B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

この発明は、破壊じん性試験を実行する材料試験機に関する。
破壊じん性試験は、破壊に対する材料の破壊抵抗性を求める試験である。破壊じん性試験では、破壊特性に応じた多様な試験方法が用いられており、これらの多くは、アメリカ材料試験協会や日本機械学会等により規格化されている。したがって、破壊じん性試験は、各規格に決められている約束ごとに準じて実施されることが必要である。例えば、構造物の安全性を定量的に評価するために、CT(Compact Tension)試験片と呼称される切欠が形成された試験片に予き裂を導入した後に所定の試験力を繰り返し負荷し、き裂の進展速度を求めるき裂進展試験がある。
このような試験を実行する材料試験機は、試験片を保持する試験治具と、試験片に試験力を負荷するアクチュエータと、試験片に負荷された試験力(負荷試験力)を検出するロードセルと、試験片に負荷試験力が与えられているときの切欠開口部の開口変位を検出するクリップゲージと、を備えている。そして、ロードセルにより検出された負荷試験力とクリップゲージにより検出された開口変位とに基づいて、コンプライアンス法により試験片のき裂長さを算出している(特許文献1参照)。また、試験片のき裂長さを算出する式は、Saxenaらにより提案された推定式を利用して定義されている(特許文献2参照)。
なお、き裂進展試験では、一般的に予き裂導入時から本試験にいたるまで試験片の開口変位をクリップゲージにより計測している。これは、試験片の開口変位と試験力との関係から、予き裂として予定していた所定の長さにき裂が達したときに、負荷試験力を調整したり、試験片に試験力を与える負荷機構の動作を停止したりするためである。
また、コンプライアンス法によるき裂長さの算出においては、クリップゲージによる開口変位の検出に代えて、CT試験片の背面中央部にひずみゲージを貼着して行う背面ゲージ法が知られている。背面ひずみゲージ法では、試験片に負荷試験力を与えたときの開口変位やき裂進展速度を、試験片の背面圧縮ひずみの増加量としてひずみゲージの検出値から計算している(特許文献3参照)。
特開2009−250866号公報 特開平6−58859号公報 特開平6−109610号公報
き裂進展試験の効率向上の観点から、予き裂の導入時間や本試験の実行時間を短くすることが要請されている。この予き裂を導入する時間を短縮するには、試験片に繰り返し与える試験力を大きくすることが考えられる。しかしながら、き裂を進展させる本試験に比べて予き裂導入時の負荷試験力が大きすぎると、き裂先端の塑性変形により本試験でき裂が進展しなくなり、正確に試験を行うことができない。
また、予き裂を導入する時間、および、き裂を進展させる試験時間を短縮するために、試験片に繰り返し与える試験力の繰り返し周波数を高くすることが考えられる。しかしながら、き裂進展試験では、一般的に予き裂導入時からクリップゲージで試験片の開口変位を測定しており、繰り返し周波数を高くすると、クリップゲージによる測定が周波数に追従することができない。すなわち、試験片に形成された切欠の開口部に差し込まれるクリップゲージの一対のバネの戻り速度の限界により、繰り返し周波数に対してクリップゲージの測定データに位相遅れやノイズが発生する。このように、クリップゲージのバネの戻り速度が、試験片に試験力を負荷するときの繰り返し周波数に追従できないと、正確にき裂長さを推定できなくなる。
さらに、一定の試験力を試験片に繰り返し与えてき裂を進展させる試験において、き裂長さaと繰り返し数Nにより求められるき裂進展速度da/dNと応力拡大係数範囲ΔKとの関係から、材料のき裂進展特性を評価する場合、き裂が進展しないとみなすことができる下限界応力拡大係数範囲ΔKthを求めるために、き裂進展速度da/dNが10−10m/cycle程度になるまで試験を行う必要がある。このときに、設定できる繰り返し周波数がクリップゲージによる開口変位の測定が可能な周波数に制限されると、試験時間も長くなるという問題がある。
一方、特許文献3に記載されている背面ひずみゲージ法では、ひずみゲージの方がクリップゲージよりも応答特性が優れていることから、試験片に試験力を与えるときの繰り返し周波数を、クリップゲージにより開口変位を測定する場合よりも高くすることが可能である。しかしながら、ひずみゲージの検出信号を取り込む動ひずみアンプの応答特性と、試験力を検出するロードセルの検出信号を取り込むアンプの応答特性に差異があると、試験片に負荷した試験力の測定データ、および、それによって試験片に生じるひずみの測定データに位相差が生じる。
