JP6313947B2 - 複数内容物の吐出容器および複数内容物の吐出容器の製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献1の吐出容器は、容器本体と、その内部に収容されるシリンダと、そのシリンダ内を上下3つの空間に分けるように設けられる上下2つのピストンと、容器本体及びシリンダの開口部に取り付けられ、シリンダ内の上2つの空間と連通するエアゾールバルブとを備えている。そして、2つのピストンによって区画される上2つの収容部に2種類の内容物を収容し、下の空間に加圧剤が充填される。なお、下の空間は、容器本体とシリンダとの間の空間と連通している。この吐出容器のエアゾールバルブを開放することにより、2つのピストンが加圧剤の圧力により共に上方のエアゾールバルブ側に移動して、2つの内容物をエアゾールバルブより吐出する。
特許文献2の吐出容器は、容器本体と、その内部に収容され、隔壁部材によって2つの区画された内袋と、容器本体及び内袋の開口部に取り付けられ、内袋内の2つの収容部と連通するエアゾールバルブとを備えている。そして、内袋内の2つの収容部に2種類の内容物を収容し、容器本体と内袋との間の空間に加圧剤を充填している。この吐出容器のエアゾールバルブを開放することにより、加圧剤の圧力により内袋を収縮させられ、2つの内容物がエアゾールバルブより吐出する。
本発明は、複数の収容部内にそれぞれ内容物とガス(噴射剤)とを共存させることができる、新しい構造の複数内容物の吐出容器を提供することを目的としている。
本発明の吐出容器であって、容器本体内に1つの隔壁部材が設けられており、前記収容部が上下2つ形成されているものが好ましい。その場合、バルブがバルブ内と下の空間とを連通する連通部材を備えており、隔壁部材が連通部材を装着する中心孔を備えているのが好ましい。
本発明の吐出容器であって、容器本体の開口部の内径が前記環状リブの内径ないし隔壁部材の外径より小さいものが好ましい。
このような製造方法であって、前記第2工程が、前記筒容器に半径方向内側に突出させた第1環状リブを形成し、前記隔壁部材を、第1環状リブに載置することにより、筒容器内で保持させる工程であり、前記第3工程が、前記筒容器に、前記隔壁部材を第1環状リブと挟持するように、半径方向内側に突出させた第2環状リブを形成する工程であるのが好ましい。
さらに前記隔壁部材が円板状で外周面に環状凹部を有するとともに、その環状凹部にOリングが装着されており、前記Oリングが環状リブの内面ないし環状リブの間の内面によって押圧されて弾性変形しているため、隔壁部材によって区画された収容部同士のシール性が高く、組み立てやすい。
本発明の吐出容器であって、容器本体の開口部の内径が前記環状リブの内径ないし隔壁部材の外径より小さい場合、様々な形状の容器本体に採用することができる。
本発明の製造方法であって、前記第2工程が前記筒容器に半径方向内側に突出させた第1環状リブを形成し、前記隔壁部材を、第1環状リブに載置することにより、筒容器内で保持させる工程であり、前記第3工程が前記筒容器に前記隔壁部材を第1環状リブと挟持するように半径方向内側に突出させた第2環状リブを形成する工程である場合、隔壁部材の固定を一層確実にすることができる。
このエアゾール容器10の上収容部13aに、第1の内容物および噴射剤が充填され、下収容部13bに、第2の内容物および噴射剤が充填されて倒立噴射型のエアゾール製品(吐出製品)となる。
なお、容器本体の開口部内径(ビード部11cの内径)は、胴部の環状リブ15の内径より小さく構成されている。容器本体の開口部内径は、15〜30mm、特に20〜28
mmとし、容器本体の胴部の内径は、20〜70mm、特に、30〜60mmとするのが好ましい。そして、環状リブ15の内径は、胴部11aの内径より内側に0.2〜3mm、特に0.3〜2mm突出させる、あるいは、胴部11aの内径に対して0.85〜0.99倍、特に0.9〜0.98倍となるように構成するのが好ましい。ただし、図8のように胴部にくびれ部を設け、環状リブをくびれ部に設けてもよい。この場合、前述の環状リブの内径と胴部の内径との関係は、環状リブの内径とくびれ部の内径との関係に置き換えることができる。
