JP6314554B2 - 板状物分離装置および板状物分離方法 - Google Patents

板状物分離装置および板状物分離方法 Download PDF

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Description

本発明は、微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体より板状物を一枚ずつ分離する板状物分離装置、および当該板状物分離装置による板状物分離方法の技術に関する。
例えば、イメージセンサー等の光学電子部品用のカバーガラスは、12[mm]角以上の外形寸法、且つ0.3[mm]以上の厚み寸法による所定の製品サイズからなる、小片のガラス板として大量生産され、トレーなどの整列治具上において、所定の間隙を有しつつ整列して収納された後、各種の製造・組立工程へと送られる。
ここで、このような小片の板状物であるガラス板の製造方法としては、以下の方法が知られている。
即ち、ワックス等の樹脂層を介して積層された、複数の大面積のガラス原板からなるガラス原板積層体を、ガラス板の製品サイズに基づき格子状に裁断することによって、複数の角棒状のガラス板積層体を形成する。そして、当該ガラス板積層体にエッチンング処理を施してガラス板間のワックスを除去することによって、個々の小片のガラス板を得るのである。
なお、前記角棒状のガラス板積層体において、積層方向の両端側に位置する二枚のガラス板は、他の複数のガラス板を保護するためのダミーガラス板として設けられ、前記他の複数のガラス板と比較して、肉厚または肉薄に形成されている。
また、これらのダミーガラス板の外側の表面(隣接するガラス板に対向する表面とは反対側の表面)には、エッチンング処理によって無数の微細な凹凸が形成され、荒れた表面となっている。
ところで、このような小片のガラス板の製造方法においては、ワックスの除去に際して、各々のガラス板がばらばらに分離するのを防ぐため、専用の治具を用いる。
具体的には、ワックスを介して所定枚数のガラス板が積層一体化してなる角棒状のガラス板積層体を、所定の個数ごとに集め、適当な間隔を保ってガラス板の整列方向に沿って一直線上に専用の治具に収納する。
その後、治具によりガラス板どうしの間隙を維持した状態でワックスを除去する。
また、ワックスが除去された後、治具内で少なくとも対向する二側面に一対の長尺な粘着テープを貼り付ける。
これにより、ワックスを除去した後には、微小間隙を有しつつ略平行に整列した状態によって、粘着テープで保持された所定枚数のガラス板(つまり、複数のガラス板およびダミーガラス板)からなるガラス板整列体が得られる。
以上のようにして得られたガラス板整列体の状態によって、各ガラス板の端面検査等が行われ、その後、製造・組立工程において、必要に応じて各ガラス板が粘着テープより一枚ずつ分離される。
そして、このような各ガラス板を粘着テープより分離する装置に関する技術が、特許文献1によって開示されている。
即ち、前記特許文献1においては、例えば、角棒状の板状物整列体(ガラス板整列体)を略鉛直に保持し、最上段の板状物(ガラス板)から順番に、一対の粘着テープより分離していく板状物分離装置であって、最上段の板状物(ガラス板)の対向二辺の両端面を、弾性を利用して挟持して板状物整列方向に移送する仮保持部材(ゴムローラ)を具備し、この仮保持部材(ゴムローラ)の動きに伴って板状物整列体(ガラス板整列体)の最上段から一枚ずつ分離するとともに、分離した板状物(ガラス板)を板状物整列方向に真空吸引して保持する吸着部材に受け渡すように構成する、板状物分離装置についての技術が開示されている。
特開2006−199502号公報
前記特許文献1による板状物分離装置によれば、一対の粘着テープによって固定保持された、複数のガラス板からなるガラス板整列体において、粘着テープを剥離しつつ、各ガラス板を一枚ずつ確実に分離することが可能であると思われる。
しかしながら、前述した吸着部材は、ガラス板の板面を真空吸着することによって、ガラス板を保持する構成となっており、例えば、エッチング処理後のダミーガラス板のような、無数の微細な凹凸が形成された荒れた表面のものについては、シール不良によってリークが発生し、確実に保持しきれない場合があった。
その結果、複数のダミーガラス板を含むガラス板整列体においては、吸着部材によるガラス板の吸着不良が頻繁に発生し、板状物分離装置の稼働率が低下する可能性があった。
また、オペレーターにとっては、ガラス板の吸着不良の復旧作業に手間をとられ、作業負担が増加する懸念があった。
