JP6598616B2 - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の通信装置が互いを認識するための技術に関する。
近年、IEEE802.11に代表される無線LANを活用したアプリケーションが増加している。それに伴い、通信機器が、近くの無線LANアプリケーションや情報を、省電力で簡単に発見する技術が提案されている。Wi−Fi(登録商標) Allianceでは、無線LANによる通信機能を有する通信機器が、同機能を有する周辺の他の通信機器と接続する前に、利用可能なサービスや情報を発見するためのWi−Fi Awareという認定プログラムが用意されている。そして、Wi−Fi Awareの基盤技術として、Wi−Fi Alliance Neighbor Awareness Networking(NAN)の仕様が策定されている。
NANでは、複数の無線LANによる通信機能を有する通信機器同士で、クラスタ(以下では、「NANクラスタ」と呼ぶ。)を形成し、NANクラスタ内の通信機器は、相互に情報交換する期間を同期させて、互いのアプリケーション情報等を共有する。NANクラスタ内の通信機器は、Master又はNon−Masterという役割を担う。そして、Masterの役割の通信機器は、NANクラスタ発見用のBeacon(以下、「Discovery Beacon」と呼ぶ。)を送信し、自身が属するNANクラスタの存在をNANクラスタ外の通信機器に通知する。NANクラスタ外の通信機器は、このDiscovery Beaconを検出することによってNANクラスタの存在を認識し、認識したNANクラスタへ参加することが可能となる。特許文献1には、このDiscovery Beaconを検出し、NANクラスタに参加するための方法が記載されている。
米国特許出願公開第2015/0036540号明細書
通信機器は、NANクラスタを発見するには、Passive Scanを行いDiscovery Beaconを検出する必要がある。このとき、通信機器が、短期間の探索によって効率良くDiscovery Beaconを検出することを可能とすることが、特にパワーセーブモードなどの省電力状態にある通信機器に対して、有用でありうる。短期間の探索で効率的にNANクラスタを検出可能とするには、Discovery Beaconの送信側(NANクラスタのMaster)と検出側(NANクラスタ外の通信機器)との双方において、共通のタイミング基準を用いることが重要となる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、近傍に存在する通信装置が、共通のタイミング基準で所定の信号を送信し検出することができる確率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による通信装置は、無線LANのアクセスポイントを探索する第1の探索手段と、前記第1の探索手段により複数のアクセスポイントが検出された場合に、検出された各アクセスポイントの識別情報と、当該各アクセスポイントから受信した電波の強度とに基づいて、当該検出された複数のアクセスポイントから、NAN(Neighbor Awareness Network)規格に準拠したDiscovery Beaconを前記通信装置が送信するタイミングの基準となるアクセスポイントを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたアクセスポイントのTSF(Timing Synchronization Function)タイマ値に基づくタイミングで、NAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信する送信手段と、を有する。
本発明によれば、近傍に存在する通信装置が、共通のタイミング基準で所定の信号を送信し検出することができる確率を向上させることができる。
通信システムの構成例を示す図。 STA100のハードウェア構成例を示すブロック図。 STA100の機能構成例を示すブロック図。 Discovery Beacon送信開始処理の流れの例を示すフローチャート。 Discovery Beacon検出開始処理の流れの例を示すフローチャート。 Discovery Beacon送信及び近接認識処理の流れの例を示すフローチャート。 図1の状態からSTA100が移動した場合の通信システムを示す図。 図7におけるSTA間の、Discovery Beaconの送信と検出とのタイミングの関係を示す図。 図7の状態において他のSTAがSTA100を認識できる範囲を示す図。 図7の状態においてSTA104を認識できる範囲をさらに示した図。 図7の状態において他のSTAがSTA100を認識できる範囲が拡大された状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下では、各通信装置がIEEE802.11規格シリーズの無線LANに準拠し、Wi−Fi Alliance Neighbor Awareness Networking(NAN)に関する処理を実行するものとして説明する。
