JP6313790B2 - 管状製品の軸方向端部を自動的に閉じて管状製品を裏表で外すための方法、及びこの方法を行うための装置 - Google Patents

管状製品の軸方向端部を自動的に閉じて管状製品を裏表で外すための方法、及びこの方法を行うための装置 Download PDF

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Description

本発明は、管状製品の軸方向端部を自動的に閉じて管状製品を裏表で外すための方法、及びこの方法を行うための装置に関する。
靴下類用円形編機などによって一般に行われる製造サイクルの終了の際に、管状製品、特に靴下類製品の軸方向端部を自動的に閉じるための方法及び装置が知られている。
このような方法及び装置の多くでは、製品の表側にソーイング又はリンキングが実際には目に見えないように製品を裏表にして、製品の軸方向端部をソーイング又はリンキングにより閉じる。ソーイング作業又はリンキング作業の終了の際に、製品を反転させながら、つまり製品の表を外側にしながら、製品を装置から外して移す。
特に、同一の出願人によるイタリア特許第1.387.067 号明細書は、管状製品の軸方向端部を閉じることを可能にする方法及び装置を開示している。この特許に記載されている装置は、環状の処理デバイスが配置されているソーイングステーション又はリンキングステーションを備えており、処理デバイスは、製品の軸芯が略垂直であるように配置された製品であってソーイング又はリンキングにより閉じる必要がある軸方向端部である第1の軸方向端部により前記処理デバイスから吊り下げられた前記製品を保持すべく構成されている。処理デバイスは、製品の前記第1の軸方向端部と係合可能な環状体を有している。環状体は、環状体の直径軸芯を中心として相互に回転する2つの半環状部分から構成されており、これら2つの半環状部分の内の一方は、同一平面上の位置から他方の半環状部分と対向する位置に移動するように他方の半環状部分に対して直径軸芯を中心として回転可能である。環状体は複数のスパイクを有しており、スパイクは、環状体の2つの半環状部分が同一平面上にあるとき、環状体の軸芯と平行に延びており、環状体の周方向の延長部に沿って分散している。一方の半環状部分が環状体の他方の半環状部分に対向するように配置されているとき、一方の半環状部分のスパイクが環状体の他方の半環状部分のスパイクと対向して並んでいる。
記載の完全を期すために参照されるイタリア特許第1.387.067 号明細書に開示されている装置では、管状製品の製造を終了する際に、管状製品を製造した靴下類用円形編機から管状製品を取り出して、ソーイングステーション又はリンキングステーションに配置された処理デバイスに移す。特に、形成された最後の編成列の編成ループは夫々、2つの半環状部分が同一平面上の位置にある状態で、靴下類用円形編機の針から処理デバイスの環状体のスパイクに移される。製品の閉じられる軸方向端部で処理デバイスから吊り下げられて処理デバイスの下方に延びる製品は、略垂直な軸芯を有する下側裏返し管内に吸い込まれる。下側裏返し管は、処理デバイスの下方で支持されており、下側裏返し管の上側軸方向端部が処理デバイスの環状体に対向している。この状態では、製品の表が外側にある。その後、下側裏返し管は上昇して処理デバイスの環状体を通過し、前記下側裏返し管の外側面で管状製品を裏返す。このようにして、製品は、処理デバイスの環状体のスパイクとも製品の第1の軸方向端部で係合しているが、処理デバイスの前記環状体の上方に裏表で延びている。その後、処理デバイスの環状体の半環状部分は、該半環状部分のスパイクが他方の半環状部分のスパイクと対向するように直径軸芯を中心として回転し、一方の半環状部分のスパイクによって保持されたループが他方の半環状部分のスパイクに移されるため、該スパイクは夫々2つの編成ループを保持する。ソーイングヘッド又はリンキングヘッドが一方の半環状部分のスパイクによって保持された複数対のループを結合し、製品は処理デバイスのスパイクから外され、処理デバイスの環状体の上方にある下側裏返し管の下側軸方向端部を通って下側裏返し管内に吸い込まれる。この吸い込みにより、第1の軸方向端部が閉じられている製品の表は再度外側にされ、表を外側にした状態で製品は前記第1の軸方向端部を閉じるために使用された装置から移される。
国際公開第2008/028576号パンフレット
一般に、製品は表が外側にある状態で複数の仕上作業を受けて、その後梱包され得るので、製品を製造して製品の軸方向端部の内の一方を閉じた後、製品の表が外側にあることが望ましい。
しかしながら、場合によっては、製品は裏表で仕上げ作業の少なくとも一部を受けることができるように、製品の軸方向端部の内の一方を閉じるために使用された装置から製品を裏表で外すことが必要とされる。この必要性は特に、例えば製品の裏側に延びる糸の末端を残すパターン又は特定の処置を有するストッキング類又は他の管状製品に関してあり、糸の末端は仕上げ作業中に押されて製品の表側から出る場合があり、従って完成した製品に糸の末端が見える場合がある。
