JP2009111651A - 基地局および無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動局の位置に応じて適切な通信周波数を選択することで通信品質を確保することを目的とする。
【解決手段】
本発明の移動局と2以上の周波数帯域によって無線通信可能な基地局120は、移動局と無線通信を実行する基地局通信部254と、移動局が見通しできないNLOS領域280にある場合、基地局通信部に2以上の周波数帯域のうち相対的に低い周波数帯域で無線通信させる周波数設定部258と、を備えることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、移動局と2以上の周波数帯域によって無線通信可能な基地局および無線通信システムに関する。
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)に代表される移動局は、小型、軽量化が進み、その機能としても通話のみならず電子メール送受信機能や撮像送受信機能といった様々なものが追加されている。移動局と基地局とを結ぶ無線通信の周波数は、800MHz帯や1.9GHz帯等、使用可能な周波数帯域が設定されており、その周波数帯域が各通信業者へ割り当てられている。無線信号の周波数に関する特徴として、高周波数帯域は、低周波数帯域と比べ帯域幅を大きくとることができ、短時間に大容量のデータを送受信できる。その反面、高周波数帯域は、低周波数帯域と比べ電波が遠くまで届きにくく、通信範囲が狭くなるといった問題も有している。
一般に周波数帯域が高くなると電波が物体を通過し難くなり、移動局と基地局との間に存在するビル等の障害物の影響によって通信状態が悪くなる。そのような通信状態の悪化を補うために、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator)に基づき、送信パワーコントロール、変調方式制御または帯域幅制御等を行うことによって通信品質を確保する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−72249号公報
上述した技術を用いると、相手局のRSSIが小さい場合に送信パワーを増幅することで通信品質を維持することができる。しかし、直進性の高い高周波数で無線通信を行っている状況下において、基地局との見通しがつかないNLOS(Non Line Of Sight)領域に移動局がある場合には、基地局の送信パワーを上げても通信品質の向上を果たすことができない。
また、このような問題を回避するため、NLOS領域を削減することも可能ではあるが、そのためには例えば新たな基地局を余分に増設しなければならない。また、NLOS領域を完全に無くすように基地局を増設することは事実上不可能である。
本発明は、従来の技術が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、移動局の位置に応じて適切な通信周波数を選択することで通信品質を確保することが可能な、無線通信システムを提供することである。
上記課題を解決するにあたり、本発明のある観点によれば、移動局と2以上の周波数帯域によって無線通信可能な基地局であって、移動局と無線通信を実行する基地局通信部と、移動局が見通しできないNLOS領域にある場合、基地局通信部に2以上の周波数帯域のうち相対的に低い周波数帯域で無線通信させる周波数設定部と、を備えることを特徴とする、基地局が提供される。ここで、相対的に低い周波数帯域とは2以上の周波数帯域のうち少なくとも現在通信している周波数帯域より小さい周波数帯域をいう。
低い周波数帯域は、高い周波数帯域に比べ電波が建築物等の障害に吸収されにくく、回り込んで移動局に到達するので、移動局がNLOS領域にあったとしても移動局との通信品質を確保することが可能となる。
基地局は、2以上の周波数帯域それぞれの制御信号転送チャネル(CCH)で移動局の応答確認を行い、相対的に低い周波数帯域でのみ応答があった場合、その移動局がNLOS領域にあると判断するNLOS判断部をさらに備えてもよい。
かかるNLOS判断部によって、移動局がNLOS領域にあるか否かを的確に判断することが可能となり、送信パワーの変更等NLOS領域にある移動局には効果が低い調整を無駄に行うことなく、直ぐに効果が得られる周波数帯域の変更を行うことができ、迅速かつ確実に移動局との通信品質を確保することができる。
上記課題を解決するにあたり、本発明の他の観点によれば、移動局と、移動局と無線通信が可能な複数の基地局と、複数の基地局に接続された管理サーバとを備え、移動局と基地局とは2以上の周波数帯域によって無線通信可能な無線通信システムであって、移動局は、自体の位置を検出し位置情報を生成する位置検出部と、生成された位置情報を、無線通信接続された基地局へ送信する移動局通信部と、を備え、管理サーバは、移動局と無線通信接続された基地局を介して位置情報を受信するサーバ受信部と、位置情報に基づき、移動局に最も近い基地局を導出する基地局導出部と、導出された基地局が移動局と無線通信接続された基地局であるかどうか判断し、相違する場合に導出された基地局にその旨送信する判断結果送信部と、移動局と無線通信接続された基地局から導出された基地局へのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示部と、を備え、導出された基地局は、移動局と2以上の周波数帯域のうち相対的に低い周波数帯域で無線通信を実行する基地局通信部と、を備えることを特徴とする、無線通信システムが提供される。
