JP2021182656A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】BSSで使用されるチャネルの周波数帯域をより適切に決定することを可能にする。【解決手段】OBSS(Overlap Basic ServiceSet)で使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信する無線通信部と、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS(Basic Service Set)で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する制御部と、を備える、無線LANのアクセスポイントとして機能する無線通信装置が提供される。【選択図】図14

Description

本開示は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)システムにおける通信をより適切なものとするための技術が盛んに開発されている。例えば、以下の特許文献1には、ある基本サービスセット(以降「BSS(Basic Service Set)」と呼称する)を形成するアクセスポイント(以降「AP」と呼称する)が、1つ以上のプライマリチャネル(または主チャネル)以外に1つ以上のセカンダリチャネル(または補助チャネル)を設ける技術が開示されている。さらに、APが当該セカンダリチャネルを下りリンク用チャネルとして使用する場合において、当該下りリンク用チャネル(セカンダリチャネル)用の周波数帯域を隣接する他のBSS(以降「OBSS(Overlap
Basic Service Set)」と呼称する)のプライマリチャネルの周波数帯域と重複しないように設定する技術が開示されている。これによって、1つのAPに多数のステーション(以降「STA(Station)」と呼称する)が無線接続された状況においてAPのデータ送信遅延が減少し、システム性能が高められる。
特表2017−505082号公報
しかし、特許文献1に記載の技術などによっては、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を適切に決定することができない場合があった。例えば、無線LANのAPは、自己が形成するBSSで行われる通信において、所定の設定や動作が行われない限り(例えば、ユーザが意図して所定の設定をしない限り)製造時に初期設定されたチャネルの周波数帯域を変更することなく使用し続ける場合がある。これによって、使用チャネルが当該BSSと重複するOBSSが存在する場合、BSSで通信される信号とOBSSで通信される信号によって干渉が発生してしまう。
そこで、本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域をより適切に決定することが可能な、新規かつ改良された無線通信装置および無線通信方法を提供する。
本開示によれば、OBSS(Overlap Basic Service Set)で使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信する無線通信部と、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS(Basic Service Set)で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する制御部と、を備える、無線LANのアクセスポイントとして機能する無線通信装置が提供される。
また、本開示によれば、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信することと、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSSで使用されるチャネルの周波数帯域を決定することと、を有する、無線LANのアクセスポイントにより実行される無線通信方法が提供される。
また、本開示によれば、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する信号生成部と、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信する無線通信部と、を備える、無線LANのステーションとして機能する無線通信装置が提供される。
また、本開示によれば、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成することと、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信することと、を有する、無線LANのステーションにより実行される無線通信方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域をより適切に決定することが可能になる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
無線LANシステムの構成例を示す図である。 AP100による使用チャネルの設定方法の具体例について説明するための図である。 AP100による使用チャネルの設定方法の具体例について説明するための図である。 AP100による使用チャネルの設定方法の具体例について説明するための図である。 AP100およびSTA200の処理フロー例を示すシーケンス図である。 チャネル通知信号の構成例を示す図である。 チャネル通知信号におけるChannel UsageMapについて説明するための図である。 チャネル通知信号におけるChannel UsageMapについて説明するための図である。 チャネル通知信号におけるChannel UsageMapについて説明するための図である。 チャネル通知信号におけるChannel UsageMapについて説明するための図である。 チャネル通知信号におけるAnnounce Typeについて説明するための図である。 AP100の機能構成例を示すブロック図である。 STA200の機能構成例を示すブロック図である。 AP100の無線通信モジュール101、およびSTA200の無線通信モジュール201の機能構成例を示すブロック図である。 チャネル使用状況をスキャンする処理の例を示すフローチャートである。 チャネルの設定処理の例を示すフローチャートである。 チャネルの設定処理の例を示すフローチャートである。 チャネルの反映処理の例を示すフローチャートである。 チャネルの反映処理の例を示すフローチャートである。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 無線アクセスポイントの概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.背景
2.実施形態
2.1.概要
2.2.フレーム構成例
2.3.機能構成例
2.4.処理フロー例
3.応用例
4.まとめ
<1.背景>
まず、本開示の背景について説明する。
OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)などの技術が利用される従来からの無線LANシステムの規格であるIEEE802.11aやIEEE802.11gなどに準拠した通信方式においては、基本的に周波数帯域幅として20[MHz]が設定され、これが1つのチャネルとして定義されている。
しかし、通信速度の高速化の要請から、後継規格であるIEEE802.11nに準拠した通信方式においては、隣接する2つのチャネルで同時に通信を行う技術が採用されるようになった。さらに、IEEE802.11acに準拠した通信方式においては、より多くのチャネルをまとめて通信に使用可能なチャネルボンディング技術が採用され、最大で8チャネル、周波数帯域幅160[MHz]までを同時に通信に用いることが可能になっている。
上記を踏まえると、今後においても通信速度の更なる高速化の需要が高まることが予想され、例えば、さらに多くのチャネルを用いる通信技術が開発されることが予想される。
ここで、従来からのマルチチャネルを使用した通信方法おいては、プライマリチャネルにおいて所定のアクセス制御により伝送路へのアクセスが可能となった場合に、セカンダリチャネルが使用されていなければ、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを併せて通信に使用することが可能であった。例えば、20[MHz]のプライマリチャネルにおいて所定のアクセス制御により伝送路へのアクセスが可能となった場合に、20[MHz]のセカンダリチャネルが使用されていなければ、これらを合せて40[MHz]のプライマリチャネルとして使用することが可能であった。同様に、40[MHz]のプライマリチャネルと40[MHz]のセカンダリチャネルを合せて80[MHz]のプライマリチャネルとして使用することや、80[MHz]のプライマリチャネルと80[MHz]のセカンダリチャネルを合せて160[MHz]のプライマリチャネルとして使用することなどが可能であった。
しかしながら、上記のとおり、従来からの無線LANシステムにおいては、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域をAPが適切に決定することができない場合があった。例えば、APは、自己が形成するBSSで行われる通信において、所定の設定や動作が行われない限り(例えば、ユーザが意図して所定の設定をしない限り)製造時に初期設定されたチャネル(例えば、プライマリチャネルやセカンダリチャネルなどを含む)の周波数帯域を変更することなく使用し続ける場合がある。これによって、使用チャネルが当該BSSと重複するOBSSが存在する場合、BSSで通信される信号とOBSSで通信される信号によって干渉が発生してしまう。
また、上記の特許文献1に記載の技術は、下りリンク用チャネルの周波数帯域をOBSSのプライマリチャネルの周波数帯域と重複しないように適切に設定することができるが、それ以外の通常双方向で利用されるチャネルや上りリンク用チャネルの周波数帯域を適切に設定することについては考慮されていない。したがって、上り通信においてはBSSとOBSSとの間で干渉が発生する場合がある。
また、上記の特許文献1には、ネットワークの中心領域と境界領域とで使用される下りリンク用チャネルを異なるものとすることで、BSSとOBSSとの間での干渉を抑制する技術が開示されている。しかし、あるBSSについてOBSSが多数存在する場合には、ネットワークの中心領域と境界領域とで使用される下りリンク用チャネルを異なるものとすることができない状況が発生する可能性がある。
本件の開示者は、これらの事情に鑑みて本開示に係る技術を創作するに至った。本開示に係るAP100は、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信し、当該OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSSで使用されるチャネルの周波数帯域を決定する。より具体的には、AP100は、OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSSで使用されるチャネル(プライマリチャネルおよびセカンダリチャネル)の周波数帯域を動的に変更する。また、STA200は、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成し、当該信号をBSSに所属するAP100に対して送信する。
これによって、AP100は、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域をより適切に決定することができる。より具体的には、AP100は、BSSで使用されるチャネル(プライマリチャネルおよびセカンダリチャネル)の周波数帯域を動的に変更することで、BSSの信号とOBSSの信号による干渉の発生を抑制することができる。
また、AP100は、下りリンク用チャネルだけでなく、それ以外の通常双方向で利用されるチャネルや上りリンク用の通信にも利用できるチャネルの周波数帯域も、OBSSで使用されるチャネルの周波数帯域と重複しないように設定することができるため、下り通信だけでなく上り通信においても、BSSの信号とOBSSの信号による干渉の発生を抑制することができる。
