JP7095486B2 - 端末装置、通信方法、プログラム - Google Patents

端末装置、通信方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7095486B2
JP7095486B2 JP2018156639A JP2018156639A JP7095486B2 JP 7095486 B2 JP7095486 B2 JP 7095486B2 JP 2018156639 A JP2018156639 A JP 2018156639A JP 2018156639 A JP2018156639 A JP 2018156639A JP 7095486 B2 JP7095486 B2 JP 7095486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
station information
information
communication
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018156639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020031368A (ja
Inventor
和也 塚本
知弘 浅見
貴志 川田
雅恵 杜紅
渉 白井
涼 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2018156639A priority Critical patent/JP7095486B2/ja
Priority to US16/547,672 priority patent/US10849190B2/en
Publication of JP2020031368A publication Critical patent/JP2020031368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7095486B2 publication Critical patent/JP7095486B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/024Guidance services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、通信技術に関し、特に基地局装置との通信を実行する端末装置、通信方法、プログラムに関する。
端末装置は、基地局装置を介して他の端末装置と通信する。基地局装置からの信号の届かない通信圏外に端末装置が存在すれば、端末装置は通信不可能になる。通信圏外に存在する端末装置のユーザを通信圏内に移動するように誘導する技術において、各端末装置は、基地局装置から受信した信号の受信強度と位置情報とを取得し、近距離無線通信によって周囲の他の端末装置との間でこれらの情報を交換する。端末装置は、他の端末装置から受信したこれらの情報を地図上に表示して、端末装置のユーザに基地局装置の通信圏内への移動を促す(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-244942号公報
屋内などの局所的に受信状況が悪化する場所では、無線通信の環境の変化により、基地局装置からの信号が届かなくても、時間とともに届くようになることがある。そのため、ユーザはそのままの位置にとどまっておけばよい。一方、屋内などの局所的に受信状況が悪化する場所ではなく通信圏外では、新たな基地局装置を探索して、端末装置は新たな基地局装置と通信すべきである。しかしながら、端末装置は、屋内などの局所的に受信状況が悪化する場所であるのか、通信圏外であるのかを判別できないので、信号を受信できなくなると、新たな基地局装置を探索する。このような探索において、端末装置は、新たな基地局装置から送信される制御信号の受信を試みるので、探索中の通信が不可能になる。そのため、基地局装置の不必要な探索は抑制される方が好ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、基地局装置の不必要な探索を抑制する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、第1通信方式により複数の基地局装置のうちのいずれかと通信すると共に、基地局装置から受信した信号の受信強度である第1信号レベルを測定し、第1信号レベルと基地局装置の識別情報とを含む基地局情報である第1基地局情報を求める第1通信部と、第1通信方式とは異なった第2通信方式により他の端末装置に対して第1基地局情報を送信、または他の端末装置から基地局情報を第2基地局情報として受信し、受信した第2基地局情報の信号の受信強度である第2信号レベルを測定する第2通信部と、第1通信部が生成した第1基地局情報と、第2通信部が受信した第2基地局情報と、第2信号レベルを含む評価値とに基づいて、第1通信部に通信させるべき基地局装置を選択する制御部とを備える。制御部は、第1通信部が基地局装置の探索を開始する条件である第1信号レベルが第1しきい値以下である場合において、第2基地局情報が受信され、かつ第1基地局情報と第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一で、かつ評価値が第2しきい値よりも大きい場合に、第1通信部が通信する基地局装置を探索せず、現時点において通信している基地局装置との通信を継続させ、第2基地局情報が受信されず、または第1基地局情報と第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一でなく、または評価値が第2しきい値以下の場合に、第1通信部が通信する基地局装置を探索する
本発明の別の態様は、通信方法である。この方法は、第1通信方式により複数の基地局装置のうちのいずれかと通信すると共に、基地局装置から受信した信号の受信強度である第1信号レベルを測定し、第1信号レベルと基地局装置の識別情報とを含む基地局情報である第1基地局情報を求める第1のステップと、第1通信方式とは異なった第2通信方式により他の端末装置に対して第1基地局情報を送信、または他の端末装置から基地局情報を第2基地局情報として受信し、受信した第2基地局情報の信号の受信強度である第2信号レベルを測定する第2のステップと、第1通信部が生成した第1基地局情報と、第2通信部が受信した第2基地局情報と、第2信号レベルを含む評価値とに基づいて、第1通信部に通信させるべき基地局装置を選択する第3のステップとを含む。第3のステップとは、第1通信部が基地局装置の探索を開始する条件である第1信号レベルが第1しきい値以下である場合において、第2基地局情報が受信され、かつ第1基地局情報と第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一で、かつ評価値が第2しきい値よりも大きい場合に、第1通信部が通信する基地局装置を探索せず、現時点において通信している基地局装置との通信を継続させ、第2基地局情報が受信されず、または第1基地局情報と第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一でなく、または評価値が第2しきい値以下の場合に、第1通信部が通信する基地局装置を探索する、ことを端末装置に実行させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、基地局装置の不必要な探索を抑制できる。