移動局は、本来最も近い基地局と無線通信を行うべきである。しかし、移動局がその基地局から見通しできないNLOS領域にある場合、基地局は移動局を認識することができず、移動局は他の基地局と無線通信を行うこととなる。本発明によると移動局がNLOS領域にあったとしてもその最も近い基地局と無線通信することが可能なので、管理サーバは、移動局の位置情報から最も近い基地局を導出し、現在無線通信中の基地局と相違していれば、かかる最も近い基地局にハンドオーバする。こうして移動局と基地局との最適な無線通信を確保することができ、通信品質を向上することが可能となる。
位置検出部は、GPS(Global Positioning System)を用いて位置を検出することができる。かかる構成により、移動局は、GPS衛星からの信号を受信して自体が位置する経緯度を正確に取得することができる。
位置検出部は、3以上の基地局との距離による3点測位法を用いて位置を検出することができる。
かかる構成により、移動局は、3以上の基地局の絶対位置との距離による電波の時間遅延を用いて自体が位置を正確に計測することが可能となる。
以上説明したように本発明は、移動局の位置に応じて適切な通信周波数を選択することで通信品質を確保することが可能となる。
以下に図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
無線通信システムにおける管理サーバは、複数の基地局から移動局と最も近い基地局を探し、その移動局と基地局との無線通信を遂行させる。しかし、実際には通信こそ不能であるが移動局との距離はもっと近い基地局も存在する場合がある。本実施形態では、周波数帯域を変更して移動局から最も近い基地局と無線通信を行うことで、通信品質を高く保つことを目的としている。移動局としては、PHS端末、携帯電話、PDA等様々な電子機器があるが、ここでは理解を容易にするためPHS端末を挙げて説明する。
(第1の実施形態:無線通信システム100)
図1は、無線通信システム100を説明するためのシステムブロック図である。かかる無線通信システム100は、PHS端末110と、基地局120(120A、120B)と、通信網130と、管理サーバ140とを含んで構成される。
上記無線通信システム100では、ユーザがPHS端末110を利用して他の移動局150に電話しようと試みた場合、ユーザのPHS端末110の操作に応じて、無線通信可能領域にある基地局120Aとの無線通信が確立され、基地局120Aは、図1中(1)に示すように、通信網130を介して管理サーバ140に移動局150との通信接続を要求する。
管理サーバ140は、図1中(2)に示すように、移動局150の無線通信可能領域にある基地局120Bを選定して、通信相手の有する移動局150との音声通話を設定する。
そして、音声通話に必要な基地局120Aおよび120Bの設定が完了すると、管理サーバ140は、その音声通話処理を基地局間に渡し、図1中(3)に示すように、ユーザ側および通信相手側の基地局120A、120B同士が主体となって音声信号の送受を直接行う。このとき、管理サーバ140は、各PHS端末110、150の通信環境の変化、例えば、PHS端末110の移動に応じて適切な基地局120を割り当てるための待機状態に移行する。
基地局120Aは、PHS端末110と通信を行っている状態であっても、PHS端末110との距離が最も近い基地局と通信しているとは限らない。PHS端末110に最も近い基地局であっても、PHS端末110の位置がNLOS領域であれば通信を行うことができないからである。しかし、PHS端末110と基地局120Aとの関係で、PHS端末110に最も近い基地局との通信が可能になれば通信品質を確保しやすくなる。以下に、通信品質を確保可能な基地局120を説明する。
(基地局120)
図2は、基地局120のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。基地局120は、基地局制御部250と、基地局メモリ252と、基地局通信部254と、NLOS判断部256と、周波数設定部258と、を含んで構成される。
上記基地局制御部250は、中央処理装置を含む半導体集積回路により基地局120全体を管理および制御する。基地局制御部250は、基地局メモリ252のプログラムを用いて、PHS端末110間の通話もしくは通信を支援する。
上記基地局メモリ252は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、基地局制御部250で処理されるプログラムや、移動局間で送受信されるデータを格納する。
上記基地局通信部254は、PHS端末110とPHS電話網に基づく無線通信を行う。例えば、本実施形態では、基地局120内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式が採用される。
上記NLOS判断部256は、PHS端末110がNLOS領域にいるかどうかを判断する。かかる判断は、2以上の周波数帯域それぞれの制御信号転送チャネル(CCH: Control CHannel)を使用してPHS端末110へ応答確認を行うことで為される。そして、NLOS判断部256は、その応答確認が相対的に低い周波数帯域のみの応答であればPHS端末110がNLOS領域にいると判断する。
上記周波数設定部258は、PHS端末110がNLOS領域にあれば2以上の周波数帯域から相対的に低い周波数帯域を選択して通信を行う。例えば、基地局120が800MHz帯と1.9GHz帯の2つの周波数帯域でPHS端末110と無線通信可能な場合、PHS端末110との通信周波数帯として800MHz帯が選択され、その帯域内の任意のチャネルが選択される。
