JP6311861B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来、建物の壁面や看板などに光を照射するため、光の照射方向の角度を調整できる照明器具が利用されている。
この種の照明器具110としては、図14に示す、前面側の発光部111aと後面側の電装部111bとを設けた器具本体111と、器具本体111を回動可能に軸支するアーム113とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1)。
特許文献1の照明器具110は、光源111cを器具本体111に収容している。照明器具110は、光源111cの前面側に透孔パネル111dを設けている。電装部111bには、図示されていないが、光源111cを点灯制御するための電源部および点灯装置が配置されている。また、器具本体111は、アーム軸支部111gと、角度調整部材112とを有している。角度調整部材112は、アーム軸支部111gを中心とした円の軌跡上に位置している。なお、発光部111aは、背面側に放熱フィン111eを一体に形成している。電装部111bは、蓋体111fによって閉塞されている。
アーム113は、U字の両脚部113a、113aの先端部の中央部に、器具本体111のアーム軸支部111gに回動可能に軸支する回動孔(図示していない)が形成されている。アーム113は、アーム113の本体部分に設けられた支持孔113dを貫通するボルトなどを用いて、地面などの土台に取り付けられる。また、アーム113は、ボルト115をアーム軸支部111gにねじ込むことによって、ボルト115を中心として所定の角度にわたって回動ができるように器具本体111を固定する。照明器具110は、固定部材114により、アーム113に対する器具本体111の固定角度、器具本体111の照射角度を調整して固定することができる。
特許文献1の照明器具110は、被設置部に設置するためのアーム113に対して、器具本体111を回転させ必要な角度に照射角度を調整することができる、としている。
特開2013−97986号公報
ところで、特許文献1の照明器具110では、発光部111aの大きさに合わせて電装部111bを一体的に形成しており、矩形状の器具本体111を構成している。そのため、照明器具110は、器具本体111の内部にデッドスペースが生じやすく、照明器具110全体として大型に見える虞がある。照明器具は、より小型なものが求められており、上述の照明器具の構成だけでは、十分ではなく、更なる改良が求められている。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、照明器具全体を、より小型化することが可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、光源部を保持する器具本体と、上記器具本体を回転可能に支持するアームとを備えている。上記器具本体は、上記光源部を収容し前面を発光面とする光源ボックスと、上記光源部に給電する電源装置を収容する電源ボックスとを備えている。上記電源ボックスは、上記発光面と反対側において上記光源ボックスの一部と重なった重複部を備えている。上記光源ボックスは、上記光源ボックスの厚みが上記電源ボックスの厚みよりも薄く、且つ上記発光面の法線方向から見て、前記発光面の縦幅が上記電源ボックスの上記重複部の縦幅よりも大きく、前記発光面の横幅が前記電源ボックスの前記重複部の横幅よりも大きいことを特徴とする。
この照明器具において、上記アームは、上記器具本体の上記電源ボックスを支持することが好ましい。
この照明器具において、上記アームは、他の構造部に固定される固定部と、当該固定部から離れる向きに上記固定部の両端部から突出する一対の支持部と、当該支持部の上記固定部と反対側において上記器具本体に連結される連結部材を回転軸として支える軸支部とを備えている。上記アームは、上記軸支部が上記支持部の突出方向と交差する方向に突出するように設けられており、上記軸支部は、上記発光面と反対側において、上記連結部材により上記器具本体に連結されていることが好ましい。
