JP6313021B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明の実施形態は、空気調和機に関する。
従来より、空気調和機では、暖房運転中に室外熱交換器を除霜する場合には、冷凍サイクルを流れる冷媒の循環方向を暖房運転時の循環方向から逆方向である冷房運転時の循環方向に切り替えるいわゆるリバース除霜運転が行われている。しかし、この方式では、冷凍サイクルが冷房運転用のサイクルとなってしまうため、室内に温風を供給することができなくなり、従って、暖房運転を継続したいにもかかわらず暖房運転を中断せざるを得ない。そこで、近年では、暖房運転を継続しながら室外熱交換器の除霜を行うようにする技術の開発が進められている。例えば特許文献1に開示されている空気調和機は、除霜が必要と判断された場合に室内ファンを制御することによって、室内に温風を送風しつつ除霜を行うように構成されている。
特開2012−57878号公報
本実施形態は、暖房運転を継続しながら室外熱交換器の除霜を行う技術についてさらに改良を図った空気調和機を提供する。
本実施形態に係る空気調和機は、冷凍サイクル機構と、室内送風機と、室外送風機と、冷媒温度検知手段と、制御手段と、を備える。冷凍サイクル機構は、圧縮機、室内熱交換器、減圧器、室外熱交換器及びアキュームレータが冷媒管路によって環状に接続された構成である。室内送風機は、室内熱交換器に送風する。室外送風機は、室外熱交換器に送風する。冷媒温度検知手段は、冷媒管路のうち減圧器と室外熱交換器との間の部分を流れる冷媒の温度を検知する。制御手段は、暖房運転時において、冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度が予め定められた除霜必要温度よりも低くなり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、暖房継続除霜運転を実行する。この暖房継続除霜運転では、制御手段は、圧縮機の運転周波数、室内送風機による室内熱交換器への送風量、室外送風機による室外熱交換器への送風量、減圧器の開度のうち少なくとも何れか1つを調整することにより、暖房運転を継続しながら、冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度を所定温度よりも高くする。
本実施形態に係る暖房運転時あるいは暖房継続除霜運転時における空気調和機の一例を概略的に示す図 本実施形態に係る冷房運転時あるいはリバース除霜運転時における空気調和機の一例を概略的に示す図 暖房継続除霜運転を含む除霜制御の一例を示すフローチャート 変形例に係る図1相当図
以下、空気調和機の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示す空気調和機10は、圧縮機11、室内熱交換器12、減圧器13、室外熱交換器14及びアキュームレータ15を冷媒管路16によって環状に接続した冷凍サイクル機構17を備える。減圧器13は、開度を調整可能な例えば電動式膨張弁などで構成されている。圧縮機11の駆動及び減圧器13の開度調整は、冷凍サイクル機構17が搭載された空気調和機の動作全般を制御する制御装置31によって制御される。なお、制御装置31は、制御手段の一例であり、室内機100に備えられてもよいし、室外機200に備えられてもよいし、室内機100及び室外機200の双方に分散して備えられてもよい。
室内熱交換器12は、室内機100の内部に設けられている。この室内熱交換器12の近傍には、例えば横流ファンで構成される室内送風機121が設けられている。この室内送風機121は、その運転により例えば室内機100の上部に設けられた図示しない空気吸込み口から室内の空気を吸い込んで室内熱交換器12を通過させる。そして、室内送風機121は、室内熱交換器12において熱交換された空気を、例えば室内機100の前面下部に設けられた図示しない空気吹出し口から吹き出させ、室内に供給する。この室内送風機121の駆動は、制御装置31によって制御される。なお、室内機100の空気吹出し口には、室内熱交換器12によって熱交換されて室内に吹き出される風の向きを調整する風向板101が回動可能に設けられている。
室外熱交換器14は、室外機200内部の図示しない空気吸込み口と空気吹出し口との間に構成させた通風路の上流側位置に設けられている。この通風路の室外熱交換器14の近傍下流側位置には、例えばプロペラファンで構成される室外送風機141が設けられている。この室外送風機141は、例えば室外機200の側面及び背面に設けられた図示しない空気吸込み口から室外の空気を吸い込んで室外熱交換器14を通過させる。そして、室外送風機141は、室外熱交換器14において熱交換された空気を、例えば室外機200の前面に設けられた図示しない空気吹出し口から室外に排出する。この室外送風機141の駆動は、制御装置31によって制御される。なお、室外機200には、外気の温度を検知するための外気温度センサ201が備えられている。この外気温度センサ201が検知する検知温度は、制御装置31に入力されるようになっている。