図3は、周波数の違いによる電波の回り込みを説明するための説明図である。ここでは、基地局120からPHS端末110への送信に焦点を当てて説明している。
基地局120は、基地局通信部254からPHS端末110へ2以上の周波数帯域の電波を発信している。2以上の周波数帯域は、例えば、高い周波数帯域が1.9GHz、低い周波数帯域が800MHzである。ここでは、1.9GHz帯の電波を波線で、800MHz帯の電波を実線で表している。
基地局120は、1.9GHz帯の電波を発信し、PHS端末110との最短距離、要するに直進経路で通信を行おうとする。しかし、1.9GHz帯の電波は、ビル等の障害物の影響で妨害を受ける。1.9GHz帯の電波は、直進性が高く、ビル等の障害物による減衰の影響を受けやすいのでその障害物を透過できない(1)。また、1.9GHz帯の電波は、障害物に吸収されやすいので、電波の反射も起こりづらい(2)。
さらに、1.9GHz帯の電波は、回折も起こりにくく、障害物の合間を縫ってPHS端末110に電波が届くこともない(3)。このように、1.9GHz帯の電波は、直進、反射そして回折といった電波の回り込み特性総てで不利であり、NLOS領域280を生じてしまう。
しかし、800MHz帯の電波は、ビル等の障害物による減衰が1.9GHz帯の電波より小さい。従って、800MHzの電波は、ビル等の障害物の透過が可能であり(1)、減衰による吸収が小さいので電波の反射が起こりやすい(2)。また、800MHzの電波は、回折特性も高く(3)、ビル等の障害物があっても電波が回り込んでPHS端末110と通信することが可能である。
800MHz帯の電波は、1.9GHz帯の電波で届かなかったNLOS領域280にも回り込みながら到達できるので、広範囲の通信が可能となる。かかる周波数帯域の切換により、送信パワーの変更等NLOS領域にある移動局には効果が低い調整を行うことなく、直ぐに効果が得られる周波数帯域の変更を行うことができる。
(第2の実施形態:無線通信システム300)
第1の実施形態では、PHS端末110がNLOSにあるかどうかを基地局120が単独で調べ、その結果を用いて周波数帯域の切り換えを行っていた。本実施形態では、PHS端末が任意の基地局からNLOS領域にあるかどうかを客観的に調べ、NLOSであるが故に通信不能であった基地局にPHS端末との無線通信を促している。
図4は、無線通信システム300を説明するためのシステムブロック図である。かかる無線通信システム300は、PHS端末310と、基地局320(320A、320B、320C)と、通信網130と、管理サーバ340とを含んで構成される。ここで、PHS端末310と各基地局320A、320B、320Cとの距離は、a、b、cで表され、a<b<cの関係を有している。
PHS端末310は、本来、無線通信システム300内において最も近い基地局320Aと無線通信を行うべきである。しかし、PHS端末310がその基地局320Aから見通しできないNLOS領域280(ただし、NLOS領域280は基地局320Aに対してのみ定義される。)にある場合、基地局320AはPHS端末310を認識することができず、PHS端末310は他の基地局、例えば基地局320Bと無線通信を行うこととなる。
本実施形態によるとPHS端末310がNLOS領域280にあったとしてもその最も近い基地局と無線通信することが可能となるので、管理サーバ340は、PHS端末310の位置情報から最も近い基地局320Aを導出し、現在無線通信中の基地局320Bと相違していれば、かかる最も近い基地局320Aにハンドオーバする。こうしてPHS端末310と基地局320Aとの最適な無線通信を確保することができ、通信品質を向上することが可能となる。以下、各構成要素について詳細に説明する。
(PHS端末310)
図5は、PHS端末310のハードウェア構成を示した機能ブロック図であり、図6は、PHS端末310の外観を示した斜視図である。PHS端末310は、端末制御部360と、端末メモリ362と、表示部364と、操作部366と、音声入力部368と、音声出力部370と、無線通信部372と、位置検出部374とを含んで構成される。
上記端末制御部360は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末310全体を管理および制御する。端末制御部360は、端末メモリ362のプログラムを用いて、PHS端末310を利用した通話機能やメール配信機能も当然にして遂行する。また、後述する位置検出部374で検出された位置情報を、無線通信接続された基地局320へ送信する移動局通信部376を含んでいる。
上記端末メモリ362は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、端末制御部360で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。
上記表示部364は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、端末メモリ362に記憶された、または通信網130を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。
上記操作部366は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記音声入力部368は、マイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末310内で処理可能な電気信号に変換する。