本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体から、前記板状物を一枚ずつ分離する板状物分離装置および板状物分離方法であって、例えば、前記板状物として、表面の荒れたダミーガラス板などを含む場合においても、稼働率の低下や、オペレーターの作業負担の増加を引き起こすことなく、確実に板状物整列体より板状物を分離することが可能な板状物分離装置および板状物分離方法を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明の板状物分離装置は、微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体から、前記板状物を一枚ずつ分離する板状物分離装置であって、前記複数の板状物は、第1の種類の板状物および第2の種類の板状物を含み、前記板状物整列体の整列方向の先頭に位置する前記板状物を挟持して、前記整列方向に移送する移送手段と、前記先頭の板状物の種類を判別する判別手段と、前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第1の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を吸着して、当該板状物を板状物整列体より分離する分離手段と、前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第2の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を、前記分離手段によって吸着することなく回収する回収手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の板状物分離装置は、前記回収手段によって回収される直前の前記先頭の板状物に対して、圧縮エアを噴出するエアノズルを備えることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、前工程において除去しきれなかったワックスを介して、移送手段に板状物が付着した場合においても、圧縮エアを吹き付けることによって、板状物を確実に移送手段より分離して落下させることができる。
また、本発明の板状物分離装置は、前記移送手段は、前記板状物を所定の送り量で間欠的に移動させ、前記送り量は、板状物整列体を構成する複数の板状物の微小間隙に比べて短く設定されており、前記移送手段より前記先頭の板状物が回収されるまでに、前記先頭の板状物に対する前記移送手段の移送動作と、前記判別手段の判別動作とが交互に繰り返されることが好ましい。
このような構成によれば、微小間隙以上の移送距離をもって、一気に板状物を移送させるような場合と比べて、板状物の誤った吸着や回収を抑制できる。具体的には、第2の種類の板状物とともに第1の種類の板状物まで回収されることを極力防止することができる。また、第2の種類の板状物の次に並んでいる第1の種類の板状物が飛び出しすぎて分離手段と接触し、次の板状物との間隙を縮めてしまい、正常な種別判定、分離および回収が困難になるといった不具合を極力防止することができる。
また、本発明の板状物分離装置は、前記判別手段が、画像処理カメラおよび画像処理装置によって構成されることが好ましい。
このような構成によれば、先頭の板状物の配置位置のバラツキに影響されることなく、確実に当該板状物の種類を判定することができる。
一方、本発明の板状物分離方法は、微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体から、前記板状物を一枚ずつ分離する板状物分離方法であって、前記複数の板状物は、第1の種類の板状物および第2の種類の板状物を含み、前記板状物整列体の整列方向の先頭に位置する前記板状物の種類を、判別手段によって判定し、前記判別手段によって判定された前記板状物を、移送手段によって挟持して前記整列方向に移送し、前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第1の種類の板状物であった場合、分離手段によって、前記先頭の板状物を吸着して、当該板状物を板状物整列体より分離し、前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第2の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を、前記分離手段によって吸着することなく回収することを特徴とする。
本発明の板状物分離装置および板状物分離方法によれば、板状物整列体を構成する複数の板状物として、例えば、表面の荒れたダミーガラス板などを含む場合においても、分離手段によってダミーガラス板を吸着保持することがないため、ダミーガラス板の吸着不良は発生せず、稼働率の低下や、オペレーターの作業負担の増加を引き起こすことなく、確実に板状物整列体より板状物を分離することができる。
本発明の一実施形態に係る板状物分離装置の全体的な構成を示した側面図。 本発明の一実施形態に係る板状物分離装置の全体的な構成を示した平面図。 本発明の一実施形態に係る板状物分離装置の全体的な構成を示した正面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
[板状物分離装置1]
先ず、本発明を具現化する板状物分離装置1の構成について、図1、図2、および図3を用いて説明する。
なお、以下の説明においては便宜上、図1および図3の上下方向を板状物分離装置1の上下方向と規定して記述する。
また、図1および図2においては、矢印Aの方向を板状物整列体100の移送方向と規定して記述する。
本実施形態における板状物分離装置1は、図1に示すように、例えばガラス板整列体に構成される板状物整列体100から、複数の板状物101・101・・・を、一枚ずつ分離するための装置である。
ここで、板状物整列体100は、複数の矩形状の板状物101・101・・・により構成される。