実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図2の第2通信部において使用される信号のフォーマットを示す図である。 図2の端末装置による探索手順を示すフローチャートである。 図2の端末装置による別の探索手順を示すフローチャートである。 図2の端末装置によるさらに別の探索手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る通信システムの構成を示す図である。 実施例2に係る通信システムの別の構成を示す図である。 図9(a)-(b)は、実施例2に係る制御部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例は、複数の基地局装置のいずれかに端末装置が接続される通信システムに関する。通信システムの一例は、業務用無線システムである。端末装置は、接続中の基地局装置からの制御信号を受信できる通信圏から外れると、継続して通信するために、制御信号を受信可能な別の基地局装置に接続先を切り替える。このローミングにおいて、端末装置は、予め登録された周波数帯にわたって電界強度を測定し、良好な通信品質を確保できる新たな接続先となる基地局装置を選択する。この動作はスキャンあるいは探索と呼ばれ、一般的に、予め登録された複数の基地局装置の周波数チャネルの電界強度が順に測定される。
ローミングにおける切り替え先の基地局装置を決定する探索では、良好な通信品質を確保できる基地局装置であるかを判定するために、予め規定された時間にわたって電界強度を連続して観測する。これは通信品質が継続的に安定しているかを判定するために必要な時間であり、この間は通信不能となる。このような探索は、端末装置が基地局装置から受信する制御信号の受信強度がしきい値以下に低下したことを条件に開始される。これは、このような条件下において、端末装置が基地局装置の通信圏外に移動したとみなされるからである。しかしながら、受信強度の低下は、接続中の基地局装置の通信圏から別の基地局装置の通信圏へ移動した場合だけでなく、建物の中など障害物の影響を受けた場合でも生じる。後者の場合には探索を実行しても別の基地局装置が見つかることはなく、探索による無駄な通信不能時間が発生するだけである。このような場合には、探索を実行せずに、現在の接続先の基地局装置との通信を継続することが好ましい。
しかしながら、一般的には、制御信号の検索動作が開始すると、通信不能時間が増加してしまう。そのため、基地局装置の不必要な探索を抑制することが求められる。本実施例において、端末装置は、通信中の基地局装置からの制御信号の受信強度がしきい値以下になった場合に、近接通信により他の端末装置から、当該他の端末装置が通信中の基地局装置に関する基地局情報を受信する。他の端末装置が通信中の基地局装置と、本端末装置が通信中の基地局装置とが異なっていれば、本端末装置は、新たな基地局装置の検索を開始する。これは、端末装置が通信圏外に移動した場合に相当する。一方、他の端末装置が通信中の基地局装置と、本端末装置が通信中の基地局装置とが同一であれば、本端末装置は、新たな基地局装置の検索を開始せずに、現在通信中の基地局装置との通信を維持する。これは、局所的に受信状況が悪化している場合に相当する。
図1は、通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10と総称される第1端末装置10a、第2端末装置10b、第3端末装置10c、基地局装置12と総称される第1基地局装置12a、第2基地局装置12bを含む。ここで、端末装置10の数は「3」に限定されず、基地局装置12の数は「2」に限定されない。第1基地局装置12aは第1広域通信エリア14aを形成する。第1広域通信エリア14aは、第1基地局装置12aからの信号を受信可能なエリアであり、前述の通信圏に相当する。第2基地局装置12bも同様に第2広域通信エリア14bを形成し、第1広域通信エリア14aと第2広域通信エリア14bは広域通信エリア14と総称される。
第1端末装置10aは、第1広域通信エリア14a内に存在する。つまり、第1端末装置10aは、第1基地局装置12aからの制御信号を受信することによって、第1基地局装置12aと通信可能である。広域通信エリア14における通信の一例は業務用無線システムである。第1端末装置10aは、PTT(Push-To-Talk)に対応しており、PTTボタンが押し下げられることによって、音声信号が含まれた発呼信号を第1基地局装置12aに送信する。第1基地局装置12aに送信された発呼信号は、第1端末装置10a以外の端末装置10に受信される。一方、第1端末装置10aは、PTTボタンが押し下げられていない期間において、第1基地局装置12aからの発呼信号であって、第1端末装置10a以外の端末装置10から送信された発呼信号を受信する。第1端末装置10aは、発呼信号に含まれた音声信号を再生する。前者が発話者によって使用される場合に相当し、後者が受話者によって使用される場合に相当する。
第3端末装置10cは、第2広域通信エリア14b内に存在する。つまり、第3端末装置10cは、第2基地局装置12bからの制御信号を受信することによって、第2基地局装置12bと通信可能である。第3端末装置10cの構成は第1端末装置10aと同様であるので、ここでは説明を省略する。第2端末装置10bは、第1広域通信エリア14a内のポイントP1から、第1広域通信エリア14aと第2広域通信エリア14bとの境界近傍のポイントP2に移動する。第2端末装置10bの構成も第1端末装置10aと同様であるので、ここでは説明を省略する。
第1端末装置10aは第1狭域通信エリア16aを形成する。第1狭域通信エリア16aは、第1端末装置10aからの近接通信の信号を受信可能なエリアである。近接通信の一例は、Bluetooth(登録商標)である。以下では、業務用無線システムを「第1通信方式」と呼ぶ場合、Bluetoothを「第2通信方式」と呼ぶことがある。ここで、第1通信方式は業務用無線システムに限定されず、第2通信方式はBluetoothに限定されない。第2通信方式における通信可能な距離が第1通信方式における通信可能な距離よりも短ければよい。第3端末装置10cは第3狭域通信エリア16cを形成し、第1狭域通信エリア16aと第3狭域通信エリア16cは狭域通信エリア16と総称される。第2端末装置10bも第2狭域通信エリア16bを形成するが、第2狭域通信エリア16bの図示は省略される。
以下では、図1のように端末装置10と基地局装置12とが配置される状況を前提として、図2を使用しながら、端末装置10の構成を説明する。図2は、端末装置10の構成を示す。端末装置10は、操作部20、マイク22、スピーカ24、制御部26、第1通信部28、第2通信部30を含む。ここでは、(1)基本動作を説明してから、(2)基地局装置12の探索の第1処理を説明する。さらに、これらに続いて、(3)基地局装置12の探索の第2処理、(4)基地局装置12の探索の第3処理を説明する。
(1)基本動作
第1通信部28は、業務用無線システム等の第1通信方式により複数の基地局装置12のうちのいずれかと通信する。第1通信方式では複数の周波数チャネルが規定されており、各基地局装置12は、複数の周波数チャネルのうちのいずれかを選択し、選択した周波数チャネルにおいて制御信号を送信する。制御信号には、例えば、当該制御信号を送信している基地局装置12を識別するための識別情報(以下、「基地局ID」という)が含まれる。制御信号には、基地局ID以外にも、当該基地局装置12に関する情報が含まれてもよい。第1通信部28は、制御信号を受信することにより、基地局装置12に接続され、当該基地局装置12と通信可能になる。これらの処理には、業務用無線システム等において規定された公知の技術が使用されてもよい。
