JP6312333B2 - 糖化反応抑制剤 - Google Patents

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Description

本発明は、糖化反応抑制剤に関する。
本願は、2013年5月10日に、日本に出願された特願2013−100742号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
生体においては、糖尿病の合併症である神経障害、網膜症、腎症、骨疾患、動脈硬化に糖化反応が関与していることが報告されている。高血糖は組織のタンパク質、血漿タンパク質、細胞外基質タンパク質であるコラーゲンなどの糖化によるAGE(advanced glycation end product:終末糖化産物)の生成を促進し、これらの障害の原因となっていると考えられている。
さらに、加齢とともに進行する皮膚のシワ、クスミ、弾力性低下等の老化現象にも糖化反応が関与し、これらはコラーゲンやエラスチンなどの真皮構成タンパク質の架橋、変性が原因となっていると考えられている(非特許文献1参照)。
したがって、上述のような各種障害の主要な原因となっている糖化反応を阻害、抑制する化合物の開発は、糖尿病合併症の治療および皮膚科学の分野において重要な研究課題である。
糖化反応阻害剤としては、糖尿病患者向け医薬品のアミノグアニジンが知られているが、日本では臨床応用されていない。
皮膚に外用する糖化反応抑制剤としては、植物抽出物やフラボノイド類をはじめとするポリフェノール骨格を有するいくつかの糖化反応阻害剤が報告されている(特許文献1〜3、非特許文献2参照。)。
例えば、特許文献1には柑橘類や甘草から抽出されたナリンギン、ナリンゲニン、リクイリチン、リクイチゲニンが、特許文献2にはハイビスカスなどからの植物抽出物が、特許文献3には植物抽出物と、アントラキノンおよびその誘導体とが開示されている。
しかしながらこれらは必ずしも効果が十分ではなく、新たな阻害剤の開発が望まれていた。
特開平7−324025号公報 特開平11−106336号公報 特表2010−533142号公報
Brownlee M.,et.al.,science(1986)vol.232,pp.1629−1632. Urios P.,et.al., Eur.J.Nutr.(2007)vol.46,pp.139−146.
本発明の目的は、上述のような状況を踏まえ、糖化反応抑制効果に優れた糖化反応抑制剤を提供することにある。
本発明者らは、糖化反応抑制剤に関する研究を重ねた結果、特定の構造を有するフラバノン類、すなわちメチルヘスペリジンに優れた糖化抑制効果があることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は以下に示す事項を含むものである。
[1]メチルヘスペリジンを有効成分として含む、糖化反応抑制剤。
[2]前記メチルヘスペリジンが、下記一般式(1)で表されるカルコン体メチルヘスペリジン、及び下記一般式(2)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンからなる群から選ばれる1種以上である、[1]に記載の糖化反応抑制剤。
Figure 0006312333
(式中、R〜R19は、それぞれ独立にメチル基または水素原子である。)
[3]前記メチルヘスペリジンが、下記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジン、及び下記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンからなる群から選ばれる1種以上である、[1]又は[2]に記載の糖化反応抑制剤。
Figure 0006312333
(式中、R20〜R25は、それぞれ独立にメチルまたは水素原子である。)
[4]前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンが下記表1に示されるR20〜R23の組み合わせを有するカルコン体−1〜3からなる群から選ばれる1種以上である[3]に記載の糖化反応抑制剤。
Figure 0006312333
[5]前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンが下記表2に示されるR24〜R25の組み合わせを有するフラバノン体−1〜4からなる群から選ばれる1種以上である[3]に記載の糖化反応抑制剤。
Figure 0006312333
[6]メチルヘスペリジンを、製剤総質量に対して、0.01質量%〜5.0質量%の割合で含む、[1]〜[5]のいずれか一つに記載の糖化反応抑制剤。
[7]皮膚化粧料用途である、[1]〜[6]のいずれか一つに記載の糖化反応抑制剤。
本発明の糖化反応抑制剤は、加齢とともに進行する皮膚の老化現象の予防、改善が期待できるため、医薬品、医薬部外品、化粧料等に幅広く適用することができる。
以下、本発明の好ましい例を説明するが、本発明はこれら例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
本発明の糖化反応抑制剤は、メチルヘスペリジンを有効成分として含むものであれば特に限定されない。本発明に用いられるメチルヘスペリジンとしては、ヘスペリジンをメチル化し、水に可溶化したものが好ましい。