さらに、あるBSSについてOBSSが多数存在する場合においても、AP100が、BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を、OBSSで使用されるチャネルの周波数帯域と重複しないように設定できる可能性が高くなる。以降では、本開示の一実施形態について詳細に説明していく。
<2.実施形態>
(2.1.概要)
上記では、本開示の背景について説明した。続いて、本開示の一実施形態の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る無線LANシステムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る無線LANシステムは、AP100と、STA200と、を備える。そして、1台のAP100と、1台以上のSTA200と、によってBSS10が構成される。本実施形態では、AP100aがBSS10aを形成し、当該BSS10aに所属するSTA200a−1およびSTA200a−2がBSS10aの領域内に位置している。また、AP100bが、BSS10aにとってOBSSにあたるBSS10bを形成し、当該BSS10bに所属するSTA200b−1およびSTA200b−2がBSS10bの領域内に位置している。そして、互いに異なるBSS10に所属するSTA200a−2とSTA200b−1が、互いの送信信号を受信可能な位置に存在しているため、互いの送信信号によって干渉が発生する可能性がある。
なお、本開示が適用される無線LANシステムの構成は図1の例に限定されない。例えば、AP100およびSTA200の台数、位置関係、および通信可能な範囲の態様は特に限定されない。
ここでAP100は、上記のとおり、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信し、当該OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する。より具体的には、AP100は、OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるチャネル(プライマリチャネルおよびセカンダリチャネル)の周波数帯域を動的に変更する。
「OBSSで使用されるチャネルに関する情報」は、OBSSで使用されるプライマリチャネルに関する情報およびOBSSで使用されるセカンダリチャネルに関する情報を含み、AP100は、当該情報が含まれる信号をOBSSに所属する無線通信装置(AP100またはSTA200など)などから受信する。なお、BSS10に所属するSTA200が、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号をOBSSに所属する無線通信装置(AP100またはSTA200など)から受信した場合、AP100は、当該STA200からOBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信してもよい(換言すると、STA200が仲介することで、AP100と、OBSSに所属する無線通信装置との間の信号のやり取りを実現してもよい)。STA200によって仲介されることで、AP100は、より広い範囲においてOBSSで使用されるチャネルに関する情報を取得することができる。
「プライマリチャネルに関する情報」は、プライマリチャネルの周波数帯域を特定可能な何らかの情報を含む。例えば、プライマリチャネルに関する情報は、プライマリチャネル(またはプライマリチャネルの周波数帯域)の識別情報などを含んでもよい。
また、「セカンダリチャネルに関する情報」は、セカンダリチャネルの周波数帯域を特定可能な何らかの情報を含む。例えば、セカンダリチャネルに関する情報は、セカンダリチャネル(またはセカンダリチャネルの周波数帯域)の識別情報などを含んでもよい。また、本実施形態では1つ以上のセカンダリチャネルが使用される場合を想定しているところ、セカンダリチャネルが2つ以上使用される場合、セカンダリチャネルに関する情報は、OBSSで使用されるセカンダリチャネルの優先度に関する情報を含んでもよい。また、セカンダリチャネルに関する情報は、OBSSで使用されるセカンダリチャネルの周波数帯域を特定可能な情報と共に、セカンダリチャネルが使用される順番や可能性を認識可能な何らかの情報を含んでもよい。
ここで、図2〜図4を参照して、AP100による使用チャネルの設定方法の具体例について説明する。図2は、5[GHz]帯において将来の拡張領域を含み使用可能なチャネルの一部を示した図である。図2のaに示したように、20[MHz]単位で使用可能なチャネルとして、低い周波数帯域ではチャネル36、40、44、48、52、56、60、64が存在し、さらに高い周波数帯域では、チャネル100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144が存在する。
また、図2のbに示したように、40[MHz]単位で使用可能なチャネルとして、低い周波数帯域ではチャネル38、46、54、62が存在し、さらに高い周波数帯域では、チャネル102、110、118、126、134、142が存在する。
また、図2のcに示したように、80[MHz]単位で使用可能なチャネルとして、低い周波数帯域ではチャネル42、58が存在し、さらに高い周波数帯域では、チャネル106、122、138が存在する。
また、図2のdに示したように、160[MHz]単位で使用可能なチャネルとして、低い周波数帯域ではチャネル50が存在し、さらに高い周波数帯域では、チャネル114が存在する。
また、現状の無線LAN規格では規定されていないが、図2のeには、比較的高い周波数帯域に設けられた240[MHz]単位で使用可能なチャネルを示しており、図2のfには、比較的低い周波数帯域から比較的高い周波数帯域にわたって設けられた320[MHz]単位で使用可能なチャネルを示している。
なお、本実施形態にて使用されるチャネルは図2の例に限定されない。より具体的には、5[GHz]帯以外の周波数帯域に存在するチャネルが使用されてもよいし、上記のチャネル番号以外のチャネルが使用されてもよいし、上記の帯域幅以外(例えば、20、40、80、160、240、320[MHz]以外)のチャネルが使用されてもよい。また、使用可能なチャネルについては、各国の法制度によって許可されている周波数帯域が異なっているところ、使用可能なチャネルは各国の法制度に応じて柔軟に変更され得る。
図3は、本実施形態におけるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定例を示す図である。より具体的には、図3には、AP100が、例えば便宜上、20[MHz]のチャネル36をプライマリチャネルとして設定した上で、そのプライマリチャネルに隣接する20[MHz]のチャネル40、40[MHz]のチャネル46、80[MHz]のチャネル58、および160[MHz]のチャネル114をそれぞれセカンダリチャネルとして設定した場合が示されている(換言すると、AP100は、互いに帯域幅の異なる複数のセカンダリチャネルの周波数帯域を設定する)。
そして、AP100は、プライマリチャネルである20[MHz]のチャネル36と、セカンダリチャネルである20[MHz]のチャネル40とを合せたものを、40[MHz]のプライマリチャネルとして使用することができる。
また、AP100は、40[MHz]の当該プライマリチャネルと、セカンダリチャネルである40[MHz]のチャネル46とを合せたものを、80[MHz]のプライマリチャネルとして使用することができる。同様に、AP100は、80[MHz]の当該プライマリチャネルと、セカンダリチャネルである80[MHz]のチャネル58とを合せたものを、160[MHz]のプライマリチャネルとして使用することができる。さらに同様に、AP100は、160[MHz]の当該プライマリチャネルと、セカンダリチャネルである160[MHz]のチャネル114とを合せたものを、320[MHz]のプライマリチャネルとして使用することができる。
なお、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定例は図3の例に限定されない。より具体的には、AP100は、20、40、80、160、320[MHz]と2倍ずつ周波数帯域幅を増加させなくてもよい。例えば、AP100は、20、60、100、180[MHz]などのように、使用可能なチャネルの自由な組合せによって実現可能な周波数帯域幅のチャネルをプライマリチャネルとして使用するように設定してもよい。また、AP100は、必ずしも互いに隣接したチャネル(例えば、図2におけるチャネル36とチャネル40など)を合せなくてもよい。
本実施形態において、AP100は、通常20[MHz]のチャネルを使用し、周波数帯域幅の増加の必要性およびOBSSで使用される(または使用される可能性のある)チャネルに応じて、適宜チャネルの周波数帯域幅を増加させる。
ここで、「周波数帯域幅の増加の必要性」とは、例えば、通信対象となるデータのサイズや通信の緊急性などによって決まるものであり、かつ、これらに限定されない。より具体的には、通信対象となるデータのサイズが所定値よりも大きい場合や、通信の緊急性が高い場合などにおいて、AP100は、上記のように適宜チャネルの周波数帯域幅を増加させることができる。
また、「OBSSで使用される(または、使用される可能性のある)チャネル」とは、上記で説明したOBSSで使用されるチャネルに関する情報に含まれる、OBSSで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報によって決まるものである。
そして、周波数帯域幅を増加させたAP100は、周波数帯域幅の増加の必要性およびOBSSで使用される(または、使用される可能性のある)チャネルに応じて、適宜チャネルの周波数帯域幅を減少させる。例えば、サイズが所定値よりも大きいデータの通信が正常に完了した場合、AP100は、プライマリチャネルを20[MHz]のチャネルに戻してもよい。また例えば、AP100は、OBSSで使用されるチャネルと自己のBSS10で使用するチャネルとが重複する場合、プライマリチャネルを20[MHz]のチャネルに戻してもよい。これによって、AP100は、BSS10の信号とOBSSの信号による干渉の発生を抑制することができる。
図4は、複数のBSS10(BSS10とOBSS)における、プライマリチャネルとセカンダリチャネルの設定例を示す図である。図4に示すように、BSS10aを形成するAP100aが、20[MHz]のチャネル36をプライマリチャネルとして設定した上で、20[MHz]のチャネル40、40[MHz]のチャネル46、80[MHz]のチャネル58、および160[MHz]のチャネル114をそれぞれセカンダリチャネルとして設定していたとする。
一方、BSS10bを形成するAP100bは、BSS10aのプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含む信号を受信し、これらの情報に基づいてBSS10bのプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を決定する。例えば、AP100bは、OBSS(BSS10bにとってOBSSであるBSS10a)で使用される可能性が低い周波数帯(例えば、BSS10aのプライマリチャネルから最も遠い周波数帯域)を、BSS10bで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する。より具体的には、図4に示すようにAP100bは、使用可能な周波数帯域(図4の例では、チャネル36〜チャネル128に対応する周波数帯域)のうち、OBSSであるBSS10aで使用されるプライマリチャネル(チャネル36)から最も遠い周波数帯域を、BSS10bで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する(換言すると、AP100bは、チャネル128をプライマリチャネルとして決定する)。
