JP6311287B2 - 端末装置、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

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本発明は端末装置、無線通信方法及びプログラムに関し、例えば端末装置の接続先のアクセスポイントを短時間でかつユーザの意図どおりに切り替える技術に関する。
従来、無線LANアクセスポイントへの接続機能を備えた端末装置(以下、STA(ステーション)装置とも称する)は、接続しているアクセスポイントとの接続が切断されると、その時点から接続可能なアクセスポイントの探索を開始し、発見されたアクセスポイントのうち接続可能かつ最も電界強度の高いアクセスポイントと自動的に接続を行う。そのため、アクセスポイントの切り替えに時間を要していた。
この点、端末装置がハンドオーバ機能をサポートしている場合には、端末装置は、接続中のアクセスポイントの電界強度が所定の下限値を下回ると、より電界強度の高いアクセスポイントの探索を開始し、発見されたアクセスポイントのうち接続可能かつ最も電界強度の高いアクセスポイントと自動的に接続を行う。そのため、アクセスポイントの切り替えは、上述の例に比べスムーズに実行される。しかしながら、ハンドオーバ制御においても、例えばユーザが、接続可能なアクセスポイントのうち電界強度が比較的低いアクセスポイントに接続することを望んでいる場合であっても、そのアクセスポイントに自動的に接続することはできないという問題があった。
例えば、ユーザは、電界強度に関わらず、通信料金の安さ等の理由により、アクセスポイントを指定して接続することを望む場合がある。しかしながら、上述のハンドオーバ制御では、ユーザの意思に反し、電界強度が高いものの通信料金が高いアクセスポイントに自動的に切り替わってしまうことがあるという問題があった。
また、ハンドオーバ制御は、端末装置が、同一のSSID(Service Set Identifier)を有する複数のアクセスポイントを跨ぐ場合にのみ実行されるのが一般的であった。そのため、複数のSSIDを跨ぐ場合は、アクセスポイントの切り替えに時間を要するという問題を解決できていなかった。
特許文献1には、自機が属するネットワーク識別情報を予め保持しておき、発見された無線基地局のネットワーク識別情報が、前記保持しているネットワーク識別情報と一致した場合には、電界強度に関わらず、その無線基地局に優先的に接続する無線移動端末が記載されている。
特許第2908341号公報
しかしながら、特許文献1記載の構成では、複数のアクセスポイントを指定して、優先的に接続を行うことは出来なかった。また、それらの複数のアクセスポイントから適切なアクセスポイントを選択すべく、柔軟な制御を行うための構成は知られていない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、端末装置の接続先のアクセスポイントを短時間でかつユーザの意図どおりに切り替えることができる、端末装置、無線通信方法及びプログラムを提供することを目的とする。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本発明に係る端末装置は、アクセスポイントに接続可能な端末装置であって、1以上のアクセスポイントを優先度とともに保持する優先度リストと、通信可能なアクセスポイントを検出し、検出結果をSCANリストに保持させるSCAN処理部と、前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントから、前記優先度リストに含まれる前記アクセスポイントであって、そのうち前記優先度が最も高い前記アクセスポイントを選択し、前記選択された前記アクセスポイントに接続を行うアクセスポイント切り替え処理部と、を有するものである。
本発明に係る無線通信方法は、1以上のアクセスポイントを優先度とともに保持する優先度リスト作成ステップと、通信可能なアクセスポイントを検出し、検出結果をSCANリストに保持させるSCAN処理ステップと、前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントから、前記優先度リストに含まれる前記アクセスポイントであって、そのうち前記優先度が最も高い前記アクセスポイントを選択し、前記選択された前記アクセスポイントに接続を行うアクセスポイント切り替え処理ステップと、を有するものである。