本実施形態では、NANのマスタ(Master)として動作する通信装置は、周囲に存在する無線LANのアクセスポイント(AP)を、Discovery Beaconの送信タイミングの基準として用いる。すなわち、マスタとして動作する通信装置は、周囲に存在するAPのTSF(Timing Synchronization Function)タイマ値に応じて、Discovery Beaconの送信タイミングを制御する。例えば、マスタとして動作する通信装置は、APのTSFタイマ値の下位17ビットが0となるタイミングでDiscovery Beaconを送信する。この場合、他の通信装置は、周囲のAPのTSFタイマ値の下位17ビットが0となるタイミングでDiscovery Beaconの検出処理を実行する。このように、Discovery Beaconの送信タイミングの基準と検出タイミングの基準とをAPのTSFタイマ値に整合させることにより、短期間の探索による効率的にNANクラスタの検出が可能となる。
しかしながら、通信装置は、1つの地点において複数のAPを検出する場合があり、そして、各APのTSFタイマ値は、一般に同期していない。このため、マスタの通信装置がDiscovery Beaconの送信タイミング基準とするAPと、他の通信装置がDiscovery Beaconの検出タイミング基準とするAPとが異なりうる。したがって、この場合、短期間の探索による効率的なNANクラスタの検出ができなくなる場合がある。
このため、本実施形態では、周囲にAPが複数存在する場合であっても、Discovery Beaconの送信側と検出側の通信装置が、それぞれ同じAPを送信/検出の基準タイミングとして用いるようにする。具体的には、通信装置は、周囲のAPのうち、そのAPに対応するBSSIDなど、APの識別情報に従って、時刻基準として用いるAPを選択する。ただし、この場合、通信装置が選択したAPから送出される信号の受信強度が低い値である場合、その通信装置の周囲の他の通信装置が、そのAPを検出できない場合がある。この場合、結果として通信装置と他の通信装置とがDiscovery Beaconの送信と検出とで、異なるAPをタイミング基準として用いることとなるため、短期間の探索による効率的にNANクラスタの検出ができなくなる場合がある。このため、本実施形態では、さらに、各APの識別情報のみならず、それらのAPからの電波の受信強度に応じて、Discovery Beaconの送信/検出タイミング基準とするAPを選択する。
以下、このような処理を実行する通信装置、処理の流れ等の実施形態について詳細に説明する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、無線LANのアクセスポイント(AP)、端末(STA)などの通信装置を含んで構成される。なお、図1の例では、2台のAPと3台のSTAが示されているが、これらの台数は図1に示された台数には限定されず、例えば3台以上のAP、2つ以下又は4台以上のSTAが当然に存在しうる。ここで、本例では、STA100が、NANクラスタのマスタとして動作するものとする。AP101及びAP102は、無線ネットワーク105及び106をそれぞれ構成する。なお、図1において、STA100は、無線ネットワーク105及び無線ネットワーク106の両方の範囲内にあるが、これらのネットワークのいずれにも参加(接続)していなくてもよい。また、STA100は、NANクラスタを構成しており、図1の範囲107は、STA100が送信するNAN Discovery Beaconの到達範囲を示している。
STA103は、AP101が構成する無線ネットワーク105の範囲内に存在し、AP102が構成する無線ネットワーク106の範囲内にはいない。また、STA103はSTA100が送信するNAN Discovery Beaconの到達範囲内に存在し、STA100が構成するNANクラスタを検出し、参加することが可能であるものとする。一方、STA104は、AP102が構成する無線ネットワーク106の範囲内に存在し、AP101の構成する無線ネットワーク105の範囲内にはいない。また、STA104は、STA100が送信するNAN Discovery Beaconの到達範囲内にはおらず、STA100が構成するNANクラスタを検出できないものとする。
(STA100の構成)
図2に、本実施形態に係るSTA100のハードウェア構成を示す。STA100は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206及びアンテナ207を有する。
記憶部201は、ROM、RAMの両方、もしくは、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。
制御部202は、CPU、または、MPUにより構成され、記憶部201に記憶されたプログラムを実行することによりSTA100全体を制御する。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりSTA100全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、STA100が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、STA100がカメラである場合、機能部203は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、STA100がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、STA100がプロジェクタである場合、機能部203は投影部であり、投影処理を行う。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他のSTAと通信したデータであってもよい。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部206は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。また、通信部206はアンテナ207を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。STA100は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。