この照明器具において、上記器具本体は、上記発光面と反対側において、水抜き孔部と、上記電源装置と電気的に接続する電源ケーブルを挿入するケーブル挿入部とを上記電源ボックスに備えている。上記支持部は、上記固定部の両端部より上記固定部から離れる向きに突出する一対の第1の部位と、当該一対の第1の部位と連続して設けられ上記一対の第1の部位の間よりも間隔が広い一対の第2の部位とを備えていることが好ましい。
本発明の照明器具においては、上記光源ボックスは、上記光源ボックスの厚みが上記電源ボックスの厚みよりも薄く、且つ上記発光面の法線方向から見て、上記電源ボックスの上記重複部よりも大きいことで、照明器具全体を、より小型化することが可能になる。
図1は、実施形態1の照明器具を示す正面斜視図である。 図2は、実施形態1の照明器具を示す側面説明図である。 図3は、実施形態1の照明器具を示す背面説明図である。 図4は、実施形態1の照明器具の要部を示す斜視図である。 図5は、実施形態1の照明器具を説明する側断面図である。 図6は、実施形態1の照明器具を示す模式的な側面図である。 図7は、実施形態1と比較のための照明器具を示す模式的な側面図である。 図8は、実施形態1と比較のための別の照明器具を示す模式的な側面図である。 図9は、実施形態2の照明器具を示す正面斜視図である。 図10は、実施形態2の照明器具を示す正面説明図である。 図11は、実施形態2の照明器具を示す側面説明図である。 図12は、実施形態2の照明器具の要部を示す部分平面図である。 図13は、実施形態2の照明器具の別の要部を示す斜視図である。 図14は、従来例の照明器具を示す斜視図である。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の照明器具10について、図1ないし図6に基づいて説明する。なお、図中において、同じ部材に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の照明器具10は、図1ないし図3に示すように、光源部2aを保持する器具本体1と、器具本体1を回転可能に支持するアーム4とを備えている。器具本体1は、光源部2aを収容し前面を発光面2aaとする光源ボックス2と、光源部2aに給電する電源装置3aを収容する電源ボックス3とを備えている。電源ボックス3は、発光面2aaと反対側において光源ボックス2の一部と重なった重複部3aaを備えている。光源ボックス2は、光源ボックス2の厚みが電源ボックス3の厚みよりも薄く、且つ発光面2aaの法線方向から見て、電源ボックス3の重複部3aaよりも大きい。
本実施形態の照明器具10では、光源ボックス2は、光源ボックス2の厚みが電源ボックス3の厚みよりも薄い。また、照明器具10は、発光面2aaの法線方向から見て、電源ボックス3の重複部3aaよりも大きい。これにより、本実施形態の照明器具10では、照明器具10全体を、より小型化することが可能となる。
以下では、本実施形態の照明器具10について、より具体的に説明する。
本実施形態の照明器具10は、建物の壁面や看板などを照明する用途に用いられるスポットライトとして利用することができる。また、照明器具10は、たとえば、壁材や天井材に固定されたアーム4に、器具本体1が保持されるスポットライトやブラケットなどとして利用することもできる。すなわち、本実施形態の照明器具10は、光の照射方向の調節機能を有すれば、スポットライト以外に本発明の技術思想を適用することも可能である。
光源ボックス2は、光源部2aと、光源部2aを収納する外郭部材2bと、外郭部材2bの開口部を覆う透過パネル2cとを備えている。
光源部2aは、矩形板状の実装基板21と、実装基板21上に実装した固体発光素子を具備する複数個(ここでは、28個)の発光部20とで構成することができる。
発光部20は、実装基板21上の固体発光素子にレンズ体22を被せ、レンズ体22を実装基板21に接着剤などで固定して形成することができる。接着剤は、固体発光素子を保護する封止部20dとして機能させることもできる(図5を参照)。発光部20は、実装基板21の一表面上で等間隔に並ぶように配置している。発光部20の数や配置は、適宜に設定することができる。
複数個の発光部20の固体発光素子は、固体発光素子それぞれを直列接続しているが、並列接続してもよいし、直並列接続してもよい。固体発光素子は、たとえば、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。固体発光素子は、LEDだけに限定されず、有機エレクトロルミネセンス素子などを用いることもできる。
