JP6480121B2 - 吐出容器および吐出製品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は吐出容器および吐出製品の製造方法に関する。
耐圧性を有する外部容器と、その内部に収容される可撓性を有する内部容器と、それらを閉じるバルブアッセンブリとからなる多層の吐出容器が知られている。そして、特許文献1に示すように、この2層式の吐出容器の内部容器内に内容物を充填し、外部容器と内部容器との間の空間に加圧剤を充填することにより二重エアゾール製品となる。一方、特許文献2に示すように、この2層式の吐出容器の内部容器内に加圧剤を充填し、外部容器と内部容器との間の空間に内容物を充填する2層ボトル製品も知られている。さらに、特許文献3に示すように、内部容器内に収容されるパウチを備え、外部容器と内部容器との間の空間に第1内容物を充填し、パウチ内に第2内容物を充填し、内部容器とパウチとの間の空間に加圧剤を充填する2液吐出製品が知られている。
本出願人は、それぞれの吐出容器に加圧剤および内容物を充填する方法(吐出製品の製造方法)を提案してきている。
二重エアゾール製品の製造方法としては、特許文献1に示すように、内部容器の開口部が外部容器の開口部の上方となるように保持し、容器本体の上端と内部容器の上端との間に形成される隙間から加圧剤を充填し、その後、バルブアッセンブリを容器本体に対して固定する方法(アンダーカップ充填法)を提案している。内容物は、加圧剤を充填する前に充填してもよく、加圧剤を充填した後、バルブアッセンブリの吐出通路から充填してもよい。また、容器本体の下端等に設けられた充填用バルブから加圧剤を充填する方法も知られている。
2層ボトル製品の製造方法としては、特許文献2の図4に示すように、外部容器と内部容器との間の空間と外部とを連通する通路を遮断しながら内部容器内に加圧剤を充填し、その後、バルブアッセンブリ(蓋体)を外部容器に固定すると同時に、前記通路を開放し、内容物を充填する方法を提案している。
2液吐出製品の製造方法としては、特許文献3に示すように、耐圧容器(外部容器)と中容器の間の空間に第1内容物を充填し、パウチを取り付けたバルブアッセンブリを挿入し、中容器とパウチの間の空間に加圧剤を充填し、その後、バルブアッセンブリを外部容器に固定し、パウチ内に第2内容物を充填する方法を提案している。
特許第4236693号 特開2011−251710号公報 WO2013−084996
特許文献2の2層ボトル製品や特許文献3の2液吐出製品は、キャップの取り付け(締め付け)具合によりバルブ機構のシール性が変わりやすく、安定したシール性が得られない。また、内容物の吐出通路も変形などにより吐出量がばらつきやすい。
本発明は、バルブ機構のシール性が安定しており、また内容物を安定に吐出できる吐出容器を提供することを第1の目的としている。本発明は、加圧剤の新しい充填方法を採用した吐出製品の製造方法を提供することを第2の目的としている。
本発明の吐出容器は、容器本体と、前記容器本体を閉じるバルブアッセンブリとを有し、前記バルブアッセンブリが、前記容器本体の上端に配置されるバルブユニットと、そのバルブユニットを容器本体に固定する筒状のキャップとを有し、前記バルブユニットが、バルブ機構と、そのバルブ機構を収容し、容器本体の上端に配置される第1フランジ部が形成された筒状のバルブホルダーと、そのバルブホルダーの開口部を覆い、バルブ機構をバルブホルダーに固定し、前記第1フランジ部の上方に配置される第2フランジ部が形成されたバルブカバーとを備えており、前記バルブホルダーの第1フランジ部の上方には、バルブホルダーの内外を連通する連通孔が形成されており、前記バルブホルダーの第1フランジ部とバルブカバーの第2フランジ部との間に、前記連通孔と連通し、容器本体内と連通する通路が形成されていることを特徴としている。
本発明の吐出容器であって、前記バルブユニットが、バルブホルダーとバルブカバーとがバルブ機構を収容した状態で一体化したものが好ましい。
本発明の吐出容器であって、前記キャップの内面に、前記固定の状態におけるキャップに対するバルブユニットの位置より下方でバルブユニットのフランジ部を支持する仮支持部を備えているものが好ましい。
本発明の吐出容器であって、容器本体内に収容され、その開口部が前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する内部容器を備えており、前記通路が、連通孔と、容器本体と内部容器の間の空間とを連通しているものが好ましい。また、前記バルブホルダーの第1フランジ部の下方には、バルブホルダーの内外を連通し、内部容器内と連通する第2連通孔が形成されているものが好ましい。さらに、前記内部容器に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する最内容器を備えており、前記第2連通孔が、バルブホルダー内と最内容器内とを連通しているものが好ましい。
本発明の吐出製品の製造方法は、容器本体と、前記容器本体を閉じるバルブアッセンブリとを有し、前記バルブアッセンブリが、前記容器本体の上端に配置されるフランジ部を備えたバルブユニットと、そのバルブユニットを容器本体に固定する筒状のキャップとを有する吐出容器に内容物および加圧剤を充填する吐出製品の製造方法であって、前記キャップを固定位置より上方で保持し、前記キャップの上端開口から、キャップとバルブユニットの間および前記フランジ部と容器本体の上端の間を介して容器本体内に加圧剤を充填し、前記キャップを固定位置で固定することを特徴としている。
本発明の吐出製品の製造方法は、前記バルブユニットが、バルブ機構と、そのバルブ機構を収容する筒状のハウジングを有するバルブホルダーと、そのハウジングの開口部を覆い、バルブ機構をハウジングに固定し、前記フランジ部が形成されたバルブカバーとを備えており、前記バルブホルダーとバルブカバーとがバルブ機構を収容した状態で一体化されている吐出容器に好ましく用いられる。
さらに、前記バルブユニットのバルブカバーが、前記ハウジングの開口部に設けられ、前記バルブ機構のステムを通す孔が形成された天蓋部と、前記ハウジングの外周に配置される筒部と、その筒部側面から半径方向外側に突出する前記フランジ部とを備えており、前記キャップの上端開口が前記筒部の外周に配置されており、前記バルブカバーとキャップの間の隙間が上方に向かって開口している吐出容器に好ましく用いられる。
本発明の吐出製品の製造方法であって、前記キャップの内面に、前記固定の状態におけるキャップに対するバルブユニットの位置より下方でバルブユニットを支持する仮支持部を備えており、前記仮支持部にバルブユニットを支持させて、加圧剤を充填するのが好ましい。
本発明の吐出製品の製造方法は、容器本体内に収容され、前記バルブアッセンブリによ
って閉じられ、可撓性を有する内部容器を備えており、前記加圧剤を内部容器内または前記容器本体と内部容器の間の空間に充填するのが好ましい。
