JP2018014574A - 通信装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】グループに属する通信装置が低消費電力で他のグループを検出すること。【解決手段】無線信号の送信機能および受信機能を有し、第1のグループに属している間に第1の期間において送信機能および受信機能を有効化して通信を行うと共に第1の期間ではない期間において送信機能および受信機能を無効化することができる通信装置は、第1の期間と異なる第2の期間において、第1のグループと異なる第2のグループが存在するかの監視を行うか否かを決定し、監視を行うと決定された場合に、第2の期間において、受信機能を有効化して監視を行い、通信装置が監視を行わないと決定された場合には、第1の期間ではない期間において送信機能および受信機能を有効化しないように制御し、第2の期間において第2のグループが存在することを検出した場合、第1の期間において、第1のグループに属する他の装置へ、第2のグループに関する情報を通知する。【選択図】 図5

Description

本発明は、通信装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
近年、IEEE802.11規格シリーズに代表される無線LAN(Local Area Network)が広く利用されており、それに伴って、さまざまな無線LANのネットワーク形態の製品、および仕様規格が登場している。特許文献1には、省電力で通信装置やそれが提供するサービスなどを発見するための規格としてWi−Fi Allianceによって規定されている、NAN(Neighbor Awareness Network)が記載されている。これは、通信装置が、他の通信装置との間で情報交換する期間を当該他の通信装置と同期して、無線RF(Radio Frequency)部を有効にする時間を短縮することによって省電力化を図るものである。なお、以下では、NAN規格に従って動作する通信装置をNANデバイスと呼ぶ。また、NANにおける同期のための期間は、DW(Discovery Window)と呼ばれる。DW期間は一定周期で繰り返される。また、同じDW期間が共有されたNANデバイスの集合は、NANクラスタと呼ばれる。
NANクラスタに属するNANデバイスは、それぞれ、Master、Non−Master Sync、及びNon−Master Non−Syncのうちのいずれかの役割(role)で動作する。Masterとして動作するNANデバイスは、他の端末がDWを識別し、そのDW期間に同期するためのビーコンであるSynchronization Beacon(以下、「Sync Beacon」と呼ぶ。)を周期的に送信する。また、Masterとして動作するNANデバイスは、NANクラスタに属していない端末に対して、そのNANクラスタを認識させるための信号であるDiscovery Beaconを送信する。Discovery Beaconは、例えば100msごとに、DW期間ではない期間において送信される。各NANクラスタにおいて、少なくとも1台のNANデバイスがMasterとして動作する。Non−Master Syncとして動作するNANデバイスは、Sync Beaconを送信するが、Discovery Beaconは送信しない。Non−Master Non−Syncとして動作するNANデバイスは、Sync BeaconもDiscovery Beaconも送信しない。
NANクラスタに参加しているNANデバイスは、少なくともいずれかのDW期間において、他のNANデバイスの存在や、他のNANデバイスとのサービス/アプリケーションに関する情報の共有を行うことができる。例えば、NANデバイスは、サービスを探すための信号であるSubscribeメッセージや、サービスを提供していることを通知するための信号であるPublishメッセージを互いに送受信しあう。さらに、NANデバイスは、DW期間において、サービスに関する追加情報を交換するためのFollow−upメッセージを送受信することができる。Publishメッセージ、Subscribeメッセージ、Follow−upメッセージ等のメッセージのフレーム構成はNAN規格で定義されており、Service Discovery Frame (SDF)と呼ばれる。SDFには、対象となるサービスを特定するための識別子であるService IDが含まれる。NANデバイスがお互いにSDFをやりとりすることで、サービスの発見、検出を行うことができる。
NANデバイスは、自身が属しているNANクラスタと異なるNANクラスタの存在を検知すると、NANクラスタのマージを行うことで、2つの異なるNANクラスタを1つに統合することができる。例えば、NANデバイスは、他のNANクラスタが送信するDiscovery Beaconを受信すると、現在属している第1のNANクラスタと新たに発見した第2のNANクラスタとの間でCluster Gradeを比較する。Cluster Gradeは、クラスタごとに設定される属性値である。NANデバイスは、第2のNANクラスタのCluster Gradeが高い場合に、第2のNANクラスタに参加する。第2のNANクラスタに参加したNANデバイスは、Roleが、MasterもしくはNon−Master Syncであった場合に、第1のNANクラスタ内で、新しく参加する第2のNANクラスタの情報を含むSync Beaconを送信する。そして、第1のNANクラスタに属するNANデバイスがそのSync Beaconを受信して第2のNANクラスタに参加し、これにより、第1のNANクラスタが第2のNANクラスタにマージされる。このようにNANクラスタの統合を行うことで、NANデバイスは、より多くの他のNANデバイスの中からサービス検索を行うことができるようになる。
米国特許出願公開第2014/0302787号明細書
NANデバイスは、DW期間以外は他機器の送信するデータを受信しなくてもよいことになっている。一方、Discovery Beaconは、NANデバイスが属するNANクラスタのDW期間中に送信されるとは限らない。このため、各NANデバイスは、他のNANクラスタの存在を検知し、NANクラスタをマージするために、DW期間外もDiscovery Beaconを受信できるように無線RF部を有効にしておくことがある。しかし、NANデバイスがDW期間外においても、常時、無線RF部を有効にしておくと、NANによって消費電力を抑える効果がなくなってしまうという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、グループに属する通信装置が低消費電力で他のグループを検出することを可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、無線信号の送信機能および受信機能を有する通信手段を備え、第1のグループに属している間に第1の期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化して通信を行うと共に前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を無効化することができる通信装置であって、前記第1の期間と異なる第2の期間において、前記第1のグループと異なる第2のグループが存在するかの監視を、前記第1のグループに属している装置の中で前記通信装置が行うか否かを決定する決定手段と、前記通信装置が前記監視を行うと決定された場合に、前記第2の期間において、前記受信機能を有効化して前記監視を行い、前記通信装置が前記監視を行わないと決定された場合には、前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化しないように前記通信手段を制御する制御手段と、前記第2の期間において前記第2のグループが存在することを検出した場合、前記第1の期間において、前記第1のグループに属する他の装置へ、前記第2のグループに関する情報を通知する通知手段と、を有する。
