JP4661713B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機部を電動モータで駆動する電動圧縮機に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示された電動圧縮機がある。この電動圧縮機は、ハウジング内に電動モータと、電動モータに駆動されて吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機構とを備えている。圧縮機構は電動モータの上方側に配置され、圧縮機構の上方側には、圧縮機構が圧縮吐出した冷媒が導入される高圧室であるマフラ室が設けられている。
また、マフラ室より上方のハウジングの上面部には、外部から電動モータへの給電端子であるターミナルが設けられている。
特開2003−97458号公報
しかしながら、上記従来技術の電動圧縮機では、圧縮機構の上方側において、高圧室であるマフラ室と給電端子であるターミナルとを上下に並べて配置しているため、電動圧縮機の電動モータ回転軸線方向の体格が大きくなるという問題がある。
この問題点に対し、本発明者らは、高圧室と給電端子との配設位置関係を改善すれば、電動圧縮機の電動モータ回転軸線方向の体格を小さくすることが可能であることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、電動モータ回転軸線方向の体格を小型化することが可能な電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
ハウジング(110)と、
ハウジング(110)内に設けられ、回転軸線(120a)を中心に回転駆動する電動のモータ部(120)と、
ハウジング(110)に設けられ、モータ部(120)にハウジング(110)の外部から給電するための給電端子(180)と、
ハウジング(110)内に設けられ、モータ部(120)に駆動されて、吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機部(130)と、
ハウジング(110)内に設けられ、圧縮機部(130)の冷媒吐出圧と実質的に同圧となる高圧室(160)を内部に形成する高圧容器体(161)とを備え、
高圧室(160)は、圧縮機部(130)に供給される冷凍機油を貯留する貯油室(160)であり、
給電端子(180)と高圧容器体(161)とは、回転軸線(120a)方向における位置が互いに重なるように並設されていることを特徴としている。
これによると、給電端子(180)と内部に形成される高圧室(160)が圧縮機部(130)に供給される冷凍機油を貯留する貯油室(160)である高圧容器体(161)とがモータ部(120)回転軸線(120a)方向において重なるように並設されている、すなわち径方向に並ぶように設けられているので、給電端子(180)と高圧容器体(161)とを回転軸線(120a)方向に並ぶように設けた場合よりも、モータ部(120)回転軸線(120a)方向の体格を小型化することが可能である。
また、請求項2に記載の発明では、ハウジング(110)の内面に加わる圧力は、圧縮機部(130)の圧縮吐出冷媒の圧力より低圧であることを特徴としている。
このように、ハウジング(110)内の圧力が比較的低い場合には、ハウジング(110)の肉厚を薄くすること等により、一層回転軸線(120a)方向の体格を小型化することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、モータ部(120)の回転軸線(120a)が水平方向に延びるように配置された電動圧縮機(100)とすることができる。すなわち、所謂横置きタイプの電動圧縮機(100)に本発明を適用することができる。
一般的に、高圧容器体(161)内の高圧室(160)が貯油室(160)である場合には、高圧容器体(161)はハウジング(110)内の下方部に配置される。したがって、電動圧縮機(100)が横置きタイプの場合に、貯油室(160)の容積を充分に確保するためには、ハウジング(110)内の下方部に配置される高圧容器体(161)の回転軸線(120a)方向への大型化は避け難い。
そこで、請求項1に記載の電動圧縮機において、請求項3に記載の発明のようにモータ部(120)の回転軸線(120a)が水平方向に延びるように配置される場合、すなわち、高圧室が貯油室(160)であり、回転軸線(120a)が実質的に水平となるように配置される横置きタイプの電動圧縮機(100)の場合には、給電端子(180)と高圧容器体(161)とを、モータ部(120)回転軸線(120a)方向における位置が互いに重なるように並設することで、回転軸線(120a)方向の体格を小型化することができる効果は極めて大きい。