さらに、前記内部容器に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する最内容器を備えており、前記加圧剤を前記内部容器と最内容器の間の空間に充填するのが好ましい。
本発明の吐出容器は、容器本体と、前記容器本体を閉じるバルブアッセンブリとを有し、前記バルブアッセンブリが、前記容器本体の上端に配置されるバルブユニットと、そのバルブユニットを容器本体に固定する筒状のキャップとを有し、前記バルブユニットが、バルブ機構と、そのバルブ機構を収容し、容器本体の上端に配置される第1フランジ部が形成された筒状のバルブホルダーと、そのバルブホルダーの開口部を覆い、バルブ機構をバルブホルダーに固定し、前記第1フランジ部の上方に配置される第2フランジ部が形成されたバルブカバーとを備えており、前記バルブホルダーの第1フランジ部の上方には、バルブホルダーの内外を連通する連通孔が形成されており、前記バルブホルダーの第1フランジ部とバルブカバーの第2フランジ部との間に、前記連通孔と連通し、容器本体内と連通する通路が形成されているため、キャップの容器本体への取り付け(締め付け)状態に関係なく通路を確実に設けることができる。
なお、前記通路を放射状に複数本設ける場合、前記フランジ部と容器本体との間の通路との位置合わせが容易になる。特に、通路が原液を通す原液通路である場合に好ましい。さらに、キャップを容器本体にネジ螺合により固定する際、キャップの回転と共にバルブユニットが一緒に回転し、前記通路とフランジ部と容器本体との間の通路とが当初の設定よりずれても、噴射量に影響することなく連通させることができるため好ましい。
本発明の吐出容器であって、バルブユニットが、バルブホルダーとバルブカバーとがバルブ機構を収容した状態で一体化されたものである場合、バルブ機構のシール構造がキャップの取り付け状態に関係なく安定しており、製造工程で取り扱いやすく、加圧剤および内容物を安定して充填できる。特に、キャップの上端開口から加圧剤を充填する場合に好ましい。
本発明の吐出容器であって、前記キャップの内面に、前記固定の状態におけるキャップに対するバルブユニットの位置より下方でバルブユニットのフランジ部を支持する仮支持部を備えている場合は、製造時においてキャップの仮支持部でバルブユニットを支持させることにより、バルブアッセンブリを一体物として取り扱うことができる。キャップに対してバルブユニットが若干上下動できるようにしているため、バルブユニットのフランジと容器本体の上端との間のシールの微調整をキャップの押し込み量で調整することができる。特に、キャップと容器本体とがネジ螺合する場合、キャップを回転させたとき、キャップをバルブユニットに対して空回りさせることができるため、バルブユニットと容器本体の間、さらにはバルブユニットと内部容器の間をシールするシール材が捻じれたり切れるなどの問題がなく、安定したシール性が得られ好ましい。
本発明の吐出容器であって、容器本体内に収容され、その開口部が前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する内部容器を備えており、前記通路が、連通孔と、容器本体と内部容器の間の空間とを連通している場合、容器本体内に2つの独立した空間(容器本体と内部空間との間、内部空間内)を形成することができる。特に、原液を容器本体と内部容器との間に充填する場合、原液を、通路を介してバルブホルダーに導入し、外部に吐出することができる。
本発明の吐出容器であって、前記バルブホルダーの第1フランジ部の下方に、バルブホルダーの内外を連通し、内部容器内と連通する第2連通孔が形成されている場合は、容器本体と内部容器との間に第1原液を充填し、さらに内部容器内に加圧剤と第2原液を充填することにより、2液吐出製品とすることができる。
本発明の吐出容器であって、内部容器に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する最内容器を備えており、第2連通孔がバルブホルダー内と最内容器内とを連通する場合、容器本体内に3つの独立した空間(容器本体と内部空間との間、内部空間と最内空間との間、最内空間内)を形成することができ、それぞれの空間に、2種類の原液と、2種類の原液を同時に加圧する加圧剤を充填することができ、2液吐出製品とすることができる。
本発明の吐出製品の製造方法は、容器本体と、前記容器本体を閉じるバルブアッセンブリとを有し、前記バルブアッセンブリが、前記容器本体の上端に配置されるフランジ部を備えたバルブユニットと、そのバルブユニットを容器本体に固定する筒状のキャップとを有する吐出容器に内容物および加圧剤を充填する吐出製品の製造方法であって、前記キャップを固定位置より上方で保持し、前記キャップの上端開口からキャップとバルブユニットの間および前記フランジ部と容器本体の上端の間を介して容器本体内に加圧剤を充填し、前記キャップを固定位置で固定しているため、従来とは全く異なる新しい加圧剤の充填工程を備えている。特に、容器本体の開口部の上方にあるキャップの上端開口から加圧剤の充填を行うことができるため、充填装置をコンパクトにすることができる。
本発明の吐出製品の製造方法であって、前記吐出容器のバルブユニットが、バルブ機構と、そのバルブ機構を収容する筒状のハウジングを有するバルブホルダーと、そのハウジングの開口部を覆い、バルブ機構をハウジングに固定し、前記フランジ部が形成されたバルブカバーとを備えており、前記バルブホルダーとバルブカバーとがバルブ機構を収容した状態で一体化されている場合、ユニット化されることでバルブ機構のシール構造がキャップによるバルブユニットの取り付け状態に影響されることなく安定化し、製造工程でも取り扱いやすく、吐出製品を安定して生産できる。
本発明の吐出製品の製造方法であって、前記吐出容器のバルブユニットのバルブカバーが、前記ハウジングの開口部に設けられ、前記バルブ機構のステムを通す孔が形成された天蓋部と、前記ハウジングの外周に配置される筒部と、その筒部側面から半径方向外側に突出する前記フランジ部とを備えており、前記キャップの上端開口が前記筒部の外周に配置されており、前記バルブカバーとキャップの間の隙間が上方に向かって開口している場合、加圧剤を充填するバルブカバーとキャップとの間の隙間が上方に向かって開口しているため、吐出容器の上方に加圧剤充填装置を取り付けて加圧剤を充填するとき、複雑な構造にすることなく加圧剤を充填することができる。
本発明の吐出製品の製造方法であって、前記キャップの内面に、前記固定の状態におけるキャップに対するバルブユニットの位置より下方でバルブユニットを支持する仮支持部を備えており、前記仮支持部にバルブユニットを支持させて、加圧剤を充填する場合、加圧剤の充填時、加圧剤の充填圧力によりバルブユニットがキャップに対して下方に移動し、バルブユニットとキャップとの間の隙間を確実に確保することができる。また、加圧剤の充填圧力によってバルブユニットが容器本体の開口を閉じたり、加圧剤充填通路を塞いだりすることを防止できる。さらに、加圧剤を充填する前において、キャップの仮支持部でバルブユニットを支持させてバルブアッセンブリを一つの部品として取り扱うことができ、キャップを固定位置より上方で保持するまでの工程を簡素化できる。