本発明によれば、グループに属する通信装置が低消費電力で他のグループを検出することができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 NANデバイスのハードウェア構成例を示すブロック図。 NANデバイスの機能構成例を示すブロック図。 NAN機能開始処理の流れの例を示すフローチャート。 動作モード決定処理の流れの第1の例を示すフローチャート。 無線通信システムにおける処理の流れの例を示すシーケンス図。 NAN IEの構成例を示す図。 動作モード決定処理の流れの第2の例を示すフローチャート。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態はいずれも単なる例にすぎず、説明された内容に本発明を限定することを意図したものではない。また、以下では、Neighbor Awareness Network(NAN)規格に準拠した無線LANシステムを用いた例について説明するが、これに限られない。すなわち、それぞれ別個の時間間隔で到来する所定の期間において通信可能となる複数の通信グループが存在し、あるグループに属する通信装置が送信した信号に基づいて通信グループの統合が行われうる任意のシステムに以下の議論を適用することができる。
なお、以下では、通信装置が従う規格のことを指して「NAN規格」と呼び、NAN規格に従って形成された、サービス探索及び発見のためのネットワークについては「NAN」と呼ぶ。また、上述のように、NAN規格に従って動作する通信装置をNANデバイスと呼び、共通のDiscovery Window(DW)期間を用いるNANデバイスの集合をNANクラスタと呼ぶ。
(無線通信システムの構成)
図1に本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、NAN規格に従って動作可能な無線通信装置(NANデバイス101〜105)を含んで構成される。なお、無線通信システムは、例えば不図示のアクセスポイントや端末など、他の通信装置を含みうる。また、NANデバイス101〜105は、NANに参加可能であり、アプリケーションに係る通信を行うことが可能な通信装置であれば、どのような装置であってもよい。
NANデバイス101〜105は、NAN規格に基づいて、周囲の通信装置とそれらの通信装置が提供するサービスを発見し、又は周囲のNANデバイスがNANデバイス101〜105によって提供されうるサービスを発見することを可能としうる。NANにおいては、RF機能をオンにする周期を共有するNANデバイスの集合によってNANクラスタが定義され、NANデバイスはNANクラスタに参加する。図1は、NANデバイス101〜102がNANクラスタ106に参加しており、NANデバイス103〜105がNANクラスタ107に参加していることを示している。
本実施形態では、NANクラスタ106及び107に参加しているNANデバイス101〜105は、2.4GHzの周波数帯域の6ch(2.437GHz)でネットワークを構築するものとする。NANクラスタ106及び107は、DW期間の長さが16TU(Time Unit、1TUは1024マイクロ秒)であり、また、DW期間の開始タイミングから次のDW期間の開始タイミングまでの時間間隔が512TUのNANクラスタである。なお、NANクラスタで使用される周波数チャネルとDW期間はこれらに限られず、他の周波数チャネルと他の期間長又は間隔を有するDW期間との少なくともいずれかが用いられてもよい。
NANデバイスのそれぞれには、NANクラスタ内での役割を決定するための因子としてNAN規格で規定されている、Master Rankが設定されている。Master Rankは、NANデバイスごとに設定されるMaster Preference、ランダム値、及びインターフェイスアドレスから決定される。NANデバイスは、Master Rankが高いほどMasterの役割になりやすく、Master Rankが低いほどNon−Master Non−Syncになりやすくなる。NANクラスタ内でMaster Rankが最も高いNANデバイスは、Anchor Masterと呼ばれ、NANクラスタにおける時刻の基準となる役割となる。NAN規格では、例えば電源で駆動しており場所を移動しないようなNANデバイス等の、NANクラスタ内に安定的に参加しているNANデバイスについては、Master Rankを大きくすることが推奨されている。また、バッテリ駆動の機器やモバイル端末のように、NANクラスタに安定的には存在しない可能性のあるNANデバイスについては、Master Rankを小さくすることが推奨されている。NANクラスタに安定的にとどまっているNANデバイスがMasterとなって同期信号を送信することによって、NANクラスタは安定的に維持される。
また、各NANクラスタにはNAN規格で規定されているCluster Gradeが設定される。Cluster Gradeの値は、A1をAnchor MasterのMaster Preference、A2をTSF(Time Synchronization Function)値とすると、CG=A1×264+A2のように計算される。NAN規格では、NANデバイスが自身の属するNANクラスタと異なるNANクラスタを発見すると、これらのNANクラスタを、Cluster Gradeが高い方のNANクラスタにマージさせることが規定されている。
(NANデバイスの構成)
図2に、NANデバイス101のハードウェア構成例を示す。なお、ここではNANデバイス101についてのみ説明するが、NANデバイス102〜105も同様の構成を有する。NANデバイス101は、そのハードウェア構成として、例えば、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206及びアンテナ207を含む。
記憶部201は、ROM、RAMの両方、または、それらのいずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。ここで、ROMは、Read Only Memoryの頭字語であり、RAMは、Random Access Memoryの頭字語である。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部202は、CPU、または、MPUにより構成され、記憶部201に記憶されたプログラムを実行することによりNANデバイス101全体を制御する。ここで、CPUはCentral Processing Unitの頭字語であり、MPUはMicro Processing Unitの頭字語である。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOSとの協働によりNANデバイス101全体を制御するようにしてもよい。ここで、OSはOperating Systemの頭字語である。また、制御部202は、機能部203を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。
