JP2018046450A - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018046450A
JP2018046450A JP2016180634A JP2016180634A JP2018046450A JP 2018046450 A JP2018046450 A JP 2018046450A JP 2016180634 A JP2016180634 A JP 2016180634A JP 2016180634 A JP2016180634 A JP 2016180634A JP 2018046450 A JP2018046450 A JP 2018046450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
proxy
nan device
communication device
nan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016180634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018046450A5 (ja
Inventor
仁志 青木
Hitoshi Aoki
仁志 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016180634A priority Critical patent/JP2018046450A/ja
Priority to US15/701,983 priority patent/US20180077705A1/en
Publication of JP2018046450A publication Critical patent/JP2018046450A/ja
Publication of JP2018046450A5 publication Critical patent/JP2018046450A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/0446Resources in time domain, e.g. slots or frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/001Synchronization between nodes
    • H04W56/0015Synchronization between nodes one node acting as a reference for the others
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/005Discovery of network devices, e.g. terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices
    • H04W88/182Network node acting on behalf of an other network entity, e.g. proxy

Abstract

【課題】 無線帯域をより効率的に使用するための技術を提供する。【解決手段】 通信装置は、所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う処理と、当該期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として当該期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの処理である代理処理を行う処理と、当該代理処理を行うべき期間が、特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間であるか否かに基づいて、代理処理を行うか否かを決定する処理を行う。【選択図】 図4

Description

本発明は、通信技術に関する。
近年、IEEE802.11規格シリーズに代表される無線LANが広く利用されている。無線LANは、多くの場合、アクセスポイント(AP)と呼ばれる基地局によってネットワークが制御される。このAPと、APの電波到達範囲内に存在し、無線接続状態であるステーション(STA)とによって無線ネットワークが構成される。
また、このような従来型のAPとSTAによる単純な無線ネットワーク構成のみならず、さまざまな無線LANのネットワーク形態の製品、および仕様規格が登場している。特許文献1には、省電力で通信装置やそれが提供するサービスなどを発見するための規格としてWi−Fi Allianceによって規定されているNAN(Neighbor Awareness Networking)が記載されている。これは、通信装置が、他の通信装置との間で情報交換する期間を当該他の通信装置と同期して、無線RF(Radio Frequency)部を有効にする時間を短縮することによって省電力化を図るものである。この、NANにおける同期のための期間は、DW(Discovery Window)と呼ばれる。また、所定の同期期間が共有されたNANデバイスの集合は、NANクラスタと呼ばれる。NANデバイスの中で、MasterおよびNon−Master Syncという役割を有する端末は、DW期間における端末間の同期を確保するための信号である、Sync Beaconを送信する。NANデバイスは、他の端末との間で同期を確立した上で、DW期間において、サービスを発見するための信号であるSubscribeメッセージ及びサービスを提供していることを通知するための信号であるPublishメッセージ等を、送受信する。さらに、NANデバイスは、DW期間において、サービスに関する追加情報を交換するためのFollow−upメッセージを送受信することができる。一方、NANデバイスは、一部のDW期間において無線信号を受信しない状態であるDOZE状態に入ることも可能であり、より一層消費電力を低減することができる。
DW期間のうち、どのくらいの頻度のDW期間で無線信号を受信するかは、NANデバイスに依存する。但し、NANクラスタに参加する全てのNANデバイスは、DW0と呼ばれる特別なDW期間では必ず無線信号を受信できる状態(以降、AWAKE状態)である必要がある。DW0は、16回のDW期間に対して1回の周期で到来するDW期間である。また、DW0は、NANクラスタが同期に用いるカウンタタイマであるTSF(Time Synchronization Function)の下位23bitが0x0である時刻から始まるDW期間である。また、MasterとNon−Master Syncとして動作するNANデバイスは、DW期間ごとにSync Beaconを送信する必要があるため、全てのDW期間で無線信号を受信できることとなる。
一方で、DW期間ごとにSync Beaconを送信しないNANデバイスはNon−Master Non−Syncとして動作し、全てのDW期間でAWAKE状態である必要はなく、最低限DW0でAWAKE状態であればよい。
サービスの検索や提供を他の通信装置に依頼することで、自身の無線信号が到達できない範囲にいる通信装置のサービスの発見をしたり、逆に発見してもらったりする方法の提案がなされている(特許文献2)。特許文献2では、代理を依頼する側の通信装置(以降、Proxy Client)が提供しているサービスに関する情報を、代理を依頼される側の通信装置(以降、Proxy Server)に通知する。Proxy Serverは代理を依頼されると、他の通信装置からのサービスの問い合わせに対して、Proxy Clientの代わりに代理でサービスの存在を通知する。このときに、サービスに関する情報やProxy Clientが起床している期間を通知することで、他の通信装置はその情報をもとにサービスの存在を検知することができる。また、Proxy Client と通信可能な距離にいた場合にはProxy Clientが起きている期間にProxy Clientにメッセージを通知することにより、サービスを発見することができる。
米国特許出願公開第2014/0302787号明細書 米国特許出願公開第2015/0081840号明細書