また、板状物整列体100は、複数種類の板状物101が混在整列して構成されている。例えば、本実施形態においては、第一の板状物であるガラス板101A、または第一の板状物とは異なる種類の第二の板状物であるダミーガラス板101Bにより構成される。
ガラス板101Aは、例えばイメージセンサー等の光学電子機器のカバーガラスとして用いられる矩形状の板状物であって、12[mm]角以上の外形寸法、且つ0.3[mm]以上の厚み寸法からなる所定の製品サイズに形成される。
また、ダミーガラス板101Bは、ガラス板101Aを保護するための矩形状の板状物であって、ガラス板101Aと同程度の外形寸法、且つガラス板101Aと比較して肉厚または肉薄である所定の外形サイズに形成される。
そして、複数のガラス板101A・101A・・・を、微小間隙gを有しつつ略平行に整列させるとともに、これらのガラス板101A・101A・・・の整列方向の両端側に、二枚のダミーガラス板101B・101Bを、ガラス板101Aに対して微小間隙gを有しつつ各々略平行に整列させることにより、単位ガラス板整列体100aが構築される。
また、これらの複数の単位ガラス板整列体100a・100a・・・は、前記整列方向に沿って、微小間隙gを有しつつ互いに一直線状に配設される。
こうして、微小間隙gを有しつつ略平行に整列して保持された、複数のガラス板101A・101A・・・およびダミーガラス板101B・101B・・・からなる、一本の長い角棒状の板状物整列体100が構築される。
ところで、板状物整列体100の対向する二側面上においては、例えばUVテープ等からなる一対の粘着テープ102・102が、複数の板状物101・101・・・の整列方向に沿って各々貼着されており、これらの板状物101・101・・・の整列姿勢が保持されている。
以上のような構成からなる板状物整列体100は、板状物分離装置1の装置内において、一対の粘着テープ102・102を上下両側に向けつつ、複数の板状物101・101・・・の整列方向を前方(図1中における矢印Aの方向)に向けて配設される。つまり、板状物整列体100は、板状物分離装置1の装置内において、前方に延出するようにして配設される。
そして、各々の板状物101・101・・・は、板状物分離装置1によって、板状物整列体100より前方に向かって一枚ずつ分離される。
なお、板状物整列体100は、本実施形態に示されるようなガラス板整列体に限定されるものではなく、例えば、セラミックや他の材質などからなる複数の矩形状の板状物101・101・・・によって構成された、他のブロック構造体であってもよい。
板状物分離装置1は、主に、移送手段10、剥離手段20、分離手段30、回収手段40、および判別手段50などにより構成される。
移送手段10は、板状物整列体100の整列方向の先頭、つまり最前端側に位置する板状物101から順に、当該板状物101の対向二辺(本実施形態においては、左右両辺)の両端面を一時的に挟持して、前記整列方向(前方)に移送するためのものである。
移送手段10は、図2に示すように、例えば本実施形態においては、一対の送りローラー11・11などにより構成される。
送りローラー11は、ゴムや樹脂などの弾性部材によって構成される。
そして、一対の送りローラー11・11は、軸心方向を上下方向としつつ、左右方向(平面視にて、板状物整列体100の整列方向との直交方向)に互いに対向して配設される。この際、各々の送りローラー11・11の外周面における離間距離は、板状物101の幅寸法(左右方向の外形寸法)と同程度となっている。
また、平面視において、一対の送りローラー11・11は、互いの軸心を通る中心線Lc上に、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101が位置するように配設される。
そして、各送りローラー11には、例えばステッピングモータ等の図示せぬ駆動機構部が備えられ、該駆動機構部によって、一対の送りローラー11・11が、各々軸心を中心にして互いに相反する方向に回転するようになっている。
具体的には、板状物整列体100の右側に位置する送りローラー11Rは、平面視にて時計回り方向(矢印X1の方向)に、また、左側に位置する送りローラー11Lは、平面視にて反時計回り方向(矢印X2の方向)に回転するようになっている。
このような構成からなる一対の送りローラー11・11によって、板状物101は、板状物整列体100の最前端側に位置するものより順に、左右両辺の両端面を一時的に挟持されて保持され、前方へと繰り出されて移送される。
なお、移送手段10の構成については、本実施形態のような一対の送りローラー11・11に限定されるものではなく、例えば、一対の無端ゴムベルト等であってもよい。
次に、剥離手段20について説明する。
剥離手段20は、板状物整列体100を前後方向に延出する姿勢にて保持するとともに、一対の粘着テープ102・102を板状物整列体100の前端部で後方に折り返して、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101より順に、粘着テープ102・102を剥離していくためのものである。
剥離手段20は、図1に示すように、一対の剥離部材21・21や引出装置22・22などにより構成される。