仕上げ作業が糸又は行われる処置に対して特に強度に行われる場合に同様の必要性が生じ、このため、強度な仕上げ作業が製品の表側に行われると、仕上げ作業により製品が損なわれるか、又は製品の外観が変わる場合がある。
本発明は、管状製品の軸方向端部を自動的に閉じて管状製品を裏表で外すことを可能にする方法を考案することによりこの必要性を満たすことを意図している。
この意図の範囲内で、本発明の目的は、比較的簡単に且つ高い信頼性及び高い精度で行うことができる方法を考案することである。
本発明は、提供が比較的簡単な本発明に係る方法を行うための装置を提供することを別の目的とする。
本発明は、例えばイタリア特許第1.387.067 号明細書に開示されているタイプの公知の装置から、提供が簡単な変更で考案され得る本発明に係る方法を行うための装置を提供することを更に別の目的とする。
本発明は、管状製品の軸方向端部を閉じて管状製品を裏表で外すことを経済的な競争力があるように可能にする方法及び装置を考案することを更なる別の目的とする。
この意図、並びにこれらの目的及び以下により明らかとなるその他の目的は、管状製品の軸方向端部を閉じて管状製品を裏表で外すための方法であって、
− 製品の軸芯が略垂直であるように且つ該製品がソーイング又はリンキングにより閉じられる第1の軸方向端部で環状の処理デバイスから吊り下げられて該処理デバイスの下方に延びるように、前記製品を表を外側にしてソーイングステーション又はリンキングステーションに置く工程、
− 前記処理デバイスによって保持された製品が前記処理デバイスを通過することにより、前記製品を裏返して該製品を前記処理デバイスの上方に裏表で配置する工程、
− 前記製品の第1の軸方向端部をソーイング又はリンキングにより閉じる工程、
− 前記処理デバイスから製品を外す工程、及び
− その上側軸方向端部が前記処理デバイスの下方に面する下側スペーサ管の前記上側軸方向端部を通って吸い込みにより製品を移す工程
を順次有することを特徴とする方法によって達成される。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面の非限定例で示した本発明に係る方法及び該方法を行うための装置の好ましいが排他的でない実施形態の説明から更に明らかになる。
概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図1の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図2の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図3の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図4の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図5の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図6の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図7の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図8の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図9の拡大詳細図である。 概略的に垂直面に沿った断面で示された本発明に係る方法を行うための装置と共に、本発明に係る方法の工程の順序を示す概略図である。 図10の拡大詳細図である。
図面を参照すると、参照番号1 によって一般的に示されている本発明に係る方法を行うための装置は、ソーイング又はリンキングにより閉じられる製品50の第1の軸方向端部50a と係合可能な環状の処理デバイス2 と、該処理デバイス2 から製品50の第1の軸方向端部50a で吊り下げられた製品50を処理デバイス2 の上方で裏表にするように構成されている裏返しデバイス3 と、その上側軸方向端部が処理デバイス2 の下方に面する下側スペーサ管4 と、製品50の第1の軸方向端部50a のソーイング又はリンキングを行うためのソーイング又はリンキング手段5 とを備えている。ソーイング又はリンキング手段5 は、処理デバイス2 と係合して処理デバイス2 の上方に裏表で配置される製品50の第1の軸方向端部50a を閉じるべく作動可能である。
処理デバイス2 は、直径軸芯7 を中心として互いに回転する2つの半環状部分6a, 6bから構成された環状体6 を有していることが好ましい。一動作条件では、以下でより明らかになるように、2つの半環状部分6a, 6bは略同一平面上にあり、略水平な面に配置されることが好ましい。