代理応答を依頼したProxy Clientが無線通信可能な期間に、他のNANデバイスがSubscribeあるいはPublishを送信した場合、Proxy ServerとProxy Clientの両方が応答してしまう可能性がある。DWは、16TUといったごく短い通信期間であるにも関わらず、複数のNANデバイスが重複した応答をしてしまうと無線帯域を無駄に使用してしまうことになる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、無線帯域をより効率的に使用するための技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による通信装置は、所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信手段と、前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの処理を行う処理手段と、前記処理手段による代理処理を行うべき期間が、複数の前記期間のうちの前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間であるか否かに基づいて、前記処理手段による代理処理を行うか否かを決定する決定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、無線帯域をより効率的に使用することができる。
無線通信システムの構成例を示す図。 NANデバイス101の機能構成例を示すブロック図。 NANデバイス101のハードウェア構成例を示すブロック図。 Proxy応答処理の例を示すフローチャート。 Proxy依頼処理の流れの例を示すシーケンス図。 DW0でProxy Clientが直接応答する流れの例を示すシーケンス図。 Proxy ClientがBeaconingデバイスになり直接応答する流れの例を示すシーケンス図。 Proxy Clientからの応答がない場合にProxy登録を解除する流れの例を示すシーケンス図。 DW期間と、信号送受信タイミングとの関係の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、各通信装置は、IEEE802.11規格シリーズに準拠する無線LANの通信機能を有する端末であるものとするが、これに限られない。また、以下の各通信装置は、Wi−Fi Neighbor Awareness Networking(NAN)によって他の通信装置及びその提供するサービスを発見可能なNANデバイスであるものとするが、これにも限られない。すなわち、以下の各説明では、所定の規格に対応する専門用語が用いられているが、同種の他の規格においても以下の各議論を適用することが可能である。
NANについて説明する。NANでは、サービス情報をDiscovery Window(以降、DWと称す)と呼ばれる期間に通信する。DWは、NANを実行する複数のデバイスが、convergeする時間およびチャネルである。また、DWのスケジュールを共有している端末の集合をNANクラスタと呼ぶ。
NANクラスタに属する各端末は、Master、Non−Master Sync及びNon−Master Non−Syncのうちの何れかの役割で動作する。Masterとして動作する端末は、各端末がDWを識別し、同期するためのビーコンであるSynchronization Beacon(以降、Sync Beaconと称す)を送信する。また、Masterとして動作する端末は、NANクラスタに属していない端末に当該NANクラスタを認識させるための信号であるDiscovery Beaconを送信する。Discovery Beaconは、例えば100TU(Time Unit、1TUは1024μ秒)ごとに、DWの期間外でも送信される。なお、各NANクラスタにおいて、少なくとも1台の端末は、Masterとして動作する。
Non−Master Syncとして動作する端末は、Sync Beaconを送信するが、Discovery Beaconは送信しない。Non−Master Non−Syncとして動作する端末は、Sync BeaconもDiscovery Beaconも送信しない。
NANクラスタにおけるMaster、Non−Master Sync、Non−Master non−SyncのそれぞれへのなりやすさはNAN規格で規定されているMaster Rankで決定される。具体的には、Master RankはNANデバイスごとに設定されるMaster Preferenceとランダム値であるRandom Factor、インターフェイスアドレスのMACから次の式によって決定される。Master Rank=Master Preference *2^56+Random Factor *2^48+MAC[5]*2^40+…+MAC[0]。Master Rankが高いNANデバイスほどMasterの役割になりやすく、Master Rankが低いNANデバイスほどNon−Master Non−Syncになりやすい。特に、NANクラスタ内でMaster Rankが最も高いNANデバイスはAnchor Masterと呼ばれ、NANクラスタにおける時刻の基準となるデバイスである。NAN規格において、NANクラスタ内に安定的に参加しているNANデバイス、例えば、商用電源で駆動しており場所を移動しないようなNANデバイスはMaster Rankを大きくすることが推奨されている。また、バッテリ駆動であったり、モバイル端末のようにNANクラスタに安定的には存在しない可能性があったりするNANデバイスはMaster Rankを小さくすることが推奨されている。安定的にとどまっているNANデバイスがMasterとなり同期信号を送信することによって、NANクラスタを安定的に維持することができる。
NANクラスタに参加する端末は、Sync Beaconに従って、所定周期毎のDW期間に同期し、DW期間においてサービス情報を通信する。
各端末は、DW期間にサービスを発見するための信号であるSubscribeメッセージや、サービスを提供していることを通知するための信号であるPublishメッセージを互いに通信する。更に、各端末は、DW期間にサービスに関する追加情報を交換するためのFollow−upメッセージをやりとりすることができる。なお、Publish、Subscribe、Follow−upといったメッセージを、総称してService Discovery Frame(SDF)と呼ぶ。各端末は、SDFをやりとりすることで、サービスの広告または検出を行うことができる。
上述のように、NANデバイスは、DW期間においても、DOZE状態で、無線信号を送受信しない状態となって、消費電力を抑制することができる。一方で、そのようなNANデバイスは、DOZE状態となっているDW期間においては、Subscribeメッセージ及びPublishメッセージの送受信を行うことができない。このため、そのNANデバイスが提供するサービスを他のNANデバイスが発見するまでの期間が長期化してしまいうる。
これに対して、NANデバイスによっては、Subscribe及びPublish等のサービスの検索及び報知を、他のNANデバイスに依頼することが可能でありうる。ここでは、他のNANデバイスのサービスの検索及び報知を代理処理する特定のNANデバイスのことをProxy Serverと呼び、他のNANデバイスに代理処理を依頼する特定のNANデバイスをProxy Clientと呼ぶ。Proxy Serverは、Proxy Clientから、サービス情報の代理送信を依頼された場合、当該Proxy Clientのサービス情報を代理送信する。Proxy Serverがサービスの検索及び報知をProxy Clientの代わりに実行することによって、Proxy Clientは、より多くの期間にわたってDOZEに入ることで、大幅に消費電力を削減することができる。また、Proxy Clientが提供しているサービスを検索しているNANデバイスにとっては、Proxy ClientがDOZE状態のときにSubscribeメッセージを送信しても、Proxy Serverが応答を返してくれる場合がある。このため、サービスを検索しているNANデバイスは、Proxy ClientがDOZE状態であっても、Proxy Serverが代理で応答することによってProxy Clientが提供するサービスを発見できる可能性が高まる。