機能部203は、NANデバイス101が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、NANデバイス101がカメラである場合、機能部203は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプロジェクタである場合、機能部203は投影部であり、投影処理を行う。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他のNANデバイスと通信したデータであってもよい。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部206は、IEEE802.11シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。IPはInternet Protocolの頭字語である。また、通信部206はアンテナ207を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。NANデバイス101は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他のNANデバイスと通信する。
なお、通信部206は信号の送信機能及び受信機能を有し、制御部202の指示に従って、それぞれを独立して有効化し又は無効化することができる。送信機能及び受信機能は、それぞれ有効化されている間に電力を消費し、無効化されている間は、電力を消費しないか、有効化されている間と比して消費電力が低い状態であるかのいずれかであるものとする。
図3に、NANデバイス101の機能構成例を示す。なお、ここではNANデバイス101についてのみ説明するが、NANデバイス102〜105も同様の構成を有する。NANデバイス101は、機能構成として、例えば、無線LAN制御部301、NAN制御部302、アプリケーション制御部303、及び操作制御部304を有する。
無線LAN制御部301は、他の無線LANによる通信を行うことができる通信装置との間で、対応する無線LANの信号フォーマットに従って無線信号の送受信を行うための制御を行う。また、無線LAN制御部301は、IEEE802.11規格シリーズに従って、無線LANに係る各種制御を実行する。NAN制御部302は、NAN規格に従って、サービス探索/発見等の各種制御を実行する。また、NAN制御部302は、後述するNAN機能開始処理及び動作モード決定処理を実行する。NAN制御部302は、動作モード決定処理において決定した動作モードに応じて、無線LAN制御部301を制御する。NAN制御部302は、無線LAN制御部301に対して、適切な期間、送信機能と受信機能との少なくともいずれかを無効化することにより、図2の通信部206の消費する電力を低減し、省電力性を高める機能を有する。
アプリケーション制御部303は、アプリケーションの処理に応じてNAN機能を開始又は終了するようにNAN制御部302へトリガを与える。そして、NAN制御部302が、NAN機能によって発見された機器との間でネットワークを形成し、無線LAN制御部301が、アプリケーション制御部303の制御の下でアプリケーションデータを通信する。例えば、NANデバイス101のユーザ(不図示)がNANを利用する画像共有サービスアプリケーションを起動すると、アプリケーション制御部303はNAN制御部302に対してNAN機能の開始処理を指示する。その後、NAN制御部302は、無線LAN制御部301を制御して、発見された機器との間でIEEE802.11規格シリーズに従ってネットワークを形成し、形成したネットワークを通じて画像データを送受信する。一方、NANデバイス101のユーザがアプリケーションを終了すると、アプリケーション制御部303は、NAN制御部302に対してNAN機能の終了処理を指示する。なお、アプリケーションデータの通信は、NAN規格ではなく他の通信規格に従って行われてもよい。
操作制御部304は、NANデバイス101のユーザからの操作を受け付けて管理し、その操作に応じて、無線LAN制御部301、NAN制御部302、及びアプリケーション制御部303の各々へ、適時に適切な信号を伝達する。
(処理の流れ)
続いて、上述のようなNANデバイス101が実行する処理の流れの例について説明する。なお、以下ではNANデバイス101が実行する処理について説明するが、NANデバイス102〜105も同様の処理を実行することができる。
以下の実施形態では、NANデバイス101は、NANクラスタを生成し又は既存のNANクラスタに参加して、自身が属するNANクラスタ106に関する第1の周期で到来するDW期間で自身の送信機能と受信機能とを有効化する。そして、NANデバイス101は、NANクラスタ106内の装置の中で自身がDW期間外で他のNANクラスタが存在するか否かの監視を行うか否かを決定し、その決定に応じて、DW期間外の所定期間において自身の受信機能を有効化するか否かを決定する。ここで、所定期間は、Discovery Beaconの最大送信周期より長い期間に設定される。NANデバイス101は、自身がDW期間外で他のNANクラスタが存在するか否かの監視を行うと決定した場合、自身が属するDW期間とその所定期間とを除いて、送信機能と受信機能とを無効化する。これにより、NANデバイス101は、送信機能と受信機能とを常時有効化することがないため、電力消費を抑えることができる。そして、NANデバイス101は、自身がDW期間外で他のNANクラスタが存在することを検出した場合には、NANクラスタ106のDW期間において、他のNANクラスタを発見したことをNANクラスタ106に属する他の装置へ通知する。また、NANデバイス101は、上述の所定期間での他のNANクラスタの監視を、NANクラスタ106内の他の装置が行うと判断して自身が行わないと決定した場合は、DW期間外では送信機能と受信機能とを無効化する。この場合、NANデバイス101は、NANクラスタ106のDW期間において、NANクラスタ106内の他の装置から上述の監視の結果の通知を受けることができる。このように、NANデバイス101は、自身が他のNANクラスタの存在を監視しない場合はDW期間外では通信機能を無効化し、その監視を行う場合であっても、監視を実行する期間を限定的にすることにより、省電力化を図ることができる。そして、無線通信システム内の多数のNANデバイスが、本処理を実行することにより、システム全体の消費電力を大幅に低下させることができる。
以下では、このような処理の詳細について説明する。
<実施形態1>
図4に、NAN制御部302によって実行されるNAN機能開始処理の流れの例を示す。NAN機能開始処理は、NANデバイス101がNAN機能を開始するときに実行される処理である。NANデバイス101は、例えばNANを利用した画像共有サービスアプリケーションを起動するときや、NANデバイス101の電源が投入されたときに、NAN機能を開始しうる。なお、図4に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部202が記憶部201に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工並びに各ハードウェアの制御を実行することにより実現されうる。