剥離部材21は、例えば、前方に向かって徐々に断面積が縮小する楔形状に形成された本体部21a、本体部21aの前端面より常に前方に向かって付勢される側面視略半円形状の突片部21b、および本体部21aの一側面(より具体的には、粘着テープ102と当接する側の側面)と同一平面上に後方に向かって延出する帯状のガイド部21cなどにより構成される。
また、各剥離部材21には、図示せぬアクチュエーターが備えられ、前後方向に移動して、突片部21bの配置位置を微調整可能な構成となっている。
そして、一対の剥離部材21・21は、前後方向に延出する板状物整列体100の上側面および下側面において、貼着された一対の粘着テープ102・102に沿って各々配設される。
この際、各剥離部材21は、本体部21aおよびガイド部21cの一側面が、粘着テープ102を介在させつつ、板状物整列体100の下側面は当接され、上側面は僅かな間隙を持って配設される。
ところで、各剥離部材21において、粘着テープ102の前端部は、突片部21bを支点として屈曲されて、後方に折り返されている。
これにより、粘着テープ102は、突片部21bより前側の領域(以下、「折返し部」と記載する)において、板状物整列体100より剥離される。
なお、剥離部材21の突片部21bの前端は、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101近傍の所定位置に配置され、後述するように、移送手段10によって、最前端側の板状物101が前方へと繰り出されるタイミングにあわせて、当該板状物101より剥離されるようになっている。
引出装置22は、例えば本実施形態においては、チャッキング機構等により構成され、各剥離部材21の近傍において、図示せぬアクチュエーターを介して、前後方向に移動可能に備えられる。
そして、これらの一対の引出装置22・22は、一対の粘着テープ102・102の折返し部をそれぞれ挟持し、送りローラーによってガラス整列体が前進する際に、後方に向かって移動するようになっている。
これにより、一対の粘着テープ102・102は、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101より順に、各々剥離される。
なお、引出装置22の構成については、本実施形態のようなチャッキング機構に限定されるものではなく、例えば、一対のローラー等によって構成し、これらのローラーによって、粘着テープ102の折返し部を挟持して、後方に繰り出すこととしてもよい。
次に、分離手段30について説明する。
分離手段30は、後述する判別手段50によって、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101が、ガラス板101Aであると判断された場合、移送手段10によって移送されてきた当該ガラス板101Aを吸着保持することにより受け取って、当該ガラス板101Aを板状物整列体100より分離するためのものである。
分離手段30は、複数(例えば、本実施形態においては四個)の吸着部材31・31・・・や、これらの吸着部材31・31・・・の配置位置を変更する旋回機構部32などにより構成される。
吸着部材31は、角型真空吸着ノズルとして構成され、板状物101(ガラス板101A)の分離作業を行う際、板状物整列体100との対向側、且つ前側の所定位置(以下、適宜「吸着位置P1」と記載する)に配置される。
吸着部材31は、吸着位置P1に配置された状態において、後端面(板状物整列体100側の端面)が、板状物101(ガラス板101A)の製品サイズと同程度の外形サイズからなる矩形状に形成される。
また、吸着部材31の後端面において、四辺の周縁部を除く中央部には、矩形状の凹面31aが形成されるとともに、凹面31aの周縁部のみでガラス板に接触する構造となっており、凹面31aの中央部に真空吸引穴31bが形成される。
そして、複数の吸着部材31・31・・・には、図示せぬアクチュエーター等が各々備えられ、吸着位置P1において、各吸着部材31は、前後方向に移動可能、即ち、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101(ガラス板101A)に対して、近接・離間可能に構成されている。
このような構成からなる吸着部材31によって、板状物101(ガラス板101A)の板面(前面)が吸着保持される。
この際、吸着される板状物101(ガラス板101A)は、その前面(吸着部材31側の面)の周縁部、即ち、前述の四辺の周縁部のみが吸着部材31に接触し、前記周縁部を除く中央部、即ち、前述の凹面31aに面した矩形状の中央部は吸着部材31と接触しないようになっている。
なお、吸着部材31によって吸着された板状物101(ガラス板101A)において、凹面31aの周縁部の幅寸法は、0.5[mm]程度に設定されており、前記周縁部を利用して、板状物101(ガラス板101A)は、例えば、光学電子機器の投受光窓に取付けられる。
一方、板状物101(ガラス板101A)の凹面31aに面した中央部は、光学電子機器の投受光路を構成するために高品質(透光性など)が要求される。
この点、前述したように、本実施形態においては、最前端側の板状物101(ガラス板101A)の前面の周縁部のみを、吸着部材31によって吸着することで、前面の中央部の高品質を保障可能な構成となっている。