図3は、STA100の機能構成例を示すブロック図である。STA100は、その機能構成の一例において、無線LAN制御部300、AP情報管理部310、NAN制御部320、電波強度測定部330、NANクラスタ検出部340、及びDiscovery Beacon送信制御部350を有する。
無線LAN制御部300は、他の無線LANの通信装置との間で無線信号の送受信を行うためのアンテナ、回路、及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。AP情報管理部310は、APのScan(探索)を実行し、発見した周辺のAPの情報管理を行う。ここで、AP情報管理部310は、例えば、各APのBSSID情報などを管理する。
NAN制御部320は、NANクラスタの検出、NANクラスタへの参加手続き、NANクラスタ内の他の通信機器との同期、及びデータ送受信等、NANに関する諸制御を行う。また、NAN制御部320は、NANクラスタを形成する場合、マスタとなってDiscovery Beaconを送信する際の、送信タイミング基準とするAPを選択する。NAN制御部320は、例えば、AP情報管理部310が管理しているAPのうち、最もBSSIDの小さいAPを選択して、そのAPのTSFタイマをDiscovery Beaconの送信タイミング基準とする。なお、NAN制御部320は、周囲に存在するAPのうち、BSSIDの小さいAPを単純に送信タイミング基準とするのではなく、所定の電波強度を超える電波強度で信号を受信できるものから送信タイミング基準とするAPを選択しうる。これに対して、電波強度測定部330は、各APからの電波の受信強度を測定する。NAN制御部320は、ここで測定した電波強度が所定値以上のAPの中から、Discovery Beaconの送信タイミング基準とするAPを選択することができる。
NANクラスタ検出部340は、周囲のNANクラスタから送信されるDiscovery Beaconの検出を行い、NANクラスタを発見する。なお、電波強度測定部330は、NANクラスタのマスタとして動作する他の装置が送信したDiscovery Beaconの受信強度を測定しうる。そして、NANクラスタ検出部340は、その測定結果に応じて、属するNANクラスタを特定してもよい。
Discovery Beacon送信制御部350は、自身がNANクラスタを形成する場合または参加したNANクラスタのマスタとして動作する場合に、Discovery Beaconを送信する。
なお、図3に示した各機能ブロックは、それぞれSTA100の記憶部201にプログラムとして記憶され、制御部202によって当該プログラムが実行されることによりその機能が実現される。後述の各フローチャートは、制御部202によって図3の各機能ブロックの機能が実行されることにより実現されるフローチャートである。なお、図3に示した機能ブロックに含まれる一部または全部がハードウェア化されていてもよい。この場合、各機能ブロックに含まれる一部または全部は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成される。
(処理の流れ)
続いて、図4〜図6を用いて、各処理の流れについて説明する。
図4は、STA100がNANクラスタを生成する際に、Discovery Beaconの送信タイミング基準とするAPを選択し、Discovery Beaconの送信を開始する手順を示すフローチャートである。本処理は、例えば、AP情報管理部310、NAN制御部320、電波強度測定部330、Discovery Beacon送信制御部350によって実行される。
STA100は、NANクラスタを生成する際に、まず周辺APを探索して対応するBSSIDを取得し、取得した周辺APのBSSIDの情報をAP情報管理部310に保存する(S400)。なお、STA100の周辺にAPが存在しない場合は、AP情報管理部310に周辺APの情報が保持されないこととなる。
ここで、AP情報管理部310は、各APが形成する無線ネットワークのBSSIDを保持することとなるが、これ以外の情報を保持してもよい。すなわち、本実施形態では、STAは、BSSIDの小さいAPをDiscovery Beaconの送信タイミングの基準として選択するが、このような選択を行うことができる値であれば、識別情報でない情報など、様々な情報が用いられてもよい。なお、BSSIDは、APが形成する無線ネットワークの識別情報であるが、APの識別情報として取り扱うことができる。
続いて、STA100は、AP情報管理部310に周辺APの情報が保持されているかを判定する(S401)。すなわち、STA100は、周囲にAPが存在するかを判定する。そして、STA100は、AP情報管理部310に周辺APの情報が保持されていない場合(S401でNO)、Discovery Beaconの送信タイミング基準とするAPが存在しないため、処理を終了する。ここで、STA100は、Discovery Beaconの送信タイミング基準とするAPが存在しない場合に処理を終了せず、自装置で決定した任意のタイミングでDiscovery Beaconを送信するようにしてもよい。一方、AP情報管理部310がAPの情報を保持している場合(S401でYES)、NAN制御部320は、各APに対応するBSSIDの値に基づいて、Discovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPの候補を選択する(S402)。NAN制御部320は、例えば、取得した各APのBSSIDのうち、最もBSSIDの小さいAPを、Discovery Beaconの送信タイミングの基準候補として選択する。なお、図4の処理は、NAN Discovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPを選択する処理であり、APとの通信を行う必要はないため、STA100は、各APと接続している必要はない。
