JP6310653B2 - Cu配線構造の形成方法 - Google Patents

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本発明は、Cu配線構造の形成方法に関し、より詳しくは、シリコン基板の表面に形成された凹部としての微細な溝部(トレンチ)や孔部(ホール)にCuを埋め込むためのものに関する。
従来より、半導体デバイスの配線としてCu配線構造が広く用いられており、Cu配線構造の形成方法は例えば特許文献1で知られている。このものでは、処理対象物を表面に溝部が形成されたシリコン基板とし、溝部内面を含む基板表面にスパッタリング法にてCuを付着、堆積させてCu層を形成し、このCu層をリフローにより流動させて溝部内にCuを埋め込む。このものでは、溝部の開口幅が狭いと、溝部の上部開口がCu層で閉塞され(所謂、ピンチオフ)、このようなピンチオフの状態で、リフローによりCu層を流動させても、溝部内に空洞が残ってしまう。
そこで、本出願人は、溝部の内面を含む基板表面にCo層を形成し、Co層表面にCu層を形成してリフローすることで、リフロー時のCuの流動性を高めることを提案した(特願2012−233842参照)。この方法では、Co層が、有機金属を原料とするMOCVD法により形成されるが、成膜されたCo層中には有機金属の分解により生じた炭素、窒素や酸素といった不純物が不回避的に含まれる。このような不純物は、Cu層との密着性を低下させたり、Co層の比抵抗値を増大させたりする虞がある。このため、Co層を高温(320℃以上)に加熱し、Co層中の不純物を可能な限り脱離させてCo層を緻密化することが考えられる。然し、上記のようにしてCo層中の不純物を可能な限り脱離させた後、Co層表面にCu層を形成してリフローしても、リフロー時にCuの流動体がCo層表面で凝集して溝部内に空洞が残ることが判明した。本発明者は、鋭意研究を重ね、Co層中の炭素濃度の低下に起因して、Cuの流動体がCo層表面で凝集することを知見するのに至った。
特開2008−71850号公報
本発明は、以上の知見に基づき、凹部内に隙間無くCuを確実に埋め込むことができるCu配線構造の形成方法を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のCu配線構造の形成方法は、処理対象物を表面に凹部が形成されたものとし、この凹部の内面を含む処理対象物表面に、炭素が含まれるCo層を形成する工程と、Co層を緻密化する工程と、緻密化したCo層の表面にCu層を形成し、Cu層をリフローにより流動させて凹部内にCuを埋め込む工程とを含み、前記Co層を緻密化する工程は、Co層中の炭素が脱離しない温度範囲でのCo層の加熱を含むことを特徴とする。
尚、炭素が含まれるとは、例えば、MOCVD法でCo層を形成するときに有機金属の分解により生じた炭素が不可避的に含まれる場合だけでなく、スパッタリング法によりCo層を形成するときに処理室内に炭素含有ガス(例えば、COやCO)を積極的に導入してプラズマ中に存在する炭素が不可避的に含まれる場合を含むものとする。また、本発明において、処理対象物には、凹部内面を含む処理対象物表面にバリア層が形成されたものを含むものとする。バリア層は、Ta,Ti,W,V,Nbのうち少なくとも1種を含む材料で構成されるものとすればよい。
本発明によれば、Cu層の形成に先立って処理対象物表面に炭素が含まれるCo層を形成し、このCo層から炭素が脱離しない温度範囲でCo層を加熱するようにしたため、リフロー時にCuの流動体がCo層表面で凝集することがなく、凹部内に隙間無くCuを確実に埋め込むことができる。
本発明者は、上記温度範囲を、Co層の成膜温度〜300℃とすれば、Cuを凹部の隅々まで空洞を生じることなく確実に行き渡らせることを確認した。
本発明において、前記Co層は2.5nm以下の厚さで形成されることが好ましい。また、本発明において、前記緻密化したCo層に含まれる炭素濃度が5E+20atoms/cm以上であることが好ましい。
(a)〜(d)は、本発明のCu配線構造の形成方法を説明する拡大断面図。 本発明のCu配線構造の形成方法を実施する真空処理装置の構成を模式的に説明する図。 (a1)〜(d1)は、実験結果を示すSEM像であり、(a2)〜(d2)は、実験結果を示す断面SEM像。 Co層の加熱温度と、Cu埋込率との関係を示すグラフ。 (a)及び(b)は、Co層を280℃で加熱した場合の、リフロー前後の元素分析結果を示す図。 (a)及び(b)は、Co層を350℃で加熱した場合の、リフロー前後の元素分析結果を示す図。
以下、図面を参照して、処理対象物を、シリコンウエハ等の半導体基板(以下「基板」という)であってその表面に形成した絶縁膜中に凹部たる溝部(トレンチ)を形成したものとし、この溝部内にCuを埋め込みCu配線構造を形成する場合を例に、本発明の実施形態のCu配線構造の形成方法を説明する。
