JP6310506B2 - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6310506B2
JP6310506B2 JP2016119803A JP2016119803A JP6310506B2 JP 6310506 B2 JP6310506 B2 JP 6310506B2 JP 2016119803 A JP2016119803 A JP 2016119803A JP 2016119803 A JP2016119803 A JP 2016119803A JP 6310506 B2 JP6310506 B2 JP 6310506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
history
unit
time
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016119803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017224193A (ja
Inventor
慎二 加藤
慎二 加藤
直希 田之畑
直希 田之畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2016119803A priority Critical patent/JP6310506B2/ja
Publication of JP2017224193A publication Critical patent/JP2017224193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6310506B2 publication Critical patent/JP6310506B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自衛消防隊員の位置情報又は防災設備の作動情報の履歴を記録する情報処理システムに関する。
従来、火災等の緊急事態発生時に自衛消防隊の活動を支援する防災支援システムが知られている。例えば特許文献1には、自衛消防隊員が携帯する携帯端末に当該隊員の現在位置を地図表示する防災支援システムが記載されている。
特開2015−225426号公報
従来の防災支援システムでは自衛消防隊員の位置情報の履歴が保存されず、自衛消防隊員の活動を事後に分析して評価することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、自衛消防隊員の活動を分析して評価するために、自衛消防隊員の位置情報又は防災設備の作動情報の履歴を利用できるようにする情報処理システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自衛消防隊員が携帯する携帯端末の位置情報を取得する隊員位置情報取得部と、前記取得された位置情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部に格納する隊員位置情報格納部とを備えることを特徴とする情報処理システムを提供する。
本発明に係る情報処理システムによれば、自衛消防隊員の活動を分析して評価するために、自衛消防隊員の位置情報又は防災設備の作動情報の履歴を利用できるようにすることができる。
自火報設備100と情報処理システム200の構成の一例を示すブロック図である。 火災受信機3と携帯端末5と支援サーバ6の機能の一例を示すブロック図である。 隊員位置情報データベースDB4の一例を示す図である。 作動情報データベースDB5の一例を示す図である。 履歴記録動作の一例を示すシーケンス図である。 履歴表示動作の一例を示すシーケンス図である。 在館履歴取得画面の一例を示す図である。 在館履歴表示画面の一例を示す図である。 地図履歴表示画面の一例を示す図である。 シークバーS3を有する地図履歴表示画面の一例を示す図である。
1.実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る自動火災報知設備100(以下、「自火報設備100」という。)と情報処理システム200の構成の一例を示すブロック図である。図2は、火災受信機3と携帯端末5と支援サーバ6の機能の一例を示すブロック図である。
<自火報設備100の構成>
自火報設備100は防火対象物である建物に設置される。ここで建物とは、ホテル、マンション等の集合住宅、オフィスビル、商業施設などである。自火報設備100は、建物の各所に配置される複数の火災感知器1と、建物の各所に配置される複数の防火戸2と、建物の防災センタに設置される火災受信機3とを備える。火災受信機3は火災感知器1と信号線を介して、防火戸2とは中継器4と信号線とを介して接続される。自火報設備100はP型システムであってもR型システムであってもよい。
<火災感知器1の構成>