環状体6 は、環状体6 の周方向の延長部全体に沿って環状体6 の軸芯10の周りに分散している複数のスパイク9 を有している。2つの半環状部分6a, 6bが同一平面上にあるとき、これらスパイク9 は環状体6 の軸芯10と平行に配置されており、スパイクの先端が下方を向いている。これらスパイク9 は夫々、ソーイング又はリンキングにより閉じられる製品50の第1の軸方向端部50a の直近に又は該第1の軸方向端部50a にある製品50の編成列の編成ループと係合することができる。図示されている例では半環状部分6bによって構成されている2つの半環状部分6a, 6bの内の一方は、同一平面上の位置から半環状部分6bが他方の半環状部分6aと下方の領域で対向する反転位置に移動するように直径軸芯7 を中心として他方の環状部分に対して回転可能である。この反転位置では、下側に配置された半環状部分6bは、その先端が上方を向いているスパイク9 であって、上側に配置された半環状部分6aの対応するスパイク9 に対向するスパイク9 を有している。この反転位置では、半環状部分6bのスパイク9 は夫々他方の半環状部分6aの対応するスパイク9 と対向して並んでおり、更に、半環状部分6a又は半環状部分6bのスパイク9 の先端は夫々、他方の半環状部分6b又は半環状部分6aの対応するスパイク9 の先端と接するため、一方の半環状部分のスパイク9 によって保持された編成ループが他方の半環状部分の対応するスパイク9 に摺動によって移され得る。
処理デバイス2 は、ピックアップ要素13を支持している環状体12を有するピックアップデバイス11によって機能し、ピックアップ要素13は、製品50を製造する円形編機の針と係合可能であり、円形編機の針に保持されている製品50の編成ループを個々にピックアップすべく構成されている。ピックアップデバイス11は、ピックアップデバイス11の環状体12が円形編機の針シリンダの周りで同軸であるようにピックアップデバイス11が配置されるピックアップ位置から、製品50を製造するための編機に対して横方向に間隔を空けて設けられて本発明に係る方法を行うための装置が配置されているソーイングステーション又はリンキングステーション14にピックアップデバイス11の環状体12があるようにピックアップデバイス11が配置されるリリース位置に指令で移動可能である。
ピックアップ要素13は、ピックアップデバイス11の環状体12の軸芯の周りに径方向に配置されており、靴下類用円形編機の針間の角距離に相当するように前記軸芯の周りに互いに角度間隔を空けて配置されている。図示されている実施形態では、環状体12の軸芯を向いた各ピックアップ要素13の端部が、対応する針から製品50の編成ループをピックアップするためにその先端が上方を向いたフックのような形状であり、例えばイタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている方法と同様に円形編機の針と係合可能である。
処理デバイス2 の軸芯10の周りのスパイク9 の角度間隔はピックアップデバイス11の軸芯の周りのピックアップ要素13の角度間隔に相当するため、半環状部分6a, 6bが同一平面上の位置にある状態でピックアップデバイス11の環状体12を処理デバイス2 の環状体6 の下方に該環状体6 と同軸に配置することによって、ピックアップ要素13から処理デバイス2 の対応するスパイク9 に編成ループを移動させ得るのに適切なように各ピックアップ要素13は対応するスパイク9 に配置される。
裏返しデバイス3 は下側裏返し管15を有しており、下側裏返し管15は、直線状の延長部を有し、下側裏返し管15の軸芯が処理デバイス2 の環状体6 と同軸の位置で垂直であるように配置され得ることが好ましい。下側裏返し管15は、処理デバイス2 の環状体6 の下方に配置されている支持構造体16によって支持されている。下側裏返し管15は、処理デバイス2 の下方に配置されて支持構造体16に連結されている支持案内管17に同軸で挿入されている。より具体的には、支持案内管17は下部枠体18に挿入されており、下部枠体18は、支持案内管17の長手方向の延長部の中間領域にある水平軸芯19を中心として支持構造体16に軸支され得るため、下部枠体18は、イタリア特許第1.387.067 号明細書の裏返しデバイス3 の下部のために提供されている方法と同様に、製品50の軸方向端部50a をソーイング又はリンキングにより閉じる必要がある製品50を製造する靴下類用円形編機に支持案内管17の上端部を近づけるように、又は、下側裏返し管15の軸芯が垂直であって処理デバイス2 の環状体6 と同軸であるべく下側裏返し管15を移動させるように、例えばリニアアクチュエータ20の動作によって横方向に傾けられ得る。
下側裏返し管15が処理デバイス2 の環状体6 の完全に下方に環状体6 と同軸に配置される、つまり下側裏返し管15の上側軸方向端部が処理デバイス2 から下方に間隔を空けて配置される下降位置から、下側裏返し管15の下側軸方向端部が処理デバイス2 のスパイク9 と同一のレベル、又はスパイク9 より高いレベルにあるように下側裏返し管15が配置される上昇位置に及びその逆に移動するために、下側裏返し管15は支持案内管17に対して指令で軸方向に移動可能である。
下側裏返し管15の上側軸方向端部を介した吸い込みを行うために、又は下側裏返し管15の前記上側軸方向端部を介して噴出空気を送るために、支持案内管17の下端部は、簡略化のために図示されていない公知のタイプの吸込み手段又は送風手段に指令で連結され得る。
