JP6314681B2 - 排気ガスセンサのa/d変換データ補正システム - Google Patents

排気ガスセンサのa/d変換データ補正システム Download PDF

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本発明は、内燃機関の排気ガスに含まれている気体成分を検出する排気ガスセンサが出力する信号のA/D変換データを補正するため、補正データを取得するシステムに関する。
従来、内燃機関の排気ガスに中における空気過剰率を検出するA/Fセンサのセンサ信号をマイクロコンピュータ(マイコン)が検出する際には、センサ信号である電流をシャント抵抗に流して電圧に変換し、その電圧をASIC(Application Specific IC)内のアナログ回路で増幅して、マイコンが内蔵しているA/D変換器によりA/D変換する、というシステム構成になっている。
特開2004−205488号公報
しかしながら、マイコンが内蔵しているA/D変換器を用いると、マイコンは、A/D変換器のオフセット誤差補正を自身がソフトにより行う必要がある。また、ASICでは、シャント抵抗値や増幅回路における素子定数のばらつきを別途補正する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイコンがA/D変換器の誤差補正について処理を負担することなく、排気ガスセンサ信号のA/D変換データを取得できる排気ガスセンサのA/D変換データ補正システムを提供することにある。
請求項1記載の排気ガスセンサのA/D変換データ補正システムによれば、補正装置は、オフセット補正データとして、期待ゼロ点データ値と、補正用電圧付与手段によりA/D変換器への入力電圧を0Vとした際に得られるA/D変換データ値との差を求め、得られたオフセット補正データを、A/D変換データの出力装置が有する記憶手段に記憶させる。すなわち、A/D変換データ出力装置にA/D変換器を内蔵し、当該出力装置側でA/D変換器のオフセット補正値が予め取得されて記憶手段に記憶される。
そして、補正手段は、記憶手段より読み出したオフセット補正値を用いて、A/D変換データのオフセットを補正し、通信手段を介して、補正されたA/D変換データを外部に出力可能である。したがって、A/D変換データ出力装置に接続されるマイクロコンピュータは、オフセット補正データを得るための処理を一切負担する必要が無く、排気ガスセンサのセンサ信号について補正されたA/D変換データを取得できる。
また、A/D変換データ出力装置は、入力される制御データをD/A変換した電圧を出力するD/A変換器と、前記電圧に応じて、排気ガスセンサに駆動電流を供給する駆動電流供給回路とを備え、補正装置は、制御データをD/A変換器に入力させて、電流計測手段により計測される駆動電流供給回路の出力電流値と目標駆動電流値との差を求め、前記差に相当する制御データを駆動電流補正用データとして求めると、駆動電流補正用データを記憶手段に記憶させる。そして、補正手段は、排気ガスセンサを駆動する際に、駆動電流補正用データを読み出して制御データを補正する。
請求項2記載の排気ガスセンサのA/D変換データ補正システムによれば、A/D変換データ出力装置に、電圧信号を増幅してA/D変換器に出力する増幅回路を備え、補正装置は、ゲイン補正データとして、補正用電圧付与手段により、増幅回路への入力電圧を0V以外の所定電圧とした際に得られるA/D変換データ値が、増幅回路に設定されているゲインに応じた期待データ値となるように、期待ゼロ点データ値を基準とする前記ゲインに応じた変化率を求める。そして、そのゲイン補正データを記憶手段に記憶させる。これにより、A/D変換データ出力装置が増幅回路を備える場合に、ゲインの補正も予め出力装置側で行われる。
