JP4793286B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機部を電動モータで駆動する電動圧縮機に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示された電動圧縮機がある。この電動圧縮機は、ハウジング内に、電動モータと電動モータに駆動されて吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機構とが直列的に配置され、圧縮機構には電動モータ内を通して吸入冷媒が供給されるようになっている。
外部から電動モータへの給電端子は、ハウジングの電動モータ側に設けられており、給電端子に外部リード線を接続した後、接続部分を充填材で密封している。これにより、給電端子部がハウジング内を流れる吸入冷媒で冷却されて結露水を生成したとしても、短絡を防止できるようになっている。
特開2002−364542号公報
しかしながら、上記従来技術の電動圧縮機では、給電端子部を密閉防水構造とするため、構造や製造工程が複雑になるという問題がある。
この問題点に対し、本発明者らは、圧縮機構が吐出冷媒とともに吐出する冷凍機油の持つ熱量に着目し、この熱量を利用すれば給電端子における結露水の生成自体を抑制することが可能であることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、給電端子における結露水の生成を抑制することが可能な電動圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
ハウジング(110)と、
ハウジング(110)内に設けられ、回転軸線(120a)を中心に回転駆動する電動のモータ部(120)と、
ハウジング(110)に設けられ、モータ部(120)にハウジング(110)の外部から給電するための給電端子(180)と、
ハウジング(110)内に設けられ、モータ部(120)に駆動されて、吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機部(130)と、
ハウジング(110)内に設けられ、圧縮機部(130)が圧縮吐出した冷媒から分離した冷凍機油を貯留する貯油室(160)を内部に形成する容器体(161)とを備え、
ハウジング(110)の内面に加わる圧力が、圧縮機部(130)の吐出冷媒の圧力より低い電動圧縮機であって、
給電端子(180)は、ハウジング(110)のうち、回転軸線(120a)方向において圧縮機部(130)よりも容器体(161)を設けた側の部位に配設されていることを特徴としている。
これによると、電動圧縮機が駆動しているときには、圧縮機部(130)から冷媒とともに吐出され、冷媒から分離された高温高圧の冷凍機油が容器体(161)内の貯油室(160)に貯留される。したがって、ハウジング(110)のうちモータ部(120)回転軸線(120a)方向において圧縮機部(130)よりも容器体(161)を設けた側の部位に配設した給電端子(180)を、高温の冷凍機油を内部に貯留する容器体(161)から受熱させて、外気温より高温にすることが可能である。このようにして、給電端子(180)における結露水の生成を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明では、給電端子(180)は、ハウジング(110)のモータ部(120)回転軸線(120a)方向側の面(110a)に配設されていることを特徴としている。
これによると、ハウジング(110)のモータ部(120)回転軸線(120a)に沿った面に配設する場合よりも、給電端子(180)を設けることが容易である。
また、請求項3に記載の発明では、ハウジング(110)は、内面に加わる圧力が、圧縮機部(130)の吸入冷媒の圧力と同一圧力であることを特徴としている。
これによると、ハウジング(110)内の冷媒により給電端子(180)が特に冷却され易い。このような電動圧縮機において、高温の冷凍機油を内部に貯留する容器体(161)から受熱させて給電端子(180)を比較的高温とし、給電端子(180)における結露水の生成を抑制することができる効果は大きい。
また、請求項4に記載の発明では、冷媒は二酸化炭素であり、圧縮機部(130)が冷媒を臨界圧以上に圧縮して吐出することを特徴としている。
圧縮機部(130)が二酸化炭素冷媒を臨界圧以上にまで圧縮する電動圧縮機では、圧縮機部(130)から冷媒とともに吐出される冷凍機油の温度は極めて高温となり易い。したがって、冷媒から分離した冷凍機油を内部に貯留する容器体(161)から受熱させて、給電端子(180)を容易に高温にすることができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態における電動圧縮機100の概略構造を示す縦断面図である。