四方弁18は、冷房運転時及び暖房運転時、さらには暖房運転中において実行可能ないわゆるリバース除霜運転時、本実施形態に特有の暖房継続除霜運転時などの各種の運転時において、冷媒管路16を流れる冷媒の循環方向を各運転に適した方向に適宜切り替える。なお、四方弁18の切り替えは、制御装置31によって制御されるようになっている。
図1は、暖房運転時あるいは暖房継続除霜運転時における空気調和機10を示しており、この場合、四方弁18は、圧縮機11の吐出口と室内熱交換器12とを連結し且つ室外熱交換器14と圧縮機11の吸入口側に設けられたアキュームレータ15とを連結する第1状態に切り替わる。一方、図2は、冷房運転時あるいはリバース除霜運転時における空気調和機10を示しており、この場合、四方弁18は、圧縮機11の吐出口と室外熱交換器14とを連結し且つ室内熱交換器12とアキュームレータ15とを連結する第2状態に切り替わる。
この空気調和機10において、図1に示す暖房運転時あるいは暖房継続除霜運転時には、圧縮機11が駆動されると、破線矢印aで示すように、当該圧縮機11から吐出された高温高圧の冷媒が室内熱交換器12に送られ、当該室内熱交換器12にて放熱して凝縮する。そして、この凝縮した冷媒は、減圧器13を通過する際に減圧され、その後、室外熱交換器14に送られ、当該室外熱交換器14にて吸熱して気化する。そして、室外熱交換器14を通過した冷媒は、アキュームレータ15内に流入して気液分離され、液体状態の冷媒がアキュームレータ15内に残り、ガス状態の冷媒が圧縮機11に戻されるようになっている。
また、この空気調和機10において、図2に示す冷房運転時あるいはリバース除霜運転時には、圧縮機11が駆動されると、破線矢印bで示すように、当該圧縮機11から吐出された高温高圧の冷媒が室外熱交換器14に送られ、当該室外熱交換器14にて放熱して凝縮する。そして、この凝縮した冷媒は、減圧器13を通過する際に減圧され、その後、室内熱交換器12に送られ、当該室内熱交換器12にて吸熱して気化する。そして、室内熱交換器12を通過した冷媒は、アキュームレータ15内に流入して気液分離され、液体状態の冷媒がアキュームレータ15内に残り、ガス状態の冷媒が圧縮機11に戻されるようになっている。
即ち、暖房運転時あるいは暖房継続除霜運転時において冷媒管路16を流れる冷媒の循環方向と、冷房運転時あるいはリバース除霜運転時において冷媒管路16を流れる冷媒の循環方向とは、相互に逆方向となる。なお、リバース除霜運転及び暖房継続除霜運転は、何れも、暖房運転の途中において室外熱交換器14に付着した霜を除去するために行う運転である。
空気調和機10は、さらに第1温度センサ21及び第2温度センサ22を備える。第1温度センサ21は、冷媒温度検知手段の一例であり、冷媒管路16のうち減圧器13と室外熱交換器14との間の部分に設けられ、当該部分を流れる冷媒の温度を検知する。この部分は、暖房運転時においては室外熱交換器14よりも上流側となる部分であり、冷房運転時においては室外熱交換器14よりも下流側となる部分である。即ち、第1温度センサ21は、暖房運転時においては室外熱交換器14に流入する冷媒の温度を検知可能である。また、第1温度センサ21は、冷房運転時においては室外熱交換器14から流出する冷媒の温度を検知可能である。そして、この第1温度センサ21が検知する検知温度は、制御装置31に入力されるようになっている。
第2温度センサ22は、冷媒管路16のうち四方弁18とアキュームレータ15との間の部分に設けられ、当該部分を流れる冷媒の温度を検知する。この部分は、暖房運転時及び冷房運転時の何れの運転においてもアキュームレータ15よりも上流側となる部分である。即ち、第2温度センサ22は、暖房運転時及び冷房運転時の何れの運転においてもアキュームレータ15に流入する冷媒の温度を検知可能である。そして、この第2温度センサ22が検知する検知温度は、制御装置31に入力されるようになっている。