その後、電波強度測定部330は、Discovery Beaconの送信タイミング基準候補として選択したAPの電波強度を測定する(S403)。電波強度測定部330は、例えば、S402で送信タイミング基準候補として選択したAPのBeaconの電波強度を測定する。そして、NAN制御部320は、S403の測定結果が所定の閾値以上となったかを判定する(S404)。NAN制御部320は、測定結果が所定の閾値より小さい場合(S404でNO)は、このAPを、Discovery Beaconの送信タイミング基準とせず、例えばAP情報管理部310に保持されている情報を削除する。そして、NAN制御部320は、これ以外の、AP情報管理部310に保持されているAPから、Discovery Beaconの送信タイミング基準候補のAPの再選択を行う(S401、S402)。すなわち、複数のAPの情報がAP情報管理部310に保持されている場合、S401〜S404の処理が繰り返し行われる。例えば、NAN制御部320は、次にBSSIDの値が小さいAPを、Discovery Beaconの送信タイミング基準候補のAPとして選択する。その後、STA100において、選択された候補のAPについての電波強度測定が実行され(S403)、その測定結果が所定の閾値以上となっているかの判定が行われる(S404)。このようにして、電波受信強度が所定の閾値以上(S404でYES)のAPのうち、最小のBSSIDを有するAPが、Discovery Beaconの送信タイミング基準として選択されることとなる。なお、AP情報管理部310に管理されているAPが1つしかない場合には、S402の処理又はS402〜S404の処理を、省略してもよい。同様に、S401〜S404の処理の繰り返しにより、AP情報管理部310に管理されているAPが1つまで減った場合も、S402の処理又はS402〜S404の処理を、省略してもよい。
その後、Discovery Beacon送信制御部350が、Discovery Beaconの送信タイミング基準として選択したAPのTSFタイマ値を基準として、Discovery Beaconの送信を開始する(S405)。Discovery Beacon送信制御部350は、例えば、選択したAPのTSFタイマ値の下位17bitが0になるタイミングで、Discovery Beaconの送信を開始する。そして、Discovery Beacon送信制御部350は、その後も、このAPのTSFタイマの下位17bitが0になるタイミングで、周期的にDiscovery Beaconの送信を行う。なお、STA100は、各APのTSFタイマの情報を、各APから送信されるビーコンから取得する。
上述の処理の流れの説明では、BSSIDの値が小さい方のAPから順に電波受信強度の測定を行うように説明したが、これに限られない。例えば、周囲のAPのそれぞれの電波受信強度を測定し、その測定結果が所定の閾値以上となるAPのうち、最小のBSSIDの値を有するAPを、Discovery Beaconの送信タイミング基準として選択してもよい。また、STA100は、BSSIDではない他の情報によって、送信タイミング基準候補のAPを特定してもよい。すなわち、Discovery Beaconの送信側と検出側とが共通の基準でタイミング基準候補となるAPを特定できるものであれば、BSSID以外の情報が用いられてもよい。
図5は、まだNANクラスタに参加していない通信装置(NANクラスタ外の通信装置)が、NANクラスタの検出を開始する手順を示すフローチャートである。この通信装置は、例えば、STA100と同様に、図2に示すハードウェア構成及び図3に示す機能構成を有する通信機器である。本処理は、例えば、AP情報管理部310、NAN制御部320、NANクラスタ検出部340によって実行される。
通信装置は、NANクラスタの検出を開始する前に、周辺APを探索し、取得した周辺APの情報をAP情報管理部310に保存する(S500)。その後、通信装置は、AP情報管理部310が周辺APの情報を保持しているかを判定する(S501)。そして、通信装置は、AP情報管理部310がAPの情報を保持していない場合(S501でNO)、すなわち周辺にAPが存在しない場合、Discovery Beaconの検出タイミング基準とするAPが存在しないため、処理を終了する。なお、周辺にAPが存在しない場合には処理を終了せずに、一定時間の間、Discovery Beaconの検出処理を行うようにしてもよい。
