JP6478298B2 - 通信装置、通信回線切替方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信回線切替方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は通信装置、通信回線切替方法及びプログラムに関し、例えば、複数の通信回線を切り替えて使用する通信装置、通信回線切替方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンが急速に普及している。多くのユーザがスマートフォンを利用した動画再生のために大容量のデータをダウンロードすることによって、基地局とスマートフォンとの間の無線通信回線の容量が逼迫する。そのため、移動通信事業者は、基地局によって形成されるモバイル通信エリアに加えて無線LAN通信を行うことができる無線LAN通信エリアを形成し、モバイル通信エリアにおけるトラヒックを無線LAN通信エリアへオフロードしている。これによって、モバイル通信エリアにおける無線通信回線の輻輳を回避することができる。
特許文献1には、無線LANインタフェース及び携帯電話インタフェースを有する移動通信端末装置の構成が記載されている。特許文献1に記載されている移動通信端末は、移動通信速度に応じて、無線LANインタフェースと携帯電話インタフェースとの間の切替制御を実施している。例えば、移動通信端末装置は、高速移動中に携帯電話インタフェースを用いて通信を行っている場合、無線LAN通信エリア内へ移動した場合においても、無線LANインタフェースへ切り替えず、携帯電話インタフェースを使用し続ける。これによって、短期間におけるインタフェースの頻繁な切替を回避している。
特開2004−72136号公報
しかし、特許文献1に記載されている移動通信端末装置は、移動中に携帯電話インタフェースと無線LANインタフェースとを切り替えるか否かを判定する際、つまり、通信回線を切り替えるか否かを判定する際に、移動速度を演算する必要がある。例えば、移動通信端末装置は、モバイル通信エリアと無線LAN通信エリアとの境界に近づくたびに移動速度を演算する。一般的に、無線LAN通信エリアは狭いため、高速移動している移動通信装置は、短期間の間に無線LAN通信エリアを通過することがある。
そのため、移動通信端末は、高速移動している場合、短期間の間に頻繁に移動速度を演算する処理を実行する必要がある。このように短期間に頻繁に移動速度を演算する処理を実行することによってプロセッサの処理負荷が増加し、さらには、消費電力も増加するといった問題が発生する。
本発明の目的は、通信回線を切り替えるか否かを判定する際に、プロセッサの処理負荷及び消費電力の増加を抑制することができる通信装置、通信回線切替方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる通信装置は、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた位置として、GPSによって特定された位置を履歴情報として保持する履歴情報保持部と、GPSによって特定された位置を現在の位置情報として取得する位置情報取得部と、前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる所定のエリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する判定部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる通信回線切替方法は、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた位置として、GPSによって特定された位置を履歴情報として保持し、GPSによって特定された位置を現在の位置情報として取得し、前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる所定のエリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定するものである。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた位置として、GPSによって特定された位置を履歴情報として保持し、GPSによって特定された位置を現在の位置情報として取得し、前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる所定のエリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する、処理を、コンピュータに実行させるものである。
本発明により、通信回線を切り替えるか否かを判定する際に、プロセッサの処理負荷及び消費電力の増加を抑制することができる通信装置、通信回線切替方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態2にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態2にかかる通信装置がセル間を移動することを説明する図である。 実施の形態2にかかる回線切替履歴情報を説明する図である。 実施の形態2にかかる通信装置がセル間を移動することを説明する図である。 実施の形態2にかかる回線切替履歴情報の記録処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかる回線切替処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態3にかかる回線切替履歴情報の記録処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかる回線切替処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信装置10の構成例について説明する。通信装置10は、基地局20もしくは基地局30との間に通信回線を設定し、通信する。図1においては、通信装置10は、現在、基地局20と接続し通信を行っているとする。