本発明に係るプログラムは、上記無線通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明により、端末装置の接続先のアクセスポイントを短時間でかつユーザの意図どおりに切り替えることができる、端末装置、無線通信方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の端末装置100の構成を示す図である。 本発明の実施の形態の端末装置100の動作を示す図である。 本発明の実施の形態の無線通信システム1000の構成を示す図である。 本発明の実施の形態の優先度リストの例を示す図である。 本発明の実施の形態のSCANリストの例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態にかかる端末装置100の構成について説明する。
本発明の実施の形態にかかる端末装置100としてのSTA装置100は、UI部101、優先度リスト102、アクセスポイント切り替え処理部103、SCAN処理部104、SCANリスト105を有する。
UI部101は、ユーザに、接続したいアクセスポイントを優先度順に登録させるためのUI(ユーザインターフェイス)を提供する処理を行う。UI部101は、ユーザが入力するアクセスポイント及びその優先度に関する情報を、後述の優先度リスト102に登録する。
優先度リスト102は、UI部101から入力されるアクセスポイント及びその優先度に関する情報を記憶する。優先度リスト102は、アクセスポイントを識別可能な情報と、その優先度と、を対応付けて記憶する。
図4に、優先度リスト102の一例を示す。この優先度リスト102は、アクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)、BSSID(Basic Service Set Identifier)、及び優先度を対応付けて、1つのレコードとして記憶している。ここで、SSIDとは、アクセスポイントに任意に設定される識別子であり、同一のサービスを提供する複数のアクセスポイントにおいて同一のSSIDが設定されることがある。BSSIDとは、アクセスポイント機器固有の識別子であり、個々のアクセスポイントごとに異なる値が設定される。
アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102及び後述のSCANリスト105の内容に基づいて、アクセスポイントの切り替えを判断する処理を行う。
SCAN処理部104は、所定のタイミングで、又はアクセスポイント切り替え処理部103の指示に応じて、端末装置100の周辺に存在するアクセスポイントを探索し、発見されたアクセスポイントに関する情報を、後述のSCANリスト105に保存する。
SCANリスト105は、SCAN処理部104から入力されるアクセスポイントに関する情報を記憶する。SCANリスト105は、アクセスポイントを識別可能な情報を記憶する。
図5に、SCANリスト105の一例を示す。このSCANリスト105は、アクセスポイントのSSID、BSSID、RSSI(Received Signal Strength Indicator、すなわち電界強度)を対応付けて記憶している。
なお、端末装置100は、典型的には制御プログラムに基づいて各種処理を実行する中央制御装置を備える情報処理装置である。UI部101、アクセスポイント切り替え処理部103、SCAN処理部104は、中央制御装置が実行する処理により論理的に実現される処理手段である。また、優先度リスト102、SCANリスト105は、情報処理装置が備える記憶装置内に論理的に実現される記憶手段である。
つづいて、図2のフローチャートを用いて、端末装置100の動作について説明する。
まず、事前準備として、UI部101は、アクセスポイントを識別可能な情報と、そのアクセスポイントの優先度を設定するためのユーザ入力を受け付ける。本実施の形態では、UI部101は、アクセスポイントのSSID及びBSSID、及びそのアクセスポイントの優先度を入力させるものとする。UI部101は、入力されたSSID、BSSID、優先度を一対として、優先度リスト102に登録する。
これにより、ユーザは、端末装置100を接続させたい複数のアクセスポイントを、優先度と共に設定することができる。
S201:アクセスポイント切り替え処理部103は、所定のタイミングで、SCAN処理部104に対し、端末装置100の周辺に存在するアクセスポイントのSSID、BSSID、RSSIの探索(スキャン)を指示する。
ここで、アクセスポイント切り替え処理部103は、例えば10秒等の所定の時間間隔で、定期的にSCAN処理部104に対しスキャンを指示することができる。この時間間隔は、例えば端末装置100が何処かのアクセスポイントに既に接続中である場合、何処のアクセスポイントにも接続していない場合等、状況に応じてそれぞれ異なるものであって良い。