下側裏返し管15の周りに同軸に配置されている環状体23によって構成されている第1の軸方向押出手段22を収容する座部21が、下部枠体18の上端部に設けられている。環状体23は、イタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている方法と同様に、ピックアップデバイス11のピックアップ要素13から処理デバイス2 のスパイク9 に編成ループを移すために、処理デバイス2 の環状体6 の軸芯10と一致する下側裏返し管15の軸芯に沿って処理デバイス2 及びピックアップデバイス11に対して移動可能である。
処理デバイス2 が、一方の半環状部分6aのスパイク9 が他方の半環状部分6bのスパイク9 と互いに対向するときに一方の半環状部分6aのスパイク9 によって保持された編成ループを他方の半環状部分6bのスパイク9 に移すための手段と、処理デバイス2 のスパイク9 から製品50を外すための手段とを有していることが便利である。編成ループを移すための手段及び処理デバイス2 から製品50を外すための手段は第2の軸方向押出手段24を有しており、第2の軸方向押出手段24は、2つの半環状部分6a, 6bが同一平面上にあるときに2つの半環状部分6a, 6bの上方で処理デバイス2 の環状体6 に収容されており、以下で更に明らかになるように、一方の半環状部分6bが他方の半環状部分6aの下方に反転したときに一方の半環状部分6aのスパイク9 から他方の半環状部分6bのスパイク9 に編成ループを移すため、又はソーイング作業若しくはリンキング作業の後に、図示されている例では半環状部分6bによって構成されている一方の半環状部分のスパイク9 から製品50を外すために、処理デバイス2 のスパイク9 と相互に作用する。
単なる例として、第2の軸方向押出手段24はイタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されているように設けられ得る。
代替例として、第2の軸方向押出手段24は、処理デバイス2 の環状体6 の内側の代わりに処理デバイス2 の環状体6 の外側に配置され得る。
処理デバイス2 の環状体6 は、垂直軸芯を有する中空シリンダ25の周りに同軸に連結されており、中空シリンダ25は、軸芯10と一致する自軸回りに回転可能であるように支持構造体16によって支持されている。半環状部分6aは中空シリンダ25の外側面に固定されている一方、半環状部分6bは直径軸芯7 を中心として中空シリンダ25に軸支されている。
中空シリンダ25、ひいては処理デバイス2 の環状体6 は、例えばイタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている方法と同様に、電動機34の作用により支持構造体16に対して軸芯10を中心として回転可能である。
下側裏返し管15を上昇位置で保持するように下側裏返し管15の上側軸方向端部と係合可能な上側支持手段26が設けられていることが便利である。
より具体的には、同一の支持構造体16又は自身の支持構造体に支持されている上側裏返し管27が処理デバイス2 の上方に設けられている。
上側裏返し管27は、処理デバイス2 の環状体6 の上方に同軸に配置されており、イタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている方法と同様に下側裏返し管15の上側軸方向端部と係合するための手段を有しており、上昇位置にある下側裏返し管15の上側軸方向端部が上側裏返し管27の下側軸方向端部に挿入され得る。
イタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されているものと同様に、上側裏返し管27は2つのスリーブ、つまり支持構造体16に固定された上側スリーブ28と、処理デバイス2 に近づくように又は処理デバイス2 から離れるように垂直方向に移動可能であって下側裏返し管15の上側軸方向端部と係合可能な下側スリーブ29とによって構成され得る。下側スリーブ29の軸方向への可動性は、必要に応じて、下側裏返し管15が上昇位置に移動して下側スリーブ29と係合した後、下側裏返し管15を更に上昇させるために利用され得る。
任意には、上側裏返し管27は、以下で更に明らかになるように連結管37によって吸込み手段に更に連結され得る。
裏返しデバイス3 は補助摺動手段30を有しており、補助摺動手段30は、下側裏返し管15が上昇位置にあるとき、下側裏返し管15の外側面に対向することが有利である。補助摺動手段30は、下側裏返し管15に対して軸芯10と平行に指令で移動することができ、下側裏返し管15の下側軸方向端部の方向に下側裏返し管15の外側面で裏返された製品50を摺動させるように、製品50と周期的に係合して離脱することができる。
補助摺動手段30は、イタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている補助摺動手段30のように設けられて作動することができ、簡略化のために更に記載されていない。
下側スペーサ管4 は、支持案内管17内に収容されて、下側裏返し管15と同軸に配置されていることが好ましい。
下側スペーサ管4 は、下側スペーサ管4 の上側軸方向端部が処理デバイス2 に対してより近く又は更に離れるように移動するために、指令で長さが可変の伸縮自在な構造を有していることが好ましい。