図1に示すように、電動圧縮機100は、二酸化炭素(CO)を冷媒(作動流体)とする冷凍サイクル装置(図示せず)に適用されるもので、内部に組み込まれたモータ部120によって圧縮機部130が駆動され、臨界圧を超える圧力にまで冷媒を圧縮して吐出する圧縮機としている。
本実施形態の電動圧縮機100は、図1に示す姿勢で載置されるものであり、回転駆動するモータ部120の回転軸線120aの延びる方向(図示X方向)が水平方向となるようになっている、所謂横置き型の電動圧縮機である。
ただし、回転軸線120a方向は厳密に水平方向である必要はなく、電動圧縮機100の内部を流通する流体が、重力の影響を受けた挙動をするときに、実質的に同一の挙動をするものであれば、水平方向から若干傾斜していてもかまわない。すなわち、回転軸線120aの延設方向は、実質的に水平方向であればよい。
モータ部120および圧縮機部130は、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、エンドハウジング113が互いに接合されて形成される密閉容器としてのハウジング110内に収容されている。
本例では、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、およびエンドハウジング113は、いずれも鉄製であり、ミドルハウジング112は、円筒形状に形成され、フロントハウジング111およびエンドハウジング113は、いずれもキャップ状(浅い有底円筒状)に形成されている。そして、フロントハウジング111およびエンドハウジング113が、ミドルハウジング112の両側開口端を閉塞するように溶接されている。
なお、ミドルハウジング112の上面側には、冷媒が吸入される吸入口112aおよび冷媒が吐出される吐出口112bが設けられている。
ハウジング110内のモータ室123等の空間は、吸入口112aから吸入された冷媒が導入される吸入室141と図示しない連通路により連通しており、ハウジング110の内面には、吸入冷媒圧力(圧縮前の冷媒圧力、低圧側圧力)と実質的に同等の圧力が印加されるようになっている。
すなわち、本実施形態の電動圧縮機100は、ハウジング110の内面に圧縮吐出冷媒圧力より低い圧力が印加される、所謂低圧シェルタイプの電動圧縮機である。
ミドルハウジング112内のエンドハウジング113側および中間部には、それぞれ図示しない軸受けが固定される支持板114およびフレーム115が設けられており、図示しない軸受けを介して駆動シャフト131が回転可能に支持されている。
モータ部120は、ミドルハウジング112内に形成されるモータ室123に収容されるロータ部121とステータ部122とからなる。
ロータ部121は、駆動シャフト131に固定されており、ステータ部122はロータ部121の外周側でミドルハウジング112の内周面に圧入によって固定されている。そして、図示しない外部電源からの電力が、給電端子であるターミナル180を介してステータ部122に供給されると、ロータ部121の回転に伴って駆動シャフト131が回転駆動されるようになっている。
圧縮機部130は、内部部材としての可動スクロール135と固定スクロール136とを有する周知のスクロール式圧縮機をなすものである。固定スクロール136は、ミドルハウジング112内の反モータ部側に固定されており、この固定スクロール136に噛み合うように可動部材としての可動スクロール135が配設されている。
可動スクロール135の反固定スクロール側には駆動シャフト131の先端部に設けられた偏心部131aが図示しない軸受けを介して挿入されている。そして、可動スクロール135は、図示しない自転防止機構によって駆動シャフト131の回転駆動に伴い固定スクロール136に対して公転するようになっている。
両スクロール135、136間の外周側には吸入室141が形成され、中心側に向けて圧縮室142が形成されている。
また、固定スクロール136には、圧縮室142で圧縮された冷媒を吐出室143に吐出するための吐出ポート136aが形成されている。吐出ポート136aは固定スクロール136の中心部に設けられた孔として形成されており、吐出室143は、固定スクロール136の図示右方側(フロントハウジング111側、反モータ部側)に形成されている。
そして、ハウジング110内の吐出室143から吐出口112bに至る冷媒流通経路には、オイルセパレータ150が設けられている。