しかしながら、Proxy Clientがサービスの検索及び報知ができるにも関わらず、Proxy Serverがこれらを代理で実行してしまうと、重複したメッセージが送信されてしまう。その結果、無線帯域が無駄に使用されてしまい。無線帯域の使用効率が低下してしまう可能性がある。
したがって、本実施形態では、Proxy Serverの役割を担うNANデバイスが、Proxy Clientがサービス検索乃至は報知に応答できるタイミングを検知する。検知の結果、Proxy Clientが応答できるタイミングであった場合にはProxy Serverは代理応答しない。Proxy Clientが応答できるタイミングでない場合に限ってProxy Serverが代理応答するという制御をする。
以下、各実施形態に共通の無線通信システム及び通信装置の構成について説明した後に、各実施形態に係る処理の流れについて説明する。
(無線通信システムの構成)
まず、本実施形態の無線通信システムの構成例について、図1を用いて説明する。本実施形態の無線通信システムは、それぞれがNAN規格に従う通信装置であるNANデバイス101〜NANデバイス104を含んで構成され、NANデバイス101〜104は、NANクラスタ105に参加している。NANクラスタ105に参加しているNANデバイス(NANデバイス101〜104)は、周波数チャネル6(6ch)でネットワークを構築している。ここで、NANクラスタ105は、DW期間の長さが16TUであり、また、DW期間の開始タイミングから次のDW期間の開始タイミングまでの時間間隔が512TUのNANクラスタである。また、DW期間は、DW0〜DW15の16個のDW期間を1つの周期とする期間であり、DWn(nは0から15の整数)の16個後のDW期間もまたDWnである。NANクラスタ105に参加している全てのNANデバイスは、DW0では必ずAWAKE状態であり無線信号を受信できるものとする。
NANデバイス101は、以下に説明する各処理を実行することが可能な通信装置である。NANデバイス101は、NAN規格に基づいて、周囲の通信装置およびそれらが提供するサービスを発見し、自身が提供可能なサービスの情報を提供することができる。また、NANデバイス101は、他のNANデバイスのサービスの探索及び報知を代理することができるProxy Serverとして動作することができる。また、NANデバイス101はNon−Master Non−Syncであるものとするが、すべてのDWで無線送受信が可能であるものとする。
NANデバイス102は、Non−Master Non−SyncとしてNANクラスタ105に参加する通信装置である。NANデバイス102は更にプリンタとしての機能を有しており、プリントサービスを他のNANデバイスに報知している。NANデバイス102はProxy Clientの機能を有しており、Proxy Serverを発見すると、代理でサービスの報知を依頼することができる。自身でサービスを報知している場合、すなわちProxyを依頼していない場合には、全てのDW期間で無線信号を受信する。一方で、Proxyを依頼していない場合には、DW0のみで無線信号を受信する。
NANデバイス103は、Non−Master non−SyncとしてNANクラスタ105に参加している通信装置である。NANデバイス103は、図示されないNANデバイス103のユーザの指示により、プリントサービスを検索する。すなわち、NANデバイス102はNANデバイス103が探している所定のサービスを提供しているPublisherである。また、NANデバイス103はNANデバイス102が報知している所定のサービスを探しているSubscriberであるものとする。
NANデバイス104は、NANクラスタ105に参加しているMasterである。
NANデバイス101〜104は、無線信号を送受しないDW期間においては、通信部に電力を供給せず、DOZE状態となるものとする。
(NANデバイス101の構成)
図2は、NANデバイス101の機能構成例を示すブロック図である。NANデバイス101、NANデバイス104は、その機能構成として、例えば、無線LAN制御部201、NAN制御部202、Proxy Server制御部203、UI制御部204、及び記憶部205を有する。
無線LAN制御部201は、他の無線LAN装置との間で無線信号の送受信を行うためのアンテナ並びに回路、及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。無線LAN制御部201は、IEEE802.11規格シリーズに従って、無線LANの通信制御を実行する。NAN制御部202は、NAN規格に従って制御を行うプログラムおよびハードウェアを含んで構成される。Proxy Server制御部203は、NAN制御部202を制御して、他のNANデバイスのサービスの検索及び報知を代理するProxy機能を実現する。UI制御部204は、NANデバイス101の不図示のユーザによるNANデバイス101に対する操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェースに関わるハードウェアおよびそれらを制御するプログラムを含んで構成される。なお、UI制御部204は、例えば、画像等の表示、又は音声出力等の、情報をユーザに提示するための機能をも有する。記憶部205は、NANデバイス101が動作するプログラムおよびデータを保存するROMとRAM等によって構成されうる記憶装置である。
図3に、本実施形態に係るNANデバイス101のハードウェア構成を示す。NANデバイス101は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部301、制御部302、機能部303、入力部304、出力部305、通信部306及びアンテナ207を有する。
記憶部301は、ROM、RAMの両方、もしくは、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。
制御部302は、一つ以上のCPU、または、MPUにより構成され、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによりNANデバイス101全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりNANデバイス101全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、NANデバイス101が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、NANデバイス101がカメラである場合、機能部303は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプリンタである場合、機能部303は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、NANデバイス101がプロジェクタである場合、機能部303は投影部であり、投影処理を行う。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他の通信装置と通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部304と出力部305の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。また、通信部306はアンテナ307を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。NANデバイス101は通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。
(処理の流れ)
続いて、上述のようなNANデバイス101が実行する処理の流れ、無線通信システムにおけるシーケンスなどについて説明する。