通信装置10は、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット型端末もしくはモバイルルータ等であってもよい。通信装置10は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
基地局20及び基地局30は、予め定められた無線通信方式を用いて通信装置10とモバイル通信を行う。予め定められた無線通信方式は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって規定されている通信方式であってもよく、その他の標準化機関によって規定されている通信方式であってもよい。3GPPによって規定されている通信方式は、例えば、LTE(Long Term Evolution)であってもよい。
通信装置10は、履歴情報保持部11、位置情報取得部12及び判定部13を有している。履歴情報保持部11、位置情報取得部12及び判定部13は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュール等であってもよい。または、履歴情報保持部11、位置情報取得部12及び判定部13は、回路もしくはチップ等のハードウェアによって構成されてもよい。
履歴情報保持部11は、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に、通信回線が切り替えられる前に接続していた接続基地局の識別情報及び接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持する。例えば、通信装置10は、ユーザの操作により通信回線が切り替えられる前に、基地局20に接続していたとする。また、基地局30は、基地局20の周辺に位置すると仮定する。
ユーザの操作により通信回線が切り替えられるとは、例えば、ユーザが、基地局20と通信するために使用していたモバイル通信回線を、アクセスポイントと通信するために無線LAN通信回線へ切り替えることであってもよい。言い換えると、ユーザの操作により通信回線が切り替えられるとは、ユーザが、基地局20とモバイル通信を行っている際に、無線LAN通信エリアへ移動したと判断した場合、手動にて、アクセスポイントと無線LAN通信を行う操作を実行することであってもよい。
通信装置10は、例えば、基地局20及び基地局30から定期的に送信されるパイロット信号、参照信号もしくはビーコン等を受信することによって、基地局20及び基地局30の識別情報を履歴情報保持部11に保持する。
位置情報取得部12は、現在接続している基地局20の識別情報と、現在接続している基地局20の周辺に位置する基地局30の識別情報を取得する。現在接続している基地局とは、通信装置10との間に通信回線を設定し、通信回線を介してデータを送受信している基地局である。また、周辺に位置する基地局とは、通信装置10との間に通信回線は設定しないが、通信装置10が受信するパイロット信号等を送信している基地局である。
判定部13は、履歴情報保持部11において保持されている情報と位置情報取得部12において取得された情報とを用いて、現在接続している基地局20との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する。
例えば、位置情報取得部12において取得した現在接続している基地局20と、基地局20の周辺に位置する基地局30とが、履歴情報保持部11に保持されている接続基地局及び周辺基地局と一致しているとする。この場合、通信装置10は、以前にユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に位置した場所と実質的に同じ場所に位置している可能性が高い。
そのため、判定部13は、ユーザの操作によらず、現在基地局20との通信において使用している通信回線を、無線LAN通信回線等の他の通信回線に切り替えると判定してもよい。また、判定部13は、現在接続している基地局20及び基地局20の周辺に位置する基地局30の少なくとも一方が、履歴情報保持部11に保持されている接続基地局及び周辺基地局と一致する場合に、現在基地局20との通信において使用している通信回線を、無線LAN通信回線等の他の通信回線に切り替えると判定してもよい。
ここで、実質的に同じ場所とは、以前にユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に位置した場所と所定の距離離れた場所であってもよい。
以上説明したように、図1の通信装置10は、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に、通信回線が切り替えられる前に接続していた接続基地局の識別情報及び接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持することができる。
さらに、判定部13は、履歴情報保持部11に保持されている情報と、位置情報取得部12が取得した情報とを用いて、通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定することができる。