防災設備の一例である火災感知器1は、煙感知器、熱感知器、炎感知器等の感知器である。本実施形態では光電式の煙感知器を想定する。火災感知器1は、特に図示しないが、火災時に発生する煙を検知して火災を検出する火災検出部と、火災検出部が火災を検出すると自己の識別情報であるアドレスを含む火災信号を火災受信機3に送信する火災信号送信部とを備える。
<防火戸2の構成>
防災設備の一例である防火戸2は同じく防災設備の一例である中継器4を介して火災受信機3に接続される。防火戸2は、特に図示しないが、自己を作動(具体的には閉鎖)させるための駆動部と、駆動部により自己が作動させられたことを示す作動信号を中継器4に出力する作動信号出力部とを備える。中継器4は、特に図示しないが、火災受信機3から送信される制御信号に基づいて防火戸2の作動を制御する作動制御部と、防火戸2から出力される作動信号を監視、受信する作動信号監視部と、作動信号監視部が作動信号を受信すると、自己の識別情報であるアドレスを含む作動信号を火災受信機3に送信する作動信号送信部とを備える。なお、防火戸2に中継器4の機能を組み込み一体としてもよい。
<火災受信機3の構成>
火災受信機3は、特に図示しないが、CPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチパネル等の操作部と、情報処理システム200と通信するための通信部とを備える。記憶部には、図2に示すように、設備情報データベースDB1が記憶される。設備情報データベースDB1は、建物に設置される各防災設備について、アドレスと、設備種別情報と、設置場所情報とを対応付けて記憶する。火災受信機3は、図2に示すように、火災信号取得部31と、作動信号取得部32と、作動情報送信部33という機能を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
火災信号取得部31は、火災感知器1から送信される火災信号を取得する。作動信号取得部32は、中継器4から送信される作動信号を取得する。作動情報送信部33は、火災信号取得部31が火災信号を取得すると、設備情報データベースDB1を参照して、火災信号に含まれるアドレスに対応する防災設備の設備種別と設置場所とを特定し、これらの情報と発生イベント(具体的には発報)とを作動情報として支援サーバ6に通知する。また作動情報送信部33は、作動信号取得部32が作動信号を取得すると、設備情報データベースDB1を参照して、作動信号に含まれるアドレスに対応する防災設備の設備種別と設置場所とを特定し、これらの情報と発生イベント(具体的には作動)とを作動情報として支援サーバ6に通知する。
<情報処理システム200の構成>
情報処理システム200は、防火対象物である建物に在館する自衛消防隊員が携帯する携帯端末5と、自衛消防隊の活動を支援する支援サーバ6とを備える。携帯端末5と支援サーバ6と火災受信機3とは、インターネット等の通信回線7を介して相互に接続される。ここで自衛消防隊とは、火災や地震等の災害時に初期活動や応急対策を円滑に行い、例えば、建物の利用者の安全を確保するため建物毎に設置される組織である。自衛消防隊は、例えば、初期消火係、避難誘導係、安全防護係、通報連絡係、応急救護係、非常持出係、指揮係等により構成される。
<携帯端末5の構成>
携帯端末5は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話機等の携帯型のコンピュータである。携帯端末5は具体的には、特に図示しないが、CPU等の演算部と、フラッシュメモリやHDD等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、タッチセンサや操作ボタン等の操作部と、支援サーバ6と通信するための通信部と、建物の各所に設置されるビーコン発信機から定期的に送信されるビーコン信号を受信するための受信部とを備える。ここでビーコン発信機から送信されるビーコン信号には、当該信号を送信するビーコン発信機の識別情報である発信機IDが重畳される。ビーコン信号は例えば、近距離無線通信規格であるBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やZigBee(登録商標)に従って送信される。ビーコン発信機は上記の火災感知器1と一体化されてもよい。
携帯端末5は、図2に示すように、発信機ID送信部51と、時刻指定情報送信部52と、履歴情報取得部53と、表示制御部54という機能を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
発信機ID送信部51は、受信部が受信したビーコン信号に重畳された発信機IDが、前回受信したビーコン信号に重畳されたものと異なる場合に(すなわち、携帯端末5が移動した場合に)、受信したビーコン信号に重畳された発信機IDを自端末の識別情報である端末IDとともに支援サーバ6に送信する。ここで端末IDとは具体的には、携帯端末5の製造番号や電話番号等である。