本発明の吐出製品の製造方法は、容器本体内に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する内部容器を備えており、前記加圧剤を内部容器内または前記容器本体と内部容器の間の空間への充填も簡単にできる。
さらに、前記内部容器に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する最内容器を備えており、前記加圧剤を前記内部容器と最内容器の間の空間への充填も簡単にできる。
本発明の吐出容器の一実施形態を示す側面断面図である。 図2a、bは図1の吐出容器の容器本体および内部容器を示す側面断面図、平面図である。 図3aは図1の吐出容器のバルブアッセンブリを示す側面断面図であり、図3b、c、dはそれぞれバルブホルダー、バルブカバー、キャップを示す側面断面図である。 図1の吐出容器の使用状態の概略を示す側面断面図である。 図5aは図1の吐出容器の加圧剤充填工程の概略を示す側面断面図であり、図5bは他の形態の加圧剤充填工程の概略を示す側面断面図である。 図6aは本発明の吐出容器の他の実施形態を示す側面断面図であり、図6bはその容器本体を示す一部拡大側面図である。 図7aは図6aの吐出容器のバルブアッセンブリを示す側面断面図であり、図7bはそのバルブホルダーを示す側面断面図である。 図8aは図6aの吐出容器の使用状態の概略を示す側面図であり、図8bは図6aの吐出容器の加圧剤充填工程の概略を示す側面断面図である。 本発明の吐出容器のさらに他の実施形態を示す側面断面図である。 図10aは本発明の吐出製品の製造方法に用いられる吐出容器を示す側面断面図であり、図10b、c、dはそれぞれバルブアッセンブリ、ハウジング、バルブカバーを示す側面断面図である。 図11aは図10aの吐出容器の使用状態の概略を示す側面図であり、図11bは図10aの吐出容器の加圧剤充填工程の概略を示す側面断面図である。 図12aは本発明の吐出製品の製造方法に用いられる他の吐出容器を示す側面断面図であり、図12bはその加圧剤充填工程の概略を示す側面断面図である。
図1の吐出容器10は、有底筒状の容器本体11と、その容器本体11に収容される内部容器12と、容器本体11および内部容器12を閉じ、バルブ機構14が設けられたバルブアッセンブリ13とを備えている。バルブアッセンブリ13は、容器本体11および内部容器12を閉じ、バルブ機構14が固定されたバルブユニット15と、バルブユニット15を容器本体11に固定する筒状のキャップ16とを有する。
この吐出容器10の容器本体11と内部容器12の間の空間(原液収容部S1)に原液Cを収容し、内部容器内(ガス収容部PS)12に加圧剤Pを充填して吐出製品となる。
容器本体11とバルブアッセンブリ13のキャップ16との間には、半径(容器本体11の軸に対して垂直)方向に圧縮される第1シール材18が設けられている。第1シール材18としては、断面が円形であるリング状のガスケット(Oリング)が好ましい。
容器本体11とバルブアッセンブリ13のバルブユニット15との間には、内部容器12のフランジ部12dを介して、フランジ部12dの上側に鉛直(容器本体の軸)方向に圧縮される第2シール材19が設けられている。第2シール材19としては、断面が扁平な長方形または正方形であるリング状のシール材が好ましい。
バルブアッセンブリ13のバルブユニット15と内部容器12との間には、半径(容器本体11(内部容器12)の軸に対して垂直)方向に圧縮される第3シール材20が設けられている。第3シール材20としては、断面が円形であるリング状のガスケット(Oリング)が好ましい。
容器本体11は、図2a、bに示すように、円筒状の胴部11a、テーパ状の肩部11bおよび円筒状の首部11cを備えた有底筒状の容器である。首部11cの外周に雄ネジ11dが形成されている。そして、容器本体11の雄ネジ11dの下方には、第1シール材18を保持する環状の段部11eが形成されている。そして、段部11eの上方の外円筒部11fは、第1シール材18を内側から圧縮する部位(面)である。容器本体11は
、透明または半透明で、内部が視認できるようにするのが好ましい。
内部容器12は、実質的に容器本体11の内面と同一の形状を有し、円筒状の胴部12a、テーパ状の肩部12bおよび円筒状の首部12cを備えた可撓性を有する容器である。首部12cの上端に、外方に突出したフランジ部12dが形成されている。フランジ部12dは、容器本体11の首部(開口部)上端に配置される。そして、このフランジ部12dの上に第2シール材19が配置される。また、内部容器12は、フランジ部12dの下面から首部12cの外面、肩部12bの外面に向かって連続して形成された上下に延びる縦通路溝12gが複数本等間隔で環状に配列されている。この実施形態では、例えば、縦通路溝12gを4本設けている(図2b参照)。しかし、その本数は特に限定されるものではなく、2〜8本が好ましい。この縦通路溝12gは、原液収容部S1と外部とを繋ぐ原液Cの原液通路の一部を構成する。なお、容器本体の胴部11aと内部容器の胴部12aとの間にも、内部容器の胴部12aが容器本体の胴部11aの内面に当接したときに原液通路を確保するためのリブや溝を設けてもよい。内部容器12も、透明または半透明で、内部が視認できるようにするのが好ましい。さらに、縦通路溝12gを、容器本体11の首部上面、首部および肩部の内面に設けてもよい。内部容器12は、容器本体11と内部容器12の間に原液Cを充填することにより、想像線で示すように収縮する。
バルブアッセンブリ13のバルブユニット15は、図3aに示すように、バルブ機構14と、そのバルブ機構14を収容し、容器本体11の上端に配置される支持フランジ(第1フランジ部)27が形成された筒状のバルブホルダー21と、その開口部を閉じ、バルブ機構14をバルブホルダー21に固定し、支持フランジ(第1フランジ部)27の上方に配置されるフランジ部(第2フランジ部)30が設けられたバルブカバー22とを備えている。バルブホルダー21の支持フランジ27とバルブカバー22のフランジ部30との間には、半径方向外側に向かって延びる通路(横通路溝27a)が形成されている。
バルブ機構14は、ステム14aと、その周囲にステム孔を塞ぐように設けられるステムラバー14bと、ステム14aを常時上方に付勢するバネ14cとからなる。
バルブホルダー21は、図3bに示すように、バルブ機構を収容する筒状のハウジング26と、その側面から半径方向外側に突出する環状の支持フランジ(第1フランジ部)27とを備えている。
ハウジング26の側面には、原液Cを外部からハウジング26内に導く第1連通孔26aが形成されている。ハウジング26の上端には、ステムラバー14bを支持するラバー支持部26bが形成されている。ハウジング26の第1連通孔26aより上方の上部26cは拡径している。さらに、ハウジング26の底部には、上方に突出するように板バネが設けられている。この板バネがバルブ機構14のバネ14cを構成する。なお、独立したバネをハウジング26の底部とステム14aとの間に配置してもよい。