判定部13は、位置情報取得部12が取得した情報と、履歴情報保持部11において保持されている情報とを比較することによって、通信回線を切り替えるか否かを判定することができる。情報の比較処理を実行した際のプロセッサの処理負荷は、移動速度を算出するための演算処理した際のプロセッサの処理負荷よりも小さいもしくは軽いといえる。
そのため、通信装置10は、移動速度等を演算した結果を用いて通信回線を切り替えるか否かを判定する場合と比較して、プロセッサの処理負荷を小さくすることが可能であり、さらに、消費電力の増加を抑制することもできる。
さらに、通信装置10は、基地局20もしくは基地局30と通信を行うために用いる通信回線のみを有効にしている状態において取得した情報を用いることによって、現在使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定することができる。言い換えると、通信装置10は、モバイル通信回線のみを有効にしている状態において、モバイル通信回線を無線LAN通信回線へ切り替えるか否かを判定することができる。つまり、通信装置10は、モバイル通信回線及び無線LAN通信回線の双方を有効にしておく必要がない。そのため、通信装置10は、モバイル通信回線及び無線LAN通信回線の双方を有効にしておく場合と比較して、有効にする通信回線を少なくすることができるため、その結果、消費電力を抑えることもできる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信装置40の構成例について説明する。通信装置40は、履歴情報保持部41、位置情報取得部42、判定部43、LAN回線接続部44、WAN回線接続部45及び通信制御部46を有している。さらに、WAN回線接続部45は、無線LAN回線接続部51及びモバイル回線接続部52を有している。
通信装置40は、図1の通信装置10に相当する。通信装置40を構成する履歴情報保持部41、位置情報取得部42、判定部43、LAN回線接続部44、WAN回線接続部45、通信制御部46、無線LAN回線接続部51及びモバイル回線接続部52の各構成要素は、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュール等であってもよい。または、通信装置40を構成する各構成要素は、回路もしくはチップ等のハードウェアによって構成されてもよい。
履歴情報保持部41、位置情報取得部42及び判定部43については、図1の履歴情報保持部11、位置情報取得部12及び判定部13と異なる機能もしくは動作を主に説明する。
WAN回線接続部45は、モバイル通信を行う基地局もしくは無線LAN通信を行うアクセスポイントと接続する。WAN回線接続部45が、基地局もしくはアクセスポイントと接続するとは、WAN回線接続部45が、基地局もしくはアクセスポイントとの間に無線通信回線を設定し、基地局もしくはアクセスポイントとデータの送受信を行うことができる状態であってもよい。
WAN回線接続部45が基地局と接続する場合、モバイル回線接続部52と基地局との間にモバイル通信回線が設定される。WAN回線接続部45が、アクセスポイント接続する場合、無線LAN回線接続部51とアクセスポイントとの間に無線LAN通信回線が設定される。
LAN回線接続部44は、携帯電話、スマートフォンもしくはパーソナルコンピュータ等の子機と接続する。LAN回線接続部44は、子機と無線LAN通信を行ってもよく、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等の近距離無線通信を行ってもよい。LAN回線接続部44が、子機と接続した場合、LAN回線接続部44は、親機として動作する。親機としての動作とは、例えば、子機に関する認証処理等であってもよい。
通信制御部46は、使用する通信回線に応じて、無線LAN回線接続部51及びモバイル回線接続部52の切り替えを制御する。通信制御部46は、通信装置40が起動された際には、無線LAN回線接続部51及びモバイル回線接続部52を切り替えて、無線LAN回線接続部51を用いた無線LAN通信回線のサーチ及びモバイル回線接続部52を用いたモバイル通信回線のサーチを行う。通信制御部46は、サーチによって無線LAN通信回線を検出した場合、無線LAN回線接続部51を有効にし、モバイル通信回線を検出した場合、モバイル回線接続部52を有効にする。通信制御部46が、無線LAN通信回線及びモバイル通信回線を検出した場合、無線LAN回線接続部51及びモバイル回線接続部52のどちらを有効にするかは予め定められていてもよい。
通信制御部46は、サーチによって検出した通信回線を有効にした後は、通信装置40を操作するユーザが入力した切替指示情報もしくは判定部43から出力された切替指示情報に応じて、無線LAN回線接続部51とモバイル回線接続部52との間の切り替えを実施する。また、通信制御部46は、アクセスポイントから送信される無線信号の信号強度の低下もしくは電波強度の低下等を検出した場合、無線LAN回線接続部51からモバイル回線接続部52への切り替えを実施してもよい。
通信装置40を操作するユーザは、例えば、無線LAN通信エリアと認識している位置に移動した場合、タッチパネルもしくはボタン等の情報入力インタフェースを介して無線LAN通信回線への切り替えを指示する切替指示情報を入力する。通信制御部46は、ユーザが入力した切替指示情報を受け付けると、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えて、無線LAN通信を行う。