上記構成の空気調和機10において、制御装置31は、制御プログラムを実行することにより制御手段として機能するように構成されている。即ち、制御装置31は、暖房運転時において、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度が予め定められた除霜必要温度よりも低くなり、且つ、その状態が予め定められた所定時間継続した場合に、詳しくは後述する「暖房継続除霜運転」を実行するように構成されている。この暖房継続除霜運転は、圧縮機11の運転周波数、室内送風機121による室内熱交換器12への送風量、室外送風機141による室外熱交換器14への送風量、減圧器13の開度のうち少なくとも何れか1つを調整することにより、暖房運転を継続しながらも、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度を所定温度よりも高くすることにより室外熱交換器14の除霜を可能とした運転である。以下、この暖房継続除霜運転を含む除霜制御の一例について詳細に説明する。
即ち、例えば図3に示すように、制御装置31は、暖房運転を開始すると、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度、つまり、暖房運転時において室外熱交換器14に流入する冷媒の温度TEが、予め定められた除霜必要温度TEO以下となったか否かを監視する(S1)。なお、このステップS1においては、制御装置31は、温度TEが除霜必要温度TEOよりも低くなったか否か、つまり、「TE<TEO」の関係が成立したか否かを監視するように構成してもよい。また、除霜必要温度TEOは、適宜変更して設定することができる。
制御装置31は、温度TEが除霜必要温度TEO以下になると(S1:YES)、その状態、つまり、温度TEが除霜必要温度TEO以下となった状態が所定時間T1継続したか否かを監視する(S2)。なお、この所定時間T1は、適宜変更して設定することができる。
制御装置31は、温度TEが除霜必要温度TEO以下となった状態が所定時間T1継続されない場合には(S2:NO)、ステップS1に移行して、温度TEが除霜必要温度TEO以下になったか否かを再び監視する。一方、制御装置31は、温度TEが除霜必要温度TEO以下となった状態が所定時間T1継続した場合には(S2:YES)、外気温度センサ201が検知する外気の温度TOが、予め定められた所定温度Tout以上であるか否かを確認する(S3)。なお、このステップS3においては、制御装置31は、外気の温度TOが所定温度Toutよりも高くなったか否か、つまり、「TO>Tout」の関係が成立したか否かを監視するように構成してもよい。また、所定温度Toutは、例えば2℃以上の温度範囲において、適宜変更して設定することができる。
制御装置31は、外気の温度TOが所定温度Tout以上である場合には(S3:YES)、暖房継続除霜運転を開始する(S4)。この暖房継続除霜運転では、制御装置31は、以下の調整制御のうち少なくとも何れか1つの調整制御を実行する。
(1)圧縮機の運転周波数の調整制御
この調整制御では、制御装置31は、圧縮機11の運転周波数を、予め定められた運転周波数N−compに調整する。なお、この運転周波数N−compは、圧縮機11が除霜運転に適した運転周波数となるように定められるものであり、通常の暖房運転時における運転周波数よりも高い運転周波数、低い運転周波数あるいは同等の運転周波数で適宜設定することができる。そして、運転周波数N−compは、圧縮機11が除霜運転に適した状態となる運転周波数であれば、例えば圧縮機11の圧縮性能などに応じて、その値を適宜変更して設定することができる。圧縮機11が除霜運転に適した運転周波数で運転されることにより、室外熱交換器14に除霜に適した量あるいは温度の冷媒が流入するようになる。これにより、室外熱交換器14の温度を除霜に適した温度にすることが期待できる。
(2)室内送風機による室内熱交換器への送風量の調整制御
この調整制御では、制御装置31は、室内送風機121の回転速度を、予め定められた回転速度N−inに調整する。なお、この回転速度N−inは、室内熱交換器12における熱交換量が抑えられるように予め定められるものであり、例えば、通常の暖房運転時における室内送風機121の回転速度よりも低い回転速度あるいは同等の回転速度で設定することができる。また、回転速度N−inは、室内熱交換器12における熱交換量が抑えられる状態となる回転速度であれば、例えば室内送風機121の送風性能や室内熱交換器12の熱交換性能などに応じて、その値を適宜変更して設定することができる。室内熱交換器12における熱交換量が抑えられることにより、室外熱交換器14に流入する冷媒の温度が低下してしまうことを抑えることができる。これにより、室外熱交換器14の温度を除霜に適した温度にすることが期待できる。
(3)室外送風機による室外熱交換器への送風量の調整制御