図11は、アンプの応答特性に起因する試験力の測定データとひずみの測定データの位相差を説明するグラフである。図12は、図11の測定データより作成されたひずみ―試験力線図である。なお、図11中、実線は試験力の測定データ、破線はひずみの測定データを示し、横軸は時間(秒)、縦軸は試験力(kN)およびひずみ(με)を示している。また、図11においては、各測定データは所定の間隔で収集された連続したデータとして波形で示している。
検出信号を取り込むアンプの応答特性に差があると、図11に示すように、矢印Aで示す試験力の測定データの最大値となる時間と矢印Bで示すひずみの測定データの最大値となる時間、および、矢印Cで示す試験力の測定データの最小値となる時間と矢印Dで示すひずみの測定データの最小値となる時間とを比べると、試験力の測定データの方に時間遅れが生じており、2つの測定データ間に見かけ上、位相差が生じている。試験片に試験力が与えられた時間とひずみを検出した時間が同じであれば、縦軸を試験力(kN)、横軸をひずみ(με)とするひずみ―試験力線図は直線状となるが、図11のように試験片に試験力が与えられた時間とひずみを検出した時間とにずれが生じている測定データを用いて、ひずみ―試験力線図を作成したときには、図12に示すように、ひずみ―試験力線図が略楕円形状となる。
背面ひずみ法におけるひずみの測定データからコンプライアンス法により試験片のき裂長さを推定するときのコンプライアンスは、次の式(1)より求められる。
λ=Δε×W/Δf・・・(1)
(λ:コンプライアンス、Δε:ひずみ増分、W:試験片幅、Δf:試験力増分)
図12に示すように、ひずみ―試験力線図が略楕円形状になっている場合には、ΔεとΔfの比が測定箇所によって異なるため、式(1)に示す試験力とひずみとの関係から求められるコンプライアンスの値にばらつきが生じる。さらに、試験片のき裂長さは、Saxenaらにより提案された推定式(例えば、International Journal of Fracture,1978年9月,Volume 14,p.453−468参照)を利用した次の式(2)および式(3)により求められる。
a=W(C+C・U+C・U+C・U+C・U+C・U)・・(2)
U=1/{1+(B・E・λ)1/2}・・・(3)
(a:き裂長さ、W:試験片幅、C〜C:試験片形状による定数、B:試験片厚さ、E:試験片の弾性率、λ:コンプライアンス)
コンプライアンスの値がばらつくと、コンプライアンスを用いて算出されるき裂長さの値もばらつくことになる。このため、従来は、試験片の背面ひずみからき裂長さを推定するに際し、ひずみ、試験力に見かけ上の位相差があった場合には安定した試験結果を得ることが困難であった。さらに、推定されるき裂長さの値が不安定であると、き裂長さに応じた負荷試験力の調整に不具合が生じることもある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、CT試験片を用いたき裂進展試験においてひずみゲージによる測定結果を利用してき裂長さを求めるときに、安定した試験結果を得ることが可能な材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、切欠が形成された試験片に繰り返し試験力を負荷するアクチュエータと、前記試験片に負荷された試験力を測定するための荷重検出器と、前記試験片に試験力を負荷したときに、前記試験片に生じるひずみを測定するためのひずみゲージと、試験力が負荷された前記試験片において進展するき裂のき裂長さを、前記荷重検出器の測定データと、前記ひずみゲージの測定データとを利用して算出するき裂長さ演算部を有する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記荷重検出器の測定データと入力された前記ひずみゲージの測定データとの位相差を演算する位相差演算部と、前記位相差演算部において演算された位相差を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された位相差に基づいて前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データのいずれか一方を補正する補正部と、を有し、前記き裂長さ演算部は、前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データのいずれか一方が前記補正部において補正された後に、前記試験片のき裂長さを算出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記位相差演算部は、予備試験により取得した、前