発光部20は、LEDチップに、青色LEDチップを用いることができる。発光部20は、封止部20dの透光性封止材料に、青色LEDチップから放射される青色光により励起されてブロードな黄色光を放射する黄色蛍光体からなる蛍光体を混合することができる。発光部20は、青色LEDチップから放射される青色光と、黄色蛍光体から放射される黄色光との混色により白色光を得る白色LEDを構成することができる。ここで、透光性封止材料は、たとえば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなどを用いることができる。なお、発光部20の蛍光体は、黄色蛍光体に限らず、たとえば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを用いてもよい。また、発光部20は、近紫外LEDチップと、赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体とを組み合わせて、白色光が発光可能な白色LEDを構成してもよい。さらに、発光部20は、赤色LEDチップと緑色LEDチップと青色LEDチップとを組み合わせて、白色光が発光可能な白色LEDを構成してもよい。
実装基板21は、各発光部20を電気的に接続するための導電体を備えている。実装基板21は、導電体の材料として、たとえば、銅箔を用いることができる。実装基板21は、たとえば、金属ベースプリント配線板を用いて形成することができる。実装基板21は、発光部20に電気的に接続された一対の端子部を端部に形成している。各端子部は、所定のパターンの形状に形成した導電体により構成されている。実装基板21は、金属ベースプリント配線板だけに限らず、たとえば、セラミック基板、ガラスエポキシ基板などを用いて形成してもよい。実装基板21は、実装基板21の一表面側に、発光部20および各端子部以外の部位を覆う白色のレジスト層などからなる図示していない反射層を形成していることが好ましい。反射層は、発光部20から放射された光が実装基板21に吸収されるのを抑制することが可能となる。本実施形態の照明器具10では、実装基板21の形状を矩形状としているが、これに限らず、たとえば、三角形や五角形以上の多角形状であってもよいし、円形状や楕円形状であってもよい。
レンズ体22は、発光部20が放射する光の配光を制御することができる。レンズ体22は、たとえば、ドーム状に形成することができる。レンズ体22は、たとえば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する材料で形成することができる。レンズ体22は、レンズ体22の材料として、アクリル樹脂、エポキシ樹脂やポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料だけに限らず、ガラスなどを用いることができる。
光源部2aは、実装基板21と外郭部材2bとの間に、図示していない放熱シートを配置していることが好ましい。照明器具10は、光源部2aで発生した熱を、放熱シートを通して外郭部材2bへ効率よく放熱させることが可能となる。
外郭部材2bは、光源部2aを収納することが可能なものである。外郭部材2bは、有底角筒状に形成され、前面のほぼ中央に凹部2bbを設けたものを用いることができる。外郭部材2bは、たとえば、アルミニウムやアルミニウム合金をダイカスト法により鋳造したアルミダイカストを用いることができる。なお、外郭部材2bは、樹脂に比べて熱伝導性の高い材料として、アルミニウムを用いたものだけに限らず、たとえば、銅やステンレスなどの金属材料により形成してもよい。外郭部材2bは、凹部2bbの底面に光源部2aを、ねじ止めなどによって取り付けることができる。外郭部材2bは、背面視において、左右(図3の紙面の左右)に、側壁2bdをそれぞれ備えている。側壁2bdは、三角柱状に形成され、上端と下端がそれぞれ斜めに傾斜している。なお、側壁2bdの上端は、閉塞されている。
外郭部材2bは、外郭部材2bの背面において、複数(ここでは、11枚)の放熱フィン2bcを等間隔に並べて備えていることが好ましい(図3を参照)。外郭部材2bは、光源部2aが発する熱を、外郭部材2bの放熱フィン2bcを介して外部に放熱することができる。したがって、外郭部材2bは、複数の放熱フィン2bcを設けることで放熱性の向上を図ることが可能となる。