履歴情報保持部41は、モバイル回線接続部52の接続基地局が切り替わるたびに、切り替え後の接続基地局の識別情報及び切り替え後の接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持する。また、履歴情報保持部41は、接続基地局の周辺に位置する周辺基地局が変更するたびに、接続基地局の識別情報及び変更後の周辺基地局の識別情報を保持する。
履歴情報保持部41は、ユーザが入力した切替指示情報によって、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えられた場合、モバイル回線接続部52が接続していた接続基地局の識別情報及び接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を回線切替履歴情報として保持する。さらに、履歴情報保持部41は、モバイル回線接続部52が接続していた接続基地局の前に接続していた接続基地局の識別情報及びその接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報も回線切替履歴情報として保持する。履歴情報保持部41は、回線切替履歴情報を判定部43へ出力する。
回線切替履歴情報は、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えられる直前まで接続していた接続基地局及びその周辺基地局、さらに、ひとつ前に接続していた接続基地局及びその周辺基地局、さらに、ふたつ前に接続していた接続基地局及びその周辺基地局に関する識別情報が関連づけられた情報であってもよい。いくつ前に接続していた接続基地局及びその周辺基地局に関する識別情報まで関連付けるかについては、情報を管理する領域に割り当てられたメモリ量もしくはユーザの設定等に応じて定められてもよい。
位置情報取得部42は、モバイル回線接続部52の接続基地局が切り替わるたびに、切り替え後の接続基地局の識別情報及び切り替え後の接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を取得する。また、位置情報取得部42は、接続基地局の周辺に位置する周辺基地局が変更するたびに、接続基地局の識別情報及び変更後の周辺基地局の識別情報を取得する。位置情報取得部42は、取得した接続基地局の識別情報及び周辺基地局の識別情報を判定部43へ出力する。
基地局の識別情報は、例えば、基地局が形成するセルを識別するセルIDであってもよい。セルは、基地局が形成する通信エリアである。もしくは、基地局の識別情報は、基地局のシリアルIDもしくはネットワークに配置された複数の基地局を一意に識別する他のIDであってもよい。もしくは、基地局の識別情報は、基地局が有するMACアドレスであってもよい。
ここで、図3を用いて回線切替履歴情報について説明する。基地局21は、セルAを形成し、基地局22は、セルBを形成し、基地局30は、セルCを形成する。また、アクセスポイント(AP)60は、セルB内に無線LAN通信エリアを形成している。
図3は、通信装置40が、セルAからセルBへ移動したことを示している。通信装置40は、セルAに位置する時及びセルBに位置する時においても、セルCから送信されるパイロット信号等を受信しているとする。また、通信装置40が、セルBへ移動した後に、ユーザは、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えて、無線LAN通信を行う切替指示信号を入力したとする。
この時、回線切替履歴情報は、図4に示すように、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えられる直前まで接続していた接続基地局の識別情報が、セルBであり、その周辺基地局の識別情報が、セルCとして管理される。また、回線切替履歴情報は、ひとつ前に接続していた接続基地局の識別情報が、セルAであり、その周辺基地局がセルCとして管理される。また、図4に示すように、回線切替履歴情報には、無線LAN回線接続部51が接続するアクセスポイントの周波数帯及び接続チャネル情報が設定されてもよい。
図2に戻り、判定部43は、履歴情報保持部41及び位置情報取得部42から出力された情報を用いて、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えることを指示する切替指示情報を通信制御部46へ出力するか否かを判定する。以下に、判定部43における判定処理について説明する。
判定部43は、位置情報取得部42から出力された現在接続している接続基地局の識別情報と、履歴情報保持部41から出力された回線切替履歴情報における、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えられる直前まで接続していた接続基地局の識別情報とを比較する(比較処理1)。さらに、判定部43は、現在接続している接続基地局の周辺基地局の識別情報と、回線切替履歴情報におけるモバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えられる直前まで接続していた接続基地局の周辺基地局の識別情報とを比較する(比較処理2)。さらに、判定部43は、現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の識別情報と、回線切替履歴情報におけるひとつ前に接続していた接続基地局の識別情報とを比較する(比較処理3)。さらに、判定部43は、現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の周辺基地局の識別情報と、回線切替履歴情報におけるひとつ前に接続していた接続基地局の周辺基地局の識別情報とを比較する(比較処理4)。