操作部20は、例えばPTTボタンであり、本端末装置10が発話者によって使用される場合に発呼信号を送信するために押し下げられる。一方、操作部20は、本端末装置10が受話者によって使用される場合に発呼信号を送信しないために押し下げられない。制御部26は、操作部20に接続され、操作部20の押し下げを検出する。制御部26は、検出結果をもとに、本端末装置10の処理を制御する。制御部26が操作部20の押し下げを検出している場合、マイク22は、発話者によって発せられる音声を受けつける。マイク22は、音声を電気信号に変換し、電気信号の音声(以下、これもまた「音声」という)を制御部26に出力する。制御部26は、マイク22から音声を受けつける。制御部26は、音声に対して符号化等の処理を実行することによって音声信号を生成する。
第1通信部28は、制御部26において生成された音声信号が含まれた発呼信号を生成する。発呼信号には、発呼信号の送信元である端末装置10のIDと、発呼信号の宛先である端末装置10のIDも含まれる。グループ通信である場合、発呼信号の宛先である端末装置10のIDの代わりに、発呼信号の宛先であるグループのIDが含まれてもよい。第1通信部28は、基地局装置12と通信可能である場合、基地局装置12に発呼信号を送信する。
制御部26が操作部20の押し下げを検出してない場合、第1通信部28は、基地局装置12からの発呼信号を受信する。当該発呼信号は、他の端末装置10から送信されている。第1通信部28は、発呼信号から音声信号を抽出するとともに、宛先となる端末装置10のIDを抽出する。第1通信部28は、抽出したIDが自装置のIDである場合、音声信号を制御部26に出力する。制御部26は、音声信号に対して復号等の処理を実行することによって、音声を取得する。制御部26は音声を再生してスピーカ24に出力する。スピーカ24は、外部に音声を出力する。
(2)基地局装置12の探索の第1処理
第1通信部28は、基地局装置12からの制御信号を受信している場合に、制御信号に含まれた基地局IDを制御部26に出力するとともに、制御信号を受信している周波数チャネルの情報(以下、「CH情報」という)を制御部26に出力する。また、第1通信部28は、制御信号の受信強度を測定し、測定した制御信号の受信強度の情報を制御部26に出力する。制御信号の受信強度の測定には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
第2通信部30は、Bluetooth等の第2通信方式により他の端末装置10と通信する。例えば、第2通信部30は、制御部26から基地局ID、CH情報、制御信号の受信強度の情報を受けつける。第2通信部30は、これらが含められた情報(以下、「基地局情報」という)を生成する。基地局情報は、端末装置10が通信中の基地局装置12に関する情報である。図3は、第2通信部30において使用される信号のフォーマットを示す。ここでは、基地局ID、CH情報、制御信号の受信強度の情報が含められるが、これらに限定されない。図2に戻る。
図1の第1端末装置10aの第2通信部30は、第1基地局装置12aの基地局ID、第1基地局装置12aにおいて使用される周波数チャネルのCH情報、第1基地局装置12aからの制御信号を受信した場合の受信強度の情報を基地局情報に含めて送信する。これは、例えば、Bluetooth LEのブロードキャスター型通信によりなされる。当該基地局情報は、第1狭域通信エリア16a内において受信可能である。また、第3端末装置10cの第2通信部30は、第2基地局装置12bの基地局ID、第2基地局装置12bにおいて使用される周波数チャネルのCH情報、第2基地局装置12bからの制御信号を受信した場合の受信強度の情報を基地局情報に含めて送信する。当該基地局情報は、第3狭域通信エリア16c内において受信可能である。基地局情報は、例えば、定期的に送信される。
例えば、図1の第2端末装置10bの第2通信部30は、第1狭域通信エリア16a内に進入した場合に、第1端末装置10aからの基地局情報を受信する。これは、他の端末装置10からの基地局情報であって、かつ他の端末装置10が通信中の基地局装置12に関する基地局情報を受信することに相当する。ここで、第2端末装置10bが基地局情報を送信しており、かつ第2端末装置10bの第2狭域通信エリア16b(図示せず)内に第1端末装置10aが進入する場合、第1端末装置10aは、第2端末装置10bからの基地局情報を受信可能である。
このような構成をもとに、ここでは、第2端末装置10bが図1のポイントP1に存在する場合を想定する。ポイントP1は、第1広域通信エリア14aおよび第1狭域通信エリア16a内であるにもかかわらず、第1基地局装置12aからの制御信号の受信強度が局所的に小さくなる地点である。つまり、ポイントP1は、局所的な不感地帯である。第2端末装置10bの制御部26は、制御信号の受信強度の情報を第1通信部28から受けつける。制御部26は、受けつけた受信強度がしきい値以下であった場合に、制御信号の受信が困難であることを認識する。これまでの端末装置10では、制御信号の受信が困難であることを認識した場合、広域通信エリア14の外に移動したと推定し、新たな基地局装置12を探索する。つまり、端末装置10は、周波数チャネルを変更しながら制御信号の受信を試みる。このような処理により、端末装置10は、一時的に通信不能状態となる。しかしながら、図1のポイントP1は第1広域通信エリア14aおよび第1狭域通信エリア16aの外ではないので、新たな基地局装置12を探索するよりも、第1基地局装置12aからの制御信号の受信強度が大きくなることを待つ方がよい場合もある。
そのため、本実施例に係る第2端末装置10bの制御部26は、第2通信部30において受信した基地局情報を使用して制御を実行する。制御部26は、基地局情報に含まれた基地局IDを取得する。この基地局IDは、図1の第1端末装置10aが通信中の第1基地局装置12aの基地局IDを示す。一方、制御部26は、第1通信部28が通信中の第1基地局装置12aの基地局IDも取得する。制御部26は、これらの基地局IDを比較する。制御部26は、これらの基地局IDが同一である(以下、「同一状態」という)ので、通信中の第1基地局装置12aとの通信を第1通信部28に維持させる。つまり、制御部26は、新たな基地局装置12の探索処理を第1通信部28に実行させない。このように制御部26は、近傍に存在する第1端末装置10aが第1基地局装置12aと通信していることを認識すると、第2端末装置10bも第1基地局装置12aと通信可能な位置に存在すると推定する。
次に、受けつけた受信強度がしきい値以下であった場合に、第2端末装置10bが図1のポイントP2に存在する場合を想定する。ポイントP2は、第3狭域通信エリア16c内であるので、第2端末装置10bの第2通信部30は、第3端末装置10cからの基地局情報を受信する。そのため、制御部26は、基地局情報に含まれた基地局IDであって、かつ第3端末装置10cが通信中の第2基地局装置12bの基地局IDを取得する。前述のごとく、制御部26は、第1通信部28が通信中の第1基地局装置12aの基地局IDも取得する。制御部26は、これらの基地局IDを比較する。制御部26は、これらの基地局IDが異なる(以下、「相違状態」という)ので、通信中の第1基地局装置12aとは異なる基地局装置12を第1通信部28に探索させる。このように制御部26は、近傍に存在する第3端末装置10cが第1基地局装置12aと通信していないことを認識すると、第2端末装置10bも第1基地局装置12aと通信不可能な位置に存在すると推定する。ここで、第1通信部28は、基地局情報に含まれた基地局IDの基地局装置12にローミングしてもよい。このように、制御部26は、基地局情報をもとに、新たな基地局装置12を探索させるか否かを決定する。これは、第1通信部28に通信させるべき基地局装置12を選択するともいえる。