下側スペーサ管4 の上側軸方向端部が下側裏返し管15の下側軸方向端部と係合可能であるため、下側スペーサ管4 が上昇及び/又は伸長することにより、下側裏返し管15を下降位置から上昇位置に移動させ、且つ、下側スペーサ管4 が下降及び/又は短縮することにより、下側裏返し管15が上側支持手段26から外されると、下側裏返し管15を支持案内管17内に引っ込ませることができる。
下側スペーサ管4 の伸長及び短縮、並びに任意の上昇及び下降が、簡略化のために図示されていない機械的アクチュエータ、空気圧式アクチュエータ又は公知のタイプの他のアクチュエータによって行われることができる。単なる例として、イタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されているタイプのアクチュエータを使用して裏返しデバイス3 を作動させることが可能である。
本発明に係る方法を行うための装置は、処理デバイス2 の直近に配置されたソーイングヘッド又はリンキングヘッド31を更に備えている。
ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31は、それ自体公知の方法でソーイング要素を有しており、ソーイング要素は例えば、ソーイング又はリンキングの鎖編を作り出すように、針及びかぎ針によって、針及び糸供給管によって又は2本の針によって構成されている。ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31はソーイング要素の直近に水平載置要素32を更に有しており、水平載置要素32は、半環状部分6bが中空シリンダ25と共に軸芯10を中心として回転しながら半環状部分6aの下方に反転したときに半環状部分6bを支持すべく設計されている。
ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31はソーイング要素を作動させるための電動機33を有しており、電動機33の作動は処理デバイス2 の環状体6 を作動させる電動機34の作動と同期しているため、夫々、ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31の針が製品50の1対の編成ループを支持する半環状部分6bのスパイク9 と係合して一対の編成ループを結合する。
ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31は、ソーイング作業又はリンキング作業の終了の際にソーイング又はリンキングの鎖編を切断するための、簡略化のために図示されていない公知のタイプのメスを有している。
ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31は案内軸36と一体化されているスライダ35に取り付けられており、案内軸36は、案内軸36の軸芯が水平であるように配置されており、自軸に沿って摺動可能であるように支持構造体16によって支持されている。例えばネジナット連結によりスライダ35に連結された流体作動式シリンダ又は電動機のような、簡略化のために図示されていない公知のタイプのリニアアクチュエータがスライダ35に作用して、ソーイングヘッド若しくはリンキングヘッド31を半環状部分6bのスパイク9 と相互作用させるための位置に移動させるようにスライダ35、ひいてはソーイングヘッド若しくはリンキングヘッド31を指令で処理デバイス2 の軸芯10に向かって平行移動させるか、又はソーイングステーション若しくはリンキングステーション14におけるピックアップデバイス11の配置及び半環状部分6aに対する直径軸芯7 を中心とした半環状部分6bの反転を妨げないようにスライダ35、ひいてはソーイングヘッド若しくはリンキングヘッド31を指令で処理デバイス2 の軸芯10から離れるように平行移動させる。
本発明に係る方法を行う際の上述した装置の動作は、以下の通りである。
製品を製造した靴下類用円形編機からピックアップデバイス11によってピックアップされた製品は、ピックアップデバイス11自体によってソーイングステーション又はリンキングステーション14に移される。
製品50は、製品50の複数の編成列の内の1つの編成列のループで、好ましくは靴下類用円形編機の針によって形成された最後の編成列のループでピックアップ要素13から吊り下げられる。
処理デバイス2 は、2つの半環状部分6a, 6bが同一平面上の位置にあるように配置されて製品50を待つ。
下側裏返し管15は下降位置にあり、つまり、下側裏返し管15は、下側裏返し管15の上側軸方向端部が処理デバイス2 に対して下方の領域にあるように間隔を空けて配置される。
製品50がソーイングステーション又はリンキングステーション14に達すると、任意には図1及び図1aに破線で示されているように下部枠体18を靴下類用円形編機の方に傾けて、下側裏返し管15の上側軸方向端部を通して製品50を吸い込む。
ピックアップデバイス11は、処理デバイス2 と下方の領域で対向するように配置され(図1及び図1a)、その後、各ピックアップ要素13がピックアップデバイス11のスパイク9 と係合するように処理デバイス2 に向かって上昇する(図2及び図2a)。