本処理では、NANデバイス101は、まず、周囲に存在するNANクラスタのパッシブスキャニングを実行する(S401)。本実施形態に係るNANデバイス101は、パッシブスキャニングにおいて、6chをスキャンする。NANデバイス101は、Discovery Beacon又はSynchronization Beacon(以下「Sync Beacon」と呼ぶ。)を受信するとNANクラスタを発見したと判定する(S402でYES)。一方、NANデバイス101は、これらのBeaconを受信しなかった場合はNANクラスタを発見していないと判定する(S402でNO)。
NANデバイス101は、NANクラスタを発見していない場合(S402でNO)、パッシブスキャニングを開始してから一定時間が経過したかを判定し(S403)、経過していない場合(S403でNO)は、処理をS401に戻す。一方、NANデバイス101は、NANクラスタを発見しないまま一定時間が経過したと判定した場合(S403でYES)は、パッシブスキャニングを終了して、NANクラスタを生成する(S404)。NANクラスタの生成では、NANデバイス101は、自身のみを含む新たなNANクラスタを生成してAnchor Masterとなり、Discovery BeaconやSync Beaconの送信など、NAN規格で定められた処理を実行する。
ここで、上述の一定時間は、一例において2分であるが、これに限られず、任意の長さの時間がここで用いられる一定時間として設定されうる。なお、パッシブスキャニングでは、通信部206の受信機能を少なくとも一定期間有効にする必要があり、有効にする期間が長いほど消費する電力は大きくなる。このため、パッシブスキャニングにおいても、後述のマージ管理動作モードで実行されるように、通信部206の受信機能を有効にする期間を、Discovery Beaconの最長周期である200TU以上の長さの一定期間としてもよい。これにより、NANデバイス101は、Discovery Beaconが周囲で送信されている場合には短期間でNANクラスタを発見することができ、不必要に長い期間にわたって受信機能を有効化しておく必要がなくなる。
NANデバイス101は、S402においてNANクラスタを発見した場合(S402でYES)は、その発見したNANクラスタに参加する(S405)。NANクラスタへの参加では、NANデバイス101は、パッシブスキャニング中に受信したNANクラスタの情報に従って、NANクラスタのDWと同期してNAN規格で定められた処理を実行する。
NANデバイス101は、S404又はS405の処理の後に、動作モード決定処理を実行する(S406)。動作モード決定処理については後述する。
動作モードには、マージ管理モードと省電力モードが存在する。マージ管理モードは、他のNANクラスタが存在するかを監視するために、DW期間外の一定期間、通信部206の受信機能を有効化する。DW期間外において通信部206の受信機能が有効化されることで、他のNANクラスタにおいて送信されたDiscovery BeaconやSync Beaconを受信できる確率を高めることができる。なお、ここでの一定期間は、例えば200TU以上とする。これは、NAN規格では、Discovery BeaconはDW期間と重ならない限り、200TU間隔以内に送信することになっているためである。なお、Discovery Beaconを送信するタイミングがDW期間と重なった場合は、Discovery Beaconの送信をスキップすることができるが、その代わりに、DW期間においてSync Beaconが送信されることになっている。このため、NANデバイス101は、上述の一定期間を200TU以上とすることで、Discovery Beacon又はSync Beaconを受信することができ、その期間内に他のNANクラスタを発見することができるようになる。本実施形態では、2つのDW期間の間で1度、受信機能を有効化するものとするが、例えば2つのDW期間の間に2度受信機能が有効化されてもよく、これらに限定されない。
NANデバイス101は、マージ管理モードにおいて、上述のように、現在属しているNANクラスタと異なるNANクラスタを発見した場合、NAN規格に従ってNANクラスタのマージ処理を行う。すなわち、NANデバイス101は、現在所属中の第1のNANクラスタと発見した第2のNANクラスタのCluster Gradeを比較し、第2のNANクラスタのCluster Gradeの方が高い場合に、第2のNANクラスタに参加する。その後、NANデバイス101は、それまで属していた第1のNANクラスタのDWの期間内にSync Beaconを送信する。このSync Beaconには、NAN IE(Information Element)が付与され、NAN IE中のA3 address fieldに、第2のNANクラスタのCluster IDが格納される。これによって、NANデバイス101は、第1のNANクラスタ内の他のNANデバイスに対して、第2のNANクラスタが存在することを通知することができる。
一方、NANデバイス101は、省電力モードにおいて、DW期間外は通信部206の受信機能を有効にしない(無効化する)ことによって、電力消費を抑えるように動作する。省電力モードでは、他のNANクラスタの発見とマージは、マージ管理モードで動作している他のNANデバイスから送信されるSync Beaconを受信することによって行われる。この処理の詳細については後述する。なお、DW期間内における動作とDW期間外におけるDiscovery Beaconの送信処理については、どちらの動作モードにおいてもNAN規格に従って行われるものとする。
なお、本実施形態では、NANデバイス101は、図4に示すフローチャートの処理順でNAN機能開始処理を行うが、S401のパッシブスキャニングの前に、S404のNANクラスタ生成又はS406の動作モード決定処理を実行してもよい。この場合、NANデバイス101は、動作モード決定処理の後に、一定期間にわたってS401のパッシブスキャニングを実行してもよい。
続いて、図5を用いて、NANデバイス101がS406で実行する動作モード決定処理の流れの第1の例について説明する。なお、図5に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部202が記憶部201に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工並びに各ハードウェアの制御を実行することにより実現されうる。
NANデバイス101は、まず、NAN規格に従って、NANクラスタ内で、Master、Non−Master Sync、Non−Master Non−Syncの3つの役割のうちどの役割となるかを決定する(S501)。NAN規格では、NANクラスタを生成した時点及びNANクラスタに参加した時点のNANデバイスは、その全てがMasterとして動作する。その後、NANデバイスは、DW期間内で受信されるSync Beaconに基づいて、必要に応じて、Non−Master Sync又はNon−Master Non−Syncへと役割を変化させる。NANデバイスは、例えば、Sync BeaconのRSSI(受信信号強度インジケータ)値、Sync Beacon内のMaster Rank、AMR値、Hop Count Fieldの値に応じて、自身の役割を変化させる。ここで、AMRはAnchor Master Rankの略である。NANデバイスは、2つ以上のDW期間にまたがって自身の役割が変化しなかった場合には、自身の役割が収束したと判定して、この役割決定処理を終了しうるが、これに限定されず、例えば所定期間にわたってこの処理を継続してもよい。なお、役割は、DW期間内でSync Beaconを受信する際に、又は、DW期間終了時に変更される可能性がある。このため、役割が変更される度に、図5のS501以降の処理が実行されるようにしてもよい。これにより、役割に変更がある度に、動作モードを適切に切り替えることができる。