時刻指定情報送信部52は、支援サーバ6から携帯端末5の位置と防災設備の作動状況の履歴情報を取得する際に、取得対象となる履歴情報を指定するための時刻指定情報を支援サーバ6に送信する。この時刻指定情報は利用者により指定され、取得する履歴情報の開始日時と終了日時とを示す。すなわち所定の期間を示す。履歴情報取得部53は、時刻指定情報送信部52による時刻指定情報の送信に対して支援サーバ6から送信されてくる履歴情報を取得する。
表示制御部54は各種画面を表示部に表示させる。具体的には、時刻指定情報を入力するための在館履歴取得画面を表示させる。また表示制御部54は、履歴情報取得部53が取得した履歴情報に基づいて在館履歴表示画面と地図履歴表示画面とを表示させる。在館履歴表示画面を表示させる際には、取得された履歴情報(携帯端末5の位置情報と防災設備の作動情報を含む。)を時系列に並べたリストを表示させる。また、取得された履歴情報が示す携帯端末5の位置又は防災設備の作動状況を図示する立面図を表示させる。この立面図は、取得された履歴情報のうち上記の指定された期間内でさらに指定された時刻に対応する履歴情報が示す携帯端末5の位置又は防災設備の作動状況を図示する。一方、地図履歴表示画面を表示させる際には、取得された履歴情報が示す携帯端末5の位置又は防災設備の作動状況を図示する平面図を表示させる。この平面図は、取得された履歴情報のうち上記の指定された期間内でさらに指定された時刻に対応する履歴情報が示す携帯端末5の位置又は防災設備の作動状況を図示する。各画面の詳細な構成については後述する。
<支援サーバ6の構成>
支援サーバ6は、自衛消防隊員(が所持する携帯端末5)の位置情報と防災設備の作動情報の履歴を記録するコンピュータである。支援サーバ6は具体的には、特に図示しないCPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチセンサ等の操作部と、火災受信機3及び携帯端末5と通信するための通信部とを備える。なお、記憶部は、通信回線7を介して接続される外部サーバに設置されてもよい。記憶部には、図2に示すように、隊員情報データベースDB2と、発信機情報データベースDB3と、隊員位置情報データベースDB4と、作動情報データベースDB5とが記憶される。
隊員情報データベースDB2は、建物に在館する各自衛消防隊員について、隊員が携帯する携帯端末5の端末IDと、氏名と、担当するフロア名と、担当する係名とを対応付けて記憶する。発信機情報データベースDB3は、建物に設置される各ビーコン発信機について、発信機IDと、設置場所とを対応付けて記憶する。隊員位置情報データベースDB4は、自衛消防隊員の位置情報の履歴を記憶する。図3は、隊員位置情報データベースDB4の一例を示す図である。隊員位置情報データベースDB4は、同図に示すように、日時と、隊員の位置と、隊員の氏名と、隊員の担当フロア名と、隊員の担当係名とを対応付けて記憶する。作動情報データベースDB5は、防災設備の作動情報の履歴を記憶する。図4は、作動情報データベースDB5の一例を示す図である。作動情報データベースDB5は、同図に示すように、日時と、防災設備の設置場所と、防災設備の設備種別と、発生イベントとを対応付けて記憶する。
支援サーバ6は、図2に示すように、作動情報取得部61と、作動情報格納部62と、発信機ID取得部63と、隊員位置情報取得部64と、隊員位置情報格納部65と、時刻指定情報取得部66と、隊員位置情報抽出部67と、作動情報抽出部68と、履歴情報送信部69という機能を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
作動情報取得部61は、防災設備の作動状況を示す作動情報を火災受信機3から取得する。作動情報格納部62は、作動情報取得部61が取得した作動情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部の作動情報データベースDB5に格納する。
発信機ID取得部63は、発信機IDと端末IDとを携帯端末5から取得する。隊員位置情報取得部64は、自衛消防隊員が携帯する携帯端末5の位置情報を取得する。具体的には発信機情報データベースDB3を参照して、発信機ID取得部63が取得した発信機IDに対応する位置情報を取得する。隊員位置情報格納部65は、隊員位置情報取得部64が取得した位置情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部の隊員位置情報データベースDB4に格納する。その際、隊員位置情報格納部65は、隊員情報データベースDB2を参照して、発信機ID取得部63が取得した端末IDに対応する氏名と担当フロア名と担当係名とを特定し、これらの情報も位置情報及び時刻情報と対応付けて隊員位置情報データベースDB4に格納する。