このとき、第1の軸方向押出手段22の環状体23は、各編成ループをピックアップ要素13から処理デバイス2 のスパイク9 に移動させるようにピックアップデバイス11及び処理デバイス2 に向かって上昇する(図3及び図3a)。
本方法のこの工程では、製品50は表が外側であり、製品50の軸芯が略垂直であるように配置され、ソーイング又はリンキングにより閉じられる第1の軸方向端部50a によって処理デバイス2 から吊り下げられて処理デバイス2 の下方に延びる。
製品50がこの位置にある状態で、製品50が処理デバイス2 の環状体6 を通過することによって製品50を裏返す。製品50が処理デバイス2 のスパイク9 から製品50の第1の軸方向端部50a で吊り下げられてピックアップデバイス11の存在のため前記スパイク9 に保持されているので、製品50のこのような通過により、製品50は処理デバイス2 の上方に裏表で配置される。
好ましい例として製品が下側裏返し管15内に吸い込まれる場合、製品50の裏返しが、下側裏返し管15を上昇させて下側裏返し管15が処理デバイス2 の環状体6 を通過することにより行われることが便利である。下側裏返し管15のこのような上昇により、前記下側裏返し管15の外側面で製品50が裏返される(図4及び図4a)。
下側裏返し管15の下降位置から上昇位置への移動は、上述したように好ましくは伸縮自在な構造を有する下側スペーサ管4 を軸方向に延ばして、任意には該下側スペーサ管4 を上昇させることにより行われる。
任意には、製品50を反転させて下側裏返し管15の外側面での製品50の裏返しを完了するために、補助摺動手段30が使用されており、補助摺動手段30は、周期的に製品50と係合して製品50から離脱することによって、製品50を下側裏返し管15の下側軸方向端部に向かって徐々に押し出して、下側裏返し管15の上側軸方向端部から製品50を完全に抜き取り、従って下側裏返し管15の前記上側軸方向端部を解放する(図5及び図5a)。
任意には、製品50の反転中、下側スペーサ管4 の下側軸方向端部は、製品50が下側裏返し管15内にある間に製品50を上方に押し出すための送風手段に連結可能であり、補助摺動手段30の動作を支援する。
このとき、上側裏返し管27の下側スリーブ29は下降して、下側裏返し管15の上側軸方向端部と係合する(図6及び図6a)。
その後、下側スペーサ管4 は、下側スペーサ管4 の上側軸方向端部が処理デバイス2 から下方に間隔を空けて配置される位置に下降して、ピックアップデバイス11はソーイングステーション14から離れる(図7及び図7a)。
製品50がこの位置にある状態で、処理デバイス2 の環状体6 の半環状部分6bが、直径軸芯7 を中心として反転し、他方の半環状部分6aと下方の領域で対向するように配置されるため、半環状部分6bのスパイク9 が他方の半環状部分6aのスパイク9 と対向して並ぶ。第2の軸方向押出手段24の作動によって、上側に配置された半環状部分6aのスパイク9 によって保持された編成ループは、下側に配置された半環状部分6bのスパイク9 に移される。このようにして、下側に配置された半環状部分6bの各スパイク9 は2つの編成ループを保持する。
その後、ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31は処理デバイス2 に近づけられ、ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31のソーイング要素が、スパイク9 によって保持された編成ループのソーイング又はリンキングを順送り的に行うように処理デバイス2 の環状体6 の回転と同期して作動する。このようにして、処理デバイス2 と係合した製品50の第1の軸方向端部50a を閉じる(図8及び図8a)。
ソーイング作業又はリンキング作業が終了すると、ソーイングヘッド又はリンキングヘッド31が処理デバイス2 から横方向に再度離れ、半環状部分6bは、他方の半環状部分6aと同一平面上にある位置に戻され、下側スペーサ管4 の上側軸方向端部が処理デバイス2 に更に近づくように下側スペーサ管4 が上昇する。下側スペーサ管4 は吸込み手段に連結され、第2の軸方向押出手段24の新たな作動によって、製品50はスパイク9 から外される(図9及び図9a)。下側スペーサ管4 に対する吸い込みにより、製品50は下側スペーサ管4 内に引き込まれ、装置の外側に裏表で外される(図10及び図10a )。下側裏返し管15の外側面で製品50を下方に、つまり下側スペーサ管4 の方に押し出す補助摺動手段30の作動によって、下側スペーサ管4 内への製品50の吸い込みを容易にすることができる。
製品50が編機からピックアップされて、スパイク9 毎に1つの編成ループで処理デバイス2 のスパイク9 に移されることが好ましいが、製品をピックアップして移す作業は、例えば、形成された最後の編成列ではない編成列でもピックアップ要素13及びスパイク9 毎に複数の編成ループで製品50を把持する方法のような、他の方法でも行われ得ることに注目すべきである。