その後、NANデバイス101は、役割がNon−Master Non−Syncであるか否かを判定する(S502)。そしてNANデバイス101は、自身の役割がNON−Master Non−Syncでない場合(S502でNO)は、マージ管理モードで動作すると決定する(S503)。また、NANデバイス101は、自身の役割がNon−Master Non−Syncであった場合に、省電力モードで動作すると決定する(S504)。すなわち、NANデバイス101は、Sync Beaconを送信する役割である場合には、マージ管理モードで動作し、それ以外の場合は省電力モードで動作する。
上述の通り、NAN規格での役割の決定にはSync BeaconのRSSI値が1つの要因として用いられるため、NANデバイスは、RSSI値が定められた閾値以上であるか否かで役割の変更の要否を決定する。すなわち、NANデバイスは、RSSI値が閾値以上である場合に、MasterからNon−Master Syncに移行し、さらに、Non−Master SyncからNon−Master Non−Syncに移行する。RSSI値は送受信デバイス間の距離と概ね比例するため、Non−Master Non−SyncのNANデバイスの近くにはMaster又はNon−Master SyncのNANデバイスが存在する確率が高い。このため、Non−Master Non−SyncのNANデバイスは、省電力モードで動作していても、Master又はNon−Master Syncとして動作するNANデバイスから、他のNANクラスタの情報を得ることができる。
図5では、NANデバイスがNon−Master Non−Syncであるか否かによって動作モードを切り替える例について説明したが、Masterであるか否かによって動作モードを切り替えてもよい。すなわち、Masterであればマージ管理モードで動作し、Non−Master SyncまたはNon−Master Non−Syncであれば省電力モードで動作する。この場合、NANデバイスは、Masterである場合にのみマージ管理モードとなるため、省電力モードで動作する確率が高まり、より省電力性を高めることができる。
次に、図6を用いて、無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例について説明する。以下の説明では、NANデバイス101のMaster Rankが、NANデバイス102のMaster Rankより高いものとし、NANデバイス103がNANクラスタ107のMasterとして動作し続けるものとする。なお、図6では、NANデバイス104及び105については説明を簡略化するために省略している。また、NANクラスタ107のCluster Gradeは、NANクラスタ106より高いものとする。また、本処理例においては、NANデバイス102が画像共有サービスを検索するものとし、画像共有サービスを提供できるのはNANデバイス103のみであるものとする。
図6において、初めに、NANデバイス101及び103のNAN機能が各デバイスのユーザによって起動され、NANデバイス101及び103がNAN機能を開始したものとする(S601、S603)。ここで、NANデバイス101及び103のそれぞれの検索範囲には他のNANデバイスが存在せず、また、NANデバイス101及び103は、互いに電波の届かない範囲に存在するものとする。すると、NANデバイス101及び103は、図4を用いて説明したようにパッシブスキャニングを行うが、一定期間にわたって他のNANデバイスを発見することができない。このため、NANデバイス101及び103は、それぞれ、NANクラスタ106及び107を生成する(S602、S604)。
ここで、NANデバイス101及び103は、それぞれ近くに他のNANデバイスが存在しないため、図5のS501に関して説明したように、自身の役割をMasterに決定する。そして、NANデバイス101及び103は、図5のS503に関して説明したように、共にマージ管理モードで動作することとなる。このとき、NANデバイス101及び103は、それぞれのNANクラスタ内の唯一のNANデバイスであり、Anchor Masterとして動作することになる。
その後、NANデバイス101がNANクラスタ106を生成した後に、ユーザ操作によって、NANデバイス102のNAN機能が起動され、NANデバイス102がNAN機能を開始したものとする(S605)。すると、NANデバイス102は、パッシブスキャニングを開始する。この間、NANデバイス101は、Discovery Beaconを周期的に送信している(S606)ため、NANデバイス102は、パッシブスキャニング中にNANデバイス101が形成したNANクラスタ106を発見することができる。すると、NANデバイス102は、NANデバイス101が所属するNANクラスタ106に参加することができる(S607)。なお、この時点では、NANデバイス102は、NAN規格に従って、初期的に自身の役割をMasterとする。
NANデバイス102は、NANクラスタ106に参加すると、自身の役割を確定させるために、S501で説明したような役割決定を行う。本例では、上述のようにNANデバイス101のMaster Rankは、NANデバイス102よりも高い。さらに、NANデバイス102は、NAN規格で定められるRSSI_closeという閾値よりも大きいRSSI値で、NANデバイス101からの電波を受信するものとする。この場合、NANデバイス102は、NANクラスタ106のDW期間内でNANデバイス101が送信したSync Beaconを受信すると、自身の役割をMasterからNon−Master Syncへと移行させる。ここで、NANデバイス102のAMR値は、受信したSync Beaconに含まれるAMR値で上書きされ、Hop Count値は、Sync Beaconに含まれるHop Count値に1を足した値(すなわち「1」)に設定される。NANデバイス101は、Anchor Masterであるため、NANデバイス101が送信するSync Beaconに含まれるAMR値はNANデバイス101のMaster Rankの値となり、Hop Count値は0となる。
NANデバイス102は、次のDW期間に再びNANデバイス101が送信したSync Beaconを受信する。このとき、NANデバイス102のAMR値と受信したSync BeaconのAMR値が一致し、そのSync BeaconのHop Count値の方がNANデバイス102のHop Count値より小さいこととなる。このため、NANデバイス102は、NAN規格に従って、自身の役割を、Non−Master SyncからNon−Master Non−Syncへと移行させる。その次のDW期間以降もNANクラスタ106の構成が不変である場合、NANデバイス102は、同じSync Beaconを受信する。このため、NANデバイス102は、自身の役割を変動させることはなく、Non−Master Non−Syncで動作し続けることとなる。この結果、NANデバイス102は、省電力モードで動作することを決定する。