(3)基地局装置12の探索の第2処理
基地局装置12の探索の第2処理では、第1処理と同様に、相違状態である場合に、第2端末装置10bの制御部26は、通信中の第1基地局装置12aとは異なる基地局装置12を第1通信部28に探索させる。一方、基地局装置12の探索の第2処理では、同一状態である場合に、第1処理とは異なった処理を実行する。
前述のごとく、第2通信部30において受信した基地局情報には、他の端末装置10が通信中の基地局装置12から受信した制御信号の受信強度の情報が含まれる。制御部26は、同一状態であっても、基地局情報に含まれた受信強度が別のしきい値以下であれば、通信中の第1基地局装置12aとは異なる基地局装置12を第1通信部28に探索させる。一方、制御部26は、同一状態である場合に、基地局情報に含まれた受信強度が別のしきい値よりも大きければ、通信中の第1基地局装置12aとの通信を第1通信部28に維持させる。このように制御部26は、近傍に存在する第1端末装置10aが第1基地局装置12aと通信しているが、第1端末装置10aにおける制御信号の受信強度が小さい場合に、第2端末装置10bが第1基地局装置12aと通信不可能な位置に存在すると推定する。
(4)基地局装置12の探索の第3処理
基地局装置12の探索の第3処理では、第1処理と同様に、相違状態である場合に、第2端末装置10bの制御部26は、通信中の第1基地局装置12aとは異なる基地局装置12を第1通信部28に探索させる。一方、基地局装置12の探索の第3処理では、同一状態である場合に、第1処理とは異なった処理を実行する。
第2通信部30は、基地局情報の受信強度を測定する。第2通信部30は、基地局情報の受信強度の情報を制御部26に出力する。制御部26は、同一状態であっても、第2通信部30において測定した基地局情報の受信強度が別のしきい値以下であれば、通信中の第1基地局装置12aとは異なる基地局装置12を第1通信部28に探索させる。一方、制御部26は、同一状態である場合に、第2通信部30において測定した基地局情報の受信強度よりも大きければ、通信中の第1基地局装置12aとの通信を第1通信部28に維持させる。
一般的に、基地局情報の受信強度が大きければ、当該基地局情報の送信元になる他の端末装置10と第2端末装置10bとの距離は近いといえる。このような状況において、他の端末装置10からの基地局情報は、第2端末装置10bにとって参考になる。そのため、同一状態であることの信頼性が高くなる。一方、基地局情報の受信強度が小さければ、当該基地局情報の送信元になる他の端末装置10と第2端末装置10bとの距離は遠いといえる。このような状況において、他の端末装置10からの基地局情報は、第2端末装置10bにとって参考にならない。そのため、同一状態であることの信頼性が低くなる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図4は、端末装置10による探索手順を示すフローチャートである。これは、第1処理を示す。第1通信部28において受信した制御信号の受信強度がしきい値以下となる(S10)。第2通信部30が基地局情報を受信しており(S12のY)、通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一である場合(S14のY)、制御部26は、現在の制御信号の受信の維持を決定する(S16)。これは周波数チャネルを維持することに相当する。第2通信部30が基地局情報を受信してない場合(S12のN)、あるいは通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一でない場合(S14のN)、制御部26は、新たな基地局装置12の探索を決定する(S18)。
図5は、端末装置10による別の探索手順を示すフローチャートである。これは、第2処理を示す。第1通信部28において受信した制御信号の受信強度がしきい値以下となる(S30)。第2通信部30が基地局情報を受信しており(S32のY)、通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一であり(S34のY)、基地局情報に含まれた受信強度が別のしきい値以下でない場合(S36のN)、制御部26は、現在の制御信号の受信の維持を決定する(S38)。第2通信部30が基地局情報を受信してない場合(S32のN)、あるいは通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一でない場合(S34のN)、あるいは基地局情報に含まれた受信強度が別のしきい値以下である場合(S36のY)、制御部26は、新たな基地局装置12の探索を決定する(S40)。
図6は、端末装置10によるさらに別の探索手順を示すフローチャートである。これは、第3処理を示す。第1通信部28において受信した制御信号の受信強度がしきい値以下となる(S50)。第2通信部30が基地局情報を受信している場合(S52のY)、第2通信部30は基地局情報の受信強度を測定する(S54)。通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一であり(S56のY)、基地局情報の受信強度が別のしきい値以下でない場合(S58のN)、制御部26は、現在の制御信号の受信の維持を決定する(S60)。第2通信部30が基地局情報を受信してない場合(S52のN)、あるいは通信中の基地局装置12と、基地局情報において示される基地局装置12とが同一でない場合(S56のN)、あるいは基地局情報の受信強度が別のしきい値以下である場合(S58のY)、制御部26は、新たな基地局装置12の探索を決定する(S62)。
本実施例によれば、第2通信方式により他の端末装置から受信した基地局情報であって、かつ他の端末装置が通信中の基地局装置に関する基地局情報をもとに、第1通信方式により通信させるべき基地局装置を選択するので、状況に応じて現在通信中の基地局装置も選択できる。また、状況に応じて現在通信中の基地局装置が選択されるので、基地局装置の不必要な探索を抑制できる。また、基地局装置の不必要な探索が抑制されるので、通信不能時間を減少できる。また、通信不能時間が減少するので、通信を安定させることができる。また、基地局装置から受信した制御信号の受信強度がしきい値以下であった場合に、受信した基地局情報をもとに、基地局装置の選択を実行するので、制御信号の受信状況が悪化した場合に、基地局装置を選択できる。
また、通信中の基地局装置と、基地局情報によって示される基地局装置とが異なる場合、通信中の基地局装置とは異なる基地局装置を探索させるので、新たな基地局装置に接続できる。また、通信中の基地局装置と、基地局情報によって示される基地局装置とが同一である場合、通信中の基地局装置との通信を維持させるので、基地局装置の不必要な探索を抑制できる。また、近接通信により周辺の他の端末装置での受信状況を加味して圏内・圏外の判定を行うので、不必要な制御信号の検索動作を抑制できる。また、探索の実行条件として受信強度による判定だけでなく、近傍に存在する他の端末装置かの基地局情報を判定に加えるので、現在使用している基地局装置の通信圏内であるかの判定精度を向上できる。また、現在使用している基地局装置の通信圏内であるかの判定精度が向上するので、通信圏内の劣悪な受信環境へ移動した場合に不要な探索の実行を防止できる。
