JP5946064B2 - 配管応力評価装置及び方法 - Google Patents

配管応力評価装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、配管応力評価装置及び方法に関する。
配管の応力評価を行う場合、例えば、図21に示すように、母管51に設けた分岐管52が弁53を有しており、分岐管52が固定壁54にサポート55により固定されている構成において、分岐管52の応力評価を行う場合には、従来は、分岐管52の評価対象部位に歪ゲージ56を貼り付け、歪ゲージ56の出力信号を、アンプ57、A/D変換器58を介して、コンピュータ59に取り込み、図22に示すように、歪と応力の換算により、歪の時刻歴波形(図22(a)参照)を応力の時刻歴波形(図22(b)参照)に換算し、発生応力を算出して、疲労評価を実施していた。
又、図23に示すように、分岐管52に設置した加速度計61、62から変位を算出して、配管諸元(部材諸元)に基づき、変位と応力の関係から発生応力を評価したり、図24に示すように、母管51及び分岐管52の解析モデル70を用い、加速度計測点P1、P2での計測データにより応力を算出したりしていた。
特開2001−153719号公報 特開2002−162298号公報 特開平11−014782号公報
しかしながら、図21、図22で説明した歪ゲージ56を用いる場合には、計測が手間であり、貼り付け箇所のみしか発生応力を把握できなかった。又、図23、図24で説明したように、比較的容易に計測を行うため、加速度計61、62の計測データより応力を算定する手法もあるが、解析モデル70が不十分であれば、精度の高い疲労評価は困難であった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、容易な計測を用いて、任意の評価点において、精度の高い応力を算出して、応力評価を行う配管応力評価装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る配管応力評価装置は、
プラントの母管から分岐した分岐管に、或いは、前記母管及び前記分岐管に取り付ける複数の加速度計と、
前記加速度計で計測した計測値を用いて、前記分岐管に発生する応力を算出し、評価を行う応力評価手段とを備えた配管応力評価装置において、
前記応力評価手段は、
任意の振動を前記分岐管に与えたときの前記複数の加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、前記母管から遠い方の前記加速度計での第1の加速度スペクトルと前記母管に近い方又は前記母管の前記加速度計での第2の加速度スペクトルとを算出し、前記第1の加速度スペクトルを前記第2の加速度スペクトルで除算して、第1の伝達関数を算出し、前記第1の伝達関数のスペクトルピークから前記分岐管の第1の振動数を特定する振動数特定部と、
前記母管を回転剛性、水平剛性及び集中質量でモデル化し、前記分岐管を梁要素でモデル化し、前記母管と前記分岐管の接続部分を回転剛性でモデル化した第1の解析モデルを作成し、前記第1の解析モデルに基づいて、固有値解析を行って、前記分岐管の第2の振動数を算出し、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致するように、前記母管の回転剛性、水平剛性の設定を変更して、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致する第2の解析モデルを決定する解析モデル決定部と、
前記プラントの定常運転時において、前記分岐管の任意の計測点に配置した前記加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、第3の加速度スペクトルを算出する定常応答計測部と、
前記第2の解析モデルを用い、当該第2の解析モデルの周波数応答解析を行って、前記計測点における第4の加速度スペクトルと前記分岐管の任意の評価点における第1の応力スペクトルとを算出し、前記第1の応力スペクトルを前記第4の加速度スペクトルで除算して、第2の伝達関数を算出し、前記第2の伝達関数に前記第3の加速度スペクトルを乗算して、前記評価点における第2の応力スペクトルを算出し、前記第2の応力スペクトルを周波数積分してピーク応力を算出し、前記ピーク応力と前記分岐管の許容応力とを比較することにより、前記分岐管に発生する応力の評価を行う発生応力評価部とを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る配管応力評価装置は、
上記第1の発明に記載の配管応力評価装置において、
前記解析モデル決定部は、前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁を集中質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る配管応力評価装置は、