図4は、本実施形態のNANデバイス101において実行される処理を示すフローチャートである。本処理は、NANデバイス101が、あるサービスの報知のProxy依頼を受信した後に、当該サービスを検索するメッセージを受信した場合に処理が開始される。尚、図4に示すフローチャートは、NANデバイス101の制御部302が記憶部301に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより行われる処理の流れを示す。なお、図4に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで実現する構成としても良い。以下、図5〜図8のシーケンス図と合わせてフローチャートの処理を示す。
図5はNANデバイス101がNANデバイス102からProxy依頼を受けた場合のシーケンスである。なお、NANデバイス101は、図5の処理の開始時点において、他のNANデバイスのから代理送信の依頼は受けておらず、Proxy Serverとして動作していないものとする。また、図1に示した通り、NANクラスタ105にはNANデバイス102、NANデバイス103、NANデバイス104が参加しているものとする。
まず、NANデバイス101のユーザがNANデバイス101を起動すると、NANデバイス101はNANクラスタ105を発見し、NANクラスタ105に参加する(S501)。
DW0になるとMasterとして動作しているNANデバイス104は、DWであることを報知するためにNAN仕様に基づきSync Beaconを送信する(S502)。DW期間においてNANデバイス101は、Proxy Serverの機能を有していることを報知するためにPublishメッセージを送信する(S503)。
NANデバイス102はS503で送信されたPublishメッセージを受信しProxy Serverを発見すると、サービスの報知を代理してもらうためにProxy登録要求をNANデバイス101に送信する(S504)。このとき、NANデバイス102は、代理処理を依頼した後にDW0〜DW15のうちで自身がAWAKEでいるDWをNANデバイス101に通知する。この例では、Proxy依頼が完了した後でNANデバイス102はDW0でのみAWAKEになる。すなわち、図9(a)に示すように、すべてのDWでAWAKEであった状態から、図9(b)のようにDW0でのみAWAKEになり、その他のDWではDOZEとなる。更に、Proxy登録要求では、NANデバイス102がプリントサービスを提供することができることをNANデバイス101に通知する。NANデバイス101はProxy登録要求を受信することによって、Proxy Clientが提供するサービスの内容と、複数のDWのうちProxy Clientが無線信号の送受信が可能なDWを示す情報を取得する。
NANデバイス101はS504で送信されたProxy登録要求を受信すると、Proxy登録が完了することを通知するメッセージを送信する(S505)。これ以降、NANデバイス101は、プリントサービスを検索するSubscribeメッセージを受信すると、NANデバイス102がプリントサービスを提供していることを通知するメッセージを応答として返す。更に、この応答の中に、NANデバイス102がAWAKEであるのはDW0であることの情報を含む。これによりNANデバイス101は、NANデバイス102の代わりにサービスの報知を実施する。以降では、NANデバイス102がプリントサービスを提供しており、DW0でAWAKEであることを通知するメッセージを「代理サービス報知」という。これはPublishメッセージとして送信される。
次のDW期間であるDW1になるとMasterであるNANデバイス104はSync Beaconを送信する(S506)。NANデバイス101は、Proxy Serverの機能を有することを報知するためのPublishメッセージを報知する(S507)。尚、ここでNANデバイス102の代理サービス報知をしてもよい。
ここでNANデバイス103のユーザがNANデバイス103に対して、プリンタを検索するように指示したものとする(S508)。するとNANデバイス103はサービスを検索するためにプリントサービスを検索するSubscribeメッセージを送信する(S509)。
Proxy依頼を受けたサービスと合致するサービスを検索するSubscribeを受信すると、NANデバイス101は図4のフローチャートの処理を実施して応答処理を実行する(S510)。本例では、NANデバイス101はNANデバイス102からプリントサービスに関するProxy依頼を受けているため、プリントサービスを探すSubscribeメッセージを受信した場合に、図4の処理が開始される。
まず、NANデバイス101は、現在のDWが、Proxy Clientが応答できるDWnであるかを判断する(S401)。Proxy Clientが応答できるDWnはS504においてAWAKEであることが通知されているDWnであり、図5の例ではDW0である。S509の時点のDWはDW1であるので、ここではProxy Clientが応答できるDWnではないと判断され、NANデバイス101は所定時間受信待ちをする(S403)。
一定時間受信を待った結果、NANデバイス101は、Proxy Clientが本DWにおいてSubscribe(S509)に応答したかどうか判断する(S404)。具体的には、NANデバイス101は、自装置においてProxy登録がされているProxy Client(本例ではNANデバイス102)のアドレス情報を記憶しておく。そして、DWにおいて送信されるメッセージのSourceアドレスを確認し、Proxy Clientのアドレスであった場合にはこのメッセージを受信する。そして、そのメッセージがS509で送られたSubscribeに対する応答メッセージであるかどうかを判断する。尚、図5の例では、NANデバイス102はDW1においてDOZEであるのでS509で送信されたSubscribeを受信していないため、その応答もしない。そのため、NANデバイス101は、Proxy Client、図5の例ではNANデバイス102から当該DWでSync Beaconを受信したかを判断する(S405)。図5の例では、Sync BeaconはNANデバイス104からしか受信していないため、NANデバイス101は、代理応答すると決定する(S406)。
以上の結果により、NANデバイス101は代理サービス応答をPublishとして送信する(S511)。本Publishでは、NANデバイス102がプリントサービスを提供しており、DW0にてNANデバイス102がAWAKEであることを示す情報を含む。これを受信したNANデバイス103は、NANデバイス102がプリントサービスを提供しており、またDW0でNANデバイス102と通信可能であることを知ることができる。
DW2〜DW15の処理については、S506、S507と同様の処理が行われるだけなので詳細な説明を省略する。図5のシーケンス図においても、これらの処理は省略されている。
次のDW0になると、S506、S507と同様にNANデバイス104はS512の処理を実行し、NANデバイス101はS513の処理を実行する。DW0になるとNANデバイス103はNANデバイス102と通信可能な状態になるのでサービス検索のメッセージであるSubscribeメッセージをNANデバイス102宛に送信する(S514)。すると、NANデバイス102はその応答としてプリントサービスを提供していることを通知するためのPublishメッセージを送信する(S515)。尚、S514ではSubscribeメッセージがNANデバイス102宛のユニキャストで送信されているため、NANデバイス101は図4の処理を実施しない。S515において、NANデバイス102は、このときのPublishメッセージにおいてプリントサービスを利用するための無線LANの設定情報を含めて送信する。具体的には、NANデバイス102と直接無線通信を行ってプリントサービスを利用するための各種の通信パラメータである。例えば、NANデバイス102とWi−Fi Directで接続するための通信パラメータであり、SSIDや暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式、チャネル情報等の何れかが含まれる。図示していないが、NANデバイス103は当該情報をもとにしてNANデバイス102とWi−Fi Direct接続を実施してプリントサービスを実際に利用する。