また、通信中の基地局装置と、基地局情報によって示される基地局装置とが同一であっても、基地局情報に含まれた受信強度が別のしきい値以下であれば、通信中の基地局装置とは異なる基地局装置を探索させるので、通信状況を改善できる。また、通信中の基地局装置と、基地局情報によって示される基地局装置とが同一であっても、基地局情報の受信強度が別のしきい値以下であれば、通信中の基地局装置とは異なる基地局装置を探索させるので、信頼性の低い基地局情報を無視できる。
(実施例2)
次に実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、複数の基地局装置のいずれかに端末装置が接続される通信システムに関する。実施例2に係る端末装置は、実施例1と同様に、他の端末装置から受信した基地局情報を使用して、通信すべき基地局装置の選択を実行する。実施例1では、1つの他の端末装置から基地局情報を受信している。一方、実施例2では、複数の他の端末装置から基地局装置を受信する。実施例2に係る通信システム100、端末装置10は、図1、図2と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
実施例1における第2端末装置10bの制御部26は、第1通信部28から受けつけた受信強度がしきい値以下であった場合に、第2通信部30において受信した基地局情報を使用して制御を実行している。実施例2における第2端末装置10bの制御部26も、実施例1と同様に、第1通信部28から受けつけた受信強度がしきい値以下であった場合に、第2通信部30において受信した基地局情報を使用して制御を実行してもよい。以下では、これを「第1状態」ともいう。また、実施例2における第2端末装置10bの制御部26は、第2端末装置10bが起動する場合に、第2通信部30において受信した基地局情報を使用して制御を実行してもよい。以下では、これを「第2状態」ともいう。つまり、端末装置10が起動された直後に制御信号を検索するために、基地局情報が使用されてもよい。
図7は、通信システム100の構成を示す。これまでと同様に、第1端末装置10aは第1基地局装置12aに接続され、第3端末装置10cは第2基地局装置12bに接続される。また、第1端末装置10aは第1狭域通信エリア16aを形成し、第3端末装置10cは第3狭域通信エリア16cを形成する。ここでは、第1狭域通信エリア16aの一部と第3狭域通信エリア16cの一部が重複する。重複した部分に第2端末装置10bは存在する。そのため、第2端末装置10bの第2通信部30は、第1端末装置10aからの基地局情報を受信するとともに、第3端末装置10cからの基地局情報を受信する。また、第2通信部30は、各基地局情報の受信強度を測定する。
制御部26は、第2通信部30において測定した各基地局情報の受信強度をもとにいずれかの基地局情報を選択する。例えば、測定した受信強度が最大の基地局情報を選択する。第1状態において制御部26は、選択した基地局情報をもとに、新たな基地局装置12を探索させるか否かを決定する。この処理は実施例1と同様である。一方、第2状態において制御部26は、選択した基地局情報をもとに基地局装置12の選択を実行する。例えば、制御部26は、基地局情報に含まれたCH情報によって示された周波数チャネルを第1通信部28に設定させ、基地局情報に含まれた基地局IDの基地局装置12からの制御信号を第1通信部28に受信させる。
図8は、通信システム100の別の構成を示す。図7と同様に、第1端末装置10aは第1狭域通信エリア16aを形成し、第3端末装置10cは、第3狭域通信エリア16cを形成する。また、第4端末装置10dは第4狭域通信エリア16dを形成し、第5端末装置10eは第5狭域通信エリア16eを形成する。第4端末装置10d、第5端末装置10eもいずれかの基地局装置12に接続される。ここでは、第1狭域通信エリア16a、第3狭域通信エリア16c、第4狭域通信エリア16d、第5狭域通信エリア16eの一部が重複する。重複した部分に第2端末装置10bは存在する。そのため、第2端末装置10bの第2通信部30は、第1端末装置10a、第3端末装置10c、第4端末装置10d、第5端末装置10eのそれぞれから基地局情報を受信する。また、第2通信部30は、各基地局情報の受信強度を測定する。
制御部26は、第2通信部30において測定した各基地局情報の受信強度を受けつける。制御部26は、各基地局情報の受信強度をポイント(以下、「第1ポイント」という)に変換する。この変換のために、制御部26はテーブルを記憶する。図9(a)-(b)は、制御部26に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図9(a)は、基地局情報の受信強度を第1ポイントに変換するためのテーブルを示す。ここで、複数種類のしきい値として、「A1」、「A2」、「A3」、「A4」(A1>A2>A3>A4)が規定される。制御部26は、基地局情報の受信強度が条件を満たす第1ポイントを基地局情報毎に抽出する。ここで、基地局情報の受信強度が大きくなるほど、第1ポイントが大きくなる。図9(b)は後述して、図2に戻る。
制御部26は、各基地局情報から基地局IDと制御信号の受信強度とを抽出する。制御部26は、各基地局情報に対して制御信号の受信強度をポイント(以下、「第2ポイント」という)に変換する。図9(b)は、制御信号の受信強度を第2ポイントに変換するためのテーブルを示す。ここで、複数種類のしきい値として、「B1」、「B2」、「B3」、「B4」(B1>B2>B3>B4)が規定される。制御部26は、制御信号の受信強度が条件を満たす第2ポイントを基地局情報毎に抽出する。ここで、制御信号の受信強度が大きくなるほど、第2ポイントが大きくなる。図2に戻る。
制御部26は、1つの基地局情報についての第1ポイントと第2ポイントとを対応づけるとともに、当該1つの基地局情報に含まれた基地局IDもそれらに対応づける。また、制御部26は、第1ポイントと第2ポイントとを加算することによって、当該1つの基地局情報についてのポイントを導出する。ここで、制御部26は、第1ポイントと第2ポイントとを乗算することによって、当該1つの基地局情報についてのポイントを導出してもよい。制御部26は、各基地局情報に対して同様の処理を実行することによって、基地局IDとポイントの組合せを基地局情報毎に導出する。さらに、制御部26は、基地局ID毎にポイントの平均値を導出する。制御部26は、最大の平均値を有する基地局IDの基地局装置12を接続対象として選択する。つまり、制御部26は、基地局情報の受信強度と制御信号の受信強度との組合せをもとに、基地局装置12の選択を実行する。
本実施例によれば、本端末装置が起動する場合に、受信した基地局情報をもとに、基地局装置の選択を実行するので、接続を高速化できる。また、複数の他の端末装置のそれぞれから基地局情報を受信した場合に、各基地局情報の受信強度をもとにいずれかの基地局情報を選択するので、基地局情報の選択精度を向上できる。また、複数の他の端末装置のそれぞれから基地局情報を受信した場合に、各基地局情報の受信強度と、各基地局情報に含まれた受信強度との組合せをもとに、基地局装置の選択を実行するので、基地局装置の選択精度を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例によれば、通信システム100として、業務用無線システムが使用されている。しかしながらこれに限らず例えば、業務用無線システム以外の携帯電話等の無線通信システムが使用されてもよい。本変形例によれば、システムの自由度を向上できる。