上記音声出力部370は、スピーカで構成され、PHS端末310で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部366の操作音、アラーム音等も出力できる。
上記無線通信部372は、携帯電話網における基地局320と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局320内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれPHS端末310のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
上記位置検出部374は、GPSを用いて、または、3以上の基地局320との距離による3点測位法を用いて当該PHS端末310自体の位置を検出する。GPSや3点測位法を用いることで、自体が位置する経緯度を正確に取得することができる。かかる詳細な構成は後程詳述する。
(基地局320)
図7は、第2の実施形態における基地局320のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。基地局320は、基地局制御部390と、基地局メモリ392と、基地局通信部394と、を含んで構成される。かかる構成要素は、第1の実施形態において既に説明された基地局制御部250と、基地局メモリ252と、基地局通信部254と実質的に機能が同一なので重複説明を省略し、ここでは、機能が相違する基地局通信部394のみを主に説明する。
基地局通信部394は、PHS端末310の移動局通信部376から送信された位置情報を受信すると、その位置情報が当該基地局320と現在通信しているPHS端末310の位置情報であることを位置情報に付け加えて、管理サーバ340に送信する。かかる機能は、図4における基地局320Bの状態、即ち、現実にPHS端末310と通信を実行している基地局320Bにおいて遂行される。
また、基地局通信部394は、後述する管理サーバ340から、自局が実際にはPHS端末310と最も距離が近いことを知らされると、2以上の周波数帯域のうち低い周波数帯域、例えば800MHz帯でPHS端末310と無線通信を実行する。そして、管理サーバ340からのハンドオーバ指示に従って、自局へのハンドオーバを遂行する。かかる機能は、図4における基地局320Aの状態、即ち、実際にはPHS端末310との距離が最も近い基地局320Aにおいて遂行される。
(管理サーバ340)
図8は、管理サーバ340のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。管理サーバ340は、サーバ制御部410と、サーバメモリ412と、サーバ受信部420と、基地局導出部422と、判断結果送信部424と、ハンドオーバ指示部426とを含んで構成される。
上記サーバ制御部410は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により管理サーバ340全体を管理および制御する。
上記サーバメモリ412は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、サーバ制御部410で処理されるプログラムを記憶する。
上記サーバ受信部420は、PHS端末310と無線通信接続された基地局(図4の例では基地局320B)を介してPHS端末310の位置を示す位置情報を受信する。
上記基地局導出部422は、サーバ受信部420が受信した位置情報に基づき、PHS端末310に最も近い基地局(図4の例では基地局320A)を導出する。
上記判断結果送信部424は、基地局導出部422が導出した基地局320AがPHS端末310と現に無線通信接続された基地局320Bと同一であるかどうか判断し、相違する場合に導出された基地局320Aにその旨送信する。
上記ハンドオーバ指示部426は、判断結果送信部424においてPHS端末310と最も近いと判断された基地局320AをPHS端末310の通信先とすべきと判断した場合、PHS端末310と無線通信接続された基地局(図4の例では320B)から導出された基地局(図4の例では320A)へのハンドオーバを指示する。
(GPS測位法)
上記位置検出部374は、GPS衛星500からの信号を受信する。その受信した位置情報に基づいて、PHS端末310自体の絶対位置を特定する。
図9は、位置検出部374の位置特定を説明するための説明図である。本実施形態では、GPS衛星500から送信される経緯度情報を位置検出部374で正確に取得する。PHS端末310は、その位置検出部374で取得した位置情報を基地局320Bへ送信し、通信網130を通じて管理サーバ340へ送信する。
(3点測位法)
また、位置検出部374は、GPSから位置情報を取得する代わりに、複数の基地局320それぞれに関する絶対位置情報および距離に基づいて、PHS端末310自体の絶対位置を特定することもできる。
図10は、位置検出部374の位置特定による他の例を説明するための説明図である。本実施形態では、少なくとも3つの基地局の絶対位置と、その基地局からの距離による電波の時間遅延とを用いて、3点測位法によりPHS端末310の絶対位置を把握する。例えば、図10において、位置検出部374が電波の時間遅延に基づいて計算した基地局320A、320B、320Cとの距離がそれぞれa、b、cと推定された場合、位置検出部374が取得した基地局320A、320B、320Cそれぞれの絶対位置から距離を半径とする円を描いたときのその交点が、PHS端末310の現在の絶対位置となる。