透過パネル2cは、光源部2aから放射された光を透過させることが可能なものである。透過パネル2cは、光源部2aの保護に用いることができる。透過パネル2cは、たとえば、ガラスや、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂などの合成樹脂材料を用いることができる。本実施形態の照明器具10では、透過パネル2cに強化ガラスを用いている。透過パネル2cは、たとえば、矩形平板状に形成することができる。透過パネル2cは、光源部2aからの光を集光したり拡散したりするレンズ機能を備えていてもよい。透過パネル2cは、枠体2dと、防水パッキン2hとを有していることが好ましい(図5を参照)。枠体2dは、矩形の枠状に形成することができる。枠体2dは、たとえば、アルミダイカストを用いることができる。枠体2dは、アルミダイカストだけに限らず、他の金属材料や樹脂材料により形成してもよい。枠体2dでは、四隅および長辺の中央に、それぞれ貫通孔2daが貫通している。透過パネル2cは、外郭部材2bの開口部を塞ぐように被せている。透過パネル2cは、枠体2dに設けられている合計6つの貫通孔2daに挿通される第1ボルト2eが、外郭部材2bに設けられている雌ねじ部2b1にねじ込まれることで外郭部材2bに取り付けられる(図5を参照)。透過パネル2cは、外郭部材2bに取り付けられることにより、外郭部材2bの凹部2bb内が透過パネル2cと防水パッキン2hとで密閉される。防水パッキン2hは、たとえば、合成ゴムによって矩形の枠状に形成することができる。
電源ボックス3は、電源装置3aを収容可能なものである。電源ボックス3は、電源装置3aを配置させる本体部3d1と、本体部3d1の開口部を塞ぐ蓋部3d2とを備えた構成とすることができる。本体部3d1と蓋部3d2とは、たとえば、アルミダイカストを用いることができる。本体部3d1と蓋部3d2とは、アルミダイカストだけに限らず、他の金属材料により形成してもよい。本体部3d1と蓋部3d2とは、アルミダイカストだけに限らず、他の金属材料などにより形成してもよい。本体部3d1と蓋部3d2とは、同じ材質で形成するものだけに限られず、別々の材質により構成してもよい。
本体部3d1は、光源ボックス2を保持する保持部3fと、光源ボックス2の背面に被さる第1箱部3g1と、第1箱部3g1の下側(図3の紙面の下側)に配置される第2箱部3g2とを一体的に形成している。第1箱部3g1および第2箱部3g2は、背面が開放され、内部の空間が繋がっている。保持部3fは、たとえば、ねじにより、光源ボックス2と結合することができる。同様に、第1箱部3g1は、光源ボックス2の外郭部材2bの背面とねじ止めすることができる。本実施形態の照明器具10では、第1箱部3g1が重複部3aaと一致している。
蓋部3d2は、第1箱部3g1および第2箱部3g2の背面を塞ぐようにして、本体部3d1にねじ止めすることができるように構成している。電源ボックス3は、本体部3d1と蓋部3d2との間に、図示していないパッキンを介在させて、電源ボックス3の内部を密閉していることが好ましい。
また、第2箱部3g2は、電源ケーブル11を挿入するケーブル挿入部3bを備えていることが好ましい。ケーブル挿入部3bは、電源装置3aに給電する電源ケーブル11を挿入するために用いられる。本体部3d1は、照明器具10のケーブル挿入部3bから導入する電源ケーブル11を内部に引き入れる孔部(図示していない)を備えている。ケーブル挿入部3bは、電源ケーブル11を締め付けて、振動による脱落やゆるみを防止し、粉塵の侵入や水の浸入を抑制するケーブルグランドにより構成していることが好ましい。ケーブルグランドでは、図示していないコーキング材により、照明器具10内への粉塵の侵入や水の浸入を抑制する構成としてもよい。コーキング材は、コーキング材の材料として、たとえば、シリコーン樹脂を用いることができる。コーキング材は、コーキング材の材料として、シリコーン樹脂だけに限られず、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などの他の樹脂材料を使用してもよい。第2箱部3g2は、ケーブル挿入部3bを介して、第2箱部3g2の内部に電源ケーブル11を導入することができる。なお、ケーブル挿入部3bには、電源ケーブル11を挿入しない場合、電源ボックス3の内部に水分などが浸入しないように、キャップ3b1で塞ぐことができる構成としていることが好ましい。ケーブル挿入部3bは、たとえば、円環状のケーブル用パッキン、平ワッシャを介して、締付ねじにより電源ケーブル11を取り付けることができる。