10 端末装置、 12 基地局装置、 20 操作部、 22 マイク、 24 スピーカ、 26 制御部、 28 第1通信部、 30 第2通信部、 100 通信システム。

Claims (6)

  1. 第1通信方式により複数の基地局装置のうちのいずれかと通信すると共に、前記基地局装置から受信した信号の受信強度である第1信号レベルを測定し、前記第1信号レベルと基地局装置の識別情報とを含む基地局情報である第1基地局情報を求める第1通信部と、
    前記第1通信方式とは異なった第2通信方式により他の端末装置に対して前記第1基地局情報を送信、または前記他の端末装置から前記基地局情報を第2基地局情報として受信し、受信した前記第2基地局情報の信号の受信強度である第2信号レベルを測定する第2通信部と、
    前記第1通信部が生成した前記第1基地局情報と、前記第2通信部が受信した前記第2基地局情報と、前記第2信号レベルを含む評価値とに基づいて、前記第1通信部に通信させるべき基地局装置を選択する制御部とを備え
    前記制御部は、前記第1通信部が基地局装置の探索を開始する条件である前記第1信号レベルが第1しきい値以下である場合において、
    前記第2基地局情報が受信され、かつ前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一で、かつ前記評価値が第2しきい値よりも大きい場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索せず、現時点において通信している基地局装置との通信を継続させ、
    前記第2基地局情報が受信されず、または前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一でなく、または前記評価値が第2しきい値以下の場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索する、
    ことを特徴とする端末装置。
  2. 前記第2通信部は、複数の前記他の端末装置から前記基地局情報を受信し、受信した複数の前記基地局情報の信号の受信強度が最大である前記基地局情報を前記第2基地局情報とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部で用いる前記評価値は、前記第2基地局情報に含まれる前記第1信号強度を変換したポイント値と前記第2信号強度を変換したポイント値との演算値である、請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記制御部は、本端末装置が起動する際に、前記第2通信部において受信した前記第2基地局情報をもとに、基地局装置の選択を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 第1通信方式により複数の基地局装置のうちのいずれかと通信すると共に、前記基地局装置から受信した信号の受信強度である第1信号レベルを測定し、前記第1信号レベルと基地局装置の識別情報とを含む基地局情報である第1基地局情報を求める第1のステップと、
    前記第1通信方式とは異なった第2通信方式により他の端末装置に対して前記第1基地局情報を送信、または前記他の端末装置から前記基地局情報を第2基地局情報として受信し、受信した前記第2基地局情報の信号の受信強度である第2信号レベルを測定する第2のステップと、
    前記第1通信部が生成した前記第1基地局情報と、前記第2通信部が受信した前記第2基地局情報と、前記第2信号レベルを含む評価値とに基づいて、前記第1通信部に通信させるべき基地局装置を選択する第3のステップとを含み、
    前記第3のステップとは、前記第1通信部が基地局装置の探索を開始する条件である前記第1信号レベルが第1しきい値以下である場合において、
    前記第2基地局情報が受信され、かつ前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一で、かつ前記評価値が第2しきい値よりも大きい場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索せず、現時点において通信している基地局装置との通信を継続させ、
    前記第2基地局情報が受信されず、または前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一でなく、または前記評価値が第2しきい値以下の場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索する、
    ことを端末装置に実行させることを特徴とする通信方法。
  6. 第1通信方式により複数の基地局装置のうちのいずれかと通信すると共に、前記基地局装置から受信した信号の受信強度である第1信号レベルを測定し、前記第1信号レベルと基地局装置の識別情報とを含む基地局情報である第1基地局情報を求める第1のステップと、
    前記第1通信方式とは異なった第2通信方式により他の端末装置に対して前記第1基地局情報を送信、または前記他の端末装置から前記基地局情報を第2基地局情報として受信し、受信した前記第2基地局情報の信号の受信強度である第2信号レベルを測定する第2のステップと、
    前記第1通信部が生成した前記第1基地局情報と、前記第2通信部が受信した前記第2基地局情報と、前記第2信号レベルを含む評価値とに基づいて、前記第1通信部に通信させるべき基地局装置を選択する第3のステップとを含み、
    前記第3のステップとは、前記第1通信部が基地局装置の探索を開始する条件である前記第1信号レベルが第1しきい値以下である場合において、
    前記第2基地局情報が受信され、かつ前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一で、かつ前記評価値が第2しきい値よりも大きい場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索せず、現時点において通信している基地局装置との通信を継続させ、
    前記第2基地局情報が受信されず、または前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とに含まれる基地局装置の識別情報が同一でなく、または前記評価値が第2しきい値以下の場合に、前記第1通信部が通信する基地局装置を探索する、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2018156639A 2018-08-23 2018-08-23 端末装置、通信方法、プログラム Active JP7095486B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018156639A JP7095486B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 端末装置、通信方法、プログラム