支持フランジ27は、ハウジング26の第1連通孔26aより下方の側面から突出している。支持フランジ27の上面には、横通路溝27aが複数等間隔で放射状に設けられている。横通路溝27aによって、バルブホルダー21の支持フランジ(第1フランジ部)27とバルブカバー22のフランジ部(第2フランジ部)30との間に通路が形成される。なお、横通路溝27aの代わりに、半径方向に延びる横突条を複数形成し、その隣接する横突条の間を通路としてもよい。この横通路溝27aは、内部容器12の縦通路溝12gと同数とし、その配置を平面視で同じ角度位置としている。そして、内部容器12の縦通路溝12gと支持フランジ27の横通路溝27aは、支持フランジ27の外端を介して連通している。しかし、横通路溝27aを縦通路溝12gよりも多く設けてもよく、その場合、キャップを螺着する際にバルブユニットがずれても横通路溝27aと縦通路溝12gの位置関係による原液の流れ(流速)や吐出量への影響を小さくすることができる。支持フランジ27の下面には、下方に延びる筒状の内筒部27bが形成されている。この内
筒部27bは、内部容器12内に挿入される。その内筒部27bの側面に第3シール材20(図1参照)を保持する環状の溝27c(第3シール材保持部)が形成されている。そして、内筒部27bの溝27cより上方の上部側面は、前記第2シール材19の内周と嵌合するように構成されており、第2シール材19を保持する第2シール保持部となる。つまり、バルブホルダー21で内部容器12を閉じる。第3シール材20は加圧剤充填後に内部容器12に挿入されて内部容器12を閉じるように構成されており、バルブアッセンブリ13のキャップ16を容器本体11に螺着する際、バルブユニット15と容器本体11(内部容器12)とを一体化させ、キャップ16に対してバルブユニット15は摺動し、バルブユニット15がキャップ16と共に回転することを防止する。そのため、バルブユニット15の横通路溝27aと、容器本体11および内部容器12の間の縦通路溝12gの位置がずれにくい。また、バルブユニット15と容器本体11との間にある第2シール材19のずれ、ねじれ、切断を防止する。
しかし、第2シール材19および第3シール材20は、いずれか一方としてもよい。
バルブカバー22は、図3cに示すように、バルブホルダー21のハウジング26の開口部を閉じる天蓋部28と、その縁部から下方に延び、ハウジング26の外周に配置される筒部29と、その下端から半径方向外側に延びる環状のフランジ部(第2フランジ部)30とを備えている。
天蓋部28の中央には、バルブ機構14のステム14aを通す中心孔28aが形成されている。
筒部29の内面には、ハウジング26の上部26cの下端と係合する係合突起29aが形成されている。そして、天蓋部28と係合突起29aとでバルブホルダー21の上部26cを挟むことにより、バルブ機構14をバルブホルダー21(ハウジング26)に固定し、かつ、バルブホルダー21を保持する。つまり、このバルブカバー22の係合突起29aとバルブホルダー21のハウジング26の上部26cとで、バルブユニットを一体化させる。なお、筒部29の下部内面(係合突起29aより下方内面)は、ハウジング26の外周面と環状の隙間25を形成し、横通路溝27aと連通している。(図3a参照)。
フランジ部30は、バルブホルダー21の支持フランジ27を覆うようにその上に配置される。つまり、フランジ部30は、支持フランジ27を介して、容器本体11の上端に配置される。そして、バルブカバー22で容器本体11を閉じている。
このようなバルブカバー22を設けているため、バルブカバー22のフランジ部30と、バルブホルダー21の支持フランジ27との間の通路を、キャップ16の装着状態に関わらず確実に形成することができる。
バルブアッセンブリ13のキャップ16は、図3dに示すように、バルブカバー22の筒部29の外周面を覆う上筒部32と、その下端から半径方向外側に突出する環状の連結部(押圧部)33と、その外端から下方に延びる下筒部34とを備えている。連結部(押圧部)33は、バルブカバー22のフランジ部30の上に配置され、バルブユニット15の全体を下方に押圧する。
上筒部32の上端は、バルブカバー22の筒部29の上端と同じ高さとなっている。そのため、キャップ16とバルブカバー22の間の隙間が上方を向いて開口している。
下筒部34の内面には、容器本体11の雄ネジ11dと螺合する雌ネジ34aが形成されている。そして、雌ネジ34aの下方であって、容器本体11の環状の段部11eの位置に雌ネジ34aのネジ山より若干拡径した内円筒部34cが形成されている。この内円筒部34cは、容器本体11の外円筒部11fとの間で第1シール材18を半径方向に圧縮する。
また、雌ネジ34aの上方に、バルブカバー22のフランジ部30の下面と係合する支持突起(仮支持部)34bが複数環状に形成されている。平面視で内部容器12の縦通路溝12gの配置位置は、支持突起34b同士の間の隙間となるようにするのが好ましい。
この支持突起34bは、バルブカバー22のフランジ部30の下面と係合するとき、バルブカバー22のフランジ部30の上面と連結部(押圧部)33の下面との間に隙間が形成される位置に形成される。この支持突起34bは、吐出容器10を組み立てた後(キャップ16を容器本体11と固定した後)は、フランジ部30の下面と当接しない。支持突起34bを設けることにより、バルブアッセンブリ13を容器本体11に取り付ける前において、バルブユニット15をキャップ16で保持させることができ、バルブアッセンブリ13(バルブユニット15とキャップ16)を一体にして取り扱うことができる。さらに、支持突起34bを設けることにより、後述するように加圧剤充填時(固定位置より上方での保持状態)において、加圧剤の充填圧力によりキャップ16に対して下方に移動するバルブユニット15を支持することができ、後述する加圧剤充填通路が確保でき、かつ、バルブユニット15が落下して容器本体11の開口部が閉じることを防止できる。
このように構成されているため、図4に示すように、バルブアッセンブリ13の原液通路A1は、原液収納部S1と連通する内部容器12の縦通路溝12gから支持フランジ27の外側、支持フランジ(第1フランジ部)27とフランジ部(第2フランジ部)30の間(横通路溝27a)、ハウジング26とバルブカバー22の間の隙間25、第1連通孔26a、ハウジング26内、ステム14aに至る。つまり、バルブ機構14のステム14aを押し下げることにより、ステムラバー14bが撓み、ハウジング26内が外部と連通し、原液通路A1が開放される。そのため、内部容器内(ガス収容部PS)の加圧剤Pによって加圧された原液Cは、原液通路A1を通ってステム14aから外部に吐出される。
次に、この吐出容器10への原液および加圧剤の充填方法(吐出製品の製造方法)の一例を説明する。