以上の処理により、NANデバイス101はNANデバイス102の代理でサービスの報知をすることができる。これにより、NANデバイス102はDW1〜DW15の期間DOZE状態でいて消費電力を低減しつつ、NANデバイス102がプリントサービスを有することをNANデバイス103に知らせることができる。
次に図6を用いてNANデバイス102が応答できるDW期間でNANデバイス101がサービス検索を受信した場合のシーケンスについて述べる。図6は図5のS505のあとの処理として説明する。すなわち、NANデバイス102はNANデバイス101にProxy依頼が完了しており、NANデバイス101がNANデバイス102の代理でサービスを報知することが可能な状態となっているものとする。
図6では、DW1ではなくDW0において、NANデバイス103のユーザがNANデバイス103に対して、プリンタを検索する指示を行ったとして説明する。DW0の開始においてS601、S602の処理がS502、S503の処理と同様に実施される。また、S603、S604の処理がS508、S509の処理と同様に実施される。S510と同様に、Proxy依頼を受けたサービスと合致するサービスを検索するSubscribeを受信すると、NANデバイス101は図4のフローチャートの処理を実施して応答処理を実行する(S605)。
図4の説明に戻る。Proxy応答処理が開始されると、NANデバイス101は、現在のDWが、Proxy Clientが応答できるDWnであるかを判断する(S401)。図6の例では、現在のDWはDW0であるため、NANデバイス101は、NANデバイス102が応答できるDWであると判断する。その結果、NANデバイス101は、代理応答しないことを決定する(S408)。
図4のフローチャートに基づき、NANデバイス101は、S605の処理の結果、代理サービス応答を応答しない。代わりに、NANデバイス102がDW0であるため直接S604のSubscribeに応答できるので、Publishメッセージによってサービス応答をする(S606)。これはS515で送信されるサービス応答と同様のメッセージである。
以上により、Proxy Clientが無線送受信できるDW期間では、NANデバイス101はProxy依頼されたにも関わらず代理で応答しない。それにより、サービスの応答が重複して送信されるということを防ぐことができる。すなわち、S511に相当するメッセージがDW0では送信されないため、無線帯域の利用を低減することができる。尚、Proxy Clientが無線送受信できるDW期間であるにも関わらず、Proxy Clientが応答していないことが検知できた場合には、当該Proxy Clientに関するProxy登録を解除するようにしてもよい。その場合の具体例は図8を用いて後述する。
次に図7を用いてNANデバイス102がBeaconingデバイスになった場合にサービス検索を受信した場合のシーケンスについて述べる。Beaconingデバイスとは、Master又はNon−Master Syncの役割を担ったNANデバイスであり、DWにおいて必ずSync Beaconを送信する。
図7は図5のS505のあとの処理として説明する。すなわち、NANデバイス102はNANデバイス101にProxy依頼が完了しており、NANデバイス101がNANデバイス102の代理でサービスを報知することが可能な状態となっているものとする。
まず、DW0の前にMasterであるNANデバイス104がMasterとしての動作を停止する(S701)。すると、DW0においてMasterとして動作しているNANデバイスがいないため、Sync Beaconを送信するデバイスが存在しない。そのため、本DW0が終了するとNANデバイス101、102、103はそれぞれ役割決定処理を実施する。その結果、NANデバイス102がMasterとなり、NANデバイス101、103はNon−Master Non−Syncとしての動作を継続するものとして動作する(S703)。尚、NANデバイス101はProxy Serverの役割をDW0で報知する(S702)。
DW1になるとMasterであるNANデバイス102はSync Beaconを送信する(S704)。また、S702の処理と同様にS705の処理が実施される。S706、S707の処理がS508、S509の処理と同様に実施される。S510の処理と同様に、Proxy依頼を受けたサービスと合致するサービスを検索するSubscribeを受信すると、NANデバイス101は図4のフローチャートの処理を実施して応答処理を実行する。
図4の説明に戻る。Proxy応答処理が開始されると、NANデバイス101は、現在のDWが、Proxy Clientが応答できるDWnであるかを判断する(S401)。図7の例では、現在のDWはDW1であるため、NANデバイス101は、NANデバイス102が応答できるDWではないと判断する。次にNANデバイス101は所定時間受信待ちをする(S403)。そして、一定時間受信を待った結果、NANデバイス101は、Proxy Clientが本DWにおいてSubscribe(S509)に応答したかどうか判断する(S404)。図7の例では、この時点では、NANデバイス102はまだSubscribeに応答していない。従って、NANデバイス101は、NANデバイス102から当該DWでSync Beaconを受信したかを判断する(S405)。図7の例では、NANデバイス101はS704においてNANデバイス102からSync Beaconを受信している。従って、S402へ進み、代理応答しないと決定する。
図4のフローチャートに基づき、NANデバイス101は、S605の結果、代理サービス応答を行わない。代わりに、NANデバイス102がDW0であるため直接S707のSubscribeに応答できるので、Publishメッセージによってサービス応答をする(S709)。これはS515で送信されるサービス応答と同様のメッセージである。
以上により、Proxy ClientがNANクラスタ内での役割がBeaconingデバイスとなり、すべてのDWで無線送受信するようになった場合は、NANデバイス101はProxy依頼されたにも関わらず代理で応答しない。それにより、サービスの応答が重複して送信されるということを防ぐことができる。すなわち、S511に相当するメッセージがDW0では送信されないため、使用される無線帯域を低減させることができる。
次に図8を用いて、NANデバイス102がProxy依頼時にAWAKEであるDWとして通知したDWにおいて、NANデバイス102が応答しなかった場合のシーケンスについて述べる。図8は図5のS505のあとの処理として説明する。すなわち、NANデバイス102はNANデバイス101にProxy依頼が完了しており、NANデバイス101がNANデバイス102の代理でサービスを報知することが可能な状態となっているものとする。
まず、DW0の前に、NANデバイス101に通知することなくNANデバイス102がNANとしての動作を停止したものする(S801)。例えば、NANデバイス102が参加中のNANクラスタ105の圏外に移動することによってNANクラスタ105から離脱したり、NANデバイス102においてNANの機能がOFFされたりしたとする。次にDW0においてS802、S803の処理がS601、S602の処理と同様に実施される。以降では、Sync BeaconおよびProxy Server報知に関する説明は省略する。そしてS804〜S806の処理がS603〜S605の処理と同様に実施される。ここでS806において、NANデバイス101は、DW0であるため、S605の処理と同様にサービス代理応答しないと決定する。しかし、S606の処理と異なり、NANデバイス102は既に停止済みであるため、S805のサービス検索に対して応答できない。