この容器本体11は、たとえば、アルミニウムなどの金属円盤をインパクト加工および/または絞りしごき加工により有底筒状に成形し、または金属カップを絞りしごき加工により有底筒状に形成し、内面に合成樹脂コートを設ける(筒容器)。ついで、胴部に環状リブ15を形成する。その後、その胴部上端にネッキング加工を施して肩部を形成し、首部上端にカーリング加工を施してビード11cを形成して成形される。なお、肩部11bと、ビード部11cの間に、円筒状の首部を設けてもよい。
この隔壁部材12は、環状リブ15の上リブ15aと下リブ15cで挟持されて、容器本体11内に固定される。また、中リブ15bは、円筒面12cと当接、あるいは、円筒面12cを変形させるようにして係合する。そして、Oリング20が容器本体11の環状リブ15の間の内面(傾斜面)16aによって押圧され、弾性変形される。このOリング20によって、上下収容部13a、13bの間がシールされる。
図2bの構造は、1本のOリング20を備えた隔壁部材12と、2本のリブ(上リブ15a及び下リブ15c)からなる環状リブ15とからなる固定構造である。2本のリブ15a、cで、隔壁部材12を固定し、かつ、リブ15a、cの内面16aでOリング20を圧縮してシールしている。
この隔壁部材12を上下に複数個設けることにより、隔壁部材の数より1つ多い収容部が形成される。
ステムラバー23a、bは、それぞれステム22を通し、上ステム孔22aおよび下ステム孔22bを塞ぐ環状のものである。上ステムラバー23aの外周縁は、ハウジングの
上端開口部に配置され、下ステムラバー23bの外周縁は、ハウジングの内面に形成された段部(ステムラバー保持部)に配置される。
保持部材24は、筒状のものであり、上端で上ステムラバー23aと当接し、下端で下ステムラバー23bと当接する。保持部材24の内部と、上連通孔21aとが連通するように、切欠き24aが形成されている。
栓体32は、隔壁部材12の上面(上端)と当接する上フランジ部32aと、隔壁部材12の下面(下端)と当接する下フランジ部32bを有しており、上下フランジ部32a、bで挟持するようにして、隔壁部材12と連結する。また、下フランジ部32bは、栓体32を隔壁部材12にクリップ嵌合できるように、外径が下方に向かって縮径するようになっている。さらに、上フランジ部32aと下フランジ部32bの間の側壁には、Oリング33を装着する環状凹部32cが形成されている。Oリング33は、隔壁部材12の中心孔12aと栓体32の側壁との間で弾性変形しており、これらの間をシールするものである。
つまり、上収容部13aの内容物は、バルブ14の上連通孔21a、上下ステムラバー23の間の空間(保持部材24内)、上ステム孔22a、ステム22の外筒と内筒との間の通路を介してステム22の上端から吐出される(第1通路)。他方、下収容部13bの内容物は、チューブ31、下連通孔21b、下ステムラバー23bとハウジングの底部の間の空間、下ステム孔22b、ステム22の内筒の通路を介してステム22の上端から吐出される(第2通路)。
初めに図3aに示すように、アルミニウムなどの金属材料から有底筒状の筒容器35を成形する(第1工程)。例えば、円盤状の金属スラグからインパクト加工、絞りしごき加工によって筒容器35を成形してもよく、金属カップを絞りしごき加工によって筒容器35を成形してもよい。また、金属板材を筒状に巻いて溶接またはハゼ継ぎし、その下端に底部を二重巻き締めによって連結させて筒容器35を成形してもよい。これらのその加工方法は特に限定されるものではない。
次に、筒容器35内に隔壁部材12を保持する(第2工程)。詳しくは、図3bに示すように、筒容器35に下リブ15cを形成し、その上に隔壁部材12を載置させて保持することができる。また図7に示すように脚部を備えた隔壁部材を用いて、容器本体11の底部に支持させてもよい。