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データとによりひずみ―試験力線図を作成し、一方の測定データに対して他方の測定データを時間軸に対してシフトさせるとともに、前記ひずみ―試験力線図の面積の演算を行い、当該面積が最小となるシフト量を位相差とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記位相差演算部は、予備試験により取得した前記荷重検出器の測定データをフーリエ変換して求めた位相と前記ひずみゲージの測定データをフーリエ変換して求めた位相との差分を位相差として算出する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記位相差演算部は、予備試験により取得した前記荷重検出器の測定データの最大値と前記ひずみゲージの測定データの最大値との時間差、及び、前記荷重検出器の測定データの最小値と前記ひずみゲージの特定データの最小値との時間差の平均値を位相差として算出する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記補正部は、前記荷重検出器の測定データと、前記ひずみゲージの測定データとのいずれか一方に対して、各測定点間に対して関数による曲線あてはめを行うとともに、前記記憶部に記憶させた位相差に基づいて時間軸に対してシフトさせることにより補正を行う。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明において、前記制御装置には、第1のアンプを介して前記荷重検出器の測定データが入力され、第2のアンプを介して前記ひずみゲージの測定データが入力される。
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、制御装置に入力される試験力の測定データと変位の測定データとの間の位相差を算出する位相差演算部と、位相差演算部において算出された位相差を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された位相差に基づいて荷重検出器の測定データとひずみゲージの測定データのいずれか一方を補正する補正部とを備えることから、き裂進展試験において、各測定データ間の位相差を自動的に補正し、試験片に試験力が与えられた時間と、それにより変位が生じた時間とを一致させることができる。このため、コンプライアンス法によるき裂長さの推定を正確に行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、測定データに対して関数による曲線あてはめ(フィッティング)を行うことにより、データのサンプリング間隔によっては、実際には収集されていない時間での測定値を補完できる。これにより、一方の測定データに対して他方の測定データを任意の時間で移動させる時間シフトが可能となり、より正確に見かけ上の位相差を解消することができる。
この発明に係る材料試験機の主要な構成を示す概要図である。 試験片10の斜視図である。 制御系の主要な構成を示すブロック図である。 この発明の材料試験機によるき裂進展試験の手順を示すフローチャートである。 位相差演算部44において実行される、第1の位相差演算方法を説明するフローチャートである。 位相差演算部44において実行される、第2の位相差演算方法を説明するフローチャートである。 位相差演算部44において実行される、第3の位相差演算方法を説明するフローチャートである。 試験力の測定データをひずみの測定データに対して時間シフトさせた状態を示すグラフである。 図8の測定データより作成されたひずみ―試験力線図である。 補正部45において実行される、測定データの補正方法を説明するフローチャートである アンプの応答特性に起因する試験力の測定波形とひずみの測定波形の位相差を説明するグラフである。 図6の測定データより作成されたひずみ―試験力線図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の概要図である。図2は、試験片10の斜視図である。図3は、制御系の主要な構成を示すブロック図である。
この材料試験機は、テーブル11により支持された一対のコラム12と、これらのコラム12により支持された架台13とを備える。テーブル11には、試験片10に試験力を負荷するためのアクチュエータである油圧シリンダ21が配設されている。この油圧シリンダ21は、作動油の供給量を弁開度等により決定するサーボバルブ22と、シリンダロッド25の変位を検出するストローク変位検出器26とに接続されている。油圧シリンダ21のシリンダロッド25には、試験片10を取り付ける試験治具29が接続されている。