オイルセパレータ150は、圧縮機部130の吐出側で冷媒中に含まれる冷凍機油(潤滑油)を分離する遠心分離式の潤滑油分離器であり、分離パイプ151、分離筒152、導入通路153、排出孔154からなる。
分離パイプ151は、外径寸法が2段に設定されたパイプ部材である。分離筒152は上下方向に延びる円柱形状の空間を形成するものであり、分離パイプ151の外径の大きい側は、分離筒152の上側に圧入固定されている。
これにより、分離パイプ151の外径の小さい側は、分離筒152の中心軸上を下方に向けて延び、下端を分離筒152の中心軸上に開口している。そして、分離パイプ151の上端開口は、吐出口112aに連通している。
導入通路153は、吐出室143からの冷媒を、分離筒152内周面の接線方向から分離筒152上部に導入するように形成されている。また、分離筒152の下側には容器体161内部に形成される貯油室160に連通する排出孔154が設けられている。
この構成により、分離筒152内で遠心分離された冷凍機油は排出孔154から落下して貯油室160に導入され、冷媒は分離パイプ151内を介して吐出口112aに送られるようになっている。
貯油室160は、上記オイルセパレータ150によって冷媒中から分離された冷凍機油を溜めるものである。貯油室160内は、吐出室143から導入通路153、分離筒152、排出孔154を経て冷媒の吐出圧力(高圧側圧力)が付加されるため、冷媒吐出圧と実質的に同圧となる高圧室である。また、内部に貯油室160を形成する容器体161は高圧容器体である。
吐出圧力が印加される貯油室160に貯留された冷凍機油は、圧縮機部130の吸入側圧力(圧縮前の冷媒圧力)との差圧や、吸入側圧力と吐出側圧力との中間圧力との差圧により、図示しない還流通路を介して、圧縮機部130の摺動部や前述した図示しない軸受部に供給されるようになっている。
図示しない外部電源(ハウジング110の外部の電源)からの電力をモータ部120のステータ部122に給電するためのターミナル180は、フロントハウジング111のほぼ中央部においてフロントハウジング111を貫通するように配設されている。すなわち、ターミナル180は、ハウジング110のモータ部回転軸線120a方向側の面である端面110aに配設されている。
そして、ターミナル180とフロントハウジング111との間は、ハーメチックシール181により封止されている。
前述した貯油室160を内部に形成する容器体161は、ターミナル180よりも下方側に配設されており、図示右方側の端面161bは、キャップ形状をなすフロントハウジング111の図示左方側の周状の端面111aより図示右方側にある。すなわち、容器体161は、貯油容積を確保するために圧縮機部130側から図示右方側に延びて、キャップ形状をなすフロントハウジング111の内側にまで突出している。
一方、フロントハウジング111に貫通配置されたターミナル180の内側の端部180aは、容器体161の端面161bよりも図示左方側にある。すなわち、ターミナル180と容器体161とは、図示X方向(回転軸線120aの延びる方向)において一部が重なるように(ラップするように)、上下方向に相互に近接して配設されている。
さらに換言すれば、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120aが延びる方向においていずれも圧縮機部130より図示右方側(反モータ部側)にあり、回転軸線120aが延びる方向における位置が互いに重なるとともに、互いが上下方向に並ぶように隣接配置されている。
上記構成の電動圧縮機100の作動を簡単に説明する。
電動圧縮機100はターミナル180を介してモータ部120に給電されると、モータ部120の駆動によって可動スクロール135が公転作動され、吸入口112aから吸入室141に流入する冷媒を圧縮室142で圧縮する。そして、圧縮室142で圧縮された冷媒が所定の吐出圧力に達すると、冷媒は吐出ポート136aから吐出室143に吐出される。
例えば、−30℃〜50℃の吸入冷媒が圧縮室142で圧縮され、70℃〜150℃の外気温より温度が高い高温冷媒となって吐出される。
さらに、冷媒は吐出室143からオイルセパレータ150の導入通路153を介して分離筒152内に流入する。この時冷媒は分離パイプ151と分離筒152との間で旋回しながら下方に流れ、比重の小さい冷媒は分離パイプ151内に流入し、吐出口112aから流出する。
一方、冷媒中の比重の大きい冷凍機油は遠心力によって分離筒152の内周壁側に分離され、重力によって下降し、排出孔154からオイルセパレータ150下方側の貯油室160に貯留される。