ブ15cを形成している場合は、上リブ15aが第3工程の環状リブとなる。また、第2工程で、下リブ15cを形成していない場合は、上リブ15a、下リブ15cが第3工程の環状リブとなる。また、環状リブ15と隔壁部材12との摩擦力で固定してもよい。さらに、図3cでは、中リブ15bを隔壁部材12の円筒面12cに押圧して係合している。
次に、図3dに示すように、筒容器35の上端にネッキング加工を施して肩部11bを形成し、首部上端にカーリング加工を施してビード部11cを形成し、容器本体11を完成させる。このように容器本体11を成形することにより、容器本体11の開口部の内径より大きい外径を有する隔壁部材12を挿入し、固定することができる。
次に、連結部材26を装着させたバルブ14を挿入し、連結部材26を隔壁部材12に装着する(図1参照)。
最後に、バルブ14を容器本体11に固定する(図1参照)。
いずれの場合もこのエアゾール容器10は隔壁部材12が固定されているため、第1内容物と第2内容物にそれぞれ異なる噴射剤を使用することができるが、同じ噴射剤を用いてもよい。この場合、第1内容物および第2内容物を充填した後で、共通の噴射剤を同時に充填することができる。
さらに、上収容部13a内の第1内容物と下収容部13b内の第2内容物は隔壁部材1
2により直接接触しないが、このエアゾール容器10は第1内容物と第2内容物の間に噴射剤のガスがあるため、第1内容物と第2内容物が2液式染毛剤のように反応型の内容物であっても、安定に保管することができる。特にこのエアゾール容器10のように倒立で使用する形態では、第2通路(チューブ31の下端)が下収納部13bの気相部に開口しているため、正立状態で保管しておくと第2通路(チューブ)内に内容物が入らず、より安定に保管することができる。また、引用文献1のように可動式ピストンの場合は内容物を吐出するとピストンと内容物が上昇して重心が上に移動するため不安定になり、静置しても転倒しやすいが、このエアゾール容器10は内容物を吐出しても重心は下方にあるため転倒しにくい。
1と同軸となるように嵌合されている。なお、ハウジングの大径部28bの外面には、上連通孔21aから下方に延びるスリットが形成されており、外チューブ41を大径部28aに装着したときに上連通孔21aと連通する通路を確保する。これにより、正立状態でも、それぞれの収容部の内容物をバルブのハウジング21内に誘導でき、外部に吐出させることができる。他の構成は、図1の吐出容器10と実質的に同じものである。
一方、バルブ52は、ハウジング21を保持し、容器本体51の開口部に配置される栓部材53と、その栓部材53を容器本体51の開口部に固定するカバーキャップ54とを備えている。栓部材53は、ハウジング21を保持し、上底を有するカップ状のハウジング保持部53aと、容器本体の口部51dに挿入される筒状の外周部53bと、それらの下端を連結する連結部53cとからなり、ハウジング保持部53aと外周部53bとの間の空間(環状の溝部)を備えている。外周部53bは、環状のシール材55を介して容器本体51の上端に配置されるフランジ56を備えている。カバーキャップ54は、栓部材53のハウジング保持部53a、連結部53c、外周部53bの上部に沿って設けられ、下端が容器本体51の首部51cにカシメつけられて固定されている。他の構成は、図1のエアゾール容器10と実質的に同じものである。
この容器本体51の製造方法は、有底筒状の筒容器を成形し(第1工程)、筒容器内に隔壁部材を保持し(第2工程)、筒容器の胴部に半径方向内側に突出させた環状リブを形成して隔壁部材をその筒容器内に固定し(第3工程)、筒容器の上端にネッキング加工を施して肩部11b、首部51c、口部51dを形成し、完成させる。
また、この容器本体51は、隔壁部材の中心孔から下収容部に第2内容物を充填し、中心孔に連結部材の栓体を装着し、上収容部に第1内容物を充填し、チューブの先端をチューブ連結部に嵌め、バルブの栓部材53のフランジ56をシール材55を介して口部51dの上端に載置し、カバーキャップ54の下端を容器本体51の首部51cにカシメつけて固定し、ステムから噴射剤を上収容部と下収容部に充填することでエアゾール製品を製造することができる。