かかる位置検出部374は、自体の位置を検出する様々なセンサを適用することができ、例えばジャイロセンサや加速度センサを使用し、その積分値等によって位置の検出を行うこともできる。また、上述したGPSや3点測位法との組み合わせにより検出された位置の修正を行うことも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、移動局と2以上の周波数帯域によって無線通信可能な基地局および無線通信システムに利用することができる。
第1の実施形態における無線通信システムを説明するためのシステムブロック図である。 第1の実施形態における基地局のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 第1の実施形態における周波数の違いによる電波の回り込みを説明するための説明図である。 第2の実施形態における無線通信システムを説明するためのシステムブロック図である。 第2の実施形態におけるPHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態におけるPHS端末の外観を示した斜視図である。 第2の実施形態における基地局のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態における管理サーバのハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態における位置検出部の位置特定を説明するための説明図である。 第2の実施形態における位置検出部の位置特定による他の例を説明するための説明図である。
符号の説明
100、300 …無線通信システム
110 …PHS端末
120 …基地局
130 …通信網
140 …管理サーバ
256 …NLOS判断部
258 …周波数設定部
280 …NLOS領域
374 …位置検出部
394 …基地局通信部
420 …サーバ受信部
422 …基地局導出部
424 …判断結果送信部
426 …ハンドオーバ指示部

Claims (5)

  1. 移動局と2以上の周波数帯域によって無線通信可能な基地局であって、
    前記移動局と無線通信を実行する基地局通信部と、
    前記移動局が見通しできないNLOS領域にある場合、前記基地局通信部に前記2以上の周波数帯域のうち相対的に低い周波数帯域で無線通信させる周波数設定部と、
    を備えることを特徴とする、基地局。
  2. 前記2以上の周波数帯域それぞれの制御信号転送チャネル(CCH)で前記移動局の応答確認を行い、相対的に低い周波数帯域でのみ応答があった場合、その移動局がNLOS領域にあると判断するNLOS判断部をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の基地局。
  3. 移動局と、該移動局と無線通信が可能な複数の基地局と、該複数の基地局に接続された管理サーバとを備え、該移動局と該基地局とは2以上の周波数帯域によって無線通信可能な無線通信システムであって、
    前記移動局は、
    自体の位置を検出し位置情報を生成する位置検出部と、
    前記生成された位置情報を、無線通信接続された基地局へ送信する移動局通信部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記移動局と無線通信接続された基地局を介して前記位置情報を受信するサーバ受信部と、
    前記位置情報に基づき、前記移動局に最も近い基地局を導出する基地局導出部と、
    前記導出された基地局が前記移動局と無線通信接続された基地局であるかどうか判断し、相違する場合に該導出された基地局にその旨送信する判断結果送信部と、
    前記移動局と無線通信接続された基地局から前記導出された基地局へのハンドオーバを指示するハンドオーバ指示部と、
    を備え、
    前記導出された基地局は、
    前記移動局と前記2以上の周波数帯域のうち相対的に低い周波数帯域で無線通信を実行する基地局通信部と、
    を備えることを特徴とする、無線通信システム。
  4. 前記位置検出部は、GPSを用いて位置を検出することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記位置検出部は、3以上の基地局との距離による3点測位法を用いて位置を検出することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信システム。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176550A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Nec Corp 携帯電話端末による事故状況通報方法、事故状況通報機能を有する携帯電話端末、および事故状況通報プログラム
KR101105064B1 (ko) 2009-07-29 2012-01-13 주식회사 케이티 도미넌트 경로를 이용한 nlos 지역에 대한 안테나 최적화 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101105064B1 (ko) 2009-07-29 2012-01-13 주식회사 케이티 도미넌트 경로를 이용한 nlos 지역에 대한 안테나 최적화 방법
JP2011176550A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Nec Corp 携帯電話端末による事故状況通報方法、事故状況通報機能を有する携帯電話端末、および事故状況通報プログラム

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