また、最前端側の板状物101(ガラス板101A)の後面は、後続の板状物101と微小間隙gをもって平行に対向しており、当該微小間隙gを縮めることなく、最前端側の板状物101(ガラス板101A)が、安定した垂直姿勢のまま吸着部材31で吸着されて前方に移動するので、後面の中央部の品質も保障されて、板状物101(ガラス板101A)が高品質のまま粘着テープ11から分離される。
旋回機構部32は、板状物整列体100の前方において、例えば、回転軸心方向を左右方向とする図示せぬターンテーブルを備え、該ターンテーブルの周縁部において、複数の吸着部材31・31・・・が、90[°]の位相差からなる配列ピッチによって、それぞれ前述した凹面31aおよび真空吸引穴31bを法線方向に向けて配置されている。
旋回機構部32のターンテーブル(図示せず)は、吸着部材31の配列ピッチ(90[°])に基づき間欠回転して、複数の吸着部材31・31・・・を、所定の吸着位置P1に順に間欠送りする構成となっている。
また、前記ターンテーブルの周辺において、例えば、吸着位置P1に対して、180[°]反対側の位置には、吸着部材31によって吸着された板状物101を、図示せぬ製品トレー等に受け渡すための所定位置(以下、適宜「受渡位置P2」と記載する)が配置される。
そして、吸着位置P1において、吸着部材31による板状物101の吸着作業が終了すると、旋回機構部32のターンテーブルは間欠回転する。
これにより、板状物101を吸着した吸着部材31は、受渡位置P2に向かって90[°]移動される一方、板状物101を未だ吸着していない新たな吸着部材31が、吸着位置P1にセット(配置)される。
こうして、複数の吸着部材31・31・・・は、旋回機構部32によって、逐次、吸着位置P1に搬送されて、板状物101の吸着作業を行い、その後、受渡位置P2に向かって搬送される構成となっている。
次に、回収手段40について説明する。
回収手段40は、後述する判別手段50によって、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101が、予め定められた所定の種類の板状物であると判断された場合、例えばダミーガラス板101Bであると判断された場合、移送手段10によって移送された当該板状物101(ダミーガラス板101B)を、分離手段30によって吸着保持することなく、移送手段10より落下させて回収し、廃棄するためのものである。
回収手段40は、シュート41やエアノズル42により構成される。
シュート41は、板状物整列体100の直下において、その前端部が、板状物整列体100の最前端に比べて、やや前方に位置するように配設される。
また、エアノズル42は、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101に対して、斜め後上方より斜め前下方に向かって、圧縮エアZを噴出可能に配設される。
より具体的には、エアノズル42は、移送手段10より落下して回収される直前の最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)に対して、圧縮エアZを噴出可能に配設される。
そして、後述する判別手段50によって、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101が、ダミーガラス板101Bであると判断されると、移送手段10によって、板状物101(ダミーガラス板101B)は、前方へと繰り出されて移送される。
また、これと同時に、最前端側に位置する板状物101(ダミーガラス板101B)に向かって、圧縮エアZが、エアノズル42より噴出される。
こうして、板状物101(ダミーガラス板101B)は、移送手段10より放たれて落下し、シュート41によって回収されて、図示せぬ廃棄エリアに送られる。
なお、本実施形態においては、回収手段40にエアノズル42が備えられているが、これに限定されることはなく、例えば、移送手段10によって前方へと移送するのみによって、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101を、板状物整列体100より分離させ、その後、移送手段10より落下させて、シュート41によって回収する構成としてもよい。
但し、例えば、前工程において除去しきれなかったワックスにより、送りローラー11に板状物101が付着する等の理由により、板状物101の自重のみによって、移送手段10より完全に落下しきれない場合などにおいては、エアノズル42より噴出される圧縮エアZによって、移送手段10より板状物101を確実に落下させて、シュート41によって回収することができるため、より好ましい。
次に、判別手段50について説明する。
判別手段50は、移送手段10によって移送される前の、最前端側に位置する板状物101の種類が、何れの種類であるか、即ちガラス板101Aまたはダミーガラス板101Bの何れであるかを判別するためのものである。
判別手段50は、例えば、図3に示すように、板状物整列体100の前端部近傍、且つ一側部(例えば、本実施形態においては右側)近傍に配置される画像処理カメラ51、および画像処理装置52などにより構成される。
そして、図1に示すように、画像処理カメラ51は、常に、板状物整列体100の前端側に位置する、複数(例えば、本実施形態においては十枚)の板状物101・101・・・を、同時に撮像するように設定されている。