メチルヘスペリジンには、主に、下記一般式(1)で示されるカルコン型化合物(カルコン体メチルヘスペリジン)と、下記一般式(2)で示されるフラバノン型化合物(フラバノン体メチルヘスペリジン)が含まれることが知られている。
Figure 0006312333
(式中、R〜R19はそれぞれ独立に、メチル基または水素原子である。)
本発明の糖化反応抑制剤は、前記メチルヘスペリジンが、前記一般式(1)で表されるカルコン体メチルヘスペリジン、及び前記一般式(2)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンからなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
前記一般式(1)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンにおいて、R〜R10のうち、2〜10箇所がメチル基であることが好ましく、2〜7箇所がメチル基であることがより好ましく、3〜5箇所がメチル基であることが最も好ましい。
前記一般式(2)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンにおいて、R11〜R19のうち、2〜9箇所がメチル基であることが好ましく、2〜5箇所がメチル基であることがより好ましく、2〜4箇所がメチル基であることが最も好ましい。
前記一般式(1)および(2)に包含される化合物の中でも、メチルヘスペリジンとしては、特に下記一般式(3)または(4)で表される構造のものが好適に用いられる。
Figure 0006312333
(式中、R20〜R25は、それぞれ独立にメチルまたは水素原子である。)
前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンは、下記表3に示されるR20〜R23の組み合わせを有するカルコン体−1〜3からなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
Figure 0006312333
また、前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンが下記表4に示されるR24〜R25の組み合わせを有するフラバノン体−1〜4からなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。
Figure 0006312333
本発明の糖化反応抑制剤において用いられるメチルヘスペリジンは、前記一般式(1)で表されるカルコン体メチルヘスペリジン、または前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンと、前記一般式(2)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンまたは前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンの、両方を含むものでも良いし片方のみを含むものでも良い。
また、本発明の糖化反応抑制剤は、カルコン体―1〜3およびフラバノン体−1〜3の混合物であってもよい。
メチルヘスペリジンは、公知の方法、例えば、柑橘類の果皮などから製造されたヘスペリジンを水酸化ナトリウム水溶液に溶かし、そのアルカリ溶液に対応量のジメチル硫酸を作用させ、反応液を硫酸で中和し、n-ブチルアルコールで抽出し、溶媒を留去したのち、イソプロピルアルコールで再結晶することにより製造できるが(崎浴,日本化學雑誌,(1958)Vol.79,pp.733−736)、その製造法はこれに限るものではない。
また、市販品(例えば、医薬品添加物、食品添加物、および化粧品原料として流通しているもの、または、「メチルヘスペリジン」(東京化成工業社)、「ヘスペリジンメチルカルコン」(Sigma社)等)を購入して使用することもできる。
本発明の糖化反応抑制剤は、製剤総質量に対して、0.01質量%〜5.0質量%の割合でメチルヘスペリジンを含有することが好ましく、0.1質量%〜5.0質量%の割合で含有することがより好ましく、0.5質量%〜2.0質量%の割合で含有することが更に好ましい。含有割合が0.01%以上の場合、糖化抑制効果に特に優れている。含有割合が2質量%以下の場合、より過剰な量を用いても効果の上昇は見られないため、経済的に効率がよい。
本発明の糖化反応抑制剤は、メチルヘスペリジンを、水やアルコール等の溶剤に分散したものであってもよい。
本発明の糖化反応抑制剤は、内用・外用製剤類全般において利用できる。用途としては、医薬品用途、医薬部外品用途類、食品用途、皮膚化粧料用途等が挙げられ、皮膚化粧料用途が好ましい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[製造例]
柑橘類より抽出したヘスペリジンを、ジメチル硫酸でメチル化し、脱塩による精製後乾燥させて結晶化することによって水に可溶なメチルヘスペリジン含有組成物を得た。該組成物は、カルコン体―1〜3およびフラバノン体−1〜3の混合物を、組成物全量中、97.5質量%以上含有することが確認された。
[実施例1]
上記製造例で得られたメチルヘスペリジンを用いて糖化反応抑制試験を行った。試験にはコラーゲン抗糖化アッセイキット ver. 2(グリセルアルデヒド、Code No.AK71、株式会社プライマリーセル)を用いた。以下、具体的な試験方法を記す。
氷冷したコラーゲン酸性溶液と中和液を混和し、コラーゲン溶液を得て、このコラーゲン溶液を1ウェルあたり50μLずつ96ウェルブラックプレートに分注した。