初めに、容器本体用のアウタープリフォームおよび内部容器用のインナープリフォームを射出成型などにより個別に成形し、インナープリフォームをアウタープリフォームに挿入して二層プリフォームを準備し、その二層プリフォームから2軸延伸ブローなどで容器本体11および内部容器12を同時に成形する(図2a参照)。なお、容器本体11と内部容器12とを別々に成形し、内部容器12を潰しながら容器本体11内に挿入してもよい。
次いで、図5aに示すように、容器本体11を回転台36aに配置させる。一方、バルブアッセンブリ13のキャップ16に、加圧剤充填ノズル37aを備えた加圧剤充填機37を取り付け、バルブアッセンブリ13を容器本体11の上方に配置させる。そして、バルブアッセンブリ13(加圧剤充填機37)に対して容器本体11を回転させてキャップ16のネジを締めてバルブアッセンブリ13を容器本体11との固定位置より上方で保持する。つまり、バルブアッセンブリ13のキャップ16を容器本体11と完全に螺合させず、第2シール材19と第3シール材20がシール効果を奏しない状態にする。このとき加圧剤充填機37は、キャップ16を保持すると共に、加圧剤Pが漏れないようにキャップ16と加圧剤充填機37の間の空間Sが密封されるようにキャップ16に取り付けられる。
この保持状態で、加圧剤充填ノズル37aから空間Sに加圧剤Pを供給する。これにより加圧剤Pはバルブカバー22とキャップ16の間から加圧剤充填通路PPを通って内部容器12内に充填される。詳しくは、加圧剤充填通路PPは、バルブカバー22の筒部29とキャップ16の上部筒部32の間からバルブカバー22のフランジ部30とキャップ16の連結部(押圧部)33の間、保持突起34b同士の間のバルブホルダー21の支持フランジ27の外側、バルブホルダー21の支持フランジ27と内部容器12のフランジ部12dの間(第2シール材19)に至る。このとき、バルブユニット15は、加圧剤の充填圧力によって、キャップ16に対して若干下降し、キャップ16の係合突起34bに支持される。そのため、バルブカバー22のフランジ部30の上面とキャップ16の連結
部(押圧部)33の下面との間の隙間が大きく確保できる。また、加圧剤Pの充填圧力がバルブユニット15に加わってもバルブホルダー21等によって容器本体11の開口部が閉じられることがない。
そして、加圧剤充填時において、第1シール材18がキャップ16の下部と容器本体11との間をシールしているため、加圧剤Pはキャップ16の下端から外部に漏れない。
なお、加圧剤充填機37でキャップ16の全部を覆い、キャップ16の全体を密閉空間Sに収容(例えば、想像線のように、加圧剤充填機37の下端を容器本体11の肩部11bとシールさせる)させてもよい。この場合、第1シール材18を省いた状態、または第1シール材18がキャップ16の下部と容器本体11との間をシールしていない状態でも加圧剤Pを充填することができる。
加圧剤Pを充填後、容器本体11をさらに回転させて、バルブアッセンブリ13を容器本体11に固定する。これにより第2シール材19と第3シール材20が圧縮されて、内部容器12内が密封される。
加圧剤Pを充填後、加圧充填ノズル37aからの加圧剤Pの供給を停止させると、内部容器12内と空間Sとの圧力が実質的に平衡となる。そのため、容器本体11を回転させてキャップ16を容器本体11に対して下降させるとき、バルブユニット15と容器本体11(内部容器12)とが第3シール材20によって一体化させられ、バルブユニット15がキャップ16に対して摺動する。それにより、バルブユニット15の横通路溝27aと、容器本体11および内部容器12の間の縦通路溝12gの位置がずれにくい。さらに、容器本体11とバルブユニット15との間にある第2シール材19のずれ、ねじれ、切断を防止できる。
なお、第2シール材19を設けずに、内部容器12のフランジ部12dを圧縮させ、フランジ部12dをシール材の代わりにしてもよい。
その後、ステム14aを押し下げて、原液収容部S1(容器本体11と内部容器12の間の空間)内に侵入した少量の加圧剤Pおよび空気を排出する。
最後に、ステム14aから原液Cを内部容器12を収縮させながら原液収容部S1内に充填し、図1の吐出製品となる。
ここでは、容器本体11を回転させてバルブアッセンブリ13と螺合させているが、キャップ16を回転してバルブアッセンブリ13を固定してもよい。しかし、バルブアッセンブリ13は加圧剤充填機37と連結させているため、容器本体11を回転させる方が、装置が煩雑とならない。
この吐出容器10への加圧剤の充填方法(吐出製品の製造方法)の他の例としては、バルブアッセンブリ13を容器本体11との固定位置より上方で保持したとき、図5bに示すように、第1シール材18が、キャップ16の下端より下方に位置させてキャップ16と容器本体11との間のシールが形成されないように構成し、加圧剤充填機37と容器本体11の肩部11bとをシール材37bでシールし、加圧剤Pをキャップ16の下端近辺に配置された加圧剤充填ノズル37aから加圧剤充填通路PP2を介して充填するようにしてもよい。加圧剤充填通路PP2は、容器本体11とキャップ16の間からバルブホルダー21の支持フランジ27と内部容器12のフランジ部12dの間(第2シール材19)に至る。
この充填方法の場合は、加圧剤の充填圧力でバルブユニット15(バルブカバー22)が上方に移動してフランジ部30がカバーキャップ16の連結部32の内面に当接するため、容器本体11とバルブユニット15の間に加圧剤充填通路を形成でき、安定に加圧剤を充填できる。そのため、キャップ16の係止突起29aを省略してもよい。また、キャップ16を容器本体11に固定するために回転させても、第3シール材20によってバルブユニット15と容器本体11(内部容器12)とは一体化されているため、バルブユニット15はキャップ16と摺動して容器本体11に対して回転しないため、バルブユニット
15の横通路溝27aと、容器本体11および内部容器12の間の縦通路溝12gの位置がずれにくく、かつ、容器本体11とバルブユニット15との間にある第2シール材19のずれ、ねじれ、切断を防止できる。
この充填方法を採用する場合も、キャップ16を固定し、容器本体11を回転させてキャップ16を容器本体11に固定させてもよい。また、バルブカバー22の筒部29とキャップ16の上部筒部32の間(上方からの充填)およびキャップ16の下端(下方からの充填)の両方から充填してもよい。
図6aの吐出容器40は、ネジ式とせずバルブアッセンブリと容器本体とをクリップ嵌合させたものである。また、内部容器内にパウチを収容させ、2つの原液を収容し、同時に吐出する2液吐出型の吐出容器である。
吐出容器40は、有底筒状の容器本体41と、その容器本体内に収容される内部容器12と、その内部容器12内に収容される最内容器42と、容器本体41、内部容器12および最内容器42を閉じるバルブアッセンブリ43とを備えている。バルブアッセンブリ43は、容器本体41、内部容器12および最内容器42を閉じ、バルブ機構14が固定されたバルブユニット45と、バルブユニット45を容器本体41に固定する筒状のキャップ46とを有する。そして、この吐出容器40の容器本体41と内部容器12の空間(第1原液収容部S1)に第1原液C1を収容し、最内容器42内(第2原液収容部S2)内に第2原液C2を収容し、内部容器12内(ガス収容部PS)に加圧剤Pを充填して2液吐出型の吐出製品となる。