また、請求項4に記載の発明では、冷媒は二酸化炭素であることを特徴としている。
冷媒として二酸化炭素を採用した場合には、冷媒圧力を極めて高くするため耐圧性確保のために電動圧縮機の体格は大型化し易い。このように、二酸化炭素冷媒を採用して高圧力下で用いられる電動圧縮機(100)において、給電端子(180)と高圧容器体(161)とを、モータ部(120)回転軸線(120a)方向における位置が互いに重なるように並設することで、回転軸線(120a)方向の体格を小型化することができる効果は大きい。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態における電動圧縮機100の概略構造を示す縦断面図である。
図1に示すように、電動圧縮機100は、二酸化炭素(CO)を冷媒(作動流体)とする冷凍サイクル装置(図示せず)に適用されるもので、内部に組み込まれたモータ部120によって圧縮機部130が駆動され、臨界圧を超える圧力にまで冷媒を圧縮して吐出する圧縮機としている。
本実施形態の電動圧縮機100は、図1に示す姿勢で載置されるものであり、回転駆動するモータ部120の回転軸線120aの延びる方向(図示X方向)が水平方向となるようになっている、所謂横置き型の電動圧縮機である。
ただし、回転軸線120a方向は厳密に水平方向である必要はなく、電動圧縮機100の内部を流通する流体が、重力の影響を受けた挙動をするときに、実質的に同一の挙動をするものであれば、水平方向から若干傾斜していてもかまわない。すなわち、回転軸線120aの延設方向は、実質的に水平方向であればよい。
モータ部120および圧縮機部130は、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、エンドハウジング113が互いに接合されて形成される密閉容器としてのハウジング110内に収容されている。
本例では、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、およびエンドハウジング113は、いずれも鉄製であり、ミドルハウジング112は、円筒形状に形成され、フロントハウジング111およびエンドハウジング113は、いずれもキャップ状(浅い有底円筒状)に形成されている。そして、フロントハウジング111およびエンドハウジング113が、ミドルハウジング112の両側開口端を閉塞するように溶接されている。
なお、ミドルハウジング112の上面側には、冷媒が吸入される吸入口112aおよび冷媒が吐出される吐出口112bが設けられている。
ハウジング110内のモータ室123等の空間は、吸入口112aから吸入された冷媒が導入される吸入室141と図示しない連通路により連通しており、ハウジング110の内面には、吸入冷媒圧力(圧縮前の冷媒圧力、低圧側圧力)と実質的に同等の圧力が印加されるようになっている。
すなわち、本実施形態の電動圧縮機100は、ハウジング110の内面に圧縮吐出冷媒圧力より低い圧力が印加される、所謂低圧シェルタイプの電動圧縮機である。
ミドルハウジング112内のエンドハウジング113側および中間部には、それぞれ図示しない軸受けが固定される支持板114およびフレーム115が設けられており、図示しない軸受けを介して駆動シャフト131が回転可能に支持されている。
モータ部120は、ミドルハウジング112内に形成されるモータ室123に収容されるロータ部121とステータ部122とからなる。
ロータ部121は、駆動シャフト131に固定されており、ステータ部122はロータ部121の外周側でミドルハウジング112の内周面に圧入によって固定されている。そして、図示しない外部電源からの電力が、給電端子であるターミナル180を介してステータ部122に供給されると、ロータ部121の回転に伴って駆動シャフト131が回転駆動されるようになっている。
圧縮機部130は、内部部材としての可動スクロール135と固定スクロール136とを有する周知のスクロール式圧縮機をなすものである。固定スクロール136は、ミドルハウジング112内の反モータ部側に固定されており、この固定スクロール136に噛み合うように可動部材としての可動スクロール135が配設されている。
可動スクロール135の反固定スクロール側には駆動シャフト131の先端部に設けられた偏心部131aが図示しない軸受けを介して挿入されている。そして、可動スクロール135は、図示しない自転防止機構によって駆動シャフト131の回転駆動に伴い固定スクロール136に対して公転するようになっている。