隔壁部材61の脚部62は、下面から下方に向かって延びる板状の脚62aが環状に複
数本形成されており、脚62aの下端が容器本体の底部と当接し、隔壁部材61を所定の位置に保持している。隔壁部材61の他の構成は、図1の隔壁部材12と実質的に同じで
あり、中心孔12a、Oリング20を装着する環状凹部12b、環状凹部12bを繋ぐ円筒面12cを有している。
また1本の環状リブ15は、Oリング20を弾性変形させるように、隔壁部材61の円筒面12cと当接、あるいは、円筒面12cを変形させるように係合している。つまり、隔壁部材61は、環状リブ15と摩擦によって固定されている。
上述したように隔壁部材61の脚部62は、エアゾール容器の製造工程の第2工程における筒容器35内に隔壁部材61を保持する手段となる(図3b参照)。つまり、筒容器35内に隔壁部材61の脚部62を介して容器本体11の底部に支持させている。
他の構成は、図1のエアゾール容器10と実質的に同じであり、倒立状態で使用するものである。ただし、図4に示すようにチューブを容器本体の下端近辺まで延ばし、外チューブを設けることにより、正立状態で使用するものにできる。
ウジングと、ステムと、ステムラバーと、バネと、カバーキャップとからなり、これらを組み立てることにより一体化し、独立して取り扱えるものである。2つの保持部76aは、バルブアッセンブリ75あるいは容器本体71の中心軸を中心に対向するようにして設けられる。
このようなバルブアッセンブリ75は、例えば、国際公開番号WO2012086818号などに挙げられる。
このエアゾール容器80は、エアゾールバルブ74a、bが独立しているため、別々に操作してもよく、同時に操作しても良い。
詳しくは、容器本体51と、その内部に収容される内袋81と、その容器本体51の内面と内袋81を介して環状に当接して容器本体内に固定され、容器本体51内を上下の空間に区画する隔壁部材82と、その隔壁部材によって区画された上収容部13aおよび下収容部13bと、それぞれの収容部とそれぞれ連通するバルブ52とを備えている。容器本体51及びバルブ52は、図6の容器本体51とバルブ52と実質的に同じものである。
容器本体91は、円筒状の胴部91aと、肩部11bと、ビード部11cとを備えている。胴部91aは、下端が底部によって閉じられた小径部92aと、その上に設けられた大径部92bと、それらを繋ぐ段部92と、大径部92bに設けられた2本の環状リブ15(上リブ15a、中リブ15b)とを備えている。そのため、環状リブ15の内径は、胴部91aの大径部92bの内径より内側に0.2〜3mm、特に0.3〜2mm突出させる、あるいは、胴部91aの大径部92bの内径に対して0.85〜0.99倍、特に0.9〜0.98倍となるように構成される。肩部11b、ビード部11cは、図1の容器本体と実質的に同じものである。
おける筒容器内での隔壁部材12の保持ができる。
詳しくは、アルミニウムなどの金属材料から小径部92aからなる有底筒状の筒容器95を成形し(第1工程)、次いで、図11bに示すように、その上端に大径部92bを形成し、段部92に隔壁部材12を載置させて保持することができる(第2工程)。次いで、隔壁部材12を段部92と挟むように環状リブ(上リブ15a)を形成し、隔壁部材12を筒容器95内に固定する(第3工程)。なお、この実施形態では、中リブ15bも形成している。その後、筒容器95の上端に肩部11b、ビード部11cを形成し、連結部材26を装着させたバルブ14を挿入し、連結部材26を隔壁部材12に装着し、バルブ14を容器本体11に固定する。なお、アルミニウムなどの金属材料から有底筒状の筒容器95を成形し、胴部の下部を縮径させて段部を形成してもよい。
11 容器本体
11a 胴部
11b 肩部
11c ビード部
12 隔壁部材
12a 中心孔
12b 環状凹部
12c 隔壁部材の円筒面
13a 上収容部
13b 下収容部
14 バルブ
15 環状リブ
15a 上リブ
15b 中リブ
15c 下リブ
16a、b 環状リブの間の内面
19 シール材
20 Oリング