一方、AP情報管理部310がAPの情報を保持している場合(S501でYES)、NAN制御部320は、S500で取得したAP情報に含まれるBSSIDに基づいて、Discovery Beaconの検出タイミング基準とするAPを選択する。例えば、NAN制御部320は、取得した各APのBSSIDのうち、最もBSSIDの小さいAPをDiscovery Beaconの検出タイミング基準のAPとして選択する(S502)。そして、NANクラスタ検出部340は、この選択したAPのTSFタイマ値を基準として、Discovery Beaconの検出を開始する(S503)。例えば、NANクラスタ検出部340は、選択したAPのTSFタイマの下位17bitが0になるタイミングで、Discovery Beaconの検出を開始する。そして、NANクラスタ検出部340は、以降も、このAPのTSFタイマの下位17bitが0になるタイミングで、周期的にDiscovery Beaconの検出を行う。なお、これらの一連の処理は、NAN Discovery Beaconの検出タイミング基準とするAPを選択する処理であり、そのAPと通信する必要はないため、選択したAPと接続している必要はない。
また、ここでは、周囲のAPのうち、BSSIDが最小の値のAPが選択され、通信装置において、そのAPの電波受信強度を測定しなくてもよい。このとき、周囲のマスタとして動作する他の通信装置は、周囲に存在し、電波受信強度が所定の閾値以上となるAPのうち、最小のBSSIDを有するAPを選択している。そして、他の通信装置における電波受信強度が閾値未満程度に小さいAPについては、通信装置が周辺において検出できないことが想定される。このため、NANクラスタを検出する側の通信装置は、BSSIDが最小の値のAPを検出のタイミング基準として選択することにより、周囲のNANクラスタを効率的に検出することが可能となる。
なお、NANクラスタを検出する側の通信装置も、図4の処理と同様に、電波受信強度が所定値以上となるAPの中から最小のBSSIDを有するAPを選択してもよい。この場合、電波受信強度の閾値は、Discovery Beaconの送信側と検出側とにおいて、それぞれ異なる値が用いられてもよい。また、NANクラスタの検出側の通信装置は、最小のBSSIDを有するAPを検出タイミング基準として用いた場合にNANクラスタを検出できなかった場合、次に小さいBSSIDを有するAPを検出タイミング基準として用いてもよい。この場合、BSSIDの小さい方から大きい方へ、検出タイミング基準を変更しながら、NANクラスタが検出されるまで、検出を継続してもよい。
なお、S500では、周辺のAPの探索の間、比較的長い期間探索を実行すると、通信装置は、この間に、周辺に存在するNANクラスタのDiscovery Beaconを検出する可能性がある。この場合、通信装置は、その後の処理を省略して、このNANクラスタへ参加してもよい。ただし、S500において、周辺のAPを探索している間に、必ずNANクラスタを発見できるとは限らない。また、NANクラスタを発見できたとしても周囲のNANクラスタの状態は刻々と変化しうるため、新しいNANクラスタの発生及び消失が発生している可能性がある。このため、通信装置は、Discovery Beaconの検出を定常的に行うこととなる。しかし、絶え間なくDiscovery Beaconの検出を行い続けるのは、一般に、省電力の観点から適切ではない。そのため、通信装置は、Discovery Beaconの検出タイミング基準とするAPを選択し、そのAPのTSFタイマ値を基準として、Discovery Beaconの検出を行うことで、消費電力を抑えることが可能となる。なお、NAN制御部320は、AP情報管理部310に管理されているAPが1つしかない場合には、S502の処理を省略し、NANクラスタ検出部340は、その1つのAPを基準としてDiscovery Beaconの検出を開始してもよい。すなわち、AP情報管理部310に複数のAPの情報が管理されている場合にのみ、S502の処理が実行されてもよい。
次に、STA100がNANクラスタを形成している状態又はNANクラスタに参加している状態におけるDiscovery Beaconの送信及び近接認識の処理について、図6を用いて説明する。本処理は、例えば、AP情報管理部310、NAN制御部320、電波強度測定部330、NANクラスタ検出部340、Discovery Beacon送信制御部350によって実行される。
ここでは、AP101が構成する無線ネットワーク105のBSSIDの方が、AP102が構成する無線ネットワーク106のBSSIDより小さい値であるものとする。そうすると、STA100は、図1に示すように無線ネットワーク105及び106の両方の範囲内に存在する場合、Discovery Beaconの送信タイミングの基準をAP101とするNANクラスタに参加することとなる(S600)。
この状態において、STA100は、NANクラスタのマスタから非マスタに遷移した場合又は非マスタとして動作中の場合(S601でNO)、Discovery Beaconの送信を行わない。一方、STA100は、NANクラスタのマスタとして動作している場合(S601でYES)は、Discovery Beaconの送信タイミングになると(S602でYES)、Discovery Beaconを送信する(S603)。このとき、Discovery Beaconの送信タイミングは、Discovery Beaconの送信タイミング基準としているAP(この場合は、AP101)のTSFタイマ値の下位17bitが0になるタイミングとされる。
その後、STA100の電波強度測定部330は、AP101の電波受信強度を測定し(S604)、その電波受信強度が所定の閾値以上であるかを判定する(S605)。そして、電波受信強度が所定の閾値以上である場合(S605でYES)は、処理をS601へ戻す。一方、電波受信強度が所定の閾値より小さい場合(S605でNO)は、NANクラスタ検出部340が、周辺のNANクラスタの探索を行う(S606)。このときのNANクラスタの検出処理では、STA100の周辺に存在するAPのそれぞれが検出タイミングの基準として用いられうる。また、NANクラスタの検出処理は、例えば図5に示した処理として行われてもよく、例えば、STA100が検出できるAPのうち、BSSIDが最小のAPが、検出タイミングの基準として用いられうる。