この調整制御では、制御装置31は、室外送風機141の回転速度を、予め定められた回転速度N−outに調整する。なお、この回転速度N−outは、室外熱交換器14における熱交換量が増加するように予め定められるものであり、例えば、通常の暖房運転時における室外送風機141の回転速度よりも高い回転速度あるいは同等の回転速度で設定することができる。また、回転速度N−outは、室外熱交換器14における熱交換量が増加する状態となる回転速度であれば、例えば室外送風機141の送風性能や室外熱交換器14の熱交換性能などに応じて、その値を適宜変更して設定することができる。室外熱交換器14における熱交換量が増加することにより、室外熱交換器14に流入した冷媒の温度が低下してしまうことを抑えることができる。これにより、室外熱交換器14の温度を除霜に適した温度にすることが期待できる。
(4)減圧器の開度の調整制御
この調整制御では、制御装置31は、減圧器13の開度を、予め定められた開度Oxに調整する。なお、この開度Oxは、減圧器13による冷媒流路の絞りが弱くなるように予め定められるものであり、例えば、通常の暖房運転時における開度よりも大きい開度あるいは全開となる開度で設定することができる。また、開度Oxは、減圧器13による冷媒流路の絞りが弱くなる状態となる開度であれば、例えば減圧器13の絞り性能などに応じて、その値を適宜変更して設定することができる。減圧器13による冷媒流路の絞りが弱められることにより、室外熱交換器14に除霜に適した量あるいは温度の冷媒が流入するようになる。これにより、室外熱交換器14の温度を除霜に適した温度にすることが期待できる。
制御装置31は、暖房継続除霜運転を開始して上述の調整制御(1)〜(4)のうち少なくとも何れか1つの調整制御を実行すると、その後において、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度TEが、予め定められた所定温度TF以上となったか否かを監視する(S5)。なお、このステップS5においては、制御装置31は、温度TEが所定温度TFよりも高くなったか否か、つまり、「TE>TF」の関係が成立したか否かを監視するように構成してもよい。また、所定温度TFは、適宜変更して設定することができるが、この場合、例えば0℃で設定することが好ましい。
暖房継続除霜運転においては、制御装置31が上述の調整制御(1)〜(4)のうち少なくとも何れか1つの調整制御を実行することにより、圧縮機11の運転周波数が除霜に適した運転周波数となる作用、室内熱交換器12における熱交換量が抑えられる作用、室外熱交換器14における熱交換量が増加する作用、減圧器13による冷媒流路の絞りが弱くなる作用のうち少なくとも何れか1つの作用が実現される。そして、これに伴い、室外熱交換器14に流入する冷媒の温度が0℃以上となり、ひいては、室外熱交換器14の温度が0℃以上となる。従って、暖房運転の実行を継続しながらも、室外熱交換器14に付着した霜を溶かして除去することが可能となる。
制御装置31は、温度TEが所定温度TF以上になっていない場合には(S5:NO)、ステップS4に移行して、暖房継続除霜運転を繰り返し実行する。一方、制御装置31は、温度TEが所定温度TF以上になると(S5:YES)、第2温度センサ22が検知する冷媒の温度、つまり、暖房運転時においてアキュームレータ15に流入する冷媒の温度TSが、予め定められた所定温度TG以上となったか否かを監視する(S6)。なお、このステップS6においては、制御装置31は、温度TSが所定温度TGよりも高くなったか否か、つまり、「TS>TG」の関係が成立したか否かを監視するように構成してもよい。また、所定温度TGは、適宜変更して設定することができるが、この場合、例えば0℃で設定することが好ましい。
制御装置31は、温度TSが所定温度TG以上になっていない場合には(S6:NO)、ステップS4に移行して、暖房継続除霜運転を繰り返し実行する。一方、制御装置31は、温度TSが所定温度TG以上になると(S6:YES)、その状態、つまり、温度TSが所定温度TG以上となった状態が所定時間T2継続したか否かを監視する(S7)。なお、この所定時間T2は、適宜変更して設定することができる。
制御装置31は、温度TSが所定温度TG以上となった状態が所定時間T2継続されない場合には(S7:NO)、ステップS4に移行して、暖房継続除霜運転を繰り返し実行する。一方、制御装置31は、温度TSが所定温度TG以上となった状態が所定時間T2継続した場合には(S7:YES)、上述の調整制御(1)〜(4)のうち実行中の調整制御を終了して、この制御を終了する。そして、制御装置31は、通常の暖房運転に移行する。