さらに、第2箱部3g2は、水抜き孔部3cを備えていることが好ましい。水抜き孔部3cは、電源ボックス3の内部で結露などにより生じた水を、電源ボックス3の外部に排出することができるように構成している。水抜き孔部3cは、電源ボックス3において、下側(図1の紙面の下側)に配置していることが好ましい。
電源ボックス3は、図示していないが、本体部3d1内に、ケーブル挿入部3bより導入される電源ケーブル11が接続される端子台を収納している。端子台は、光源部2aに電力を供給して発光部20を点灯させる電源装置3aと電気的に接続している。電源装置3aは、光源部2aにLEDを利用する場合、電源ケーブル11を通して供給される交流電力を直流電力に変換して、光源部2aに給電することができるように構成することができる。
また、第2箱部3g2の左右(図3の紙面の左右)の両側の壁には、図示していないが、それぞれ軸方向を左右方向に一致させた雌ねじを設けている。第2箱部3g2の雌ねじには、アーム4と結合するための連結部材5を挿入して固定することができる。第2箱部3g2には、雌ねじの周部に、円環状の弾性部材を収納してもよい。弾性部材は、たとえば、合成ゴムを用いることができる。弾性部材は、合成ゴム製のものに限定されず、たとえば、金属製のコイルばねや板ばねであってもよい。
本実施形態の照明器具10では、図2に示すように、光源ボックス2の厚み10aaを、電源ボックス3の厚み10abよりも薄くしている。また、照明器具10は、図2および図3に示すように、光源ボックス2の発光面2aa側の縦幅10baおよび横幅10caを、電源ボックス3の重複部3aaの縦幅10bbおよび横幅10cbより大きくしている。
アーム4は、他の構造物から器具本体1を保持することが可能なものである。構造物としては、たとえば、コンクリート製の基礎などの壁材や天井材などが挙げられる。アーム4は、図4に示すように、他の構造物に固定される固定部4aと、固定部4aから離れる向きに固定部4aの両端から突出する一対の支持部4b,4bとを有する。アーム4は、支持部4bの固定部4aと反対側において器具本体1に連結される連結部材5を回転軸として支える軸支部4cを備えている。アーム4は、軸支部4cが支持部4bの突出方向と交差する方向に突出するように設けられており、軸支部4cは、発光面2aaと反対側において、連結部材5により器具本体1に連結することができる。本実施形態の照明器具10では、軸支部4cは、支持部4bの突出方向と交差する方向として、支持部4bの突出方向と垂直な方向に設けられている。連結部材5は、たとえば、ステンレス製のボルトにより構成することができる。アーム4は、固定部4aと支持部4bと軸支部4cとを一体的に備えている。アーム4は、長尺状の金属板を曲げ加工することにより形成することができる。アーム4は、アーム4の材料として、たとえば、Alでメッキした銅板を用いることができる。
アーム4は、器具本体1の電源ボックス3を支持することが好ましい。これにより、アーム4は、固定部4aと軸支部4cとの距離を短くすることが可能となる。
固定部4aは、図4に示すように、全体として長尺な長方形状であり、中央部分が後方(図4の紙面の下側)に向かって突出する半円形に形成されている。固定部4aには、中央部分に円形の固定孔4aaが貫通している。また、固定部4aは、固定孔4aaよりも後方に、固定孔4aaを中心とする半円弧状の長孔4abが貫通している。アーム4は、図示していないが、固定孔4aaに挿通されるボルトと、長孔4abに挿通されるボルトとで、構造物に固定部4aを固定することができる。また、アーム4は、長孔4abに挿通されるボルトを緩めることにより、アーム4の向きを長孔4abに沿って変更することができるように構成している。
支持部4bは、固定部4aの長手方向の両端から立ち上がるように形成している。支持部4bは、支持部4bの先端部分に軸支部4cを設けている。