時刻指定情報取得部66は、履歴情報を取得するために携帯端末5から送信されてくる時刻指定情報を取得する。隊員位置情報抽出部67は、指定された時刻に対応する位置情報を記憶部の隊員位置情報データベースDB4から抽出する。ここで、指定された時刻とは、時刻指定情報取得部66が取得した時刻指定情報により示される時刻である。なお、隊員位置情報抽出部67は、期間(換言すると、2つの時刻間の継続した時間)が指定された場合には、当該指定された期間に対応する複数の位置情報を記憶部の隊員位置情報データベースDB4から抽出する。隊員位置情報抽出部67は位置情報を抽出する際には、位置情報に加えて、これに対応する隊員氏名と担当フロア名と担当係名とを履歴情報として抽出する。作動情報抽出部68は、指定された時刻に対応する作動情報を記憶部の作動情報データベースDB5から抽出する。ここで、指定された時刻とは、時刻指定情報取得部66が取得した時刻指定情報により示される時刻である。なお、作動情報抽出部68は、期間が指定された場合には、当該指定された期間に対応する複数の作動情報を記憶部の作動情報データベースDB5から抽出する。作動情報抽出部68は作動情報を抽出する際には、作動情報に加えて、これに対応する設置場所と設備種別と発生イベントとを履歴情報として抽出する。履歴情報送信部69は、隊員位置情報抽出部67又は作動情報抽出部68が抽出した履歴情報を携帯端末5に対して送信する。
<履歴記録動作>
支援サーバ6が自衛消防隊員の位置情報と防災設備の作動情報の履歴を記録する動作について図5を参照して説明する。図5は、この履歴記録動作の一例を示すシーケンス図である。
火災受信機3の火災信号取得部31が火災感知器1から火災信号を取得すると(Sa1)、火災受信機3の作動情報送信部33は、設備情報データベースDB1を参照して、取得された火災信号に含まれるアドレスに対応する設備種別と設置場所とを特定し(Sa2)、これらの情報と発生イベントとを作動情報として支援サーバ6に通知する(Sa3)。
支援サーバ6の作動情報取得部61が、火災受信機3から通知された作動情報を取得すると、支援サーバ6の作動情報格納部62は、取得された作動情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部の作動情報データベースDB5に格納する(Sa4)。
別の例として、火災受信機3の作動信号取得部32が中継器4から作動信号を取得すると(Sa5)、火災受信機3の作動情報送信部33は、設備情報データベースDB1を参照して、取得された作動信号に含まれるアドレスに対応する設備種別と設置場所とを特定し(Sa6)、これらの情報と発生イベントとを作動情報として支援サーバ6に通知する(Sa7)。
支援サーバ6の作動情報取得部61が、火災受信機3から通知された作動情報を取得すると、支援サーバ6の作動情報格納部62は、取得された作動情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部の作動情報データベースDB5に格納する(Sa8)。
別の例として、支援サーバ6の発信機ID取得部63が携帯端末5から発信機IDと端末IDとを取得すると(Sa9)、支援サーバ6の隊員位置情報取得部64は、発信機情報データベースDB3を参照して、取得された発信機IDに対応する位置情報を取得する(Sa10)。隊員位置情報格納部65は、隊員情報データベースDB2を参照して、取得された端末IDに対応する氏名と担当フロア名と担当係名とを特定する(Sa11)。そして隊員位置情報格納部65は、これら特定した情報と取得された位置情報とを時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部の隊員位置情報データベースDB4に格納する(Sa12)。
<履歴表示動作>
携帯端末5が自衛消防隊員の位置情報と防災設備の作動情報の履歴を表示する動作について図6を参照して説明する。図6は、この履歴表示動作の一例を示すシーケンス図である。
携帯端末5の利用者が履歴情報を表示させるために所定のプログラムの実行を指示すると、携帯端末5の表示制御部54は在館履歴取得画面を表示部に表示させる(Sb1)。図7は、この在館履歴取得画面の一例を示す図である。在館履歴取得画面は、表示対象となる履歴情報を指定するための時刻指定情報を入力するための画面である。在館履歴取得画面は、開始日時と終了日時を入力するための入力フィールドF1及びF2を有する。利用者が開始日時と終了日時とを入力して取得ボタンB1を選択すると、携帯端末5の時刻指定情報送信部52は、入力された開始日時と終了日時とを示す時刻指定情報を支援サーバ6に送信する(Sb2)。
支援サーバ6の時刻指定情報取得部66が、携帯端末5から送信された時刻指定情報を取得すると、支援サーバ6の隊員位置情報抽出部67は、取得された時刻指定情報により示される期間に対応する複数の履歴情報を記憶部の隊員位置情報データベースDB4から抽出する(Sb3)。具体的には、指定された開始日時以後でありかつ終了日時以前の日時に格納された履歴情報を抽出する。支援サーバ6の作動情報抽出部68は、取得された時刻指定情報により示される期間に対応する複数の履歴情報を記憶部の作動情報データベースDB5から抽出する(Sb4)。具体的には、指定された開始日時以後でありかつ終了日時以前の日時に格納された履歴情報を抽出する。支援サーバ6の履歴情報送信部69は、隊員位置情報抽出部67と作動情報抽出部68とが抽出した履歴情報を携帯端末5に対して送信する(Sb5)。