判定部43は、比較処理1〜4の全てにおいて、比較した識別情報が一致したと判定した場合、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えることを指示する切替指示情報を通信制御部46へ出力してもよい。通信制御部46は、回線切替履歴情報に設定されている切替先アクセスポイントの周波数帯及び接続チャネル情報を指定して、モバイル回線接続部52との間に無線LAN通信回線を設定する。
例えば、判定部43は、図4に示す回線切替履歴情報を受け取り、さらに、通信装置40が図3に示すように移動した場合、比較処理1〜4の全てにおいて、比較した識別情報が一致したと判定する。
また、判定部43は、図4に示す回線切替情報を受け取り、さらに、通信装置40が図5に示すようにセルEからセルBへ移動した場合、比較処理1においては、比較した識別情報がセルBで一致する。しかし、比較処理2〜4においては、比較した識別情報は一致しない。通信装置40がセルE及びセルBに位置している際における周辺基地局の識別情報は、セルDとする。
判定部43は、例えば、比較処理1〜4の全てにおいて、比較した識別情報が一致した場合に、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えてもよく、もしくは、判定部43は、比較処理1〜4のうち、3つにおいて比較した識別情報が一致した場合にモバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えてもよい。判定部43が、比較処理1〜4のうち、いくつの比較結果が一致した場合にモバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えるかについては、ユーザが設定してもよい。
また、比較処理は、上述した比較処理1〜4に制限されず、回線切替履歴情報として保持されている情報の個数に応じて、5回以上実施されてもよい。
続いて、図6を用いて本発明の実施の形態2にかかる回線切替履歴情報の記録処理の流れについて説明する。はじめに、通信装置40は、モバイル通信回線を使用中の状態とする(S11)。例えば、通信装置40は、図3のようにセルAからセルBへ移動しており、現在は、基地局22と接続中であるとする。
次に、通信装置40は、通信装置40を操作するユーザの操作により、モバイル通信回線を無線LAN通信回線へ切り替える処理を実施する(S12)。次に、通信装置40は、接続基地局のセルID及び周辺基地局のセルIDを位置情報として記録する(S13)。例えば、履歴情報保持部41は、無線LAN通信回線へ切り替え処理が実行される直前に接続していた基地局22が形成するセルB及びセルBの周辺に位置するセルCを記録する。さらに、履歴情報保持部41は、基地局22に接続する前に接続していた基地局21が形成するセルA及びセルAの周辺に位置するセルCを記録する。
次に、無線LAN回線接続部51は、無線LAN通信回線に接続するために、無線LAN通信回線サーチを実施する(S14)。次に、無線LAN通信回線サーチによってアクセスポイントが検出され、無線LAN回線接続部51がアクセスポイントへ接続した場合(S15)、履歴情報保持部41は、ステップS13において記録した位置情報を回線切替履歴情報として記録する(S16)。
無線LAN通信回線サーチによってアクセスポイントが検出され、無線LAN回線接続部51がアクセスポイントへ接続できなかった場合(S15)、通信制御部46は、モバイル回線接続部52を介してモバイル通信回線へ接続する(S17)。次に、履歴情報保持部41は、ステップS13において記録した位置情報を破棄する(S18)。つまり、履歴情報保持部41は、ステップS13において記録した位置情報を回線切替履歴情報として記録しない。
続いて、図7を用いて、本発明の実施の形態2にかかる回線切替処理の流れについて説明する。ここでは、通信装置40における自律的な回線切替処理の流れについて説明する。
はじめに、判定部43は、位置情報取得部42から出力された情報によって、モバイル通信回線が切り替えられたことを検出する(S21)。例えば、判定部43は、接続基地局として基地局21に関する識別情報を保持している状態において、接続基地局として基地局22に関する識別情報を受け取った場合に、モバイル通信回線が切り替えられたと判定する。
次に、判定部43は、位置情報取得部42から出力された位置情報と、履歴情報保持部41から出力された回線切替履歴情報とを比較する(S22)。次に、判定部43は、比較処理1〜4の全てにおいて比較した識別情報が一致したか否かを判定する(S23)。
判定部43が、比較処理1〜4の全てにおいて比較した識別情報が一致したと判定した場合、判定部43は、切替指示情報を通信制御部46へ出力する。通信制御部46は、切替指示情報を受け取ると、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えて、無線LAN通信回線サーチを実施する(S25)。次に、無線LAN回線接続部51は、無線LAN通信回線サーチにおいて検出されたアクセスポイントへ接続する(S26)。
ステップS23において、判定部43は、比較処理1〜4の一部の比較処理において比較した識別情報が一致しないと判定した場合、モバイル通信回線から無線LAN通信回線への切り替え処理を実施しない(S24)。