上記第1の発明に記載の配管応力評価装置において、
前記解析モデル決定部は、前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁のハンドルを含めて、前記弁全体を分布質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る配管応力評価方法は、
プラントの母管から分岐した分岐管に、或いは、前記母管及び前記分岐管に取り付ける複数の加速度計を用いて、任意の振動を前記分岐管に与えたときの前記複数の加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、前記母管から遠い方の前記加速度計での第1の加速度スペクトルと前記母管に近い方又は前記母管の前記加速度計での第2の加速度スペクトルとを算出し、前記第1の加速度スペクトルを前記第2の加速度スペクトルで除算して、第1の伝達関数を算出し、前記第1の伝達関数のスペクトルピークから前記分岐管の第1の振動数を特定し、
前記母管を回転剛性、水平剛性及び集中質量でモデル化し、前記分岐管を梁要素でモデル化し、前記母管と前記分岐管の接続部分を回転剛性でモデル化した第1の解析モデルを作成し、前記第1の解析モデルに基づいて、固有値解析を行って、前記分岐管の第2の振動数を算出し、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致するように、前記母管の回転剛性、水平剛性の設定を変更して、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致する第2の解析モデルを決定し、
前記プラントの定常運転時において、前記分岐管の任意の計測点に配置した前記加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、第3の加速度スペクトルを算出し、
前記第2の解析モデルを用い、当該第2の解析モデルの周波数応答解析を行って、前記計測点における第4の加速度スペクトルと前記分岐管の任意の評価点における第1の応力スペクトルとを算出し、前記第1の応力スペクトルを前記第4の加速度スペクトルで除算して、第2の伝達関数を算出し、前記第2の伝達関数に前記第3の加速度スペクトルを乗算して、前記評価点における第2の応力スペクトルを算出し、前記第2の応力スペクトルを周波数積分してピーク応力を算出し、前記ピーク応力と前記分岐管の許容応力とを比較することにより、前記分岐管に発生する応力の評価を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る配管応力評価方法は、
上記第4の発明に記載の配管応力評価方法において、
前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁を集中質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る配管応力評価方法は、
上記第4の発明に記載の配管応力評価方法において、
前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁のハンドルを含めて、前記弁全体を分布質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする。
本発明によれば、加速度計から取得される加速度データを用いて評価を行うので、現場での計測の手間を軽減することができる。又、精度の良い解析モデルを用いて応力を算出するので、信頼性の高い疲労評価を行うことができる。又、解析モデルを用いているので、分岐管の基部のみならず、任意の評価点においても評価を行うことができる。
本発明に係る配管応力評価装置を説明する概略図である。 図1に示した配管応力評価装置のブロック図である。 本発明に係る配管応力評価方法を説明するフローチャートであり、図2における振動数特定部を説明するものである。 本発明に係る配管応力評価方法を説明するフローチャートであり、図2における解析モデル決定部を説明するものである。 本発明に係る配管応力評価方法を説明するフローチャートであり、図2における定常応答計測部を説明するものである。 本発明に係る配管応力評価方法を説明するフローチャートであり、図2における発生応力評価部を説明するものである。 タッピング試験で取得された加速度の時間歴波形を示すグラフであり、(a)は分岐管、(b)は母管側の計測データである。 図7(a)、(b)に示した加速度の時間歴波形を周波数分析したグラフであり、(a)は分岐管、(b)は母管側の加速度スペクトルである。 図8(a)、(b)に示した加速度スペクトルから求めた母管と分岐管の伝達関数を示すグラフである。 本発明に係る配管応力評価方法で用いる解析モデルを示す図である。 図10に示した解析モデルにおいて、母管のモデル化を説明する図である。 