架台13の下面には、試験力を測定するための荷重検出器としてのロードセル27と、試験片10を取り付けるための試験治具29とが配設されている。また、テーブル11の下方には、油圧シリンダ21を動作させるための作動油を供給する油圧供給部30が配置されている。試験力が加えられたときの変形(ひずみ)を測定するためのひずみゲージ28が貼設された試験片10は、上下二つの試験治具29により保持されて材料試験機における試験位置に配置される。
油圧シリンダ21は、油圧供給部30から供給される作動油によって動作する。この油圧供給部30からの作動油は、管路37からサーボバルブ22を介して油圧シリンダ21に供給される。また、油圧シリンダ21から排出された作動油は、サーボバルブ22を通過した後、配管38を介して油圧供給部30に戻される。
ストローク変位検出器26の出力信号、ロードセル27の出力信号、および、ひずみゲージ28の出力信号は、試験の実行中に、所定時間ごとに制御部40に取り込まれる。なお、き裂進展試験においては、油圧シリンダ21を所定の周波数(試験周波数)で駆動させることにより試験片10に繰り返し試験力を与える。ひずみゲージ28の検出値より導出されるひずみの測定データおよびロードセル27の検出値より導出される試験力の測定データは、表示部41に、時間領域における波(時間軸に対する連続したデータ)としてグラフ化して表される。
図2に示すように試験片10は、厚さBの板状試料に切欠15が形成されたCT試験片と呼称されるものであり、一対の貫通孔17の各々に挿入されるピン51(図3参照)を介して、試験治具29に連結されることにより、材料試験機における試験位置に配置される。コンプライアンス法によりき裂長さaを算出する際の試験片幅Wは、貫通孔17の中心から切欠15が形成されている側とは反対となる側端部までの距離となる。そして、この実施形態では、試験片10の切欠15が形成された面の背面にひずみゲージ28を貼設する、背面ひずみ法によりひずみを測定する。
また、この材料試験機は、装置全体を制御するための制御部40を備える。この制御部40は、論理演算を実行するCPUおよび記憶装置を有し、表示部41および入力部42を備えた入出力用コンピュータ43と接続されている。制御部40と入出力用コンピュータ43は、この発明の制御装置である。サーボバルブ22は、制御部40からD/A変換器63を介して供給される制御信号によってその弁開度が制御される。ストローク変位検出器26の出力信号はA/D変換器64を介して試験の実行中に制御部40に取り込まれる。
試験片10に与えられる試験力はロードセル27により検出される。試験力測定信号は、アンプ66(第1のアンプ)で増幅され、A/D変換器61でデジタル測定信号に変換された後、制御部40に入力される。ロードセル27はひずみゲージ式変換器であり、アンプ66としては、例えば、ひずみゲージブリッジに加える電源方式が直流方式の、直流増幅器と呼称されるものを用いている。
試験力が与えられた試験片10の切欠15における開口変位に応じて、試験片10の背面に生じたひずみは、ひずみゲージ28により検出される。ひずみ測定信号は、アンプ67(第2のアンプ)で増幅されてA/D変換器62でデジタル測定信号に変換された後、制御部40に入力される。アンプ67としては、例えば、ひずみゲージブリッジに加える電源方式が交流方式の動ひずみアンプと呼称されるものを用いている。
先に図11および図12を参照して説明したように、材料試験機の構成として、試験力測定系とひずみ測定系とで、応答特性の異なるアンプ66、67を採用している場合には、制御部40に入力されるそれぞれの測定データに、見かけ上の位相差が生じる。
制御部40は、機能的構成として、アンプ66を介して制御部40に入力されたロードセル27による測定データと、アンプ67を介して制御部40に入力されたひずみゲージ28による測定データとの間の位相差を演算する位相差演算部44と、位相差演算部44において算出された位相差や各測定データを記憶する記憶部47と、ロードセル27による測定データとひずみゲージ28による測定データのいずれか一方を記憶部47に記憶させた位相差により補正する補正部45と、補正後の測定データを用いてコンプライアンスを算出し、試験片10のき裂長さaを推定するき裂長さ演算部46を備える。
以上のような構成を有する材料試験機において、試験を実行する手順について説明する。図4は、この発明の材料試験機によるき裂進展試験の手順を示すフローチャートである。