携帯端末5の履歴情報取得部53が、支援サーバ6から送信された履歴情報を取得すると、携帯端末5の表示制御部54は、取得された履歴情報に基づいて在館履歴表示画面を表示部に表示させる(Sb6)。図8は、この在館履歴表示画面の一例を示す図である。在館履歴表示画面は、自衛消防隊員の位置情報と防災設備の作動情報の履歴を表示するための画面である。在館履歴表示画面は、取得された履歴情報を時系列に並べたリストLと、取得された履歴情報が示す位置又は作動状況を図示する立面図Cとを有する。リストLは同画面において縦方向に延びるように配置され、履歴情報は昇順に並べられる。リストLに列挙される履歴情報は具体的には自衛消防隊員の位置情報か又は防災設備の作動情報に関する履歴情報であり、これらの情報は混在する形で列挙される。リストLが表示部の表示領域に収まらない場合にはリストLの端にスクロールバーS1が表示される。立面図Cは建物を横から見た図であり、建物を構成する各フロアは昇順に並べられる。各フロアは複数の区画に分類され、履歴情報は、対応するフロア及び区画の領域に配置される。図8では作動情報の履歴情報として4階の領域に発報マークM1が配置されている。立面図Cが表示部の表示領域に収まらない場合には立面図Cの端にスクロールバーS2が表示される。立面図CはリストLの横に並べて配置される。
リストLに列挙される履歴情報はそれぞれ選択可能に表示され、いずれかの履歴情報が例えばカーソルを使って利用者により選択されると、立面図Cは、その選択された履歴情報の格納時刻における自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況とを図示する。すなわち立面図Cの図示内容はリストLにおける履歴情報の選択に連動して変化する。なおここで、選択された履歴情報の格納時刻における自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況とは、具体的には、当該格納時刻以前に格納された履歴情報であって直近の履歴情報が示す自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況のことである。
立面図Cの左端に配置されるフロア名ボタンB2はそれぞれ選択可能に表示され、いずれかのフロア名ボタンB2が利用者により選択されると、表示制御部54は、選択されたフロアの地図履歴表示画面を表示部に表示させる。図9は、この地図履歴表示画面の一例を示す図である。地図履歴表示画面は、選択されたフロアの平面図Pを有する。平面図Pは建物の水平断面を図示する。また平面図Pは、リストLにおいて選択されている履歴情報の格納時刻における自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況とを図示する。すなわち平面図Pの図示内容はリストLにおける履歴情報の選択に連動する。なおここで、選択された履歴情報の格納時刻における自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況とは、具体的には、当該格納時刻以前に格納された履歴情報であって直近の履歴情報が示す自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況のことである。図9に示す平面図Pでは位置情報の履歴情報として隊員マークM2が図示されている。また作動情報の履歴情報として発報マークM1と太線の防火戸マークM3とが図示されている。防火戸マークM3は太線で図示されることで作動済みであることを表している。平面図Pが表示部の表示領域に収まらない場合には平面図Pの端にスクロールバー(図示なし)が表示される。地図履歴表示画面は利用者が取消ボタンB3を選択すると上述の在館履歴表示画面に切り替わる。
以上説明した本実施形態によれば、携帯端末5の利用者は自衛消防隊員の位置情報や防災設備の作動情報の履歴を参照することができる。その結果、自衛消防隊員の活動を事後に分析して評価することができる。また、在館履歴表示画面ではリストLと立面図Cとが並べて配置され、立面図Cの図示内容はリストL上の選択に連動するため、自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況の経時的な変化が理解しやすい。また、地図履歴表示画面の平面図Pの図示内容もリストL上の選択に連動するため、その点でさらに自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況の経時的な変化が理解しやすい。
2.変形例
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
<変形例1>
上記の実施形態では携帯端末5の利用者が当該端末に履歴情報を表示させているが、携帯端末5に代えて火災受信機3、建物の防災センタに設けられ自火報設備100等の監視や操作を一括して行う総合操作盤又は支援サーバ6の利用者が各装置において履歴情報を表示させるようにしてもよい。すなわち火災受信機3、総合操作盤又は支援サーバ6が、携帯端末5が有する図2に示す各機能を有してもよい。