第1実施形態であり、A/Fセンサ駆動回路の電気的構成を示す機能ブロック図 A/Fセンサ駆動回路にマイコン及びA/Fセンサを接続した場合、又はテスタを接続した場合を示す図 A/Dコンバータ用の補正データを取得する処理を示すフローチャート 差動増幅回路のゲインが「1.0」の場合の入力差電圧とA/D変換データとの関係を示す図 D/Aコンバータ用の補正データを取得する処理を示すフローチャート A/Fセンサ駆動回路が補正データに基づき行う補正処理を示すフローチャート 第2実施形態であり、A/Fセンサ駆動回路にマイコン及びA/Fセンサを接続した場合、又はテスタを接続した場合を示す図 (a)は基準電圧生成回路の詳細回路図、(b)は基準電圧生成回路の各アナログスイッチの切り換え状態を示す図
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のA/Fセンサ駆動回路1(A/D変換データ出力装置)は制御ロジック2(補正手段)を備え、この制御ロジック2には、外部のマイクロコンピュータ(マイコン)と通信を行うための通信インターフェイス(I/F)3や、データを記憶する不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリやEEPOMなど)からなる記憶装置4(記憶手段)が接続されている。A/Fセンサ駆動回路1は、いわゆるASIC(特定用途向けIC)で構成されている。また、制御ロジック2には、D/Aコンバータ5及びA/Dコンバータ6と、D/Aコンバータ7及びA/Dコンバータ8とが接続されている。
オペアンプ12(AMP1)の非反転入力端子はD/Aコンバータ7の出力端子に接続されている。オペアンプ12の出力端子は自身の反転入力端子に接続されている。D/Aコンバータ5の出力端子は、オペアンプ16(AMP2)の非反転入力端子に接続されており、オペアンプ16の出力端子は、自身の反転入力端子に接続されていると共に、抵抗素子17(シャント抵抗)を介して端子AFCに接続されている。
A/Dコンバータ6(A/D変換器)の入力端子は差動入力となっており、各入力端子はAFE(Analog Front End)18の差動出力端子ADP,ADMにそれぞれ接続されている。AFE18は、差動増幅回路(図示せず)を内蔵している。AFE18の入力端子INPは、切替スイッチ19の可動接点cに接続されている。切替スイッチ19の固定接点aはオペアンプ16の出力端子に接続されており、固定接点bは端子AFRに接続されている。AFE18の入力端子INMは、端子AFCに接続されている。
D/Aコンバータ7(D/A変換器)の出力端子は、スイッチ23を介して電圧制御電流源24(駆動電流供給回路)の入力端子に接続されており、電圧制御電流源24の出力端子は、スイッチ25を介して端子AFRに接続されている。
A/Fセンサ駆動回路1の端子AFV,AFC,AFRは、マルチプレクサ26(MPX)の各入力端子にそれぞれ接続されており、マルチプレクサ26の出力端子はA/Dコンバータ8の入力端子に接続されている。各スイッチ19,23及び25のオンオフ又は切り換え制御は、制御ロジック2によって行われる。ここで、A/Fセンサ駆動回路1には3つの端子AFV,AFC,AFRがあるが、これらには、2種類のA/Fセンサを選択的に接続して駆動可能な仕様となっている。
図2は、A/Fセンサ31(排気ガスセンサ)を端子AFV,AFC間に接続した状態を示している。また、図1に示すスイッチ11等の一部については、A/Fセンサ31の接続に対応して断続した状態で図示を省略している。また、A/Dコンバータ8及びマルチプレクサ26の図示も省略している。この時、オペアンプ12及び16は、何れも電圧バッファを構成する接続形態となる。
また、図2では、A/Fセンサ駆動回路1が実際にA/Fセンサ31を駆動して、A/Fセンサ31により出力されたセンサ信号を送信する対象であるマイコン32を通信I/F3に接続した状態を示すと共に、マイコン32及びA/Fセンサ31を接続する以前に、補正を行うためA/Fセンサ駆動回路1に接続されるテスタ33(補正装置)も併せて示している。テスタ33は、電圧計34〜36と電圧源/電流計37(電流計測手段)とを備えている。また、テスタ33は、マイコン32に替わってA/Fセンサ駆動回路1の通信I/F3に接続され、制御ロジック2と通信を行いつつ補正処理を行う。