まず、この材料試験機では、き裂を進展させるために試験片10に負荷を与える本試験前に予備試験を行い(ステップS1)、測定データを収集する(ステップS2)。この予備試験は、試験力との測定データとひずみの測定データのいずれか一方を補正するために利用する、ロードセル27による試験力の測定データとひずみゲージ28によるひずみの測定データとの間の位相差を、記憶部47に記憶させるためのものである。ロードセル27とひずみゲージ28とは、それぞれ応答特性の異なるアンプ66およびアンプ67を介して出力信号を制御部40に送信している。この実施形態の材料試験機においては、ひずみゲージ28の測定データよりもロードセル27の測定データの方が、制御部40への入力タイミングが遅くなっている(図11参照)。この発明では、このようなアンプ66およびアンプ67の応答特性に起因した制御部40への入力の時間差を特定し、一方の測定データを補正することにより、試験片10に試験力が与えられた時と、そのときに生じたひずみを検出した時とを一致させて、正確なコンプライアンスを計算できるようにしている。
き裂を進展させるために試験片10に負荷を与える本試験を実行する前に行う予備試験は、アンプ66およびアンプ67の応答特性に起因した制御部40へのロードセル27とひずみゲージ28からの入力の時間差を調べるために行う。したがって、所定の周波数(例えば初期試験周波数)による振動をき裂が進展しない短時間だけ試験片10に与えればよい。なお、本試験に供する試験片10を用いて予備試験を行うことができる。
試験治具29により試験片10を保持し、予備試験を実行し、測定データを収集すると、次に、測定データ間の位相差を演算する(ステップS3)。この実施形態では、制御部40に入力されるひずみゲージ28のひずみの測定データに対するロードセル27の試験力の測定データの時間遅れを求めることになる。この時間遅れ(時間差)は、ひずみの測定波形と試験力の測定波形との位相差として求めることができる。
位相差は、予備試験により収集された測定データを基に、位相差演算部44において算出される。位相差演算部44において位相差を求めるために実行される位相差演算方法について説明する。
<第1の位相差演算方法>
図5は、第1の位相差演算方法を説明するフローチャートである。
予備試験により収集され制御部40に入力されたロードセル27およびひずみゲージ28の各測定データは、先に説明した図11のようになる。したがって、これらの測定データを用いたひずみ―試験力線図は、図12に示すように略楕円形状となる。図5に示す第1の位相差演算方法では、一方の測定データを図11のグラフの左右方向に移動させる時間シフトを実行する(ステップS311)。この実施形態では、図11に実線で示す試験力の測定データを、破線で示すひずみの測定データに対して、時間シフトさせる。すなわち、一方の測定データを他方の測定データに対して図11のグラフの時間軸(X軸)に沿って移動させる。例えば、1ms間隔等の一定の間隔で試験力の測定データを図11のグラフの左方向に移動させ、その都度、ひずみ―試験力線図を作成(ステップS312)し略楕円形状の内側の面積(ステップS313)を算出する。
図8は、試験力の測定データをひずみの測定データに対して時間シフトさせた状態を示すグラフである。図9は、図8の測定データにおけるひずみと試験力との関係を示すグラフである。
試験力の測定波形をひずみの測定波形に対して全体的に時間シフトさせると、ある時点でひずみ―試験力線図の面積が最小となる。制御部40への、ロードセル27からアンプ66を介した入力と、ひずみゲージ28からアンプ67を介した入力との時間差が小さくなれば、図11に示す略楕円形状のひずみ―試験力線図が、図9に示すような直線状に近づく。ひずみ―試験力線図の面積が最小になるのは、ひずみ―試験力線図がほぼ直線になったときである。したがって、ひずみ―試験力線図の面積が最小となる試験力の測定データの時間シフト量(時間差)を求め(ステップS314)、それを位相差として記憶部47に記憶させる(ステップS315)。
なお、上述した第1の位相差演算方法では、図11のグラフ中の一方の測定データを時間軸に沿って移動させた後に、ひずみ―試験力線図を作成しているが、これに限定されない。すなわち、表示部41に表示させた図12に示すひずみ―試験力線図を構成する各点を、入力部42を利用して図9のひずみ―試験力線図のように直線状に近づくように移動させた結果を、試験力の測定データのシフト量(時間差)としてフィードバックさせるようにしてもよい。
<第2の位相差演算方法>
次に、他の位相差演算方法について説明する。図6は、第2の位相差演算方法を説明するフローチャートである。