そして、AP100bは、決定したプライマリチャネルを基点として周波数に関してBSS10aとは逆方向に(換言すると、周波数が低くなる方向に)セカンダリチャネルを設定する。より具体的には、図4に示すようにAP100bは、決定したプライマリチャネルに隣接する20[MHz]のチャネル124、40[MHz]のチャネル118、80[MHz]のチャネル106、および160[MHz]のチャネル50をそれぞれセカンダリチャネルとして設定する(なお当該処理について、AP100bは、OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるセカンダリチャネルの周波数帯域を決定していると言える点に留意されたい)。
これによって、各AP100は、BSS10aの信号とBSS10bの信号による干渉の発生を抑制しつつ、互いに優先度の高いチャネルを使用することができる。より具体的には、AP100aおよびAP100bが優先度に基づいて互いに周波数帯域幅を増加させた場合であっても、使用される周波数帯域が重複する可能性を低減させることが可能になる(図4の例では、160[MHz]に至るまでの周波数帯域幅の増加であれば、AP100aとAP100bで使用される周波数帯域が重複しないため干渉が発生しない)。
仮に隣接するBSS10が3つ以上存在する場合、各BSS10をそれぞれ形成するAP100は、図4を参照して説明した方法のように、各BSS10で使用される周波数帯域ができる限り重複しないようにプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する。例えば、隣接する3つのBSS10のうちの2つをそれぞれ形成する2つのAP100が図4を参照して説明した方法でプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定した場合、残りのAP100は、両AP100が設定したプライマリチャネルの周波数帯域の中間付近に位置する周波数帯域に対応するチャネルをプライマリチャネルとして設定する。そして、当該AP100は、プライマリチャネルにできる限り近い周波数帯域のチャネルをセカンダリチャネルとして設定する。
なお、複数のBSS10におけるプライマリチャネルとセカンダリチャネルの設定方法は上記に限定されない。より具体的には、各BSS10で使用される周波数帯域ができる限り重複しないようにプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定可能であれば、必ずしも互いに隣接したチャネルがプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルとして設定されなくてもよい(換言すると、互いに隣接していないチャネルの組合せでプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルが設定されてもよい)。
図5は、本実施形態に係るAP100およびSTA200の処理フロー例を示すシーケンス図である。より具体的には、AP100およびSTA200は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含む信号(以降「チャネル通知信号」または「Channel
Announce」と呼称する)をそれぞれ通信するところ、図5は、主に当該信号の通信フロー例を示している。前提として、BSS10aを形成するAP100aがBSS10aにおいて使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を所定の方法で設定したとする。
その後ステップS1000にて、AP100aは、当該プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含む信号であるチャネル通知信号(Channel Announce)をBSS10aに所属するSTA200a−2に対して送信する。
STA200a−2は、チャネル通知信号を受信すると、当該信号に含まれるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報に基づいてプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を設定する。ステップS1004では、STA200a−2が、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域の設定が完了した旨を報告するために、設定したプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をAP100aに対して送信する。これによって、AP100aは、STA200a−2のチャネル設定状況を認識することができる。なお、STA200a−2は、チャネル通知信号ではなく単なる応答信号をAP100aに対して送信してもよいし、AP100aに対するチャネル通知信号の送信を省略してもよい。
ステップS1008では、STA200a−2は、AP100a以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信要否を判断し、チャネル通知信号の送信を適宜行う。例えば、隣接するOBSS(図5の例ではBSS10b)が存在する場合、STA200a−2は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をBSS10bに所属している外部装置に対して送信する。これによって、OBSSであるBSS10bに所属している外部装置は、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識することができる。
ここで、STA200a−2が、隣接するOBSSであるBSS10bの存在を認識する方法は特に限定されない。例えば、STA200a−2は、BSS10bからの信号を受信した場合に、当該信号を解析することでBSS10bの存在を認識したり、AP100aなどの外部装置からBSS10bの存在を通知する信号を受信することによってBSS10bの存在を認識したりしてもよい。なお、AP100a以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信要否の判断方法は上記に限定されない。例えば、STA200a−2は、事前の設定(ユーザによる設定など)に基づいてAP100a以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信要否を判断してもよい。また、STA200a−2は、AP100a以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信要否を判断することなく(例えば、隣接するOBSSの有無を判断することなく)、常にチャネル通知信号をAP100a以外の外部装置に対して送信してもよい。また、STA200a−2は、AP100a以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信を省略してもよい。この場合、BSS10bに所属している外部装置は、ステップS1004にてSTA200a−2がAP100aに対して送信したチャネル通知信号を受信し当該信号を解析することで、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識することができてもよい。
STA200a−2によって送信されたチャネル通知信号を受信したSTA200b−1は、当該信号を解析することで隣接するOBSSであるBSS10aの存在と、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識する。そして、ステップS1012では、STA200b−1が、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域をAP100bに対して報告するために、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をAP100bに対して送信する。
ステップS1016では、STA200b−1によって送信されたチャネル通知信号を受信したAP100bは、当該信号を解析することで隣接するOBSSであるBSS10aの存在と、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識する。そして、AP100bは、BSS10aで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域に基づいて上記の図4を参照して説明した方法などによってBSS10bで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を決定する。例えば、AP100bは、BSS10aで使用されるプライマリチャネルから最も遠い周波数帯域を、BSS10bで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する。
その後ステップS1020では、AP100bは、当該プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含む信号であるチャネル通知信号をBSS10bに所属するSTA200b−1に対して送信する。
STA200b−1は、チャネル通知信号を受信すると、当該信号に含まれるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報に基づいてプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を設定する。ステップS1024では、STA200b−1が、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域の設定が完了した旨を報告するために、設定したプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をAP100bに対して送信する。
ステップS1028では、STA200b−1は、AP100b以外の外部装置へのチャネル通知信号の送信要否を判断し、チャネル通知信号の送信を適宜行う。例えば、隣接するOBSS(図5の例ではBSS10a)が存在する場合、STA200b−1は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をBSS10aに所属している外部装置に対して送信する。
STA200b−1によって送信されたチャネル通知信号を受信したSTA200a−2は、当該信号を解析することで隣接するOBSSであるBSS10bの存在と、BSS10bで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識する。そして、ステップS1032では、STA200a−2が、BSS10bで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域をAP100aに対して報告するために、BSS10bで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成し、当該信号をAP100aに対して送信する。これによって、AP100aは、当該信号を解析することで隣接するOBSSであるBSS10bの存在と、BSS10bで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を認識する。
上記の処理によって、各BSS10(BSS10aおよびBSS10b)間での干渉の発生が抑制されるように、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域が自律的に調整される。