上記の実施形態では支援サーバ6に隊員位置情報データベースDB4と作動情報データベースDB5とを備えさせ、支援サーバ6に履歴情報を記憶させているが、支援サーバ6に代えて火災受信機3、総合操作盤又は携帯端末5にこれらのデータベースを備えさせて履歴情報を記憶させるようにしてもよい。すなわち火災受信機3、総合操作盤又は携帯端末5が、支援サーバ6が有する図2に示す各機能を有してもよい。
<変形例2>
上記の実施形態では自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況の両方の履歴が記録されているが、これらのうちの一方のみを記録するようにしてもよい。
<変形例3>
上記の実施形態では自衛消防隊員の位置が変化したときや防災設備の作動状況が変化したときにその履歴を記録するようにしているが、イベントの発生の有無によらず定期的に履歴を記録するようにしてもよい。
<変形例4>
上記の履歴表示動作において携帯端末5の利用者は、支援サーバ6に対して履歴情報を要求する際に、時刻以外にも隊員の氏名や隊員の係や防災設備の種別や建物内の場所等の条件を指定するようにしてもよい。
<変形例5>
上記の履歴表示動作では携帯端末5の利用者により指定された時刻に対応する履歴情報が支援サーバ6において抽出されているが、支援サーバ6において抽出される履歴情報は予め定められた時刻に対応する履歴情報であってもよい。例えば、最初の火災感知器1の発報から所定時間経過時までの期間に対応する履歴情報が支援サーバ6において自動的に抽出されてもよい。
<変形例6>
上記の実施形態では携帯端末5は自端末の位置情報としてビーコン発信機の発信機IDを支援サーバ6に送信しているが、当該発信機IDは携帯端末5の位置情報の一例である。別の例として、ビーコン発信機の発信機IDに代えて設置場所情報をビーコン発信機に定期的に送信させ、携帯端末5は、このビーコン発信機から送信される設置場所情報を自端末の位置情報として支援サーバ6に送信してもよい。また別の例として、携帯端末5は無線LANのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を受信して、その電波強度に基づいて自端末の測位を行い、測定した位置を支援サーバ6に通知するようにしてもよい。その際、携帯端末5はPDR(歩行者デッドレコニング)を併用してもよい。測位方式としてはIMES(Indoor Messaging System)を利用したものや音波信号を利用したもの等を採用してもよい。また別の例として、火災感知器1にBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した通信モジュールを備えさせ、火災感知器1が携帯端末5から受信した端末IDと自機のアドレスとを当該端末の位置情報として支援サーバ6に送信するようにして、火災感知器1の設置場所情報により携帯端末5の位置を特定するようにしてもよい。
<変形例7>
上記の実施形態では自衛消防隊員が携帯端末5を携帯しているが、自衛消防隊員は建物の在館者の一例である。自衛消防隊員ではない一般在館者や公設消防隊員が携帯端末5を携帯してもよい。
<変形例8>
上記の在館履歴表示画面ではリストLと立面図Cとが並べて配置されているが、リストLと立面図Cは別々の画面として表示されてもよい。別の例として、上記の地図履歴表示画面の平面図PはリストLと立面図Cとともに在館履歴表示画面内に配置されてもよい。また別の例として、上記の在館履歴表示画面において立面図Cに代えて平面図PがリストLの横に配置されてもよい。
<変形例9>
上記の在館履歴表示画面のリストLにおいて履歴情報は降順に並べられてもよい。立面図Cにおいて建物の各フロアは降順に並べられてもよい。リストLと立面図Cとは縦方向に並べて配置されてもよい。地図履歴表示画面は、表示対象のフロアを切り替えるためのプルダウンメニューを有してもよい。図9に例示する地図履歴表示画面の防火戸マークM3は、太線で図示することで作動済みであることを表しているが、マークの形状や色や表示方法(例えば点滅)により作動済みであることを表してもよい。
<変形例10>
上記の在館履歴表示画面のリストLではカーソルを使って履歴情報を選択することを想定しているが、履歴情報の選択方法はこれに限られない。例えば、リストLの長手方向中央に履歴情報選択用の枠を固定的に設け、スクロールバーS1を操作して履歴情報をスクロールして当該枠に収められた履歴情報を選択対象として特定するようにしてもよい。
<変形例11>
上記の地図履歴表示画面は、平面図Pが図示する履歴情報を指定するためのシークバーS3を有してもよい。図10は、シークバーS3を有する地図履歴表示画面の一例を示す図である。シークバーS3は、時間軸を示すバーS31と、バーS31上を移動するスライダS32とを有するグラフィカルユーザインタフェースである。シークバーS3は、スライダS32の位置により時刻を示している。シークバーS3の一端近傍には開始時刻が表示され、他端近傍には終了時刻が表示される。シークバーS3のスライダS32をバーS31に沿って移動させると、その移動量に応じて、平面図Pが図示している自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況とが経時的に変化する。