A/Fセンサ駆動回路1とテスタ33との接続は破線で示しており、電圧計34は端子AFVに接続され、電圧計36はモニタ端子を介してオペアンプ16の出力端子に接続される。また、電圧計35と電圧源/電流計37とは、切替スイッチ38を介して端子AFCに選択的に接続される。補正を行う対象は、以下になる。
・A/Dコンバータの変換データについてのオフセット値
・AFE18が内蔵する差動増幅回路のゲイン
・抵抗素子17の抵抗値
・D/Aコンバータの変換電圧のオフセット値
また、端子AFRはA/Fセンサ駆動回路1にA/Fセンサ31以外の別のA/Fセンサが接続された場合に、前記A/Fセンサに定電流を供給して当該センサのインピーダンスを検出するために利用される。
次に、本実施形態の作用について説明する。図3に示すように、A/Fセンサ駆動回路1に電源が投入されると(S1)、先ずオフセット補正を行う(S2)。端子AFCをオープンにした状態で(S21)、テスタ33は、切替スイッチ19をオペアンプ16の出力端子側に切り換える。そして、制御ロジック2によりD/Aコンバータ5(補正用電圧付与手段)に制御データを出力させ、オペアンプ16より2.5Vの電圧を出力させる(S22)。テスタ33は、この時A/Dコンバータ6が変換したデータを取得する(S23)。
入力端子INP,INMの電位差は0Vであるから、A/Dコンバータ6が変換するデータ値は0V相当値となるはずである。しかしながら、実際には、AFE18を構成する回路素子の定数の誤差や、オペアンプ44のオフセット等が変換するデータ値の誤差要因となる。そこで、テスタ33は、ステップS23で取得したデータ値と、0V相当値(理想値)との差を演算し(S24)、その演算結果からオフセット補正コードを算出する(S25)。
次に、抵抗素子17(シャント抵抗)の抵抗値を補正する(S3)。端子AFCに電圧源37を接続し、例えば電圧1V〜4Vの範囲で掃引する(S31)。そして、電圧源/電流計37により、端子AFCの電圧及び端子AFCに流れる電流を計測すると共に、A/Dコンバータ6が変換したデータを取得する(S32)。計測された電圧値及び電流値から抵抗素子17の抵抗値を演算し(S33)、演算結果から抵抗値の補正コードを算出する(S34)。
次に、AFE18が内蔵する差動増幅回路のゲインを補正する(S4)。端子AFCをオープンにした状態で(S41)、テスタ33は、制御ロジック2によりD/Aコンバータ5に制御データを出力させ、オペアンプ16より1.875Vの電圧を出力させる(S42)。また、電圧源/電流計37により、端子AFCに2.5Vの電圧を印加する(S43)。この時、抵抗素子17の端子電圧;A/Dコンバータ6の入力電圧は0.625Vとなる。テスタ33は、この時A/Dコンバータ6が変換したデータを取得し、ステップS34で算出した補正コードを用いて補正した抵抗素子17の抵抗値とから差動増幅回路のゲインを演算し(S44)、演算結果からゲインの補正コードを算出する(S45)。
ここで、A/Fセンサ駆動回路1にA/Fセンサ31を接続する場合、差動増幅回路のゲインは「1.85」に設定するものとする。そして、ステップS42及びS43で抵抗素子17の両端に印加する電位差0.625Vは、以下のように決定される。電位差IN±[V],動作電源電圧Vref,ゲインをGainとすると、
IN±[V]=Vref/2±Vref/2×1/(Gain)×1/2×1/2
右辺第1項は動作電圧の中心、最終項(1/2)は電圧のばらつきによるクランプを回避するため入力電圧範囲を調整する係数で、それらの間の第2項は入力電圧の上下限幅を示す。
Vref=5,Gain=1.85とすると、電位差IN±[V]は、約0.676Vになるが、D/Aコンバータ5の出力電圧及び外部より印加するのが容易な電圧として、近い値で0.625Vを選択した。