両スクロール135、136間の外周側には吸入室141が形成され、中心側に向けて圧縮室142が形成されている。
また、固定スクロール136には、圧縮室142で圧縮された冷媒を吐出室143に吐出するための吐出ポート136aが形成されている。吐出ポート136aは固定スクロール136の中心部に設けられた孔として形成されており、吐出室143は、固定スクロール136の図示右方側(フロントハウジング111側、反モータ部側)に形成されている。
そして、ハウジング110内の吐出室143から吐出口112bに至る冷媒流通経路には、オイルセパレータ150が設けられている。
オイルセパレータ150は、圧縮機部130の吐出側で冷媒中に含まれる冷凍機油(潤滑油)を分離する遠心分離式の潤滑油分離器であり、分離パイプ151、分離筒152、導入通路153、排出孔154からなる。
分離パイプ151は、外径寸法が2段に設定されたパイプ部材である。分離筒152は上下方向に延びる円柱形状の空間を形成するものであり、分離パイプ151の外径の大きい側は、分離筒152の上側に圧入固定されている。
これにより、分離パイプ151の外径の小さい側は、分離筒152の中心軸上を下方に向けて延び、下端を分離筒152の中心軸上に開口している。そして、分離パイプ151の上端開口は、吐出口112aに連通している。
導入通路153は、吐出室143からの冷媒を、分離筒152内周面の接線方向から分離筒152上部に導入するように形成されている。また、分離筒152の下側には容器体161内部に形成される貯油室160に連通する排出孔154が設けられている。
この構成により、分離筒152内で遠心分離された冷凍機油は排出孔154から落下して貯油室160に導入され、冷媒は分離パイプ151内を介して吐出口112aに送られるようになっている。
貯油室160は、上記オイルセパレータ150によって冷媒中から分離された冷凍機油を溜めるものである。貯油室160内は、吐出室143から導入通路153、分離筒152、排出孔154を経て冷媒の吐出圧力(高圧側圧力)が付加されるため、冷媒吐出圧と実質的に同圧となる本実施形態における高圧室である。また、内部に貯油室160を形成する容器体161は、本実施形態における高圧容器体に相当する。
吐出圧力が印加される貯油室160に貯留された冷凍機油は、圧縮機部130の吸入側圧力(圧縮前の冷媒圧力)との差圧や、吸入側圧力と吐出側圧力との中間圧力との差圧により、図示しない還流通路を介して、圧縮機部130の摺動部や前述した図示しない軸受部に供給されるようになっている。
図示しない外部電源(ハウジング110の外部の電源)からの電力をモータ部120のステータ部122に給電するためのターミナル180は、フロントハウジング111の上方部においてフロントハウジング111を貫通するように配設されている。そして、ターミナル180とフロントハウジング111との間は、ハーメチックシール181により封止されている。
前述した貯油室160を形成する容器体161は、ターミナル180よりも下方側に配設されており、図示右方側の端面161bは、キャップ形状をなすフロントハウジング111の図示左方側の周状の端面111aより図示右方側にある。すなわち、容器体161は、貯油容積を確保するために圧縮機部130側から図示右方側に延びて、キャップ形状をなすフロントハウジング111の内側にまで突出している。
一方、フロントハウジング111に貫通配置されたターミナル180の内側の端部180aは、容器体161の端面161bよりも図示左方側にある。すなわち、ターミナル180と容器体161とは、図示X方向(回転軸線120aの延びる方向)において、一部が重なっている(ラップしている)。図1に示すように、ターミナル180と容器体161とは、図示X方向(回転軸線120aの延びる方向)において寸法L1だけ重なるように、上下方向に並設されている。
さらに換言すれば、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120aが延びる方向における位置が互いに重なるとともに、互いが上下方向に並ぶように配設されている。
上記構成の電動圧縮機100の作動を簡単に説明する。
電動圧縮機100はターミナル180を介してモータ部120に給電されると、モータ部120の駆動によって可動スクロール135が公転作動され、吸入口112aから吸入室141に流入する冷媒を圧縮室142で圧縮する。そして、圧縮室142で圧縮された冷媒が所定の吐出圧力に達すると、冷媒は吐出ポート136aから吐出室143に吐出される。