ここで、NANデバイス102は、画像共有サービスを検索するためにNANクラスタ106のDW期間内において、Subscribeメッセージをブロードキャスト送信する(S608)。NANデバイス101は、そのSubscribeメッセージを受信することができるが、画像共有サービスを提供することができないため、Publishメッセージを送信しない。一方、NANデバイス103は、この時点ではNANデバイス102からの電波が届かない。又は、NANデバイス103は、NANデバイス102が属するNANクラスタ106と異なるNANクラスタ107に属しているためDW期間が異なり、NANデバイス102からのSubscribeメッセージを受信できない。
その後、NANデバイス103が移動し(S609)、NANデバイス101がNANデバイス103のDiscovery Beaconを受信できる状況になったものとする。
このとき、NANデバイス101は、マージ管理モードで動作しているため、DW期間外も他クラスタを発見するために通信部206の受信機能を有効にしている。ここで、NANデバイス101は、通信部206の送信機能については無効化しておいてもよい。すなわち、NANデバイス101は、自身が属するNANクラスタのDW期間においては送信機能と受信機能との両方を有効化し、マージ管理モードではDW期間外の所定期間において受信機能を有効化するが、送信機能を無効化しうる。また、NANデバイス101は、DW期間及び上述の所定期間のいずれでもない期間においては、送信機能と受信機能の両方を無効化しうる。また、NANデバイス101は、この所定期間をNAN規格で定められているDiscovery Beaconの最長送信周期である200TU以上とする。これにより、NANデバイス101は、自身が属するNANクラスタ106と異なるNANクラスタで送信されたDiscovery Beaconを受信できる確率を高めることができる。これにより、NANデバイス101は、NANデバイス103のDiscovery Beaconを受信する(S610)。
ここで、上述のように、NANクラスタ106よりNANクラスタ107の方がCluster Gradeが高いため、NANデバイス101は、NAN規格で定められたNANクラスタのマージ処理によって、NANクラスタ107に参加する(S611)。そして、NANデバイス101は、NANクラスタ106のDW期間において、Sync Beaconを送信する(S612)。このSync Beaconは、NANクラスタ107のCluster IDをA3 address fieldに含んだNAN IEが付与される。なお、本実施形態では、NANクラスタ107の情報を通知するのにSync Beaconを用いているが、Probe Response等の他の信号が用いられてもよい。また、NANデバイス101は、NANクラスタ107に参加した後にNANデバイス102にNANクラスタ107の情報を通知しているが、NANクラスタ107に参加する前にNANデバイス102にNANクラスタ107の情報を通知してもよい。
NANデバイス102は、省電力モードで動作しており、DW期間外では通信部206の受信機能を無効化している。このため、NANデバイス102は、S610のDiscovery Beaconを受信することができない場合がある。しかしながら、NANデバイス102は、S612のSync Beaconに関しては、通信部206の受信機能を有効化している期間に送信されるため、受信することができる。このため、NANデバイス102は、このSync Beaconにより、NANクラスタ107の情報を受信することができ、NANクラスタ107に参加することが可能になる(S613)。
NANデバイス102は、NANクラスタ107に参加すると、NANクラスタ107のDW期間内で、再び画像共有サービスを検索するためのSubscribeメッセージをブロードキャスト送信する(S614、S615)。この場合は、NANデバイス103は、画像共有サービスを提供可能である。このため、NANデバイス103は、このSubscribeメッセージに応答してPublishメッセージを送信し(S616)、NANデバイス102に対して、画像共有サービス提供可能であることを通知することができる。
その後、NANデバイス102及び103は、データ通信により、画像データの送受信を行う(S617)。なお、S617のデータ通信は、NANの接続を利用して行われてもよいし、WiFi Directなど、その他の通信規格で別の接続を確立し、その接続を利用して行われてもよい。
このように、本実施形態では、Non−Master Non−Sync以外の役割で動作するNANデバイスが他のクラスタが存在するかを監視して、Non−Master Non−Syncの役割で動作するNANデバイスに通知する。このため、Non−Master Non−Syncの役割で動作するNANデバイスが、DW期間外では通信部206の受信機能及び送信機能を無効化することにより、システム全体としての省電力化を図りながら、NANクラスタをマージすることができる。特に、一定の範囲内に多数のNANデバイスが密集するような状況下では、Non−Master Non−Syncで動作するNANデバイスが多くなるため、システム全体としての省電力性を大幅に高めることができる。
<実施形態2>
本実施形態では、マージ管理モードで動作するNANデバイスが、同じNANクラスタに所属する他のNANデバイスに対して、自身がマージ管理モードで動作していることを明示的に通知する。実施形態1では省電力モードで動作するNANデバイスは、周囲のNANデバイスから他のNANクラスタの情報の通知を受けることができることを想定して動作していると言える。これに対して、本実施形態では、省電力モードで動作するNANデバイスは、周囲のNANデバイスからマージ管理モードで動作していることの通知を受信することで、他のNANクラスタが存在する場合にその情報が通知されることを明示的に知ることができる。また、NANデバイスは、周囲にマージ管理モードで動作するNANデバイスがある場合に、自身のマージ管理モード動作を停止し、省電力モードに切り替えることで、システム全体の省電力性をより高めることができる。以下では、実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、マージ管理モードで動作中のNANデバイスは、Sync Beaconを用いて、マージ管理モードで動作することを、自身が属するNANクラスタに属している他のNANデバイスに通知する。ただし、これに限られず、マージ管理モードで動作中のNANデバイスは、NAN規格のSDFを用いてマージ管理サービスをPublishするという形式で、上述の通知を行ってもよい。また、NANデバイスは、NAN以外の通信規格によって上述の通知を行ってもよい。さらに、NANデバイスは、その他の方法で予め機器間でネゴシエーションすることによって、上述の通知を行ってもよい。