また、A/Fセンサ駆動回路1にA/Fセンサ31以外のA/Fセンサを接続する場合、差動増幅回路のゲインは「1.0」に設定するものとする(尚、差動増幅回路はゲインの可変設定が可能となっている)。この時、電位差IN±[V]は1.25Vになる。ゲインが「1.0」の場合のA/Dコンバータ6のオフセット補正と、差動増幅回路のゲイン補正との関係は、図4に示すようになる。A/Dコンバータ6に入力される差電圧の範囲を±2.5Vとして、最大コード値MAXで0Vを中央値として表現すると、オフセット補正後で0Vに対応する値は「MAX/2」であり、1.25V相当値(理想値)は「MAX/4」となる。
しかしながら、実際の差動増幅回路のゲインに誤差があれば、差電圧1.25Vを与えた場合のA/D変換データは、理想値「MAX/4」と差を生じている。そこで、得られたA/D変換データと理想値「MAX/4」との差に応じた変化率(係数)を求め、その変化率をステップS45における補正コードとする。そして、補正値を確認すると(S5)、その補正値を制御ロジック2により記憶装置4に書き込ませて(S6)処理を終了する。
次に、D/Aコンバータ用の補正データを取得する場合について説明する。図5に示すフローチャートは、例として端子AFRに電圧を出力するためのD/Aコンバータ7について補正する場合を示す。A/Fセンサ駆動回路1に電源が投入されると(S11)、先ず電流のソース側についてオフセット補正を行う(S12)。端子AFRをオープンにした状態で(S121)、電圧源/電流計37により端子AFRに2.5Vの電圧を印加する(S122)。
続いて、テスタ33はスイッチ23及び25をオンにして、電圧制御電流源24より端子AFRに流す電流を+1mAとするように、制御ロジック2によりD/Aコンバータ7に制御データを出力させる(S123)。そして、その時に流れる電流値を電圧源/電流計37により実測し、理想値1mAとの差を演算し(S124)、その演算結果からオフセット補正コードを算出する(S125)。
次に、電流のシンク側についてオフセット補正を行う(S13)。ステップS131〜S135は、ステップS121〜S125の処理をシンク側について適用したもので、ステップS133での電流設定値が−1mAとなるだけで、その他は同じ処理である。そして、補正値を確認すると(S14)、その補正値を記憶装置4に書き込ませて(S15)処理を終了する。
以上のようにして、A/Fセンサ駆動回路1の記憶装置4に各補正用のデータが記憶される。そして、A/Fセンサ駆動回路1に例えばA/Fセンサ31が実際に接続されて、A/Fセンサ31が出力するセンサ信号をA/D変換する場合、図6に示すように、電源が投入されると(S51)、制御ロジック2は、記憶装置4から補正データを読み出し(S52)、A/Fセンサ31を駆動してセンサ制御動作を開始する(S53)。そして、A/Fセンサ31が出力するセンサ信号をA/Dコンバータ6がA/D変換したデータを、前記補正データに基づいて補正する(S54)。そして、補正したデータを通信I/F3を介してマイコン32に送信する。
以上のように本実施形態によれば、テスタ33は、オフセット補正データとして、A/Dコンバータ6の期待ゼロ点データ値と、D/Aコンバータ5によりA/Dコンバータ6への差動入力電圧を0Vとした際に得られるA/D変換データ値との差を求め、得られたオフセット補正データをA/Fセンサ駆動回路1の記憶装置4に記憶させる。すなわち、A/Fセンサ駆動回路1にA/Dコンバータ6を内蔵し、当該駆動回路1側でA/Dコンバータ6のオフセットが補正される。
したがって、A/Fセンサ駆動回路1に接続されるマイコン32は、オフセット補正データを得るための処理を一切負担する必要が無く、A/Fセンサ31のセンサ信号について、A/Fセンサ駆動回路1より予め補正されたA/D変換データを取得できる。