図10に示した解析モデルにおいて、母管と分岐管との取り合い部の局部剛性を説明する図である。 図12で説明した局部剛性を求めるために用いるグラフである。 分岐管における振動数と振動モードを説明する図であり、(a)は1次モード、(b)は2次モードである。 (a)は、定常運転時における分岐管の加速度の時間歴波形を示すグラフであり、(b)は、(a)に示した加速度の時間歴波形を周波数分析した加速度スペクトルのグラフである。 解析モデルを用いて算出した計測点での加速度スペクトルと評価点での応力スペクトルを説明する図である。 図16に示した計測点での加速度スペクトルと評価点での応力スペクトルから求めた応力−加速度の伝達関数を示すグラフである。 図15(b)に示した定常運転時における分岐管の加速度スペクトルと、図17に示した応力−加速度の伝達関数とから求めた応力スペクトルを示すグラフである。 本発明に係る配管応力評価方法で用いる解析モデルの他の一例を示す図であり、弁の部分のみを示すモデルである。 図19に示したモデルを用いた解析モデル全体を示す図である。 歪ゲージを用いた従来の応力評価を説明する概略図である。 (a)は、歪の時刻歴波形を示すグラフであり、(b)は、歪から換算した応力の時刻歴波形を示すグラフである。 加速度計を用いた従来の応力評価を説明する概略図である。 配管の解析モデルを示す図である。
以下、図1〜図20を参照して、本発明に係る配管応力評価装置及び方法の実施形態を説明する。なお、以降の説明では、プラントの配管の構造において、半径の大きい配管を母管と呼び、当該母管から分岐して設けられ、母管より小さい半径を有する配管を分岐管と呼び、振動応力の影響が大きい分岐管を評価対象として説明を行う。
(実施例1)
最初に、図1を参照して、本実施例の配管応力評価装置を説明する。ここで、図1は、本実施例の配管応力評価装置を説明する概略図である。
本実施例の配管応力評価装置20は、実際に配置されている配管において、母管11に設けられた分岐管12に発生する応力を算定して、その疲労評価を行うものであり、その応力の算定、評価のため、分岐管12の複数の箇所に(少なくとも2箇所に)加速度計21、22を取り付けて、加速度を計測している。この加速度計21、22は、タッピングハンマー15を用いた加振により生じた分岐管12の加速度やプラントの定常運転時における分岐管12の加速度などを計測することになる。
そして、加速度計21で計測された計測データは、計測データの信号を増幅するアンプ23、計測データの信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するA/D変換器25を介して、コンピュータ27に入力されて、記録される。同様に、加速度計22で計測された計測データは、計測データの信号を増幅するアンプ24、計測データの信号をA/D変換するA/D変換器26を介して、コンピュータ27に入力されて、記録される。
なお、分岐管12としては、図1に示すように、弁13を有する構成でもよいし、更に、図21で示したように、分岐管12をサポートで固定壁に固定した構成でもよい。又、弁13などが無い分岐管12のみの構成でもよい。
又、分岐管12に設置した加速度計21、22の少なくとも一方は、母管11又は分岐管12の母管11に近い位置に設置することが望ましく、少なくとも他方は、一方の方より母管11から離れた位置に設置することが望ましい。例えば、本実施例では、母管11と接続している分岐管12の基部に加速度計21を設置し、母管11から離れた位置に加速度計22を設置している。
次に、図2〜図18を参照して、本実施例の配管応力評価装置における配管応力評価方法を説明する。ここで、図2は、図1に示した本実施例の配管応力評価装置を説明するブロック図であり、図3〜図6は、図2に示した各ブロックでの手順を説明するフローチャートである。又、図7〜図18は、図3〜図6に示したフローチャートを説明する図である。
図2に示すように、本実施例の配管応力評価装置20は、主に、振動計測部31、振動特定部32、応力算定部33、定常応答計測部34及び発生応力評価部35から構成されている。本実施例では、コンピュータ27(応力評価手段)が、振動特定部32、応力算定部33、定常応答計測部34及び発生応力評価部35を有している。
[振動計測部]
振動計測部31は、図1に示した加速度計21、22、アンプ23、24、A/D変換器25、26から構成され、振動計測部31で計測した加速度の時刻歴波形がコンピュータ27に入力、記録され、当該計測データが振動計測部31、定常応答計測部34で用いられることになる。
[振動数特定部]
振動数特定部32では、本実施例の配管応力評価装置20を用いて、タッピング試験を行い、評価対象の配管(ここでは、分岐管12)の振動数ν1(固有振動数)を特定している。振動数特定部32について、図1〜図3及び図7〜図9を参照して説明する。