こうして、画像処理カメラ51によって撮像された画像データーは、画像処理装置52に送られて演算処理され、当該演算処理の結果に基づき、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101が、ガラス板101Aまたはダミーガラス板101Bの何れであるかが判断される。
なお、この際の板状物101の種類(ガラス板101Aまたはダミーガラス板)を判断するための演算方法としては、例えば、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101の厚みを、他の前端側の板状物101と比較する方法が用いられる。
ところで、判別手段50の構成については、本実施形態に示されるような、画像処理カメラ51および画像処理装置52からなるものに限定されず、例えば、光電センサー等を用いて、最前端側の板状物101の厚みを、他の板状物101と比較したり、または、各板状物101の平面部に予め光を照射し、変位センサー等を用いて、最前端側の板状物101の光の反射率を、他の板状物101と比較したりすることとしてもよい。
但し、このような光電センサーや変位センサーなどによって、判別手段50が構成される場合、例えば、板状物101の配置位置のバラツキが影響して、最前端側の板状物101の種類を誤って判断される可能性もあり、このようなことから、具体的な画像データーに基づいて、最前端側の板状物101の種類を判断することが可能な、画像処理カメラ51、および画像処理装置52によって、判別手段50が構成されることがより好ましい。
また、判別の対象は板状物の厚み寸法に限定されず、例えば板状物の方向、姿勢、形状、色、付着物の有無等、判別可能なものであれば、あらゆるものに適用できる。
[板状物分離方法]
次に、前述した板状物分離装置1による板状物分離方法について、図1を用いて説明する。
先ず始めに、前工程において、複数の微小間隙g・g・・・内にワックスが充填された単位ガラス板整列体100aごとに、エッチング処理が施される。
単位ガラス板整列体100aを構成する複数の板状物101・101・・・は、微小間隙gを有しつつ、互いに略平行に整列された状態となる。
なお、単位ガラス板整列体100aの両側端部に位置する二枚の板状物101・101、即ちダミーガラス板101B・101Bにおいては、外側の表面(隣接するガラス板101Aとの対向面とは反対側の表面)が、単位ガラス板整列体100aに施されるエッチング処理によって、無数の微細な凹凸が形成された荒れた表面となっている。
微小間隙g・g・・・内のワックスが除去された、複数の単位ガラス板整列体100a・100a・・・は、板状物101・101・・・の整列方向に沿って一直線状に配置され、一対の粘着テープ102・102によって保持される。
こうして、板状物整列体100が形成され、前工程は終了する。
前工程において形成された板状物整列体100は、各板状物101(より具体的には、ガラス板101A)の端面についての目視検査等が行われた後、板状物分離装置1の装置内にセットされる。
具体的には、板状物整列体100は、吸着位置P1に配置された吸着部材31との対向側、且つ後側において、一対の粘着テープ102・102が貼着された二側面を上下方向としつつ、複数の板状物101・101・・・の整列方向が前後方向となるようにして配置される。
この際、一対の粘着テープ102・102の前端部は、板状物整列体100の前端部より、各々延出した状態となっている。
そして、板状物整列体100の上下両側面には、一対の剥離部材21・21が、突片部21b・21bの前端を、最前端側の板状物101近傍の所定位置に位置するようにして、各々密接して配置される。
この際、一対の粘着テープ102・102の前端部は、引出装置22・22によって挟持され、突片部21b・21bを支点として屈曲され、後方に折り返される。
また、板状物整列体100の左右両側面の前端部には、一対の送りローラー11・11が当接され、板状物整列体100の最前端側に位置する板状物101は、一対の送りローラー11・11によって、一時的に挟持(保持)される。
こうして、板状物分離装置1の装置内において、板状物整列体100がセットされた後に、各板状物101の分離動作が開始される。
板状物整列体100からの各板状物101の分離動作としては、先ず始めに、判別手段50において、画像処理カメラ51によって撮像された画像データーに基づき、画像処理装置52によって演算処理を実行し、最前端側の板状物101の種類(ガラス板101Aまたはダミーガラス板101B)を判断する。
判別手段50による判断の結果、例えば、最前端側の板状物101がダミーガラス板101Bであるとされた場合、移送手段10における一対の送りローラー11・11は、直ちに作動し、当該板状物101(ダミーガラス板101B)を、所定の移送距離sだけ前方に繰り出し、移送する。
一方、最前端側の板状物101がダミーガラス板101Bであると判断された場合、送りローラーが動作するタイミングと同期して、エアノズル42より圧縮エアZを噴出する。
ここで、本実施形態においては、圧縮エアZの噴出タイミングとして、連続的ではなく、送りローラーの動作と同期して断続的に行うこととしており、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)の後方に位置する、他の複数の板状物101・101・・・の配置姿勢が、極力乱されないような構成となっている。