S805においてプリントサービスを発見できていないために、NANデバイス103は次のDW1で再度サービス検索をブロードキャストで送信する(S807)。すると、S510、S511の処理と同様にS808、S809の処理を実施する。すると、NANデバイス103はS512の処理と同様にDW0まで待ってから、S810でNANデバイス102宛にSubscribeメッセージを送信する(S810)。しかし、NANデバイス102は停止しているため、S515とは異なりSubscribeに対する応答は返ってこない。そこで、NANデバイス103は再度サービス検索をブロードキャストして他にプリントサービスがないかを検索する(S811)。
NANデバイス101はS811で送信されたブロードキャストのPublishを受信するとS806の処理と同様にProxy応答処理を実施して、この場合も、DW0であるため代理応答しない(S812)。
次のDW1の処理はS807〜S809の処理と同様になるため説明及び図8中での記載を省略する。
次のDW0になるとS810、S811の処理と同様にS813、S814の処理が実施される。NANデバイス101はこれを受けてS812と同様にProxy応答処理を実施する(S815)。ここで、S806、S812の二回、Proxy Clientが応答していないため、NANデバイス101は、図4のS407の判断の結果に基づき、S408へと進む。即ち、NANデバイス101は、所定回数、Proxy Clientが応答していないかどうかを判断し、所定回数応答していないと判断された場合には、そのProxy Clientに関するProxy登録を解除する。尚、図8の例では、S407の判断基準となる所定回数は2回とするが、これに限らない。S408においてProxy登録を解除すると、NANデバイス101は、Proxyを解除する通知をNANデバイス102へ送信する(S816)。ここでは、実際にはNANデバイス102はNANクラスタ105内に存在しないため、この通知は受信されない。ただし、NANデバイス102がまだNANクラスタ105内に存在し、この通知が受信された場合にはNANデバイス102がProxy登録を解除されたことがわかる。そこで、NANデバイス102は代わりに他のProxy Serverに依頼したり、AWAKE状態のDWを増やすことでサービスの発見をしやすくしたり、発見するまでの時間を短くできる可能性がある。NANデバイス101は、Proxy登録を解除すると、それ以降、S807のようにプリントサービスに関するサービス検索を受信しても代理応答しない。
以上により、何らかの要因によりProxy Clientがサービス報知しなくなった場合に、不要なサービス代理報知を続けることによる無線帯域の使用を防ぐことができる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態では、NANデバイス101が、NANデバイス102が提供しているサービスの通知に関して、代理で応答するProxy Serverとして動作する場合について説明した。しかしながら、Proxy機能によって代理送信されるのは提供可能なサービスの情報に限られない。例えば、NANデバイス101は、他の機器によるサービスを探している要求を受け付けて、その機器の代わりにサービスを探してもよい。この場合、NANデバイス101は、例えば、他の機器によるSubscribeメッセージを代理で送信してその応答であるPublishメッセージを受信することによってサービスの探索を行いうる。なお、NANデバイス101は、Subscribeメッセージを送信することなく、さらに別の機器が(例えば自発的に)送信したPublishメッセージを待ち受けてもよい。いずれの場合であっても、NANデバイス101は、サービスの探索の代理を依頼した機器に対して、その機器が無線信号を受信できるDW期間において、その探索結果を通知することができる。
また、S403の所定時間受信待ちは一定の時間である必要はない。例えば、Proxy ClientであるNANデバイス102のMaster Rankが高かった場合にはMasterになる可能性が高いため、待ち時間を短くしてもよい。待ち時間を短くすることで代理応答を素早く実施できるため、サービス発見期間の短縮ができる。
また、上述の実施形態では、NANデバイス101が、NANデバイス102からのProxy要求のみを受け付けた場合を説明したが、他の1つ以上のNANデバイスからのProxy要求を受け付けてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置の1以上のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
201 無線LAN制御部
202 NAN制御部
203 Proxy Server制御部
204 UI制御部
205 記憶部

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信手段と、
    前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による代理処理を行うべき期間が、複数の前記期間のうちの前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間であるか否かに基づいて、前記処理手段による代理処理を行うか否かを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記処理手段による代理処理を行うべき期間が、複数の前記期間のうちの前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間である場合、前記代理処理を行わないと決定し、
    前記処理手段による代理処理を行うべき期間が、複数の前記期間のうちの前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間でない場合、前記代理処理を行うと決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 複数の前記期間のうち前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間を判断する判断手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記特定の通信装置から、複数の前記期間のうち前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間を示す情報を取得する取得手段を有し、
    前記判断手段は、前記取得手段によって取得された情報を用いて判断することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記特定の通信装置から、前記期間に、当該期間を通知する無線信号を受信する受信手段を有し、
    前記判断手段は、前記受信手段によって前記無線信号が受信された期間を、複数の前記期間のうち前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間であると判断することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記無線信号は、他の通信装置が提供するサービスを示す信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記無線信号は、他の通信装置が提供するサービスを探索する信号を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記期間は、Wi−Fi Neighbor Awareness NetworkingのDiscovery Windowの期間である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記複数の通信装置の集合は、Wi−Fi Neighbor Awareness NetworkingのNANクラスタであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の通信装置。
  10. 前記特定の通信装置は、前記通信装置に代理処理を依頼した通信装置であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において無線信号の送受信を行う通信工程と、