さらに、冷媒は吐出室143からオイルセパレータ150の導入通路153を介して分離筒152内に流入する。この時冷媒は分離パイプ151と分離筒152との間で旋回しながら下方に流れ、比重の小さい冷媒は分離パイプ151内に流入し、吐出口112aから流出する。
一方、冷媒中の比重の大きい冷凍機油は遠心力によって分離筒152の内周壁側に分離され、重力によって下降し、排出孔154からオイルセパレータ150下方側の貯油室160に貯留される。
そして、貯油室160に貯留された冷凍機油は、貯油室160と吸入室141等との圧力差によって還流され、圧縮機部130等の潤滑を行う。
上述の電動圧縮機100の構成によれば、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120a方向(図示X方向)における位置が互いに重なるとともに、径方向となる上下に並設されているので、ターミナル180と容器体161とを回転軸線120a方向に並ぶように設けた場合よりも、回転軸線120a方向の体格を小型化することができる。
特に、本実施形態の電動圧縮機100は横置きタイプであり、容器体161はオイルセパレータ150より下方側に配置する必要があるため、貯油容量の確保を目的として、容器体161はハウジング110の下方部において回転軸線120a方向に比較的長い形状をなしている。これに対し、ターミナル180を容器体161の上方に並設することで、回転軸線120a方向の体格の拡大を抑止している。
また、本実施形態の電動圧縮機100は低圧シェルタイプであり、ハウジング110の内面に加わる圧力は、圧縮機部130の吸入冷媒圧力とほぼ同等である。したがって、吐出冷媒圧力が印加される場合よりもハウジング110の肉厚を薄くすることが可能であり、回転軸線120a方向の体格を一層小型化できるばかりでなく、径方向の体格も小型化することができる。
また、吸入して圧縮吐出する冷媒は二酸化炭素であり、圧縮機部130では臨界圧力を超える圧力にまで冷媒を圧縮している。そのため、ハウジング110を含む各部構成は、耐圧強度を確保するために重量や厚さ等が大きくなりやすい。これに対し、ターミナル180と容器体161との配置構成により回転軸線120a方向の体格を小型化することができる効果は極めて大きい。
また、ハウジング110は、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、エンドハウジング113の3部材に分割形成し(別体として形成し)、相互に接合している。そして、ターミナル180はフロントハウジング111にハーメチックシール181を介して装着されている。これにより、ハウジング110内部の構成を組み付け易いばかりでなく、ハウジング110にターミナル180を挿設する加工も容易に行うことができる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、高圧容器体が形成する高圧室は貯油室160であったが、冷媒吐出圧と実質的に同圧となるものであれば、これに限定されるものではない。例えば、図2に示すように、圧縮機部130が圧縮吐出した冷媒を導入し、脈動を低減するための脈動吸収室としてのマフラ室143Aを高圧室とするものであってもよい。
図2に示すように、マフラ室143Aを形成する高圧容器体としての容器体161Aとターミナル180とを、モータ部120回転軸線120a方向(図示X方向)における位置が互いに重なるように径方向に並設することで、回転軸線120a方向の体格を小型化することができる。
また、マフラ室143Aを比較的大きく形成することができるので、脈動低減効果、消音効果、および接続部品の振動低減効果等を良好に得ることができる。
なお、図2に図示した電動圧縮機100Aでは、上記一実施形態(図1)と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略している。
また、上記一実施形態では、モータ部120の回転軸線120a方向を実質的に水平方向とした横置きタイプの電動圧縮機100について説明したが、回転軸線方向は水平方向に限定されるものではない。例えば、図2に示すように、回転軸線120a方向(図示X方向)が実質的に垂直となる所謂縦置きタイプの電動圧縮機100Aであっても、本発明を適用して有効である。
また、上記一実施形態では、ハウジング110の内面に圧縮機部130の吸入冷媒圧力と実質的に同等の圧力が印加される、所謂低圧シェルタイプの電動圧縮機について説明したが、ハウジング110内面への印加圧力は吸入冷媒圧力とほぼ同等圧力に限定されるものではない。