内部容器12は、図1の吐出容器10の内部容器12と実質的に同じものである。
容器本体41とバルブアッセンブリ43のキャップ46との間には、半径(容器本体41の軸に対して垂直)方向に圧縮される第1シール18材が設けられている。
容器本体41とバルブアッセンブリ43のバルブホルダー52との間には、内部容器12のフランジ部12dを介して鉛直(容器本体の軸)方向に圧縮される第2シール材19が設けられており、内部容器12の首部12cとバルブホルダー52との間には半径方向に圧縮される第3シール材20が設けられている。
第1シール材18、第2シール材19、第3シール材20は、図1の吐出容器10のものと実質的に同じである。
容器本体41は、図6bに示すように、首部11cの外周に第1環状突起41aが形成されている。第1環状突起41aは、上面41bが下方に向かって拡径するテーパ面となっており、下面41cが水平面(容器本体41の軸に対して垂直)となっている。この実施形態では、2本の第1環状突起41aを備えているが、1本であっても3本以上であってもよい。他の構成は、図1の吐出容器10の容器本体11と実質的に同じであり、首部11cに段部11e、外円筒部11fが形成されている。
最内容器42は、図6aに示すように、下端が閉じられたパウチ47と、その上端開口部に固定される連結部材48とを備えている。
パウチ47は、複数のシートを溶着あるいは貼り合わせたものである。シートとしては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エバールなどの合成樹脂シート、前記合成樹脂シートにシリカやアルミナなどを蒸着した蒸着樹脂シート、アルミニウム箔などの金属箔シートに合成樹脂シートを積層したものなどが用いられる。
連結部材48は、パウチ47の開口部に貼着され、後述するバルブアッセンブリ43に連結される筒状のものである。連結部材48はポリエチレンなどの合成樹脂を射出成型したものなどが用いられる。
バルブアッセンブリ43のバルブユニット45は、図7aに示すように、2液式のバルブ機構51と、そのバルブ機構51を収容し、容器本体41の上端に配置される支持フラ
ンジ(第1フランジ部)27が形成された筒状のバルブホルダー52と、その上部に設けられ、バルブ機構51をバルブホルダー52に固定し、支持フランジ(第1フランジ部)27の上方に配置されるフランジ部(第2フランジ部)30が設けられたバルブカバー22とを備えている。
バルブ機構51は、第1ステム孔56aおよびその下方に設けられる第2ステム孔56bが形成されたステム56と、第1ステム孔56aを閉じる第1ステムラバー57と、第2ステム孔56bを閉じる第2ステムラバー58と、ステム56を常時上方に付勢するバネ59と、第1ステムラバー57および第2ステムラバー58の間に設けられ、それらを支持する筒状の支持部材60とからなる2液吐出用のバルブ機構である。支持部材60には、その内外を連通するスリットあるいは孔が形成されている。ステム56は、第2ステム孔56bと連通する中心通路と、第1ステム孔56aと連通し、中心通路と同軸に設けられた筒状孔とからなる2液吐出用のステムである。
バルブホルダー52は、図7bに示すように、バルブ機構51を収容するハウジング61と、その第1連通孔61aの下方側面から半径方向外側に突出する環状の支持フランジ27とを備えている。支持フランジ27は、図1の吐出容器10の支持フランジ27と実質的に同じものであり、横通路溝27aおよび内筒部27bを備えている。
ハウジング61は、側面に第1原液C1をハウジング61の外に導く第1連通孔61aを有しており、下端(支持フランジ27の下方)に第2原液C2をハウジング61の外に導く第2連通孔61bを有している。また、ハウジング61の上端には、第1ステムラバー57を支持する第1ラバー支持部61cが形成されており、側面であって第1連通孔61aの下方に、第2ステムラバー58を支持する第2ラバー支持部61dが形成されている。さらに、ハウジング61の第1連通孔61aより上方の上部61eは拡径している。そして、ハウジング61の底部には、上方に突出するように板バネが設けられている。この板バネがバルブ機構51のバネ59を構成する。なお、独立したバネをハウジング61の底部とステム56との間に配置させてもよい。そして、ハウジング61の底部の下面中央には、第2連通孔61bと連通し、下方に突出する筒状の最内容器連結部61fが形成されている。
ハウジング61内は、バルブ機構51の第2ステムラバー58によって2つの空間に分けられる。つまり、ハウジング61内は、第1ステムラバー57と第2ステムラバー58の間の空間と、第2ステムラバー58より下方の空間とに分けられる。第2ステムラバー58は、第1連通孔61aと第2連通孔61bの間に設けられる(図7a、参照)。
キャップ46は、図7aに示すように、下筒部34の内面に容器本体41の第1環状突起41aと係合する第2環状突起46aを1本または複数本有している。第2環状突起46aの下面46bは下方に向かって拡径するテーパ面となっており、上面46cは水平面となっている。他の構成は、図1の吐出容器10のキャップ17と実質的に同じであり、上筒部32、連結部(押圧部)33、下筒部34を有している。
このように構成されているため、図8aに示すように、バルブアッセンブリ43の第1原液通路A1は、内部容器12の縦通路溝12gから支持フランジ27の外側、支持フランジ(第1フランジ部)27とフランジ部(第2フランジ部)30の間(横通路溝27a)、ハウジング61とバルブカバー22の間の隙間25、第1連通孔61a、ハウジング61内(第1ステムラバー57と第2ステムラバー58の間)、ステム56の筒状孔に至る。一方、バルブアッセンブリ43の第2原液通路A2は、第2連通孔61b、ハウジング61内(第2ステムラバー58より下方の空間)、ステム56の中心孔に至る。つまり、バルブ機構51のステム56を押し下げることにより、第1原液C1および第2原液C2は、第1原液通路A1および第2原液通路A2を通ってステム56から外部に吐出される。
次に吐出容器40への原液および加圧剤の充填方法(吐出製品の製造方法)を説明する。
初めに、図1の吐出容器10と同様に、容器本体41および内部容器12を成形する。
次いで、第2原液C2を充填した最内容器42をバルブアッセンブリ43のハウジング61の最内容器連結部61fに連結させる。その最内容器42を連結したバルブアッセンブリ43のキャップ46を、加圧剤充填ノズル37aを備えた加圧剤充填機37(図8b参照)に取り付け、バルブアッセンブリ43を容器本体41の上方に配置させる。