以上説明したように、通信装置40は、ユーザから入力された切替指示情報に従ってモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えられた際に、回線切替履歴情報を生成することができる。さらに、通信装置40は、回線切替履歴情報と位置情報取得部42において取得された位置情報とを比較することによって、自律的にモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えるか否かを判定することができる。
通信装置40は、取得した情報を用いた比較処理を行うことによって、自律的にモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えるか否かの判定を行うことができる。通信装置40が、自律的にモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えるか否かの判定を行う際に実行する比較処理は、演算処理等の処理負荷の高い処理を実行する場合と比較して、処理負荷を軽減することができる。そのため、通信装置40は、消費電力の増加も抑制することができる。
(実施の形態3)
続いて、図8を用いて本発明の実施の形態3にかかる通信装置70の構成例について説明する。通信装置70は、図2の通信装置40に、GPS(Global Positioning System)信号受信部71が加えられた構成である。以下において、主に図2の通信装置40と異なる構成について説明する。
GPS信号受信部71は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPS信号受信部71は、GPS信号を履歴情報保持部41及び位置情報取得部42へ出力する。もしくは、GPS信号受信部71は、GPS信号から得られる座標情報を履歴情報保持部41及び位置情報取得部42へ出力する。
履歴情報保持部41及び位置情報取得部42は、モバイル回線接続部52から出力される接続基地局及び周辺基地局の識別情報の代わりにGPS信号から得られる座標情報を用いる。つまり、履歴情報保持部41及び位置情報取得部42は、通信装置70の位置をGPS信号から得られる座標情報を用いて特定する。
履歴情報保持部41は、ユーザから入力された切替指示情報に従ってモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えられた際の座標情報を回線切替履歴情報として保持する。また、履歴情報保持部41は、回線切替履歴情報に、無線LAN通信回線の接続周波数帯及び接続チャネル等の情報を座標情報に関連付けて保持してもよい。
位置情報取得部42は、所定期間毎に座標情報を判定部43へ出力する。所定期間とは、例えば、数秒もしくは数分等であってもよい。判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標情報から所定の距離以内のエリアに位置する場合、自律的にモバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替える切替指示を通信制御部46へ出力してもよい。
続いて、図9を用いて回線切替履歴情報の記録処理の流れについて説明する。ステップS31及びS32は、図6のステップS11及びS12と同様であるため説明を省略する。
ステップS32において、ユーザ操作によってモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えられると、履歴情報保持部41は、回線が切り替えられた際に位置していた座標情報を記録する。ステップS34〜S38は、図6のステップS14〜S18と同様であるため説明を省略する。
続いて、図10を用いて本発明の実施の形態3にかかる回線切替処理の流れについて説明する。ここでは、通信装置70における自律的な回線切替処理の流れについて説明する。
はじめに、判定部43は、5分おきに位置情報取得部42から出力された座標情報を受け取る(S41)。次に、判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の500メートル圏内であるか否かを判定する(S42)。
判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の500メートル圏内ではないと判定した場合、ステップS41の処理を繰り返す。
判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の500メートル圏内であると判定した場合、60秒おきに位置情報取得部42から出力された座標情報を受け取る(S43)。次に、判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の50メートル圏内であるか否かを判定する(S44)。
判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の50メートル圏内ではないと判定した場合、ステップS43の処理を繰り返す。
判定部43は、位置情報取得部42から出力された座標情報が、回線切替履歴情報の座標の50メートル圏内であると判定した場合、切替指示情報を通信制御部46へ出力する。通信制御部46は、切替指示情報を受け取ると、モバイル回線接続部52から無線LAN回線接続部51へ切り替えて、無線LAN通信回線サーチを実施する(S45)。次に、無線LAN回線接続部51は、無線LAN通信回線サーチにおいて検出されたアクセスポイントへ接続する(S46)。