US16/547,672 US10849190B2 (en) 2018-08-23 2019-08-22 Terminal device, communication method, and recording medium for performing communication with base station device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018156639A JP7095486B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 端末装置、通信方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020031368A JP2020031368A (ja) 2020-02-27
JP7095486B2 true JP7095486B2 (ja) 2022-07-05

Family

ID=69583729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018156639A Active JP7095486B2 (ja) 2018-08-23 2018-08-23 端末装置、通信方法、プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10849190B2 (ja)
JP (1) JP7095486B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2603516A (en) * 2021-02-05 2022-08-10 Aptiv Tech Ltd Apparatus and method for serial data communication between a master device and peripheral devices
JP2023141283A (ja) * 2022-03-23 2023-10-05 株式会社Jvcケンウッド 無線通信装置、および無線通信方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514778A (ja) 2008-03-03 2011-05-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド 支援付初期ネットワーク捕捉およびシステム決定
US20150358896A1 (en) 2013-01-16 2015-12-10 A2Uict Co., Ltd. Method for discovering radio access technology by mobile communication terminal and wireless access system therefor
JP2016500496A (ja) 2012-12-18 2016-01-12 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 協働サーチを通じた向上した省電力化
US20160081009A1 (en) 2014-09-11 2016-03-17 Laird Technologies, Inc. Bluetooth assisted cooperative wifi scan and roam
JP2017537526A (ja) 2014-10-30 2017-12-14 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ネットワーク発見

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020028655A1 (en) * 2000-07-14 2002-03-07 Rosener Douglas K. Repeater system
US6775242B2 (en) * 2001-07-09 2004-08-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for time-aligning transmissions from multiple base stations in a CDMA communication system
US6906996B2 (en) * 2002-05-20 2005-06-14 Qualcomm Inc Multiple modulation wireless transmitter
KR100913881B1 (ko) * 2002-12-18 2009-08-26 삼성전자주식회사 휴대통신단말기의 위치정보 제공시스템 및 방법
EP1458148A1 (en) * 2003-03-10 2004-09-15 Sony International (Europe) GmbH Quality of Service (QoS) -aware handover procedure for Ad-Hoc networks
BRPI0418696A (pt) * 2004-04-02 2007-06-12 Qualcomm Inc métodos e equipamentos para sistemas de determinação de posição assistida por sinalizador
US7495608B1 (en) * 2006-06-16 2009-02-24 Cellco Partnership Position determination using almanac for virtual base stations
CN101212809B (zh) * 2006-12-29 2012-11-14 朗迅科技公司 处理无线通信系统内的覆盖的方法
JP2008244942A (ja) 2007-03-28 2008-10-09 Nec Corp 携帯端末及びその電波状況確認方法
US8040219B2 (en) * 2008-11-06 2011-10-18 Sony Ericsson Mobile Communications Ab System and method for in-building location determination
US8355751B2 (en) * 2009-02-18 2013-01-15 Research In Motion Limited Automatic activation of speed measurement in mobile device based on available motion indicia
KR20110051096A (ko) * 2009-11-09 2011-05-17 주식회사 팬택 이종망에서 간섭 조절 방법 및 클러스터, 클러스터의 신규 등록방법
US8737987B1 (en) * 2011-02-23 2014-05-27 Sprint Communications Company L.P. Enhanced wireless device network rescan rate determination
KR101105848B1 (ko) * 2011-04-14 2012-01-13 한국과학기술원 센서를 포함하는 이동 단말기, 이를 포함하는 무선 네트워크 시스템 및 무선 네트워크 시스템의 스캐닝 방법
JP2013090065A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Fujitsu Mobile Communications Ltd 無線端末装置、及び無線通信方法
US9992714B1 (en) * 2012-10-24 2018-06-05 Sprint Spectrum L.P. Dynamic management of handoff based on detected network