その後、バルブアッセンブリ43を容器本体41に対して下降させ、図8bに示すように容器本体41の第1環状突起41aのテーパ状の上面41bと、第2環状突起46aのテーパ状の下面46bとを当接させて、キャップ46を容器本体41との固定位置より上方で保持する。この保持状態において、図1の吐出容器10と同様に、加圧剤Pをバルブカバー16とキャップ46の間(加圧剤充填通路PP)から充填する。このとき、第1シール材18がキャップ46の下部と容器本体41との間をシールしているため、加圧剤Pはキャップ46の下端から外部に漏れない。そして、バルブユニット45は支持突起34bにより保持されているため、加圧剤Pの充填圧力が加わってもバルブユニット45が容器本体41の開口部を閉じることがなく加圧剤充填通路PPは確保される。
加圧剤Pの充填後、バルブアッセンブリ43をさらに下降させる。つまり、バルブアッセンブリ43の第2環状突起46aを、容器本体41の第1環状突起41aを乗り越えさせ、第2環状突起46aの上面46cと第1環状突起41aの下面41cとを係合させ、固定の状態とする(図6、参照)。
容器本体41とバルブアッセンブリ43とを固定後、第1原液収容部S1内を脱気し、ステム56から第1原液通路A1を介して第1原液C1を充填する。なお、空の最内容器42をバルブアッセンブリ43に連結させ、先に内部容器12と最内容器42との間(ガス収容部)に加圧剤を充填したのち、ステム56から第1原液と第2原液を別々に充填してもよい。
なお、この吐出容器40も、他の加圧剤の充填方法として、図1の吐出容器10と同様に、図5bのように、保持状態のときに第1シール材18がシールを形成しないように構成することにより、キャップ46の下端から加圧剤Pを充填させてもよい。
図9の吐出容器65は、内部容器を備えていないものであり、原液Cおよび加圧剤Pを容器本体内で混在させたものである。詳しくは、容器本体11と、その容器本体11を閉じるバルブアッセンブリ13とを備えている。この吐出容器65は、バルブアッセンブリ13のバルブホルダー21の支持フランジ27の下面に半径方向に延びる第2横通路溝66が形成されており、第2シール材19および第3シール材20を備えていない。他の構成は、図1の吐出容器10と実質的に同じである。
この吐出容器65は、容器本体11内に原液および加圧剤Pを充填して吐出製品となる。
この吐出容器65の原液通路は、第2横通路溝66から支持フランジ27の外側、支持フランジ(第1フランジ部)27とフランジ部(第2フランジ部)30の間(横通路溝27a)、ハウジング26とバルブカバー22の間の隙間25、第1連通孔26a、ハウジング26内、ステム14aに至る。この吐出容器65は、原液を加圧剤の圧力で吐出してもよく、原液と加圧剤Pを混在させて同時に吐出してもよい。
この吐出容器65の原液および加圧剤の充填方法は、容器本体11内に原液を充填し、その上に図5のような加圧充填機37を取り付けたバルブアッセンブリ13を固定位置より上方に保持させる。この保持状態において、加圧充填ノズル37aから加圧剤Pを供給する。これにより、加圧剤Pは、バルブカバー22とキャップ16の間から図5の吐出容器10と同じ加圧剤充填通路PPを通って容器本体11内に充填される。なお、他の充填
方法として図1の吐出容器10と同様に、図5bのように、保持状態のときに第1シール材18がシールを形成しないように構成することにより、キャップ16の下端から加圧剤Pを充填させてもよい。さらに、吐出容器65を組み立ててからステム14aより加圧剤Pを充填させてもよい。
次に本発明の吐出製品の製造方法に用いることができる他の構造を有する吐出容器の説明をする。
図10の吐出容器70は、内部容器(原液収容部S1)内に原液を収容し、容器本体と内部容器との間の空間(ガス収容部PS)に加圧剤を充填するタイプのものである。詳しくは、有底筒状の容器本体11と、その容器本体に収容される内部容器71と、容器本体11および内部容器71を閉じるバルブアッセンブリ72とを備えている。バルブアッセンブリ72は、容器本体11および内部容器71を閉じ、バルブ機構14が固定されたバルブユニット75と、バルブユニット75を容器本体11に固定する筒状のキャップ76とを有する。そして、この吐出容器70の内部容器(原液収容部S1)内に原液を収容し、容器本体11と内部容器71との間の空間(ガス収容部PS)に加圧剤Pを充填して吐出製品となる。
容器本体11は、図1の吐出容器10の容器本体11と実質的に同じものである。
容器本体11とバルブアッセンブリ72のキャップ76との間には、半径(容器本体11の軸に対して垂直)方向に圧縮される第1シール18材が設けられている。
容器本体11および内部容器71とバルブアッセンブリ72のバルブユニット75との間には鉛直(容器本体の軸)方向に圧縮される第2シール材19が設けられている。
第1シール材18および第2シール材19は、図1の吐出容器10の第1シール材18および第2シール材19と実質的に同じものである。
なお、図1の吐出容器10と同様に、第3シール材20を設けてもよい。
内部容器71は、可撓性を有する円筒状の容器である。図1の吐出容器10の内部容器12と異なり、縦通路溝を有さない。また、内部容器71の外形を容器本体の内面と同一の形状とする必要がない。
バルブアッセンブリ72のバルブユニット75は、図10bに示すように、バルブ機構14と、そのバルブ機構14を収容するハウジング78と、その上端開口部に設けられ、バルブ機構14をハウジング78に固定し、フランジ部81aが設けられたバルブカバー79とを備えている。バルブ機構14は、図1の吐出容器10のバルブ機構14と実質的に同じものである。
ハウジング78の底部中央には、図10cに示すように、原液Cをハウジング78内に導く連通孔78aが形成されている。ハウジング78の上端には、ステムラバー14bを支持するラバー支持部78bが形成されている。ハウジング78の上部78cは、拡径している。
バルブカバー79は、図10dに示すように、ハウジング78の開口部を閉じる天蓋部81と、その天蓋部81の内縁から上方に延びる立上筒部82と、天蓋部81の下面中央に形成された筒状のハウジング保持部83と、そのハウジング保持部83の外側に設けられた内筒部84とからなる。天蓋部81の外端部(フランジ部)81aが容器本体11の上端に配置される。
立上筒部82は、バルブ機構14のステム14aを通す。
ハウジング保持部83は、ハウジング78の上部78cと係合する係合爪83aを備えている。この係合爪83aがバルブユニットを一体化させる。
内筒部84は、内部容器61の開口部とシール嵌合するように設計されている。
図10bに戻って、キャップ76は、保持突起76aがバルブカバー79の天蓋部81の外端部81aと係合する点で、図1の吐出容器10のキャップ17と異なる。他の構成は、図1の吐出容器10のキャップ16と実質的に同じで、上筒部、押圧部、下筒部を有し、下筒部の内面に雌ネジ、内円筒部が形成されており、バルブカバー79との間の隙間が上方を向いて開口している。
このように構成されているため、図11aに示すように、バルブアッセンブリ72の原液通路A1は、原液収容部S1と連通した連通孔78aからハウジング78内、ステム14aに至る。つまり、バルブ機構14のステム14aを押し下げることにより、原液Cは原液通路A1を通ってステム14aから外部に吐出される。