軸支部4cには、円形の挿通孔4caが貫通している。軸支部4cでは、連結部材5を挿通孔4caに挿通して、本体部3d1にねじ止めする。これにより、アーム4は、器具本体1を連結部材5の軸周りに回転可能に保持することができる。軸支部4cは、連結部材5が器具本体1との間に設けた弾性部材と当接し、弾性部材と本体部3d1との間に摩擦力が生じるように構成していることが好ましい。軸支部4cは、連結部材5が締め付けられることで弾性部材を本体部3d1側へ押し込むように構成される。摩擦力は、連結部材5が本体部3d1の雌ねじに締め込まれて軸支部4cが弾性部材を押す力が増すほど大きくなる。照明器具10は、連結部材5が締め込まれているときの静止摩擦力が、本体部3d1を連結部材5の周りに回転させようとする回転力よりも大きければ、アーム4に対して本体部3d1が回り止めすることができる。
ところで、図14に示す上述の特許文献1の照明器具110では、アーム113の設置面に対して、垂直方向からアーム113を設置面に固定する場合、器具本体111とアーム113との施工のためのスペースを確保することが難しく施工が容易でない場合もある。
これに対し、本実施形態の照明器具10では、アーム4の固定部4aの側面から見た形状をL字形状(図2を参照)とし、器具本体1の背面側において、アーム4で保持している。そのため、照明器具10は、照明器具10の鉛直上方向からアーム4の設置面を見やすくすることが可能となる。また、本実施形態の照明器具10は、器具本体1の背面側で張り出した電源ボックス3を、アーム4で支持することにより、アーム4と電源ボックス3との間にスペースを確保しやすい。そのため、本実施形態の照明器具10では、照明器具10を設置するための施工が、作業者にとって、より容易となり、施工作業の容易化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の照明器具10では、発光面2aaと反対側で器具本体1とアーム4とを連結することにより、発光面2aaの法線方向から見て、アーム4の軸支部4cを隠し、意匠性を向上させることも可能となる。
なお、本実施形態の照明器具10では、作業者が照射角を調整する場合、連結部材5を僅かに緩めた状態で、手などにより本体部3d1を押せば、本体部3d1を回転させることができる。そして、連結部材5を緩めた状態の摩擦力が回転力を下回らなければ、手で支えずとも本体部3d1が不用意に回転することを抑制することができる。
また、照明器具10では、電球や蛍光灯を光源にするものと比較して、LEDなどの固体発光素子を光源部2a用いる場合、光源部2aの厚みを薄く形成することが比較的簡単に行うことが可能となる。しかしながら、照明器具10では、コンデンサやトランスなどの電子部品を電源装置3aに使用する結果、光源ボックス2と比較して電源ボックス3の厚みを薄くすることが難しい傾向にある。
そのため、照明器具10では、光源ボックス2と電源ボックス3とを単に一体化した場合、器具本体1に無駄なスペースが形成されて図7に示す参考例の照明器具の構造では直方体状の構成となり照明器具の厚みが厚く照明器具全体が大きく見えてしまう傾向にある。これに対して、図8に示す参考例の照明器具では、光源ボックス2と電源ボックス3とを並置することにより、図7の照明器具と比較して、器具本体1の構造を、より薄くできる。しかしながら、図8に示す照明器具は、照明器具の正面視における面積が大きくなる傾向にある。
図6に示す本実施形態の照明器具10では、図8に示す参考例の照明器具と比較して、正面視の面積を小さくしつつ、図7に示す参考例の照明器具と比較して、厚みを薄くすることができ、照明器具10全体がコンパクトになった印象を視認者に与えることができる。
(実施形態2)
図9ないし図11に示す本実施形態の照明器具10は、図1の照明器具10と同様の構成であって、ケーブル挿入部3bを外郭部材2bの背面に設けた点などが主として相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して適宜に説明を省略している。