まず、図1に示すように、評価対象の分岐管12に加速度計21、22を設置する。ここでは、加速度計21が母管11に近い方に配置され、加速度計22が加速度計21より母管11から遠い方に配置される。そして、タッピングハンマー15を用いて、任意の振動となるタッピング加振を分岐管12に与え、加速度計21、22、アンプ23、24、A/D変換器25、26を用いて、加速度の時刻歴波形の計測データを取得する(ステップS1;タッピング試験)。取得した計測データから、図7(a)、(b)に示すように、分岐管12及び分岐管12の母管11側について、タッピング加振による加速度の時刻歴波形を取得することになる。
そして、図7(a)、(b)に示す加速度の時刻歴波形の波形を、周波数分析することにより、図8(a)、(b)に示すように、分岐管12及び分岐管12の母管11側について、加速度スペクトルを算出する(ステップS2;周波数分析)。ここで、図8(a)に示す分岐管12の加速度スペクトルを加速度スペクトルA(第1の加速度スペクトル)とし、図8(b)に示す分岐管12の母管11側の加速度スペクトルを加速度スペクトルB(第2の加速度スペクトル)とする。
算出した分岐管12の加速度スペクトルAと、分岐管12の母管11側の加速度スペクトルBを用いて、母管11と分岐管12の伝達関数F1(第1の伝達関数)を算出する。具体的には、分岐管12の加速度スペクトルAを、分岐管12の母管11側の加速度スペクトルBを用いて除算することにより、図9に示す伝達関数F1、即ち、周波数に対する加速度応答倍率の関係を求めることができる。図9に示す伝達関数F1のスペクトルピークに基づいて、分岐管12の振動モードと振動数ν1(第1の振動数)を特定することになる(ステップS3;特定)。ここで特定した振動モード及び振動数ν1が後述するステップ14で使用されることになる。
[解析モデル決定部]
解析モデル決定部33では、モデル諸元の設定により配管の解析モデルを作成すると共に、振動数特定部32で特定した振動数ν1に解析モデルを用いて算出した振動数ν2が一致するように、解析モデルの諸元のチューニングを行い、最適な解析モデルを決定している。解析モデル決定部33について、図1、図2、図4及び図10〜図14を参照して説明する。
まず、解析モデルM1(第1の解析モデル)を作成するためのモデル諸元、例えば、配管、弁の諸元、局部剛性、サポートの諸元、計測点情報等を設定する(ステップS11;モデル諸元設定)。
配管、弁の諸元としては、具体的には、母管11、分岐管12、弁13の質量、剛性などを入力すると共に、母管11、分岐管12のサポート(固定箇所)の剛性などを設定する。例えば、図11に示すように、母管11が多スパン母管モデルとして、複数のサポート14に支持、固定されている場合には、母管11は、回転剛性及び水平剛性としてモデル化できるので、回転バネ41及び水平バネ42、43を用いてモデル化すると共に、母管11の質量を母管集中質量45としてモデル化する。母管集中質量45は、分岐管12を挟む2つのサポート14の間の母管11の質量の50%を目処とする。
又、分岐管12については、例えば、図10に示すように、梁要素J1としてモデル化し、弁13は、2つの弁集中質量46、47としてモデル化する。弁集中質量46は弁13本体を、弁集中質量47は弁13のハンドル13aをモデル化したものである。なお、形状線L1は、後述する図14においてハンドル13aの動きを示すために図示したものである。
又、例えば、図12に示すように、母管11と分岐管12の取り合い部(接続部分)の局部剛性、つまり、分岐管12が接続される母管11の表面11aの部分の局部剛性は、回転剛性としてモデル化できるので、回転バネ44を用いてモデル化する。この際、母管11の半径と肉厚の比、母管11と分岐管12の半径比が判れば、図13に示すグラフから、局部剛性(回転剛性)の大きさを求めることができ、局部剛性(回転剛性)の大きさを設定することができる。
又、加速度計21、22を設置した計測点の情報、例えば、設置位置の情報等を設定する。
以上の設定を行うことにより、評価対象の配管(分岐管12)に関して、図10に示す解析モデルM1を作成することになる(ステップS12;解析モデル作成)。
作成した解析モデルM1を用いて、固有値解析を実施し、振動数ν2(第2の振動数)、振動モードを算出する(ステップS13;固有値解析)。例えば、図1で示した配管を対象にして、分岐管12及び弁13の固有値解析を行うと、図14(a)に示すように、1次モードとして、62.9Hzの振動数、又、図14(b)に示すように、2次モードとして、72.1Hzの振動数を算出することができる。なお、図14(a)、(b)において、点線は基本の形状を表し、実線はモード形状(振動時の形状)を表している。又、固有値解析としては、公知の解析方法を用いればよい。
そして、ステップS3で特定した振動数ν1とステップS13において算出した振動数ν2とを比較し、一致する場合には、後述するステップS31へ進み、一致しない場合には、ステップS15へ進む(ステップS14;比較)。ここでは、ステップS12で作成した解析モデルM1の精度を確認することになる。