21 ハウジング
21a 上連通孔
21b 下連通孔
22 ステム
22a 上ステム孔
22b 下ステム孔
23a、b ステムラバー
24 保持部材
24a 切欠き
25 バネ
26 連結部材
27 マウンティングカップ
27a ハウジング保持部
27b 容器保持部
28a 上端フランジ部
28b 大径部
28c 小径部
29 チューブ連結部
31 チューブ
32 栓体
32a 上フランジ部
32b 下フランジ部
32c 環状凹部
33 Oリング
35 筒容器
40 エアゾール容器
41 外チューブ
45 エアゾール容器
46 隔壁部材
46a 中心孔
50 エアゾール容器
51 容器本体
51c 首部
51d 口部
52 バルブ
53 栓部材
53a ハウジング保持部
53b 外周部
53c 連結部
54 カバーキャップ
55 シール材
56 フランジ
60 エアゾール容器
61 隔壁部材
62 脚部
62a 脚
65 エアゾール容器
66 くびれ部
67 環状リブ
70 エアゾール容器
71 容器本体
71a 首部
72 隔壁部材
73a 上収容部
73b 下収容部
74a、b エアゾールバルブ
75 バルブアッセンブリ
76 バルブホルダー
76a 保持部
76b 環状フランジ
76c 環状凹部
77 カバーキャップ
78 Oリング
80 エアゾール容器
81 内袋
82 隔壁部材
82a 溝部
85 内環状リブ
90 エアゾール容器
91 容器本体
91a 胴部
92 段部
92a 小径部
92b 大径部
95 筒容器
Claims (8)
- 円筒状の胴部を有する金属製の容器本体と、
その容器本体の胴部の内面と環状に当接して容器本体内に固定され、容器本体内を上下の空間に区画する円筒状の外周面を備えた円板状の隔壁部材と、
その隔壁部材によって区画された空間から構成される複数の収容部と、
その複数の収容部とそれぞれ連通するバルブとを備えており、
前記隔壁部材が前記外周面に環状凹部を有するとともに、その環状凹部にOリングが装着されており、
前記容器本体が、前記胴部に、半径方向内側に突出し、前記隔壁部材を挟持して固定する上下の環状リブを有しており、
前記Oリングが上下の環状リブの内面ないし上下の環状リブの間の内面によって押圧されて弾性変形している、
複数内容物の吐出容器。 - 前記隔壁部材が、2つの環状凹部を有すると共に、それらの環状凹部にそれぞれOリングが装着されている、
請求項1記載の吐出容器。 - 前記容器本体内に1つの隔壁部材が設けられており、
前記収容部が上下2つ形成されている、
請求項1記載の吐出容器。 - 前記バルブが、バルブ内と下の空間とを連通する連通部材を備えており、隔壁部材が連通部材を装着する中心孔を備えている、
請求項3記載の吐出容器。 - 前記連通部材が、チューブと、そのチューブの外周に装着される栓体とを有し、その栓体の外周に形成された環状凹部に、連通部材と隔壁部材の中心孔との間をシールするOリングが装着されている請求項4記載の吐出容器。
- 前記容器本体の開口部の内径が、前記環状リブの内径ないし隔壁部材の外径より小さい、
請求項1記載の吐出容器。 - 金属材料から円筒状の胴部を有する有底筒状の筒容器を成形する第1工程と、
前記筒容器内で、筒容器内を上下に区画する、円筒状の外周面を備え、その外周面に環状凹部を有するとともに、その環状凹部にOリングが装着された円板状の隔壁部材を保持する第2工程と、
前記筒容器に、前記隔壁部材を挟持するように、半径方向内側に突出させた上下の環状リブを形成する第3工程とを備えた、
複数内容物の吐出容器の製造方法。 - 前記第2工程が、前記筒容器に半径方向内側に突出させた第1環状リブを形成し、前記隔壁部材を、第1環状リブに載置することにより、筒容器内で保持させる工程であり、
前記第3工程が、前記筒容器に、前記隔壁部材を第1環状リブと挟持するように、半径方向内側に突出させた第2環状リブを形成する工程である、
請求項7記載の複数内容物の吐出容器の製造方法。
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