なお、AP100aおよびAP100bは、図5に示した処理を複数回行うことによって、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を設定してもよい。例えば、AP100aによって設定されたプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域に基づいてAP100bが適切な設定を行うことができない場合、AP100bによって設定されたプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域に基づいてAP100aが設定のやり直しを行ってもよい。また、各AP100は、図5に示した処理を所定の回数繰り返した場合、仮に適切な設定をできていなくても図5に示した処理を停止してもよい(換言すると、各AP100は、干渉が発生し易い設定のまま通信を継続してもよい)。また、異なるBSS10間でのチャネル通知信号の通信は、異なるBSS10に所属するSTA200同士(図5の例では、STA200a−2およびSTA200b−1)によって実現されなくてもよい。例えば、異なるBSS10間でのチャネル通知信号の通信は、AP100同士(例えば、AP100aおよびAP100b)、AP100およびSTA200(例えば、AP100aおよびSTA200b−1、またはAP100bおよびSTA200a−2)によって実現されてもよい。
(2.2.フレーム構成例)
上記では、本開示の一実施形態の概要について説明した。続いて、図6〜図11を参照して、本実施形態に係る無線LANシステムにて通信されるチャネル通知信号の構成例について説明する。なお、本実施形態では、チャネル通知信号が「フレーム」である場合を想定して記載するが、チャネル通知信号を具現する信号の種類は特に限定されない。また、チャネル通知信号は、無線LANシステムにおけるマネジメントフレーム、コントロールフレーム、またはアクションフレームとして具現されることを想定しているが、これらに限定されない。
図6は、チャネル通知信号のフレーム構成例を示す図である。図6に示すように、チャネル通知信号は、Header部分にFrame Controlと、Durationと、Transmit Addressと、Receive Addressと、を有し、Payload部分にAnnounce Typeと、BSS IDと、Primary Ch. Numberと、Secondary Ch. Number
Listと、FCSと、を有する。
Frame
Controlは、当該フレームの形式の識別に使用される情報である。Durationは、当該フレームの持続時間(フレーム長)の認識に使用される情報である。Transmit Addressは、当該フレームの送信元である無線通信装置の識別に使用されるアドレス情報である。Receive Addressは、当該フレームの宛先である無線通信装置の識別に使用されるアドレス情報であり、宛先を特段指定しない場合はブロードキャストアドレスが指定される。
Announce
Typeは、チャネル通知信号の種類の識別に使用される情報である。詳細については後述する。BSS IDは、当該フレームが通信されるBSS10の識別に使用される情報である。Primary Ch. Numberは、プライマリチャネル(例えば20[MHz]のチャネル)の識別に使用される情報である。Secondary
Ch. Number Listは、セカンダリチャネルの識別、および優先度の認識に使用される情報である。FCSは、当該フレームの誤り検出に使用される情報である。
Secondary
Ch. Number Listについてより具体的に説明すると、図6に示すようにSecondary Ch.
Number Listは、Secondary Ch.(20)Numberと、Secondary Ch.(40)Numberと、Secondary
Ch.(80)Numberと、Secondary Ch.(160)Numberと、Channel Usage Mapと、を有する。
Secondary
Ch.(20)Number、Secondary Ch.(40)Number、Secondary Ch.(80)Number、およびSecondary Ch.(160)Numberは、それぞれ20、40、80、および160[MHz]のセカンダリチャネルの識別に使用される情報(例えば、セカンダリチャネルのチャネル番号など)である。ここで、セカンダリチャネルの識別に使用される情報の内容は特に限定されない。例えば、セカンダリチャネルのチャネル番号が直接格納されたりしてもよいし、セカンダリチャネルがビットマップ形式によって示されたりしてもよい。また、本実施形態においてセカンダリチャネルの優先度は20、40、80、160[MHz]の順(換言すると、周波数帯域幅の順)に高くなる。チャネル通知信号にてセカンダリチャネルの優先度が示されることによって、AP100は、OBSSにて各セカンダリチャネルが使用される可能性を認識することができるため、より適切に自己のBSS10の通信を制御することができる。
なお、セカンダリチャネルの優先度の示し方は上記に限定されない。例えばセカンダリチャネルの優先度は、周波数帯域幅の順ではなく、フレームへの格納順に高くなってもよい。また、Secondary Ch.(20)Number、Secondary Ch.(40)Number、Secondary Ch.(80)Number、およびSecondary Ch.(160)Numberには、各周波数帯域幅のセカンダリチャネルの識別に使用される情報がそれぞれ1つずつ格納されることを想定しているが、必ずしもこれに限定されない。例えば、Secondary Ch.(20)Number、Secondary Ch.(40)Number、Secondary Ch.(80)Number、Secondary Ch.(160)Numberの全部または一部に、セカンダリチャネルの識別に使用される情報が複数格納されてもよい。また、Secondary Ch.(20)Number、Secondary Ch.(40)Number、Secondary Ch.(80)Number、Secondary Ch.(160)Numberの一部が省略されたり、これらの周波数帯域幅以外のチャネルがセカンダリチャネルとして示されたりしてもよい。
Channel
Usage Mapは、BSS10にて使用され得るチャネル(または使用されないチャネル)の識別に使用される情報である。つまり、Channel Usage Mapは、BSS10を形成するAP100の置かれたグローバル位置に従って、その国や地域で動作可能チャネルとして定義されている範囲を通知するために利用され、例えば図7は、20[MHz]のセカンダリチャネルとして使用され得るチャネル(または使用されないチャネル)の識別に使用されるChannel Usage Mapを示している。ビット0はチャネル4を示し、ビット1はチャネル8を示し、ビット2はチャネル12を示し、というように周波数帯域の低いチャネルから順番にビットが割り当てられ、チャネル256を示すビット63までが並べられている。そして、各ビットに0または1のどちらの値が格納されているかによって、セカンダリチャネルとして使用され得るチャネル(または使用されないチャネル)が識別される。Channel Usage Mapは、基本的にはこの20[MHz]幅の情報によって構成されるが、必要に応じて他の周波数帯域幅の情報が含まれてもよい。例えば、40、80、および160[MHz]のセカンダリチャネルそれぞれについて、使用され得るチャネル(または使用されないチャネル)の識別に使用されるChannel Usage Mapが図8〜図10に示されている。本実施形態においては、図7〜図10に示された各Channel Usage Mapがチャネル通知信号に格納されることを想定しているが、チャネル通知信号にて示されるセカンダリチャネルの周波数帯域幅に応じて、チャネル通知信号に格納されるChannel Usage Mapの組合せは柔軟に変更され得る。
続いて、図11を参照しながらAnnounce Typeについてより具体的に説明すると、Announce Typeには、例えば図11に示すように、0〜4のいずれかの数値が格納される。数値0は、それが格納されたチャネル通知信号が同一のBSS10に所属するAP100からSTA200に対して送信された信号であることを示す。例えば、AP100が、自己のBSS10で使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域をSTA200へ通知する際に数値0がAnnounce Typeに格納される。
数値1は、それが格納されたチャネル通知信号が同一のBSS10に所属するSTA200からAP100に対して送信された信号であることを示す。例えば、STA200がプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域の設定が完了した旨をAP100に報告する際に数値1がAnnounce Typeに格納される。
数値2は、それが格納されたチャネル通知信号がSTA200からOBSSに所属する無線通信装置に対して送信された信号であることを示す。例えば、STA200が、隣接するOBSSの有無などに基づいてチャネル通知信号の送信要否を判断し、適宜OBSSに所属する無線通信装置に対してチャネル通知信号の送信を行う際に数値2がAnnounce Typeに格納される。
数値3は、それが格納されたチャネル通知信号が、OBSSに所属するAP100からのチャネル通知信号を受信したSTA200から自己のBSS10に所属するAP100に対して送信された信号であることを示す。例えば、STA200が、OBSSで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を自己のAP100に対して報告する際に数値3がAnnounce Typeに格納される。
数値4は、それが格納されたチャネル通知信号が、OBSSに所属するSTA200からのチャネル通知信号を受信したSTA200から自己のBSS10に所属するAP100に対して送信された信号であることを示す。例えば、STA200が、OBSSで使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を自己のAP100に対して報告する際に数値4がAnnounce Typeに格納される。
上記の数値3と数値4を区別することによって、AP100は、OBSSに所属する無線通信装置との位置関係を認識(または推定)することができる。例えば、Announce Typeに数値3が格納されている場合、AP100は、自己のBSS10に所属するSTA200と通信可能な領域にOBSSのAP100が位置していることを認識することができる。また、Announce Typeに数値4が格納されている場合、AP100は、自己のBSS10に所属するSTA200と通信可能な領域にはOBSSのSTA200のみが位置しておりOBSSのAP100は位置していないことを認識することができる。AP100がOBSSに所属する無線通信装置との位置関係を認識できることによって、AP100は、利用するチャネル帯域幅のサイズなどを適切に調整することができる。例えば、AP100とOBSSのAP100との離隔距離が比較的遠い場合(例えば、Announce Typeに数値4が格納されている場合)、AP100は、(特に下り方向の通信について)利用するチャネル帯域幅のサイズを大きくしてもよい。また、AP100とOBSSのAP100との離隔距離が比較的近い場合(例えば、Announce Typeに数値3が格納されている場合)においては、逆に、AP100は、(特に上り方向の通信について)利用するチャネル帯域幅のサイズを小さくしてもよい。
以上、図6〜図11を参照してチャネル通知信号の構成例について説明してきたところ、チャネル通知信号の構成は上記で示した例に限定されない。例えば、チャネル通知信号は、上記で示した情報を必ずしも含んでいなくてもよく、逆に上記で示さなかった情報を含んでいてもよい。また、上記で示した各種情報が格納されるチャネル通知信号中の領域は特に限定されない。例えば、上記でHeader部分に含まれていた情報がPayload部分に含まれてもよいし、逆に上記でPayload部分に含まれていた情報がHeader部分に含まれてもよい。
(2.3.機能構成例)
上記では、本実施形態に係る無線LANシステムにて通信されるチャネル通知信号の構成例について説明した。続いて、図12〜図14を参照して、本実施形態に係る無線LANシステムにおけるAP100およびSTA200の機能構成例について説明する。