振動数ν1と振動数ν2が一致しない場合には、配管、サポートの諸元を見直し、修正する(ステップS15;修正)。このとき、分岐管12については、その長さや肉厚などから、剛性、質量分布を正確に設定できるので、その諸元は変更せず、又、母管11と分岐管12の取り合い部の局部剛性も、図13で説明したように、正確に設定できるので、その諸元は変更しないが、モデル諸元の中で不確定要素となりやすい母管11の諸元(主に、母管11の水平剛性、回転剛性)について、特に、サポート14の形状(門型、片持ち梁型など)に影響を受け、正確に評価することが難しい、サポート14による水平剛性、回転剛性について、修正を行い、更に、場合によっては、母管11の母管集中質量45について、修正を行い、振動数ν1と振動数ν2が一致するまで、ステップS11〜S15を繰り返して、チューニングを行う。このような手順で解析モデルM2(第2の解析モデル)が決定される。決定された解析モデルM2は最適化されたものであり、解析モデルとしての精度が向上することになる。
[定常応答計測部]
定常応答計測部34では、本実施例の配管応力評価装置20を用いて、実際の配管において、プラントの定常運転時の分岐管12の加速度計測を実施し、定常運転時のおける加速度スペクトルを算出している。定常応答計測部34について、図1、図2、図5及び図15を参照して説明する。
まず、分岐管12に加速度計21、22を設置し、設置した加速度計21、22、アンプ23、24、A/D変換器25、26を用いて、プラントの定常運転時における加速度の時刻歴波形の計測データを取得する(ステップS21;計測)。加速度計21、22を設置する位置は、振動数特定部32におけるタッピング試験(ステップS1参照)と同じ位置でもよいが、計測点の設置位置の情報が明らかであれば、分岐管12の任意の位置でも良く、又、加速度計21、22のいずれか一方のみの計測でもよい。加速度計21、22を用いて取得した計測データから、図15(a)に示すように、分岐管12における加速度の時刻歴波形を得ることになる。
そして、図15(a)に示す加速度の時刻歴波形の波形を、周波数分析することにより、図15(b)に示すように、分岐管12における加速度スペクトルを算出する(ステップS22;分析)。ここで、図15(b)に示す分岐管12の加速度スペクトルを加速度スペクトルC(第3の加速度スペクトル)とする。ここで分析した加速度スペクトルCが後述するステップ33で使用されることになる。
[発生応力評価部]
発生応力評価部35では、決定した解析モデルM2を用い、ステップS22で分析された加速度スペクトルCに基づいて、評価点で発生する応力を算出し、算出した応力から疲労評価を行っている。発生応力評価部35について、図1、図2、図6及び図16〜図18を参照して説明する。なお、以降の説明では、一例として、加速度計21を設置した分岐管12の基部の位置を評価点としているが、以降の手順では、分岐管12の任意の位置を評価点としても、当該評価点で発生する応力を算出して、疲労評価を行うことができる。
ステップS14で決定した解析モデルM2を用いて、周波数応答解析を実施する。例えば、図16に示すように、計測点(図16では、加速度計22を設置した位置)における加速度の周波数応答と、評価点(図16では、加速度計21を設置した位置)における応力の周波数応答を算出する(ステップS31;周波数応答解析)。ここで、図16に示す計測点での加速度スペクトルを加速度スペクトルD(第4の加速度スペクトル)とし、評価点での応力スペクトルを応力スペクトルE(第1の応力スペクトル)とする。
ステップS31で求めた計測点での加速度スペクトルDと、評価点での応力スペクトルEとを用いて、応力と加速度の伝達関数を算出する。具体的には、応力スペクトルEを、加速度スペクトルDを用いて除算することにより、図17に示す伝達関数、即ち、周波数に対する応力−加速度応答倍率の関係を求めることができる(ステップS32;伝達関数計算)。ここで、図17に示す伝達関数を伝達関数F2(第2の伝達関数)とする。
ステップS32で求めた伝達関数F2に、ステップS22で分析した加速度スペクトルCを乗算する。これにより、評価点における応力スペクトルを求めることができる。例えば、図17に示した伝達関数F2のグラフと図15(b)に示した加速度スペクトルCのグラフを乗算することにより、図18に示す周波数対応の応力スペクトルを求めることになる(ステップS33;応力スペクトル計算)。ここで、図18に示す応力スペクトルを応力スペクトルG(第2の応力スペクトル)とする。
ステップS33で求めた応力スペクトルGを周波数積分することにより、応力の標準偏差σを算出する。標準偏差を3倍した値は最大値に近い値となるので、ここでは、算出した標準偏差σを3倍した値、即ち、[3σ]をピーク応力として算出する(ステップS34;ピーク応力算出)。