ハウジング110内面への印加圧力が、吸入冷媒圧力より高いものの吐出冷媒圧力より低い中間圧力であってもかまわない。
また、ハウジング110の内面に吐出冷媒圧力と実質的に同等の圧力が印加される所謂高圧シェルタイプの電動圧縮機に本発明を適用するものであってもよい。
具体例を図3で説明する。電動圧縮機100Bでは、圧縮室142で圧縮され吐出された冷媒は、マフラ室143Aを介して、通路Aを通り、モータ室123に流れる。モータ室123では、冷媒と冷凍機油に分離される。分離された冷凍機油は、容器底部に貯油され、オイルポンプ等により圧縮機部130へ供給される。一方、冷媒は通路Bを通り、吐出口112bより外部機器へ供給される。このように、軸方向における給電端子180とマフラ室143Aを形成する容器体161Aの位置が図示X方向において互いに重なるように並設されることで、上記一実施形態や図2に例示した電動圧縮機と同様に小型化が可能となる。特に二酸化炭素等の冷媒を用いる高圧シェルタイプでは、ハウジング110の肉厚が厚くなるため大型化を防止するのに有効である。
なお、図3に図示した電動圧縮機100Bでは、上記一実施形態(図1)および図2に例示した電動圧縮機と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略している。
また、上記一実施形態では、圧縮機部130は、スクロール式圧縮機構であったが、これに限定されるものではなく、例えばベーン式の圧縮機構であってもよい。
また、上記一実施形態では、冷媒は二酸化炭素であり圧縮機部130で超臨界圧まで圧縮加圧するものであったが、これに限定されるものではない。圧縮後の圧力が臨界圧以下であってもよいし、冷媒にフロン等を用いるものであってもよい。
本発明を適用した一実施形態における電動圧縮機100の概略構造を示す縦断面図である。 他の実施形態における電動圧縮機100Aの概略構造を示す縦断面図である。 他の実施形態における電動圧縮機100Bの概略構造を示す縦断面図である。
符号の説明
100、100A、100B 電動圧縮機
110 ハウジング
111 フロントハウジング(ハウジングの一部)
112 ミドルハウジング(ハウジングの一部)
113 エンドハウジング(ハウジングの一部)
120 モータ部
120a 回転軸線
130 圧縮機部
143A マフラ室(脈動吸収室、高圧室)
150 オイルセパレータ
160 貯油室(高圧室)
161、161A 容器体(高圧容器体)
180 ターミナル(給電端子)

Claims (4)

  1. ハウジング(110)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、回転軸線(120a)を中心に回転駆動する電動のモータ部(120)と、
    前記ハウジング(110)に設けられ、前記モータ部(120)に前記ハウジング(110)の外部から給電するための給電端子(180)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、前記モータ部(120)に駆動されて、吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機部(130)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、前記圧縮機部(130)の冷媒吐出圧と実質的に同圧となる高圧室(160)を内部に形成する高圧容器体(161)とを備え、
    前記高圧室(160)は、前記圧縮機部(130)に供給される冷凍機油を貯留する貯油室(160)であり、
    前記給電端子(180)と前記高圧容器体(161)とは、前記回転軸線(120a)方向における位置が互いに重なるように並設されていることを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記ハウジング(110)の内面に加わる圧力は、前記圧縮機部(130)の圧縮吐出冷媒の圧力より低いことを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記回転軸線(120a)が水平方向に延びるように配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の電動圧縮機。
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