ステップS41における座標情報の受け取り間隔は、5分に制限されず、ステップS43における座標情報の受け取り間隔は、60秒に制限されない。ステップS43における座標情報の受け取り間隔は、ステップS41における座標情報の受け取り間隔よりも短いとする。また、ステップS42における通信エリアは500メートル圏内に制限されず、ステップS44における通信エリアは、50メートル圏内に制限されない。ステップS44における通信エリアは、ステップS42における通信エリアよりも小さいとする。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかる通信装置70を用いることによって、GPS信号から得られる座標情報を用いて、自律的にモバイル通信回線から無線LAN通信回線へ切り替えるか否かを判定することができる。
通信装置70は、GPS信号から得られる座標情報を位置情報として用いることによって、自装置の正確な位置を推定することができる。
さらに、通信装置70は、回線切替履歴情報に示される位置に近づいた際に、座標情報を受け取る間隔を短くすることができる。つまり、通信装置70は、回線切替履歴情報に示される位置に近づくまで、座標情報を受け取る間隔を長くすることができる。これより、通信装置70が回線切替履歴情報に示される位置から離れている場合においても、ステップS43に示すように短い間隔にて座標情報を受け取る場合と比較して、GPS信号受信部71を有効にする時間を短くすることができる。また、回線切替履歴情報と座標情報との照合処理回数も、常に短い間隔にて座標情報を受け取る場合と比較して、抑えることができる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、通信装置における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に、前記通信回線が切り替えられる前に接続していた接続基地局の識別情報及び前記接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持する履歴情報保持部と、現在接続している接続基地局の識別情報と前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を取得する位置情報取得部と、前記履歴情報保持部において保持されている情報と、前記位置情報取得部において取得された情報とを用いて、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する判定部と、を備える通信装置。
(付記2)前記判定部は、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を、無線LAN通信回線に切り替えるか否かを判定する、付記1に記載の通信装置。
(付記3)前記履歴情報保持部は、前記周辺基地局の識別情報として、前記接続基地局に接続する前に接続していた接続基地局の識別情報を含み、前記位置情報取得部は、前記周辺基地局の識別情報として、前記現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の識別情報を含む情報を取得する、付記1または2に記載の通信装置。
(付記4)前記履歴情報保持部は、前記周辺基地局の識別情報として、前記接続基地局に接続する前に接続していた接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を含み、前記位置情報取得部は、前記周辺基地局の識別情報として、前記現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を含む情報を取得する、付記3に記載の通信装置。
(付記5)前記判定部は、前記現在接続している接続基地局の識別情報、前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報、前記現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の識別情報、及び、前記現在接続している接続基地局の前に接続していた接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報のうち少なくとも1つの識別情報が、前記履歴情報保持部に保持されている識別情報と一致する場合、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替える、付記4に記載の通信装置。
(付記6)ユーザの操作により通信回線が切り替えられた位置として、GPSによって特定された位置を履歴情報として保持する履歴情報保持部と、GPSによって特定された位置を現在の位置情報として取得する位置情報取得部と、前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる所定のエリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する判定部と、を備える通信装置。
(付記7)前記判定部は、第1の期間おきに受け取った前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる第1のエリア内に位置すると判定した場合、前記第1の期間よりも短い期間である第2の期間おきに前記位置情報を受け取り、前記第2の期間おきに受け取った前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示されている位置を用いて定められるエリアであって、前記第1のエリアよりも狭いエリアである第2のエリア内に位置すると判定した場合、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えると判定する、付記6に記載の通信装置。