なお、シークバーS3のスライダS32の移動を自動化してもよい。すなわち平面図Pにおいて自衛消防隊員の位置と防災設備の作動状況の変化をアニメーション表示してもよい。別の例として、在館履歴表示画面がシークバーS3を有してもよい。その場合、在館履歴表示画面の立面図Cの図示内容はシークバーS3のスライダS32の移動量に応じて経時的に変化する。また別の例として、地図履歴表示画面と在館履歴表示画面とで1つのシークバーS3を共有してもよい。すなわち1つのシークバーS3のスライダS32の移動量に応じて平面図Pと立面図Cの図示内容が経時的に変化してもよい。
<変形例12>
上記の防火戸2は防災設備である防排煙設備の一例である。防火戸2はシャッタや垂れ壁や排煙機により代替されてもよい。火災感知器1は防災整備である自動火災報知設備の一例である。火災感知器1は発信機や地区音響装置により代替されてもよい。
1…火災感知器、2…防火戸、3…火災受信機、4…中継器、5…携帯端末、6…支援サーバ、7…通信回線、31…火災信号取得部、32…作動信号取得部、33…作動情報送信部、51…発信機ID送信部、52…時刻指定情報送信部、53…履歴情報取得部、54…表示制御部、61…作動情報取得部、62…作動情報格納部、63…発信機ID取得部、64…隊員位置情報取得部、65…隊員位置情報格納部、66…時刻指定情報取得部、67…隊員位置情報抽出部、68…作動情報抽出部、69…履歴情報送信部、100…自火報設備、200…情報処理システム、B1…取得ボタン、B2…フロア名ボタン、B3…取消ボタン、C…立面図、DB1…設備情報データベース、DB2…隊員情報データベース、DB3…発信機情報データベース、DB4…隊員位置情報データベース、DB5…作動情報データベース、F1、F2…入力フィールド、L…リスト、M1…発報マーク、M2…隊員マーク、M3…防火戸マーク、P…平面図、S1、S2…スクロールバー、S3…シークバー、S31…バー、S32…スライダ

Claims (3)

  1. 自衛消防隊員が携帯する携帯端末の位置情報を取得する隊員位置情報取得部と、
    前記取得された位置情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部に格納する隊員位置情報格納部と、
    定された期間に対応する携帯端末の位置情報を前記記憶部から抽出する隊員位置情報抽出部と、
    記抽出された携帯端末の位置情報を時系列に並べたリストと、前記抽出された携帯端末の位置情報のうち前記指定された期間内で指定された時刻に対応する携帯端末の位置情報が示す位置を図示する平面図又は立面図の少なくとも一方を並べて表示部に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 自衛消防隊員が携帯する携帯端末の位置情報を取得する隊員位置情報取得部と、
    前記取得された位置情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部に格納する隊員位置情報格納部と、
    携帯端末の位置情報を時系列に並べたリストと、携帯端末の位置情報が示す位置を図示する平面図又は立面図の少なくとも一方を並べて表示部に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  3. 自衛消防隊員が携帯する携帯端末の位置情報を取得する隊員位置情報取得部と、
    前記取得された位置情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部に格納する隊員位置情報格納部と、
    防災設備の作動状況を示す作動情報を取得する作動情報取得部と、
    前記取得された作動情報を時刻情報と対応付けて履歴情報として記憶部に格納する作動情報格納部と、
    作動情報を時系列に並べたリストを表示し、前記リストに表示される作動情報を選択すると該作動情報の格納時刻に対応する携帯端末の位置情報が示す位置を図示する平面図又は立面図の少なく一方を表示部に表示させる表示制御部と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
JP2016119803A 2016-06-16 2016-06-16 情報処理システム Active JP6310506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016119803A JP6310506B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016119803A JP6310506B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017224193A JP2017224193A (ja) 2017-12-21