STA100は、NANクラスタの検出処理において、周辺のNANクラスタを検出できた場合(S607でYES)、そのNANクラスタに参加する(S608)。図1の例では、STA100は、例えば、AP102をDiscovery Beacon送信タイミングの基準としたNANクラスタに参加する。一方、STA100は、NANクラスタの検出処理において、周辺のNANクラスタを検出できなかった場合(S607でNO)、新たなNANクラスタを生成する(S609)。このとき、STA100は、これまでのNANクラスタにおけるDiscovery Beaconの送信を継続しながら、別のNANクラスタに参加し、又は、新たなNANクラスタを生成しうる。なお、STA100は、これまでのNANクラスタ内において他の端末の存在を認識できない場合、すなわちNANクラスタ内で他の通信機器のSynchronization Beaconを検出できない場合は、このNANクラスタを削除しうる。すなわち、STAは、NANクラスタ内に他のSTAが存在しない場合は、そのNANクラスタに関するDiscovery Beaconの送信を停止することができる。これにより、不必要にDiscovery Beaconが送信されることを防ぐことができる。また、S607において、他のNANクラスタを検出できない場合や、S609で新たに形成したNANクラスタにおいて他の通信機器が検出できなかった場合は、STA100は、NANクラスタの検出やNANクラスタの生成を中止してもよい。この場合、STA100は、元のNANクラスタに留まりうる。このように、STA100は、自身がマスタとして機能するNANクラスタ内に他のSTAが存在するかを判定し、その判定の結果に応じて、NANクラスタを存続させる(Discovery Beaconの送信を継続する)か否かを決定することができる。
以後、STA100は、図4のようにして、Discovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPを選択して、その選択結果に応じてDiscovery Beaconの送信を行う。
ここで、上述のS604〜S609の処理による、無線通信システムの状態の遷移について説明する。
ここでは、STA100が、図1の状態から、図7に示すように、AP101による無線ネットワーク105の通信可能範囲の端部に移動したとする。このとき、STA100は、まだAP101をDiscovery Beacon送信タイミングの基準として、NANクラスタを形成している。このとき、STA100が送信するDiscovery Beaconの到達範囲内にSTA104も含まれたものとする。すなわち、STA100が移動して、STA104に近接している状態となったものとする。
このとき、STA104は、Passive Scanを行い、STA100からのDiscovery Beaconを検出することによってSTA100が形成するNANクラスタを発見することができる。しかしながら、STA104は、Passive Scanを実行するとは限らず、上述のように、周辺APのTSFタイマ値を基準として周期的な探索を実行しうる。この場合、STA104は、AP101と近接している場合であっても、このNANクラスタを発見できない可能性がある。
STA104は、AP101からの電波を有意な電力で受信できないが、AP102からの電波の到来範囲内の位置に存在している。このため、STA104は、AP102のTSFタイマ値を基準として、周期的に周辺NANクラスタのDiscovery Beaconの検出を行う。一方、STA100は、AP101のTSFを基準に周期的にDiscovery Beaconの送信を行っている。このため、STA100のDiscovery Beaconの送信タイミングの基準となるAP101と、STA104のDiscovery Beaconの検出タイミングの基準となるAP102とが異なっている。したがって、AP101とAP102とのTSFタイマ値が(少なくとも下位17ビットにおいて)同期していない場合、STA100/STA104の、Discovery Beaconの送信/検出タイミングが一致しないこととなる。この状態を図8に模式的に示す。
ここで、図9において、AP101が構成する無線ネットワーク105の範囲と、STA100が送信するNAN Discovery Beaconの到達範囲とが重なる範囲を、範囲900として示す。このとき、STA100からの信号の到達可能な範囲107内に存在するが範囲900の外側に位置するSTAは、STA100が送信したAP101を送信タイミングの基準とするDiscovery Beaconを検出できない場合がある。これは、STA100がAP101から離れることにより、AP101が構成する無線ネットワーク105の範囲とSTA100が送信するDiscovery Beaconの到達範囲の重なる範囲が狭くなると、より顕著となりうる。
このため、本実施形態に係るSTA100は、図6のS604のように、Discovery Beaconの送信タイミングの基準としているAPの電波受信強度を測定する。STA100は、送信タイミングの基準として用いられているAPの電波受信強度が所定の閾値より小さくなった場合(S605でNO)、そのAPから離れた場所に位置すると判断することができる。このため、STA100は、範囲900の大きさが小さくなることが想定されるため、周辺のNANクラスタの検索(S606)と、別のNANクラスタへの参加又は新たなNANクラスタの生成を行う(S608、S609)。