(AP100およびSTA200の機能構成例)
まず、図12および図13を参照して、AP100およびSTA200の機能構成例について説明する。図12は、AP100の機能構成例を示すブロック図である。図12に示すように、AP100は、無線通信モジュール101と、機器制御部102と、情報入力モジュール103と、情報出力モジュール104と、インターネット接続モジュール105と、を備える。
無線通信モジュール101は、他の無線通信装置との無線通信を実現する。無線通信モジュール101が備える機能構成例については後述する。
機器制御部102は、AP100が行う処理全般を統括的に制御する。例えば、機器制御部102は、情報入力モジュール103から提供される入力情報に基づいて各機能構成の処理の開始および終了を制御する。なお、機器制御部102の制御内容は特に限定されない。例えば、機器制御部102は、汎用コンピュータ、PC(Personal Computer)、タブレットPC、またはスマートフォンなどにおいて一般的に行われる処理(例えば、OS(Operating System)に関する処理など)を制御してもよい。
情報入力モジュール103は、ユーザによる入力を取得する。例えば、情報入力モジュール103は、タッチパネル、ボタン、またはキーボードなどの入力機構を備えており、ユーザがこれらの入力機構に対して各種操作を行った場合、情報入力モジュール103は当該操作に基づいて入力情報を生成し、機器制御部102に対して入力情報を提供する。なお、情報入力モジュール103が備える入力機構および入力される内容は特に限定されない。
情報出力モジュール104は、各種出力を制御する。例えば、情報出力モジュール104は、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなど)、スピーカ、またはランプなどの出力機構を備えており、各機能構成による処理結果などに応じて各種情報(例えば、各無線通信装置の動作状態やインターネットを介して得られた情報など)をディスプレイに表示させたり、各種音声をスピーカによって出力させたりする。なお、情報出力モジュール104が備える出力機構および出力される内容は特に限定されない。
インターネット接続モジュール105は、AP100がインターネットへの接続を実現する。例えば、インターネット接続モジュール105は、インターネットへ接続可能なモデムなどの機能を有している。
図13は、STA200の機能構成例を示すブロック図である。図13に示すように、STA200は、無線通信モジュール201と、機器制御部202と、情報入力モジュール203と、情報出力モジュール204と、を備えるところ、無線通信モジュール201以外の各機能構成は、図12を参照して説明したAP100の機能構成と同様であり得るため説明を省略する。
(無線通信モジュールの機能構成例)
続いて図14を参照して、AP100の無線通信モジュール101、およびSTA200の無線通信モジュール201の機能構成例について説明する。図14は、無線通信モジュール101および無線通信モジュール201の機能構成例を示すブロック図である。以降では、基本的に無線通信モジュール101の機能構成例について説明し、無線通信モジュール201については無線通信モジュール101と相違する機能のみを説明する。
図14に示すように、無線通信モジュール101は、無線通信部110と、データ処理部120と、制御部130と、を備える。無線通信部110は、アンテナ制御部111と、受信処理部112と、送信処理部113と、を備える。データ処理部120は、信号解析部121と、受信バッファ122と、インタフェース部123と、送信バッファ124と、信号生成部125と、を備える。制御部130は、動作制御部131と、信号制御部132と、を備える。
アンテナ制御部111は、少なくとも1つのアンテナを介した、信号(チャネル通知信号など)の送受信を制御する。より具体的に説明すると、アンテナ制御部111は、アンテナを介して受信される信号を受信処理部112に提供し、アンテナを介して、送信処理部113によって生成される信号を送信する。
受信処理部112は、アンテナ制御部111から提供される信号を用いてフレームの受信処理を行う。例えば、受信処理部112は、アンテナから得られる信号について、アナログ処理およびダウンコンバージョンを施すことにより、ベースバンドの受信信号を出力する。そして、受信処理部112は、所定の信号パターンと受信信号との相関を、演算の対象とする受信信号を時間軸上でシフトさせながら算出し、相関のピークの出現に基づいてプリアンブルを検出する。これにより、受信処理部112は、チャネル通知信号などを検出することができる。また、受信処理部112は、ベースバンドの受信信号について復調および復号などを行うことによりフレームを取得し、取得されるフレームを信号解析部121に提供する。
送信処理部113は、信号生成部125から提供される送信フレームの送信処理を行う。より具体的に説明すると、送信処理部113は、信号生成部125から提供されるフレームおよび信号制御部132からの指示により設定されるパラメータに基づいて、送信信号を生成する。例えば、送信処理部113は、信号生成部125から提供されるフレームについて、信号制御部132によって指示されるコーディングおよび変調方式などに従って、エンコード、インタリーブおよび変調を行うことによりベースバンドの送信信号を生成する。また、送信処理部113は、前段の処理によって得られるベースバンドの送信信号にアップコンバージョンを施す。
信号解析部121は、受信フレームを解析し、各種情報を取得する。より具体的には、信号解析部121は、受信されたチャネル通知信号のHeader部分およびPayload部分に含まれる各種情報を解析し、各種情報を取得する。そして、例えば信号解析部121は、Receive Addressに基づいてチャネル通知信号が自装置宛ての信号であるか否かの判断などを行う。
受信バッファ122は、受信されたフレームに含まれ、信号解析部121によって取得された情報を記憶する。記憶される情報および期間は特に限定されない。
インタフェース部123は、AP100の機器制御部102と接続されるインタフェースである。より具体的には、インタフェース部123は、送信対象となる情報を機器制御部102から受け取り、受信された情報を機器制御部102に対して提供する。
送信バッファ124は、インタフェース部123などから提供される、送信対象となる情報を記憶する。記憶される情報および期間は特に限定されない。
信号生成部125は、送信フレームを構築する。例えば、信号生成部125は、動作制御部131の制御によって、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成する。なお、信号生成部125が生成する送信フレームはチャネル通知信号に限定されない。
動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定に関する処理を行う。例えば、動作制御部131は、チャネル使用状況のスキャンに関する処理を行う。より具体的には、動作制御部131は、チャネル使用状況のスキャンに関する各種設定(例えば、対象のチャネル、受信電力に関する閾値、またはスキャン時間など)を行い、スキャンの開始および終了を制御する。そして、受信処理部112がスキャン時間内に所定の受信電力以上の信号を検出した場合、動作制御部131は、信号の検出結果をチャネル使用状況として記憶していく。これによって、動作制御部131は複数のチャネルを管理する。
そして、動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定(変更)が必要であるか否かを判断する。例えば、AP100の起動時、チャネル使用状況のスキャンが完了した場合、OBSSのプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを通知するチャネル通知信号が受信された場合、または通信エラーの発生頻度が高くなった場合などにおいて、動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要であると判断する。なお、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定要否の判断方法はこれらに限定されない。例えば、AP100に接続された通信端末上に使用チャネルの設定の要否を示す画面が表示され、ユーザが必要に応じて使用チャネルの設定指示を行った場合に、動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要であると判断してもよい。
動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要であると判断した場合、チャネル使用状況のスキャン結果などに基づいてプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する。より具体的には、動作制御部131は、図4を参照して説明した方法のように、各BSS10で使用される周波数帯域ができる限り重複しないようにプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する。セカンダリチャネルの設定について説明すると、動作制御部131は、例えば、互いに帯域幅の異なる複数のセカンダリチャネルの周波数帯域(例えば、20、40、80、160[MHz]など)を決定する。そして、動作制御部131は、当該複数のセカンダリチャネルの使用についての優先度を決定する(例えば動作制御部131は、20、40、80、160[MHz]の順に高くなるように優先度を決定する)。その後、動作制御部131は、自己のBSS10にて使用され得るチャネルをChannel Usage Mapに反映する。
なお、動作制御部131による処理内容は上記に限定されない。例えば、動作制御部131は、AP100による無線通信を統括的に制御するための各種処理を行うことができる。
一方、STA200の動作制御部231の処理について説明すると、チャネル通知信号(BSS10で使用されるチャネルに関する情報を含む信号)がAP100から受信された場合、動作制御部231は、当該信号に含まれるBSS10で使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を設定する。また、動作制御部231は、当該信号に含まれるBSS10で使用されるチャネルに関する情報に基づいてChannel Usage Mapを反映(設定)する。さらに、動作制御部231は、外部装置へのチャネル通知が必要であるか否かを判断する。例えば、自装置の通信範囲にOBSSの少なくとも一部が存在する場合、動作制御部231は、OBSSに所属する外部装置へのチャネル通知が必要であると判断する。なお、外部装置へのチャネル通知の要否の判断方法はこれに限定されない。
信号制御部132は、無線通信部110による送受信処理を制御する。より具体的には、信号制御部132は、動作制御部131の指示に基づいて無線通信部110による送信および受信のための各種パラメータを制御する。例えば、信号制御部132は、送信処理部113によるチャネル通知信号の送信に使用されるチャネルなどのパラメータを制御する。
以上でAP100およびSTA200の機能構成例について説明してきたところ、AP100およびSTA200の機能構成は、図12〜図14に示した例に限定されない。例えば、AP100またはSTA200は、図12〜図14に示した機能構成の全てを必ずしも備えなくてもよいし、当該機能構成以外の機能構成を備えていてもよい。
(2.4.処理フロー例)
上記では、無線LANシステムにおけるAP100およびSTA200の機能構成例について説明した。続いて、各装置の処理フロー例について説明する。
(チャネル使用状況のスキャン)
まず、図15を参照して、チャネル使用状況のスキャンについて説明する。当該処理は、例えばAP100が自己のBSS10におけるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する前段に必要に応じて行われる処理である。