本実施形態の照明器具10では、図9ないし図11に示すように、器具本体1は、発光面2aaと反対側において、水抜き孔部3cと、電源装置3aと電気的に接続する電源ケーブル11を挿入するケーブル挿入部3bとを電源ボックス3に備えている。アーム4において、支持部4bは、固定部4aの両端部より固定部4aから離れる向きに突出する一対の第1の部位4b1,4b1を備えている。支持部4bは、一対の第1の部位4b1,4b1と連続して設けられ一対の第1の部位4b1,4b1の間よりも間隔が広い一対の第2の部位4b2,4b2を備えている。なお、本実施形態の照明器具10では、アーム4は、図13に示すように、固定部4aから軸支部4cにかけて幅が広がるよう、支持部4bの第1の部位4b1と第2の部位4b2との間に固定部4aと平行方向に沿った段差部4b3を設けている。
これにより、本実施形態の照明器具10は、正面視において、アーム4が電源ボックス3により隠れて見えにくい構造とし、小型化を図ることが可能となる。
ケーブル挿入部3bは、電源ボックス3の背面側に設けると電源ケーブル11を電源ボックス3の内部において折り曲げて電源装置3aの端子と接続する必要がある場合がある。そのため、照明器具10は、ケーブル挿入部3bの折り曲げが生じにくいように、電源ボックス3の背面と傾斜して設けていることが好ましい。ケーブル挿入部3bは、電源ボックス3の背面において、鉛直方向下側となるように傾斜して設けていることが好ましい。これにより、照明器具10では、電源ケーブル11をつたって流れる雨などの水分がケーブル挿入部3bから浸入することを抑制することも可能となる。
水抜き孔部3cは、電源ボックス3の内部で結露などにより生じた水を、電源ボックス3の外部に排出するため、図11および図12に示すように、電源ボックス3の下側に備えている。水抜き孔部3cでは、電源ボックス3の背面側に設けると水抜きがされにくくなる虞がある。そのため、照明器具10では、図示していないが、電源ボックス3の内部に溜まった水が水抜き孔部3cから排水しやすいように、電源ボックス3の内面を傾斜させていることが好ましい。なお、本実施形態の照明器具10は、図9に示した構造だけに限られず、実施形態1の構成を適宜に用いて構成することもできる。
1 器具本体
2 光源ボックス
2a 光源部
2aa 発光面
3 電源ボックス
3a 電源装置
3b ケーブル挿入部
3c 水抜き孔部
3aa 重複部
4 アーム
4a 固定部
4b1 第1の部位
4b2 第2の部位
4b 支持部
4c 軸支部
5 連結部材
10 照明器具
11 電源ケーブル

Claims (4)

  1. 光源部を保持する器具本体と、前記器具本体を回転可能に支持するアームとを備え、
    前記器具本体は、前記光源部を収容し前面を発光面とする光源ボックスと、前記光源部に給電する電源装置を収容する電源ボックスとを備えており、
    前記電源ボックスは、前記発光面と反対側において前記光源ボックスの一部と重なった重複部を備えており、
    前記光源ボックスは、前記光源ボックスの厚みが前記電源ボックスの厚みよりも薄く、且つ前記発光面の法線方向から見て、前記発光面の縦幅が前記電源ボックスの前記重複部の縦幅よりも大きく、前記発光面の横幅が前記電源ボックスの前記重複部の横幅よりも大きいことを特徴とする照明器具。
  2. 前記アームは、前記器具本体の前記電源ボックスを支持することを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記アームは、他の構造部に固定される固定部と、該固定部から離れる向きに前記固定部の両端部から突出する一対の支持部と、該支持部の前記固定部と反対側において前記器具本体に連結される連結部材を回転軸として支える軸支部とを備えており、
    前記アームは、前記軸支部が前記支持部の突出方向と交差する方向に突出するように設けられており、前記軸支部は、前記発光面と反対側において、前記連結部材により前記器具本体に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記器具本体は、前記発光面と反対側において、水抜き孔部と、前記電源装置と電気的に接続する電源ケーブルを挿入するケーブル挿入部とを前記電源ボックスに備えており、
    前記支持部は、前記固定部の両端部より前記固定部から離れる向きに突出する一対の第1の部位と、該一対の第1の部位と連続して設けられ前記一対の第1の部位の間よりも間隔が広い一対の第2の部位とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
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