これによれば、STA100は、Discovery Beaconの送信タイミング基準としているAPの電波受信強度を測定し、電波受信強度が所定の閾値より小さくなった場合に、周辺のNANクラスタの探索を行う(S607)。この時、図10に示すようにSTA104がNANクラスタに属しており、かつそのNANクラスタのマスタであり、そのNANクラスタのDiscovery Beaconを送信しているものとする。すると、STA100は、そのDiscovery Beaconの到達範囲1000の範囲内に存在する場合は、このNANクラスタを検出することができる(S607でYES)。すなわち、STA100は、STA104の存在を認識でき、STA104が参加しているNANクラスタに参加することができる(S608)。
一方、STA104がNANクラスタに属していない、又はNANクラスタに属しているが、そのNANクラスタの非マスタであり、Discovery Beaconを送信していない場合は、STA100はSTA104を認識できない可能性がある。この場合、STA100は、周辺のNANクラスタを検出できないため(S607でNO)、NANクラスタの生成を行う(S610)。この時、STA100は、その時に属しているNANクラスタのDiscovery Beacon送信タイミングの基準としているAP101とは別のAPであるAP102を、Discovery Beaconの送信タイミング基準として選択する。ここで、STA104は、AP102をNANクラスタの検索タイミングの基準としている。このため、STA100がAP102をDiscovery Beaconの送信タイミングの基準としたNANクラスタを形成することで、STA104は、STA100が形成したNANクラスタを検出し、STA100を認識することが可能となる。図9の範囲900に加え、AP102が構成する無線ネットワーク106の範囲とSTA100が送信するDiscovery Beaconの到達範囲とが重なる範囲107とが重なる範囲に存在するSTAが、STA100を認識することができるようになる。図11に、そのような範囲1100を示す。このように、図9の範囲900と図11の範囲1100とを比較することによって理解されるように、他のSTAがSTA100のNANクラスタを検出し、STA100を認識することができる範囲を拡大することができる。
このように、STA100は、電波受信強度が所定の閾値以上となる周囲に存在するAPのうち、識別情報(BSSID)の値が最小のもののTSFタイマ値を、Discovery Beaconの送信タイミングの基準として選択する。これにより、STA100の周囲に存在する他のSTAが、STA100を認識することができる領域の大きさを大きくすることが可能となる。そして、STA100は、Discovery Beaconの送信タイミングの基準として用いていたAPからの信号の受信強度が所定の閾値以下となると、他のNANクラスタを探索して参加し、又は、新たなNANクラスタを生成する。これにより、STA100は、他のSTAが自身を認識可能な領域を拡大することができる。
なお、上述の説明で用いられた用語は、本発明の理解を容易にするためだけに用いられており、本発明の範囲を限定することは意図されていない。すなわち、同様の通信システムにおいて、以下の議論を適用することができるものである。
例えば、Discovery Beaconは、別の、STA100を認識可能とするために所定周期で送信される所定の信号によって置き換えられてもよい。また、例えば、複数の通信装置が時間的に(精密に又は粗く)同期して、互いを認識できるようにするような仕組みとなっている範囲において、NANクラスタという概念が用いられなくてもよい。
また、上述の説明では、マスタとして動作するSTAは、Discovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPのTSFタイマ値の下位17ビットが0となるタイミングでDiscovery Beaconを送信するとした。しかしながら、例えばTSFタイマ値の下位17ビットが0以外の所定値となるタイミングでDiscovery Beaconが送信されてもよく、他の基準でDiscovery Beaconの送信タイミングが規定されてもよい。
また、上述の説明では、マスタとして動作するSTAは、BSSIDの値が小さいAPを、Discovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPとして選択したが、これに限られない。例えば、マスタとして動作するSTAは、APの識別情報の値を何らかの基準でソートして、そのソート結果に従ってDiscovery Beaconの送信タイミングの基準とするAPとして選択してもよい。例えば、BSSIDが最大となるAPが選択されてもよいし、BSSIDがn番目(nは整数)に小さいAPが選択されてもよい。また、MACアドレスのソート結果によって、選択すべきAPが特定されてもよい。
また、STAがAPを検出する際の基準となる信号の受信電力の閾値と、STAが他のNANクラスタの探索を実行する契機となる電波受信強度の所定の閾値とでは、後者の方が高い値でありうる。すなわち、STAは、あるAPとの信号を一定の電力レベル以上(例えばそのAPとの通信が可能な程度)で受信できる場合であっても、他のNANクラスタの探索を行いうる。
このように、上述の実施形態で説明された態様は、単なる例示であり、様々な変形及び変更が可能である。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