これを湿潤条件下、37℃インキュベーターで一晩静置し、コラーゲンゲルを得た。メチルヘスペリジンを0.05質量%の割合で水に溶解し、フィルター濾過したものを試料として、コラーゲンゲル上に40μL重層した。
全てのウェルに500mMグリセルアルデヒド溶液を10μL添加し、プレートミキサーで撹拌した。
グリセルアルデヒド溶液添加後、5分以内に下方測定の傾向プレートリーダーで励起波長370nm、蛍光波長440nmでの蛍光強度を測定し、この測定値を反応0時間の蛍光強度Aとした。
湿潤条件下、37℃インキュベーターで24時間静置した後、プレートリーダー(infinite M200、TECAN)で励起波長370nm、蛍光強度440nmでの蛍光強度を測定した。この測定値を蛍光強度Bとした。
得られた測定結果から下記(1)式によりメイラード反応阻害率を算出した。結果を表5に示す。
Figure 0006312333
[式(1)中、糖化度αは、「被験試料添加時の糖化度」を表し、糖化度βは、「被験試料無添加時(コントロール)の糖化度」を表し、糖化度は、「各試料の蛍光強度B−蛍光強度A」を表す]
[実施例2〜4、比較例1〜12]
実施例1における、水に溶解させたメチルヘスペリジンを、表5に示す化合物、濃度および溶媒を変化させたほかは、実施例1と同様にメイラード反応阻害率を測定した。結果を表5に示す。
また、表5に示す化合物の詳細を以下に示す。
塩酸アミノグアニジン:和光純薬工業(PN:328−26432)。
モノグルコシルヘスペリジン:和光純薬工業(PN:638−07361)。
ナリンギン:東京化成工業(PN:N0073)。
ヘスペリジン:東京化成工業(PN:H0049)。
リクイリチン:和光純薬工業(PN:129−05341)。
Figure 0006312333
表5の測定結果に示すとおり、実施例1〜4は、メチルスペリジンの濃度依存的に糖化反応抑制活性を有していることが確認された。
実施例2のメチルスペリジンの濃度は、比較例2の塩酸アミノグアニジンの濃度の半分であるにもかかわらず、実施例2は、比較例2より高い糖化反応抑制活性を示すことが確認された。更に、実施例2のメチルスペリジンの濃度は、比較例3のモノグルコシルヘスペリジンの濃度、比較例5のナリンギンの濃度、比較例8のヘスペリジンの濃度、比較例11のリクイリチンの濃度と同じであるにもかかわらず、実施例2は、これら比較例より高い糖化反応抑制活性を示すことが確認された。
実施例3のメチルスペリジンの濃度は、比較例4のモノグルコシルヘスペリジンの濃度、比較例6のナリンギンの濃度、比較例9のヘスペリジンの濃度、比較例12のリクイリチンの濃度と同じであるにもかかわらず、実施例3は、これら比較例より高い糖化反応抑制活性を示すことが確認された。
以上の結果から、本発明によれば糖化反応抑制効果に優れた糖化反応抑制剤を提供できることが明らかである。
本発明は、糖化反応抑制効果に優れた糖化反応抑制剤を提供することができる。

Claims (6)

  1. 下記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジン、及び下記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンを有効成分として含む、糖化反応抑制剤。
    Figure 0006312333
    (式中、 20 25 は、それぞれ独立にメチル基または水素原子である。)
  2. 前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンが下記表1に示されるR20〜R23の組み合わせを有するカルコン体−1〜3からなる群から選ばれる1種以上である請求項に記載の糖化反応抑制剤。
    Figure 0006312333
  3. 前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンが下記表2に示されるR24〜R25の組み合わせを有するフラバノン体−1〜4からなる群から選ばれる1種以上である請求項1又は2に記載の糖化反応抑制剤。
    Figure 0006312333
  4. 前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンが、下記表3に示されるR 20 〜R 23 の組み合わせを有するカルコン体−1〜3を含み、
    前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンが、下記表3に示されるR 24 〜R 25 の組み合わせを有するフラバノン体−1〜3を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の糖化反応抑制剤。
    Figure 0006312333
  5. 前記一般式(3)で表されるカルコン体メチルヘスペリジンと前記一般式(4)で表されるフラバノン体メチルヘスペリジンとの合計の含有割合が、製剤総質量に対して、0.01質量%〜5.0質量%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の糖化反応抑制剤。
  6. 皮膚化粧料用途である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の糖化反応抑制剤。
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