そして、貯油室160に貯留された冷凍機油は、貯油室160と吸入室141等との圧力差によって還流され、圧縮機部130等の潤滑を行う。
圧縮機部130から冷媒とともに吐出され高温の冷媒から分離された高温高圧の冷凍機油が、還流されるまでの間、常に容器体161内の貯油室160に貯留される。これにより、容器体161も高温となり、容器体161から放射や対流等により熱が発せられる(放熱される)。そして、容器体161の上方側に近接配置されたターミナル180は、容器体161からの熱を受け外気温以上にまで容易に温度上昇する。
上述の電動圧縮機100の構成および作動によれば、給電端子180は、ハウジング110のうち、回転軸線120a方向において圧縮機部130に対し容器体161を設けた側に設けられ、容器体161の上方に隣接配置されている。したがって、貯油室160内に貯留される高温の冷凍機油の熱によりターミナル180を容易に外気温以上にまで加温することができ、ターミナル180における結露水の生成を抑制することができる。
本実施形態の電動圧縮機100は低圧シェルタイプであり、ハウジング110の内面に加わる圧力は、圧縮機部130の吸入冷媒圧力とほぼ同等である。低圧シェルタイプの電動圧縮機100では、ハウジング110内の低圧冷媒によりターミナル180が冷却され易い。このような電動圧縮機100において、貯油室160に貯留される高温の冷凍機油の熱を利用してからターミナル180を加温し結露水の生成を抑制することができる効果は極めて大きい。
また、電動圧縮機100が圧縮する冷媒は二酸化炭素であり、圧縮機部130が冷媒を臨界圧以上に圧縮して吐出している。したがって、圧縮機部130から冷媒とともに吐出される冷凍機油の温度も高温となり易く、冷媒から分離した冷凍機油を内部に貯留する容器体161から受熱させて、ターミナル180を容易に加温することができる。
また、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120a方向(図示X方向)における位置が互いに重なるとともに、径方向となる上下に並設されているので、ターミナル180が容器体161から受熱し易いばかりでなく、ターミナル180と容器体161とを回転軸線120a方向に並ぶように設けた場合よりも、回転軸線120a方向の体格を小型化することができる。
特に、本実施形態の電動圧縮機100は横置きタイプであり、容器体161はオイルセパレータ150より下方側に配置する必要があるため、貯油容量の確保を目的として、容器体161はハウジング110の下方部において回転軸線120a方向に比較的長い形状をなしている。これに対し、ターミナル180を容器体161の上方に隣接配置することで、容器体161から放射および対流等により受熱し易く、回転軸線120a方向の体格の拡大も抑止している。
また、ハウジング110は、フロントハウジング111、ミドルハウジング112、エンドハウジング113の3部材に分割形成し(別体として形成し)、相互に接合している。そして、ターミナル180はハウジング110の端面110aを形成するフロントハウジング111にハーメチックシール181を介して装着されている。これにより、ハウジング110内部の構成を組み付け易いばかりでなく、ハウジング110にターミナル180を挿設する加工も容易に行うことができる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120aの延びる方向において一部が重なるように、上下方向に相互に近接して配設されていたが、ターミナル180と容器体161とは、回転軸線120a方向においてラップしないものであってもよい。例えば、図2に示すように、ターミナル180と容器体161Aとを、回転軸線120a方向に近接配置するものであってもよい。
また、ターミナル180は、ハウジング110の端面110aに配設されるものに限定されるものではない。例えば、ターミナル180は、図1および図2に示す、ハウジング110のうち圧縮機部130より図示右方側となるF領域のいずれかの部位に配設するものであればよい。すなわち、ターミナル180は、ハウジング110のうち、回転軸線120a方向において圧縮機部130よりも容器体161、161Aを設けた側の部位に配設するものであればよい。これによれば、高温の冷凍機油を内部に貯留する容器体から受熱させて、ターミナルを加温することができる。
また、上記一実施形態では、電動圧縮機100は、ハウジング110内の空間が吸入室141と図示しない連通路により連通しており、連通路を介してハウジング110の内面には吸入冷媒圧力と実質的に同等の圧力が印加されるようになっていたが、ハウジング内を吸入冷媒が流通しモータ部等を吸入冷媒により冷却する電動圧縮機であってもよい。ハウジング内を吸入冷媒が流通するタイプの電動圧縮機の方が、ターミナルが冷却されやすく、本発明を適用する効果は特に大きい。