更に、本発明に係る方法を行うための装置が、製品50の第1の軸方向端部50a を閉じる作業の後、必要に応じて製品50を、表を外側にして外すことができることに注目すべきである。実際、これを達成するためには、下側スペーサ管4 を下降位置で非作動状態で維持して、上側裏返し管27を連結管37を介して吸込み手段に連結するだけで十分である。このようにして、製品50の第1の軸方向端部50a がスパイク9 から外されるとき、製品50は上側裏返し管27内に上側裏返し管27の下側軸方向端部を通って引き込まれ、ひいては表を外側に戻される。その後、製品50は装置から移されて、連結管37を通って外部に取り出される。
実際、管状製品、例えば靴下類製品の軸方向端部を自動的に閉じて、裏表での仕上げ作業に利用可能であるように管状製品を裏表で外すことが可能であるので、本発明に係る方法が意図した目的を完全に達成することが分かった。
製品は裏表で外されるが、ソーイング又はリンキングにより製品の軸方向端部を閉じる工程を裏表の製品で行い、リンキングの鎖編又はソーイングの編目を製品の表側で実際に見えなくし、従って美的観点によって十分な効果が得られることに注目することが重要である。
本発明に係る方法の更なる利点は、例えばイタリア特許第1.387.067 号明細書に記載されている装置のような既に入手可能な装置から、提供が簡単な変更で得られる装置を用いてこの方法を行うことができることである。
このように考案された本方法及び本方法を行うための装置は多くの調整及び変更を加えることができ、それらの全ては添付の特許請求の範囲内にあり、また細部は全て、他の技術的に等価な要素と更に置き換えられてもよい。
実際には、用いられる材料並びに寸法は、要件及び技術水準に応じて如何なるものであってもよい。
本願が優先権を主張するイタリア特許出願第MI2013A000296 号明細書における開示内容は、参照として本明細書に組み込まれる。
任意の請求項に記載されている技術的特徴の後には参照番号が付与されているが、これらの参照番号は、請求項の明瞭性を高めるためだけに含まれているものであり、従って、このような参照番号により一例として識別される各要素の解釈をいかなる形においても限定するものではない。

Claims (16)

  1. 管状製品の軸方向端部を閉じて管状製品を裏表で外すための方法であって、
    − 製品の軸芯が略垂直であるように且つ該製品がソーイング又はリンキングにより閉じられる第1の軸方向端部で環状の処理デバイスから吊り下げられて該処理デバイスの下方に延びるように、前記製品を表を外側にしてソーイングステーション又はリンキングステーションに置く工程、
    − 前記処理デバイスによって保持された製品が前記処理デバイスを通過することにより、前記製品を裏返して該製品を前記処理デバイスの上方に裏表で配置する工程、
    − 前記製品の第1の軸方向端部をソーイング又はリンキングにより閉じる工程、
    − 前記処理デバイスから製品を外す工程、及び
    − その上側軸方向端部が前記処理デバイスの下方に面する下側スペーサ管の前記上側軸方向端部を通って吸い込みにより製品を移す工程
    を順次有することを特徴とする方法。
  2. 品を裏返す前記工程を、
    − 前記処理デバイスから前記第1の軸方向端部で吊り下げられた製品を、その上側軸方向端部が前記処理デバイスの下方に面する下側裏返し管内に予め吸い込む工程、
    − 前記下側裏返し管を上昇させて、前記下側裏返し管の下側軸方向端部が前記処理デバイスと係合した製品の前記第1の軸方向端部と同一のレベル又は該第1の軸方向端部より高いレベルにある上昇位置に前記下側裏返し管が至るまで、前記下側裏返し管が前記下側裏返し管の上側軸方向端部から前記処理デバイスを通過して、前記下側裏返し管の外側面で製品を少なくとも部分的に裏返す工程、及び
    − 前記下側裏返し管を前記上昇位置に保持する工程
    を順次行うことにより有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 製品を裏返す前記工程では、前記上昇位置にある前記下側裏返し管の外側面で前記下側裏返し管の上側軸方向端部から下側軸方向端部に製品を摺動させて、前記下側裏返し管の外側面での製品の裏返しを完了し、前記下側裏返し管の上側軸方向端部を製品から解放す
    ることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記下側裏返し管を、製品から解放された前記下側裏返し管の上側軸方向端部の係合により前記上昇位置に保持することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 製品を摺動させる間、前記下側裏返し管の外側面で前記下側裏返し管の下側軸方向端部の方に製品を摺動させて、前記下側スペーサ管による製品への吸込み作用を支援することを特徴とする請求項3又は4に記載の方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に係る方法を行うための装置であって、
    − ソーイング又はリンキングにより閉じられる製品の第1の軸方向端部と係合可能な環状の処理デバイスと