ステップS1100では、AP100の動作制御部131がチャネル使用状況のスキャンが必要であるか否かを判断する。例えば、AP100に接続された通信端末上に使用チャネルの設定の要否を示す画面が表示されて、ユーザが必要に応じて使用チャネルの設定指示を行った場合、または周囲の通信環境が変化した場合など(例えば、OBSSが新たに検出されたり検出されなくなったりした場合など)において、動作制御部131は、チャネル使用状況のスキャンが必要であると判断する。動作制御部131がチャネル使用状況のスキャンが必要でないと判断した場合(ステップS1100/No)には、以降の処理は行われない。動作制御部131がチャネル使用状況のスキャンが必要であると判断した場合(ステップS1100/Yes)、ステップS1104にて、動作制御部131が処理時点における自装置のグローバル位置情報(緯度、経度、高度など)を取得する。例えば、動作制御部131は、自装置に備えられた位置センサからのセンサ情報を解析することによってグローバル位置情報を取得したり、ネットワークを介して外部装置からグローバル位置情報を取得したりする。ステップS1108では、動作制御部131が取得したグローバル位置情報に基づいて動作可能チャネル情報を取得する。例えば、動作制御部131は、グローバル位置情報に基づいて特定のデータベースを参照することで、自装置が位置する国や地域を特定し、その国や地域で動作可能なチャネルの一覧を動作可能チャネル情報として獲得する。
ステップS1112では、動作制御部131が動作可能チャネルにおけるチャネルの使用状況を把握するために、スキャンの各種設定(例えば、チャネル、受信電力に関する閾値、またはスキャン時間など)を行い、スキャンを開始する。
より具体的に説明すると、受信処理部112がスキャン時間内に所定の受信電力以上の信号を検出した場合(ステップS1116/Yes)、ステップS1120にて、動作制御部131が、信号の検出結果を当該チャネルの使用状況として一時的に記憶する。なお、受信処理部112によって所定の受信電力以上の信号が検出されない場合(ステップS1116/No)には、ステップS1120の処理は行われない。あるチャネルについてのスキャンは、スキャン時間が経過するまで行われる。スキャン時間が経過した場合(ステップS1124/Yes)において、スキャン対象である全チャネルのスキャンが終了していない場合(ステップS1128/No)、ステップS1132にて、動作制御部131がスキャン対象のチャネルを変更し、ステップS1112〜ステップS1124の処理が再度行われる。スキャン対象である全チャネルのスキャンが終了した場合(ステップS1128/Yes)、ステップS1136にて、動作制御部131がチャネルの使用状況を保存することで一連の処理が終了する。
(チャネルの設定処理)
続いて、図16および図17を参照して、チャネルの設定処理について説明する。当該処理は、例えばAP100が自己のBSS10におけるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する処理である。
ステップS1200では、AP100の動作制御部131がプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定(変更)が必要であるか否かを判断する。例えば、AP100の起動時、チャネル使用状況のスキャンが完了した場合、OBSSのプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを通知するチャネル通知信号が受信された場合、または通信エラーの発生頻度が高くなった場合などにおいて、動作制御部131は、プライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要であると判断する。動作制御部131がプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要でないと判断した場合(ステップS1200/No)には、以降の処理は行われない。動作制御部131がプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの設定が必要であると判断した場合(ステップS1200/Yes)、ステップS1204にて、動作制御部131が図15の処理によって得られたチャネルの使用状況を取得する。
ステップS1208では、動作制御部131がチャネルの使用状況に含まれるチャネルの中から1つのチャネルを選択し、当該チャネルが他のBSS10で使用されているか否かを判断する。当該チャネルが他のBSS10で使用されていない場合(ステップS1208/No)、ステップS1212にて、動作制御部131は当該チャネルをプライマリチャネルの候補として設定する。一方、当該チャネルが他のBSS10で使用されている場合(ステップS1208/Yes)、ステップS1216にて、動作制御部131は当該チャネルをセカンダリチャネルの候補として設定する。動作制御部131は、チャネルの使用状況に含まれる全てのチャネルに対してプライマリチャネルの候補またはセカンダリチャネルの候補としての設定を行う(換言すると、ステップS1208〜ステップS1216の処理が、チャネルの使用状況に含まれる全てのチャネルに対して行われる)。
チャネルの使用状況に含まれる全てのチャネルに対してプライマリチャネルの候補またはセカンダリチャネルの候補としての設定が行われた場合(ステップS1220/Yes)、ステップS1224にて、動作制御部131は20[MHz]のプライマリチャネルを設定する。例えば動作制御部131は、図4を参照して説明したように、プライマリチャネルの候補の中から、OBSSで使用されるプライマリチャネルから利用される可能性が低く最も遠い周波数帯域のものを20[MHz]のプライマリチャネルとして設定する。ステップS1228〜ステップS1240では、動作制御部131が20[MHz]〜160[MHz]のセカンダリチャネルを設定する。例えば動作制御部131は、図4を参照して説明したように、周波数に関してOBSSとは逆方向に(すなわち、可能な限りOBSSで使用される可能性の低い)セカンダリチャネルを設定する。
ステップS1244では、動作制御部131がChannel Usage Mapを設定する。すなわち、動作制御部131は、自己のBSS10にて使用され得るチャネルをChannel Usage Mapに反映する。そして、設定前後で使用対象のチャネル(プライマリチャネルまたはセカンダリチャネルのいずれか)が変更された場合(ステップS1248/Yes)、ステップS1252にて、信号生成部125が動作制御部131の制御によって、変更後のチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を生成する。ステップS1256では、送信処理部113が信号制御部132の制御によって、チャネル通知信号の送信に使用されるチャネルを設定する。
送信処理部113は、ステップS1260にて、伝送路へアクセス可能なタイミングになったと信号制御部132によって判断されるまでチャネル通知信号の送信を待機する。伝送路へアクセス可能なタイミングになったと信号制御部132によって判断された場合(ステップS1260/Yes)、ステップS1264にて、送信処理部113は、チャネル通知信号を送信することで一連の処理が終了する。なおステップS1248にて、使用対象のチャネル(プライマリチャネルまたはセカンダリチャネルのいずれか)が変更されなかった場合(ステップS1248/No)には、ステップS1252〜ステップS1264の処理は行われることなく一連の処理が終了する。
(チャネルの反映処理)
続いて、図18および図19を参照して、チャネルの反映処理について説明する。当該処理は、例えばSTA200がAP100からのチャネル通知信号に基づいてプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定する処理である。
ステップS1300では、STA200の受信処理部212がチャネル通知信号を受信する。その後、信号解析部221は、ステップS1304にて、チャネル通知信号のHeader部分などに含まれるパラメータ情報を取得し、ステップS1308にて、当該パラメータ情報に基づいてチャネル通知信号の送信元が自己のBSS10を形成するAP100であるか否かを判断する。
信号解析部221が、チャネル通知信号の送信元が自己のBSS10を形成するAP100であると判断した場合(ステップS1308/Yes)、ステップS1312〜ステップS1328にて、動作制御部231がチャネル通知信号に示される20[MHz]のプライマリチャネル、および20[MHz]〜160[MHz]のセカンダリチャネルを反映(設定)する。ステップS1332では、動作制御部231がチャネル通知信号に含まれるChannel Usage Mapを反映(設定)する。なおステップS1308にて、信号解析部221が、チャネル通知信号の送信元が自己のBSS10を形成するAP100ではないと判断した場合(ステップS1308/No)には、ステップS1312〜ステップS1332の処理は行われない。
ステップS1336では、動作制御部231が、外部装置へのチャネル通知が必要であるか否かを判断する。例えば、ステップS1300にて受信されたチャネル通知信号の送信元が自己のBSS10を形成するAP100である場合、かつ、自装置の通信範囲にOBSSの少なくとも一部が存在する場合、動作制御部231は、OBSSの無線通信装置へのチャネル通知(自己のBSS10のチャネルを通知するもの)が必要であると判断する。また、ステップS1300にて受信されたチャネル通知信号の送信元がOBSSに所属する無線通信装置である場合、動作制御部231は、自己のBSS10を形成するAP100へのチャネル通知(OBSSのチャネルを通知するもの)が必要であると判断する。動作制御部231が、外部装置へのチャネル通知が必要であると判断した場合(ステップS1336/Yes)、ステップS1340にて、信号生成部225が動作制御部231の制御によってチャネル通知信号(BSS10で使用されるチャネルに関する情報を含む信号)を生成する。ステップS1344では、送信処理部213が信号制御部232の制御によって、チャネル通知信号の送信に使用されるチャネルを設定する。
送信処理部213は、ステップS1348にて、伝送路へアクセス可能なタイミングになったと信号制御部232によって判断されるまでチャネル通知信号の送信を待機する。伝送路へアクセス可能なタイミングになったと信号制御部232によって判断された場合(ステップS1348/Yes)、ステップS1352にて、送信処理部213は、OBSSに所属する外部装置、または自己のBSS10を形成するAP100に対してチャネル通知信号を送信することで一連の処理が終了する。なおステップS1336にて、動作制御部231が、外部装置へのチャネル通知が必要でないと判断した場合(ステップS1336/No)には、ステップS1340〜ステップS1352の処理は行われることなく一連の処理が終了する。
なお、図15〜図19で説明したフローチャートにおける各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。すなわち、フローチャートにおける各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
<3.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、STA200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、STA200は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、STA200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
一方、例えば、AP100は、ルータ機能を有し又はルータ機能を有しない無線LANアクセスポイント(無線基地局ともいう)として実現されてもよい。また、AP100は、モバイル無線LANルータとして実現されてもよい。さらに、AP100は、これら装置に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