Sync Beaconには、図7に示すようなNAN IE700が含まれ、NAN IE700には、1つ以上のNAN Attribute701を付与することができる。NAN Attribute701は、識別子であるAttribute ID702と、属性の中身であるAttribute Body Field704、及び、その長さを示すLength703とを含んで構成される。Attribute IDに格納されうる値には、規格で規定された値と、各ベンダ特有で拡張可能なVendor Specific Attributeと、現時点では未使用のReservedとが存在する。本実施形態では、ReservedであるAttribute ID「14」を、マージ管理モードで動作することを通知するためのAttributeとして使用するものとする。ただし、これには限定されず、他の値が用いられてもよい。また、例えば、Attribute IDが「14」の場合に、Lengthを「1」とし、Attribute Body Field704を「0」がマージ管理モード、「1」が省電力モードで動作していることを表すものとする。各NANデバイスは、受信したSync BeaconのAttribute Body Field704を参照することで、周囲のNANデバイスの動作モードを知る事ができるようになる。なお、データフィールドの値の設定は任意であり、上述の内容に限定されない。
NANデバイスは、実施形態1においては自身の役割によって動作モードを切り替えるが、本実施形態においては、周囲のNANデバイスの動作モードに応じて自身の動作モードを切り替える。なお、本実施形態では、一例において、NANデバイスは、NANクラスタを生成した時点またはNANクラスタに参加した時点において、マージ管理モードで動作するものとする。そして、NANデバイスは、上述のAttribute IDが「14」のNAN IEを有するSync Beaconを受信し、周囲の他のNANデバイスがマージ管理モードで動作していることを検出すると、動作モードを省電力モードに変更する。逆に、NANデバイスは、周囲の他のNANデバイスがすべて省電力モードで動作している場合で、その時点で自身が省電力モードで動作中の場合は、動作モードをマージ管理モードに変更する。これにより、NANデバイスが、周囲にマージ管理モードで動作する他のNANデバイスが存在する場合に、省電力モードで動作することにより、システム全体としての消費電力を低減することができる。
ここで、図8を用いて、本実施形態における動作モード決定処理について説明する。なお、ここではNANデバイス101が実行する処理について説明するが、NANデバイス102〜105も同様の処理を実行することができる。また、図8に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部202が記憶部201に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工並びに各ハードウェアの制御を実行することにより実現されうる。
本処理において、NANデバイス101は、まず、他のNANデバイスのモード監視を行う(S801)。他のNANデバイスのモード監視は、他のNANデバイスから送信されたSync Beaconを受信して、それに含まれるNAN IE700のAttribute Body Field704を監視することによって行われる。NANデバイス101は、受信したSync BeaconのAttribute Body Field704が「0」の場合は、マージ管理モードで動作中のNANデバイスが存在すると認識することができる。
NANデバイス101は、他のNANデバイスのモード監視によって、マージ管理モードのNANデバイスが存在すると判定していない場合(S802でNO)、一定時間継続して他のNANデバイスのモード監視を継続する(S803でNO)。ここでの一定時間は、例えば200TUであるが、これに限定されない。
NANデバイス101は、一定時間内にマージ管理モードの他のNANデバイスが存在すると判定すると(S802でYES)、省電力モードで動作することを決定する(S805)。一方、NANデバイス101は、一定時間が経過してもマージ管理モードの他のNANデバイスが存在すると判定できなかった場合(S803でYES)、マージ管理モードで動作することを決定する(S804)。
NANデバイス101は、他のNANデバイスからAttribute IDが「14」のSync Beaconを受信する度に図8の処理を実行しうるが、これに限られない。例えば、NANデバイス101は、図8の処理を一度実行した後には、処理負荷を低減するために、一定期間の間は図8の処理を実行しないようにしてもよい。
ここで、NANデバイス101は、周囲の他のデバイスからマージ管理モードで動作していることの通知を受けた場合に、直ちに省電力モードに切り替えなくてもよい。例えば、NANデバイス101は、その通知の送信元のNANデバイスのMaster Rankと自身のMaster Rankとを比較して、自身のMaster Rankが低い場合に、省電力モードで動作すると決定してもよい。これによれば、2つのNANデバイスが互いにマージ管理モードで動作していることを通知しあった際に、その双方が省電力モードに切り替えてしまうことを防ぐことができる。また、2つのNANデバイスのMaster Rankが同じであった場合は、これらのNANデバイスの両方の動作モードをマージ管理モードのままにしてもよい。また、NANデバイス101は、周囲のすべてのNANデバイスが省電力モードであった場合に、自身のMaster Rankと、それらの周囲のNANデバイスのMaster Rankを比較してもよい。そして、NANデバイス101は、周囲のNANデバイスのいずれよりも自身のMaster Rankより高かった場合にのみ、マージ管理モードに移行するようにしてもよい。これによれば、周囲のすべてのNANデバイスが省電力モードであった場合に、複数のNANデバイスが同時にマージ管理モードになってしまい、システム全体としての消費電力が高くなってしまうことを防ぐことができる。なお、Master Rankが最も高いNANデバイスが複数存在する場合は、その複数のNANデバイスのうちの2つ以上がマージ管理モードに移行してもよい。
本実施形態では、NAN規格に、NAN IEのAttribute IDを「14」に設定して動作モードを通知する機能を追加することにより、NANデバイス間で動作モード(マージ管理モード/省電力モード)を通知しあうようにしている。これにより、省電力モードで動作しているNANデバイスは、周囲にマージ管理モードで動作するNANデバイスが存在することを明示的に知ることができ、マージ先のNANクラスタが存在する場合に確実にそのNANクラスタに参加することができる。また、NANデバイスは、周囲にマージ管理モードで動作中の他のNANデバイスが存在しない場合、自身がマージ管理モードで動作することにより、マージ対象のNANクラスタを迅速に認識して参加することができる。
なお、上述の実施形態1及び2は組み合わせることができる。すなわち、NANデバイスは、自身の役割と他のNANデバイスの動作モードとの両方に基づいて、自身の動作モードを決定してもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101〜105:NANデバイス、106〜107:NANクラスタ、201:記憶部、202:制御部、206:通信部、301:無線LAN制御部、302:NAN制御部、303:アプリケーション制御部、304:操作制御部

Claims (17)