300:無線LAN制御部、310:AP情報管理部、320:NAN制御部、330:電波強度測定部、340:NANクラスタ検出部、350:Discovery Beacon送信制御部

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    無線LANのアクセスポイントを探索する第1の探索手段と、
    前記第1の探索手段により複数のアクセスポイントが検出された場合に、検出された各アクセスポイントの識別情報と、当該各アクセスポイントから受信した電波の強度とに基づいて、当該検出された複数のアクセスポイントから、NAN(Neighbor Awareness Network)規格に準拠したDiscovery Beaconを前記通信装置が送信するタイミングの基準となるアクセスポイントを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択されたアクセスポイントのTSF(Timing Synchronization Function)タイマ値に基づくタイミングで、NAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記選択手段は、前記電波の強度が所定の閾値以上となるアクセスポイントの中から、前記識別情報に基づいてNAN規格に準拠したDiscovery Beaconを前記通信装置が送信するタイミングの基準となるアクセスポイントを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の探索手段により検出されたアクセスポイントのTSFタイマ値に基づくタイミングで、他の通信装置から送信されるNAN規格に準拠したDiscovery Beaconを探索する第2の探索手段と、
    前記選択手段により選択されたアクセスポイントから受信した電波の強度が前記所定の閾値より小さくなった場合に、前記第2の探索手段による前記他の通信装置から送信されるNAN規格に準拠したDiscovery Beaconの探索を行うように制御する制御手段と、をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第2の探索手段によって、前記他の通信装置から送信されたDiscovery Beaconが検出されなかった場合に、前記送信手段は、前記第1の探索手段により検出されたアクセスポイントであって、前記選択手段により選択されたアクセスポイントと異なる他のアクセスポイントのTSFタイマ値に基づくタイミングで、NAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信する、ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記送信手段は、前記他のアクセスポイントのTSFタイマ値に基づくタイミングで、NAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信する場合に、前記選択手段によって選択されたアクセスポイントのTSFタイマ値に基づくタイミングでのNAN規格に準拠したDiscovery Beaconの送信を継続する、ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記第2の探索手段によって、前記他の通信装置から送信されたDiscovery Beaconが検出されなかった場合、NANクラスタを生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第2の探索手段によって、前記他の通信装置から送信されたDiscovery Beaconが検出された場合、前記他の通信装置が属するNANクラスタに参加する参加手段をさらに有することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置は、前記選択手段によって選択されたアクセスポイントとは接続しないことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1の探索手段によって、アクセスポイントが検出されなかった場合、前記送信手段は所定のタイミングでNAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記識別情報は、BSSIDであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 通信装置によって実行される制御方法であって、
    線LANのアクセスポイントを探索する探索工程と、
    記探索工程において複数のアクセスポイントが検出された場合に、検出された各アクセスポイントの識別情報と、当該各アクセスポイントから受信した電波の強度とに基づいて、当該検出された複数のアクセスポイントから、NAN(Neighbor Awareness Network)規格に準拠したDiscovery Beaconを前記通信装置が送信するタイミングの基準となるアクセスポイントを選択する選択工程と、
    記選択工程において選択されたアクセスポイントのTSF(Timing Synchronization Function)タイマ値に基づくタイミングで、NAN規格に準拠したDiscovery Beaconを送信する送信工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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