    前記期間を同期している複数の通信装置の集合に属する特定の通信装置の代理として前記期間における無線信号の送信と受信の少なくともいずれかの処理を行う処理工程と、
    前記処理工程による代理処理を行うべき期間が、複数の前記期間のうちの前記特定の通信装置が無線信号の送受信が可能な期間であるか否かに基づいて、前記処理工程による代理処理を行うか否かを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
  12. 請求項1乃至10の何れか1項に記載の通信装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
JP2016180634A 2016-09-15 2016-09-15 通信装置、通信方法、及びプログラム Pending JP2018046450A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016180634A JP2018046450A (ja) 2016-09-15 2016-09-15 通信装置、通信方法、及びプログラム
US15/701,983 US20180077705A1 (en) 2016-09-15 2017-09-12 Communication apparatus, communication method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016180634A JP2018046450A (ja) 2016-09-15 2016-09-15 通信装置、通信方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018046450A true JP2018046450A (ja) 2018-03-22
JP2018046450A5 JP2018046450A5 (ja) 2019-10-24

Family

ID=61560733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016180634A Pending JP2018046450A (ja) 2016-09-15 2016-09-15 通信装置、通信方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20180077705A1 (ja)
JP (1) JP2018046450A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6584171B2 (ja) 2015-07-02 2019-10-02 キヤノン株式会社 通信装置、通信方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053483A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Oki Electric Ind Co Ltd 無線端末装置の位置情報入手方法
JP2009219083A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 無線基地局
US20150081840A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Qualcomm Incorporated System and method for multihop service discovery with member station proxy service advertisements
US20160127996A1 (en) * 2014-10-30 2016-05-05 QULCOMM Incorporated Network discovery
JP2016518737A (ja) * 2013-03-15 2016-06-23 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm I ネイバーアウェアネットワークにおいてコンテキスト情報を共有するためのシステムおよび方法
US20160226928A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 Minyoung Park Neighbor aware networking (nan) device and method for service discovery

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7774495B2 (en) * 2003-02-13 2010-08-10 Oracle America, Inc, Infrastructure for accessing a peer-to-peer network environment
US20060014534A1 (en) * 2004-07-19 2006-01-19 Nokia Corporation System and method for providing UPnP announcements convergence
EP2215554A4 (en) * 2007-11-25 2011-04-27 Trilliant Networks Inc USING A PROXY SERVER IN A MESH NETWORK
US20110239011A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Nokia Corporation Method and apparatus for synchronizing wake-ups of offline mobile devices
US8515500B2 (en) * 2010-09-16 2013-08-20 Qualcomm Incorporated Power conservation in wireless client terminals and system latency reduction using a proxy device
US9800389B2 (en) * 2013-03-08 2017-10-24 Qualcomm Incorporated Systems and methods for discovering and synchronizing within a neighbor aware network
US9544754B1 (en) * 2013-05-28 2017-01-10 Marvell International Ltd. Systems and methods for scheduling discovery-related communication in a wireless network
CN104283743A (zh) * 2013-07-01 2015-01-14 中兴通讯股份有限公司 一种家庭网络设备及代理服务发现的方法
US9723464B2 (en) * 2013-10-18 2017-08-01 Qualcomm Incorporated System and method for identifying a service mesh
US20150131529A1 (en) * 2013-11-14 2015-05-14 Qualcomm Incorporated Server aided nan cluster merging
US9462464B2 (en) * 2014-03-27 2016-10-04 Qualcomm Incorporated Secure and simplified procedure for joining a social Wi-Fi mesh network
US10455400B2 (en) * 2014-06-02 2019-10-22 Qualcomm Incorporated Peer discovery in neighbor awareness networking (NAN) aided data link networks