移送手段10によって、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)が、所定の移送距離sだけ前方に移送されると、判別手段50によって、再び当該板状物101(ダミーガラス板101B)の種類を判断する。
その後、移送手段10によって、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)を、さらに所定の移送距離sだけ前方に移送する。
こうして、判別手段50による判断動作、および移送手段10による移送動作が、交互に繰り返される。
そして、所定回数目の移送手段10による移送動作によって、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)は、移送手段10より落下し、回収手段40のシュート41を介して、図示せぬ廃棄エリアへと送られる。
ところで、前記移送距離sについては、最前端側の板状物101が、ガラス板101Aであると判定された場合においても、同程度に設定されている。
また、このように、移送手段10によって、一度に板状物101を移送する移送距離sは、板状物整列体100を構成する複数の板状物101・101・・・間の微小間隙gに比べて短く(s<g)設定されているが、これは、以下の理由による。
即ち、本実施形態においては、最先端側の板状物101が、板状物整列体100より分離するまでに、移送手段10による複数回の移送動作を繰り返す必要がある。
例えば、最前端側の板状物101が、ダミーガラス板101Bであると判定された場合、移送手段10より最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)が落下して回収されるまでに、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)に対する移送手段10の移送動作と、判別手段50の判別動作とが交互に繰り返されることとなる。
このような構成とすることで、例えば、微小間隙g以上の移送距離をもって、一気に最先端側の板状物101を移送させるような場合と比べて、回収したいダミーガラスとともに製品ガラスを落下させることを極力防止することができる。そのうえ、ダミーガラスの次の製品ガラスが飛び出しすぎて分離装置が接近したときに接触し、背後の間隙gを縮めてしまうことを極力防止することができる。また、次に控える板状物101がガラス板101Aである場合においては、当該板状物101(ガラス板101A)を伴い前方へと移送しすぎて、分離手段30の吸着部材31と干渉するのを極力防止することができる。
所定回数目の移送手段10による移送動作の終了後、判別手段50によって、新たな最前端側の板状物101(即ち、板状物整列体100より分離した、当該板状物101(ダミーガラス板101B)に対して、後方に隣接して配置されていた板状物101)の板状物101の種類を判断する。
判別手段50による判断の結果、例えば、最前端側の板状物101がガラス板101Aであるとされた場合、分離手段30が真空吸着を作動させるとともに、最前端の板状物101に接近した位置に移動する。
分離手段30が接近した状態で、最前端の板状物101を移送手段10によって所定の移送距離sだけ前方に移送し、図示されない真空吸着検出機構により分離手段への吸着状態を判断する。このとき、吸着が確認されなければ移送手段10により再度移送距離sだけ移送する動作を行う。
こうして、真空吸着検出機構による判断動作、および移送手段10による移送動作が、交互に繰り返される。
そして、所定回数目の移送手段10による移送動作によって、最前端側の板状物101(ガラス板101A)は、移送手段10より放たれる。
また、最前端側の板状物101(ガラス板101A)が、移送手段10より放たれると、分離手段30における、吸着位置P1に位置する吸着部材31が、当該板状物101(ガラス板101A)を真空吸着し、真空吸着機構が吸着したことを判断する。
板状物101(ガラス板101A)を真空吸着すると、吸着位置P1に位置する吸着部材31は、前方に(送りローラーから離れる方向に)移動する。
その後、旋回機構部32によって、当該吸着部材31は、板状物101(ガラス板101A)とともに、受渡位置P2に向かって間欠送りされる。
また、これにともなって、板状物101を未だ吸着していない新たな吸着部材31が、吸着位置P1に配置される。
旋回機構部32による吸着部材31の間欠送りの終了後、判別手段50によって、再び、新たな最前端側の板状物101(即ち、吸着部材31によって真空吸着された、当該板状物101(ガラス板101A)に対して、後方に隣接して配置されていた板状物101)の板状物101の種類を判断する。
判別手段50による判断の結果、例えば、最前端側の板状物101がガラス板101Aであるとされた場合、移送手段10によって、最前端側の板状物101(ガラス板101A)を、所定の移送距離sだけ前方に移送する。
その後、前述したように、判別手段50による判断動作、および移送手段10による移送動作が、交互に繰り返され、所定回数目の移送手段10による移送動作によって、最前端側の板状物101(ガラス板101A)は、移送手段10より放たれた後、吸着部材31によって真空吸着され、受渡位置P2に向かって間欠送りされる。