  1. 無線信号の送信機能および受信機能を有する通信手段を備え、第1のグループに属している間に第1の期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化して通信を行うと共に前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を無効化することができる通信装置であって、
    前記第1の期間と異なる第2の期間において、前記第1のグループと異なる第2のグループが存在するかの監視を、前記第1のグループに属している装置の中で前記通信装置が行うか否かを決定する決定手段と、
    前記通信装置が前記監視を行うと決定された場合に、前記第2の期間において、前記受信機能を有効化して前記監視を行い、前記通信装置が前記監視を行わないと決定された場合には、前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化しないように前記通信手段を制御する制御手段と、
    前記第2の期間において前記第2のグループが存在することを検出した場合、前記第1の期間において、前記第1のグループに属する他の装置へ、前記第2のグループに関する情報を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、前記通信装置がBeaconを送信する役割で動作している場合に前記通信装置が前記監視を行うと決定し、前記通信装置が当該Beaconを送信しない役割で動作している場合には前記通信装置が前記監視を行わないと決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記決定手段は、前記通信装置が前記第1のグループを他の装置に発見させるための信号を送信する役割で動作している場合に前記通信装置が前記監視を行うと決定し、前記通信装置が当該信号を送信しない役割で動作している場合に前記通信装置が前記監視を行わないと決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記第2の期間は、前記第2のグループが存在する場合に当該第2のグループを他の装置に発見させるための信号が送信される周期の長さ以上の長さを有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2のグループが存在するかの監視は、当該第2のグループに属する装置が送信する、Neighbor Awareness Network(NAN)規格におけるDiscovery Beaconを受信することによって実行される、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記決定手段は、前記通信装置の役割が変わる度に、前記通信装置が前記監視を行うか否かを決定する、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記決定手段は、前記第1のグループに属する他の装置から当該他の装置が前記監視を行っていることの通知を受けた場合であって、前記通信装置も前記監視を行っている場合、当該他の装置と前記通信装置のいずれが前記監視を行うかのさらなる決定を行う、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記決定手段は、前記第1のグループに属する他の装置から当該他の装置が前記監視を行っていることの通知を受けなかった場合であって、前記通信装置も前記監視を行っていない場合、当該他の装置と前記通信装置のいずれが前記監視を行うかのさらなる決定を行う、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記さらなる決定は、前記他の装置と前記通信装置の、Neighbor Awareness Network(NAN)規格におけるMaster Rankの値に基づいて行われる、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の通信装置。
  10. 前記決定手段は、前記第1のグループに属する他の装置から当該他の装置が前記監視を行っていることの通知を受けた場合には前記通信装置が前記監視を行わないと決定し、前記第1のグループに属する他の装置から当該他の装置が前記監視を行っていることの通知を受けなかった場合には前記通信装置が前記監視を行うと決定する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記通知手段は、前記第2の期間において前記第2のグループが存在することを検出した場合であっても、前記第2のグループが前記第1のグループに統合される場合には、前記第2のグループに関する情報の通知を行わない、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記通知手段は、前記第2の期間において前記第2のグループが存在することを検出した場合であって、前記第1のグループが前記第2のグループに統合される場合に、前記第2のグループに関する情報の通知を行う、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記通知手段は、前記第2のグループに参加してから、当該第2のグループに関する情報の通知を行う、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記通信手段は、前記第2の期間において、前記第2のグループを他の装置に発見させるための信号または前記第2のグループに属する装置が通信することができる第3の期間において送信された信号を受信した場合に、前記第2のグループが存在すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記第1のグループおよび前記第2のグループは、Neighbor Awareness Network(NAN)規格におけるNANクラスタである、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 無線信号の送信機能および受信機能を有する通信手段を備え、第1のグループに属している間に第1の期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化して通信を行うと共に前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を無効化することができる通信装置の制御方法であって、
    前記第1の期間と異なる第2の期間において、前記第1のグループと異なる第2のグループが存在するかの監視を、前記第1のグループに属している装置の中で前記通信装置が行うか否かを決定する決定工程と、
    前記通信装置が前記監視を行うと決定された場合に、前記第2の期間において、前記受信機能を有効化して前記監視を行い、前記通信装置が前記監視を行わないと決定された場合には、前記第1の期間ではない期間において前記送信機能および前記受信機能を有効化しないように前記通信手段を制御する制御工程と、
    前記第2の期間において前記第2のグループが存在することを検出した場合、前記第1の期間において、前記第1のグループに属する他の装置へ、前記第2のグループに関する情報を通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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