    − 該処理デバイスから前記第1の軸方向端部で吊り下げられた製品を前記処理デバイスの上方で裏表にすべく構成された裏返しデバイスと
    − その上側軸方向端部が前記処理デバイスの下方に面する下側スペーサ管と
    − 前記処理デバイスと係合して前記処理デバイスの上方で裏表に配置された製品の前記第1の軸方向端部を閉じるべく作動可能な、製品の前記第1の軸方向端部のソーイング又はリンキングを行うための手段と
    を備えており、
    前記処理デバイスは品から外れることが可能であり、
    前記処理デバイスから製品を外す際に製品を前記下側スペーサ管の上側軸方向端部を通って吸い込んで製品を移すために、前記下側スペーサ管は吸込み手段に連結可能であることを特徴とする装置。
  7. 品を裏返すための前記裏返しデバイスは、前記処理デバイスの下方で支持構造体に支持されている下側裏返し管を有しており、該下側裏返し管は、吸込み手段及び/又は圧縮空気を供給するための手段に連結可能であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記下側裏返し管は、前記処理デバイスの環状体と同軸に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記下側裏返し管の上側軸方向端部が前記処理デバイスの下方にあるように前記下側裏返し管が配置される下降位置から、製品の前記第1の軸方向端部と係合可能な前記処理デバイスの領域と同一のレベル又は該領域より高いレベルに前記下側裏返し管の下側軸方向端部があるように前記下側裏返し管が配置される上昇位置に、及びその逆に前記処理デバイスを通過して移動するために、前記下側裏返し管は該下側裏返し管の軸芯に沿って移動可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載の装置。
  10. 前記下側裏返し管を前記上昇位置で保持するために前記下側裏返し管の上側軸方向端部と係合可能な上側支持手段を更に備えていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記上昇位置にある前記下側裏返し管の外側面と対向して、前記下側裏返し管に対して前記下側裏返し管の軸芯と平行に移動可能な補助摺動手段を更に備えており、
    該補助摺動手段は、前記下側裏返し管の下側軸方向端部の方に製品を摺動させるために、前記下側裏返し管の外側面で裏返される製品と周期的に係合して離脱することが可能であることを特徴とする請求項9又は10に記載の装置。
  12. 前記下側スペーサ管は、該下側スペーサ管の上側軸方向端部が前記処理デバイスに対してより近く又は更に離れるように移動するために、長さが可変の伸縮自在な構造を有していることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  13. 前記下側スペーサ管は、該下側スペーサ管の上側軸方向端部が前記処理デバイスに対してより近く又は更に離れるように移動するために、長さが可変の伸縮自在な構造を有していることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記下側スペーサ管及び前記下側裏返し管は、前記下側スペーサ管の軸芯及び前記下側裏返し管の軸芯が垂直であって略同軸であるように配置されていることを特徴とする請求項乃至11及び13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記下側スペーサ管の上側軸方向端部は、前記下側裏返し管を前記下降位置から前記上昇位置に移動させるために、前記下側裏返し管の下側軸方向端部と係合可能であることを特徴とする請求項乃至11いずれか一項に記載の装置。
  16. 前記処理デバイスの環体は、直径軸芯を中心として相互に回転する2つの半環状部分から構成されており、
    該2つの半環状部分の一方の半環状部分は、他方の半環状部分と同一平面上にある位置から他方の半環状部分と対向する位置に移動するために、前記直径軸芯を中心として他方の半環状部分に対して回転可能であり、
    前記環状体は、前記環状体の周方向の延長部に沿って分散された複数のスパイクを支持しており、該スパイクは、前記2つの半環状部分が同一平面上の位置にある状態では、前記スパイクの軸芯が垂直であって前記スパイクの先端が下方に向いているように配置されており、
    前記スパイクは夫々、製品の前記第1の軸方向端部の直近で又は該第1の軸方向端部で編成列の編成ループと係合可能であり、
    前記環状体は、上側裏返し管及び前記下側裏返し管と同軸に配置されており、
    一方の半環状部分のスパイクは、他方の半環状部分と対向する位置で該他方の半環状部分のスパイクと対向して並んでおり、
    一方の半環状部分のスパイクに配置された編成ループを他方の半環状部分のスパイクに移すための手段、及び、前記スパイクから編成ループを外すための手段が設けられていることを特徴とする請求項乃至11及び13乃至15いずれか一項に記載の装置。
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