また、A/Fセンサ駆動回路1において、A/Dコンバータ6の入力側に差動増幅回路を備え、テスタ33は、ゲイン補正データとして、D/Aコンバータ5により、差動増幅回路への入力電圧を1.25V(所定電圧)とした際に得られるA/D変換データ値が、差動増幅回路に設定されているゲインに応じた期待データ値となるように、期待ゼロ点データ値を基準とする前記ゲインに応じた変化率を求め、そのゲイン補正データを記憶装置4に記憶させる。したがって、A/Fセンサ駆動回路1が差動増幅回路を備える場合に、ゲインの補正も予め駆動回路1側で行われるので、マイコン32の処理負担を削減できる。
また、A/Fセンサ駆動回路1に、D/Aコンバータ7の出力電圧に応じて定電流量が設定される電圧制御電流源24を備え、テスタ33は、制御データをD/Aコンバータ7に入力させて、電圧源/電流計37により計測される電圧制御電流源24の出力電流値と目標駆動電流値との差を求め、前記差に相当する制御データを駆動電流補正用データとして求め記憶装置4に記憶させる。制御ロジック2は、例えばA/Fセンサ31を駆動する際に、駆動電流補正用データを読み出してD/Aコンバータ7に出力する制御データを補正する。したがって、マイコン32は、A/Fセンサ31等を駆動するための駆動電流値についても補正を行う必要がなくなる。
すなわち、A/Fセンサ駆動回路1については、上述のように差動増幅回路のゲイン補正やD/Aコンバータ7により出力される電流値の補正を行う必要がある。したがって、A/Fセンサ駆動回路1にA/Dコンバータ6を搭載してそのオフセット補正も一括して行うことは、特段に作業負担を増加させることにならない。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図7に示すように、第2実施形態のA/Fセンサ駆動回路50は、基準電圧生成回路21を備えている。AFE18の入力端子INP,INMは、切替スイッチ20の可動接点cに接続されている。切替スイッチ20の固定接点aはオペアンプ16の出力端子に接続されており、固定接点bは基準電圧生成回路21の出力端子に接続されている。
図8(a)に示すように、基準電圧生成回路21は、基準電圧発生部51、電圧切替スイッチアレイ52及び入力切替えスイッチアレイ53を備えている。基準電圧発生部51は、5V電源とグランドとの間に接続される分圧抵抗によって、例えば電圧3.125V、2.5V、1.875Vを発生させる。電圧切替スイッチアレイ52は、それぞれ2個1組のアナログスイッチ1h,2h,3hからなり、入力切替えスイッチアレイ53は2個1組のアナログスイッチ0hからなる。
アナログスイッチ0hの一端側は、バッファ54P、54Mの入力端子にそれぞれ接続されており、アナログスイッチ0hの他端側は、アナログスイッチ1h,2h,3hの一端側にそれぞれ接続されている。アナログスイッチ1hの他端側(P,M)と、アナログスイッチ3hの他端側(P)とには、基準電圧発生部51により電圧2.5Vが付与されている。アナログスイッチ2hの他端側(P)には、基準電圧発生部51により電圧3.125Vが付与されている。アナログスイッチ2hの他端側(M)と、アナログスイッチ3hの他端側(M)とには、基準電圧発生部51により電圧1.875Vが付与されている。
図8(b)に示すように、アナログスイッチ0hをオンにした状態でアナログスイッチ1hをオンにすると、バッファ54P、54Mの入力端子P,Mにはそれぞれ2.5Vが与えられるので、両者の差電圧は0Vになる。アナログスイッチ2hをオンにすると、入力端子P,Mにはそれぞれ3.125V,1.875Vが与えられるので差電圧は1.25Vになる。また、アナログスイッチ3hをオンにすると、入力端子P,Mにはそれぞれ2.5V,1.875Vが与えられるので差電圧は0.625Vになる。
以上のように構成される第2実施形態によれば、A/Fセンサ駆動回路50は、基準電圧生成回路21を備えることで、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
A/DコンバータやD/Aコンバータのビット数や各電圧の値等は、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