なお、制御装置31は、上述のステップS3において、外気の温度TOが所定温度Toutよりも低い場合には(S3:NO)、リバース除霜運転を実行するように構成されている(S8)。このリバース除霜運転では、制御装置31は、冷媒管路16を流れる冷媒の循環方向を、例えば図1に示す暖房運転時の循環方向から、それとは逆方向である例えば図2に示す冷房運転時の循環方向に切り替える。これにより、暖房運転時においていわゆる蒸発器として機能していた室外熱交換器14が、いわゆる凝縮器として機能するようになり、当該室外熱交換器14が発熱するようになる。従って、室外熱交換器14に付着した霜を溶かして除去することができる。
なお、このリバース除霜運転においては、暖房運転時においていわゆる凝縮器として機能していた室内熱交換器12が、いわゆる蒸発器として機能するようになり、当該室内熱交換器12が吸熱するようになる。従って、このリバース除霜運転においては、室内熱交換器12にて温風を生成することができなくなり、暖房運転を継続することができない。
本実施形態に係る空気調和機10によれば、制御装置31は、暖房運転時において、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度が予め定められた除霜必要温度TEOよりも低くなり、且つ、その状態が所定時間T1継続した場合には、暖房継続除霜運転を実行可能に構成されている。この暖房継続除霜運転では、制御装置31は、圧縮機11の運転周波数、室内送風機121による室内熱交換器12への送風量、室外送風機141による室外熱交換器14への送風量、減圧器13の開度のうち少なくとも何れか1つを調整することにより、暖房運転を継続しながら、第1温度センサ21が検知する冷媒の温度を所定温度TFよりも高くする。これにより、暖房運転を継続しながらも、室外熱交換器14の温度を所定温度TF以上に温めることができ、当該室外熱交換器14の除霜を効果的に行うことができる。
また、本実施形態に係る空気調和機10において、第1温度センサ21は、暖房継続除霜運転を開始するための条件、つまり、暖房運転時において室外熱交換器14に流入する冷媒の温度TEが予め定められた除霜必要温度TEO以下となり、且つ、その状態が所定時間T1継続したという条件を検証するために必要な温度TEを検知する要素として機能する。即ち、第1温度センサ21は、暖房継続除霜運転の開始条件が成立したか否かをチェックするための開始チェック用の冷媒温度検知手段として機能する。
一方、第2温度センサ22は、暖房継続除霜運転を終了するための条件、つまり、暖房運転時においてアキュームレータ15に流入する冷媒の温度TSが予め定められた所定温度TG以下となり、且つ、その状態が所定時間T2継続したという条件を検証するために必要な温度TSを検知する要素として機能する。即ち、第2温度センサ22は、暖房継続除霜運転の終了条件が成立したか否かをチェックするための終了チェック用の冷媒温度検知手段として機能する。
なお、本実施形態に係る空気調和機10は、例えば次に示す機能をさらに備えるように構成してもよい。
即ち、制御装置31は、暖房継続除霜運転を実行する場合には、風向板101によって形成される風路が狭くなるように当該風向板101の向きを制御するように構成してもよい。この構成によれば、例えば暖房継続除霜運転において室内送風機121の回転速度が低く抑えられて当該室内送風機121による送風作用が弱められたとしても、風路が狭められていることにより風速の低下を抑えることができる。よって、暖房継続除霜運転においても温風の到達距離や到達範囲の減少を抑えることができる。
また、制御装置31は、ステップS4に例示する暖房継続除霜運転を所定回数実行した場合には、その後、自動的に、ステップS8に例示するリバース除霜運転を実行するように構成してもよい。この構成によれば、暖房継続除霜運転を繰り返し実行した後において仮に室外熱交換器14に溶け残った残霜が存在していたとしても、その残霜をリバース除霜運転によって完全に除去することができる。なお、リバース除霜運転を実行するまでに行う暖房継続除霜運転の実行回数は、適宜変更して設定することができる。
また、例えば図4に示すように、空気調和機10は、さらに蓄熱材41を備える構成としてもよい。この蓄熱材41は、この場合、例えば酢酸ナトリウム三水和物などからなる潜熱蓄熱材で構成されており、圧縮機11の周囲に配置され、空気調和機10の運転時に発生する当該圧縮機11からの排熱など蓄熱材41の外部から得られる熱を蓄積する。潜熱蓄熱材は、融点以下の温度でも凝固せずに液体状態を維持するいわゆる過冷却特性を有しており、排熱を蓄積した過冷却状態の蓄熱材41に内部又は外部から衝撃を与えると、当該蓄熱材41が発核して凝固しながら放熱を開始するようになっている。