(3.1.第1の応用例)
図20は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース913は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準(これらに限定されない)のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース913は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース913は、アドホックモード又はWi−Fi Direct(登録商標)等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。なお、Wi−Fi Directでは、アドホックモードとは異なり2つの端末の一方がアクセスポイントとして動作するが、通信はそれら端末間で直接的に行われる。無線通信インタフェース913は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF(Radio Frequency)回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース913は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース913は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ914は、無線通信インタフェース913に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ915の接続先を切り替える。アンテナ915は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース913による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図20の例に限定されず、スマートフォン900は、複数のアンテナ(例えば、無線LAN用のアンテナ及び近接無線通信方式用のアンテナ、など)を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ914は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図20に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図20に示したスマートフォン900において、図14を用いて説明した無線通信モジュール101および無線通信モジュール201は、無線通信インタフェース913において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。
なお、スマートフォン900は、プロセッサ901がアプリケーションレベルでアクセスポイント機能を実行することにより、無線アクセスポイント(ソフトウェアAP)として動作してもよい。また、無線通信インタフェース913が無線アクセスポイント機能を有していてもよい。
(3.2.第2の応用例)
図21は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準(これらに限定されない)のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線通信インタフェース933は、アドホックモード又はWi−Fi Direct等のダイレクト通信モードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線通信インタフェース933は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース933は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、無線LAN方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又はセルラ通信方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよい。アンテナスイッチ934は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路の間でアンテナ935の接続先を切り替える。アンテナ935は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送信及び受信のために使用される。
なお、図21の例に限定されず、カーナビゲーション装置920は、複数のアンテナを備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ934は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図21に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図21に示したカーナビゲーション装置920において、図14を用いて説明した無線通信モジュール101および無線通信モジュール201は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。
また、無線通信インタフェース933は、上述したAP100として動作し、車両に乗るユーザが有する端末に無線接続を提供してもよい。その際、例えば、無線通信インタフェース933は、図4を参照して説明した方法などによってプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルを設定することができる。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
(3.3.第3の応用例)
図22は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
コントローラ951は、例えばCPU又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、無線アクセスポイント950のIP(Internet Protocol)レイヤ及びより上位のレイヤの様々な機能(例えば、アクセス制限、ルーティング、暗号化、ファイアウォール及びログ管理など)を動作させる。メモリ952は、RAM及びROMを含み、コントローラ951により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、ルーティングテーブル、暗号鍵、セキュリティ設定及びログなど)を記憶する。
入力デバイス954は、例えば、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作を受け付ける。表示デバイス955は、LEDランプなどを含み、無線アクセスポイント950の動作ステータスを表示する。
ネットワークインタフェース957は、無線アクセスポイント950が有線通信ネットワーク958に接続するための有線通信インタフェースである。ネットワークインタフェース957は、複数の接続端子を有してもよい。有線通信ネットワーク958は、イーサネット(登録商標)などのLANであってもよく、又はWAN(Wide Area Network)であってもよい。
無線通信インタフェース963は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN標準(これらに限定されない)のうちの1つ以上をサポートし、近傍の端末へアクセスポイントとして無線接続を提供する。無線通信インタフェース963は、典型的には、ベースバンドプロセッサ、RF回路及びパワーアンプなどを含み得る。無線通信インタフェース963は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ964は、無線通信インタフェース963に含まれる複数の回路の間でアンテナ965の接続先を切り替える。アンテナ965は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、無線通信インタフェース963による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図22に示した無線アクセスポイント950において、図14を用いて説明した無線通信モジュール101は、無線通信インタフェース963において実装されてもよい。また、これら機能の少なくとも一部は、コントローラ951において実装されてもよい。
<4.まとめ>
以上で説明してきたように、本開示に係るAP100は、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含むチャネル通知信号を受信し、当該OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する。より具体的には、AP100は、OBSSのプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルに関する情報に基づいてBSS10で使用されるプライマリチャネルおよびセカンダリチャネルの周波数帯域を設定(または変更)する。これによって、AP100は、BSS10の信号とOBSSの信号による干渉の発生を抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
OBSS(Overlap Basic Service Set)で使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信する無線通信部と、
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS(Basic Service Set)で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する制御部と、を備える、
無線LANのアクセスポイントとして機能する無線通信装置。
(2)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を動的に変更する、
前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域を決定する、
前記(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用される1つ以上のセカンダリチャネルの周波数帯域を決定する、
前記(2)または(3)に記載の無線通信装置。
(5)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて互いに帯域幅の異なる複数の前記セカンダリチャネルの周波数帯域を決定する、
前記(4)に記載の無線通信装置。
(6)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて複数の前記セカンダリチャネルの使用についての優先度を決定する、
前記(5)に記載の無線通信装置。
(7)
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルに関する情報および前記OBSSで使用されるセカンダリチャネルに関する情報を含む、
前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の無線通信装置。
(8)
前記制御部は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルとは異なる周波数帯域を前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する、
前記(7)に記載の無線通信装置。
(9)
前記制御部は、使用の候補となる複数のチャネルのうち、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルから最も遠い周波数帯域を前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する、