また、アクセスポイント切り替え処理部103は、SCAN処理部104によるスキャンの結果、アクセスポイントが発見されなかった場合には、スキャンの時間間隔を変動させることとしても良い。例えば、アクセスポイントが発見されるまでの間、スキャンの度に、次回のスキャンまでの時間間隔を、前回よりも延長することができる。具体的には、スキャンの時間間隔を5秒、6秒、7秒、8秒・・・と毎回1秒ずつ加算し、上限の3分に至るまでこの加算を続ける。以降、上限の3分間の時間間隔でスキャンを続行することができる。これにより、スキャンを実行することによる端末装置100の電力消費を抑制することができる。
S202:SCAN処理部104は、アクセスポイント切り替え処理部103からスキャンの指示を受けると、端末装置100が対応している全て又は一部の無線通信用周波数帯域、及び対応している全て又は一部のチャネルについて、存在するアクセスポイントを探索し、それらのアクセスポイントの情報、例えばSSID、BSSID、RSSIを取得する。そして、SCAN処理部104は、その探索結果をSCANリスト105として保存する。この時、SCANリスト105を常に最新の情報とするため、上書きで保存を行うことが好ましい。SCAN処理部104は、SCANリスト105への保存を行ったならば、アクセスポイント切り替え処理部103に対し、スキャンが完了したことの通知を行う。
S203:アクセスポイント切り替え処理部103は、SCAN処理部104からスキャンが完了したことの通知を受け取ると、優先度リスト102の内容を取得する。
S204:アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から、登録されているアクセスポイントのうち最も優先度の高いもの抽出する。
S205:優先度リスト102からのアクセスポイントの抽出が成功したならば、S206に遷移する。一方、失敗したならば、優先度リスト102に登録されている全てのアクセスポイントの突合が終了したとみなし、処理を終了する。
S206:アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントが、SCANリスト105内に存在するかどうか、突合する。すなわち、例えばSSID、BSSIDの両方又は少なくともいずれか一方が一致するかどうか、比較する。
S207:一致するアクセスポイントが存在しなかった場合、アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から、前回抽出したものの次に優先度の高いアクセスポイントを抽出する。そして、S205に遷移し、再度突合処理を実行する。
S208:アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントがSCANリスト105中に存在する場合、そのアクセスポイントを、接続先として選択する。
そして、アクセスポイント切り替え処理部103は、もし端末装置100が現在他のアクセスポイントと接続しているならば、接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、S208で選択されたアクセスポイントへの接続を行う。現在いずれのアクセスポイントとも接続していないならば、直ちに、S208で選択されたアクセスポイントへの接続を行う。
ここまでの一連の処理により、アクセスポイント切り替え処理部103は、端末装置100の周辺に存在するアクセスポイントのうち、ユーザが最も接続したいと望むアクセスポイントを選択し、優先的に接続することができる。
すなわち、現在接続中のアクセスポイントよりも、優先度のより高いアクセスポイントを検出した場合には、現在接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、より優先度の高いアクセスポイントに自動的に接続を切り替えることにより、電界強度が低くてもユーザが接続したいアクセスポイントに短時間で切り替えられるようになる。
つぎに、図3を用いて、本発明の実施の形態にかかる無線通信システム1000の構成について説明する。
無線通信システム1000は、複数の無線LANアクセスポイントと、1以上のSTA装置とを含む。ここで、STA装置は、上述の端末装置100に相当する。本実施の形態では、無線通信システム1000は、アクセスポイントA(301)、無線LANアクセスポイントB(303)、無線LANアクセスポイントC(304)の3台のアクセスポイントと、1台のSTA装置302から成る構成を例としている。