図6に示す第2の位相差演算方法では、予備試験により取得したロードセル27の測定データおよびひずみゲージ28の測定データに対してフーリエ変換を実行する(ステップS321)。そして、フーリエ変換により求めた各測定データの位相間の差分を位相差として算出する(ステップS322)。すなわち、時間領域で変化する試験力の測定波形と、ひずみの測定波形は、フーリエ級数で表現することができ、そこから各位相を演算する。しかる後、両位相間の差分を位相差として算出し、それを記憶部47に記憶させる(ステップS323)。なお、予備試験における試験周波数が一定で、試験力の測定データおよびひずみの測定データが周期波形であれば、基準時間からの時間差(例えば、図11のひずみの測定データの矢印Bを基準とした矢印Bと試験力の測定データの矢印Aの間の時間)を周期で割って角度にした値が位相差であるから、位相差から時間シフト量(時間差)が容易に求まる。
<第3の位相差演算方法>
次に、さらに他の位相差演算方法について説明する。図7は、第3の位相差演算方法を説明するフローチャートである。
図7に示す第3の位相差演算方法では、予備試験により取得したロードセル27の測定データの最大値および最小値を特定し(ステップS331)、ひずみゲージ28の測定データの最大値間および最小値間の検出時間のずれ量を算出し(ステップS332)、それらの平均値を位相差として算出する(ステップS333)。すなわち、図11に矢印Aで示す試験力の測定データの最大値と矢印Bで示すひずみの測定データの最大値との時間差を算出するとともに、矢印Cで示す試験力の測定データの最小値と矢印Dで示すひずみの測定データの最小値との時間差を算出する。しかる後、それらの時間差の平均値を求め、これを位相差として記憶部47に記憶させる(ステップS334)。
図8および図11においては、説明の便宜上、試験力の測定データおよびひずみの測定データを波形で図示しているが、データを取得するサンプリング間隔により、測定波形における1周期中の最大値および最小値とされた各測定データの測定点での値が、真の最大値および最小値でない場合もある。すなわち、データを取得するサンプリングのタイミングと試験力およびひずみが最大値となるタイミングとが一致していなければ、各測定データの測定点での最大値は、真の最大値にはならない。最小値に関しても同様である。したがって、この第3の位相差演算方法では、少なくとも、試験力とひずみの2つの測定データの1周期の時間区間内の最大値間での時間差と最小値間での時間差を算出し、さらに、その平均を算出することとしている。なお、各測定データの1周期の時間区間内の最大値間での時間差と最小値間での時間差の算出を、数周期分行い、時間差の平均値を求めるようにしてもよい。
また、収集された測定データ(複数の測定点の集合)の一部または全部に対して関数による曲線あてはめ(フィッティング)をし、測定点にはない測定波形の最大値および最小値を関数により推定することで、時間分解能を向上させることができる。すなわち、データのサンプリング間隔よりも最大値および最小値の検出精度を向上させることができる。また、フィッティングに用いる測定データの一部とは、1周期の時間区間であってもよく、複数周期について、最大値および最小値の周辺の所定の時間区間を複数抜き出すものであってもよい。なお、複数のデータを用いて2次関数でフィッティングすると、ノイズの影響を低減することができる。
位相差演算部44において、上述した第1〜第3のいずれかの位相差演算方法により演算され、記憶部47に記憶させた位相差は、き裂を進展させる本試験において、制御部40に入力される試験力の測定データとひずみの測定データのうち、いずれか一方の測定データを補正するために利用される。次に、補正部45における位相差の補正について説明する。
図4に示すように、本試験が開始されると(ステップS4)、ロードセル27からの試験力の測定データと、ひずみゲージ28のひずみの測定データとは、一定のサンプリング間隔で制御部40に入力される。そして、試験力の測定データおよびひずみの測定データは、隣り合う測定点が互いにサンプリング間隔だけ時間が離れた時系列データとして記憶部47に記憶されていく。この実施形態の材料試験機の構成においては、図11に示すように、ロードセル27から制御部40への入力の方が、ひずみゲージ28から制御部40への入力より遅れている。このような場合には、補正部45における補正は(ステップS5)、き裂を進展させる本試験においてロードセル27から制御部40に入力された試験力の測定データに対して実行される。すなわち、ひずみの測定データに合うように、試験力の測定データを記憶部47に記憶させている位相差(時間差)に応じて、時間シフトさせる。
<第1の補正方法>
補正部45において実行される、測定データの補正方法、すなわち、試験力の測定データの時間シフトについて説明する。図10は、第1の補正方法を説明するフローチャートである。