US10057342B2 (en) * 2014-09-05 2018-08-21 Qualcomm Incorporated Infrastructure access via neighbor awareness networking data path
US20160255473A1 (en) * 2015-02-26 2016-09-01 Qualcomm Incorporated Proxy-based ranging in a wireless communication system
US10433353B2 (en) * 2015-03-09 2019-10-01 Apple Inc. Neighbor awareness networking service discovery proxy
US10091640B2 (en) * 2015-04-23 2018-10-02 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for performing registration to NAN proxy server in wireless communication system
US20190199815A1 (en) * 2015-05-28 2019-06-27 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for providing proxy service via nan proxy server in wireless communication system
US20160353506A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-01 Qualcomm Incorporated Multi-radio gateway with wide area network tunneling
CN104968037B (zh) * 2015-05-29 2018-07-06 乐鑫信息科技(上海)有限公司 基于代理设备的低功耗物联网实现方法
WO2016195448A1 (ko) * 2015-06-05 2016-12-08 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 nan 단말의 상태 천이 방법 및 장치
US10158736B2 (en) * 2015-07-10 2018-12-18 Lg Electronics Inc. Method for updating proxy service in wireless communication system and device therefor
JP6655913B2 (ja) * 2015-09-02 2020-03-04 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法及びプログラム
JP6579884B2 (ja) * 2015-09-24 2019-09-25 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP6579883B2 (ja) * 2015-09-24 2019-09-25 キヤノン株式会社 通信装置、制御方法、及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053483A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Oki Electric Ind Co Ltd 無線端末装置の位置情報入手方法
JP2009219083A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 無線基地局
JP2016518737A (ja) * 2013-03-15 2016-06-23 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm I ネイバーアウェアネットワークにおいてコンテキスト情報を共有するためのシステムおよび方法
US20150081840A1 (en) * 2013-09-13 2015-03-19 Qualcomm Incorporated System and method for multihop service discovery with member station proxy service advertisements
US20160127996A1 (en) * 2014-10-30 2016-05-05 QULCOMM Incorporated Network discovery
US20160226928A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-04 Minyoung Park Neighbor aware networking (nan) device and method for service discovery

Also Published As

Publication number Publication date
US20180077705A1 (en) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6579883B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP6802655B2 (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
US10820375B2 (en) Method and apparatus for turning on Wi-Fi infrastructure using BLE interface in wireless communication system
JP2018518095A (ja) 無線通信システムにおいてnanプロキシサーバーに登録する方法及び装置
JP6643848B2 (ja) 通信装置、通信方法、およびプログラム
JP2017063313A (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
US10917832B2 (en) Communication device, communication method, and program
WO2019044162A1 (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
JP2019083480A (ja) 通信装置、制御方法、およびプログラム
WO2018131296A1 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム
JP6677493B2 (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
JP6646458B2 (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
KR102071816B1 (ko) 통신 장치, 그 제어 방법 및 프로그램
JP2018046450A (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム
WO2018051947A1 (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム
JP2018117221A (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
US11102718B2 (en) Communication apparatus, control method, and storage medium
JP2018014648A (ja) 通信装置、通信方法、およびプログラム
JP7034596B2 (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム
JP7118617B2 (ja) 通信装置、通信方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210216