本実施の形態では、STA装置302は、アクセスポイントA(301)からは物理的な距離が離れており、アクセスポイントB(303)及びアクセスポイントC(304)からは物理的な距離が近い位置にあるものとする。このとき、STA装置302がアクセスポイントA(301)から受信する電波のRSSI(電界強度)の値は−40dBm、アクセスポイントB(303)から受信する電波のRSSIの値は−20dBm、アクセスポインC(304)から受信する電波のRSSIの値は−30dBmであったものとする。
つづいて、図4乃至図5を用いて、無線通信システム1000の動作についてさらに詳しく説明する。
事前の準備として、ユーザは、STA装置302において、UI部101を使用し、接続したいアクセスポイントとそれらの優先度とを、優先度リスト102に登録する。本実施の形態では、ユーザは、アクセスポイントA(301)の優先度を「1」とし、アクセスポイントC(304)の優先度を「2」と設定した。また、アクセスポイントA(301)、アクセスポイントC(304)を識別するためのSSID、BSSIDもそれぞれ設定した。アクセスポイントB(303)の優先度等は、特に設定されていない。このときの優先度リスト102を、図4に示す。
次に、ユーザがSTA装置302の無線LAN機能を有効にすると、OS(オペレーティングシステム)の機能により、現時点において電界強度の一番強いアクセスポイントC(304)に自動的に接続されたものとする。
ここで、アクセスポイント切り替え処理部103が起動する。アクセスポイント切り替え処理部103は、STA装置302が何処かのアクセスポイントに接続中であることを認識する。すると、アクセスポイント切り替え処理部103は、SCAN処理部104に対し、所定のタイミングで、STA装置302の周辺に存在するアクセスポイントをスキャンするよう指示する。
SCAN処理部104は、アクセスポイント切り替え処理部103からスキャンの指示を受けると、STA装置302が対応している全て又は一部の無線通信用周波数帯域、及び対応している全て又は一部のチャネルについて、存在するアクセスポイントを探索し、それらのアクセスポイントの情報、例えばSSID、BSSID、RSSIを取得する。そして、SCAN処理部104は、その探索結果をSCANリスト105として保存する。このときのSCANリスト105を、図5に示す。その後、SCAN処理部104は、アクセスポイント切り替え処理部103に対し、スキャンが完了したことを通知する。
アクセスポイント切り替え処理部103は、SCAN処理部104から探索が完了したことの通知を受け取ると、SCANリスト105を読み出す。また、優先度リスト102も読み出す。
つづいて、アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から、優先度が最も高く設定されているアクセスポイントを抽出する。本実施の形態では、図4に示す優先度リスト102から、優先度が「1」と設定されているアクセスポイントA(301)が抽出される。なお、本実施の形態では、優先度は「1」が最も高く、その数値が増えるほどに優先度は低下するものとする。
アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102からアクセスポイントを抽出できたならば、つぎに、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントが、SCANリスト105に存在するかどうか突合処理を行う。
いま、優先度リスト102から抽出されたアクセスポイントA(301)は、SSIDが「AP−A」、BSSIDが「00:00:00:00:00:01」である。そして、図5に示すSCANリスト105には、アクセスポイントA(301)を示すSSID「AP−A」、BSSID「00:00:00:00:00:01」が存在する。ここで両者のSSID、BSSIDが一致しているから、アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントA(301)が、SCANリスト105に存在すると判定する。
アクセスポイント切り替え処理部103は、現在接続中のアクセスポイントC(304)との接続を切断し、抽出されたアクセスポイントA(301)への接続を行う。
なお、抽出されたアクセスポイントA(301)への接続を試行した結果、アクセスポイントA(301)のRSSI(電界強度)の値が低いことにより、正常に接続できなかった場合には、アクセスポイントA(301)の次に優先度の高いアクセスポイント、本実施の形態ではアクセスポイントC(304)を優先度リスト102から抽出して、同様に突合処理、接続切り替え処理を行うことができる。