第1の補正方法では、この実施形態において補正対象となる試験力の測定データの各測定点に対して、関数によるフィッティングを行い(ステップS511)、記憶部47に記憶させたと位相差(時間差)分だけ時間シフトを実行する(ステップS512)。
なお、試験力の測定データおよびひずみの測定データは、隣り合う測定点が互いにサンプリング間隔だけ時間が離れた時系列データであるため、時間シフト量がサンプリング間隔で割り切れない任意の量である場合には、図8に示すように、時間シフトにより見かけ上、試験力の測定データとひずみの測定データの時間の同期がとれている場合でも、ひずみの測定データの各サンプリング時間に対応する時間に試験力の測定値が存在しないこととなる。このため、試験力の測定データにおいて、関数フィッティングにより、隣接する前後の測定点の値や、付近の測定点の値を利用して、実際には収集されていない時間での測定値を補完するようにしている(ステップS513)。これにより、より正確に見かけ上の位相差を解消することが可能となる。
<第2の補正方法>
次に、補正部45において実行される、測定データの他の補正方法について説明する。この第2の補正方法では、補正部45において、図11に示す試験力の測定データをひずみの測定データに合うように、各測定点を時間軸に沿って左方向にサンプリング間隔単位で移動(時間シフト)させる。すなわち、ロードセル27の試験力の測定データにおける各測定点のサンプリング時間を、記憶部47に記憶させている位相差(時間差)に応じて、実際に制御部40に入力された時間よりも前のサンプリング時間に変更する。この時間シフトの最小シフト量は、サンプリング間隔となる。したがって、上述した第1〜第3の位相差演算方法のいずれかにより算出された位相差(時間差)がサンプリング間隔で割り切れない場合は、この第2の補正方法では、最も位相差(時間差)に近くなるサンプリング間隔の倍数の時間だけ、時間シフトを実行することになる。
なお、この第2の補正方法では、上述した第1〜第3の位相差演算方法のいずれかにより算出された位相差(時間差)が、サンプリング間隔で割り切れる値でない場合には、記憶部47に記憶させた位相差(時間差)と測定データの時間シフト量が一致しないことになる。しかしながら、第1の補正方法のような関数によるフィッティングを行わないことで、測定データ補正のための計算コストを低く抑えることが可能である。
補正部45において、上述した第1または第2の補正方法により試験力の測定データが補正されると、図4に示すように、裂長さ演算部46は、ひずみの測定データと、補正後の試験力の測定データとにより、式(1)によりコンプライアンスを算出し、式(2)によりき裂長さaを算出する(ステップS6)。補正部45における試験力の測定データの補正、裂長さ演算部46におけるコンプライアンスの算出およびき裂長さaの算出は、き裂を進展させる本試験が終了するまで(ステップS7)、繰り返し実行される。なお、本試験の終了は、予め設定されている試験片10への負荷の繰り返し数Nに到達したか否か、あるいは、試験片10に生じたき裂長さaが予定していたき裂長さに到達したか否か等、試験内容に応じた判断事項に基づき決定される。
この材料試験機では、本試験において測定した測定データに対して自動的に位相差を補正することができ、コンプライアンスの算出精度を向上させ、安定した試験結果を得ることが可能となる。
上述した実施形態では、試験片10に生じる変化を、切欠15の背面に貼設したひずみゲージ28により測定して、き裂長さaを算出しているが、クリップゲージにより切欠15の開口部の変位を測定する場合にも、この発明を適用することが可能である。クリップゲージは、内蔵するひずみゲージで検出したひずみを切欠き15の開口変位に変換するひずみゲージ式の変換器である。したがって、試験力測定系で採用しているアンプ66と応答特性の異なるアンプを変位測定系に採用した場合には、上述した実施形態と同様の見かけ上の位相差(時間差)が生じることがある。この発明では、このような位相差(時間差)を解決することが可能である。また、クリップゲージは一対のバネを有しており、切欠の開口部に差し込まれる一対のバネの戻り速度の限界により、試験周波数に対してクリップゲージの測定データに位相遅れやノイズが発生した場合も、この発明により、そのような位相遅れやノイズを、解消することが可能となる。このため、試験片10に負荷する繰り返し周波数を高くでき、試験時間を短縮することができる。