前記(8)に記載の無線通信装置。
(10)
前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する信号生成部をさらに備え、
前記無線通信部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を外部装置に対して送信する、
前記(1)から(9)のいずれか1項に記載の無線通信装置。
(11)
OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信することと、
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSSで使用されるチャネルの周波数帯域を決定することと、を有する、
無線LANのアクセスポイントにより実行される無線通信方法。
(12)
BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する信号生成部と、
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信する無線通信部と、を備える、
無線LANのステーションとして機能する無線通信装置。
(13)
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルに関する情報および前記OBSSで使用されるセカンダリチャネルに関する情報を含む、
前記(12)に記載の無線通信装置。
(14)
前記セカンダリチャネルに関する情報は、互いに帯域幅の異なる複数の前記セカンダリチャネルの周波数帯域に関する情報を含む、
前記(13)に記載の無線通信装置。
(15)
前記セカンダリチャネルに関する情報は、複数の前記セカンダリチャネルの使用についての優先度に関する情報を含む、
前記(14)に記載の無線通信装置。
(16)
前記無線通信部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を前記OBSSに所属する外部装置から受信し、
前記信号生成部は、前記無線通信部によって前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号が受信された場合に、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する、
前記(12)から(15)のいずれか1項に記載の無線通信装置。
(17)
前記無線通信部が前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属するアクセスポイントから受信した場合、
前記BSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を設定する制御部をさらに備える、
前記(12)から(16)のいずれか1項に記載の無線通信装置。
(18)
前記無線通信部が前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属するアクセスポイントから受信した場合、
前記信号生成部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を生成し、
前記無線通信部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を前記OBSSに所属する外部装置に対して送信する、
前記(17)に記載の無線通信装置。
(19)
自装置の通信範囲に前記OBSSの少なくとも一部が存在する場合、前記信号生成部は前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成し、
前記無線通信部は前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記OBSSに所属する外部装置に対して送信する、
前記(18)に記載の無線通信装置。
(20)
BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成することと、
前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信することと、を有する、
無線LANのステーションにより実行される無線通信方法。
100 AP
200 STA
101、201 無線通信モジュール
102、202 機器制御部
103、203 情報入力モジュール
104、204 情報出力モジュール
105 インターネット接続モジュール
110、210 無線通信部
111、211 アンテナ制御部
112、212 受信処理部
113、213 送信処理部
120、220 データ処理部
121、221 信号解析部
122、222 受信バッファ
123、223 インタフェース部
124、224 送信バッファ
125、225 信号生成部
130、230 制御部
131、231 動作制御部
132、232 信号制御部

Claims (20)

  1. OBSS(Overlap Basic Service Set)で使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信する無線通信部と、
    前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSS(Basic Service Set)で使用されるチャネルの周波数帯域を決定する制御部と、を備える、
    無線LANのアクセスポイントとして機能する無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を動的に変更する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域を決定する、
    請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用される1つ以上のセカンダリチャネルの周波数帯域を決定する、
    請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて互いに帯域幅の異なる複数の前記セカンダリチャネルの周波数帯域を決定する、
    請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて複数の前記セカンダリチャネルの使用についての優先度を決定する、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルに関する情報および前記OBSSで使用されるセカンダリチャネルに関する情報を含む、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 前記制御部は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルとは異なる周波数帯域を前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する、
    請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記制御部は、使用の候補となる複数のチャネルのうち、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルから最も遠い周波数帯域を前記BSSで使用されるプライマリチャネルの周波数帯域として決定する、
    請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する信号生成部をさらに備え、
    前記無線通信部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を外部装置に対して送信する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  11. OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を受信することと、
    前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいてBSSで使用されるチャネルの周波数帯域を決定することと、を有する、
    無線LANのアクセスポイントにより実行される無線通信方法。
  12. BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する信号生成部と、
    前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信する無線通信部と、を備える、
    無線LANのステーションとして機能する無線通信装置。
  13. 前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報は、前記OBSSで使用されるプライマリチャネルに関する情報および前記OBSSで使用されるセカンダリチャネルに関する情報を含む、
    請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 前記セカンダリチャネルに関する情報は、互いに帯域幅の異なる複数の前記セカンダリチャネルの周波数帯域に関する情報を含む、
    請求項13に記載の無線通信装置。
  15. 前記セカンダリチャネルに関する情報は、複数の前記セカンダリチャネルの使用についての優先度に関する情報を含む、
    請求項14に記載の無線通信装置。
  16. 前記無線通信部は、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を前記OBSSに所属する外部装置から受信し、
    前記信号生成部は、前記無線通信部によって前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号が受信された場合に、前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成する、
    請求項12に記載の無線通信装置。
  17. 前記無線通信部が前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属するアクセスポイントから受信した場合、
    前記BSSで使用されるチャネルに関する情報に基づいて前記BSSで使用されるチャネルの周波数帯域を設定する制御部をさらに備える、
    請求項12に記載の無線通信装置。
  18. 前記無線通信部が前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属するアクセスポイントから受信した場合、
    前記信号生成部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を生成し、
    前記無線通信部は、前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む別の信号を前記OBSSに所属する外部装置に対して送信する、
    請求項17に記載の無線通信装置。
  19. 自装置の通信範囲に前記OBSSの少なくとも一部が存在する場合、前記信号生成部は前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成し、
    前記無線通信部は前記BSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記OBSSに所属する外部装置に対して送信する、
    請求項18に記載の無線通信装置。
  20. BSSで使用されるチャネルの周波数帯域の決定に用いられる、OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を生成することと、
    前記OBSSで使用されるチャネルに関する情報を含む信号を前記BSSに所属する外部装置に対して送信することと、を有する、
    無線LANのステーションにより実行される無線通信方法。
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