また、上記一実施形態では、モータ部120の回転軸線120a方向を実質的に水平方向とした横置きタイプの電動圧縮機100について説明したが、回転軸線方向は水平方向に限定されるものではない。例えば、回転軸線120a方向が実質的に垂直となる所謂縦置きタイプの電動圧縮機であっても、本発明を適用して有効である。
また、上記一実施形態では、ハウジング110の内面に圧縮機部130の吸入冷媒圧力と実質的に同等の圧力が印加される、所謂低圧シェルタイプの電動圧縮機について説明したが、ハウジング110内面への印加圧力は吸入冷媒圧力とほぼ同等圧力に限定されるものではなく、吐出冷媒圧力より低い圧力であればよい。ハウジング110内面への印加圧力が、吸入冷媒圧力より高いものの吐出冷媒圧力より低い中間圧力であってもかまわない。
また、上記一実施形態では、容器体161は、ハウジング110に対して別体として形成され、ハウジング110の内面から離設されていたが、容器体はハウジングに対し別体形成されハウジング内面に接するように配設されていたり、容器体がハウジング内面側に一体成形されていたりするものであってもよい。
また、上記一実施形態では、圧縮機部130は、スクロール式圧縮機構であったが、これに限定されるものではなく、例えばベーン式の圧縮機構であってもよい。
また、上記一実施形態では、オイルセパレータ150は、遠心分離式の潤滑油分離器であったが、これに限定されるものではない。例えば、衝突型の分離機であってもよいし、容積落下型の分離機であってもよい。
また、上記一実施形態では、冷媒は二酸化炭素であり圧縮機部130で超臨界圧まで圧縮加圧するものであったが、これに限定されるものではない。圧縮後の圧力が臨界圧以下であってもよいし、冷媒にフロン等を用いるものであってもよい。
本発明を適用した一実施形態における電動圧縮機100の概略構造を示す縦断面図である。 他の実施形態における電動圧縮機100Aの概略構造を示す縦断面図である。
符号の説明
100、100A 電動圧縮機
110 ハウジング
110a 端面(回転軸線方向側の面)
111 フロントハウジング(ハウジングの一部)
112 ミドルハウジング(ハウジングの一部)
113 エンドハウジング(ハウジングの一部)
120 モータ部
120a 回転軸線
130 圧縮機部
160 貯油室
161、161A 容器体
180 ターミナル(給電端子)

Claims (4)

  1. ハウジング(110)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、回転軸線(120a)を中心に回転駆動する電動のモータ部(120)と、
    前記ハウジング(110)に設けられ、前記モータ部(120)に前記ハウジング(110)の外部から給電するための給電端子(180)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、前記モータ部(120)に駆動されて、吸入した冷媒を圧縮吐出する圧縮機部(130)と、
    前記ハウジング(110)内に設けられ、前記圧縮機部(130)が圧縮吐出した冷媒から分離した冷凍機油を貯留する貯油室(160)を内部に形成する容器体(161)とを備え、
    前記ハウジング(110)の内面に加わる圧力が、前記圧縮機部(130)の吐出冷媒圧力より低い電動圧縮機であって、
    前記給電端子(180)は、前記ハウジング(110)のうち、前記回転軸線(120a)方向において前記圧縮機部(130)よりも前記容器体(161)を設けた側の部位に配設されていることを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記給電端子(180)は、前記ハウジング(110)の前記回転軸線(120a)方向側の面(110a)に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記ハウジング(110)は、内面に加わる圧力が、前記圧縮機部(130)の吸入冷媒の圧力と同一圧力であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記冷媒は二酸化炭素であり、前記圧縮機部(130)が前記冷媒を臨界圧以上に圧縮して吐出することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電動圧縮機。
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