さらに、優先度リスト102に登録されているすべてのアクセスポイントに対して突合処理、接続切り替え処理を実施しても、正常に接続できるアクセスポイントがなかった場合には、アクセスポイント切り替え処理部103は、SCANリスト105に登録されているアクセスポイントのうち、RSSI電界強度の値が一番高いアクセスポイントに接続することができる。
本実施の形態によれば、優先度リスト102が、ユーザが接続を所望する複数のアクセスポイントを優先度と共に管理し、アクセスポイント切り替え処理部103が、現在接続中のアクセスポイントよりも優先度のより高いアクセスポイントを検出した場合には、現在接続中のアクセスポイントとの接続を切断し、より優先度の高いアクセスポイントに自動的に接続を切り替える。これにより、端末装置100は、アクセスポイントの電界強度に関わらず、ユーザが接続を所望するアクセスポイントに短時間で接続を切り替えることができる。
また、従来の電界強度に基づき接続先アクセスポイントを決定する手法によれば、端末装置100の使用者が多く密集しているような場所においては、特定のアクセスポイントに接続が集中することにより通信トラフィックの低下を招く可能性がある。しかし、本実施の形態によれば、端末装置100が接続するアクセスポイントが、アクセスポイントの電界強度に関わらず、ユーザの指定により決定される。そのため、アクセスポイントが分散され、通信トラフィックの低下を防ぐことが可能となる。
<その他の実施の形態>
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施例では、SCAN処理部104は、アクセスポイント切り替え処理部103からスキャンの指示を受けると、端末装置100が対応している全て又は一部の周波数帯域、及び対応している全て又は一部のチャネルについて、存在するアクセスポイントの探索を行い、その探索結果をSCANリスト105として保存している。しかし、SCAN処理部104は、探索結果を、アクセスポイント切り替え処理部103へリスト情報として渡し、アクセスポイント切り替え処理部103が、SCANリスト105として保存することとしても良い。
また、上述の実施の形態では、アクセスポイント切り替え処理部103が、アクセスポイント切り替え処理部103が起動した際に、接続先のアクセスポイントのスキャンを開始させる(S201)例を示した。しかし、アクセスポイント切り替え処理部103は、現在接続中のアクセスポイントのRSSIが、予め定められた第1の閾値を下回った場合に、次の接続先アクセスポイントのスキャンを開始させ(S201)るよう構成されても良い。なお、第1の閾値を採用する場合、後述の第2の閾値を併せて採用することが好ましい。
これにより、端末装置100は、無線LAN接続が途切れてしまう前に、次の接続先に接続を行うため、無線通信を安定して継続させることができる。
また、上述の実施の形態では、アクセスポイント切り替え処理部103は、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントが、SCANリスト105内に存在するかどうか突合し(S206)、一致するアクセスポイントを次の接続先として決定する(S208)例を示した。しかし、アクセスポイント切り替え処理部103は、この際、優先度リスト102から抽出したアクセスポイントが、SCANリスト105内に存在し、かつ、そのアクセスポイントのRSSIが第2の閾値以上である場合に、当該アクセスポイントを次の接続先として決定するよう構成されても良い。なお、第2の閾値と上述の第1の閾値とを併用する場合、第2の閾値は、第1の閾値よりも高い値であることが好ましい。
これにより、端末装置100は、一定以上の電界強度のあるアクセスポイントにのみ接続するため、その後無線LAN接続が途切れてしまう可能性を予め抑制でき、無線通信を安定させることができる。また、第2の閾値を、第1の閾値よりも高く設定することにより、同じアクセスポイントに何度も接続を試みることを抑制することができる。
また、上述の第1の閾値及び第2の閾値は、例えばアクセスポイントごとに異なる値を設定可能に構成しても良い。具体的には、優先度リスト102に第1の閾値及び第2の閾値の列を設けることにより、実現可能である。
これにより、例えば優先度の高いアクセスポイントほど、無線接続が途切れる限界まで利用するといった、柔軟性の高い接続制御を行うことが可能となる。