この吐出容器70への原液および加圧剤の充填方法(吐出製品の製造方法)は、図11bに示すように、内部容器71(原液収納部S1)内に原液Cを充填し、その原液Cを充填した内部容器71をバルブカバー79の内筒部84と嵌合させる。つまり、内部容器71は、バルブカバー79でシールされた状態となる。このバルブアッセンブリ72のキャップ76に加圧充填機37を取り付け、バルブアッセンブリ72を容器本体11との固定位置より上方に保持させる(図10b参照)。このとき、内部容器71の下端が容器本体11の内底と当接し、内部容器71自体は、容器本体11の内底で支持させるように構成するのが好ましい。この保持状態において、加圧充填ノズル37aから加圧剤Pを供給する。これにより加圧剤Pはバルブカバー79とキャップ76の間から加圧剤充填通路PPを通って容器本体11と内部容器71との間の空間(ガス収容部PS)に充填される。詳しくは、加圧剤充填通路PPは、バルブカバー79の立上筒部82とキャップ76の上筒部32の間からバルブカバー79の天蓋部81とキャップ76の連結部(押圧部)33の間、バルブカバー79の天蓋部81と容器本体11の上端との間(第2シール材19)に至る。このとき、第1シール材18がキャップ76の下部と容器本体11との間をシールしているため、加圧剤Pはキャップ76の下端から外部に漏れない。また、この実施形態では、内部容器71とバルブアッセンブリ72の内筒部84とはシール嵌合されているため、加圧剤Pは内部容器71内には導入されない。そして、バルブアッセンブリ72は、一体化されているため、加圧剤Pの充填圧力が加わってもバルブユニット75が容器本体11の開口部を閉じることがなく加圧剤充填通路PPは確保される。
加圧剤Pを充填後、容器本体11またはキャップ76を回転させて、バルブアッセンブリ72を容器本体11に固定する。
なお、内部容器71とバルブアッセンブリ72の内筒部84とをシール嵌合せず、固定した後、ステム14aを押し下げて、内部容器71(原液収容部S1)内に侵入した加圧剤Pを排出し、その後、再度、ステム14aを押し下げて原液Cを充填するようにしてもよい。また、図12a、bのように第2シール材19を、内部容器71のフランジ部71aと容器本体11の上端の間に設けてもよい。この場合も、図10の吐出容器70と同様の効果を奏する。
C 原液
C1 第1原液
C2 第2原液
P 加圧剤
A1 原液通路、第1原液通路
A2 第原液通路
PP 加圧剤充填通路
S1 原液収納部、第1原液収納部
S2 第2原液収納部
PS ガス収納部
10 吐出容器
11 容器本体
11a 胴部
11b 肩部
11c 首部
11d 雄ネジ
11e 段部
11f 外円筒部
12 内部容器
12a 胴部
12b 肩部
12c 首部
12d フランジ部
12g 縦通路溝
13 バルブアッセンブリ
14 バルブ機構
14a ステム
14b ステムラバー
14c バネ
15 バルブユニット
16 キャップ
18 第1シール材
19 第2シール材
20 第3シール材
21 バルブホルダー
22 バルブカバー
25 隙間
26 ハウジング
26a 第1連通孔
26b ラバー支持部
26c 上部
27 支持フランジ(第1フランジ部)
27a 横通路溝
27b 内筒部
27c 溝
28 天蓋部
28a 中心孔
29 筒部
29a 係合突起
30 フランジ部(第2フランジ部)
32 上筒部
33 連結部(押圧部)
34 下筒部
34a 雌ネジ
34b 支持突起(仮支持部)
34c 内筒部
36a 回転台
37 加圧剤充填機
37a 加圧剤充填ノズル
37b シール材
40 吐出容器
41 容器本体
41a 第1環状突起
41b 上面
41c 下面
42 最内容器
43 バルブアッセンブリ
45 バルブユニット
46 キャップ
46a 第2環状突起
46b 下面
46c 上面
47 パウチ
48 連結部材
51 バルブ機構
52 バルブホルダー
56 ステム
56a 第1ステム孔
56b 第2ステム孔
57 第1ステムラバー
58 第2ステムラバー
59 バネ
60 支持部材
61 ハウジング
61a 第1連通孔
61b 第2連通孔
61c 第1ラバー支持部
61d 第2ラバー支持部
61e 上部
61f 最内容器連結部
65 吐出容器
66 第2横通路溝
70 吐出容器
70a 吐出容器
71 内部容器
71a フランジ部
72 バルブアッセンブリ
75 バルブユニット
76 キャップ
76a 保持突起
78 ハウジング
78a 連通孔
78b ラバー支持部
78c 上部
79 バルブカバー
81 天蓋部
81a 外端部(フランジ部)
81b 中心孔
82 立上筒部
83 ハウジング保持部
83a 係合爪
84 内筒部

Claims (6)

  1. 容器本体と、
    前記容器本体を閉じるバルブアッセンブリとを有し、
    前記バルブアッセンブリが、前記容器本体の上端に配置されるバルブユニットと、そのバルブユニットを容器本体に固定する筒状のキャップとを有し、
    前記バルブユニットが、バルブ機構と、そのバルブ機構を収容し、容器本体の上端に配置される第1フランジ部が形成された筒状のバルブホルダーと、そのバルブホルダーの開口部を覆い、バルブ機構をバルブホルダーに固定し、前記第1フランジ部の上方に配置される第2フランジ部が形成されたバルブカバーとを備えており、
    前記バルブホルダーの第1フランジ部の上方には、バルブホルダーの内外を連通する連通孔が形成されており、
    前記バルブホルダーの第1フランジ部とバルブカバーの第2フランジ部との間に、前記連通孔と連通し、容器本体内と連通する通路が形成されている、
    吐出容器。
  2. 前記バルブユニットが、バルブホルダーとバルブカバーとがバルブ機構を収容した状態で一体化したものである、
    請求項1記載の吐出容器。
  3. 前記キャップの内面に、前記固定の状態におけるキャップに対するバルブユニットの位置より下方でバルブユニットのフランジ部を支持する仮支持部を備えている、
    請求項1記載の吐出容器。
  4. 前記容器本体内に収容され、その開口部が前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する内部容器を備えており、
    前記通路が、連通孔と、容器本体と内部容器の間の空間とを連通している、
    請求項1記載の吐出容器。
  5. 前記バルブホルダーの第1フランジ部の下方には、バルブホルダーの内外を連通し、内部容器内と連通する第2連通孔が形成されている、
    請求項4記載の吐出容器。
  6. 前記内部容器に収容され、前記バルブアッセンブリによって閉じられ、可撓性を有する最内容器を備えており、
    前記第2連通孔が、バルブホルダー内と最内容器内とを連通している、
    請求項5記載の吐出容器。
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