JP6311586B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents
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Description
図1に示すように、スクロール型圧縮機10のハウジング11は、有底筒状であるセンターハウジング12(シェル)の一端に有蓋筒状のフロントハウジング13が連結されるとともに、センターハウジング12の他端に有蓋筒状のリヤハウジング14が連結されて構成されている。センターハウジング12は、フロントハウジング13側に開口しており、その内部に固定スクロール15が一体形成されている。固定スクロール15は、センターハウジング12の底壁を形成する円板状の固定側基板15aと、固定側基板15aからフロントハウジング13に向けて立設された固定側渦巻壁15bとから構成されている。
ボルト40は、固定側基板15aの外周部寄りに配置されているため、ボルト40からリード弁33の先端までの長さが長くなり、リード弁33の開閉動作の安定化が図られる。そして、ボルト40を固定側基板15aの外周部寄りに配置したときに、例えば、ボルト40の一部が周壁44の外周面よりも油分離室43寄りに位置していたとしても、ボルト40の一部が収容凹部44a内に収容されるため、ボルト40が周壁44と干渉してしまうことが回避されている。また、リテーナ34の先端部の一部が、周壁44の外周面よりも油分離室43寄りに位置していたとしても、リテーナ34の先端部の一部が挿入凹部44bに挿入されるため、リテーナ34の先端部の一部が周壁44と干渉してしまうことが回避されている。
(1)ボルト40は、固定側基板15aの外周部寄りに配置されている。周壁44には、ボルト40の一部を収容する収容凹部44aが形成されている。これによれば、ボルト40を固定側基板15aの外周部寄りに配置して、ボルト40からリード弁33の先端までの長さを長くすることができ、リード弁33の開閉動作の安定化を図ることができる。そして、ボルト40を固定側基板15aの外周部寄りに配置したときに、例えば、ボルト40の一部が周壁44の外周面よりも油分離室43寄りに位置していたとしても、ボルト40の一部が収容凹部44a内に収容されるため、ボルト40が周壁44と干渉してしまうことを回避することができる。よって、ボルト40が周壁44と干渉しないように、ボルト40と周壁44とを離す必要が無く、スクロール型圧縮機10の体格が回転軸18の軸方向に大型化したり、設計の自由度が低下したりすることを回避することができる。以上のことから、リード弁33の開閉動作の安定化を図りつつも、スクロール型圧縮機10の小型化及び設計の自由度の向上を図ることができる。
○ 実施形態において、小径筒部42bが、回転軸18の軸方向において連通孔45と重なる位置から吐出ポート32と重なる位置まで、回転軸18の軸方向に対して直交する方向に沿って延びていなくてもよい。例えば、小径筒部42bは、回転軸18の軸方向において連通孔45と重なる位置から吐出ポート32と重なる位置の手前まで、回転軸18の軸方向に対して直交する方向に沿って延びていてもよい。
○ 実施形態において、連通孔45が、回転軸18の径方向において、ボルト40よりも吐出ポート32に近い位置に配置されていてもよい。
○ 実施形態において、周壁44に挿入凹部44bが形成されていなくてもよい。この場合、周壁44の先端部が周壁44と干渉しないように、リテーナ34の先端部と周壁44とを離す必要がある。
○ 実施形態において、周壁44がリヤハウジング14の一部でなくてもよく、例えば、リヤハウジング14とは別部材である周壁44を有するケースが、センターハウジング12とリヤハウジング14との間に固定されていてもよい。この場合、ケース内に油分離筒42が配置される。
Claims (3)
- ハウジングに固定される固定側基板、及び前記固定側基板から立設される固定側渦巻壁を有する固定スクロールと、前記固定側渦巻壁と噛み合う可動側渦巻壁を有する可動スクロールと、前記可動スクロールにおける前記固定スクロールに対する公転運動に基づいて容積減少して冷媒を圧縮する圧縮室と、前記固定側基板の中央部に形成されるとともに前記圧縮室に連通する吐出ポートと、前記吐出ポートを開閉するリード弁と、前記リード弁の最大開度を規定するリテーナと、前記リード弁および前記リテーナを前記固定側基板に取り付けるボルトと、前記ハウジング内に区画されるとともに前記吐出ポートに連通する吐出室と、前記吐出室に吐出された冷媒に含まれる潤滑油を前記冷媒から分離するオイルセパレータと、を備え、前記オイルセパレータは、油分離筒と、前記油分離筒が配置される油分離室と、前記ハウジングから前記吐出室に膨出して前記油分離室と前記吐出室とを仕切る筒状の周壁とを有し、前記リード弁、前記ボルト、および前記リテーナによって弁構造が構成されるスクロール型圧縮機であって、
前記圧縮室、前記吐出室及び前記油分離室は、回転軸の軸方向に沿って並んで配置されており、
前記ボルトは、前記固定側基板の外周部寄りに配置され、前記周壁には、前記弁構造のうちの前記ボルトの頭部のみを回避する凹部が形成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 前記周壁には、前記凹部とは別に設けられ、前記リテーナの先端部の少なくとも一部が挿入される挿入凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
- 前記周壁には、前記吐出室と前記油分離室とを連通する連通孔が形成されており、
前記油分離筒は、前記周壁の内側で嵌合固定される大径筒部と、前記大径筒部よりも小径であるとともに前記吐出室から前記連通孔を介して前記油分離室へ流出した冷媒が周囲を旋回する小径筒部とを有し、
前記連通孔は、前記ボルト寄りに配置されており、
前記小径筒部は、前記回転軸の軸方向において前記連通孔と重なる位置から前記吐出ポートと重なる位置まで、前記回転軸の軸方向に対して交差する方向に沿って延びていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2014242381A JP6311586B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014242381A JP6311586B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | スクロール型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016102475A JP2016102475A (ja) | 2016-06-02 |
JP6311586B2 true JP6311586B2 (ja) | 2018-04-18 |
Family
ID=56088593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014242381A Active JP6311586B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
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- 2014-11-28 JP JP2014242381A patent/JP6311586B2/ja active Active
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