また、端末装置100を複数のユーザが使用することが想定できる場合、端末装置100は優先度リスト102をユーザ毎に複数保持するよう構成されても良い。これにより、ユーザ毎にきめ細かな無線接続制御を行うことができる。
また、上述の実施の形態では、本発明を主にハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 端末装置
101 UI部
102 優先度リスト
103 アクセスポイント切り替え処理部
104 SCAN処理部
105 SCANリスト
1000 無線通信システム

Claims (6)

  1. 1以上のアクセスポイントに接続可能な端末装置であって、
    前記アクセスポイント毎に優先度と、前記アクセスポイント毎に異なる値である第1の閾値および前記第1の閾値よりも高い値である第2の閾値と、を関連付けて保持する優先度リストと、
    通信可能なアクセスポイントを検出し、検出結果をSCANリストに保持させるSCAN処理部と、
    前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントから、前記優先度リストに含まれる前記アクセスポイントであって、そのうち前記優先度が最も高い前記アクセスポイントを選択し、前記選択された前記アクセスポイントに接続を行うアクセスポイント切り替え処理部と、を有し、
    前記SCAN処理部は、第1のアクセスポイントに接続中、前記第1のアクセスポイントの電界強度が第1の閾値を下回った場合に、前記検出を実行し、
    前記アクセスポイント切り替え処理部は、前記第1のアクセスポイントに接続中に前記検出が実行された結果、生成された前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントのうち、前記優先度リストに含まれており、かつ電界強度が、前記アクセスポイントと関連付けて保持される前記第2の閾値以上であるアクセスポイントであって、そのうち優先度が最も高いアクセスポイントを選択する
    端末装置。
  2. 前記SCAN処理部は、第1のアクセスポイントに接続中、所定のタイミングで前記検出を実行し、
    前記アクセスポイント切り替え処理部は、前記第1のアクセスポイントよりも前記優先度の高い第2のアクセスポイントが選択された場合、前記第1のアクセスポイントから前記第2のアクセスポイントに接続を切り替える
    請求項1記載の端末装置。
  3. 前記優先度リストをユーザに作成させるためのUI部をさらに有する
    請求項1または2記載の端末装置。
  4. アクセスポイント毎に優先度と、前記アクセスポイント毎に異なる値である第1の閾値および前記第1の閾値よりも高い値である第2の閾値と、を関連付けて保持する優先度リストを作成する優先度リスト作成ステップと、
    通信可能なアクセスポイントを検出し、検出結果をSCANリストに保持させるSCAN処理ステップと、
    前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントから、前記優先度リストに含まれる前記アクセスポイントであって、そのうち前記優先度が最も高い前記アクセスポイントを選択し、前記選択された前記アクセスポイントに接続を行うアクセスポイント切り替え処理ステップと、を有し、
    前記SCAN処理ステップは、第1のアクセスポイントに接続中、前記第1のアクセスポイントの電界強度が第1の閾値を下回った場合に、前記検出を実行することと、
    前記アクセスポイント切り替え処理ステップは、前記第1のアクセスポイントに接続中に前記検出が実行された結果、生成された前記SCANリストに含まれる前記アクセスポイントのうち、前記優先度リストに含まれており、かつ電界強度が、前記アクセスポイントと関連付けて保持される前記第2の閾値以上であるアクセスポイントであって、そのうち優先度が最も高いアクセスポイントを選択することと、を含む
    無線通信方法。
  5. 前記SCAN処理ステップは、第1のアクセスポイントに接続中、所定のタイミングで前記検出を実行し、
    前記アクセスポイント切り替え処理ステップは、前記第1のアクセスポイントよりも前記優先度の高い第2のアクセスポイントが選択された場合、前記第1のアクセスポイントから前記第2のアクセスポイントに接続を切り替える
    請求項4記載の無線通信方法。
  6. コンピュータに、請求項4または5記載の無線通信方法を実行させるためのプログラム。
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