この構成によれば、例えば、通常の暖房運転時に圧縮機11から発生する排熱を蓄熱材41に蓄積しておき、暖房継続除霜運転時あるいはリバース除霜運転時に当該蓄熱材41を発核させることにより、除霜に伴う圧縮機11の温度低下、ひいては、除霜に伴う圧縮機11の圧縮能力の低下を抑えることができる。なお、蓄熱材41は、圧縮機11の全体を覆う必要はなく、例えば、少なくともアキュームレータ15が取り付けられた部分を覆わないように構成してもよい。また、蓄熱材41は、その両端部が圧縮機11の周面から離間するように構成してもよい。
また、制御装置31は、上述のステップS7において、温度TSが所定温度TG以上となった状態が所定時間T2継続されない場合には(S7:NO)、直ちに、ステップS8に例示するリバース除霜運転を実行するように構成してもよい。また、制御装置31は、図示しない外部の遠隔操作装置などから暖房運転の中止が入力された場合には、ステップS8に例示するリバース除霜運転を実行するように構成してもよい。
本実施形態に係る空気調和機は、冷凍サイクル機構と、室内送風機と、室外送風機と、冷媒温度検知手段と、制御手段と、を備える。冷凍サイクル機構は、圧縮機、室内熱交換器、減圧器、室外熱交換器及びアキュームレータが冷媒管路によって環状に接続された構成である。室内送風機は、室内熱交換器に送風する。室外送風機は、室外熱交換器に送風する。冷媒温度検知手段は、冷媒管路のうち減圧器と室外熱交換器との間の部分を流れる冷媒の温度を検知する。制御手段は、暖房運転時において、冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度が予め定められた除霜必要温度よりも低くなり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、暖房継続除霜運転を実行する。この暖房継続除霜運転では、制御手段は、圧縮機の運転周波数、室内送風機による室内熱交換器への送風量、室外送風機による室外熱交換器への送風量、減圧器の開度のうち少なくとも何れか1つを調整することにより、暖房運転を継続しながら、冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度を所定温度よりも高くする。この構成によれば、暖房運転を継続しながら室外熱交換器の除霜を効果的に行うことができる。
なお、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は空気調和機、11は圧縮機、12は室内熱交換器、121は室内送風機、13は減圧器、14は室外熱交換器、141は室外送風機、15はアキュームレータ、16は冷媒管路、17は冷凍サイクル機構、18は四方弁、21は第1温度センサ(冷媒温度検知手段)、31は制御装置(制御手段)、41は蓄熱材、101は風向板を示す。

Claims (3)

  1. 圧縮機、室内熱交換器、減圧器、室外熱交換器及びアキュームレータが冷媒管路によって環状に接続された冷凍サイクル機構と、
    前記室内熱交換器に送風する室内送風機と、
    前記室外熱交換器に送風する室外送風機と、
    前記冷媒管路のうち前記減圧器と前記室外熱交換器との間の部分を流れる冷媒の温度を検知する冷媒温度検知手段と、
    暖房運転時において、前記冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度が予め定められた除霜必要温度よりも低くなり、且つ、その状態が所定時間継続した場合に、前記圧縮機の運転周波数、前記室内送風機による前記室内熱交換器への送風量、前記室外送風機による前記室外熱交換器への送風量、前記減圧器の開度のうち少なくとも何れか1つを調整することにより、前記暖房運転を継続しながら、前記冷媒温度検知手段が検知する冷媒の温度を所定温度よりも高くする暖房継続除霜運転を実行する制御手段と、
    前記室内熱交換器によって熱交換されて室内に供給される風の向きを調整する風向板と、
    を備え
    前記制御手段は、前記暖房継続除霜運転を実行する場合には、前記風向板によって形成される風路が狭くなるように当該風向板の向きを制御する空気調和機。
  2. 前記冷媒管路を流れる冷媒の循環方向を暖房運転時の循環方向及び冷房運転時の循環方向に切り替える四方弁を備え、
    前記制御手段は、前記暖房継続除霜運転を所定回数行った後に、前記四方弁によって前記冷媒管路を流れる冷媒の循環方向を前記冷房運転時の循環方向に切り替える請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記圧縮機の周囲に蓄熱材を備える請求項1または2に記載の空気調和機。
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