図1を参照して、Sは、本発明の実施形態のCu配線構造の形成方法を適用してCu配線構造が形成される半導体装置である。半導体装置Sは、トランジスタ等の素子が形成されたシリコンウエハからなる基板11の素子形成面側に、例えばSiOからなる層間絶縁膜12を形成した後、基板11に達する接続孔13が形成され、接続孔13内に、例えばタングステンからなる配線層14が埋め込み形成される。その後、層間絶縁膜12上に、例えばSiOからなる他の層間絶縁膜15が形成される。そして、層間絶縁膜15上に図示省略のレジストパターンが形成され、このレジストパターンをマスクとし、ドライエッチングにより層間絶縁膜15に、Cu配線用の溝部16が形成される(図1(a)参照)。
ここで、溝部16は、その上面開口幅Wが例えば10nm〜50nm程度になるように形成され、その深さDが、例えば20nm〜200nm程度になるように形成されたものである。そして、このような溝部16の内部に、例えば半導体素子の配線材料となる導電体たるCuが埋め込み形成される。以下に、Cu配線構造の形成方法を具体的に説明する。
図2を参照して、2は、Cu配線構造の形成方法を実施する真空処理装置を示す。真空処理装置2は、中央の搬送室21を備え、搬送室21には、上記基板11を搬送する搬送ロボットRが設置されている。搬送ロボットRは、回転及び上下動自在な回転軸22aと、回転軸22aの上端に連結した水平方向に伸縮自在なフロッグレッグ式の一対のロボットアーム22bと、両ロボットアーム22bの先端に取り付けた、基板11を支持するロボットハンド22cとを備えている。
搬送室21の周囲前側(図2中、下側)には、2つのロードロック室L1,L2が左右対称に設けられている。そして、ロードロック室L1,L2を起点として反時計まわりに、脱ガス処理を行う第1の真空処理室F1と、バリア層たるTiN層の形成を行う第2の真空処理室F2と、Co層の形成を行う第3の真空処理室F3と、Co層の緻密化を行う第4の真空処理室F4と、Cuシード層(以下「Cu層」という)の形成を行う第5の真空処理室F5と、リフローを行う第6の真空処理室F6とが配置されている。これら各ロードロック室L1,L2及び各真空処理室F1〜F6には、搬送ロボットRによりゲートバルブGVを介して基板11が搬入、搬出される。
第1の真空処理室F1としては、特に図示して説明しないが、基板11を保持するステージと、基板を所定温度に加熱する赤外線ランプ等を備えたものが利用できる。バリア層の形成及びCu層の形成(第2及び第5の真空処理室F2,F5)には、公知の構造のマグネトロンスパッタリング装置が利用でき、また、Co層の形成(第3の真空処理室F3)には、公知の構造のMOCVD装置が利用できるため、ここでは、成膜条件を含め、詳細な説明を省略する。また、Co層の緻密化(第4の真空処理室F4)には、処理室内で基板11を保持するステージと、このステージに内蔵される、基板11を所定温度(例えば、280℃)に加熱するヒータ等の加熱手段と、処理室内に還元ガス(水素ガスとアンモニアガスとの混合ガス)を導入するガス導入手段とを備えるものが利用され、これらは、公知のものであるため、ここでは、詳細な説明を省略する。また、第6の真空処理室F6としては、基板11を保持するステージと、このステージに内蔵される、基板11を所定温度(例えば、100℃〜400℃)に加熱する抵抗加熱式ヒータ等の加熱手段とを備えたものが利用され、これも公知のものであるため、ここでは、詳細な説明を省略する。なお、バリア層の形成及びCu層の形成に用いられる装置は上記に限定されるものではなく、蒸着装置やCVD装置を用いることもできる。また、リフロー装置の加熱手段は上記に限定されるものではなく、他の公知のものを利用できる。また、第2の真空処理室F2と第3の真空処理室F3との間に、基板11が載置されるステージに冷媒循環機構が内蔵され、熱交換により基板11を冷却する真空処理室を設けてもよい。
以下に、図1及び図2を再び参照して、本実施形態のCu配線構造の形成方法を利用した半導体装置の製造方法を具体的に説明する。以下では、基板11は、上記の如く、層間絶縁膜15中に溝部16が形成されたものとし、基板11は、各処理が施された後のものを指す場合があるものとする。先ず、搬送ロボットRにより一方のロードロック室L1から第1の真空処理室F1に未処理の基板11を搬送し、第1の真空処理室F1で脱ガス処理を施す。この場合、脱ガス処理では、基板を100℃〜300℃に所定時間(1min)加熱保持する。