A/Dコンバータは、差動入力タイプのものに限ることなく、シングルエンド入力タイプのものでも良い。
A/Fセンサ駆動回路は、必ずしも複数の排気ガスセンサが接続可能でなくても良い。
排気ガスセンサを駆動するための構成は、A/D変換データ出力装置と独立していても良い。
図面中、1はA/Fセンサ駆動回路(A/D変換データ出力装置)、2は制御ロジック(補正手段)、3は通信インターフェイス(通信手段)、4は記憶装置(記憶手段)、5はD/Aコンバータ(補正用電圧付与手段)、6はA/Dコンバータ(A/D変換器)、7はD/Aコンバータ(D/A変換器)、17は抵抗素子、18はAFE(差動増幅回路)、24は電圧制御電流源(駆動電流供給回路)、31はA/Fセンサ(排気ガスセンサ)、32はマイクロコンピュータ、33はテスタ(補正装置)、37は電圧源/電流計(電流計測手段)を示す

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気ガスに含まれている気体の状態を検出する排気ガスセンサ(31)が、センサ信号として出力する電流信号を電圧信号に変換する抵抗素子(17)と、
    前記電圧信号をA/D変換するA/D変換器(6)と、
    前記電圧信号に替えて補正用電圧を付与する補正用電圧付与手段(5,21)と、
    前記補正用電圧を前記A/D変換器に付与することで求められた、前記A/D変換器のオフセット補正値が記憶される記憶手段(4)と、
    前記記憶手段より読み出した前記オフセット補正値を用いて、前記A/D変換データのオフセットを補正する補正手段(2)と、
    外部と通信を行う通信手段(4)とを備え、
    前記通信手段を介して、補正されたA/D変換データを外部に出力可能である排気ガスセンサのA/D変換データ出力装置(1,50)と、
    前記A/D変換データ出力装置と前記通信手段を介して通信が可能であり、前記補正用電圧付与手段を制御する補正装置(33)とで構成される排気ガスセンサのA/D変換データ補正システムにおいて、
    前記A/D変換データ出力装置は、入力される制御データをD/A変換した電圧を出力するD/A変換器(7)と、
    前記電圧に応じて、前記排気ガスセンサに駆動電流を供給する駆動電流供給回路(24)とを備え、
    前記補正装置は、
    前記オフセット補正データとして、期待ゼロ点データ値と、前記補正用電圧付与手段により、前記A/D変換器への入力電圧を0Vとした際に得られるA/D変換データ値との差を求め、
    前記オフセット補正データを前記記憶手段に記憶させ
    前記制御データを前記D/A変換器に入力させて、電流計測手段により計測される前記駆動電流供給回路の出力電流値と目標駆動電流値との差を求め、前記差に相当する制御データを駆動電流補正用データとして求めると、前記駆動電流補正用データを前記記憶手段に記憶させ、
    前記補正手段は、前記排気ガスセンサを駆動する際に、前記駆動電流補正用データを読み出して制御データを補正することを特徴とする排気ガスセンサのA/D変換データ補正システム。
  2. 前記A/D変換データ出力装置は、前記電圧信号を増幅して前記A/D変換器に出力する増幅回路(18)を備え、
    前記補正装置は、ゲイン補正データとして、前記補正用電圧付与手段により、前記増幅回路への入力電圧を0V以外の所定電圧とした際に得られるA/D変換データ値が、前記増幅回路に設定されているゲインに応じた期待データ値となるように、前記期待ゼロ点データ値を基準とする前記ゲインに応じた変化率を求めると、前記ゲイン補正データを前記記憶手段に記憶させ、
    前記補正手段は、前記ゲイン補正データを読み出して前記A/D変換データを補正することを特徴とする請求項1記載の排気ガスセンサのA/D変換データ補正システム。
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