また、吸着部材31によって受渡位置P2へと送られた板状物101(ガラス板101A)は、例えば、洗浄用のバスケット等に投入されて、次工程へと搬送される。
一方、判別手段50による判断の結果、例えば、最前端側の板状物101がダミーガラス板101Bであるとされた場合、移送手段10によって、最前端側の板状物101(ガラス板101B)を、所定の移送距離sだけ前方に移送する一方、エアノズル42より、圧縮エアZの噴出が開始する。
その後、前述したように、判別手段50による判断動作、および移送手段10による移送動作が、交互に繰り返され、所定回数目の移送手段10による移送動作によって、最前端側の板状物101(ダミーガラス板101B)は、移送手段10より放たれて落下し、回収手段40のシュート41によって回収されて、図示せぬ廃棄エリアへと送られる。
このように、本実施形態においては、判別手段50による判断動作、および移送手段10による移送動作が繰り返し行われ、最先端側の板状物101が、ガラス板101Aであるとされた場合にのみ、板状物101(ガラス板101A)は、分離手段30の吸着部材31によって真空吸着される一方、最先端側の板状物101が、ダミーガラス板101Bであるとされた場合には、板状物101(ダミーガラス板101B)は、吸着部材31によって真空吸着されることなく、回収手段40のシュート41に落下して回収される。
そして、板状物整列体100を構成する複数の板状物101・101・・・の全てが、当該板状物整列体100より分離することにより、板状物分離装置1による、各板状物101の分離動作が終了する。
1 板状物分離装置
10 移送手段
30 分離手段
42 エアノズル
50 判別手段
51 画像処理カメラ
52 画像処理装置
100 板状物整列体
101 板状物
101A ガラス板(第一の板状物)
101B ダミーガラス板(第二の板状物)
g 微小間隙
s 移送距離
Z 圧縮エア

Claims (5)

  1. 微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体から、前記板状物を一枚ずつ分離する板状物分離装置であって、
    前記複数の板状物は、第1の種類の板状物および第2の種類の板状物を含み、
    前記板状物整列体の整列方向の先頭に位置する前記板状物を挟持して、前記整列方向に移送する移送手段と、
    前記先頭の板状物の種類を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第1の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を吸着して、当該板状物を板状物整列体より分離する分離手段と、
    前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第2の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を、前記分離手段によって吸着することなく回収する回収手段とを備える、
    ことを特徴とする板状物分離装置。
  2. 前記回収手段によって回収される直前の前記先頭の板状物に対して、圧縮エアを噴出するエアノズルを備える、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の板状物分離装置。
  3. 前記移送手段は、前記板状物を所定の送り量で間欠的に移動させ、
    前記送り量は、板状物整列体を構成する複数の板状物の微小間隙に比べて短く設定されており、
    前記移送手段より前記先頭の板状物が回収されるまでに、前記先頭の板状物に対する前記移送手段の移送動作と、前記判別手段の判別動作とが交互に繰り返される、
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の板状物分離装置。
  4. 前記判別手段は、画像処理カメラおよび画像処理装置によって構成される、
    ことを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の板状物分離装置。
  5. 微小間隙を有しつつ略平行に整列して保持された、複数の板状物からなる板状物整列体から、前記板状物を一枚ずつ分離する板状物分離方法であって、
    前記複数の板状物は、第1の種類の板状物および第2の種類の板状物を含み、
    前記板状物整列体の整列方向の先頭に位置する前記板状物の種類を、判別手段によって判定し、
    前記判別手段によって判定された前記板状物を、移送手段によって挟持して前記整列方向に移送し、
    前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第1の種類の板状物であった場合、分離手段によって、前記先頭の板状物を吸着して、当該板状物を板状物整列体より分離し、
    前記判別手段の判定の結果、前記先頭の板状物が、予め定められた第2の種類の板状物であった場合、前記先頭の板状物を、前記分離手段によって吸着することなく回収する、
    ことを特徴とする板状物分離方法。
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