JP6310506B2 true JP6310506B2 (ja) 2018-04-11

Family

ID=60688256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016119803A Active JP6310506B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6310506B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7304713B2 (ja) * 2019-02-28 2023-07-07 ニッタン株式会社 位置情報システムおよび携帯情報端末
JP7320963B2 (ja) * 2019-03-22 2023-08-04 ホーチキ株式会社 火災報知設備及び防災情報管理システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4712185B2 (ja) * 2000-12-11 2011-06-29 ホーチキ株式会社 防災情報報知システム、防災情報処理装置、情報端末装置、防災情報報知方法、および、記録媒体
JP2006277163A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Shimizu Corp ビル管理システム及びビル管理プログラム
JP2009282930A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Softbank Telecom Corp 位置情報監視システム及び方法
JP2010224893A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Yamatake Corp 監視装置、及び監視方法
JP6486611B2 (ja) * 2014-05-27 2019-03-20 能美防災株式会社 支援システム
JP5713249B1 (ja) * 2014-06-14 2015-05-07 株式会社ウィリルモバイル マーケティングシステム及びマーケティング方法
JP5873534B2 (ja) * 2014-07-18 2016-03-01 西日本電信電話株式会社 位置推定装置、位置推定方法及びコンピュータプログラム
JP6215813B2 (ja) * 2014-11-18 2017-10-18 能美防災株式会社 支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017224193A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9830806B2 (en) Systems enabling testing of fire control panels together with remote control and providing text-to-speech of event data
JP7434498B2 (ja) 防災システム
JP6576775B2 (ja) 支援システム
JP2017157061A (ja) 避難支援装置
JP6310506B2 (ja) 情報処理システム
JP6675248B2 (ja) 防災支援システム
JP6246402B1 (ja) 防災支援システム
JP6621682B2 (ja) 防災支援システム
JP7149746B2 (ja) 位置情報システム
JP7158940B2 (ja) 位置情報システム
JP6609415B2 (ja) 端末装置
JP2016207187A (ja) 端末装置
JP2023078451A (ja) 被災状況把握システム
JP2017091477A (ja) 支援システム
JP6518562B2 (ja) 支援システム
JP2022067378A (ja) 防災支援システムおよびプログラム
JP2016139219A (ja) 防災表示装置
JP7475833B2 (ja) 位置情報提供システム
JP7448315B2 (ja) 位置情報システム
JP7370139B2 (ja) 防災支援システム
JP7033910B2 (ja) 支援システム
JP6971211B2 (ja) 表示システム
JP2018085106A (ja) 支援システム
AU2016231491A1 (en) Systems enabling testing of fire control panels together with remote control and providing text-to-speech of event data
JP2022067379A (ja) 防災支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6310506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150