KR101800980B1 (ko) * 2013-07-12 2017-11-23 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 네트워크 시스템, 휴대 단말 장치 및 대상 기기 특정 방법
KR20180030878A (ko) * 2015-07-17 2018-03-26 에이비엘 아이피 홀딩, 엘엘씨 소프트웨어 구성가능한 라이팅 디바이스
CN108293237B (zh) * 2015-12-09 2020-06-26 三菱电机株式会社 位置确定装置、通信终端和计算机能读取的记录介质
US10575182B2 (en) * 2016-11-08 2020-02-25 Phazr, Inc. Methods and systems for channel mapping in a communication network
US11089997B2 (en) * 2017-01-11 2021-08-17 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Patient-specific calibration of pain quantification
US10382986B2 (en) * 2017-03-17 2019-08-13 At&T Mobility Ii Llc Facilitating mobile device self-optimizing technology selection thresholds in a wireless communication system
CN110663206B (zh) * 2017-03-23 2022-11-01 弗劳恩霍夫应用研究促进协会 在移动通信网络中发送数据分组的方法、装置和介质
EP3628133B1 (en) * 2017-05-04 2024-01-10 Koninklijke Philips N.V. Intra-group communication
WO2018217860A1 (en) * 2017-05-23 2018-11-29 BXB Digital Pty Limited Systems and methods for quality monitoring of assets

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514778A (ja) 2008-03-03 2011-05-06 クゥアルコム・インコーポレイテッド 支援付初期ネットワーク捕捉およびシステム決定
JP2016500496A (ja) 2012-12-18 2016-01-12 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 協働サーチを通じた向上した省電力化
US20150358896A1 (en) 2013-01-16 2015-12-10 A2Uict Co., Ltd. Method for discovering radio access technology by mobile communication terminal and wireless access system therefor
US20160081009A1 (en) 2014-09-11 2016-03-17 Laird Technologies, Inc. Bluetooth assisted cooperative wifi scan and roam
JP2017537526A (ja) 2014-10-30 2017-12-14 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ネットワーク発見

Also Published As

Publication number Publication date
US10849190B2 (en) 2020-11-24
JP2020031368A (ja) 2020-02-27
US20200068657A1 (en) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8995414B2 (en) Location aware background access point scanning for WLAN
JP5671879B2 (ja) 無線通信装置、プログラム、無線通信方法、および無線通信システム
JP5059588B2 (ja) 無線通信システム、移動局、基地局、無線通信方法
JP4218697B2 (ja) マルチホップネットワークにおけるハンドオーバ方法、移動通信端末、基地局及びハンドオーバ制御プログラム
US9008649B2 (en) Radio terminal and radio communication method
US20100093280A1 (en) Bluetooth connection method and apparatus
JP2009159275A (ja) 無線通信装置
JP7095486B2 (ja) 端末装置、通信方法、プログラム
JP4807139B2 (ja) ハンドオーバー処理システム及びハンドオーバー処理方法
CN114556805A (zh) 用于由语音助手处理的语音命令的中继设备、语音助手和无线网络
US10375550B2 (en) Control apparatus and communication terminal
US9775104B2 (en) Management device, terminal device, management method, channel scanning method, and memory medium that carry out channel scanning processing of wireless circuit
CN110602738B (zh) 网络连接方法、装置及电子装置
JPWO2018220962A1 (ja) 通信装置および通信システム
US10609588B2 (en) Control device, control method, and recording medium for controlling channels
US20210029609A1 (en) Communication system, relay station, and mobile station that perform relay communication and direct communication
JP2010219755A (ja) 無線通信端末
JP2002159039A (ja) 移動無線通信管理システム
JP2021182656A (ja) 無線通信装置および無線通信方法
JP2009111651A (ja) 基地局および無線通信システム
JP6038576B2 (ja) 通信回線利用判定装置
JP2006101342A (ja) 移動通信端末および移動通信端末の基地局接続先の切替判定方法
WO2024061094A1 (zh) 用户设备、无线通信方法和计算机可读存储介质
JP3889923B2 (ja) 無線通信システム用端末装置
JP2006093926A (ja) 無線ネットワーク接続機器特定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7095486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150