さらに、上述した実施形態では、試験力測定系とひずみ測定系でのアンプの応答特性に起因した測定データ間の位相ずれを例に説明したが、これに限定されない。例えば、どちらか一方の測定系にノイズ除去のフィルターを挿入、あるいは、両方の測定系に性質の異なるノイズ除去のフィルターを挿入したことで、測定データ間に見かけ上の位相差(時間差)が生じた場合にも、この発明により解消することが可能である。
上述した実施形態では、本試験前に試験に供する試験片10を用いて予備試験を行う例を示したが、例えば、試験力測定系およびひずみ測定系におけるアンプやフィルター等の構成以外に起因するノイズが小さい場合には、このような予備試験は、アンプ等の構成を変更するときに、一度行っておけばよい。
10 試験片
11 テーブル
12 コラム
13 架台
21 油圧シリンダ
22 サーボバルブ
25 シリンダロッド
26 ストローク変位検出器
27 ロードセル
28 ひずみゲージ
29 試験治具
30 油圧供給部
37 管路
38 管路
40 制御部
41 表示部
42 入力部
43 入出力用コンピュータ
44 位相差演算部
45 補正部
46 き裂長さ演算部
47 記憶部
51 ピン
61 A/D変換器
62 A/D変換器
63 D/A変換器
64 A/D変換器
66 アンプ
67 アンプ

Claims (6)

  1. 切欠が形成された試験片に繰り返し試験力を負荷するアクチュエータと、
    前記試験片に負荷された試験力を測定するための荷重検出器と、
    前記試験片に試験力を負荷したときに、前記試験片に生じるひずみを測定するためのひずみゲージと、
    試験力が負荷された前記試験片において進展するき裂のき裂長さを、前記荷重検出器の測定データと、前記ひずみゲージの測定データとを利用して算出するき裂長さ演算部を有する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記荷重検出器の測定データと入力された前記ひずみゲージの測定データとの位相差を演算する位相差演算部と、
    前記位相差演算部において演算された位相差を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された位相差に基づいて前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データのいずれか一方を補正する補正部と、
    を有し、
    前記き裂長さ演算部は、前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データのいずれか一方が前記補正部において補正された後に、前記試験片のき裂長さを算出することを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記位相差演算部は、予備試験により取得した、前記荷重検出器の測定データと前記ひずみゲージの測定データとによりひずみ―試験力線図を作成し、一方の測定データに対して他方の測定データを時間軸に対してシフトさせるとともに、前記ひずみ―試験力線図の面積の演算を行い、当該面積が最小となるシフト量を位相差とする材料試験機。
  3. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記位相差演算部は、予備試験により取得した前記荷重検出器の測定データをフーリエ変換して求めた位相と前記ひずみゲージの測定データをフーリエ変換して求めた位相との差分を位相差として算出する材料試験機。
  4. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記位相差演算部は、予備試験により取得した前記荷重検出器の測定データの最大値と前記ひずみゲージの測定データの最大値との時間差、及び、前記荷重検出器の測定データの最小値と前記ひずみゲージの特定データの最小値との時間差の平均値を位相差として算出する材料試験機。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の材料試験機において、
    前記補正部は、前記荷重検出器の測定データと、前記ひずみゲージの測定データとのいずれか一方に対して、各測定点間に対して関数による曲線あてはめを行うとともに、前記記憶部に記憶させた位相差に基づいて時間軸に対してシフトさせることにより補正を行う材料試験機。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の材料試験機において、
    前記制御装置には、第1のアンプを介して前記荷重検出器の測定データが入力され、第2のアンプを介して前記ひずみゲージの測定データが入力される材料試験機。
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