ステップS34で算出したピーク応力3σを、分岐管12の許容応力と比較することにより、対象配管である分岐管12の応力評価を行う(ステップS35;応力評価)。このようにして、ピーク応力3σが分岐管12の許容応力の範囲内であるかどうかを判断することにより、高い信頼性で配管の疲労評価を行うことになる。
以上説明してきたように、本実施例の配管応力評価装置20では、加速度計21、22により取得した加速度の時刻歴波形のデータを用いているため、現場での計測の手間を軽減することができる。
又、発生応力評価部35において、解析モデルM2は、分岐管12のモデルと共に、母管11のモデルまで含まれており、更に、母管11と分岐管12の取り合い部の局部剛性もモデル化されているので、解析モデルとしての精度が格段に向上すると共に、当該解析モデルM2から算定する応力の精度も向上し、算定した応力、そして、その疲労評価の信頼性が高いものとなる。なお、母管11と分岐管12の取り合い部の局部剛性は、図13で説明したように、配管の条件でグラフ化されており、容易に解析モデルM2に反映することができる。
加えて、発生応力評価部35で用いる解析モデルM2は、タッピング試験により特定した振動数に一致するように、チューニング(最適化)されているので、実際の配管に適応した精度の良い解析モデルとして構築される。このようにして最適化された精度の良い解析モデルM2を用い、更に、実際の定常運転時の加速度スペクトルCを用いて、評価点の応力を算出するので、実際の定常運転時に応じた応力を精度良く算出することになり、信頼性の高い疲労評価を行うことができる。
又、解析モデルM2を用いて、応力を算出しているので、分岐管12の基部に限らず、分岐管12の任意の評価点においても、応力を算出することができ、その疲労評価を行うことができる。
(実施例2)
本実施例は、実施例1で説明した配管応力評価装置20(図1、図2参照)を用いると共に、実施例1で説明した配管応力評価方法(図3〜図6参照)と基本的に同じ手順を実施するものであるが、分岐管12に取り付けてある弁13の解析モデルM1が実施例1(図10参照)とは相違する。ここでは、解析モデルM1の相違点について説明し、同等の点については、その説明を省略する。
実施例1では、図10で説明したように、分岐管12を梁要素J1としてモデル化すると共に、弁13を弁集中質量46、47としてモデル化した。一方、本実施例では、弁13を集中質量としてモデル化するのではなく、弁分布質量48、49としてモデル化している。例えば、図19では、弁13全体の質量の50%を弁13の重心に、その10%をハンドル13aの重心に、残りの40%を弁13全体に分布させることで、弁分布質量48、49としてモデル化している。このように、本実施例では、ハンドル13aの部分も弁分布質量49としてモデル化の対象としている。このような弁分布質量48、49は、弁13の形状に応じて任意に変更すればよい。
このように、分岐管12の弁13を弁分布質量48、49でモデル化することにより、分岐管12自体の振動特性の特定精度が向上する。その結果、より信頼性の高い応力を算出することができ、その疲労評価の信頼性もより高いものになる。
本発明は、プラント等における配管の分岐管の疲労評価に好適なものである。
11 母管
12 分岐管
13 弁
15 タッピングハンマー
21、22 加速度計
23、24 アンプ
25、26 A/D変換器
27 コンピュータ
31 振動計測部
32 振動数特定部
33 解析モデル決定部
34 定常応答計測部
35 発生応力評価部
41 回転バネ(母管回転剛性)
42、43 水平バネ(母管水平剛性)
44 回転バネ(母管局部剛性(回転剛性))
45 母管集中質量
46、47 弁集中質量
48、49 弁分布質量
J1 梁要素

Claims (6)

  1. プラントの母管から分岐した分岐管に、或いは、前記母管及び前記分岐管に取り付ける複数の加速度計と、
    前記加速度計で計測した計測値を用いて、前記分岐管に発生する応力を算出し、評価を行う応力評価手段とを備えた配管応力評価装置において、
    前記応力評価手段は、
    任意の振動を前記分岐管に与えたときの前記複数の加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、前記母管から遠い方の前記加速度計での第1の加速度スペクトルと前記母管に近い方又は前記母管の前記加速度計での第2の加速度スペクトルとを算出し、前記第1の加速度スペクトルを前記第2の加速度スペクトルで除算して、第1の伝達関数を算出し、前記第1の伝達関数のスペクトルピークから前記分岐管の第1の振動数を特定する振動数特定部と、