(付記8)前記判定部は、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を、無線LAN通信回線に切り替えるか否かを判定する、付記6または7に記載の通信装置。
(付記9)ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に、前記通信回線が切り替えられる前に接続していた接続基地局の識別情報及び前記接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持し、現在接続している接続基地局の識別情報と前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を取得し、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に保持された情報と、現在接続している接続基地局の識別情報と前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報とを用いて、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する通信回線切替方法。
(付記10)ユーザの操作により通信回線が切り替えられた位置として、GPSによって特定された位置を履歴情報として保持し、GPSによって特定された位置を現在の位置情報として取得し、前記位置情報に示される位置が、前記履歴情報に示される位置を用いて定められる所定のエリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する通信回線切替方法。
(付記11)ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に、前記通信回線が切り替えられる前に接続していた接続基地局の識別情報及び前記接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を保持し、現在接続している接続基地局の識別情報と前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報を取得し、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた際に保持された情報と、現在接続している接続基地局の識別情報と前記現在接続している接続基地局の周辺に位置する周辺基地局の識別情報とを用いて、前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定することをコンピュータに実行させるプログラム。
10 通信装置
11 履歴情報保持部
12 位置情報取得部
13 判定部
20 基地局
21 基地局
22 基地局
30 基地局
40 通信装置
41 履歴情報保持部
42 位置情報取得部
43 判定部
44 LAN回線接続部
45 WAN回線接続部
46 通信制御部
51 無線LAN回線接続部
52 モバイル回線接続部
60 アクセスポイント
70 通信装置
71 GPS信号受信部

Claims (5)

  1. GPSによって特定された、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた切替位置保持する履歴情報保持部と、
    GPSによって特定された現在位置を取得する位置情報取得部と、
    前記取得された現在位置が、前記保持されている切替位置を基準とする第1エリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する判定部と、を備える通信装置。
  2. 前記判定部は、
    第1の期間おきに受け取った前記現在位置が、前記前記保持されている切替位置を基準とし且つ前記第1エリアよりも広くて前記第1エリアを含む第2エリア内に位置すると判定した場合、前記第1の期間よりも短い期間である第2の期間おきに前記現在置を受け取り、前記第2の期間おきに受け取った前記現在位置が、前記第1エリア内に位置すると判定した場合、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えると判定する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記判定部は、
    前記現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を、無線LAN通信回線に切り替えるか否かを判定する、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. GPSによって特定された、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた切替置を保持し、
    GPSによって特定された現在位置を取得し、
    前記取得された現在位置が、前記保持されている切替位置を基準とする第1エリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する、
    通信回線切替方法。
  5. 通信装置に、
    GPSによって特定された、ユーザの操作により通信回線が切り替えられた切替置を保持し、
    GPSによって特定された現在位置を取得し、
    前記取得された現在位置が、前記保持されている切替位置を基準とする第1エリア内に位置するか否かに基づいて、現在接続している接続基地局との通信において使用している通信回線を他の通信回線に切り替えるか否かを判定する、
    処理を、実行させるプログラム。
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