脱ガス後、第2の真空処理室F2に基板11を搬送し、溝部16の内面をその全体に亘って覆うように、スパッタリング法によりバリア層(バリアメタル)17を形成する(図1(b)参照)。バリア層17は、例えば、Ta(タンタル)、Ta窒化物(TaN)、Ta珪化物、Ta炭化物、Ti(チタン)、Ti窒化物、Ti珪化物、Ti炭化物、W(タングステン)窒化物、W珪化物、W炭化物、V(バナジウム)酸化物、Nb(ニオブ)酸化物などから構成される。バリア層17を例えばTaNで構成する場合、TaN層17の厚みは1nm〜7nm(例えば、2.5nm)に設定することができる。
TaN層17が形成されると、第3の真空処理室F3にTaN層17形成済みの基板11を搬送し、TaN層17の表面に、MOCVD法により流動促進層たるCo層18を形成する(図1(b)参照)。Co層18は、後述するリフローによりCu層を流動させたときに、Cuの流動体との接触面積を増加させて、Cuの流動体の流動を促進するものである。Co層18の厚みは1nm〜5nm、好ましくは2.5nm以下(例えば、2.5nm)に設定することができる。
ここで、Co層18は、Coにアミド基、アルキル基、フェニル基、ペンタジエニル基、カルボニル基などが配位した有機金属を原料として用いるMOCVD法により形成されるが、成膜されたCo層18中には有機金属の分解により生じた炭素、窒素や酸素といった不純物が不可避的に含まれる。尚、Co層18の成膜条件は、公知のものを用いることができるため、ここでは詳細な説明を省略する。不純物が含まれるため、Co層18形成済みの基板11を第4の真空処理室F4に搬送し、処理窒F4内に水素ガス及びアンモニアガスを導入してCo層18を加熱(ポストアニール)することにより、Co層18から不純物を脱離させて緻密化する。このとき、Co層18を320℃以上の高温に加熱し、Co層中の不純物を可能な限り脱離させることが考えられるが、本発明者は、ポストアニールによるCo層18の炭素濃度の低下に起因して、後述するリフロー時にCuの流動体がCo層表面で凝集することを知見するのに至った。
そこで、本実施形態では、Co層18を緻密化する工程において、Cu層18中の炭素が脱離しない温度範囲でのCo層18の加熱を含むこととした。この温度範囲は、Co層18の成膜温度(例えば、250℃)〜300℃である。尚、本工程において、Co層18を所定時間加熱した後、Co層18を例えば、−20℃まで冷却するようにしてもよい。
Co層18を緻密化すると、基板11を第5の真空処理室F5に搬送し、Co層18の表面に、スパッタリング法によりCu層19を形成する(図1(c)参照)。このとき、Cu層19の厚みは、溝部16内を埋め込むために必要なCu量に応じて適宜設定されるが、溝部16の上面開口幅Wが狭いと、図1(c)に示すように溝部16の上部開口がCu層19で閉塞される場合がある(ピンチオフ)。尚、スパッタリングによる成膜中、基板11を、室温以下の温度、好ましくは−20℃に保持することにより、膜中のグレインサイズが小さいCu層を形成することができ、また、リフロー時にCuの流動体の凝集を抑制することができるという利点がある。
Cu層19が形成されると、第6の真空処理室F6にCu層19形成済みの基板11を搬送し、第6の真空処理室F6でリフローを施す。リフロー時の基板11の温度は、100〜400℃の範囲、好ましくは350℃に設定される。100℃より低い温度ではCuの流動が起きず、また、400℃より高い温度では、凝集の発生や製品(素子)へのダメージが生じる。基板11が上記温度に加熱されると、Cuの流動体となる。Cuの流動体とは、Cu原子の複数が金属結合した状態で拡散する粒子をいう。また、昇温速度は、20℃/sec〜40℃/secの範囲、好ましくは40℃/secに設定される。Cuの流動体の流動により、溝部16内に隙間無く導電材料たるCu20を埋め込み形成できる(図1(d)参照)。その結果、局所的な断線部分のない高精度なCu配線構造が得られ、導電性に優れた配線を持つ半導体装置Sとなる。
ここで、発明者らは次の実験を行った。実験1では、上面開口幅Wが18nm、深さDが60nmの溝部16の内面をスパッタリング法により厚み2.5nmのTaNからなるバリア層17で覆い、バリア層17の表面にMOCVD法によりCo層18を2.5nmの厚みで形成する。水素ガスとアンモニアガスを夫々100sccm導入した還元ガス雰囲気下でCo層18を280℃に加熱(ポストアニール)して緻密化し、スパッタリング法によりCu層19を25nmの厚みで形成した後、350℃の温度で5minリフローを行った。これにより形成されたCu配線構造(発明品1)のSEM像を図3(a1)、図3(a2)に夫々示す。これによれば、Co層表面でCu流動体が凝集することなく、溝部16内に隙間無くCu20が埋め込まれていることが確認された。