    前記母管を回転剛性、水平剛性及び集中質量でモデル化し、前記分岐管を梁要素でモデル化し、前記母管と前記分岐管の接続部分を回転剛性でモデル化した第1の解析モデルを作成し、前記第1の解析モデルに基づいて、固有値解析を行って、前記分岐管の第2の振動数を算出し、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致するように、前記母管の回転剛性、水平剛性の設定を変更して、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致する第2の解析モデルを決定する解析モデル決定部と、
    前記プラントの定常運転時において、前記分岐管の任意の計測点に配置した前記加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、第3の加速度スペクトルを算出する定常応答計測部と、
    前記第2の解析モデルを用い、当該第2の解析モデルの周波数応答解析を行って、前記計測点における第4の加速度スペクトルと前記分岐管の任意の評価点における第1の応力スペクトルとを算出し、前記第1の応力スペクトルを前記第4の加速度スペクトルで除算して、第2の伝達関数を算出し、前記第2の伝達関数に前記第3の加速度スペクトルを乗算して、前記評価点における第2の応力スペクトルを算出し、前記第2の応力スペクトルを周波数積分してピーク応力を算出し、前記ピーク応力と前記分岐管の許容応力とを比較することにより、前記分岐管に発生する応力の評価を行う発生応力評価部とを有することを特徴とする配管応力評価装置。
  2. 請求項1に記載の配管応力評価装置において、
    前記解析モデル決定部は、前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁を集中質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする配管応力評価装置。
  3. 請求項1に記載の配管応力評価装置において、
    前記解析モデル決定部は、前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁のハンドルを含めて、前記弁全体を分布質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする配管応力評価装置。
  4. プラントの母管から分岐した分岐管に、或いは、前記母管及び前記分岐管に取り付ける複数の加速度計を用いて、任意の振動を前記分岐管に与えたときの前記複数の加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、前記母管から遠い方の前記加速度計での第1の加速度スペクトルと前記母管に近い方又は前記母管の前記加速度計での第2の加速度スペクトルとを算出し、前記第1の加速度スペクトルを前記第2の加速度スペクトルで除算して、第1の伝達関数を算出し、前記第1の伝達関数のスペクトルピークから前記分岐管の第1の振動数を特定し、
    前記母管を回転剛性、水平剛性及び集中質量でモデル化し、前記分岐管を梁要素でモデル化し、前記母管と前記分岐管の接続部分を回転剛性でモデル化した第1の解析モデルを作成し、前記第1の解析モデルに基づいて、固有値解析を行って、前記分岐管の第2の振動数を算出し、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致するように、前記母管の回転剛性、水平剛性の設定を変更して、前記第2の振動数が前記第1の振動数に一致する第2の解析モデルを決定し、
    前記プラントの定常運転時において、前記分岐管の任意の計測点に配置した前記加速度計における加速度の時刻歴波形から、周波数分析を行って、第3の加速度スペクトルを算出し、
    前記第2の解析モデルを用い、当該第2の解析モデルの周波数応答解析を行って、前記計測点における第4の加速度スペクトルと前記分岐管の任意の評価点における第1の応力スペクトルとを算出し、前記第1の応力スペクトルを前記第4の加速度スペクトルで除算して、第2の伝達関数を算出し、前記第2の伝達関数に前記第3の加速度スペクトルを乗算して、前記評価点における第2の応力スペクトルを算出し、前記第2の応力スペクトルを周波数積分してピーク応力を算出し、前記ピーク応力と前記分岐管の許容応力とを比較することにより、前記分岐管に発生する応力の評価を行うことを特徴とする配管応力評価方法。
  5. 請求項4に記載の配管応力評価方法において、
    前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁を集中質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする配管応力評価方法。
  6. 請求項4に記載の配管応力評価方法において、
    前記分岐管に弁が設けられている場合には、前記弁のハンドルを含めて、前記弁全体を分布質量でモデル化して、前記第1の解析モデルを作成することを特徴とする配管応力評価方法。
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