また、ポストアニール温度を300℃、320℃、350℃とした点以外は、上記発明品1と同様にして形成したCu配線構造を夫々発明品2、比較品1、比較品2とし、これらのSTEM像及びSEM像を図3に併せて示す。これによれば、発明品2は上記発明品1と同様に溝部内にCuが隙間無く埋め込まれることが確認された(図3(b1),(b2)参照)。尚、ポストアニール温度をCo層の成膜温度(250℃)とした場合も、溝内にCuが隙間無く埋め込まれることが確認された。それに対して、比較品1及び比較品2は、Co層表面でCuの流動体が凝集し、溝部内にボイドが形成されることが確認された(図3(c1),(c2),(d1),(d2)参照)。このように、ポストアニール温度が250〜300℃では、溝部内へのCuの埋込率が高いが、ポストアニール温度が300℃よりも高いと、Cu埋込率が低くなることが判った(図4参照)。
尚、Co層を例えば、10nm程度に厚く形成すると、ポストアニール温度が300℃以下の場合には、ポストアニール温度が300℃よりも高い場合に比べてCo層の比抵抗値の増大を招く。然し、本発明者の検討によれば、本実施形態の如くCo層を2.5nm以下のように薄く形成する場合には、Co層の膜質が其程良くないため、ポストアニール温度による比抵抗値の差が見られないことが判った。
次に、実験2では、上記実験1で得た発明品1及び比較例2の夫々について、リフロー前とリフロー後にオージェ電子分光法による分析とSIMS分析とを夫々行った。その結果を図5及び図6に示す。ポストアニール温度が280℃である発明品1では、図5(a)に示すように、リフロー前にCo層に炭素が含まれており(炭素濃度が5E+20atoms/cm以上)、図5(b)に示すように、リフロー後もCo層に炭素が含まれていることが確認された。尚、Co層の抵抗値や結晶性を鑑みて、Co層に含まれる炭素濃度が1E+21atoms/cm以下であることが好ましい。それに対して、ポストアニール温度が350℃である比較品2では、図6(b)に示すように、リフロー前にCo層から炭素が脱離しており、発明品1に比べて炭素濃度が1桁低いことが確認された。
以上より、Co層18を緻密化するポストアニールを、Co層18中の炭素が脱離しない温度範囲(例えば、Co層18の成膜温度(250℃)〜300℃)で行うことで、リフロー時にCuの流動体がCo層18表面で凝集せずに溝部16内への流動が促進される。これは、リフロー時に、Co層に含まれる炭素の作用により、Co層とCu流動体との密着性が向上することによると考えられる。その結果、溝部16の上面開口幅Wが狭くても、溝部16内に隙間無く導電材料たるCuを確実に埋め込み形成できる(図1(d)参照)。これにより、局所的な断線部分のない高精度なCu配線層20が得られ、導電性に優れた配線を持つ半導体装置Sとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではない。上記実施形態では、半導体基板に形成した溝部にCuを埋め込み形成するものを例に説明したが、他の用途にも本発明は適用できる。例えば、半導体基板に形成した細径の孔部にCuを埋め込む場合にも本発明を適用でき、この場合も同様に、孔部(ホール)内に隙間無くCuを確実に埋め込み形成できる。
また、上記実施形態では、Co層18をMOCVD法で成膜する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、スパッタリング法や蒸着法等の他の方法を用いることができる。スパッタリング法により成膜する場合、プラズマ中の炭素がCo層に含まれることになるが、炭素濃度を高めたいときにはCOやCO等の炭素含有ガスを積極的に導入してもよい。
また、上記実施形態では、Cuの流動を促進するためにCo層18を形成したが、Co層18に代えてRu層を形成しても同様の効果が得られるものと考えられる。
S…半導体装置、11…基板(処理対象物)、16…溝部(トレンチ:凹部)、17…バリア層(バリアメタル)、18…Co層、19…Cu層、20…Cu配線層。

Claims (2)

  1. 処理対象物を表面に凹部が形成されたものとし、この凹部の内面を含む処理対象物表面に、炭素が含まれるCo層を形成する工程と、
    Co層を緻密化する工程と、
    緻密化したCo層の表面にCu層を形成し、Cu層をリフローにより流動させて凹部内にCuを埋め込む工程とを含み、
    前記Co層を形成する工程におけるCo層の成膜温度は、280℃以下の範囲であり、
    前記Co層を緻密化する工程は、Co層中の炭素濃度を5E+20atoms/cm以上1E+21atoms/cm以下にする280℃以下の還元ガス雰囲気下での加熱を含むことを特徴とするCu配線構造の形成方法。
  2. 前記Co層は2.5nm以下の厚さで形成されることを特徴とする請求項1記載のCu配線構造の形成方法。


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